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発明の名称 物理的な場所とそのウェブ表現との間の仮想的なリンクの生成
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−36268(P2003−36268A)
公開日 平成15年2月7日(2003.2.7)
出願番号 特願2002−109146(P2002−109146)
出願日 平成14年4月11日(2002.4.11)
代理人 【識別番号】100063897
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 馨 (外3名)
【テーマコード(参考)】
2F029
5B075
5H180
【Fターム(参考)】
2F029 AA07 AB13 AC02 AC03 AC09 AC13 AC17 
5B075 KK33 KK37 ND20 ND36 PP10
5H180 AA01 AA21 BB02 BB04 BB05 BB15 BB20 EE10 FF05 FF12 FF13
発明者 サリル・プラドハン / ジェフェリー・エイ・モーガン / マーク・ティー・スミス
要約 課題
三次元(3D)での物理的な場所又は物理的なエンティティとそれに関連するウェフ゛表現との間の仮想的な連結を提供して容易かつ迅速で便利なウェフ゛ナヒ゛ケ゛ーションを可能にすること。

解決手段
物理的な場所の位置テ゛ータ及び場所に関連付けされたウェフ゛ヘ゜ーシ゛ウェフ゛アト゛レスを含む電子ファイルを生成する仮想リンク生成手段を含むウェフ゛ナヒ゛ケ゛ーションシステム。仮想リンクサーハ゛システムは、電子ファイルを受信し、電子ファイルを通信ネットワーを介して前記場所の近くに位置する任意のリモート受信システに送信できる。受信システムは、サーハ゛システムと通信し、外部のインターネットアクセスし、前記場所の近くに位置した際にサーハ゛システムから電子ファイルを受信可能であり、これにより前記場所で物理的なオフ゛シ゛ェクトを使用してウェフ゛アト゛レスホストせずにウェフ゛ヘ゜ーシ゛ウェフ゛アト゛レスが仮想的に公表される。かかる仮想的なリンクを生成するシステムもまた開示する。更に、前記場所に関連付けされたウェフ゛ヘ゜ーシ゛ウェフ゛アト゛レスを仮想的に公表するシステムも開示する。
特許請求の範囲
【請求項1】物理的な場所(45)とそのウェブページ(46)との間にリンクを形成するシステム(40)であって、前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブページ(46)のウェブアドレスのユーザ入力を受信するユーザインタフェイス(64)と、該ユーザインタフェイス(64)に結合され、前記位置データ及び前記ウェブアドレスを含む電子ファイルを作成することにより前記リンクを形成して、前記物理的な場所(45)の近くに位置する受信システム(70)が、前記電子ファイルを受信して、ブラウジングを伴うことなく前記ウェブページ(46)にアクセスできるようにする、関連付けモジュール(62)とを含み、前記リンクが、仮想的なリンクであり、前記物理的な場所(45)に物理的に配置されないものである、システム(40)。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット及びワールドワイドウェブ(WWW)に関し、特に、三次元での(3D)物理的な場所(physical location)(又は物理的なエンティティ)とそのウェブ表現との間の仮想的なリンクを生成するウェブナビゲーションであって、物理的なオブジェクトを使用して物理的な場所でリンクをホストする必要のない、高速で便利なウェブナビゲーションを提供することに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、我々が存在する世界は、人、場所、物(又はオブジェクト)といった物理的なエンティティにより形成される物理的な世界である。例えば、書店は場所である。観光名所、美術館、展示場、会議室、又は家庭も同様である。書店にある書籍、美術館における絵画は物である。同様に、各家庭のTVは物である。バス停は場所と称することができる。
【0003】インターネットの急速な発達及びウェブ(すなわちWWW)の普及により、独自のウェブページを有する物理的なエンティティ(例えば、レストラン、ホテル、観光地)が増加している。このような物理的なエンティティの表現形式は、通常、非物理的又は仮想表現と呼ばれる。この場合、各物理的なエンティティは、1つ又は2つ以上のウェブページを有することができる。更に、各ウェブページもまた、1つ又は2つ以上の物理的なエンティティを表すことができる。これらのウェブページは、その個々の物理的なエンティティを記述し又は図解するために、テキスト、音声、ビデオ、及び/又はイメージを使用する。ウェブページはまた、その物理的なエンティティに関する各種サービス(例えば電子商取引)を提供することができる。単に物理的なエンティティのウェブページに行くだけで、その物理的なエンティティに関する情報を入手することができ、又はその物理的なエンティティとの商取引(すなわちオンライン取引又は電子商取引)を行うことができる。これらのウェブページは、物理的な世界の仮想世界又はサイバースペースを形成している。このようなウェブ表現は、物理的なエンティティを、一層有用で便利でアクセス可能なものとする。例えば、特定のバス停に、その特定のバス停における各種バスの発着時刻表を物理的に貼る代わりに、バス停にその独自のウェブページを持たせ、該ウェブページに全ての発着時刻を列挙すれば、該ウェブページのウェブアドレスを知っている限り顧客は何時何処でもその情報にアクセスすることができるようになる。該ウェブページはまたリアルタイムで自動的に更新されるため、バス会社の従業員が掲載時刻集の変更を物理的に貼る必要がない。これは、低コストかつ高効率で精確な情報を人々に提供するものとなる。更なる例として、レストラン又はホテルは、その提供物及び価格を公開したウェブページを持つことができる。レストランの場合にはオンライン予約及び/又は持ち帰り用注文さえも可能である。ホテルの場合にはオンライン予約が可能である。ウェブページはまた、質問を求めるための簡単な電子メールアクセスを提供することができる。
