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発明の名称 ICカード、ソフトウェア配信装置、ICカードプログラム及びソフトウェア配信プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−16401(P2003−16401A)
公開日 平成15年1月17日(2003.1.17)
出願番号 特願2001−196262(P2001−196262)
出願日 平成13年6月28日(2001.6.28)
代理人 【識別番号】100092576
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 久男
【テーマコード(参考)】
2C005
5B035
5B058
5J104
【Fターム(参考)】
2C005 MA40 MB10 NA02 
5B035 BB09 BC02
5B058 CA01 YA06
5J104 AA16 EA04 EA22 NA02 NA35 NA37
発明者 牧野 智謙
要約 課題
内容以外でのコンテンツの差別化を図り、ユーザの利便性を向上させることが可能なセキュリティ性の高いICカード、ソフトウェア配信装置、ICカードプログラム及びソフトウェア配信プログラムを提供する。

解決手段
ストリーム系コンテンツ60の配信を受けるために、コンテンツ60を受信する受信端末20と通信を行うICカード10であって、コンテンツ60の配信を受けるための配信料金を受信装置20が受信したコンテンツ60の種類及び/又は部分に基づいて算出するCPU12を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 ソフトウェアの配信を受けるために、前記ソフトウェアを受信するソフトウェア受信装置と通信を行うICカードであって、前記ソフトウェアの配信を受けるための配信料金を前記ソフトウェア受信装置が受信した前記ソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいて算出する配信料金算出手段を備えること、を特徴とするICカード。
【請求項2】 請求項1に記載のICカードにおいて、現金を電子情報に変換した現金情報を記憶する現金情報記憶手段と、前記配信料金算出手段によって算出された配信料金を、前記現金情報記憶手段によって記憶されている現金情報を書き換えることによって、精算を行う精算手段とを備えること、を特徴とするICカード。
【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信したソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段を備えること、を特徴とするICカード。
【請求項4】 請求項3に記載のICカードにおいて、前記履歴情報記憶手段は、前記ソフトウェア受信装置が前記ソフトウェアを部分的に受信した場合に、その部分を識別する部分識別情報を含む履歴情報を記憶すること、を特徴とするICカード。
【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が前記ソフトウェアを受信した場合に、サービスポイントを算出するポイント算出手段と、前記ポイント換算手段によって算出されたサービスポイントを累積して記憶するポイント記憶手段とを備えること、を特徴とするICカード。
【請求項6】 請求項5に記載のICカードにおいて、前記ポイント算出手段は、前記ソフトウェア受信装置が受信したソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいてサービスポイントを算出すること、を特徴とするICカード。
【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する復号手段を備えること、を特徴とするICカード。
【請求項8】 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する鍵である復号化鍵を記憶する復号化鍵記憶手段を備えること、を特徴とするICカード。
【請求項9】 ICカードの所有者にソフトウェアを配信するソフトウェア配信装置であって、前記ソフトウェアを独自に暗号化する複数の暗号化手段と、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手段と、前記顧客判定手段が顧客であると判定した場合に、前記暗号化手段により暗号化された前記ソフトウェアを所有者識別情報の送信元に送信するソフトウェア送信手段とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信装置。
