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発明の名称 動画補正システム、クライアント、動画補正方法、プログラム、および記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−32643(P2003−32643A)
公開日 平成15年1月31日(2003.1.31)
出願番号 特願2001−218388(P2001−218388)
出願日 平成13年7月18日(2001.7.18)
代理人 【識別番号】100089233
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 茂明 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5C053
5C064
【Fターム(参考)】
5C053 FA14 GA11 GB36 LA14 
5C064 AB04 AC02 AC13 AD01 AD08 AD09 AD14
発明者 正木 賢治
要約 課題
ネットワークを効率的に利用することが可能な動画補正システムを提供する。

解決手段
動画補正システム1は、ネットワークを介してデータ通信が可能となるように相互に接続されるクライアント10とサーバ20とを備える。クライアント10は、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用静止画像を抽出する抽出部11と、抽出されたプレビュー用静止画像をサーバに向けて送信するプレビュー用静止画像送信部12とを有している。サーバ20は、送信されてきたプレビュー用静止画像に対して所定の補正処理を施し、その所定の補正処理が施されたプレビュー用静止画像をクライアント10に返信する。その後、クライアント10の画像表示部15においてプレビュー用静止画像が表示されると、クライアント10の操作者はこの補正処理が所望の結果をもたらしているか否かを判定して、動画全体に対する補正処理を続行するか否かを決定する。
特許請求の範囲
【請求項1】 ネットワークを介してデータ通信が可能となるように相互に接続されるクライアントとサーバとを備える動画補正システムであって、前記クライアントは、補正処理の対象となる動画の中から、プレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出する抽出手段と、抽出された前記プレビュー用静止画像を前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信するプレビュー用静止画像送信手段と、を有し、前記サーバは、前記クライアントから送信されてきた前記プレビュー用静止画像に対して所定の補正処理を施す補正処理手段と、前記所定の補正処理が施された前記プレビュー用静止画像を前記クライアントに送信する補正後静止画像送信手段と、を有することを特徴とする動画補正システム。
【請求項2】 動画補正システムにおけるクライアントであって、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出する抽出手段と、抽出された前記プレビュー用静止画像をサーバに向けてネットワークを介して送信するプレビュー用静止画像送信手段と、前記サーバにおいて補正処理が施された前記プレビュー用静止画像をネットワークを介して受信する補正後静止画像受信手段と、を備えることを特徴とするクライアント。
【請求項3】 ネットワークを介してデータ通信が可能となるように相互に接続されるクライアントとサーバとを備える動画補正システムを用いた動画補正方法であって、前記クライアントが、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出し、抽出された前記プレビュー用静止画像を前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信する工程と、前記クライアントが、前記サーバによる前記所定の補正処理が施された前記プレビュー用静止画像を受信する工程と、を含むことを特徴とする動画補正方法。
【請求項4】 コンピュータを、動画補正システムにおけるクライアントであって、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出する抽出手段と、抽出された前記プレビュー用静止画像をサーバに向けてネットワークを介して送信するプレビュー用静止画像送信手段と、前記サーバにおいて補正処理が施された前記プレビュー用静止画像をネットワークを介して受信する補正後静止画像受信手段と、を備えるクライアントとして機能させるためのプログラム。
【請求項5】 請求項4に記載のプログラムにおいて、前記抽出手段は、前記プレビュー用静止画像を前記動画の中からランダムに抽出することを特徴とするプログラム。
【請求項6】 請求項4に記載のプログラムにおいて、前記抽出手段は、前記動画のシーンを解析し、各シーンを代表する少なくとも1枚の静止画像を前記プレビュー用静止画像として抽出することを特徴とするプログラム。
【請求項7】 請求項4に記載のプログラムにおいて、前記抽出手段は、前記動画に含まれる複数の静止画像のうち、時間軸方向の圧縮がかかっていない静止画像を前記プレビュー用静止画像として抽出することを特徴とするプログラム。
【請求項8】 請求項4に記載のプログラムにおいて、前記プレビュー用静止画像送信手段は、抽出された前記プレビュー用静止画像をメールの添付ファイルとして送信することを特徴とするプログラム。
【請求項9】 請求項4に記載のプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記補正処理が施された前記プレビュー用静止画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された前記プレビュー用静止画像についての判定情報を入力する判定情報入力手段と、前記プレビュー用静止画像が合格である旨が入力されたときに前記動画を前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信する動画送信手段と、をさらに備えるクライアントとして機能させるためのプログラム。
