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発明の名称 ケーブル保護シールド・アセンブリおよび保護シールド・システムの組立方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−108266(P2003−108266A)
公開日 平成15年4月11日(2003.4.11)
出願番号 特願2002−220929(P2002−220929)
出願日 平成14年7月30日(2002.7.30)
代理人 【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5E321
【Fターム(参考)】
5E321 GG05 GG09 
発明者 ブランドン・アーロン・ルーベンシュタイン / ユージーン・アーサー・ミクシュ
要約 課題
本発明は、コンピュータ・システムに取り付けてコンピュータ・ケーブルの位置を管理するためのケーブル保護シールド・アセンブリを提供することである。

解決手段
上面14と下面15とを有し、導電性材料からなるベース・プレート11と、上面18と下面19を有し、前記ベース・プレート11から離間され、かつ前記ベース・プレート11と実質的に位置合わせされたカバー・プレート12と、前記ベース・プレート11と前記カバー・プレート12を相互接続するために、前記ケーブルを引き回し、かつ前記ケーブルを前記ベース・プレート11の近くに配置するための経路25を確定する手段と、を含むアセンブリ。
特許請求の範囲
【請求項1】 シャーシ内に引き回されたケーブルを管理し遮蔽し、前記シャーシから出る電磁波を軽減するためのアセンブリであって、上面と下面とを有し、導電性材料からなるベース・プレートと、上面と下面を有し、前記ベース・プレートから離間されかつ前記ベース・プレートと実質的に位置合わせされたカバー・プレートと、前記ベース・プレートと前記カバー・プレートを相互接続するために、前記ケーブルを引き回しかつ前記ケーブルを前記ベース・プレートの近くに配置するための経路を確定する手段と、を含むアセンブリ。
【請求項2】 前記ベース・プレートと前記カバー・プレートを相互接続する前記手段が、前記ベース・プレートの上面から延びる少なくとも1つのスペーサと、前記ベース・プレートとカバー・プレートが相互接続されたときに前記ベース・プレートの前記スペーサと同じ位置で前記カバー・プレートを貫通する少なくとも1つの穴とを含む請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】 前記少なくとも1つのスペーサが、穴を含み、前記ベース・プレートと前記カバー・プレートを相互接続する手段が、さらに、前記カバー・プレートの少なくとも1つの穴に差し込まれ、前記ベース・プレートの少なくとも1つのスペーサ内に受けて、前記カバー・プレートをベース・プレートに取り外し可能に固定するように構成された少なくとも1つのコネクタを含む請求項2に記載のアセンブリ。
【請求項4】 前記ベース・プレートが、前記シャーシの底面である請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項5】 前記カバー・プレートが、さらに、前記カバー・プレートの上面の周縁から延在してケーブル・コネクタへのアクセスを容易にする少なくとも1つのポートを含む請求項2に記載のアセンブリ。
【請求項6】 前記少なくとも1つのポートは、前記カバー・プレートが前記ベース・プレートに取り付けられたときにケーブル・コネクタが前記ベース・プレートと前記カバー・プレートの間で移動するのを防ぐように十分に小さいサイズのものである請求項6に記載のアセンブリ。
【請求項7】 引き回されたケーブルをシャーシから出る電磁波から遮蔽し、かつフィルタリングするためのアセンブリであって、前記ケーブルが、絶縁体で囲まれた配線を有し、上面と下面を有し、導電性材料からなり、電気的にアースされたベース・プレートと、上面と下面を有し、前記ケーブルが間に引き回されるように前記ベース・プレートから離間され、かつ実質的に位置合わせされたカバー・プレートと、前記ベース・プレートを、前記ケーブルを前記ベース・プレートの近くに固定するカバー・プレートを相互接続し、前記ケーブルの前記配線と前記ベース・プレートを容量的に結合し、それにより前記配線に重ねられた電磁波をアースする手段と、を含むアセンブリ。
