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可用性の高いストレージエンクロージャ用のフォールトトレランスのバス - ヒューレット・パッカード・カンパニー
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発明の名称 可用性の高いストレージエンクロージャ用のフォールトトレランスのバス
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−36128(P2003−36128A)
公開日 平成15年2月7日(2003.2.7)
出願番号 特願2002−156691(P2002−156691)
出願日 平成14年5月30日(2002.5.30)
代理人 【識別番号】100063897
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 馨 (外3名)
発明者 ジェイムス・ジェイ・デブラン / カール・アール・ヘイニー / ジェイムス・エル・ホワイト
要約 課題
多数の電子装置と接続し、通信するフォールトトレランスのバスを提供すること。

解決手段
電子装置エンクロージャ用バックプレーン装置は、電流制限要素RAを有する複数の信号線からなる共通バスを含む。共通バスの各信号線を電子装置の対応する複数の信号線に電気接続するために分離回路を設け、該分離回路を介して共通バスと電子装置との間で信号の伝達を可能にする。一実施例において、バックプレーン装置は、コネクタをさらに含み、ディスクドライブ等の電子装置を着脱可能に取りつけることを可能にしている。一実施例において、分離回路は、共通バスの各信号線をインライン抵抗RDを含むコネクタに接続する。何本かの信号線に関する分離回路は、プルアップ抵抗を含む場合もある。RAおよびRDの値は、所定の電流・電圧要件を満たすように選択され、1つ以上の装置が接地により故障した場合であっても共通バスが状態を変更できるようにしている。
特許請求の範囲
【請求項1】電流制限要素RAを有する複数の信号線からなる共通バスと、前記共通バスの前記複数の信号線のそれぞれを電子装置の対応する複数の信号線に電気接続する分離回路であって、該分離回路を介して前記共通バスと該電子装置との間で通信できるようにしている、分離回路と、からなるバックプレーン装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスアーキテクチャの分野に関する。詳しくは、本発明はフォールトトレランスのバスアーキテクチャに関する。
【0002】
【従来の技術】大容量記憶サブシステムは、通常、ディスクドライブなどの複数の記憶装置から構成され、1つの装置に故障が生じた際に、データ損失の量を最小限にしている。また、かかる編成は、データの位置を複数の装置に分散させることによって、スループットを高めている。システムによっては、データおよび誤り訂正符号を意図的に複数の記憶装置に分散させ、装置のうちの1つ以上に故障が生じても、データを完全に回復できるようにしているものもある。
【0003】ストレージアレイは、記憶装置のグループが同一のバックプレーンを共有するように設計される。バックプレーンまたはミッドプレーンは、電源ライン、制御線またはデータ線などの共通の信号を、各記憶装置に接続する。また、バックプレーンは、通常、記憶装置を入力/出力コントローラカードにも接続する。
【0004】記憶装置が機械的に故障しても、故障した装置は、残りの装置の動作を妨害することがない。しかしながら、共通バスを用いて電気信号を分散させる場合、1つのディスクドライブの故障によって、共通バスが望ましくないラッチされた状態になり、それによって、残りのドライブがアクセス不能になり、あるいは、残りのドライブが制御できなくなる場合がある。1つの電気的な故障が同一のバックプレーン上のコントローラカードに接続された全ての装置に影響を及ぼす危険性を回避するため、各記憶装置に対して、個別の信号線が用いられる場合がある。
【0005】たとえば、各装置は、その装置自体の制御線を用いてI/Oコントローラカードに接続される場合がある。この方法は、各制御線に対して、専用のコネクタピンまたは信号線をI/Oコントローラカード上に必要とし、I/Oコントローラは、各制御線を個別に駆動しなければならない。あるドライブが故障しても、他のドライブは、その影響を受けることがない。