【請求項10】 請求項9に記載のプログラムにおいて、前記動画送信手段は、前記判定情報入力手段によって前記プレビュー用静止画像が合格である旨が入力されたときには、前記動画に加えて他の動画をも前記補正処理の対象として前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信することを特徴とするプログラム。
【請求項11】 請求項4ないし請求項10のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画の補正処理を行うクライアントサーバ型のシステム(以下、動画補正システムとも称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動画の補正処理を行うクライアントサーバ型のシステム(動画補正システム)においては、補正処理の対象となる動画をネットワークを介してクライアントからサーバへと送信し、サーバ側でその動画を補正処理しその結果を返信することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動画の転送処理および動画の補正処理は一般に比較的長時間を要するものであるため、このような動画補正システムにおいて、サーバによる補正処理の結果が所望のものになっていない場合には、動画全体の送信動作および動画全体の補正処理が無駄になってしまうという問題がある。すなわち、ネットワーク使用料や操作時間が無駄に消費されてしまうなど、ネットワークの利用が非効率的になるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、ネットワークを効率的に利用することが可能な動画補正システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明は、ネットワークを介してデータ通信が可能となるように相互に接続されるクライアントとサーバとを備える動画補正システムであって、前記クライアントは、補正処理の対象となる動画の中から、プレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出する抽出手段と、抽出された前記プレビュー用静止画像を前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信するプレビュー用静止画像送信手段と、を有し、前記サーバは、前記クライアントから送信されてきた前記プレビュー用静止画像に対して所定の補正処理を施す補正処理手段と、前記所定の補正処理が施された前記プレビュー用静止画像を前記クライアントに送信する補正後静止画像送信手段と、を有することを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、動画補正システムにおけるクライアントであって、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出する抽出手段と、抽出された前記プレビュー用静止画像をサーバに向けてネットワークを介して送信するプレビュー用静止画像送信手段と、前記サーバにおいて補正処理が施された前記プレビュー用静止画像をネットワークを介して受信する補正後静止画像受信手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、ネットワークを介してデータ通信が可能となるように相互に接続されるクライアントとサーバとを備える動画補正システムを用いた動画補正方法であって、前記クライアントが、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出し、抽出された前記プレビュー用静止画像を前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信する工程と、前記クライアントが、前記サーバによる前記所定の補正処理が施された前記プレビュー用静止画像を受信する工程と、を含むことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、コンピュータを、動画補正システムにおけるクライアントであって、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出する抽出手段と、抽出された前記プレビュー用静止画像をサーバに向けてネットワークを介して送信するプレビュー用静止画像送信手段と、前記サーバにおいて補正処理が施された前記プレビュー用静止画像をネットワークを介して受信する補正後静止画像受信手段と、を備えるクライアントとして機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項4の発明に係るプログラムにおいて、前記抽出手段は、前記プレビュー用静止画像を前記動画の中からランダムに抽出することを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項4の発明に係るプログラムにおいて、前記抽出手段は、前記動画のシーンを解析し、各シーンを代表する少なくとも1枚の静止画像を前記プレビュー用静止画像として抽出することを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項4の発明に係るプログラムにおいて、前記抽出手段は、前記動画に含まれる複数の静止画像のうち、時間軸方向の圧縮がかかっていない静止画像を前記プレビュー用静止画像として抽出することを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項4の発明に係るプログラムにおいて、前記プレビュー用静止画像送信手段は、抽出された前記プレビュー用静止画像をメールの添付ファイルとして送信することを特徴とする。