【請求項8】 前記カバー・プレートが、前記ケーブルを電磁波から遮蔽する絶縁材料からなる請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項9】 前記カバー・プレートが、導電性材料からなり、かつ電気的にアースされており、前記カバー・プレートと前記ベース・プレートの間に絶縁体が取り付けられており、それにより前記アセンブリが、前記ケーブルの前記配線と容量的に結合されている請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項10】 保護シールド・システムを組み立てる方法であって、上面と下面を有し、電気的にアースされた金属ベース・プレートを形成する段階と、上面と下面を有するカバー・プレートを形成する段階と、前記ケーブルが前記ベース・プレートの近くに配置されるように前記ベース・プレートの前記上面に1つまたは複数のケーブルを位置決めする段階と、前記ケーブルが前記ベース・プレートの近くに配置されるように前記ベース・プレートと前記ケーブルの上に前記カバー・プレートを配置する段階と、静電結合によってシャーシ内にある前記電磁波を軽減する段階と、を含む方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、コンピュータの表面を覆うための装置に関し、より詳しくは、コンピュータ・シャーシ内に延在しているコンピュータ・ケーブルを管理し保護し同時にシステムの内部にありかつ意図された信号にノイズ信号が重なったときに導かれる電磁波を軽減するための装置、ケーブル保護シールド・アセンブリおよび保護シールド・システムの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なコンピュータ・システムは、周辺装置を含む独立した構成要素間で命令およびデータを伝えるように設計された一連のケーブルを有する。そのようなケーブルは、中央処理装置(CPU)およびマザーボードなどのそれに関連する回路と、制御する装置との接続を容易にする。さらに、ケーブルは、単一のコンピュータまたはコンピュータ端末を、サーバなどの他のコンピュータに接続するために使用される。
【0003】多数のケーブルの位置の管理は、一般に、ケーブルをコンピュータ・フレームの近くに位置決めするケーブル・クリップ、ナイロン・ケーブル・タイ、またはテープによって行われる。ケーブル・クリップを使用すると、いくつかのケーブルを一緒に束ねて、ケーブルをコンピュータ・フレームに沿って編成しやすくできることがある。しかしながら、そのような装置には多くの欠点がある。第1に、ケーブルを束ねると、修理のために特定のケーブルを探して操作するのが困難になる。第2に、ケーブル・クリップ、ケーブル・タイまたはテープを使用すると、一群の乱雑なケーブルがフレームに沿って内部に延在するので、システムを未完成の外観にすることがある。さらに、そのような装置は、露出しているためにケーブルの破損を完全には防ぐことができず、コンピュータ・システムの構成要素に対して理想的な位置にケーブルを正確に位置決めすることができないことがある。
【0004】ケーブルを整理するために導管が使用されてきたが、導管を使用すると、ケーブルを収容するためにコンピュータ・システムの周囲に必要なスペースが増え、またケーブルの位置決めが事前に定義された経路に限定される。また、修理の前に導管を取り外して特定のケーブルを探さなければならないので、ケーブルにアクセスしにくくなる。
【0005】特に、コンピュータ・サーバの用途において、シャーシ内の電磁波を制御する場合にさらに他の問題が発生する。連邦通信委員会(Federal Communication Commission)は、製品から出る電磁波放射の量を厳密に規制している。外部装置と通信したり外部装置に電力を供給したりするケーブルは、電磁適合性(EMC)筐体を貫通しかつ/または電磁波をシャーシ内の発生源から導きその電磁エネルギーをシャーシ外に放射することによりEMC閉込め機能を損なう。既知の1つの解決策は、フィルタ付きのコネクタを使用することである。フィルタ付きのコネクタは、高周波電磁波をEMC筐体に分流し、意図した電子信号が邪魔されることなく通過できるようにする電子回路を含む。しかしながら、そのようなコネクタは、高価であり、コネクタを必要としない用途でもEMC筐体のすべての割れ目に必要とされる。