【0004】しかし、実世界における物理的なエンティティはそのウェブベースの表現を有することができるが、それら2つは密に結びついてはいない。これは、それら2つの世界を橋渡しする手段が存在しないことを意味している。換言すれば、この従来技術の構成は、物理的なエンティティに関心を示す人々をそのウェブ表現へとリンクする手段を提供しないものである。人々は、物理的なエンティティの正しいウェブページを見つけるためには、そのウェブページのウェブアドレスを記憶するか、又はウェブを検索しブラウズすることにより当該ウェブページを見つけなければならない。これは、ユーザがこれらのウェブページにアクセスする際の難点であり不便である。かかる不便さは、ウェブが成長して無数のウェブサイト及び/又はウェブページを含むようになったため、ますます顕著になってきている。
【0005】この問題は、モバイルデバイスによりウェブにアクセスできる人が増えたことによっても増幅される。周知のように、高機能の携帯デバイス又はモバイルデバイスの利用可能性が増大し、ワイヤレスネットワーキングオプションの仕様態勢が整うことにより、ウェブに常時接続する人が増加している。何処にいても、人々は、自身のモバイルブラウザによりいつでも仮想世界にアクセスできる。
【0006】上記課題を解決するための解消法が従来提案されてきた。従来の解消法の1つを図1に示す。図1において明らかなように、物理的なエンティティ11はそのウェブページ12を有している。ウェブアドレス、すなわちURL(Universal ResourceLocator)ビーコン14が、物理的なエンティティ11に物理的に隣接して配置される。該ビーコン14は、物理的なエンティティ11のウェブページ12のウェブアドレスを記憶している。該ビーコン14はまた、ウェブページ12のウェブアドレスを送信又は放送し、これにより、ビーコン受信装置(例えばクライアントシステム20)を有するあらゆるユーザは、該ユーザが物理的なエンティティ11の近くにいる際に物理的なエンティティ11のウェブページ12のウェブアドレスを受信することができる。したがって、ビーコン14は、物理的なエンティティ11とそのウェブ表現(すなわちウェブページ12)との間のリンクを提供し、ウェブの簡単かつ迅速なナビゲーションを実現することができる。
【0007】しかし、このような従来の構成にはなお欠点がある。該欠点の1つは、URLビーコンが、物理的なエンティティ又は物理的な場所に物理的に隣接して配置しなければならない物理的な物であることである。物理的なエンティティのウェブアドレスが変更された場合には、URLビーコンがネットワークを介して接続されていない限り、該ビーコンをその場で(on the site)更新しなければならない。該設置されたビーコンには、オンサイトメンテナンスもまた必要となる。例えば、ビーコンが損傷又は破損した場合には、人を現地に送ってビーコンを修理し又は交換しなければならない。ビーコンの電源がバッテリにより供給される場合には、該バッテリを定期的に交換しなければならない。
【0008】更に、物理的なビーコンは、送信範囲が極めて限られているのが一般的である。ビーコン受信器を有するユーザは、格納されたウェブアドレスのビーコン送信を受信するには、ほぼ物理的なエンティティの場所に位置していなければならない。ユーザは、物理的なエンティティの近傍にはいるが該物理的なエンティティの場所に位置していない場合には、一般にビーコン送信を受信できないことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の特徴の1つは、三次元(3D)での物理的な場所又は物理的なエンティティとそれに関連するウェブ表現との間の仮想的な連結を提供して、容易かつ迅速で便利なウェブナビゲーションを可能にすることである。
【0010】本発明の別の特徴は、最低限の物理的な手間で仮想世界(例えばWWW)を3Dの物理世界にリンクすることである。
【0011】本発明の更なる特徴は、連結の物理的な制約を全く考慮する必要なくウェブページを3Dの物理的なエンティティ又は物理的な場所にリンクすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下、物理的な場所とそのウェブページの間にリンクを形成する仮想ビーコン生成システムを説明する。本システムは、物理的な場所の位置データ及びウェブページのウェブアドレスのユーザ入力を受信するユーザインタフェイスを含む。次いで該ユーザインタフェイスに関連付けモジュール(association module)が結合され、位置データ及びウェブアドレスを含む電子ファイルを作成することによりリンクを形成し、物理的な場所の近くにいる受信システムの所持者は、該電子ファイルを受信し、ブラウズせずにウェブページにアクセスすることができる。これにより、該リンクは、物理的な場所に物理的に存在しない仮想的なリンクとなる。
【0013】物理的な場所において、該物理的な場所と関連付けされたウェブページのウェブアドレスを仮想的に公表する(post)システムについても説明する。本システムは、物理的な場所の位置データ及びウェブアドレスを含む電子ファイルを作成する仮想リンク形成手段を含む。本システムはまた、電子ファイルを受信し、該電子ファイルを物理的な場所又はその近くに位置する任意の受信システムにワイヤレスネットワークを介して送信する、仮想リンク伝送システムであって、物理的なオブジェクトを使用して物理的な場所でウェブアドレスをホストすることなく物理的な場所でウェブページのウェブアドレスを仮想的に公表する、仮想リンク伝送システムを更に含む。
