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発明の名称 印刷システム、印刷物の見積り装置、見積り方法、見積りプログラム、および見積りプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−5935(P2003−5935A)
公開日 平成15年1月10日(2003.1.10)
出願番号 特願2001−193117(P2001−193117)
出願日 平成13年6月26日(2001.6.26)
代理人 【識別番号】100072349
【弁理士】
【氏名又は名称】八田 幹雄 (外4名)
【テーマコード(参考)】
2C061
5B021
【Fターム(参考)】
2C061 AP01 AR01 AR03 AS02 HJ08 HK14 HK15 HL01 HN16 HQ12 HX10 
5B021 AA01 BB01 BB02 EE01
発明者 松浦 積 / 小野 孝一
要約 課題
印刷物の正確な送料を含んだ見積りを、顧客に通知することができる印刷システムを提供する。

解決手段
印刷物の見積りを依頼するクライアント30と、送料データが格納されている第1サーバ40と、印刷装置20〜22を制御する第2サーバ10とがインターネットを介して接続されている印刷システムであって、第2サーバは、クライアントから印刷ファイルおよび印刷属性記述ファイルを取得する手段、第1サーバから送料データを取得する手段、印刷属性記述ファイル、あるいは、印刷属性記述ファイルと印刷ファイルとに基づいて、検索キーを算出する手段、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手段、送料を含んだ見積りを作成する手段、見積りをクライアントに通知する手段、および、クライアントから通知される印刷依頼に従って、印刷装置を制御して、印刷ファイルを印刷させる手段を有する。
特許請求の範囲
【請求項1】 印刷物の見積りを依頼するクライアントと、送料データが格納されている第1サーバと、印刷装置を制御する第2サーバとがインターネットを介して接続されている印刷システムであって、第2サーバは、クライアントから印刷ファイルおよび印刷属性記述ファイルを取得する手段、第1サーバから送料データを取得する手段、印刷属性記述ファイル、あるいは、印刷属性記述ファイルと印刷ファイルとに基づいて、検索キーを算出する手段、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手段、送料を含んだ見積りを作成する手段、見積りをクライアントに通知する手段、および、クライアントから通知される印刷依頼に従って、印刷装置を制御して、印刷ファイルを印刷させる手段を有することを特徴とする印刷システム。
【請求項2】 印刷物の見積りを依頼するクライアントからインターネットを介して印刷属性記述ファイルを取得する手段、送料データが格納されているサーバからインターネットを介して送料データを取得する手段、印刷属性記述ファイルに基づいて、検索キーを算出する手段、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手段、送料を含んだ見積りを作成する手段、および、見積りをクライアントに通知する手段を有することを特徴とする見積り装置。
【請求項3】 前記検索キーは、印刷物の重量、サイズ、運送距離の少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求項2に記載の見積り装置。
【請求項4】 前記印刷属性記述ファイルは、印刷ページ数データ、印刷部数データ、用紙サイズデータ、および、用紙種類データを含んでおり、前記印刷物の重量は、印刷ページ数データに印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙サイズデータと用紙種類データとによって特定される用紙1枚当たりの重量とに基づいて算出されることを特徴とする請求項3に記載の見積り装置。
【請求項5】 前記印刷属性記述ファイルは、印刷ページ数データ、印刷部数データ、用紙サイズデータ、および、用紙種類データを含んでおり、前記印刷物のサイズは、印刷ページ数データに印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙種類データによって特定される用紙1枚当たりの厚みと、用紙サイズデータとに基づいて算出されることを特徴とする請求項3に記載の見積り装置。
【請求項6】 前記印刷属性記述ファイルは、宛先の住所データを含んでおり、前記印刷物の運送距離は、宛先の住所データに基づいて算出されることを特徴とする請求項3に記載の見積り装置。
【請求項7】 送料データが格納されているサーバが複数登録されているテーブル手段と、登録されているサーバから取得される送料データから抽出される送料の中から最小値を有する送料を、見積りに含まれる送料として選択する手段とをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の見積り装置。
【請求項8】 印刷物の見積りを依頼するクライアントから印刷属性記述ファイルを取得するステップ、送料データが格納されているサーバから送料データを取得するステップ、印刷属性記述ファイルに基づいて、検索キーを算出するステップ、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出するステップ、送料を含んだ見積りを作成するステップ、および、見積りをクライアントに通知するステップを有することを特徴とする見積り方法。