【0006】もう1つの既知の解決策は、円筒状に形成されたフェライト・ビーズにケーブルを通すことを含む。フェライト・ビーズは、ケーブルに所望の直流電流の影響を与えることなく高周波交流電流のインダクタンスを導入する。フェライトの導管は、高価でスペースをとり、フェライト・ビーズの物理的サイズは、組み立ての際にシャーシ内のケーブルの引き回しを困難にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、コンピュータ・システム・フレームの近くのコンピュータ・ケーブルを効率的かつ便利に管理し同時にシステムの内部にあり、かつ意図された信号がノイズ信号と重なったときに導かれる電磁波を軽減するための装置が必要である。そのようなアセンブリは、そのような電磁波をシャーシの内部で制御して実質的にシャーシから出ないようにしなければならず、さらに製品の性能を高めるはたらきをする。そのような装置は、コネクタが、構成要素の近くにあり、かつ取り外してケーブルにアクセスし易いようにケーブルの位置をほぼ制限することによって、コンピュータ・システムの所望の構成要素に固定し易くなければならない。もう1つの特徴として、装置は、さまざまなサイズのケーブル用に構成されていなければならず、ケーブルの位置をコンピュータ・システムの構成要素に対して調整するためにある程度の自由な動きを認めなければならない。さらに、この装置は、ケーブルを破損させたりケーブルと絡まったりする可能性のある他の物体の邪魔にならないところに配置され、かつその物体から保護されるようにしなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の目的は、コンピュータ・システムに取り付けてコンピュータ・ケーブルの位置を管理するためのケーブル保護シールド・アセンブリを提供することである。本発明のもう1つの目的は、一連のコンピュータ・ケーブルを収容するためにスタンドオフ距離または間隔を提供し、かつケーブルを所望の場所に位置決めしガイドする手段を提供するように構成されたスペーサを備えたアセンブリを提供することである。本発明のさらに他の目的は、シールド・アセンブリの確実な配置とケーブルにアクセスするためのカバー・プレートの取り外しとを容易にする留め具を提供することである。本発明のもう1つの目的は、一連のケーブルからの電磁波を軽減しノイズをフィルタリングするケーブル・アセンブリを提供することである。本発明のさらにもう1つの目的は、外観が整然としておりかつ損傷を受ける可能性のある物体にケーブルが接触しないように保護するアセンブリを提供することである。
【0009】本発明のケーブル保護シールド・アセンブリは、コンピュータ・システムのケーブルの位置を管理し、かつシャーシ内の電磁波の制御を実現することによって、そのような目的を達成する。このアセンブリは、ベース・プレート部分と、実質的にベース・プレートと位置合わせされベース・プレートとスタンドオフ距離で平行に位置決めされたカバー・プレートと、カバー・プレートをベース・プレートに結合する留め具とを含む。
【0010】ベース・プレートの周囲は、コンピュータ・システムに取り付けるように構成される。1つの実施形態において、ベース・プレート面と平行でほぼ平らな面を呈するベース・プレートの上側面にいくつかのスペーサが形成される。そのようなスペーサは、カバー・プレートをベース・プレート上の所望の距離に支持するのを容易にするためにさまざまな位置に配置され、留め具を受けるように適合される。スペーサのもう1つの機能は、2次元平面におけるコンピュータ・ケーブルの動きをベース・プレートの上面に沿った特定の経路に制限することである。
【0011】カバー・プレートは、ベース・プレートに重なってコンピュータ・ケーブルがベース・プレートとカバー・プレートの間の場所に確実に制限されるようにサイズと構成が決められる。したがって、カバー・プレートは、ベース・プレートから垂直方向のケーブルの動きを制限する。カバー・プレートが適切に位置決めされたときに、ベース・プレートのスペーサと位置合わせされるように指定された特定の位置にあるいくつかの穴がカバー・プレートを貫通する。カバー・プレートは、また、1つまたは複数のポートを備える。このポートは、さまざまなコンピュータ・システム構成要素に接続するケーブル・コネクタを露出させる場所の役割を果たす。さらに、このポートは、ケーブル・コネクタがカバー・プレートの下で摺動するのを防いでケーブル・コネクタの動きを制限する。
【0012】カバー・プレートの穴からベース・プレートのスペーサに差し込んで両方のプレートを接続するための対応する数の留め具が設けられる。この留め具は、また、カバー・プレートがスペーサに対して所望のスタンドオフ距離に支持されるようにする。留め具は、ベース・プレートとカバー・プレートの間に配置されたケーブルにアクセスするために、必要に応じて脱着が容易な種類のものであることが理想である。