【0006】この方法の1つの欠点は、アーキテクチャを容易に拡張できないことである。エンクロージャ内に15台の装置を有し、装置1台当たり8本の制御信号線を有する場合、I/Oコントローラカード1枚につき、120本の個別の制御信号線が必要とされる。多数の個別の制御信号線を必要とするので、記憶装置アレイおよびI/Oコントローラカードを実現する際に、コストと複雑性が増大する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、既知のシステムおよび方法に関する制約に鑑みて、本発明は、多数の電子装置と接続し、通信するためのフォールトトレランスのバスを提供する方法および装置を開示する。
【0008】
【課題を解決するための手段】バックプレーン装置は、複数の信号を伝送するための共通バスを含む。共通バスの各信号線は、電流制限要素RAを有する。バックプレーン装置は、分離回路をさらに含み、共通バスの複数の信号線のそれぞれがこの分離回路を介して電子装置に接続される。一実施形態において、電子装置は、コネクタを介してバックプレーンの信号線に着脱可能に接続される。一実施形態において、分離回路は、少なくとも1本の信号線を共通バスから電子装置へ接続するインライン抵抗RDを含む。何本かの信号線に関連する分離回路は、さらに、プルアップ抵抗を有する場合がある。RAおよびRDの値は、1つ以上の電子装置入力が接地されているときでも状態を変更するため、共通バスが所定の電流および電圧を確実に満たすように選択される。フォールトトレランスのバス設計は、バスの能力を抑制して状態を変更することなく、ディスクドライブなどの1つ以上の接続された電子装置の故障を許容する。
【0009】本発明の他の特徴および利点は、添付の図面、および以下の説明から明らかになるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、例として示されており、添付の図面の形状に制限されるものではない。図面において、同じ符号は、類似の要素を示している。
【0011】ディスクドライブ記憶装置アレイは、通常、共通のストレージエンクロージャに収容された複数の個別のディスクドライブを含む。ディスクドライブは、メンテナンスのために、または、故障が発生したときに交換できるように着脱可能になっている。ドライブには、ミッドプレーンあるいはバックプレーンを介して、制御信号、アドレス信号およびデータ信号が供給される。一実施形態において、ディスクドライブは、ディスクドライブを共通のバックプレーンに着脱可能に接続するコネクタを有し、ディスクドライブとI/Oコネクタとの間でこれらの信号の通信ができるようになっている。
【0012】スモール・フォーム・ファクタ(SFF)委員会は、コネクタの物理的仕様およびプロトコルに応じた個々のコネクタピンの機能に関連する標準規格を含む、記憶装置の業界標準規格を作成し、公表している。一般的なコネクタのための標準規格は、「40ピンSCA−2コネクタ(パラレルセレクション付)」(SFF−8045)、「SCSIディスクドライブ用80ピンSCA−2コネクタ」(SFF−8046)、「40ピンSCA−2コネクタ(シリアルセレクション付)」(SFF−8047)および「80ピンSCA−2コネクタ(パラレルESI付)」(SFF−8048)を含む。「SCA」はシングル・コネクタ・アタッチメントのことであり、データ信号用および制御信号用だけでなく電源用のピンも含むディスクドライブコネクタの一種である。
【0013】SCAコネクタは、複数の異なるプロトコルに対応することができる。たとえば、SFF−8045は、ファイバチャネルドライブをバックプレーンまたはマザーボードに直結するのに適したシングルコネクタを規定している。ファイバチャネルは、SCSI、IPI−3、HIPPI−FP、IPおよびATM/AAL5を含むいくつかの既存のインターフェースプロトコルのコマンドセットを配送するための汎用の伝送媒体として機能する。