【請求項9】 印刷物の見積りを依頼するクライアントから印刷属性記述ファイルを取得する手順、送料データが格納されているサーバから送料データを取得する手順、印刷属性記述ファイルに基づいて、検索キーを算出する手順、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手順、送料を含んだ見積りを作成する手順、および、見積りをクライアントに通知する手順をコンピュータに実行させるための見積りプログラム。
【請求項10】 請求項9に記載の見積りプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷システム、印刷物の見積り装置、見積り方法、見積りプログラム、および見積りプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】プリントショップにおいては、インターネットを介して顧客から注文を直接受け付けるサービスが行われている。
【0003】このサービスは、プリントショップが備えている機器が有する多彩な機能が利用できること、中間コストの削減によって低価格であること、また、中間作業の省略によって対応が迅速であること等の利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、注文を受け付けるに際して顧客に提示される見積りには、正確な送料が織り込まれていない問題を有している。
【0005】例えば、送料が、関西地方や関東地方などの大まかな地域毎による区切りで設定されていたり、定額で設定されており、運送会社に実際に支払われる金額と、顧客から徴収する金額とが、相違する場合がある。したがって、状況によっては、顧客に実費以上の金額が請求されたり、顧客から徴収した以上の金額が運送会社に支払われている。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決するために成されたものであり、印刷物の正確な送料を含んだ見積りを、顧客に通知することができる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明は次のように構成される。
【0008】(1)印刷物の見積りを依頼するクライアントと、送料データが格納されている第1サーバと、印刷装置を制御する第2サーバとがインターネットを介して接続されている印刷システムであって、第2サーバは、クライアントから印刷ファイルおよび印刷属性記述ファイルを取得する手段、第1サーバから送料データを取得する手段、印刷属性記述ファイル、あるいは、印刷属性記述ファイルと印刷ファイルとに基づいて、検索キーを算出する手段、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手段、送料を含んだ見積りを作成する手段、見積りをクライアントに通知する手段、および、クライアントから通知される印刷依頼に従って、印刷装置を制御して、印刷ファイルを印刷させる手段を有することを特徴とする印刷システム。
【0009】(2)印刷物の見積りを依頼するクライアントからインターネットを介して印刷属性記述ファイルを取得する手段、送料データが格納されているサーバからインターネットを介して送料データを取得する手段、印刷属性記述ファイルに基づいて、検索キーを算出する手段、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手段、送料を含んだ見積りを作成する手段、および、見積りをクライアントに通知する手段を有することを特徴とする見積り装置。
【0010】(3)前記検索キーは、印刷物の重量、サイズ、運送距離の少なくとも1つを含んでいることを特徴とする前記(2)に記載の見積り装置。
【0011】(4)前記印刷属性記述ファイルは、印刷ページ数データ、印刷部数データ、用紙サイズデータ、および、用紙種類データを含んでおり、前記印刷物の重量は、印刷ページ数データに印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙サイズデータと用紙種類データとによって特定される用紙1枚当たりの重量とに基づいて算出されることを特徴とする前記(3)に記載の見積り装置。
【0012】(5)前記印刷属性記述ファイルは、印刷ページ数データ、印刷部数データ、用紙サイズデータ、および、用紙種類データを含んでおり、前記印刷物のサイズは、印刷ページ数データに印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙種類データによって特定される用紙1枚当たりの厚みと、用紙サイズデータとに基づいて算出されることを特徴とする前記(3)に記載の見積り装置。
【0013】(6)前記印刷属性記述ファイルは、宛先の住所データを含んでおり、前記印刷物の運送距離は、宛先の住所データに基づいて算出されることを特徴とする前記(3)に記載の見積り装置。
【0014】(7)送料データが格納されているサーバが複数登録されているテーブル手段と、登録されているサーバから取得される送料データから抽出される送料の中から最小値を有する送料を、見積りに含まれる送料として選択する手段とをさらに有することを特徴とする前記(2)に記載の見積り装置。
