米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> ミノルタ株式会社

発明の名称 ネットワーク機器、故障部品交換支援サーバ、故障部品交換支援方法ならびに故障部品交換支援プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−110786(P2003−110786A)
公開日 平成15年4月11日(2003.4.11)
出願番号 特願2001−303287(P2001−303287)
出願日 平成13年9月28日(2001.9.28)
代理人 【識別番号】100072349
【弁理士】
【氏名又は名称】八田 幹雄 (外4名)
【テーマコード(参考)】
2H027
5B021
5C062
【Fターム(参考)】
2H027 DA44 EE07 EJ08 EJ13 GB07 HA01 HA10 HA12 ZA07 
5B021 AA01 AA21 BB01 BB10 CC05 EE04 NN17
5C062 AA02 AA05 AA35 AB38 AC41 AC42 AC55 AF00 BA04
発明者 木和田 昌克
要約 課題
故障部品を検出した場合に、ネットワーク上の他の機器の代替可能な部品情報を表示して故障部品の交換を支援する機能を有するネットワーク機器を提供する。

解決手段
MFP1aは、故障が発生すると故障部品を検出し、ネットワーク上の他の機器に代替部品の有無を問い合わせる。ネットワーク上の他の機器から代替部品がある旨の通知を受信した場合、故障部品および代替部品の交換難易度および稼動可否に関する情報、ならびにMFP1aおよび代替部品にかかる機器の使用頻度に関する情報に基づいて最適代替部品を選定して表示する。
特許請求の範囲
【請求項1】 故障部品交換支援機能を有するネットワーク機器であって、前記ネットワーク機器内部の故障部品を検出する故障部品検出手段と、他のネットワーク機器の部品情報を取得する部品情報取得手段と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する代替部品選定手段と、前記代替部品にかかる情報を表示する代替部品情報表示手段と、を有することを特徴とするネットワーク機器。
【請求項2】 前記他のネットワーク機器の使用頻度情報を取得する使用頻度情報取得手段をさらに有し、前記代替部品選定手段は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項3】 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである請求項1または2に記載のネットワーク装置。
【請求項4】 前記部品情報は、部品の交換難易度に関する情報を含むものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【請求項5】 各ネットワーク機器の部品情報を記憶した部品情報記憶手段と、ネットワーク機器の故障部品にかかる情報を取得する故障部品情報取得手段と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する代替部品選定手段と、前記代替部品にかかる情報を前記故障部品にかかるネットワーク機器に送信する代替部品情報送信手段と、を有することを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援サーバ。
【請求項6】 各ネットワーク機器の使用頻度情報を取得する使用頻度情報取得手段をさらに有し、前記代替部品選定手段は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、請求項5に記載の故障部品交換支援サーバ。
【請求項7】 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである請求項5または6に記載の故障部品交換支援サーバ。
【請求項8】 ネットワーク機器内部の故障部品を検出する段階と、他のネットワーク機器の部品情報を取得する段階と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する段階と、前記代替部品にかかる情報を表示する段階と、を有することを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援方法。
【請求項9】 ネットワーク機器内部の故障部品を検出する手順と、他のネットワーク機器の部品情報を取得する手順と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する手順と、前記代替部品にかかる情報を表示する手順と、をネットワーク機器に実行させることを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援プログラム。