【請求項10】 ICカードの所有者にソフトウェアを配信するソフトウェア配信装置であって、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手段と、前記顧客判定手段が顧客であると判定した場合に、前記ソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報に、そのソフトウェアの配信を受けた場合に受けられるサービスの内容を識別する情報を結び付けたサービス情報を一覧として送信する一覧サービス情報送信手段とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信装置。
【請求項11】 ソフトウェアを受信するソフトウェア受信装置と通信を行うICカードに格納され、前記ソフトウェアの配信を受けるためにCPUを実行させるICカードプログラムであって、前記ソフトウェアの配信を受けるための配信料金を前記ソフトウェア受信装置が受信した前記ソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいて算出する配信料金算出手順を備えること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項12】 請求項11に記載のICカードプログラムにおいて、前記配信料金算出手順によって算出された配信料金を、現金を電子情報に変換した現金情報を書き換えることによって、精算を行う精算手順とを備えること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項13】 請求項11又は請求項12に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した前記ソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手順を備えること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項14】 請求項13に記載のICカードプログラムにおいて、前記履歴情報記憶手順は、前記ソフトウェア受信装置が前記ソフトウェアを部分的に受信した場合に、その部分を識別する部分識別情報を含む履歴情報を記憶すること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項15】 請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置がソフトウェアを受信した場合に、サービスポイントを算出するポイント算出手順と、前記ポイント換算手順において算出されたサービスポイントを累積して記憶するポイント記憶手順とを備えること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項16】 請求項15に記載のICカードプログラムにおいて、前記ポイント算出手順は、前記ソフトウェア受信装置が受信したソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいてサービスポイントを算出すること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項17】 請求項11から請求項16までのいずれか1項に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する復号手順を備えること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項18】 請求項11から請求項16までのいずれか1項に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する鍵である復号化鍵を前記ソフトウェア受信装置に提供する復号化鍵提供手順を備えること、を特徴とするICカードプログラム。
【請求項19】 ICカードの所有者にソフトウェアを配信するためにコンピュータを実行させるソフトウェア配信プログラムであって、前記ソフトウェアを独自に暗号化する複数の暗号化手順と、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手順と、前記顧客判定手順において顧客であると判定した場合に、前記暗号化手順で暗号化された前記ソフトウェアを所有者識別情報の送信元に送信するソフトウェア送信手順とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信プログラム。
