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発明の名称 近接トランザクションを制御する方法およびシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−124943(P2003−124943A)
公開日 平成15年4月25日(2003.4.25)
出願番号 特願2002−220930(P2002−220930)
出願日 平成14年7月30日(2002.7.30)
代理人 【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5K012
5K033
5K067
【Fターム(参考)】
5K012 AB05 AB18 AC12 BA04 
5K033 DA17
5K067 AA30 BB21 BB32 CC10 DD04 DD17 DD51 EE12 HH24 HH32
発明者 ロバート・ジョン・キャッスル / ジョン・デリク・ウォータース
要約 課題
短距離通信装置を使用して近接トランザクションを制御する改良された方法及びシステムを提供する。

解決手段
第1の通信装置(P1)がRF/ID読取装置(5)を備え、第2の通信装置(M1)がRF/IDタグ(6)を備えている。RF/IDタグ(6)には、第2の通信装置(M1)と同じ識別子情報が含まれている。第2の通信装置(M1)は、第1の通信装置(P1)の読取装置(5)の到達範囲内に配置されている。第2の通信装置(M1)のトランシーバ(1)は、トランザクション要求と通信装置(M1)の識別子情報を第1の通信装置(P1)に送信する。第1の通信装置(P1)の読取装置(5)は、第2の通信装置(M1)のタグに呼びかけ、第1の通信装置(P1)の読取装置(5)がすでに受信した識別子情報と同じ識別子情報を第2の通信装置(M1)のタグから受信した時点でトランザクションを完了する。
特許請求の範囲
【請求項1】 第1の通信装置と第2の通信装置間の近接トランザクションを制御する方法であって、各通信装置が短距離トランシーバを備えており、第1の通信装置がID読取装置を備えており、第2の通信装置がIDタグを備えており、さらにこのIDタグに第2の通信装置と同じ識別子情報が含まれており、a)第2の通信装置のトランシーバを使用してトランザクション要求と第2の通信装置の識別子情報を第1の通信装置に送信するステップと、b)第1の通信装置の読取装置を使用して第2の通信装置のタグに呼びかけるステップと、c)第1の通信装置の読取装置がステップa)で受信した識別子情報と同じ識別子情報を第2の通信装置のタグから受信した時点でトランザクションを完了するステップと、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】 d)第2の通信装置を第1の通信装置の読取装置の到達範囲内に配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】 ステップa)の前にステップd)を実行することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】 ID読取装置がRF/ID読取装置であり、IDタグがRF/IDタグであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】 トランザクション要求が印刷要求であり、第1の通信装置がプリンタであり、さらに第2の通信装置が移動体通信装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】 近接トランザクションを制御するシステムであって、第1の通信装置と第2の通信装置が含まれており、各通信装置が短距離トランシーバを備えており、第1の通信装置がID読取装置を備えており、さらに第2の通信装置が第2の通信装置と同じ識別子情報を含むIDタグを備えていることと、システムがトランザクション要求とこの装置の識別子情報の両方を第2の通信装置から第1の通信装置に送信し、次に読取装置が第2の通信装置のタグに呼びかけ、受信済みの識別子情報と同じ識別子情報をそのタグから受信した時点でトランザクションを完了することを特徴とするシステム。
【請求項7】 ID読取装置がRF/ID読取装置であり、IDタグがRF/IDタグであることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】 第1の通信装置がプリンタであり、第2の通信装置が移動体通信装置であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のシステム。
【請求項9】 移動体通信装置がPDAであることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
【請求項10】 各トランシーバがブルートゥーストランシーバであることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のシステム。