【0014】ウェブナビゲーションシステムについても説明する。該ウェブナビゲーションシステムは、物理的な場所の位置データと、該物理的な場所に関連付けされたウェブページのウェブアドレスとを含む電子ファイルを作成する、仮想リンク形成手段を含む。該電子ファイルは仮想リンクサーバシステムによって受信される。該サーバシステムは、前記電子ファイルを前記物理的な場所の近くに位置する任意のリモート受信システムに通信ネットワークを介して送信することができる。該サーバシステムと通信すること並びに外部のインターネットにアクセスすることが可能な受信システムは、該受信システムが物理的な場所の近くに位置した際にサーバシステムから電子ファイルを受信し、これにより、物理的なオブジェクトを使用して物理的な場所でウェブアドレスをホストすることなく、ウェブページのウェブアドレスが物理的な場所で仮想的に公表されるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴及び利点については、本発明の原理を例示する添付図面を参照してなされる以下の詳細な説明から明らかとなろう。
【0016】図2は、本発明の一実施形態を実施したウェブナビゲーションシステム40を示している。該ウェブナビゲーションシステム40は、仮想ビーコン生成手段50、仮想ビーコンサーバ60、及び仮想ビーコン受信手段70を含む。ワイヤレスネットワーク42は、上記システム50,60,70間の通信に使用される。更に、ワイヤードネットワークは、仮想ビーコン生成手段50と仮想ビーコンサーバ60との間の通信に使用される。
【0017】仮想ビーコン生成手段50は、仮想リンク生成手段と呼ぶこともできる。仮想ビーコンサーバは、仮想リンクサーバと呼ぶこともできる。更に、仮想ビーコン受信手段70は仮想リンク受信手段又は単に受信器と呼ぶことができる。
【0018】図2はまた、物理的な場所45と、図示しないコンテンツウェブサーバでホストされるウェブページ46とを示している。該ウェブページ46は、仮想ビーコン受信手段70によりワイヤレスネットワーク42を介してアクセスすることが可能なものである。これは、仮想ビーコン受信手段70がインターネットアクセス能力を有することを意味している。ウェブページ46は、物理的な場所45と関連付けされる。これは、物理的な場所45がウェブページ46により仮想世界において表現されることを意味している。代替的に、物理的な場所45が2つ以上のウェブページを有すること及びウェブページ46が2つ以上の物理的な場所を表すことが可能である。
【0019】本発明の一実施形態によれば、ウェブナビゲーションシステム40は、物理的な実世界と仮想世界との橋渡しを行って、該橋渡しを行うための物理的な手間を最小限にしつつ容易かつ迅速で便利なウェブナビゲーションを達成する。該達成のために、ウェブナビゲーションシステム40は、物理的な場所45に関するウェブページ46のウェブアドレスを公表するために物理的なオブジェクト(例えば、物理的なビーコン、表示画面、又は公表手段(poster))を一切使用することなく、該物理的な場所45のウェブアドレスを物理的な場所45において仮想的に公表することを可能にする。これは、ウェブナビゲーションシステム40が、物理的な場所45のウェブページ46のウェブアドレスを公表し、表示し、又は放送する機能を有する仮想的なビーコン(又は仮想的なリンク)(すなわち図5の仮想ビーコン91)を提供することを意味している。
【0020】以下、「物理的なビーコン」という用語は、ウェブアドレスを格納し、該格納されたウェブアドレスを伝送又は放送することが可能な電子機器又はモジュールを表す。しかし、「仮想的なビーコン」又は「仮想的なリンク」という用語は、物理的なビーコンのような物理オブジェクトを表すものではなく、ウェブアドレスを含む電子ファイルを表す。しかし、該電子ファイルは、物理的なビーコンと同様の機能を奏する。仮想的なビーコン又は仮想的なリンクは、ウェブ標識とも称することができる。
【0021】更に、「物理的な場所」という用語は、地理的な場所だけでなく、物理的なエンティティも表す。上述のように、物理的なエンティティは、書店、美術館、会議室、ホテルの部屋、又は書店若しくは美術館における展示されている品物とすることができる。物理的なエンティティはまた、展示場、該展示場に展示された自動車、又はバスターミナル若しくはバス停とすることができる。
【0022】「物理的な場所」という用語は、地理的な場所と物理的なエンティティの両方を表すが、あらゆる地理的場所は一意の位置データ(例えば、緯度が「53.456789」、経度が「123.456789」)を有するため、混乱が生じることはない。これは、地理的場所に配置された物理的なエンティティについても同様である。この場合、物理的なエンティティは、該物理的なエンティティが配置された地理的場所の位置データを有することになる。このため、「物理的な場所」という用語は、地理的な場所、又は地理的場所に位置する物理的なエンティティの何れかを指すことが可能である。
【0023】物理的な場所45は、街路番地(street address)(例えば、カリフォルニア州パロアルト,ページミル通り1501番地)又は一意の位置データを用いて表すことができる。しかし、番地を用いて場所45を表す場合には、地図データを格納して街路番地を実際の位置データに変換する必要がある。
【0024】更に詳細に後述するように、仮想ビーコン生成手段50は、物理的な場所45のための仮想的なビーコン91を生成する。該仮想的なビーコン91は、基本的には場所ベースの(location-based)電子ファイル(すなわち図5のファイル92)である。これは、電子ファイル92が、物理的な場所45の位置データ、及びウェブページ46のウェブアドレスを含むことを意味する。更に、他のデータ(例えば、アクセス範囲、方向、ウェブアドレス名、仮想的なビーコンがアクティブになる時間範囲)を仮想的なビーコン91を形成する電子ファイル92に含めることが可能である。次いで、場所ベースの電子ファイル92が、仮想ビーコン生成手段50によって、ワイヤレスネットワーク42又はワイヤードネットワーク43を介して仮想ビーコンサーバ60に送出される。ネットワーク42,43の各々は、公開されている標準的な通信プロトコル(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP))を用いて通信を行う。したがって、ネットワーク42,43はそれぞれインターネットネットワークである。