【請求項10】 請求項9に記載の故障部品交換支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、故障部品交換支援機能を有するネットワーク機器およびネットワーク機器の故障部品交換支援サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複写機、またはこれらの機能を複合化した多機能周辺機器(MFP:Multi Function Peripheral)等がネットワークを介して接続されたOAシステム等においては、従来、機器の故障が発生した場合には、サービスマン等を呼び寄せ、サービスマン等が故障した機器を診断して故障した部品を特定し、部品を取り寄せて故障した部品と交換するという工程が必要であった。その間、ユーザは同等の機能を有するネットワーク上の他の機器を使用しなければならず、故障した機器が利用頻度の高い機器あるいは処理能力の高い機器等であった場合には、ネットワーク全体としての処理能力が低下し多数のユーザに影響を及ぼすという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ネットワーク上には故障した機器と同等の機能を有し故障した部品と代替可能な部品を有する機器が存在する場合があり、このような機器が故障した機器よりも使用頻度が低い場合等は、かかる機器の部品を代用して故障した機器を稼動させておくことにより、ネットワーク全体の処理能力の低下やユーザに及ぼす影響を最小限に留めて不慮の事態に対処することができる。
【0004】本発明は上記観点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、故障部品を検出した場合に、ネットワーク上の他の機器の代替可能な部品情報を表示して故障部品の交換を支援する機能を有するネットワーク機器を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、ネットワーク上に代替可能な部品が複数存在する場合に、何れが最適代替部品であるかを表示して故障部品の交換を支援する機能を有するネットワーク機器を提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、ネットワーク上の機器が故障部品を検出した場合に、当該故障した機器にネットワーク上の他の機器の代替可能な部品情報を送信して故障部品の交換を支援する機能を有するサーバを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0008】(1) 故障部品交換支援機能を有するネットワーク機器であって、前記ネットワーク機器内部の故障部品を検出する故障部品検出手段と、他のネットワーク機器の部品情報を取得する部品情報取得手段と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する代替部品選定手段と、前記代替部品にかかる情報を表示する代替部品情報表示手段と、を有することを特徴とするネットワーク機器。
【0009】(2) 前記他のネットワーク機器の使用頻度情報を取得する使用頻度情報取得手段をさらに有し、前記代替部品選定手段は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、(1)に記載のネットワーク装置。
【0010】(3) 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである(1)または(2)に記載のネットワーク装置。
【0011】(4) 前記部品情報は、部品の交換難易度に関する情報を含むものである(1)〜(3)のいずれか1つに記載のネットワーク装置。
【0012】(5) 各ネットワーク機器の部品情報を記憶した部品情報記憶手段と、ネットワーク機器の故障部品にかかる情報を取得する故障部品情報取得手段と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する代替部品選定手段と、前記代替部品にかかる情報を前記故障部品にかかるネットワーク機器に送信する代替部品情報送信手段と、を有することを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援サーバ。
【0013】(6) 各ネットワーク機器の使用頻度情報を取得する使用頻度情報取得手段をさらに有し、前記代替部品選定手段は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、(5)に記載の故障部品交換支援サーバ。
【0014】(7) 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである(5)または(6)に記載の故障部品交換支援サーバ。
【0015】(8) ネットワーク機器内部の故障部品を検出する段階と、他のネットワーク機器の部品情報を取得する段階と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する段階と、前記代替部品にかかる情報を表示する段階と、を有することを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援方法。
【0016】(9) ネットワーク機器内部の故障部品を検出する手順と、他のネットワーク機器の部品情報を取得する手順と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する手順と、前記代替部品にかかる情報を表示する手順と、をネットワーク機器に実行させることを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援プログラム。