【0013】請求項9の発明は、請求項4の発明に係るプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記補正処理が施された前記プレビュー用静止画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された前記プレビュー用静止画像についての判定情報を入力する判定情報入力手段と、前記プレビュー用静止画像が合格である旨が入力されたときに前記動画を前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信する動画送信手段と、をさらに備えるクライアントとして機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0014】請求項10の発明は、請求項9の発明に係るプログラムにおいて、前記動画送信手段は、前記判定情報入力手段によって前記プレビュー用静止画像が合格である旨が入力されたときには、前記動画に加えて他の動画をも前記補正処理の対象として前記サーバに向けて前記ネットワークを介して送信することを特徴とする。
【0015】請求項11の発明は、請求項4ないし請求項10のいずれかの発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】<1.第1実施形態><構成概要>図1は、本発明の第1実施形態に係る動画補正システム1の構成を示す概略図である。
【0017】図1に示すように、この動画補正システム1は、複数のクライアント10とサーバ20とを備えている。また、各クライアント10とサーバ20とはネットワークNを介してデータ通信が可能となるように相互に接続されている。
【0018】ここで、「ネットワーク」とは、データ通信を行う通信回線網であり、具体的には、インターネット、LAN、WAN、CATV、ICN(Inter-CommunityNetwork)などの、電気通信回線(光通信回線を含む)により構成される各種の通信回線網である。ネットワークに対する接続形態は、専用回線などを利用した常時接続であってもよいし、アナログ回線あるいはデジタル回線(ISDN)などの電話回線を利用したダイアルアップ接続などの一時的な接続のいずれであってもよい。また、その伝送方式は、無線方式および有線方式のいずれであってもよい。
【0019】この動画補正システム1は、動画の補正処理を行うクライアントサーバ型のシステムであり、具体的には、補正処理の対象となる動画をネットワークNを介してクライアント10からサーバ20へと送信し、サーバ20側でその動画に対する補正処理を行い、クライアント10側へと返送するシステムである。後述するように、クライアント10は、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出してサーバ20に向けてネットワークを介して送信し、サーバ20は、送信されてきたプレビュー用静止画像に対して所定の補正処理を施してクライアント10へと返送する。そして、クライアント10は、返送されてきたプレビュー用静止画像を表示する。クライアント10の操作者は、表示されたこのプレビュー用静止画像を見て、動画に対する補正処理を引き続き行ってもよいか否かを判定する。その補正処理が所望の結果をもたらさない場合には、動画全体の送信処理などを行わずに済むので効率的である。この場合、ネットワークN上に流れるデータ量を削減し、ネットワークを効率的に利用することが可能になる。
【0020】<クライアントおよびサーバ>つぎに、クライアント10について説明する。図2は、クライアント10のハードウエア構成を示す概念図である。クライアント10は、CPU2、半導体メモリおよびハードディスクなどを含む記憶部3、各種の記録媒体から情報を読み出すメディアドライブ4、モニタなどを含む表示部5、キーボートおよびマウスなどを含む入力部6、他の機器との通信を行う通信部7などを備えるコンピュータシステム(以下、単に「コンピュータ」とも称する)によって構成されている。
【0021】CPU2は、バスラインBLおよび入出力インターフェースIFを介して、記憶部3、メディアドライブ4、表示部5、入力部6、通信部7などに接続されている。また、メディアドライブ4は、CD−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスクなどの可搬性の記録媒体9からその中に記録されている情報を読み出す。
【0022】このクライアント10は、記録媒体9に記録されたソフトウエアプログラム(以下、単に「プログラム」とも称する)を読み込み、そのプログラムをCPU2等を用いて実行することによって、後述するような各種の動作を実現するクライアント10として機能する。なお、各機能を有するプログラムは、記録媒体9を介して供給(ないし配給)される場合に限定されず、LANやインターネットなどのネットワーク(通信回線)および通信部7を介して、このコンピュータに対して供給(ないし配給)されてもよい。
【0023】また、サーバ20も上記と同様のハードウエア構成を有するコンピュータによって構成される。そして、所定のプログラムを読み込み、そのプログラムを実行することによって後述する各種の動作を実現するサーバ20として機能する。
【0024】図3は、クライアント10およびサーバ20の機能ブロック図である。図3を参照しながら、まず、クライアント10の機能について説明する。
【0025】クライアント10は、抽出部11、プレビュー用静止画像送信部12、補正後静止画像受信部14、画像表示部15、判定情報入力部16、動画送信部17、補正後動画受信部18を有している。