【請求項20】 ICカードの所有者にソフトウェアを配信するためにコンピュータを実行させるソフトウェア配信プログラムであって、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手順と、前記顧客判定手順において顧客であると判定した場合に、前記ソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報に、そのソフトウェアの配信を受けた場合に受けられるサービスの内容を識別する情報を結び付けたサービス情報を一覧として送信する一覧サービス情報送信手順とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信プログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を利用した映像、音楽等、ソフトウェアの配信を管理するICカード、ソフトウェア配信装置、ICカードプログラム及びソフトウェア配信プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、映像、音楽、コンピュータプログラム等のソフトウェアであるストリーム系コンテンツの配信は、ユーザ宅に備えられた受信端末から、コンテンツを配信する配信事業者が有する多種のコンテンツを蓄積したコンテンツサーバと呼ばれるデータベースにアクセスして、コンテンツサーバからユーザの希望するコンテンツを配信していた。しかし、ユーザはコンテンツ単位で情報の提供を受けるため、やむを得ずコンテンツの途中で閲覧を中断した場合でも、その続きを他の機会に閲覧することは不可能であった。また、同一のコンテンツの提供を最初から受ける場合には、既に閲覧した内容に時間と料金がかかるという問題があった。また、途中でコンテンツの内容に興味をなくしても、ユーザは、コンテンツ単位の料金を支払わなくてはならないという問題があった。この問題を解決するためにビデオ・オン・デマンド・システム(特開平7−336318)がある。このビデオ・オン・デマンド・システムでは、配信されるコンテンツの経過時間をICカードに記憶して管理し、その経過時間のデータに基づいて、中断した番組の続きをユーザが閲覧できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したビデオ・オン・デマンド・システムでは、通信時間により一律に料金が課金される等、すべてのコンテンツを一律に扱っており、コンテンツの内容以外での差別化を図ることができず、ユーザの利便性に欠けるという問題があった。また、ユーザIDのみを認証することにより、コンテンツの提供を受けることができるため、他人のユーザIDを用いて、コンテンツの提供を受ける場合があり、セキュリティ性に欠けるという問題があった。
【0004】本発明の課題は、内容以外でのコンテンツの差別化を図り、ユーザの利便性を向上させることが可能なセキュリティ性の高いICカード、ソフトウェア配信装置、ICカードプログラム及びソフトウェア配信プログラムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、ソフトウェア(60)の配信を受けるために、前記ソフトウェアを受信するソフトウェア受信装置(20)と通信を行うICカードであって、前記ソフトウェアの配信を受けるための配信料金を前記ソフトウェア受信装置が受信した前記ソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいて算出する配信料金算出手段(12)を備えること、を特徴とするICカード(10)である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のICカードにおいて、現金を電子情報に変換した現金情報を記憶する現金情報記憶手段(15)と、前記配信料金算出手段によって算出された配信料金を、前記現金情報記憶手段によって記憶されている現金情報を書き換えることによって、精算を行う精算手段(12)とを備えること、を特徴とするICカード(10)である。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信したソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段(15)を備えること、を特徴とするICカード(10)である。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載のICカードにおいて、前記履歴情報記憶手段は、前記ソフトウェア受信装置が前記ソフトウェアを部分的に受信した場合に、その部分を識別する部分識別情報を含む履歴情報を記憶すること、を特徴とするICカード(10)である。
【0009】請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が前記ソフトウェアを受信した場合に、サービスポイントを算出するポイント算出手段(12)と、前記ポイント換算手段によって算出されたサービスポイントを累積して記憶するポイント記憶手段(15)とを備えること、を特徴とするICカード(10)である。
【0010】請求項6の発明は、請求項5に記載のICカードにおいて、前記ポイント算出手段は、前記ソフトウェア受信装置が受信したソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいてサービスポイントを算出すること、を特徴とするICカード(10)である。
【0011】請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する復号手段(12)を備えること、を特徴とするICカード(10)である。