【0014】ファイバチャネル互換ディスクドライブ上の多数のピンは、ドライブの制御に用いられる。たとえば、ドライブアドレス(SEL_n、7ビット)、スピンアップコントロール(START_n、2ビット)、および、デバイスコントロール(DEV_CTRL_CODE_n、3ビット)は、1台のファイバチャネル互換ドライブについて必要とされる12本の個別の制御線を表す。フェールセーフ対策として、全てのドライブに対してバス型の制御線ではなく個別の制御線を用いる場合、高々少数のドライブをサポートするのに必要とされる高速相互接続の数は、耐えがたい数に及ぶことになる。15台のドライブに対して、制御信号用だけでI/Oコントローラカード1枚当たり180本もの個別の相互接続(すなわち、180本の信号線)が必要になる。このことは、ピンタイプのコネクタを用いた場合、著しくピン数が多くなることを意味する。
【0015】動的制御が必要ない場合、相互接続をハイあるいはローにハードワイヤリングすることによって、必要とされる線数をある程度減らすことができる。たとえば、15ドライブのエンクロージャは、各ドライブを一意に識別できるようにするために7ビットも必要としない。しかし、4本の制御線をハイまたはローに設定しても、60本の信号線しか削減できないであろう。I/Oコントローラは、依然として残りの制御線について、比較的大きい線数である120本の信号線をサポートすることが必要とされる。さらに、冗長構成用のI/Oコントローラを用いる場合には、120本全ての信号線が、両方のI/Oコントローラに個別にバス接続されなければならない。
【0016】制御信号が全てのドライブにわたって共通バスを共有することによって、完全に個別の信号線の数を低減することができるが、40ピンSCA−2コネクタ(パラレルセレクション付)(SFF−8045)、SCSIディスクドライブ用80ピンSCA−2コネクタ(SFF−8046)などのいくつかの仕様は、複数のドライブにわたってハイ状態でなければならない(あるいはハイ状態に切り替えることができなければならない)いかなる信号もバス伝送することを認めていない。これによって、共通バス上のあるドライブが故障を起こしまたは電源停止した際に、他のドライブを保護している。標準規格は、適切な動作を保証するため、これらの信号が各ドライブに個別に供給されなければならないことを提案している。これらの信号が複数のドライブに対してバス伝送された場合、電源故障その他の電気故障を起こしたドライブは、これらの信号をある状態にクランプし、その他動作中のドライブを誤動作させることがある。
【0017】SFF仕様は、SCAコネクタのピンおよび信号割当て、ならびにSCAコネクタによって伝送される信号の電流・電圧関係の要件を規定している。ドライブの信号線がプルアップ抵抗を有するか否かに応じて、異なる動作上の制約が適用される。
【0018】たとえば、SEL_n制御線は、プルアップ抵抗を持たない。SEL_n制御線のハイおよびロー状態についての動作上の制約を、以下のように表1に示す。
【0019】
【表1】

【0020】START_x/MATED信号は、プルアップ抵抗を有することが指定されている。表2は、以下のように、START_x/MATED信号のハイおよびロー状態についての動作上の制約を規定する。
【0021】
【表2】

【0022】図1は、バス信号の分離技術を示している。個別の制御信号を各ドライブに供給することに代えて、分離抵抗RDを通してそれらの制御信号を共通バスから各ドライブ110〜130へ供給している。この実施形態では、単一の分離抵抗RDは、各ドライブを、共通バス信号に接続されたスタブに接続する。図示のバス信号100は、SEL_N信号線のうちの1つである。
【0023】抵抗RFは、入力が接地された1つ以上のドライブから生じるバス負荷をモデル化している。かかるドライブのそれぞれは、関連するRDを、故障した他のドライブの分離抵抗と並列になるように有効に配置している。したがって、RF≒(RD/n)である。ただし、nは故障したドライブの数である。
【0024】バス100は、駆動用トランジスタ140として示すオープンコレクタ(またはオープンドレイン)の駆動回路に接続される。種々のSFF仕様とは異なり、電流および電圧の動作上の制約に確実に準拠するようにRAおよびRDを選択することができるならば、1つ以上の故障したドライブが存在する場合でも、制御信号は、個別の信号線ではなく、共通バスを用いて全てのドライブにバス伝送することができる。電流制限要素RAが共通バスを流れる全電流を制限することに留意されたい。したがって、各信号線に対して共通に使用する1つのRAが存在し、一方、各ドライブに対しては、共通バスに接続された個別のインライン分離抵抗RDが存在する。図1にRAとして示す電源制限要素は、受動型構成要素(たとえば、抵抗)として例示されているが、他の実施形態の能動回路を用いて実施することもできる。