【0025】次いで、外部の受信システムが、特定の場所に位置しており、及び該受信システムが現在位置する場所に近い場所を示す位置データを有する全ての仮想ビーコンファイルを要求するリクエストを送信した場合に、仮想ビーコンサーバ60は、かかる外部のあらゆる受信システム(例えば受信システム70)にワイヤレスネットワーク42を介して電子ファイル92を送信する。例えば、受信システム70が、物理的な場所45の近くに位置しており、該受信システム70が位置する場所の近くの場所を示す位置データを含む全ての仮想ビーコンファイルの受信をリクエストした場合には、仮想ビーコンサーバ60は、仮想ビーコン電子ファイル92を該受信システム70に送信する。次いで、受信システム70は、仮想ビーコン電子ファイル92に含まれるウェブアドレスを用いてウェブページ46にアクセスし、これにより、物理オブジェクトを使用して物理的な場所45でウェブアドレスをホストすることなく、ウェブページ46のウェブアドレスを物理的な場所45で仮想的に公表することが可能となる。これにより、仮想的なビーコン91は、物理的な場所45に物理的に存在しない仮想的なリンク又は仮想的なビーコンとなる。以下、ウェブナビゲーションシステム40について、図2ないし図9を参照して更に詳細に説明することとする。
【0026】図2及び図5から分かるように、仮想ビーコン生成手段50は、物理的な場所45に関する電子ファイル92を作成することにより仮想的なビーコン91(共に図5に図示)を生成する。上述のように、仮想的なビーコン91は、物理オブジェクトではなく、データを含む場所ベースの電子ファイル(すなわち電子ファイル92)である。仮想ビーコン電子ファイル92に含まれるデータは、物理的な場所45の位置データを含む(例えば、緯度=「37.345」、経度=「-122.56」)。更に、電子ファイル92に含まれるデータは、アクセス範囲データ(例えば範囲=2000フィート)と、タグ又はラベルデータ(例えば<ラベル>=病院)を更に含む。更に他のデータを含めることも可能である。例えば、電子ファイル92内のデータは、仮想的なビーコン91のビーコン投影(projection)の方向又は向きを指定する方向データ、並びに仮想的なビーコン91がアクティブになる時間を示す時間範囲データを含むことが可能である。ビーコン投影は、仮想的なビーコン91の場所又はその近くに位置する外部の受信システム(例えば受信システム70)により仮想ビーコン電子ファイル92を受信することができる方向を意味する。このような他のデータを包括的にコントロールデータ、特性データ、又はコントロール情報と呼ぶことができる。
【0027】一実施形態では、図2の仮想ビーコン生成手段50は、外部ネットワークとの通信器能を備えたコンピュータシステムによって実施することが可能である。他の実施形態では、仮想ビーコン生成手段50は、ソフトウェア、ハードウェア、又はファームウェアによって実施することが可能である。図3は、仮想ビーコン生成手段50の構成を示したものであり、これについて以下で一層詳細に説明する。
【0028】図3において、仮想ビーコン生成手段50は、関連付けモジュール62と、ユーザインタフェイス64と、ワイヤレス送受信手段66と、ウェブゲートウェイ68と、位置決定モジュール72とを含む。ユーザインタフェイス64は、仮想ビーコン生成手段50のユーザと対話するために使用され、及び仮想ビーコン電子ファイル92を形成するために使用されるデータのユーザ入力74〜78を受信するために使用される。図3から分かるように、ユーザ入力は、範囲データ入力74、位置データ入力75、タグ/ラベルデータ入力76、時間データ入力77、及びウェブアドレス(すなわちURL)データ入力78を含む。更に、ユーザインタフェイス64は、地図データのデータベース79を更に含むことが可能である。該データベース79は、位置データ入力75が実際に住所入力(例えばカリフォルニア州パロアルトのハノーバー通り3000番地)である場合に使用される。この場合、ユーザインタフェイス64は、データベース79にアクセスして、該アドレス入力を位置データ(例えば、緯度=「12.345」及び経度=「89.123」)へと変換する。
【0029】図4は、ユーザインタフェイス64の一例を示している。図4から明らかなように、ユーザインタフェイス64は、アドレス入力のためのインタフェイス(すなわち64a)と位置データ入力のためのインタフェイス(すなわち64b)とを提供する。インタフェイス64bはまた、他のユーザデータ入力(例えば、範囲、時間、ラベル、ウェブアドレス)のためのフィールドを含む。
【0030】再び図3を参照する。関連付けモジュール62は、ユーザインタフェイス64からのユーザ入力74〜78を全て受信する。次いで関連付けモジュール62は、仮想的なビーコン91を表す電子ファイル92(図5)を形成する。該電子ファイル92は、(1)仮想的なビーコン91が生成され又は指定される物理的な場所45(図2)の位置データ、及び(2)コントロールデータ(例えば、物理的な場所45(図2)と関連付けされるウェブページ46(図2)のウェブアドレス、仮想的なビーコン91のアクセス範囲、及びウェブアドレスのタグ/ラベル等)を含む。関連付けモジュール62は、既知の技術を使用して実施することが可能である。
【0031】位置決定モジュール72は、仮想ビーコン生成手段50の現在位置の位置データを提供するために使用される。これにより、関連付けモジュール62は、仮想ビーコンファイルの生成時にユーザインタフェイス64からの位置データ入力を必要としなくなる。この場合、仮想ビーコン生成手段50のユーザは、仮想的なビーコンが該仮想ビーコン生成手段50の現在位置を占めるものであることを示すだけでよい。一実施形態では、位置決定モジュール72はGPS(全地球測位システム)受信モジュールである。代替的には、位置決定モジュール72は、他の既知の技術を使用して実施することが可能である。