【0012】請求項8の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICカードにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する鍵である復号化鍵を記憶する復号化鍵記憶手段(15)を備えること、を特徴とするICカード(10)である。
【0013】請求項9の発明は、ICカードの所有者にソフトウェア(60)を配信するソフトウェア配信装置であって、前記ソフトウェアを独自に暗号化する複数の暗号化手段(32)と、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手段(32)と、前記顧客判定手段が顧客であると判定した場合に、前記暗号化手段により暗号化された前記ソフトウェアを所有者識別情報の送信元に送信するソフトウェア送信手段(31)とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信装置(30)である。
【0014】請求項10の発明は、ICカードの所有者にソフトウェア(60)を配信するソフトウェア配信装置であって、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手段(32)と、前記顧客判定手段が顧客であると判定した場合に、前記ソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報に、そのソフトウェアの配信を受けた場合に受けられるサービスの内容を識別する情報を結び付けたサービス情報を一覧として送信する一覧サービス情報送信手段(31)とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信装置(30)である。
【0015】請求項11の発明は、ソフトウェア(60)を受信するソフトウェア受信装置(20)と通信を行うICカード(10)に格納され、前記ソフトウェアの配信を受けるためにCPU(12)を実行させるICカードプログラムであって、前記ソフトウェアの配信を受けるための配信料金を前記ソフトウェア受信装置が受信した前記ソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいて算出する配信料金算出手順(S108)を備えること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0016】請求項12の発明は、請求項11に記載のICカードプログラムにおいて、前記配信料金算出手順によって算出された配信料金を、現金を電子情報に変換した現金情報を書き換えることによって、精算を行う精算手順(S108)とを備えること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0017】請求項13の発明は、請求項11又は請求項12に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した前記ソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手順(S113)を備えること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0018】請求項14の発明は、請求項13に記載のICカードプログラムにおいて、前記履歴情報記憶手順は、前記ソフトウェア受信装置が前記ソフトウェアを部分的に受信した場合に、その部分を識別する部分識別情報を含む履歴情報を記憶すること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0019】請求項15の発明は、請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置がソフトウェアを受信した場合に、サービスポイントを算出するポイント算出手順(S109)と、前記ポイント換算手順において算出されたサービスポイントを累積して記憶するポイント記憶手順(S109)とを備えること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0020】請求項16の発明は、請求項15に記載のICカードプログラムにおいて、前記ポイント算出手順は、前記ソフトウェア受信装置が受信したソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいてサービスポイントを算出すること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0021】請求項17の発明は、請求項11から請求項16までのいずれか1項に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する復号手順(S107)を備えること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0022】請求項18の発明は、請求項11から請求項16までのいずれか1項に記載のICカードプログラムにおいて、前記ソフトウェア受信装置が受信した暗号化されたソフトウェアを復号化する鍵である復号化鍵を前記ソフトウェア受信装置に提供する復号化鍵提供手順(S107)を備えること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0023】請求項19の発明は、ICカードの所有者にソフトウェアを配信するためにコンピュータを実行させるソフトウェア配信プログラムであって、前記ソフトウェアを独自に暗号化する複数の暗号化手順と、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手順と、前記顧客判定手順において顧客であると判定した場合に、前記暗号化手順で暗号化された前記ソフトウェアを所有者識別情報の送信元に送信するソフトウェア送信手順とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信プログラムである。
【0024】請求項20の発明は、ICカードの所有者にソフトウェアを配信するためにコンピュータを実行させるソフトウェア配信プログラムであって、前記ICカードの所有者を識別する所有者識別情報を受信した場合に、その所有者が前記ソフトウェアの配信を受けることができる顧客であるか否かを判定する顧客判定手順と、前記顧客判定手順において顧客であると判定した場合に、前記ソフトウェアを識別するソフトウェア識別情報に、そのソフトウェアの配信を受けた場合に受けられるサービスの内容を識別する情報を結び付けたサービス情報を一覧として送信する一覧サービス情報送信手順とを備えること、を特徴とするソフトウェア配信プログラムである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(実施形態)図1は、本発明によるICカード及びソフトウェア配信装置の実施形態の概要を説明する図である。本実施形態は、複数のコンテンツ製作事業者3−1,…,3−2(以下、まとめて製作事業者3という。)が製作したストリーム系コンテンツを配信事業者2が総括し、ユーザ1へ配信するシステムである。
【0026】製作事業者3は、それぞれ独自の製作事業者アプリケーション50−1,50−2(以下、まとめて50とする。)(後述する図3参照)及びコンテンツ60−1,60−2(以下、まとめて60とする。)を配信事業者2に供給する。製作事業者3は、配信事業者2を介して独自の製作事業者アプリケーション50をユーザ1に提供することにより、それぞれ独自の閲覧サービスをユーザ1へ提供する。閲覧サービスとは、製作事業者3独自の課金アルゴリズムにより閲覧料金を精算、コンテンツ60を閲覧した時間を独自の換算アルゴリズムによりサービスポイントに換算する等、ユーザ1が製作事業者アプリケーション50を利用してコンテンツ60を閲覧することによって受けられるサービスである。
【0027】配信事業者2は、会員登録を行ったユーザ1に会員ICカード10を供給し、製作事業者アプリケーション50、コンテンツ60等を配信する。配信事業者2は、電子マネー16を用いてユーザ1から領収した閲覧料金を閲覧時間、課金方法等に基づき、製作事業者3に分配する。ユーザ1は、会員ICカード10を受信端末20に挿入することにより、コンテンツ60を閲覧する。ユーザ1は、会員ICカード10に格納されている電子マネー16を用いて、閲覧時間、課金アルゴリズム等に基づく閲覧料金を配信事業者2に支払う。ユーザ1は、製作事業者アプリケーション50を利用してコンテンツ60を閲覧することにより、ポイントを貯め、映画館、劇場等の入場料割引等、閲覧サービスを受けることができる。
【0028】図2は、本発明によるICカード及びソフトウェア配信装置の実施形態を示すブロック図である。このシステムは、会員ICカード10、受信端末20及び配信サーバ30等を備えている。配信サーバ30は、配信事業者2に設置、管理されている端末であり、I/Oインターフェイス31、CPU32、記憶部33等を備えている。配信サーバ30は、電話回線、光ケーブルその他の有線、又は、赤外線その他の無線の通信回線40を介して受信端末20に接続されている、このシステム全体を制御する端末である。
【0029】I/Oインターフェイス31は、通信回線40を介して、受信端末20と情報を送受信するための入出力回路である。CPU32は、この配信サーバ30を統括制御する中央処理装置であり、I/Oインターフェイス31及び記憶部33等が接続されている。CPU32は、I/Oインターフェイス31、通信回線40を介して、受信端末20と情報を送受信することにより、会員認証、送信するコンテンツ60の暗号化等、配信に伴う処理を実行する。