【0015】(8)印刷物の見積りを依頼するクライアントから印刷属性記述ファイルを取得するステップ、送料データが格納されているサーバから送料データを取得するステップ、印刷属性記述ファイルに基づいて、検索キーを算出するステップ、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出するステップ、送料を含んだ見積りを作成するステップ、および、見積りをクライアントに通知するステップを有することを特徴とする見積り方法。
【0016】(9)印刷物の見積りを依頼するクライアントから印刷属性記述ファイルを取得する手順、送料データが格納されているサーバから送料データを取得する手順、印刷属性記述ファイルに基づいて、検索キーを算出する手順、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手順、送料を含んだ見積りを作成する手順、および、見積りをクライアントに通知する手順をコンピュータに実行させるための見積りプログラム。
【0017】(10)前記(9)に記載の見積りプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1に示される実施の形態1に係る印刷システムは、ジョブチケットサーバ10と、送料データが格納されているデータベースサーバ40と、印刷物の見積りを依頼するクライアント30からなり、これらは、コンピュータネットワーク50を介して接続されている。コンピュータネットワーク50は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ベースのプロトコルに基づいたインターネットである。
【0020】ジョブチケットサーバ10は、印刷物の見積り装置として機能させるための見積りプログラムがインストールされており、FTP(File Transfer Protocol)サーバ、WWWサーバおよび電子メールクライアントとしての機能を有している。また、ジョブチケットサーバ10は、印刷装置20〜22が接続されており、プリントショップに配置されている。なお、電子メールは、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)と、POP(Post Office Protocol)あるいはIMAP(Internet Messaging Access Protocol)とを利用するものである。
【0021】プリントショップは、印刷物に対する後処理、例えば、ステープルや折りや梱包をするための機器をさらに有している。
【0022】クライアント30は、FTPクライアントおよび電子メールクライアントとしての機能を有し、また、WWWブラウザがインストールされている。
【0023】データベースサーバ40は、運送会社の最新の送料データを公開するためのWWWサーバとしての機能を有している。送料データは、運送距離および重量を検索キーとして利用できる料金表からなる。なお、データベースサーバ40は、例えば、格納されている送料データが適用される運送会社によって管理される。
【0024】次に、図2を参照し、印刷システム全体の処理の流れを説明する。
【0025】まず、顧客(クライアント30のユーザ)がWWWブラウザを使用してジョブチケットサーバ10にアクセスすると、ジョブチケットのフォームがクライアント30に送信される。
【0026】顧客は、ジョブチケットのフォームに必要事項を記入して、ジョブチケットサーバ10に送信することで、見積りを依頼する。なお、印刷ファイルは、FTPを使用してジョブチケットサーバ10に送信される。
【0027】ジョブチケットサーバ10は、印刷ファイルの印刷経費を算出すると共に、印刷物としての重量を算出する。続いて、ジョブチケットサーバ10は、データベースサーバ40にアクセスして、料金表を要求する。
【0028】データベースサーバ40から料金表が取得されると、ジョブチケットサーバ10は、運送距離および重量を検索キーとして料金表を検索し、送料を算出する。さらに、ジョブチケットサーバ10は、印刷経費と送料とを合算して得られる総経費を織り込んだ見積書を作成し、当該見積書を含んだ電子メールを顧客のメールアドレスに送信する。
【0029】顧客は、見積書を検討して印刷依頼を決定すると、発注を知らせるメッセージを含んだ電子メールをプリントショップのメールアドレスに送信する。
【0030】顧客からの発注が確定すると、ジョブチケットサーバ10は、ジョブチケットの記入内容に従って印刷装置20〜22のいずれかを制御して、印刷ファイルの印刷を実行する。
【0031】なお、印刷物は、梱包され、送料データが適用される運送会社を利用して、ジョブチケットに記入されている宛先に届けられる。
【0032】次に、ジョブチケットを説明する。
【0033】ジョブチケットは、仕様属性と宛先属性とが含まれる印刷属性記述ファイルである。例えば、図3に示されるように、仕様属性は、印刷部数、印刷面、用紙サイズ、用紙種類、使用色、ステープル、パンチ穴、折りなどの事項を含んでおり、宛先属性は、郵便番号、住所、電話番号、ファクシミリ(FAX)番号などの事項を含んでいる。
【0034】「印刷面」は、両面印刷の有無、「使用色」は、カラー印刷の有無を示す。また、「ステープル」は、ステープルの有無と、ステープル有りの場合におけるステープルの位置、種類および形態を示す。「パンチ穴」および「折り」は、「ステープル」の場合と同様な内容を示す。