【0032】図2ないし図3及び図5を参照する。次いで、場所ベースの電子ファイル92が、仮想ビーコン生成手段50により、ワイヤレスネットワーク42又はワイヤードネットワーク43を介して仮想ビーコンサーバ60に送信される。ネットワーク42,43の各々は、公開されている標準的な通信プロトコル(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP))を用いて通信を行う。したがって、ネットワーク42,43はそれぞれインターネットネットワークである。これは、サーバ60により仮想ビーコン生成手段50から受信された仮想ビーコン電子ファイル92がXML(拡張マークアップ言語)形式を有することを意味する。代替的に、他の既知のウェブデータ形式を仮想ビーコン電子ファイル92に使用することが可能である。
【0033】仮想ビーコン生成手段50からの伝送は、外部サーバ60に対する仮想ビーコン生成手段50の接続によって異なる。仮想ビーコン生成手段50がワイヤードネットワーク43に接続される場合には、該仮想ビーコン生成手段50により生成された電子ファイル92を送信するためにウェブゲートウェイ68を使用する。また、仮想ビーコン生成手段50がワイヤレスネットワーク42に接続される場合には、電子ファイル92はワイヤレス送受信器66により伝送される。また、仮想ビーコン生成手段50がネットワーク42,43の両方に接続される場合には、電子ファイル92は何れかのネットワークにより送信することができる。ワイヤレス送受信器66は、既知の技術により実施することが可能なものであり、ウェブゲートウェイ68もまた既知の技術により実施することが可能なものである。
【0034】再び図2を参照する。仮想ビーコンサーバ60は、物理的な場所45のための仮想的なビーコン91(共に図5に図示)を表す場所ベースの電子ファイル92を受信した際に、該電子ファイル92を格納する。サーバ60は、リクエストに応じて、そのリクエスト側の受信器(例えば受信器70)へ電子ファイル92を送信する。サーバ60は、格納している仮想ビーコンファイルをウェブ形式(例えばXML形式)又は電子メール形式の何れかで送信する。したがって、サーバ60は、基本的にはウェブサーバと電子メールサーバとの組み合わせである。サーバ60は、ウェブブラウジング機能を有するリモートシステムが該サーバ60にアクセスできるようにウェブアドレスを有する。更に、サーバ60は、電子メールアドレスをも有する。サーバ60の構成を図6に示し、更に詳細を後述する。
【0035】図6において、サーバ60は、ゲートウェイ101、電子メールサーバ102、ウェブサーバ103、仮想ビーコン記憶手段104、及びフィルタリングモジュール105を含む。代替的には、サーバ60は、上記モジュールの一部が存在しなくとも機能することができる。例えば、サーバ60は、フィルタリングモジュール105又は電子メールモジュール102を有さないことが可能である。ゲートウェイ101は、サーバ60をネットワーク42,43(図2)とインタフェイスするために使用される。よって、該ゲートウェイ101は、インターネットを利用可能とするゲートウェイ(internet-enabled gateway)でもある。
【0036】電子メールサーバ102は、仮想ビーコン電子ファイル(例えば図5のファイル92)をリモート受信器(例えば図2の受信器70)に送信するために使用される。電子メールサーバ102は、電子メールアドレスを有し、仮想ビーコンファイルを電子メール形式で送信することができる。電子メールサーバ102は、周知の技術を使用して実施することが可能である。典型的には、電子メールサーバ102は、記憶手段104に格納されている仮想ビーコンファイルをリモート受信器(例えば図2の受信器70)へ瞬時に(すなわち該受信器がかかる仮想的なビーコンをリクエストするのを待たずに)配送するために使用される。サーバ102はまた、記憶手段104に格納されている仮想ビーコンファイルを、かかるファイルをリモート受信器がリクエストした際に、該受信器へ送信することが可能である。
【0037】ウェブサーバ103は、記憶手段104に格納されている仮想ビーコンファイルを、かかるファイルをリモート受信器(例えば図2の受信器70)がリクエストした際に該受信器に配送する(すなわちオンデマンド配送)ために使用される。ウェブサーバ103はまた、ウェブアドレスを含み、これにより、外部システムが、記憶手段104に格納されている仮想ビーコンファイルに関してウェブサーバ103にアクセスすることが可能となる。ウェブサーバ103は、既知の技術を使用して実施することが可能である。
【0038】動作時に、ゲートウェイ101は、外部の仮想ビーコン生成手段(例えば図2の仮想ビーコン生成手段50)から外部の場所ベースの仮想ビーコンファイル(例えば図5の電子ファイル92)を受信する。次いでゲートウェイ101は、該ファイルを仮想ビーコン記憶手段104に送信し、該仮想ビーコン記憶手段104に該ファイルが格納される。
【0039】ゲートウェイ101は、リクエスト側の受信器の位置の近傍の位置を示す位置データを有する仮想ビーコンファイルに関するリクエストを外部の受信器(例えば図2の受信器70)から受信した際に、電子メールサーバ102又はウェブサーバ103の何れか一方に応答させる。サーバ102,103の何れを応答に従事させるかは、リクエストによって異なる。リクエストが電子メールリクエストである場合には、電子メールサーバ102が応答に従事する。それ以外の場合にはウェブサーバ103が使用される。
【0040】更に、電子メールサーバ102は、仮想ビーコンファイルの即座の配送サービスを実行するためにも使用される。この場合、電子メールサーバ102は、受信者の電子メールアドレス(すなわち加入(subscription))を知っている必要がある。この場合には、ゲートウェイ101が新たな仮想的なビーコンに関する新たなファイルを受信するとすぐに、電子メールサーバ102が該新たに生成された仮想的なビーコンをその既存の加入者の一人又は二人以上に送信する必要があるか否かを確認する。