【0025】駆動用トランジスタ140がバス100をロー状態に駆動すると、駆動用トランジスタ140は飽和する。したがって、ノード150の電圧は、約0.2Vである。任意の選択されたドライブ入力ノード122の最大電圧は、0.7Vを超えないことが指定されてる。したがって、バスがロー状態にあるときの任意のRD124の最大値RDmaxは、【0026】
RDmax=(0.7−0.2V)/20μAのように計算され、ロー入力状態におけるRDの最大値が、約25KΩであると算出される。ロー状態において、RDの最小値は存在しない。
【0027】図2は、ハイ状態にある単一の選択されたドライブ210についてのバス信号のテブナン等価モデルを示す。入力がハイの状態は、短絡したドライブによって生じる。図1および図2を参照すると、電圧VTHおよびRTHは、VCC、RAおよびRFのテブナン等価回路に対応している。VTHは、ノード150の電圧に対応している。故障によりハイ状態にあるとき、RTHおよびVTHの値は以下のように判定される。:【0028】
RTH=RA・(RF/(RA+RF))
VTH=VCC・(RF/(RA+RF))
【0029】ノード212(122)の入力電圧Vinは、以下のように判定される。:【0030】
in=VTH−Iinmax・(RD+RTH)。
【0031】ハイ状態の場合、最悪の状態は、ディスクドライブ入力電流がプルアップ電圧を低下させるときに生じる。最悪の負荷条件において、Vinの最小許容電圧=2.2Vである。
【0032】ハイ状態の場合、分離抵抗RDの値は、他のドライブ入力が故障により接地されることに対して良好な耐性が得られるくらい、十分に大きい値でなければならない。RAの値は、複数のドライブが故障して接地された場合であっても、バスをハイ状態に維持できるくらい十分に小さい値でなければならない。RAおよびRDの選択に関しては十分な自由度があるが、合計のプルアップ抵抗(RA+RD)は、SFF−8045仕様の要件を満たすために、3.3KΩ以上にしなければならない。さらに、RAの値を低くするほどど、バス駆動回路140に必要とされる電流処理能力は増大する。電源電圧VCCは、RAおよびRDの選択に、明らかに影響を及ぼすであろう。一実施形態において、VCCは、約5Vである。RAおよびRDの値は、RA=470Ω、RD=2900Ωを選択している。
【0033】図3のグラフ300は、VCC、RAおよびRDのこの特定の組み合わせに基づくVin対RFの関係を示している。ハイ状態を維持するために必要とされるVinの最小電圧(2.2V)に対するRFの値は、約390Ωである。複数の短絡されたドライブは、それらのドライブに対して、分離抵抗RDを並列に有効に配置している。これは、概ね7台の短絡されたドライブに相当する(INT(2900/390)=7)。これ以上短絡されたドライブがあると、Vinをハイ状態のために必要な最小閾値以上にすることができなくなる。15台のドライブアレイの場合、このことは、全ドライブのほぼ半分の故障に対応するのに十分な分離をもたらす。設計者は、システムの所望の故障耐性に応じて、もっと少ないまたはもっと多くの故障に対応するように、適当な値を自由に選択することができる。
【0034】より高い障害率に対応するため、分離抵抗RDは、ロー状態によって確立される限界(すなわち、25KΩ)まで増加させることができる。RDを増加させると、雑音を伴い、各信号線の雑音耐性が低下する。それでも、RDを2900Ωから約5800Ωまで増加させると、14ドライブの故障に対応するのに十分な分離が得られるであろう。もちろん、あまりにも多くの装置が故障した場合には、装置アレイの最終的な目的が果たされない場合もある。それでも、バスは、故障の数に関係なくハイ状態とロー状態との間を切り替えることができるであろう。
【0035】バスを駆動する要素(たとえば、トランジスタ140)は、全電流を取り扱うことができなければならない。図1を参照すると、トランジスタ140は、以下の式によって規定される全電流を取り扱わなければならない。:【0036】
TOTAL=((VCC−V150)/RA)+n・Iinmax【0037】15ドライブのアレイの場合、ITOTALは、以下のように計算される。:ITOTAL=((5.0V−0.2V)/470Ω)+15・20μA≒11mA。