【0026】抽出部11は、補正処理の対象となる動画を構成する複数の静止画像の中から、プレビュー用の静止画像(以下、「プレビュー用静止画像」と称する)を抽出する。
【0027】プレビュー用静止画像送信部12は、抽出されたプレビュー用静止画像をサーバ20に向けてネットワークNを介して送信する。
【0028】補正後静止画像受信部14は、サーバ20において補正処理が施されたプレビュー用静止画像(言い換えれば補正処理後のプレビュー用静止画像)をネットワークNを介して受信する。
【0029】画像表示部15は、サーバで所定の補正処理が施されサーバから送信されてきたプレビュー用静止画像を表示する。
【0030】判定情報入力部16は、画像表示部15に表示された補正後のプレビュー用静止画像についての操作者による判定結果(判定情報)の入力を受け付ける。
【0031】動画送信部17は、補正後のプレビュー用静止画像を合格であるとして判定する旨が操作者によって入力されたときに、動画をサーバ20に向けてネットワークNを介して送信する。
【0032】補正後動画受信部18は、サーバ20に送信されて所定の補正処理が施された動画(言い換えれば、補正処理後の動画)をネットワークNを介して受信する。
【0033】一方、サーバ20は、プレビュー用静止画像受信部22、補正処理部23、補正後静止画像送信部24、動画受信部27、補正後動画送信部28を有している。
【0034】プレビュー用静止画像受信部22は、プレビュー用静止画像送信部12からネットワークNを介して送信されてきたプレビュー用静止画像を受信する。
【0035】補正処理部23は、プレビュー用静止画像受信部22において受信されたプレビュー用静止画像に対する補正処理を行う。また、この補正処理部23は、動画受信部27において受信された動画に対する補正処理をも行う。
【0036】補正後静止画像送信部24は、補正処理後のプレビュー用静止画像をクライアント10に向けて送信する。
【0037】動画受信部27は、動画送信部17からネットワークNを介して送信されてきた動画を受信する。
【0038】補正後動画送信部28は、補正処理部23において補正処理が施された動画(言い換えれば補正処理後の動画)をクライアント10に向けて送信する。
【0039】<動作>図4は、動画補正システム1における動作を示すフローチャートである。
【0040】まず、ステップS10に示すように、クライアント10からサーバ20へアクセスする。そして、予め取得された認証情報(ユーザ名、パスワードなど)をクライアント10のユーザ(操作者)が入力すると、そのユーザが「正式なユーザ」であるか否かがサーバ20によって判定される。
【0041】サーバ20は、アクセスしてきたユーザが正式なユーザ(言い換えれば、登録済みユーザ)であると判定すると、そのユーザからのコマンドを受け付ける状態となる。その後、次のステップS20に進む。一方、正式なユーザでないと判定したときには、サーバ20は、別個のユーザ登録画面においてユーザ登録を行うように促す表示を行うためのデータをクライアント10へ返信する。クライアント10においては、ユーザ登録を行うように促す表示が表示され、クライアント10の操作者(ユーザ)がユーザ登録を行うか否かを判断する。
【0042】つぎに、ステップS20において、クライアント10の抽出部11は、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像(以下、「プレビュー用静止画像」と称する)を抽出する。ここでは、補正対象となる動画のデータ形式がMotionJPEG形式である場合を例示する。
【0043】図5は、MotionJPEG形式について説明する図である。MotionJPEG形式は、補正対象となる動画MPを構成する連続した複数の静止画像(以下、「フレーム」とも称する)Fi(i=1,...,M;Mはフレームの全数)のそれぞれがJPEG形式で圧縮されたデータ構造を有するものである。
【0044】具体的には、動画MPを構成する連続した複数の静止画像(フレーム)Fi(i=1,...,M)のうち、一部の静止画像のみがプレビュー用静止画像として抽出される。ここでは、これらの複数の静止画像のうち、100枚間隔の静止画像が、プレビュー用静止画像として抽出されるものとする。たとえば、M=2000のときには、2000÷100=20枚のプレビュー用静止画像が抽出される。
【0045】そして、ステップS30において、クライアント10のプレビュー用静止画像送信部12は、ステップS20において抽出されたプレビュー用静止画像をサーバ20に向けてネットワークNを介して送信する。
【0046】具体的には、上記において抽出されたこれらの20枚のプレビュー用静止画像が、サーバ20に向けて送信される。このように、動画MPを構成する複数の静止画像Fiのうち一部の静止画像のみがサーバ20にまず送信されるので、送信されるデータ量を抑制することができる。さらに、後述するように、動画MP全体の送信が不要になった場合には、動画MP全体を送信する場合に比べて、送信すべきデータ量を約1/100にすることが可能になる。
【0047】図6(a)は、このプレビュー用静止画像の送信時の送信データD1の内容の一例を示す例である。送信データD1は、■このデータがプレビュー用静止画像を送信する旨のデータであることを表す「コマンド」と、■送信対象となるプレビュー用静止画像の枚数(「送信枚数」)と、■各プレビュー用静止画像のデータとによって構成される。たとえば、■「コマンド」は、この送信データがプレビュー用静止画像を送信するものである旨を示すものとして予め定められた文字記号等によって表現され、■「送信枚数」は、送信対象となるプレビュー用静止画像の枚数を表す数字によって表現され、■各プレビュー用静止画像のデータは、各プレビュー用静止画像の大きさ(バイト数)を表す数値とその実データとを送信枚数に応じて順次に繰り返すことによって表現される。
【0048】なお、この送信データD1においては、FTP(File Transfer Protocol)などの汎用プロトコルを用いることができる。また、その他の送信データD2,D3,D4などについても同様である。
【0049】その後、サーバ20のプレビュー用静止画像受信部22は、プレビュー用静止画像送信部12からネットワークNを介して送信されてきたプレビュー用静止画像を受信する。そして、サーバ20の補正処理部23は、プレビュー用静止画像受信部22において受信されたプレビュー用静止画像に対する補正処理を行う。この補正処理としては、色かぶりを補正する処理や明度を補正する処理などの様々な公知技術などを用いることができる。ここでは、明度を補正前後で変更しないように色合いを補正する処理を行うものとする。さらに、サーバ20の補正後静止画像送信部24は、補正処理後のプレビュー用静止画像をクライアント10に向けて送信する(ステップS40)。
【0050】図6(b)は、このプレビュー用静止画像の返信時の送信データD2の内容の一例を示す例である。送信データD2は、■このデータが補正処理後のプレビュー用静止画像をクライアント10に向けて返信する旨のデータであることを表す「コマンド」と、■返信対象となる補正処理後のプレビュー用静止画像の枚数(「返信枚数」)と、■補正処理後の各プレビュー用静止画像のデータとによって構成される。この送信データD2は、送信データD1と類似の構成を有しているが、「補正処理後」のプレビュー用静止画像を送信するものである点で送信データD1と相違している。
【0051】クライアント10の補正後静止画像受信部14は、サーバ20において補正処理が施されたプレビュー用静止画像(言い換えれば補正処理後のプレビュー用静止画像)をネットワークNを介して受信する。
【0052】その後、ステップS50において、クライアント10の画像表示部15は、補正処理後のプレビュー用静止画像を表示する。具体的には、20(=M/100=2000/100)枚の補正処理後のプレビュー用静止画像を所定期間ごとに(たとえば1秒間隔で)順次に表示する。これによって、操作者(ユーザ)に対して補正後のプレビュー用静止画像が提示される。なお、最後(20枚目)のプレビュー用静止画像が表示された後は、再び最初(1枚目)のプレビュー用静止画から順に表示されること、すなわち、これらの複数のプレビュー用静止画像は循環して表示されることが好ましい。
【0053】操作者は、画像表示部15に表示された補正後のプレビュー用静止画像を見て、補正処理後の画像が所望の結果となっているか否かを確認する。そして、操作者は、引き続き動画全体に対して同様の補正処理を施すか否かについての判断を行い、画像表示部15に表示された補正後のプレビュー用静止画像についての判定結果(判定情報)を入力する(ステップS60)。より具体的には、操作者は、クライアント10の判定情報入力部16を用いて、画像表示部15に表示された補正後のプレビュー用静止画像についての操作者による判定情報(合否情報)を入力する。
【0054】図7は、画像表示部15などを示す図である。画像表示部15は、クライアント10の表示部5内に設けられており、補正後のプレビュー用静止画像を表示する機能を有している。また、画像表示部15の下側には、続行ボタン16aと中止ボタン16bとが表示されている。マウスを操作することなどによって、これらの続行ボタン16aと中止ボタン16bとのうちのいずれか一方を押下することが可能である。ここでは、続行ボタン16a、中止ボタン16b、およびマウスなどの入力部6が協働することによって、判定情報入力部16が実現されている。
【0055】そして、ステップS60において補正後のプレビュー用静止画像を不合格であるとして判定する旨が操作者によって入力されたとき(具体的には、中止ボタン16bが押下されたとき)には、サーバ20に対して終了コマンドを送信して、一連の処理を終了する(ステップS70)。
【0056】一方、ステップS60において補正後のプレビュー用静止画像を合格であるとして判定する旨が操作者によって入力されたとき(具体的には、続行ボタン16aが押下されたとき)には、クライアント10の動画送信部17は、補正対象となる動画をサーバ20に向けてネットワークNを介して送信する(ステップS80,S90,S100)。
【0057】ここにおいて、補正対象となる動画は、上記の動画だけでない場合も存在する。具体的には、プレビュー用静止画像の抽出が行われた動画以外にも同様の補正処理を行うべき動画が存在する場合も想定される。そこで、ここでは、動画の送信動作に先立って、同様の補正処理を行うべき動画が他に存在しないか否かを確認し、そのような動画が他に存在する場合には補正処理の対象として追加的に指定して、送信すべき動画を確定させた上で、複数の動画を一括送信する場合について説明する。
【0058】具体的には、ステップS75(図4)において、図8に示すように、クライアント10の表示部5に「同様の補正処理を行うべき他のファイルが存在しますか?」などの文字を表示し、追加送信すべきファイルが存在するか否かに関する操作者の判断およびその判断結果の入力を促す。
【0059】そして、「追加送信すべきファイル」が存在する場合には、追加送信すべき1つまたは2つ以上のファイルをファイル追加指定用画面(図示せず)を用いて操作者が指定することによって、送信すべき複数の動画を確定させる。また、「追加送信すべきファイル」が存在しない場合には、上記のプレビュー用静止画像の抽出が行われた1つの動画のみを送信する旨を確定させる。これにより、補正処理の対象となる複数の動画を一括して送信することができる。
【0060】また、動画のデータ送信は、長時間にわたってサーバ20のリソースを占有することになるので、送信前に動画(より詳細には動画データ)を現在送信してもよいか否かを確認することが好ましい。ここでは、動画のデータ送信許可がサーバ20によって行われた後に、クライアント10からサーバ20への動画のデータ送信を行う場合について説明する。
【0061】具体的には、ステップS80において、クライアント10は、全動画の送信を今から開始したい旨のコマンド、言い換えれば、動画送信の許可を依頼するコマンド(動画送信許可依頼コマンド)を送信する。