【請求項11】 第1の通信装置の読取装置の到達距離が15〜30cmの間にあることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1つに記載のシステム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短距離通信装置を使用した近接トランザクション(proximity transaction)を制御するための方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】手持ち式の携帯用装置や移動体装置(携帯電話、個人用携帯情報端末(PDA)、ラップトップ・コンピュータなど)は、多くの場合、短距離の高速無線ネットワーク・インターフェイスを備えている。このようなインターフェイスの1つに2.45GHzで動作する短距離無線技術であるブルートゥース(Bluetooth)インターフェイスがある。もう1つの短距離無線技術として、無線ネットワーク技術IEEE802.11も知られている。
【0003】この種の装置を使用して近接する他の装置とのトランザクションを実行する場合、装置からの無線送信の到達距離によって、送信を受信するように意図された装置とは別の装置が送信を受信し、誤ってこの装置上で動作することがしばしばある。例えば、ユーザーがPDAの短距離無線ネットワーク・インターフェイスを使用して特定のプリンタに印刷処理の実行を指示しようとする。このような場合、無線ネットワーク・インターフェイスの到達距離によって、印刷処理をするように要求されたプリンタ以外のプリンタ、例えば同じオフィス内や通路の向こう(down the corridor)にある他のプリンタも印刷要求の送信を受信することがある。この場合は、ユーザーが新たなプリンタ識別処理を実行する必要があり、そのようなプリンタが複数ある場合は識別が困難である。
【0004】この問題を解決するには、指向性赤外線リンクを使用する方法、あるいは印刷指示を送信するPDA(又は他の移動体装置)上のメニュー・システムを利用する方法が知られている。前者の場合は指向性赤外線を使用することで受信装置を指定する際の曖昧性が軽減され、後者の場合はメニュー・システムを使用して受信可能な装置のリストから特定の受信装置を正確に特定できる。しかし、移動体装置を必要な受信装置に明確に向ける、ユーザー・インターフェイスの指示に従って1つ又は複数の選択リストから選ぶなど、いずれのソリューションにもユーザーが意識的に指定する必要があるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、短距離通信装置を使用して近接トランザクションを制御する改良された方法及びシステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、バーコード技術に類似の無線周波数識別(RF/ID)技術を利用する。いずれの技術も各対象物に付属する専用の読取装置とタグ又はカードを使用する。異なるのは、RF/ID技術では低出力無線波又は信号を使用するので、タグを備える対象物が見えていなくても、対象物に接触しなくてもデータを収集できる点である。
【0007】基本的なRF/IDシステムには、3つの構成要素、すなわちアンテナ又はコイル、デコーダ付きのトランシーバ、特殊な情報が電気的にプログラムされたトランスポンダとも呼ばれるRF/IDタグがある。トランシーバは、アンテナを使用して無線信号を放出し、到達範囲内にある任意のRF/IDタグをアクティブ化する。トランシーバによって、このタグからのデータの読み出し、又はタグへのデータの書き込み、あるいはその両方を実行できる。アンテナはタグとトランシーバとのリンクであり、無線波と電気信号との変換を行う。トランシーバはシステムのデータの取得と通信を制御する。多くの場合、アンテナはトランシーバ及びデコーダと共にパッケージ化され、読取装置の1つとして知られるインテロゲータ(interrogator 呼びかけ装置)となっている。
【0008】読取装置は、装置の出力と使用する無線周波数によって、長さ30mまで又はそれを超える任意の有効到達距離の無線波を放出できる。RF/IDタグがこの有効到達領域を通過すると、タグがRFアクティブ化信号を検出し、結果的にこのタグがデータを送信する。読取装置はこのデータを受信してデコードし、それをホスト・コンピュータに渡して処理する。
【0009】本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置間の近接トランザクションを制御する方法を提供する。各通信装置は短距離トランシーバを備えており、第1の通信装置がID読取装置を、第2の通信装置がIDタグを備えている。このIDタグには、第2の通信装置と同じ識別子情報(identifier information)が含まれる。本方法は、以下のステップからなる。
a)第2の通信装置のトランシーバを使用してトランザクション要求と第2の通信装置の識別子情報を第1の通信装置に送信するステップ、b)第1の通信装置の読取装置を使用して第2の通信装置のタグに呼びかけるステップ、c)第1の通信装置の読取装置が第2の通信装置のタグからステップa)で受信した識別子情報と同じ識別子情報を受信した時点でトランザクションを完了するステップ。
【0010】更に、本方法には次のステップが含まれるのが好ましい。
d)第2の通信装置を第1の通信装置の読取装置の到達範囲内に配置するステップ。
【0011】ステップd)はステップa)の前に実行するのが有利である。
【0012】1つの好ましい実施態様では、ID読取装置がRF/ID読取装置であり、IDタグがRF/IDタグである。また、トランザクション要求が印刷要求であり、第1の通信装置がプリンタ、第2の通信装置が移動体通信装置であるのが好ましい。