【0038】図4は、プルアップ抵抗を有する個々のドライブ信号線を共通バスから十分に分離し、1台の装置の電気的故障が残りのドライブに対する共通バス上の通信を実質的に妨害することを防止する方法の一実施形態を示す。ドライブ410〜430は、オープンコレクタ(ドレイン)の駆動用トランジスタ440によって駆動される共通のSTART_x信号線400に接続される。各ドライブ420の入力は、関連するプルアップ抵抗426を有する。SFF8045規格には、プルアップ抵抗として10KΩの値が指定されている。選択された各ドライブ入力信号線は、抵抗RD424を通してSTART_n信号線400に接続される。RFは、1つ以上の故障したドライブに起因するバス負荷を表している。
【0039】バス400がロー状態であるとき、ドライブ入力電圧は、VCC、プルアップ抵抗およびRDからなる分圧回路によって判定される。選択されたドライブ420について、関連するインライン抵抗RD424は、バス400がロー状態にあるときVin<0.7Vであることを保証するのに十分な程度小さい値でなければならない。
【0040】説明のため、ドライブ430に関する電流および電圧を示す。抵抗RDの最大値は、以下のように判定される:【0041】RD=(V432−V450)/IRD【0042】バス400がロー状態にあるとき、V450は、駆動用トランジスタ440が飽和するので、約0.2Vである。RDは、Vinの最低電圧レベル(表2から0.7V)、最悪状態のVCC(5.25V)、そのドライブの最悪状態のIin、および、ある程度の雑音マージンによって判定される。
【0043】Vinは、ノード432の電圧に対応する。300mVの雑音マージンを仮定すると、Vin(V432)の最小値は、0.4V(0.7−0.3)である。IRDは、以下のように計算される。
【0044】
RD=((VCC−V432)/Rpullup)+Iin【0045】表2から代入すると、10KΩプルアップ抵抗のとき、RD≒396Ωが得られる。標準抵抗値383Ω、1%の公差の抵抗によって、Vinの最小値を確実に維持することができる。
【0046】図5は、バスがハイ状態の場合の、バス駆動回路からプルアップ抵抗を有する単一のドライブへの信号経路の回路モデルを示す。図4および図5を参照すると、VTH520およびRTH530は、VCC、RAおよびRFに対するテブナン等価回路を形成している。このドライブの入力電圧Vinは、以下のように計算される。
【0047】Vin=((VCC−Rpullup・Iin)(RD+RTH)+Rpullup・VTH)/(Rpullup+RD+RTH)
【0048】ここでも、設計者は、RAおよびRDに適当な値を自由に選択し、適当と思われるレベルの故障耐性を得ることができる。一実施形態において、電流制限要素RAには、約158Ωが選択される(これは、2つの316Ω抵抗などの標準値抵抗を並列に接続することによって、容易に実現することができる)。RFは、十分なVinを確保するため、128Ω以上になるように選択される。概ね3台のドライブが短絡しても、まだVin>2.2Vを維持することができる。
【0049】明らかに、RDおよびRAに選択される値は、指定された動作上の制約、VCC、および、プルアップ抵抗を用いるか否かを含む、多数の要因に依存する。例示のシステムは、一般的なVCC値およびプルアップ抵抗なしの場合において、RDの値を約1KΩ〜25KΩの範囲の値から選択することができる。プルアップ抵抗を用いる場合、RDの値は、通常、1KΩ未満の値になる。同様に、RAの値は、RD、VCCの値、指定された動作上の制約、バス駆動回路の電流切替能力、および、プルアップ抵抗を用いるか否かに応じて異なる。種々の実施形態において、RAは、プルアップ抵抗を用いるか否かに応じて、10Ω〜5KΩの範囲の値から選択される。
【0050】図7は、1つ以上のバックプレーン710を備えた装置アレイストレージエンクロージャ750の一実施形態を示しており、該バックプレーン710は、フォールトトレランスの共通信号バス730を有し、入力プルアップ抵抗を有する場合も有しない場合もある装置760と通信する。この共通信号バス730には、プルアップ抵抗が描かれていない。共通バスを形成する信号線のそれぞれ(例えば、共通バス730の各信号線)は、いずれもその信号線に接続されたすべての装置によって共有される電源制限要素RA742を備えている。個別の抵抗RD740が、共通バスを形成する各信号線に接続された装置のそれぞれについて設けられる。バス駆動回路744を用いてバスの状態を制御し、ハイまたはローの制御信号を接続された装置に伝達する。