【0017】(10) (9)に記載の故障部品交換支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態にかかるネットワーク機器を含むネットワークシステム全体の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかるネットワークシステムは、ネットワーク機器としてのMFP1a、MFP2a、MFP3a、プリンタ4aおよびスキャナ5aを備えており、これらはネットワーク6を介して相互に通信可能に接続されている。なお、ネットワーク6に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
【0020】つぎに、上記各機器の構成について説明するが、各機器で同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
【0021】図2は、本実施形態にかかるMFP1aの構成を示すブロック図である。ここで、本明細書におけるMFPとは、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複写機等の機能を複合化した多機能周辺機器をいう。図2において、MFP1aは、CPU11、ROM12、RAM13、操作パネル部14、原稿読取部15、印刷部16、ネットワークインタフェース17および電話回線インタフェース18を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス19を介して相互に接続されている。
【0022】CPU11は制御と演算の各種処理を行う。ROM12は各種プログラムやデータを記憶する。本実施形態において、MFP1aは後述する所定の動作を行うが、このためのMFP1aの動作を制御するプログラムは、ROM12に格納されている。RAM13は作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。操作パネル部14は、タッチパネル、タッチパネル外の固定キー、表示ランプ等で構成されており、各種の入力と表示を行うために使用される。原稿読取部15は、所定の位置にセットされた原稿を読み取って画像データとして取り込む。印刷部16は、設定条件に従って画像データの印刷を行う。ネットワークインタフェース17は、ネットワークに接続しネットワーク上の他の機器と通信するためのインタフェースであり、電話回線インタフェース18は、電話回線に接続して通信を行うためのインタフェースである。
【0023】MFP1aは、上記構成により、原稿を読み取って画像データをネットワーク上の他の機器に送信するスキャナとしての機能、ネットワーク上の他の機器から受信した印刷ジョブに基づいて印刷を行うプリンタとしての機能、原稿のコピーを行うという複写機としての機能および電話回線を介して画像データを送受信するファクシミリとしての機能を有するものである。
【0024】MFP2aおよびMFP3aは、電話回線インタフェースがなくファクシミリ機能を有さない以外はMFP1aと同様の構成および機能を有する。また、プリンタ4aおよびスキャナ5aは、それぞれプリンタおよびスキャナとしての単一の機能を有する。
【0025】ネットワーク6は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によりネットワーク機器同士を接続したLAN等からなる。
【0026】つぎに、本実施形態におけるネットワークシステムの動作の概要を説明する。図3は、本実施形態におけるMFP1aの動作を示すフローチャートである。図3において、MFP1aは、スキャン、プリント、コピー、ファクシミリ等の命令された処理が正常に行われているか自己の動作をチェックし、故障の発生を監視する(S101およびS102のNO)。そして、故障の発生を検出した場合は(S102のYES)、故障した部品を特定し(S103)、ROM12に記憶している部品テーブルを参照して故障部品テーブルを作成する(S104)。
【0027】図4は、MFP1aが記憶している部品テーブルの一例を示す図である。ここで、部品テーブルとは、当該機器の主要な部品の部品名、部品番号、互換部品番号、交換難易度、稼動可否等の部品情報を記録した一覧表である。部品番号とは、各部品に付与されたネットワークシステムにおいて共通の番号である。互換部品番号とは、当該部品と互換性があり代替可能な部品の部品番号である。また、交換難易度とは、当該部品の交換の難易の目安を示す情報であり、「A」は一般ユーザにおいて交換可能なレベル、「B」は管理者において交換可能なレベル、「C」はサービスマンによる交換が必要なレベルを表す。さらに、稼動可否とは、当該部品が故障したり取り外されたりした場合に当該機器が稼動可能か否かを示す情報であり、「可」は当該機器が稼動できることを、「否」は当該機器が稼動できなくなってすべての機能が使用不可能になることを表す。当該部品が取り外された場合に当該機器は稼動可能であるが一部の機能が使用できなくなるときは、稼動可否にその旨の情報として、例えば、「ステープル使用不可」、「電子ソート使用不可」等が付記される。なお、本明細書において、部品とは、ネットワーク機器を構成する部品であって交換可能な最小単位のもの、および前記交換可能な最小単位の部品が複数組み合わされてなるユニットの両方を含む概念である。図4の部品テーブルでは、MFP1aが定着ユニット(1)等の部品を有すること、定着ユニット(1)は、定着ローラ(2)、加圧ローラ等の部品からなり、定着ユニット(1)としての交換難易度は「A」、稼動可否は「否」であり、定着ローラ(2)としての交換難易度は「C」、稼動可否は「否」であること等が記録されている。