【0030】記憶部33は、会員データベース、製作事業者アプリケーションデータベース、コンテンツデータベース及び暗号鍵データベース等を備えている。会員データベースは、ユーザID、ユーザ名、送信宛先等、ユーザ1に関する情報であり、会員登録の際に入力される情報を格納している。製作事業者アプリケーションデータベースは、製作事業者3から供給された種々の製作事業者アプリケーション50をユーザ1に提供するために格納している。コンテンツデータベースは、コンテンツ60の見出し、内容等の情報を格納している。コンテンツ見出し情報は、コンテンツ60の再生時間、チャプター数等、コンテンツ60の構成に関する情報である。暗号鍵データベースは、受信端末20に配信するコンテンツ60を暗号化する種々の製作事業者暗号鍵、一種類の配信事業者暗号鍵等の暗号鍵を格納している。暗号鍵は、DES等の暗号アルゴリズムとともに用いられることにより、伝送データ等の暗号化、復号化、認証等を行う共通鍵である。製作事業者暗号鍵は、製作事業者3により供給される製作事業者アプリケーション50に格納されている暗号鍵と同一のものであり、製作事業者3独自の暗号鍵である。配信事業者暗号鍵は、すべての会員ICカード10に格納されているデフォルトアプリケーション51(後述する図3参照)に格納されている暗号鍵と同一のものである。
【0031】受信端末20は、I/Oインターフェイス21、CPU22、記憶部23、リーダライタ(以下、R/Wという。)24、ディスプレイ25等を備え、ユーザ1宅に設置されている。受信端末20は、会員ICカード10が挿入され、接続されている。
【0032】CPU22は、この受信端末20を統括制御する中央処理装置であり、I/Oインターフェイス21、記憶部23、R/W24及びディスプレイ25等が接続されている。CPU22は、I/Oインターフェイス21、通信回線40を介して、配信サーバ30から製作事業者アプリケーション50、コンテンツ60等を受信し、コンテンツ60をディスプレイ25に表示等するため、必要なコマンドをR/W24から会員ICカード10に送信し、その応答としてレスポンスを受信する。CPU22は、配信サーバ30からコンテンツ60を受信した場合には、暗号鍵を会員ICカード10から呼び出し、復号を行う復号手段である。
【0033】会員ICカード10は、I/Oインターフェイス11、CPU12、RAM13、ROM14及びEEPROM15等を備えている。会員ICカード10は、複数のアプリケーションが格納された、接触型のマルチアプリケーションICカードである。会員ICカード10は、ユーザ1がコンテンツ60を閲覧する場合に、ユーザ1宅に備えられた受信端末20に挿入され、接続される。
【0034】RAM13は、揮発性メモリであり、CPU12が処理を行う作業領域として使用される。ROM14は、不揮発性の読み出し専用メモリであって、会員ICカード10の用途によらず汎用的に使用できるプログラムであるオペレーティングシステム(以下、OSという。)等を格納している。OSは、会員ICカード10のハードウェア及びソフトウェアを有効に利用するために総合管理を行うプログラムである。EEPROM15は、随時書き換え可能なメモリであり、2種類の製作事業者アプリケーション(以下、第1、第2の製作事業者アプリケーションという。)50−1,50−2、デフォルトアプリケーション51、ユーザID、履歴情報、電子マネー16、ポイント情報等の情報を格納している。アプリケーションは、OSの管理下において、会員ICカード10の各種用途固有の処理を行うプログラムである。
【0035】図3に示すように、第1、第2の製作事業者アプリケーション50−1,50−2は、それぞれ第1、第2の製作事業者3−1,3−2が供給するコンテンツ60−1,60−2を閲覧する場合に用いられる。第1及び第2の製作事業者アプリケーション50−1,50−2は、会員登録申込時にユーザ1が複数のアプリケーション50から選択することによって会員ICカード10に格納される。また、ユーザ1は、配信サーバ30から受信端末20を介してダウンロードすることにより、製作事業者アプリケーション50−1,50−2を選択し、会員ICカード10に格納することも可能である。ユーザ1は、製作事業者アプリケーション50によって受けられる閲覧サービスの内容、よく閲覧するコンテンツ60を供給している製作事業者3は、どこか等を判断材料として、製作事業者アプリケーション50の選択を行う。
【0036】第1製作事業者アプリケーション50−1は、第1暗号鍵を格納している。この第1暗号鍵は、第1製作事業者3−1が提供するコンテンツ60−1を受信端末20が受信した場合に、会員ICカード10から読み出され、復号に使用される。第1アプリケーション50−1は、第1製作事業者3−1独自の課金アルゴリズムによって閲覧料金を計算し、電子マネー16によって精算する第1精算手段としてCPU12に処理を実行させる。また、第1製作事業者アプリケーション50−1は、第1製作事業者3−1独自のポイント換算アルゴリズムによって閲覧時間をサービスポイントに変換して積算し、ポイント情報を書き換える第1ポイント換算手段としてCPU12に処理を実行させる。第2アプリケーション50−2は、同様に、第2暗号鍵を格納し、第2精算手段及び第2ポイント換算手段としてCPU12に処理を実行させる。