【0051】バックプレーンは、コントローラカード720などの入力/出力カードに接続することができる。バックプレーンには、複数のコネクタ712、714を設けて、ディスクドライブなどの装置760をバックプレーンおよび関連する共通バス730に接続できるようにする。各コネクタの個別の信号線732は、適当な受動型構成要素または能動型構成要素740およびバス732を介して、共通バス730に接続される。
【0052】一実施形態では、受動型構成要素740を用いて共通バス730からの十分な分離を行い、1つ以上の装置に故障が生じても、バスがファイバチャネル要件を満足できるようにしている。受動型構成要素の値および構成は、その信号線がプルアップ抵抗を備えるように指定されるか否かに依存する。代替として、受動型構成要素の代わりに、トランジスタまたは演算増幅器などの能動回路を用いて、十分な分離を行うこともできる。
【0053】上記の詳細な説明において、本発明をその特定の実施例を参照して説明してきた。特許請求の範囲に記載されるような本発明のより広い思想および範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に対して種々の変更および改変をすることができる。したがって、本明細書および図面には、限定する意図がなく、例示とみなされるべきである。
【0054】1.電流制限要素RAを有する複数の信号線からなる共通バスと、前記共通バスの前記複数の信号線のそれぞれを電子装置の対応する複数の信号線に電気接続する分離回路であって、該分離回路を介して前記共通バスと該電子装置との間で通信できるようにしている、分離回路と、からなるバックプレーン装置。
2.前記分離回路を介して前記電子装置の複数の信号線を前記共通バスの複数の信号線に着脱可能に接続するためのコネクタをさらに含む、項番1の装置。
3.各信号線に関する前記分離回路は、インライン抵抗RDを含む、項番1の装置。
4.前記RDは、約1KΩ〜25KΩの範囲の値を有する、項番3の装置。
5.少なくとも1本の前記信号線についての分離回路は、プルアップ抵抗をさらに含む、項番1の装置。
6.前記分離回路は、インライン抵抗RDをさらに含む、項番5の装置。
7.前記RAは、約10Ω〜5KΩの範囲の値を有する、項番6の装置。
8.少なくとも1本の前記信号線についての分離回路は、プルアップ抵抗を有しない、項番1の装置。
9.前記分離回路は、受動型構成要素を含む、項番1の装置。
10.前記分離回路は、能動型構成要素を含む、項番1の装置。
11.前記電子装置は、ディスクドライブである、項番1の装置。
12.第1の電流制限要素を有する複数の信号線からなる共通バスと、前記共通バスの前記複数の信号線を対応する複数の電子装置に電気接続する分離回路であって、該電子装置のそれぞれが対応する複数の信号線を有し、前記共通バスと前記複数の電子装置のそれぞれとの間で信号の伝達ができるようにしている、分離回路と、からなるバックプレーン装置。
13.前記分離回路を介して各電子装置の複数の信号線を前記共通バスの対応する複数の信号線に着脱可能に接続するための複数のコネクタをさらに含む、項番12の装置。
14.対応する信号線を接続する前記分離回路は、各信号線についてインライン抵抗RDを含む、項番12の装置。
15.前記RDは、約1KΩ〜25KΩの範囲の値を有する、項番14の装置。
16.少なくとも1本の前記信号線についての分離回路は、プルアップ抵抗をさらに含む、項番14の装置。
17.前記RDは、1KΩ未満の値を有する、項番16の装置。
18.前記共通バスの選択された信号線のそれぞれについてのRAは、10Ω〜5KΩの範囲の値を有する、項番12の装置。
19.少なくとも1本の信号線についての分離回路は、プルアップ提供を有しない、項番12の装置。
20.前記電子装置は、ディスクドライブを含む、項番12の装置。
【0055】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成することより、多数の電子装置と接続し、通信するフォールトトレランスのバスを提供することができる。




 

 


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