【0028】図5は、MFP1aの故障部品テーブルの一例を示す図である。ここで、故障部品テーブルとは、当該機器が特定した故障部品にかかる部品情報を当該機器の部品テーブルから抜き出して作成した一覧表であり、故障部品にかかる部品番号、互換部品番号、交換難易度、稼動可否等の情報を含むものである。図5の故障部品テーブルでは、MFP1aが特定した故障部品が定着ローラ(2)であり、故障部品として定着ローラ(2)およびこれを含む定着ユニット(1)についての部品情報が記録されている。
【0029】つぎに、MFP1aは、ネットワークインタフェース17およびネットワーク6を介して、ネットワーク上の他の機器に代替部品の有無の問い合わせを送信する(S105)。ここで、代替部品とは、故障部品と同じ部品、すなわち部品番号が同じ部品、および故障部品と互換性のある部品、すなわち互換部品番号にかかる部品である。すなわち、MFP1aがネットワーク上の他の機器に送信する代替部品の有無の問い合わせには、故障部品テーブルの部品番号および互換部品番号が含まれている。
【0030】図6は、本実施形態におけるネットワーク上の他の機器(MFP2a、MFP3a、プリンタ4aおよびスキャナ5a)の動作を示すフローチャートである。以下、ネットワーク上の他の機器の動作を、MFP2aを例にして説明する。図6において、MFP2aは、ネットワーク上の他の機器から代替部品の有無の問い合わせを受信するまで待機し(S201のNO)、ネットワーク上の他の機器(MFP1a)から代替部品の有無の問い合わせを受信すると(S201のYES)、記憶しているMFP2aの部品テーブルから代替部品があるか否かを検索する(S202)。図7は、MFP2aが記憶している部品テーブルの一例である。MFP2aは、当該部品テーブルから、受信した代替部品の有無の問い合わせにかかる故障部品の部品番号または互換部品番号と同じ部品番号の部品を検索する。
【0031】部品テーブルに代替部品がない場合は(S203のNO)、代替部品の有無の問い合わせにかかる機器(MFP1a)に代替部品がない旨の通知を送信する(S204)。一方、部品テーブルに代替部品がある場合は(S203のYES)、代替部品テーブルおよび使用頻度テーブルを作成し(S205)、代替部品の有無の問い合わせにかかる機器(MFP1a)に代替部品がある旨の通知とともに送信する(S206)。
【0032】図8は、MFP2aの代替部品テーブルの一例を示す図である。ここで、代替部品テーブルとは、代替部品、すなわち、故障部品の部品番号または互換部品番号と同じ部品番号の部品にかかる部品情報を当該機器の部品テーブルから抜き出して作成した一覧表であり、代替部品にかかる部品番号、交換難易度、稼動可否等の情報を含むものである。図8の代替部品テーブルでは、MFP2aは故障部品と同じ定着ローラ(2)を有しており、代替部品として定着ローラ(2)およびこれを含む定着ユニット(1)についての部品情報が記録されている。また、図9は、MFP2aの使用頻度テーブルの一例を示す図である。ここで、使用頻度テーブルとは、当該機器の単位時間あたりの使用回数を当該機器の有する機能ごとに算出した一覧表であり、コピーおよびプリント機能は1週間あたりの排紙枚数、スキャン機能は1週間あたりのスキャン枚数、ファクシミリ機能は1週間あたりの送受信枚数をそれぞれ表している。
【0033】図3において、MFP1aは、ネットワーク上の他のすべての機器から代替部品がない旨の通知を受信した場合は(S106のNO)、操作パネル部にネットワーク上の他の機器に代替部品がない旨を表示する(S107)。一方、ネットワーク上の他の機器から代替部品がある旨の通知を受信した場合は(S106のYES)、故障部品テーブル、MFP1aの使用頻度テーブルならびに受信したすべての代替部品テーブルおよび使用頻度テーブルに基づいて最適代替部品の選定処理を行う(S108)。
【0034】図10は、MFP1aの最適代替部品選定処理の手順を示すフローチャートである。図10において、MFP1aは、まず、故障部品テーブルおよび代替部品テーブルの交換難易度および稼動可否の情報、ならびに使用頻度テーブルの使用頻度の情報から、代替部品ごとに交換難易指数、稼動可否指数および使用頻度指数を求め、優先指数を算出する(S301〜S304)。ここで、交換難易指数とは、故障部品と代替部品の交換のし易さの目安となる指数であり、故障部品の交換難易度と代替部品の交換難易度との組み合わせにより図11に示す表から求める。また、稼動可否指数とは、故障部品と代替部品を交換した後両機器が稼動できなくなることによる損失の少なさの目安となる指数であり、故障部品にかかる機器の稼動可否と代替部品にかかる機器の稼動可否との組み合わせにより図12に示す表から求める。さらに、使用頻度指数とは、当該機器の使用頻度の目安を示す指数であり、当該機器の使用頻度テーブルの各機能ごとの使用頻度を用いて図13に示す式により算出する。この場合、式中の定数a〜dを適宜調整することにより、使用頻度指数における各機能ごとの使用頻度の重み付けを調整することができる。そして、優先指数とは、代替部品を選出する優先度の目安となる指数であり、当該代替部品の交換難易指数、稼動可否指数ならびに代替部品にかかる機器および故障部品にかかる機器の使用頻度指数を用いて図14に示す式により算出する。この場合、式中の定数α〜γを適宜調整することにより、優先指数における交換難易、稼動可否および使用頻度の各指数の重み付けを調整することができる。なお、図11〜14に示した交換難易指数、稼動可否指数、使用頻度指数および優先指数の各算出方法は、本実施形態における最適代替部品の選定処理の手順を説明するために例示したものであって、これに何ら限定されるものではなく、種々の算出方法を採用することができる。