【0037】図4(a)は、製作事業者アプリケーション50の課金アルゴリズムを説明する図である。ここに示すのは、一例であって、製作事業者3によってその設定は異なっている。図4(a)に示すように、料金設定は、A時間帯、B時間帯及びC時間帯によって異なっている。例えば、製作事業者3は、ユーザ1の興味を惹くため、コンテンツ60の最初の30分(A)は、割安の料金設定にしておき、クライマックス(C)の料金設定を割高にすることができる。ユーザ1が受信端末20によって、1本目のコンテンツ60を最後まで受信し(#1)、同一製作事業者3が提供する2本目のコンテンツ60を30分まで受信した(#2)場合には、A料金設定で60分(30分x2)、B料金設定で70分、C料金設定で20分として閲覧料金が算出され、電子マネー16から徴収される。
【0038】図3に示すように、デフォルトアプリケーション51は、デフォルト(初期設定)として、会員ICカード10がユーザ1に供給される時点で、予め格納されている。デフォルトアプリケーション51は、第1及び第2の製作事業者3−1,3−2以外の製作事業者が提供するコンテンツ60の復号に用いられる配信事業者暗号鍵を格納している。デフォルトアプリケーション51は、閲覧されたコンテンツ60の種類、製作事業者3等によらず、一定の課金アルゴリズムによって精算を行う共通精算手段としてCPU12に処理を実行させる。
【0039】ユーザIDは、配信事業者2が会員登録を行ったユーザ1を識別するために割り当てた符号である。履歴情報は、コンテンツ60の名称等、ユーザ1が既に閲覧したコンテンツ60を識別する情報である。履歴情報は、図4(b)に示すように、ユーザ1がコンテンツ60の途中で閲覧を中断した場合には、コンテンツ60を識別する情報に中断までの経過時間が結び付けられ、経過時間によって、閲覧済みの部分を識別する情報となる。電子マネー16は、通信回線40を利用した取引において現金と同様の意味をもつ、現金の残高を示す現金情報である。電子マネー16は、ユーザ1が配信事業者2に現金を支払うことにより、配信事業者2によって通信回線を介して補充される、いわゆるプリペイド方式の現金情報である。ポイント情報は、製作事業者3別のサービスポイントの累積量を示す情報であり、ユーザ1は、このサービスポイントにより、映画館、劇場等の入場料割引、キャッシュバック等の閲覧サービスを受けることができる。
【0040】CPU12は、この会員ICカード10を統括制御する中央処理装置であり、I/Oインターフェイス11及びRAM13、ROM14、EEPROM15等のメモリ等が接続されている。CPU12は、I/Oインターフェイス11を介して、受信端末20から命令を受け、ROM14又はEEPROM15に格納されたプログラムに基づいて、RAM13の作業領域を使用して処理を行う。処理結果は、レスポンスとして受信端末20に送信される。
【0041】図5は、本発明によるICカード及びソフトウェア配信装置の実施形態を示すフローチャートである。以下、受信端末20の処理を中心に説明する。受信端末20は、ユーザ1が会員ICカード10を挿入し、配信サーバ30にアクセスすることにより、処理を開始する(S100,S101)。
【0042】S102において、受信端末20は、会員ICカード10からユーザIDと、格納されている製作事業者アプリケーション50−1,50−2の識別情報を読み出し、配信サーバ30へ送信する。配信サーバ30は、受信したユーザIDを会員データベースで照会し、会員認証を行う。認証した場合には、閲覧可能なコンテンツ60の識別情報に閲覧サービスの内容を結び付けた情報の一覧を受信端末20へ送信する。
【0043】S103において、ユーザ1は、閲覧するコンテンツ60の選択を行う。受信端末20は、受信した一覧情報をディスプレイ25に表示する。ユーザ1は、表示された種々のコンテンツ60の中から、コンテンツ60の内容、閲覧サービスの内容を判断材料として、閲覧を希望するコンテンツ60を選択する。入力されたコンテンツ60の選択情報は、配信サーバ30へ送信される。配信サーバ30は、この選択情報及びS102において受信した製作事業者アプリケーション50の識別情報を照合し、選択されたコンテンツ60を提供する製作事業者3の製作事業者アプリケーション50が会員ICカード10に格納されているか否かを判定する。格納されている場合には、選択されたコンテンツ60及びその見出し情報を製作事業者暗号鍵で暗号化し、格納されていない場合には、配信事業者暗号鍵で暗号化し、受信端末20へ送信する。配信サーバ30は、コンテンツ60をいくつかに分割し、受信端末20とタイミングを計りながら、チャプター単位で送信を行う。
【0044】S104において、受信端末20は、暗号鍵で暗号化された見出し情報を受信し、対応する暗号鍵を会員ICカード10から読み出すことにより、コンテンツ60の認証を行う。受信端末20は、コンテンツ60が製作事業者暗号鍵によって暗号化されている場合には、製作事業者暗号鍵を会員ICカード10から読み出し、配信事業者暗号鍵によって暗号化されている場合には、配信事業者暗号鍵を読み出す。