【0062】ステップS90において、このコマンドを受信したサーバ20は、その送信を許可するか否かを判定し、許可コマンドをクライアント10へと送信する。
【0063】クライアント10は、許可コマンドを受信するまで待機し、許可コマンドを受信すると、ステップS100において、全動画の送信を開始する。この送信動作は、クライアント10の動画送信部17によって行われる。
【0064】図6(c)は、動画送信時の送信データD3の内容の一例を示す例である。送信データD3は、■このデータが動画を送信する旨のデータであることを表す「コマンド」と、■送信対象となる動画の数(「送信動画数」)と、■各動画のデータとによって構成される。たとえば、■「コマンド」は、この送信データが動画を送信するものである旨を示すものとして予め定められた文字記号等によって表現され、■「送信動画数」は、送信対象となる動画の数を表す数字によって表現され、■各動画のデータは、各動画の大きさ(バイト数)を表す数値とその実データとを、送信動画数に応じて順次に繰り返すことによって表現される。
【0065】なお、ここでは、クライアント10はサーバ20からの許可コマンドを受信するまで待機する場合について例示したが、これに限定されない。たとえば、サーバ20が不許可コマンドをクライアント10に対して送信し、クライアント10がエラー処理を行うようにしても良い。
【0066】その後、ステップS110において、サーバ20は、クライアント10から送信されてきた動画を受信し、受信した動画に対して順次に補正処理を施す。具体的には、動画受信部27が、動画送信部17からネットワークNを介して送信されてきた動画を受信し、補正処理部23が、動画受信部27において受信された動画に対する補正処理を行う。この補正処理にあたっては、サーバ20は、各動画が複数のデータ形式(MotionJPEG、MPEG、...)のうちのいずれの形式のデータであるかを認識し、認識結果に応じたルーチン処理を行うことによって、その動画に対する補正処理を施す。
【0067】なお、ここでは、サーバ20において各動画のデータ形式を判断するようにしていたが、各動画に関する形式をクライアント10側で認識して送信データD3に付加して送信することによって、サーバ20側における負荷を軽減することも可能である。たとえば、図6(c)における各動画について、各動画の形式に関する情報を、各動画の大きさおよび実データに加えて付加した状態で送信するようにしてもよい。この場合、サーバ20はデータ形式の認識を行わずに済むという利点を得ることが可能である。
【0068】その後、ステップS120において、サーバ20の補正後動画送信部28は、補正処理部23において補正処理が施された動画(言い換えれば補正処理後の動画)をクライアント10に向けて送信する。
【0069】図6(d)は、この動画の返信時の送信データD4の内容の一例を示す例である。送信データD4は、■このデータが補正処理後の動画をクライアント10に向けて返信する旨のデータであることを表す「コマンド」と、■返信対象となる補正処理後の動画の数(「返信動画数」)と、■補正処理後の各動画のデータとによって構成される。この送信データD4は、送信データD3と類似の構成を有しているが、「補正処理後」の動画を送信するものである点で送信データD3と相違している。
【0070】そして、クライアント10の補正後動画受信部18は、サーバ20に送信されて所定の補正処理が施された動画(言い換えれば、補正処理後の動画)をネットワークNを介して受信する。その後、ステップS70に進み、一連の処理を終了する。
【0071】これによって、クライアント10は補正処理が適宜に施された動画を取得することができる。
【0072】以上のように、この動画補正システム1によれば、クライアント10は、補正処理の対象となる動画の中からプレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出し、抽出されたプレビュー用静止画像をサーバ20に向けてネットワークNを介して送信し、サーバ20において所定の補正処理が施されたプレビュー用静止画像を受信する。したがって、クライアント10の操作者は、所定の補正処理が施されたプレビュー用静止画像を用いて、その所定の補正処理を動画全体に対して施すべきか否かを判断することが可能になる。このとき、判断材料となる補正処理後のプレビュー用静止画像は、動画の中から抽出された静止画像をネットワークを介してクライアントとサーバとの間で送受信することによって得られるので、比較的小さな量のデータの送受信によって取得することができる。また、その補正処理を動画全体に対して行う必要がないと判断される場合には、動画についての不要な送信動作および不要な補正処理動作を回避することができるので、ネットワークを効率的に利用することができるとともにサーバ20の負荷を軽減することも可能である。
【0073】なお、上記実施形態においては、ステップS60において補正後のプレビュー用静止画像を不合格であるとして判定する旨が操作者によって入力されたときには、一連の処理を終了する(ステップS70)場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、補正処理に関する各種のパラメータをクライアント10側で再調整した後、再びプレビュー用静止画像に対する補正処理をサーバ20が行い、その再調整後のプレビュー用静止画像をクライアント10が受信するようにしてもよい。
【0074】<2.第2実施形態>上記第1実施形態においては、動画を構成する複数の静止画像の中から所定枚数間隔でプレビュー用静止画像を抽出する場合について例示したが、本発明はこれに限定されない。この第2実施形態においては、プレビュー用静止画像を動画の中からランダムに抽出する場合について例示する。