【0013】本発明は、典型的なコンピュータ・システムに取り付け易く、かつコンピュータ・ケーブルを所望の場所に管理しやくするケーブル保護シールド・アセンブリを提供する。このアセンブリ内で、ケーブルは、スペーサ間である程度の自由な動きが認められ、それによりケーブルを正確に位置決めする必要がない。シールド・アセンブリは、さらに、電磁波を一連のケーブルのアースに導くことによってシャーシの電磁波の制御を実現する。さらに、カバー・プレートの開口部は、コンピュータ・フレームのまわりの所望の場所におけるケーブル・コネクタへの便利なアクセスを可能にする。
【0014】本発明の他の利点および構成要素は、本明細書の一部を構成し、本発明のさまざまな目的と特徴を示すために本発明の例示的な実施形態を示す添付図面と関連して行われる以下の説明から明らかになるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のケーブル保護シールドを示すコンピュータ・システム・フレームの斜視図、図2は、本発明の取り付けられたベース・プレートとコンピュータ・ケーブルの構成を示す側面パネルを外した状態のコンピュータ・システム・フレームの斜視図、図3は、本発明のベース・プレートとカバー・プレートの分解図、図4は、コンピュータ・ケーブルの経路を定義するベース・プレートとカバー・プレートの接続を示す線4−4に沿って切断した本発明の断面図、図5は、ベース・プレートのスペーサ、カバー・プレートの穴、および留め具の位置合わせを示す本発明の分解拡大図、図6は、留め具によってカバー・プレートに結合されたベース・プレートのクローズアップを示す線6−6に沿って切断した断面図である。本発明による保護シールド・アセンブリは、全体が10で示される。図3と図4に示したように、アセンブリ10は、ベース・プレート11と、カバー・プレート12と、コンピュータ・ケーブル50の通過を可能にするスタンドオフ距離でベース・プレート11をカバー・プレート12に結合するための留め具13とを含む。アセンブリ10は、コンピュータ・ケーブルをコンピュータ・ハウジングの近くに位置決めするための安定し構成された機構を提供し、システム内部にあり、かつ/または意図された信号とノイズ信号が重なったときに導かれる電磁波を軽減する。
【0016】ベース・プレート11は、一般に、上面14と下面15を有する長方形の平面部材である。ベース・プレート11は、留め具などの当該技術分野において既知の任意の手段によってコンピュータ・フレーム100に接続され、コンピュータ・フレーム100のアースに電気的にアースされる。ベース・プレート11とフレーム100との接続は、ベース・プレート上面14に配置されたコンピュータ・ケーブル50をできだけ邪魔しないように、ベース・プレート11の周囲に沿ってまたは周囲の近くにあることが好ましい。代替として、コンピュータ・シャーシの底面が、本発明のベース・プレートとしてはたらくことができる。
【0017】ベース・プレート11には、ベース・プレート11とカバー・プレート12の間にスタンドオフ距離Dを提供するために、ベース・プレート上面14全体のさまざまな位置に配置された複数のスペーサ16が形成されている。スペーサ16は、一般に、スペーサ16上に配置されたカバー・プレート12が、ベース・プレート11と実質的に平行に合うように均一の高さのものである。さらに、スペーサ16は、ブロック、円筒、半球、他の既知の形など、カバー・プレート12のための隆起したプラットフォーム支持体を提供する任意の構成のものでよい。スペーサ16は、ベース・プレート上面14と平行な平らな端面27を有し、少なくとも部分的に貫通する穴17を有する逆円錐形の突起であることが好ましい。代替の実施形態において、スペーサ16は、スペーサ16の周辺部に雌型部材を締りばめで受ける雄型コネクタ部材である。ベース・プレート11は、さらに後で考察するように、電磁波の軽減を実現する金属から作成されることが好ましい。代替として、電磁波軽減が重要な問題でない場合は、プラスチックなどの材料を使用してベース・プレート11を形成することができる。より具体的には、理想的な材料は、スペーサ16をベース・プレート上面14に容易に押し込むことができるものになる。