【0035】図10において、MFP1aは、代替部品ごとに算出した優先指数に基づいて最適代替部品を選定し(S305)、最適代替部品テーブルを作成する(S306)。図15はMFP1aが作成した最適代替部品テーブルの一例を示す図である。最適代替部品テーブルにおいては、代替部品にかかる機器の機器名、部品名、交換難易度、稼動可否、機能、機能別使用頻度、使用頻度指数、優先指数等が故障部品にかかる機器のものと対応して記録されており、さらに優先指数の最も大きい代替部品が最適代替部品(◎)、次いで優先指数の大きい代替部品が準最適代替部品(○)として選出されている。図15に示す最適代替品テーブルの例では、MFP1aの故障部品である定着ローラ(1)またはこれを含む定着ユニット(2)の代替部品の候補として、MFP2aおよびプリンタ4aの定着ローラ(1)または定着ユニット(2)があり、稼動可否の点ではこれらの間に差異はないが、使用頻度の点で使用頻度の低いプリンタ4aが優先され、交換難易度の点で定着ローラ(1)単体ではなく交換し易い定着ユニット(2)が優先され、結果としてプリンタ4aの定着ユニット(2)が最適代替部品に、プリンタ4aの定着ローラ(1)が準最適代替部品に選定されているものである。
【0036】そして、図3において、MFP1aは、作成した最適代替部品テーブルを操作パネル部14に表示する(S109)。これにより、ユーザはMFP1aが故障した際に、何れの部品が故障したのかを知ることができるばかりでなく、ネットワーク上の他の機器に代替可能な部品があるか否か、代替可能な部品が複数存在する場合に最適代替部品が何れであるかをも知ることができ、かかる表示に従って故障部品を代替部品と交換することにより、ネットワーク全体の処理能力の低下やユーザに及ぼす影響を最小限に留めて不慮の事態に対処することができるものである。
【0037】上記第1の実施形態では、MFP1aはネットワーク上の他の機器に代替部品の有無を問い合わせ、ネットワーク上の他の機器から代替部品テーブルおよび使用頻度テーブルを受信するものであったが、ネットワーク上の他の機器から代替部品テーブルの代わりに各機器の部品テーブルを受信して、MFP1aが受信した部品テーブルから代替部品の検索を行って代替部品テーブルを作成する構成とすることができる。
【0038】また、上記第1の実施形態では、MFP1aは作成した最適代替部品テーブルを操作パネル部に表示するものであったが、最適代替部品テーブルを操作パネル部に表示するとともに、または表示する代わりに、最適代替部品テーブルを指定された宛先、例えば予め登録されている管理者の電子メールアドレス等に送信する構成としてもよい。
【0039】図16は、本発明の第2の実施形態にかかるサーバを含むネットワークシステム全体の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかるネットワークシステムは、ネットワーク機器としてのMFP1b、MFP2b、MFP3b、プリンタ4bおよびスキャナ5b、ならびにサーバ7を備えており、これらはネットワーク6を介して相互に通信可能に接続されている。なお、ネットワーク6に接続される機器の種類および台数は、図16に示す例に限定されない。
【0040】MFP1b、MFP2b、MFP3b、プリンタ4bおよびスキャナ5bは、前記第1の実施形態におけるMFP1a、MFP2a、MFP3a、プリンタ4aおよびスキャナ5aと同様の構成を有する。
【0041】図17は、本実施形態にかかるサーバ7の構成を示すブロック図である。図17において、サーバ7はコンピュータであり、CPU71、ROM72、RAM73、ハードディスク74、ディスプレイ75、入力装置76およびネットワークインタフェース77を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス78を介して相互に接続されている。
【0042】ハードディスク74は各種プログラムやデータを記憶し、ディスプレイ75は、各種の表示を行し、入力装置76は、キーボードやマウス等であり、各種の入力を行うために使用される。本実施形態において、サーバ7は後述する所定の動作を行うが、このためのサーバ7の動作を制御するプログラムは、ハードディスク74に格納されている。
【0043】つぎに、本実施形態におけるネットワークシステムの動作の概要を説明する。図18は、本実施形態におけるネットワーク上の機器(MFP1b、MFP2b、MFP3b、プリンタ4bおよびスキャナ5b)の動作を示すフローチャートである。以下、ネットワーク上の機器の動作を、MFP1bを例にして説明する。図6において、MFP1bは、スキャン、プリント、コピー、ファクシミリ等の命令された処理が正常に行われているか自己の動作をチェックし、故障の発生を監視する(S401およびS402のNO)。そして、故障の発生を検出した場合は(S402のYES)、故障した部品を特定し(S403)、ハードディスク74に記憶している部品テーブルを参照して図5と同様の故障部品テーブルを作成し、さらに図9と同様の使用頻度テーブルも作成する(S404)。ついで、作成した故障部品テーブルおよび使用頻度テーブルを部品故障通知とともにネットワークインタフェース77およびネットワーク6を介してサーバ7に送信する。