【0041】フィルタリングモジュール105は、送出されないことが予想される仮想ビーコンファイルをフィルタリングするために使用される。フィルタリングモジュール105は、リクエスト側の受信器のアクセス範囲と仮想的なビーコンの投影範囲(又はアクセス範囲)とを使用して仮想ビーコンファイルを転送する必要があるか否かを判定することにより、このフィルタリング処理を実現する。例えば、仮想ビーコンファイルが15メートルの投影(又はアクセス)範囲を指定すると共にリクエスト側の受信器(例えば受信器70)からのリクエストが3メートルの範囲を近傍として指定する場合、及び仮想的なビーコンがリクエスト側の受信器の現在の位置又は場所から2メートルの場所を指定する場合には、仮想ビーコンファイルは、フィルタリングモジュール105によってフィルタリング除去(filter out)されずにリクエスト側の受信器に転送される。フィルタリングモジュール105は、別のフィルタリング方式を実施することも可能である。代替的に、サーバ60がフィルタリングモジュールを含まないことも可能である。
【0042】再び図2を参照する。仮想ビーコン受信器70は、サーバ60から仮想的なビーコン(例えば図5の仮想的なビーコン91)を受信するために使用される。受信器70は、ワイヤレス(及び/又はワイヤード)インターネットアクセス機能を備えた携帯型電子機器又はモバイル電子機器である。一実施形態では、受信器70は、PDA(パーソナルディジタルアシスタント)又はパーソナルオーガナイザである。別の実施形態では、受信器70は、パームトップコンピュータ又はモバイルコンピュータである。代替的には、受信器70は、任意の種類の情報アプライアンスとすることが可能であり、又は、処理、記憶、及び表示のためのリソースが限られている任意の種類の小型携帯ハンドヘルド電子装置又はアプライアンス(例えば、時計、セルラー電話、又はページャ)とすることが可能である。仮想ビーコン受信器70の動作は以下の通りである。
【0043】仮想ビーコン受信器70が、特定の物理的な場所(例えば、銀行、展示場、バス停、又は単に街の通りの角)に位置しており、及び該受信器70の近傍に位置する全ての仮想的なビーコンを得ることを望む場合に、該仮想ビーコン受信器70は、ワイヤレスネットワーク42を介して仮想ビーコンサーバ60にアクセスする。例えば、仮想ビーコン受信器70が物理的な場所45又はその近くに位置し、及び該受信器70が位置する現在位置の近傍にある全ての仮想的なビーコンを知りたい場合には、該仮想ビーコン受信器70は、仮想ビーコンサーバ60にリクエストを送信し、該受信器70の現在位置の近傍内の位置を示す位置データを含む全ての仮想ビーコンファイルを受信する。近傍の範囲(すなわち受信器70のアクセス範囲)は、受信器70により、仮想ビーコンサーバ60に対するリクエスト中で指定される。例えば、受信器70は、15メートル又は30メートルのアクセス範囲を指定することができる。これは、近傍が15メートルであり、受信器70の現在位置から15メートル以内に位置するあらゆる仮想的なビーコンが仮想ビーコンサーバ60から受信器70に送信されることになる、ということを意味する。近傍及びアクセス範囲について図7を参照して更に詳細を後述する。
【0044】次いで受信器70は、サーバ60から受信した全ての仮想的なビーコンを表示する。図8は、受信器70の表示された仮想的なビーコンの一例を示す。サーバ60から受信器70に送信された仮想ビーコンファイルは、XML(拡張マークアップ言語)データ形式を有するものである。サーバ60がその電子メールサーバ(すなわち図6の電子メールサーバ102)を介して仮想ビーコンファイルを送信する場合には、該ファイルは電子メール形式を有するものとなる。
【0045】上述のように、ワイヤレスネットワーク42は、公開されている標準的な通信プロトコル(例えばHTTP又は電子メールプロトコル)を使用して仮想ビーコン受信器70が仮想ビーコンサーバ60と通信することを可能にするワイヤレスインターネットネットワークである。このため、サーバ60と受信器70との間の通信は従来のインターネット又は電子メール通信に準拠するものとなる。これは、サーバ60がウェブアドレス又は電子メールアドレスを有し、受信器70がウェブブラウジング機能又は電子メール機能を有することを意味する。受信器70は、ウェブブラウザ及びサーバ60のウェブアドレスを用いてサーバ60にアクセスする。また、電子メールが通信に使用される場合には、受信器70は、その電子メールソフトウェア及びサーバ60の電子メールアドレスを用いてサーバ60にアクセスする。
【0046】受信器70は、図示しないリクエストを用いてサーバ60にアクセスする。受信器70は、該受信器70の現在位置の位置データを該リクエストに含めることによってその現在位置を指定する。更に、受信器70は、該受信器70の仮想的なアクセス範囲も前記リクエストにおいて指定する。これにより、受信器70が場所ベースの仮想ビーコンファイルを受信できる範囲又は距離が限定される。例えば、仮想ビーコンファイルが、受信器70の現在位置から該受信器70のアクセス範囲を超える場所を指定するものである場合、該受信器70はサーバ60から仮想ビーコンファイルを受信しないことになる。しかし、仮想ビーコンファイルが受信器70の現在位置から受信器70のアクセス範囲内の場所を指定するものである場合には、受信器70は仮想ビーコンファイルをサーバ60から受信することになる。代替的に、リクエストが受信システム70の仮想的なアクセス範囲を指定しないことが可能である。この場合には、範囲データは、受信器70に格納され、該受信器70内でフィルタリング処理が行われた後、該受信器70が受信した仮想ビーコンファイルを表示する。
【0047】アクセス範囲という概念を導入することにより、サーバ60と受信器70との間のネットワーク42に沿ったトラフィックを制限する。既知のように、物理的なビーコンは、物理的な制約を有し、アクセス範囲を事実上制限するものとなる。我々は、ユーザが物理的制約によって制限されることのないシステムを望む一方で、幾つかの制約もまた必要としている。かかる制約が存在しない場合には、システムは、ユーザに膨大な数の仮想的なビーコンを見せることになり、極度の認知上のオーバーヘッド(overhead)が生じることになる。
【0048】ウェブナビゲーションシステム40において、仮想的なビーコンは、仮想的なエンティティであり、このため、仮想的なアクセス範囲の制約が必要となる。ユーザは、自分の「ディジタル的な視野(digital horizon)」内の仮想的なビーコンのみを体験すべきである。ここで、「ディジタル的な視野」を、仮想的なビーコンの範囲内にユーザが位置する結果として「アクティブにされた(activated)」全ての仮想的なビーコンからなる一組の仮想的なビーコンであると定義する。該範囲は、個々の仮想的なビーコンの特性であるが、ディジタル的な視野は、個々のユーザの時間的及び空間的な特性である。