【0018】カバー・プレート12は、ベース・プレート11の構成と類似の構成であり、ベース・プレート11と実質的に同一の広がりをもつほぼ長方形の平らな部材で構成される。カバー・プレート12は、上面18と下面19を有し、ベース・プレート11と結合してコンピュータ・フレーム100に接続された均一なアセンブリを構成するように設計されている。カバー・プレート12に使用される材料は、金属とプラスチックを含むベース・プレート11と類似のものである。材料は、コンピュータ・ハウジング100上に本発明を組み立てたときにカバー・プレート12とベース・プレート11の間に配置されたコンピュータ・ケーブル50を容易に見ることができるように透明なプラスチックであることが好ましい。
【0019】カバー・プレート12をベース・プレート11の近くのスタンドオフ距離に適切に配置しやすいように、カバー・プレート12に複数の穴20が形成される。穴20は、カバー・プレート12を貫通し、ベース・プレート11のスペーサ穴17と位置が合うように配置される。カバー・プレート12をベース・プレート11にスペーサ16によって提供される距離で結合するために、カバー・プレート穴20からスペーサ穴17に差し込む留め具13を備えることができる。カバー・プレート12とベース・プレート11の間に配置されたコンピュータ・ケーブル50にアクセスしやすいように、リベット型の留め具を使用してカバー・プレート12とベース・プレート11を取り外し可能に固定することが好ましい。留め具13は、金属で作成してもよいが、本発明の製造と組立てを容易にするためにプラスチックで形成することが好ましい。
【0020】カバー・プレート穴20を使用する代替の機構として、カバー・プレート下面19に、下面19から突出し、ベース・プレート11の雄型コネクタ部材と締まりばめで位置合わせされ、その上を摺動するように構成された複数の雌型コネクタ部材を備えることができる。これは、カバー・プレート12とベース・プレート11を取り外し可能に固定するためのもう1つの実施形態を提供する。この逆の構成で、カバー・プレート下面19に、下面19から延在し、ベース・プレート11の雌型コネクタ部材と締まりばめで位置合わせされ、その中を摺動するように構成された複数の雄型コネクタ部材を備えることができる。
【0021】また、カバー・プレート12は、上面18に、ケーブル・コネクタ51が中を延在する開口部を確定するいくつかのポート21が形成されている。ポート21は、カバー・プレート上面18から上方に延在する2つの平行な離間した壁22と、立ち上がった壁22の間に延在する上蓋23とからなる。図示したように、ポートは、カバー・プレート上面18から次第に上方に延びるように構成されている。開口部21は、追加のコンピュータ・フレーム100またはシャーシがカバー・プレート12上に配置されたときにコンピュータ・ケーブル50およびコネクタ51に容易にアクセスできるようにするために、カバー・プレート12の周縁24の近くに配置されることが好ましい。理想的には、各ケーブル・コネクタ51ごとに1つのポート21が設けられる。この構成は、接続する他の装置までケーブル・コネクタ51を延ばすために、必要に応じて保護アセンブリ10内のコンピュータ・ケーブル50の自由な動きを可能にするので、理想的である。同時に、ポート21は、コネクタが容易にアクセスできないベース・プレート11とカバー・プレート12の間でケーブル・コネクタ51が滑るのを制限するようにサイズが決められる。したがって、ポート21は、ケーブル・コネクタ51がコンピュータ・フレーム内でアクセスできる位置を所望の場所だけに制限する。
【0022】アセンブリ10は、コンピュータ・ケーブル50を配置することができる一連の経路25を確定する。ベース・プレート11のスペーサ16とそれに対応するカバー・プレート12の穴20は、コンピュータ・シャーシまたはハウジング100に沿ってケーブル50を調整することができるガイド構造を提供するように位置決めされる。理想的には、経路25は、ユーザがケーブル・コネクタ51の位置を調整するときにケーブルがある程度の動きの自由度すなわちクリアランスを有するように十分に広く、かつケーブル50がベース・プレート11全体を横切って摺動したり他のケーブル50と絡まったりすることがないような十分な狭さである。
【0023】さらに、スペーサ16は、必要以上の力を加えることなくケーブル・コネクタ51とケーブル50を調整できるようにするクリアランスを作成するために、ベース・プレート11上面14から十分な高さになるように構成される。