【0044】図19は、本実施形態におけるサーバ7の動作を示すフローチャートである。図19において、サーバ7は、ネットワーク上の機器から部品故障通知を受信するまで待機し(S501のNO)、ネットワーク上の機器(MFP1b)から部品故障通知を受信すると(S501のYES)、ハードディスク74に記憶している部品テーブルデータベースから代替部品があるか否かを検索する(S502)。ここで、部品テーブルデータベースとは、図7と同様の各ネットワーク機器ごとの部品テーブルを格納したデータベースである。サーバ7は、部品テーブルデータベースから、受信した部品故障通知にかかる故障部品の部品番号または互換部品番号と同じ部品番号の部品を検索する。
【0045】部品テーブルデータベースに代替部品がない場合は(S503のNO)、部品故障通知にかかる機器(MFP1b)に代替部品がない旨の通知を送信する(S504)。一方、部品テーブルデータベースに代替部品がある場合は(S503のYES)、図8と同様の代替部品テーブルを作成するとともに(S505)、代替部品にかかる機器に使用頻度テーブルの転送要求を送信し(S506)、代替部品にかかる機器から使用頻度テーブルを受信するまで待機する(S507のNO)。代替部品にかかる機器から使用頻度テーブルを受信すると(S507のYES)、ついで、図10と同様の手順により最適代替部品の選定処理を行い(S508)、図15と同様の最適代替部品テーブルを作成する。そして、得られた最適代替部品テーブルを、代替部品がある旨の通知とともに部品故障通知にかかる機器(MFP1b)に送信する(S509)。
【0046】つぎに、図18において、MFP1bは、サーバ7から代替部品がない旨の通知を受信した場合は(S406のNO)、操作パネル部にネットワーク上の他の機器に代替部品がない旨を表示する(S407)。一方、サーバ7から代替部品がある旨の通知を受信した場合は(S406のYES)、代替部品がある旨の通知とともに受信した最適代替部品テーブルを操作パネル部14に表示する(S408)。その際、ユーザからの入力により故障部品の交換マニュアルの要求を受け付けた場合は(S409のYES)、サーバ7に宛先を指定して故障部品の交換マニュアルの転送要求を送信する(S410)。
【0047】図19において、サーバ7は、部品故障通知にかかる機器から故障部品の交換マニュアルの転送要求を受信した場合は(S510のYES)、ハードディスク74に保管している当該故障にかかる部品の交換マニュアルを、指定された宛先、例えば予め登録されている管理者の電子メールアドレスや交換マニュアルの要求に際して入力されたユーザの電子メールアドレス等に送信する(S511)。ただし、交換マニュアルを稼動しているネットワーク上のプリンタ等に送信して出力するようにしてもよいし、指定された宛先には交換マニュアルを送信せずに、交換マニュアルが保管されているサーバ7のハードディスク74上の所定のディレクトリのパスやURL等を通知するようにしてもよい。
【0048】上記第2の実施形態では、サーバ7は最適代替部品テーブルを部品故障通知にかかる機器に送信するものであったが、最適代替部品テーブルを部品故障通知にかかる機器に送信するとともに、または部品故障通知にかかる機器に送信する代わりに、最適代替部品テーブルを指定された宛先、例えば予め登録されている管理者の電子メールアドレス等に送信する構成とすることができる。
【0049】また、上記第2の実施形態では、サーバ7が最適代替部品テーブルを作成して部品故障通知にかかる機器に送信するものであったが、サーバ7は単に部品テーブルデータベースのみを提供し、故障した機器がサーバ7にアクセスして部品テーブルデータベースを参照し、自ら最適代替部品テーブルを作成する構成であってもよい。
【0050】上記各実施形態では、故障部品および代替部品の交換難易度および稼動可否に関する情報、ならびに故障部品にかかる機器および代替部品にかかる機器の使用頻度に関する情報に基づいて最適代替部品を選定するものであったが、これらのいずれかの情報のみに基づいて選定するものであってもよいし、その他の情報、例えば、故障部品にかかる機器と代替部品にかかる機器との位置情報(距離)等を前記情報の一部または全部と組み合わせて選定するものであってもよい。
【0051】本発明のネットワークシステムは、上記実施形態に示したようなスキャナ、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複写機、またはこれらの機能を複合化したMFP等の画像処理装置にかかるネットワーク機器以外にも、パソコン、ワークステーション、サーバ等のコンピュータやその他のOA機器等の種々のネットワーク機器における故障部品の交換支援システムとして応用することが可能である。