【0075】この第2実施形態の動画補正システムは、第1実施形態の動画補正システムと同様の構成を有しており、また、その処理手順も同様である。以下では、相違点を中心に説明する。
【0076】この第2実施形態は、上記の第1実施形態と比較して、ステップS20(図4)の抽出処理において相違する。
【0077】上記の第1実施形態のように所定枚数ごとの静止画像をプレビュー用静止画像として抽出すると、フリッカー現象による影響を受けることがある。たとえば、蛍光灯の周期と抽出間隔における周期の位相がずれている場合には、このずれによって、明暗サイクルが生じる場合が存在する。
【0078】そこで、この第2実施形態においては、プレビュー用静止画像を一定間隔(たとえば100枚間隔)で抽出するのではなく、プレビュー用静止画像をランダムに(ランダム間隔で)抽出することによって、このような明暗サイクルの発生を防止する。より具体的には、連続する100フレームのうち、乱数発生により得られる1〜100までのいずれかの枚数間隔でプレビュー用静止画像を抽出する。たとえば、図9に示すように、乱数により25,83,35...が順次に発生した場合には、最初の100枚のうち25枚目の静止画像をプレビュー用静止画像として抽出し、次の100枚のうち83枚目(すなわち、通算して101枚目から200枚目のうち通算して183枚目)の静止画像をプレビュー用静止画像として抽出し、さらに次の100枚のうち35枚目(すなわち、通算して201枚目から300枚目のうち通算して235枚目)の静止画像をプレビュー用静止画像として抽出していくようにすればよい。このようにして、ランダムにプレビュー用静止画像を抽出することによって、蛍光灯の周期と抽出間隔における一定周期の位相がずれている場合に生じ得るような明暗サイクルの発生を防止し、補正処理後の適切なプレビュー用静止画像をクライアント10において表示することが可能になる。
【0079】<3.第3実施形態>この第3実施形態においては、動画のシーンを解析してシーン情報を生成し、生成したシーン情報に基づいてプレビュー用静止画像を抽出する場合を例示する。
【0080】この第3実施形態の動画補正システムは、第1実施形態の動画補正システムと同様の構成を有しており、また、その処理手順も同様である。以下では、相違点を中心に説明する。
【0081】この第3実施形態は、上記の第1実施形態と比較して、ステップS20(図4)の抽出処理において相違する。
【0082】動画は、複数のシーンを含んでいるという特性を有している。そこで、この第3実施形態においては、この特性を利用し、各シーンの代表的な静止画データをプレビュー用静止画像として抽出することによって、適切なプレビュー用静止画像を表示させる場合について説明する。
【0083】ここでは、シーンを解析するにあたって、簡易化のため、各フレームの各色成分(R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)成分)のうち、G成分の平均階調値を用いる場合を例示する。なお、3つの色成分の平均階調値の線形和から各フレームの平均明度を求め、その各フレームの平均明度を用いるようにしても良い。
【0084】クライアント10は、この各フレームのG成分に関する平均階調値の経時変化を解析し、このG成分の平均階調値が不連続に変化している点を検索する。そして、この変化点をシーンの変化点として認識し、シーンの先頭フレームをプレビュー用静止画像として抽出する。これは、同一シーン内では平均階調値は連続的に推移する一方で、異なるシーンの繋ぎ目(シーンの変わり目)においては、平均階調値が不連続に変化する性質を利用するものである。
【0085】図10は、この解析結果の一例とその解析結果を用いたプレビュー用静止画像の抽出動作とを説明する図である。このような解析結果が得られた場合、たとえば、各シーンの先頭フレームであるF1,F60,F252,F301を順次にプレビュー用静止画像として抽出する。
【0086】このように、各シーンを代表する少なくとも1枚の静止画像(ここでは各シーンの先頭フレーム)をプレビュー用静止画像として抽出することによって、各シーンに対するプレビュー用静止画像を的確に選択して決定することができる。
【0087】なお、ここでは、各シーンの先頭フレームをプレビュー用静止画像として抽出する場合を例示したが、これに限定されず、各シーンの最終フレームをプレビュー用静止画像として抽出するようにしても良い。さらには、各シーンから所定枚数ずつのフレームを抽出するようにしても良い。
【0088】<4.第4実施形態>上記第1実施形態においては、動画中に含まれる各フレームを抽出しやすいMotionJPEG形式の動画について、このような動画を構成する複数の静止画像の中から所定枚数間隔でプレビュー用静止画像を抽出する場合について例示したが、この第4実施形態においては、動画中における各フレームの抽出が比較的困難なMPEG形式の動画についてプレビュー用静止画像を抽出する場合について説明する。
【0089】この第4実施形態の動画補正システムは、第1実施形態の動画補正システムと同様の構成を有しており、また、その処理手順も同様である。以下では、相違点を中心に説明する。
【0090】この第4実施形態は、上記の第1実施形態と比較して、ステップS20(図4)の抽出処理において相違する。
【0091】図11は、MPEG形式の動画データファイルの構成について説明する図である。MPEG形式のファイルは、時間軸方向に圧縮された最小単位(Group of pictures)を有している。この最小単位であるグループGjは、動画MP全体のうちの一部の期間内の動画を表現する連続フレームを表現するものであり、基準となる1枚のフレーム(基準フレーム)Pjについての画像情報とその基準フレームPjに対する差分情報とから構成される情報が含まれている。
【0092】この第4実施形態においては、このグループGjの先頭に存在する基準フレームPjをプレビュー用静止画像として抽出する。