【0024】アセンブリ10は、シャーシ内に存在する電磁波の軽減を実現する。アセンブリ10は、システムの必要性により、さまざまなレベルの電磁波の軽減を実現するように構成することができる。1つの構成において、ベース・プレート11は、金属からなり、EMC筐体に電気的にアースされる。カバー・プレート12は、プラスチックからなる。この構成において、引き回したケーブルと金属ベース・プレートは、容量的に結合される。具体的には、ケーブル50内の配線とベース・プレート11の金属が導体としてはたらき、ケーブル50の絶縁体が不導体としてはたらく。シャーシ内の電磁エネルギーが配線に重なった高周波ノイズは、ベース・プレート11に送られ、次にアースに導かれる。低周波の意図された信号は、ケーブル配線に沿って所望の端点まで進む。この構成では、ケーブル配線をベース・プレート11の近くに固定して導電配線とベース・プレート11との離間距離を最小にすることによって電磁波の軽減が最大になる。
【0025】電磁波の軽減の必要性がさらに大きい場合は、本発明のアセンブリ10によってさらに高度な制御が可能である。また、カバー・プレート12は、金属からなり、EMC筐体に電気的にアースすることができる。これにより、引き回されたケーブル50内の導体と導電性ベース・プレート11とカバー・プレート12が共用する面積が事実上2倍になり、それにより事実上の容量結合が2倍になる。
【0026】本発明のカバー・プレート12は、液体、腐食剤、鋭利な物体、重い物体など、物体に損傷を与える可能性のある物体がケーブル50と直接接触しないように、コンピュータ・ケーブル50の上に保護シールドの追加の利点を提供する。さらに、カバー・プレート11とベース・プレート12の間に形成された経路25とポート21の組合せが、ケーブル50とケーブル・コネクタ51を他の物体とぶつからない場所まで導き、それによりケーブル50が絡まずあるいは他の物体とぶつからない。
【0027】動作において、ベース・プレート11は、スペーサ16が上面14に沿った所望の位置にあるように形成される。ベース・プレート11は、コンピュータ・フレーム100に固定されてシャーシ・プレートが形成される。代替として、スペーサ16は、コンピュータ・システム・フレームのベース上に直接形成される。次に、一連のコンピュータ・ケーブル50が、プレート上面14上を、上面14のひとつの位置からベース・プレート11のケーブル・コネクタ51が配置された周縁位置26まで延在する経路25内のスペーサ16の間に配置される。次に、穴20が形成されたカバー・プレート12が、ベース・プレート11とコンピュータ・ケーブルの上に配置され、その結果、穴20がスペーサ16と位置合わせされ、カバー・プレート開口部21がケーブル・コネクタ51と重なる。カバー・プレート12をベース・プレート11に固定するために、カバー・プレート穴20からスペーサ穴17に留め具13が差し込まれる。ケーブル・コネクタ51は、ポート21から露出したままであり、他のコンピュータ構成要素または装置に容易に接続することができる。さらに、使用可能なケーブル50の長さ次第で、ケーブル・コネクタ51をアセンブリからさらに引き出して、本発明のアセンブリ10から遠くに配置された装置と接続することができる。
【0028】以上説明した応用例の他に、この発明は、また、単にコンピュータ・ケーブル50の他にケーブルを確実に位置決めする手段を提供する。例えば、2つのプレートの間で電力ケーブルや他のタイプの配線またはケーブルを整然かつ安全に延ばすことができ、ケーブルをさまざまな他の装置と接続するためにスタンドオフ距離による自由な動きが実現される。
【0029】以上の情報から、ケーブル保護シールド・アセンブリ10が、コンピュータ・フレームの近くのコンピュータ・ケーブル50を管理するために、安全で、審美的で、整然とし、組み立て易く、保守の容易な解決策を提供することが明らかになったはずである。アセンブリ10は、さらに、中に引き回したケーブル配線50に有効な電磁エネルギーの遮蔽とフィルタを提供する。また、本発明は、ケーブル50の位置を決めるための迅速な組み立てと、必要に応じてユーザがケーブル50を調整または変更できるようにする迅速な分解を容易にする。
【0030】本発明は、ケーブルを通すためのスタンドオフ距離を作るスペーサが設けられている限り、相対するベース・プレート11とカバー・プレート12上に配置された雄型コネクタと雌型コネクタによる摩擦ばめなど、ベース・プレート11とカバー・プレート12を結合するさまざまな構造を備えることができる。カバー・プレート12からスペーサが下方に延びるようにベース・プレート11とカバー・プレート12の間の留め構造を逆にすることを、本発明は十分に意図している。さらに、本発明は、カバー・プレート12がベース・プレート11に縦に重なってその結果プレートがコンピュータ・フレーム100上に水平に取り付けられる構成に限定されず、プレートが互いにスタンドオフ距離で横に離されたプレート11、12の垂直の取り付けも含む。さらに、本明細書において本発明のいくつかの形態を示し説明したが、本発明は、説明し示した特定の形態または部品の配置に限定されるべきではない。