【0049】図7は、図2の仮想ビーコン受信器70の構成を示している。図7から明らかなように、受信器70は、位置決定モジュール111、配向(orientation)モジュール112、ワイヤレス送受信手段113、ウェブブラウザ114、電子メールモジュール115、カーネル116、及び仮想ビーコンプロジェクタ110を含む。これらのモジュールは、内部バス117を介して互いに接続される。
【0050】位置決定モジュール111は、受信器70の現在位置の位置データを提供する。一実施形態では、位置決定モジュール111はGPS受信モジュールである。代替的には、位置決定モジュール111は、他の周知の技術により実施可能である。
【0051】配向モジュール112は、受信器70の向きを決定する。これは、配向モジュール112が、受信器70が現在向いている方向又は向きを決定することを意味する。一実施形態では、配向モジュール112は磁力計である。別の実施形態では、配向モジュール112は磁気コンパスである。
【0052】ワイヤレス送受信手段113は、仮想的なビーコンについてのリクエストをリモートサーバ60(図2)に送信するため、及びサーバ60からネットワーク42(図2)を介して仮想ビーコン電子ファイルを受信するために使用される。該送受信手段113は、任意の周知の通信技術を用いて実施することが可能であり、ネットワークに固有のものとなる。このため、送受信手段113についてはこれ以上詳細に説明しないこととする。
【0053】ウェブブラウザ114は、前記リクエストを生成するため、及び該リクエストを用いてリモートサーバ60にアクセスするために使用される。換言すれば、ウェブブラウザ114は、サーバ60と受信器70との間の通信を制御するために使用される。ウェブブラウザ114もまた周知の技術により実施することが可能である。ウェブブラウザ114と同様に、電子メールモジュール115は、前記リクエストを電子メール形式で生成するため、及び該リクエストを用いてリモートサーバ60にアクセスするために使用される。電子メールモジュール115もまた周知の技術を用いて実施することが可能である。
【0054】カーネル116は、受信器70の電源管理その他のハードウェアの機能を伝達し制御するために使用される。該カーネル116はまた、インタフェイスとしても機能して、他の構成要素からハードウェアを抽出する(abstract)。これは重要なことである。なぜなら、異なるハードウェア構成は異なる用途に使用される可能性があるからである。カーネル116は、配向モジュール112の較正を行うアルゴリズムであって、該較正結果を方向(heading)に反映させて傾角(inclination angle)及び偏角(declination angle)を補正するアルゴリズムを含む。カーネル116の他の重要な機能として、オンボードキャッシュをリフレッシュし続けることがある。ユーザの要求に基づき、カーネル116は、位置決定モジュール111に現在の場所を照会し、該照会結果の下位(trailing)ディジットを切り捨てることにより該照会結果を曖昧化し(ambiguate)、このデータを用いてサーバ60(図2)に照会する。そのレスポンスである「WsML」は、仮想ビーコンプロジェクタ110の内部バッファに格納される。
【0055】該プロジェクタ110の主な機能は、受信した仮想ビーコンファイルを表示することである。図8は該表示の一例を示したものである。図8から分かるように、各々の仮想的なビーコンが、受信器70の現在の場所に関する位置情報と共に表示される。プロジェクタ110の構成を図9に示し、これについて詳細に説明する。
【0056】図9を参照する。仮想ビーコンプロジェクタ110は、ベクトル(vectoring)フィルタ131、ディジタル視野モジュール132、バッファ133、及びユーザインタフェイス134を含む。ユーザインタフェイス134は、受信器のユーザがプロジェクタ110と通信することを可能にするために使用される。例えば、プロジェクタ110が図8に示すような多数の仮想的なビーコンを表示し、ユーザがそのうちの1つのウェブページにアクセスしようとする場合、ユーザは、列挙されたハイパーリンクの1つをクリックすることにより該アクセスを行うことが可能である。ユーザインタフェイス134は、図9に示さない表示を更に含む。ユーザインタフェイス134は、周知の技術を用いて実施することが可能であるため、以下ではこれ以上詳述しないこととする。
【0057】ディジタル視野モジュール132は、受信器70の仮想的なアクセス範囲(図2及び図7)を制限するために使用される。これにより、受信器70が場所ベースの仮想ビーコンファイルを受信できる範囲又は距離が制限される。上述のように、ユーザは、自分のディジタル的な視野内の仮想的なビーコンのみを体験することができるべきである。該ディジタル的な視野を、ユーザが仮想的なビーコンの範囲にいる結果として「アクティブにされた(activate)」全ての仮想的なビーコンからなる一組の仮想的なビーコンと定義する。該範囲は、個々の仮想的なビーコンの特性であるが、ディジタル的な視野は、個々のユーザの時間的及び空間的特性である。このため、範囲データが、バッファ133に記憶され、及び受信器70内でフィルタリング処理が行われた後、受信器70が、受信した仮想ビーコンファイルを表示する。代替的には、ディジタル視野モジュール132は、プロジェクタ110に含めず、フィルタリング処理をサーバ60(図2)で行うことが可能である。
【0058】ベクトルフィルタ131は、受信器70(図2及び図7)により示される方向を有する仮想的なビーコンをフィルタリング処理してユーザインタフェイス134に表示するために使用される。図7のカーネル116は、図7の配向モジュール112の磁力計の目盛りの読みの変化に応じて、ベクトルフィルタ131を呼び出す。
【0059】上記の明細書において、本発明をその特定の実施形態を参照して説明してきたが、本発明のより広義の思想及び範囲から逸脱することなく各種の変形及び変更が可能であることは当業者に明らかであろう。したがって、明細書及び図面は厳密な意味ではなく単なる例示の意味において考えられるべきである。