【0013】本発明では、近接トランザクションを制御するシステムも提供する。本システムには第1の通信装置と第2の通信装置が含まれており、それぞれ短距離トランシーバを備えている。第1の通信装置がID読取装置を、第2の通信装置は第2の通信装置と同じ識別子情報を含むIDタグを備えている。本システムでは、第2の通信装置がトランザクション要求とこの装置の識別子情報の両方を第1の通信装置に送信し、次に読取装置が第2の通信装置のタグに呼びかけ、受信済みの識別子情報に一致する識別子情報をそのタグから受信した時点でトランザクションを完了する。
【0014】1つの好ましい実施態様では、ID読取装置がRF/ID読取装置であり、IDタグがRF/IDタグである。
【0015】第1の通信装置はプリンタであり、第2の通信装置はPDAや携帯電話のような移動体通信装置であるのが好ましい。
【0016】各トランシーバは、ブルートゥーストランシーバであるのが有利である。第1の通信装置の読取装置は、到達距離が15〜30cmであるのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】ここで、例として図面を参照しながら本発明について更に詳しく説明する。
【0018】図1を参照すると、ブルートゥーストランシーバ1を備えたPDA M1などの移動体装置の1つが、4つのプリンタ、P1、P2、P3、P4の近傍に示されている。トランシーバ1はアンテナ2を介して短距離信号を送信及び受信する。プリンタP1〜P4は、それぞれブルートゥーストランシーバ3とそれに伴うアンテナ4も備えている。プリンタP1〜P4は、RF/ID読取装置5を備えている。この読取装置の到達距離(例えば15〜30cm)を破線5aで示す。PDA M1のブルートゥーストランシーバの到達距離(例えば10メートル)を破線1aで示す。PDA M1は、(任意のネットワーク・ノードと同様に)自身を他の装置から識別する一意のアドレス(又は他の識別子)を持っている。PDA M1はRF/IDタグ6を備えており、このタグにはPDAを識別するためのアドレスと同じアドレスが含まれる。
【0019】便宜上、装置M1のユーザーがプリンタP1に印刷ジョブを送信しようとしていると仮定する。このとき、ユーザーはPDA M1のタグ6がプリンタ1の読取装置5の到達範囲に入るようにプリンタP1の前に立つ。ここで、PDA M1のトランシーバ1から印刷コマンドが送信される。この印刷コマンドは、このPDAのRF/IDタグ6のアドレスを伴う。この印刷コマンドはトランシーバ1の到達範囲内にある3台のプリンタP1〜P3に届くが、プリンタP1のみがこの印刷コマンドを受け取る。これは、プリンタP1〜P3はそれぞれの読取装置5を使用して印刷コマンドを受け取るとRF/IDタグ6を検出しようとするが、プリンタP1の読取装置5のみの到達範囲内にRF/IDタグ6があるためである。従って、印刷コマンドで送信されたアドレスと同じ正しいアドレスをもったRF/IDタグ(つまりPDA M1のタグ6)をプリンタP1のみが検出できるので、プリンタP1のみが印刷コマンドを実行する。
【0020】PDA M1が印刷コマンドを送信した時、プリンタP4はトランシーバ1の到達範囲外なので問題ないことにも注目する。しかし、2台のプリンタP2とP3はトランシーバ1の到達範囲内にあるので、印刷コマンドを実行できる可能性がある。図にはブルートゥーストランシーバ11、アンテナ12、RF/IDタグ16を備える第2のPDA M2も示されている。PDA M2のタグ16はプリンタP2の読取装置5の到達範囲内にあるが、M2のタグはこのプリンタがPDA M1から受信した印刷コマンドのアドレスとは一致しないので、プリンタP2は反応しない。
【0021】装置M1のトランシーバ1から印刷コマンドを送信する時点では、M1のタグ6がプリンタ1の読取装置5の到達範囲内に入るまで装置M1を近付ける必要はない。従って、例えばユーザーは装置M1を携帯してプリンタP1に近付くときに、タグ6が読取装置5の到達範囲内に入る前でも印刷コマンドを送信できる。この場合は、タグが読取装置の到達範囲内に入った時点で、初めてプリンタP1の読取装置5が装置M1のタグ6を検出する。タグが読取装置の到達範囲に入る前にトランシーバから送信されたのと同じ識別子情報を読取装置5がタグから受信した時点で本近接制御方法は完了する。
【0022】以上に説明した近接トランザクション制御方法は、プリンタの制御以外のトランザクションを実行するように変形できることは言うまでもない。例えば本方法は、携帯電話やPDA間で情報(アドレス帳の情報など)の転送を制御するようにも変更できる。この場合も、1つの装置(情報を受信するように意図された)のRF/ID読取装置だけが情報を送信した装置のRF/IDタグを検出し、送信する装置の短距離トランシーバの到達範囲内にある他の同類の装置は情報を受信しない。
【0023】以上に説明した方法の変形が可能であることは言うまでもない。特に、RF/IDの到達距離は様々な環境に適応できる。従って、2台の移動体装置間で情報を交換する例では、RF/ID読取装置の到達距離は1〜2m程度でもよい。




 

 


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