【0031】以上本発明の各実施例について説明したが、実施例の理解を容易にするために、実施例ごとの要約を以下に列挙する。
[ 1 ] シャーシ内に引き回されたケーブルを管理し遮蔽し、前記シャーシから出る電磁波を軽減するためのアセンブリ10であって、上面14と下面15とを有し、導電性材料からなるベース・プレート11と、上面18と下面19を有し、前記ベース・プレート11から離間されかつ前記ベース・プレート11と実質的に位置合わせされたカバー・プレート12と、前記ベース・プレート11と前記カバー・プレート12を相互接続するために、前記ケーブルを引き回し、かつ前記ケーブルを前記ベース・プレート11の近くに配置するための経路25を定義する手段と、を含むアセンブリ10。
[ 2 ] 前記ベース・プレート11と前記カバー・プレート12を相互接続する前記手段が、前記ベース・プレート11の上面14から延びる少なくとも1つのスペーサ16と、前記ベース・プレート11とカバー・プレート12が相互接続されたときに前記ベース・プレート11の前記スペーサ16と同じ位置で前記カバー・プレート12を貫通する少なくとも1つの穴20とを含む[ 1 ]に記載のアセンブリ。
[ 3 ] 前記少なくとも1つのスペーサ16が、穴20を含み、前記ベース・プレート11と前記カバー・プレート12を相互接続する手段が、さらに、前記カバー・プレート12の少なくとも1つの穴20に差し込まれ、前記ベース・プレート11の少なくとも1つのスペーサ16内に受けて、前記カバー・プレート12をベース・プレート11に取り外し可能に固定するように構成された少なくとも1つのコネクタ13を含む[ 2 ]に記載のアセンブリ。
[ 4 ] 前記ベース・プレート11が、前記シャーシの底面である[ 1 ]に記載のアセンブリ。
[ 5 ] 前記カバー・プレート12が、さらに、前記カバー・プレート12の上面18の周縁24から延在してケーブル・コネクタへのアクセスを容易にする少なくとも1つのポート21を含む[ 1 ]に記載のアセンブリ10。
[ 6 ] 前記少なくとも1つのポート21は、前記カバー・プレート12が前記ベース・プレート11に取り付けられたときにケーブル・コネクタが前記ベース・プレート11と前記カバー・プレート12の間で移動するのを防ぐように十分に小さいサイズのものである[ 6 ]に記載のアセンブリ10。
[ 7 ] 引き回されたケーブルをシャーシから出る電磁波から遮蔽し、かつフィルタリングするためのアセンブリ10であって、前記ケーブルが、絶縁体で囲まれた配線を有し、上面14と下面15を有し、導電性材料からなり、電気的にアースされたベース・プレート11と、上面18と下面19を有し、前記ケーブルが間に引き回されるように前記ベース・プレート11から離間され、かつ実質的に位置合わせされたカバー・プレート12と、前記ベース・プレート11を、前記ケーブルを前記ベース・プレート11の近くに固定するカバー・プレートを相互接続し、前記ケーブルの前記配線と前記ベース・プレートを容量的に結合し、それにより前記配線に重ねられた電磁波をアースする手段と、を含むアセンブリ。
[ 8 ] 前記カバー・プレート12が、前記ケーブルを電磁波から遮蔽する絶縁材料からなる[ 7 ]に記載のアセンブリ。
[ 9 ] 前記カバー・プレート12が、導電性材料からなり、かつ電気的にアースされており、前記カバー・プレート12と前記ベース・プレート11の間に絶縁体が取り付けられており、それにより前記アセンブリが、前記ケーブルの前記配線と容量的に結合されている[ 7 ]に記載のアセンブリ。
[ 10 ] 保護シールド・システム10を組み立てる方法であって、上面14と下面15を有し、電気的にアースされた金属ベース・プレート11を形成する段階と、上面18と下面19を有するカバー・プレート12を形成する段階と、前記ケーブルが前記ベース・プレートの近くに配置されるように前記ベース・プレート11の前記上面14に1つまたは複数のケーブルを位置決めする段階と、前記ケーブルが前記ベース・プレート11の近くに配置されるように前記ベース・プレート11と前記ケーブルの上に前記カバー・プレート12を配置する段階と、静電結合によってシャーシ内にある前記電磁波を軽減する段階と、を含む方法。




 

 


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