【0045】S106において、受信端末20は、暗号化されたチャプターを受信する。受信端末20は、このチャプターをS104で読み出した暗号鍵を用いて復号する(S107)。会員ICカード10の精算手段は、S106で受信したチャプターについて、対応する製作事業者アプリケーション50の課金アルゴリズムに基づいて閲覧料金を計算し、電子マネー16から徴収する(S108)。ポイント換算手段は、この製作事業者アプリケーション50に格納されているポイント換算アルゴリズムに基づいて、閲覧時間をサービスポイントに変換し、ポイント情報を書き換える(S109)。S108において、受信端末20は、S106で受信したチャプターの内容をディスプレイ25に表示し、ユーザ1は、コンテンツ60を閲覧する。ユーザ1がコンテンツ60の途中で閲覧を中断した場合には(S111)、受信端末20は、閲覧時間を閲覧したコンテンツ60の識別情報に結び付けた履歴情報を会員ICカード10のEEPROM15に書き込み(S113)、処理を終了する(S114)。
【0046】受信端末20は、最終のチャプターまで同様の処理を繰り返し(S106からS112まで)、最終チャプターの表示が終了した場合には、コンテンツ60の識別情報を履歴情報としてEEPROM15に書き込み(S113)、処理を終了する(S114)。
【0047】このように、本実施形態によれば、ユーザ1は、チャプター単位で料金を支払うため、無駄な閲覧料金の支払いを省くことができ、ユーザ1の利便性を向上させることが可能となった。また、会員ICカード10は、履歴情報を格納しているため、ユーザ1は、途中でやむを得ず閲覧を中断した場合でも、コンテンツ60の中断箇所から配信を受けることが可能であり、配信事業者2は、履歴情報を元に製作事業者3に閲覧明細を提供する等、履歴情報を活用することが可能となった。。更に、ユーザ1は、製作事業者3が提供する様々な閲覧サービスを選択し、受けることができるため、一層の利便性を高めることが可能となった。一方、製作事業者3は、独自の課金アルゴリズム等、独自の閲覧サービスによって、自己の製作したコンテンツ60の閲覧を推奨し、他の製作事業者3のコンテンツ60との差別化を図り、ユーザ1の囲い込みを図ることが可能となった。更にまた、会員ICカード10は、ディスプレイ25にコンテンツ60を表示する前に、電子マネー16で閲覧料金の精算を行うため(S108、S110、図5参照)、配信事業者2及び製作事業者3は、閲覧料金を容易に精算することができると同時に、閲覧料金の回収もれを防止することが可能となった。
【0048】(変形形態)以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、本実施形態において、会員ICカード10は、接触型のICカードであるが、非接触型又は接触/非接触兼用型のICカードでもよい。
【0049】会員ICカード10は、第1及び第2の製作事業者アプリケーション50−1,50−2を格納しているが、3以上の製作事業者アプリケーション50を格納していてもよい。
【0050】受信端末20が会員ICカード10の暗号鍵を用いて、暗号化されたコンテンツ60の復号を行っているが、会員ICカード10のCPU12が高速の処理能力を有する場合には、CPU12は、アプリケーション50の指示により復号手段として、コンテンツ60の復号を行ってもよい。また、EEPROM15の容量が大きい場合には、配信サーバ30によって暗号化されて送信されたコンテンツ60をEEPROM15等の書き換え可能なメモリに格納して、復号を行ってもよい。
【0051】製作事業者アプリケーション50は、製作事業者3独自の課金アルゴリズムを格納しているが、1の製作事業者アプリケーション50は、2以上の独自の課金アルゴリズムを格納していてもよい。コンテンツ60の見出し情報に課金アルゴリズムを選択するための情報を含むことによって、コンテンツ60ごとにより細かく閲覧料金の設定をすることが可能である。例えば、新作のコンテンツ60では、割高の料金設定とすることが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、ソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいて配信料金を算出するため、無駄な料金の支払いを省くことができるとともに、ソフトウェアの差別化を図り、ユーザの利便性を向上させることが可能となった。また、同様にソフトウェアの種類及び/又は部分に基づいてサービスポイントを算出し、この算出されたサービスポイントを累積して記憶するようにしたので、ソフトウェアの差別化を図り、一層ユーザの利便性を向上させることが可能となった。更に、履歴情報を記憶するようにしたので、例えば、ユーザが途中でやむを得ずソフトウェアの閲覧を中断した場合に、中断箇所から配信を受ける等、履歴情報を活用することが可能となった。更にまた、現金情報を記憶して配信料金を精算するようにしたので、ユーザの利便性を向上するとともに、配信料金を確実に徴収することが可能となった。




 

 


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