【0093】仮に、第1実施形態のように、動画MPを構成する連続した複数の静止画像の中から所定枚数おきにプレビュー用静止画像を抽出するものとすると、抽出すべきフレームが基準フレーム以外のフレームに該当することがあり得る。このときには、各グループGjの先頭フレーム(すなわち基準フレーム)以外のフレームを差分情報を考慮して復元処理することが求められるので、処理が重くなる。
【0094】一方、この第4実施形態においては、時間軸方向の圧縮がかかっていない静止画像である基準フレームPjを用いるので、差分情報を考慮する必要がなく、比較的容易にプレビュー用静止画像を抽出することが可能になるのである。
【0095】<5.第5実施形態>上記第1実施形態においては、FTPなどのプロトコルを用いてコマンドおよびデータを送信する場合を例示したが、この第5実施形態においては、メール送信に関するプロトコル(より具体的には、SMTP)を用いて、データを送信する場合を例示する。
【0096】この第5実施形態の動画補正システムは、第1実施形態の動画補正システムと同様の構成を有しており、また、その処理手順も同様である。以下では、相違点を中心に説明する。
【0097】図12は、第5実施形態の動画補正システムに係る動作を示すフローチャートである。
【0098】この第5実施形態は、上記の第1実施形態と比較して、プレビュー用静止画像の送信処理(ステップS30B)および動画の送信処理(ステップS100B)において相違する。
【0099】まず、ステップS30Bにおけるプレビュー用静止画像の送信は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いて行われる。具体的には、プレビュー用静止画像送信部12は、添付ファイルとしてプレビュー用静止画像が添付されたメールを自動的に作成し、その添付ファイル付きメールをサーバ20の所定のアドレスに向けて送信する。そして、サーバ20は、添付ファイル付きメールを受信し、受信したメールに添付されていたプレビュー用静止画像を取り出す。その後、第1実施形態と同様に、取り出したプレビュー用静止画像に対して補正処理を行い、クライアント10へと返信する。
【0100】また、ステップSP100Bにおける動画の送信も、SMTPを用いて行われる。具体的には、動画送信部17は、添付ファイルとして動画が添付されたメールを自動的に作成し、その添付ファイル付きメールをサーバ20の所定のアドレスに向けて送信する。そして、サーバ20は、添付ファイル付きメールを受信し、受信したメールに添付されていた動画を取り出す。その後、第1実施形態と同様に、取り出した動画に対して補正処理を行い、クライアント10へと返信する。
【0101】メールの送受信システムは、歴史が比較的長く比較的安定している。したがって、上記のようにメールの送受信システムを用いることによって、プレビュー用静止画像および動画を安定的に送受信することができる。
【0102】<6.変形例>以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではなく、様々な改変が可能である。
【0103】たとえば、上記各実施形態においては、クライアント10がいわゆるパソコン等のコンピュータによって構成される例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話機等をクライアントとして構成してもよい。
【0104】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項11に記載の発明によれば、クライアントは、補正処理の対象となる動画の中から、プレビュー用の静止画像であるプレビュー用静止画像を抽出し、抽出されたプレビュー用静止画像をサーバに向けてネットワークを介して送信し、サーバにおいて所定の補正処理が施されたプレビュー用静止画像を受信することができる。したがって、比較的小さな量のデータ送受信によって、動画に対する所定の補正処理を行うべきか否かを判断することが可能になるので、ネットワークを効率的に利用することができる。
【0105】特に、請求項5に記載の発明によれば、抽出手段は、プレビュー用静止画像を動画の中からランダムに抽出するので、明暗サイクルの発生を防止し、補正処理後の適切なプレビュー用静止画像を取得することが可能である。
【0106】また、請求項6に記載の発明によれば、抽出手段は、各シーンを代表する少なくとも1枚の静止画像をプレビュー用静止画像として抽出するので、各シーンに対応する静止画像をプレビュー用静止画像として的確に選択することができる。
【0107】さらに、請求項7に記載の発明によれば、抽出手段は、動画に含まれる複数の静止画像のうち、時間軸方向の圧縮がかかっていない静止画像をプレビュー用静止画像として抽出するので、差分情報を考慮することなく比較的容易にプレビュー用静止画像を抽出することが可能になる。
【0108】また、請求項8に記載の発明によれば、プレビュー用静止画像送信手段は、抽出されたプレビュー用静止画像をメールの添付ファイルとして送信するので、プレビュー用静止画像を安定的に送信することができる。
【0109】さらに、請求項9に記載の発明によれば、動画送信手段は、画像表示手段に表示されたプレビュー用静止画像が合格である旨が入力されたときに動画をサーバに向けてネットワークを介して送信する。したがって、動画についての不要な送信動作および不要な補正処理動作を回避することが可能になるので、ネットワークをさらに効率的に利用することができる。
【0110】また、請求項10に記載の発明によれば、動画送信手段は、判定情報入力手段によってプレビュー用静止画像が合格である旨が入力されたときには、その動画に加えて他の動画をも補正処理の対象としてサーバに向けてネットワークを介して送信するので、補正処理の対象となる複数の動画を一括して送信することができる。




 

 


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