【0052】本発明によるネットワーク機器およびサーバならびにネットワーク機器の故障部品交換支援方法は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によっても、また、上記各手順を記述した所定のプログラムをCPUが実行することによっても実現することができる。後者により本発明を実現する場合、ネットワーク機器等を動作させる上記所定のプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータ読取可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやハードディスク等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、ネットワーク機器の一機能としてその機器のソフトウエアに組み込んでもよい。
【0053】上述した本発明の実施形態には、特許請求の範囲の請求項1〜10に記載した発明以外にも、以下の付記1〜16に示すような発明が含まれる。
【0054】[付記1] 前記部品情報は、部品の交換難易度に関する情報を含むものである請求項5〜7のいずれか1項に記載の故障部品交換支援サーバ。
【0055】[付記2] 前記他のネットワーク機器の使用頻度情報を取得する段階をさらに有し、前記代替部品を選定する段階は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、請求項8に記載の故障部品交換支援方法。
【0056】[付記3] 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである請求項8または付記2に記載の故障部品交換支援方法。
【0057】[付記4] 前記部品情報は、部品の交換難易度に関する情報を含むものである請求項8または付記2もしくは3に記載の故障部品交換支援方法。
【0058】[付記5] 各ネットワーク機器の部品情報を記憶する段階と、ネットワーク機器の故障部品にかかる情報を取得する段階と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する段階と、前記代替部品にかかる情報を前記故障部品にかかるネットワーク機器に送信する段階と、を有することを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援方法。
【0059】[付記6] 各ネットワーク機器の使用頻度情報を取得する段階をさらに有し、前記代替部品を選定する段階は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、付記5に記載の故障部品交換支援方法。
【0060】[付記7] 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである付記5または6に記載の故障部品交換支援方法。
【0061】[付記8] 前記部品情報は、部品の交換難易度に関する情報を含むものである付記5〜7のいずれか1項に記載の故障部品交換支援方法。
【0062】[付記9] 前記他のネットワーク機器の使用頻度情報を取得する手順をさらにネットワーク機器に実行させるものであり、前記代替部品を選定する手順は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、請求項9に記載の故障部品交換支援プログラム。
【0063】[付記10] 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである請求項9または付記9に記載の故障部品交換支援プログラム。
【0064】[付記11] 前記部品情報は、部品の交換難易度に関する情報を含むものである請求項9または付記9もしくは10に記載の故障部品交換支援プログラム。
【0065】[付記12] 各ネットワーク機器の部品情報を記憶する手順と、ネットワーク機器の故障部品にかかる情報を取得する手順と、前記部品情報に基づいて前記故障部品の代替部品を選定する手順と、前記代替部品にかかる情報を前記故障部品にかかるネットワーク機器に送信する手順と、をサーバに実行させることを特徴とするネットワーク機器の故障部品交換支援プログラム。
【0066】[付記13] 各ネットワーク機器の使用頻度情報を取得する手順をさらにサーバに実行させるものであり、前記代替部品を選定する手順は、さらに前記使用頻度情報に基づいて前記代替部品を選定するものである、付記12に記載の故障部品交換支援プログラム。
【0067】[付記14] 前記部品情報は、部品を取り外した場合の前記ネットワーク機器の稼動可否に関する情報を含むものである付記12または13に記載の故障部品交換支援プログラム。
【0068】[付記15] 前記部品情報は、部品の交換難易度に関する情報を含むものである付記12〜14のいずれか1項に記載の故障部品交換支援プログラム。
【0069】[付記16] 付記9〜15のいずれか1項に記載の故障部品交換支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0070】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ネットワーク機器が故障した際に、故障した部品を表示するとともに、ネットワーク上の他の機器に代替可能な部品があるか否か、代替可能な部品が複数存在する場合に最適代替部品が何れであるかをも表示するので、ユーザは、かかる表示に従って故障部品を代替部品と交換することにより、ネットワーク全体の処理能力の低下やユーザに及ぼす影響を最小限に留めて不慮の故障に対処することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013