【0060】以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0061】1.物理的な場所(45)とそのウェブページ(46)との間にリンクを形成するシステム(40)であって、前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブページ(46)のウェブアドレスのユーザ入力を受信するユーザインタフェイス(64)と、該ユーザインタフェイス(64)に結合され、前記位置データ及び前記ウェブアドレスを含む電子ファイルを作成することにより前記リンクを形成して、前記物理的な場所(45)の近くに位置する受信システム(70)が、前記電子ファイルを受信して、ブラウジングを伴うことなく前記ウェブページ(46)にアクセスできるようにする、関連付けモジュール(62)とを含み、前記リンクが、仮想的なリンクであり、前記物理的な場所(45)に物理的に配置されないものである、システム(40)。
2.前記ユーザインタフェイス(64)が、前記物理的な場所(45)からのアクセス範囲であって、前記受信システム(70)が前記電子ファイルを受信することができるアクセス範囲を指定する範囲データを更に受信する、前項1に記載のシステム。
3.前記電子ファイルをリモートサーバシステム(60)へワイヤレスで送信するワイヤレス送受信器(66)を更に含み、前記リモートサーバシステム(60)が、前記電子ファイルを格納し、及び該電子ファイルを前記受信システム(70)に送信し、該システム(40)が、前記電子ファイルを外部のインターネットを介して前記リモートサーバシステム(60)に送信するウェブゲートウェイ(68)を更に含む、前項1に記載のシステム。
4.該システムの現在位置の位置データを提供する位置決定モジュール(72)を更に含み、前記ユーザインタフェイス(64)が、前記電子ファイルを送信することが可能な時間の範囲を示す時間データと、前記ウェブアドレスの名称又はラベルを示すタグデータとを更に受信する、前項1に記載のシステム。
5.物理的な場所(45)と関連付けされたウェブページ(46)のウェブアドレスを公表するシステム(40)であって、前記物理的な場所(45)の位置データ及び前記ウェブアドレスを含む電子ファイルを作成する仮想リンク生成手段(50)と、前記電子ファイルを受信し、及び該電子ファイルを前記物理的な場所(45)又はその近くに位置する任意の受信システムへ通信ネットワーク(42)を介して送信して、前記ウェブページ(46)の前記ウェブアドレスが、物理オブジェクトを使用して前記物理的な場所(45)において前記ウェブアドレスをホストすることなく、前記物理的な場所(45)において仮想的に公表されるようにする、仮想リンクサーバシステム(60)とを含む、システム。
6.前記仮想的なリンク生成手段(50)が、前記物理的な場所(45)の位置データ、前記ウェブページ(46)の前記ウェブアドレス、及び他の特性データのユーザ入力を受信するユーザインタフェイス(64)であって、該他の特性データを前記電子ファイルが含む、ユーザインタフェイス(64)と、前記位置データ及び前記ウェブアドレスを含む前記電子ファイルを作成する関連付けモジュール(62)とを更に含む、前項5に記載のシステム。
7.前記仮想リンク生成手段(50)が、前記電子ファイルを前記仮想リンクサーバシステム(60)へ送信するワイヤレス送受信器(66)と、前記仮想リンクサーバシステム(60)が外部のインターネットにも接続される場合に該外部のインターネットを介して前記仮想リンクサーバシステム(60)に前記電子ファイルを送信するウェブゲートウェイ(68)と、前記仮想リンク生成手段(50)の現在位置の位置データを提供する位置決定モジュール(72)とを更に含む、前項6に記載のシステム。
8.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、前記物理的な場所(45)又はその近くに位置するリモート受信システム(70)に前記電子ファイルを送信するだけであり、該電子ファイルは前記物理的な場所(45)に隣接して配置されない、前項5に記載のシステム。
9.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、前記電子ファイルを格納する記憶手段(104)と、前記電子ファイルを電子メール形式で送信する電子メールサーバ(102)と、前記電子ファイルをウェブページ形式で送信するウェブサーバ(103)と、外部の通信ネットワーク(42,43)とのインタフェイスを行って前記電子ファイルを受信すると共に、他の通信ネットワーク(42)とのインタフェイスを行って前記電子ファイルを電子メール形式又はウェブページ形式で送信するゲートウェイ(101)とを更に含む、前項5に記載のシステム。
10.前記仮想リンクサーバシステム(60)が、リクエスト側の受信システム(70)から該受信システム(70)の現在位置の位置データを受信すると共に、該受信システム(70)の現在位置又はその近くの位置を示す位置データを有するあらゆる電子ファイルに関するリクエストを受信する、フィルタリングモジュール(105)を更に含み、該フィルタリングモジュール(105)が、前記受信システム(70)の現在位置又はその近くの位置を示す位置データと共に前記記憶手段(104)に格納された全ての電子ファイルを、それぞれの電子ファイルの範囲データに基づき、前記電子メールサーバ(102)及び前記ウェブサーバ(103)の一方を介して、前記リクエスト側の受信システム(70)へ送信する、前項9に記載のシステム。
11.前記フィルタリングモジュール(105)が、前記記憶手段(104)に格納されている電子ファイルのうち、前記受信システム(70)の現在位置又はその近くの位置にない位置を示す位置データを有する電子ファイルを前記受信システム(70)へ全く送信しない、前項10に記載のシステム。




 

 


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