【0035】なお、図3は、WWWブラウザによってクライアント30のモニターに表示されたジョブチケットを表している。しかし、ジョブチケットの実際のデータは、XML(eXtensible Markup Language)によって、記述されている。図4は、図3に示されるジョブチケットの記述例である。
【0036】XMLは、DTD(Document Type Definition)に従ってタグの名前や構造を自由に決定できるため拡張性に優れ、また、データの属性情報や論理構造が定義でき、データの属性とデータの内容を関連付けて記述できるため、ジョブチケットに適用されている。つまり、XMLデータを解析することによって、データを共有することが容易である。なお、データベースサーバ40の料金表は、XMLによって記述された送料データである送料記述ファイルからなる。
【0037】次に、図5を参照し、見積りプログラムに基づくジョブチケットサーバ10の動作を詳細に説明する。
【0038】まず、ジョブチケットおよび印刷ファイルが受信される(ステップS1)。ジョブチケットは、汎用的な解釈プログラムであるXMLパーサ(parser)によって解析され、そのデータは、見積りのために利用できる形態に変換させられる(ステップS2)。具体的には、印刷部数、印刷面、用紙サイズ、用紙種類、使用色、ステープル、パンチ穴、および折りからなる仕様属性データと、郵便番号、住所、電話番号、およびファクシミリ(FAX)番号からなる宛先属性データとが得られる。
【0039】続いて、仕様属性データから抽出される印刷部数、印刷面、用紙サイズ、用紙種類、使用色、ステープル、パンチ穴、および折りに関するデータに基づいて、印刷経費が算出される(ステップS3)。
【0040】そして、重量算出処理および送料算出処理が実行されて送料が得られ(ステップS4,S5)、当該送料と印刷経費とを合算することで総経費が算出される(ステップS6)。続いて、総経費を織り込んだ見積書が作成され、当該見積書を含んだ電子メールが顧客のメールアドレスに送信される(ステップS7)。
【0041】その後、顧客からの印刷依頼を受信すると(ステップS8)、ジョブチケットの記入内容に従って、印刷ファイルが印刷される(ステップS9)。
【0042】次に、図6を参照して、ステップS4の重量算出処理を説明する。
【0043】まず、印刷ファイルのデータ量が検出され(ステップS41)、仕様属性データから抽出される用紙サイズデータと印刷面データに基づいて、用紙1枚当たりのデータ量が計算される(ステップS42)。そして、印刷ファイルのデータ量を、用紙1枚当たりのデータ量で除することによって、1部当たりの用紙枚数が計算される(ステップS43)。
【0044】続いて、印刷部数データが、仕様属性データから抽出され(ステップS44)、1部当たりの用紙枚数に印刷部数を乗ずることによって、総枚数が計算される(ステップS45)。そして、用紙種類データが、仕様属性データから抽出され(ステップS46)、用紙種類データと用紙サイズデータによって特定される用紙1枚当たりの重量に、総枚数を乗ずることによって、印刷物の重量が算出される(ステップS47)。
【0045】次に、図7を参照して、ステップS5の送料算出処理を説明する。
【0046】まず、データベースサーバ40に対する接続が確立され、送料記述ファイルの要求がデータベースサーバ40に対して送信される(ステップS51)。送料記述ファイルが取得されると(ステップS52)、データベースサーバ40に対する接続が切断される(ステップS53)。図8は、送料記述ファイルのDTDによる記述例を示している。
【0047】送料記述ファイルは、XMLパーサ(parser)によって解析され、そのデータは、送料の算出のために検索できる形態に変換させられる(ステップS54)。具体的には、運送距離および重量を検索キーとして検索可能な料金表データが得られる。
【0048】続いて、ステップS4の重量算出処理によって得られる重量と、宛先属性データから抽出される住所とプリントショップの所在地との間の距離(運送距離)および重量とが、検索キーとして設定され(ステップS55)、当該検索キーを使用して、送料が抽出される(ステップS56)。
【0049】以上のように、実施の形態1においては、データベースサーバ40に格納されている最新の送料データを利用して、正確な送料を織り込んだ見積書が作成され、顧客に通知される。
【0050】したがって、顧客との間で送料に関するトラブルを未然に防ぐことができる。特に、ダイレクトメールなどの多数の宛先が存在する印刷物の依頼であって、送料が高額となる場合も、顧客は、安心して印刷を依頼することができる。
【0051】なお、印刷経費は、印刷ファイルのデータ量を利用して算出される用紙の総枚数を考慮して、算出することも可能である。
【0052】次に、実施の形態2を説明する。
【0053】実施の形態2は、データベースサーバ40に格納されている送料データが、運送距離および印刷物のサイズを検索キーとして利用できる料金表からなる点で、実施の形態1と概して異なっている。
【0054】したがって、実施の形態1の図5におけるステップS4の重量算出処理が、図9に示されるように、ステップS104のサイズ算出処理によって代替されている。
【0055】具体的には、サイズ算出処理において、用紙種類データによって特定される用紙1枚当たりの厚みに総枚数を乗ずることによって得られる印刷物の総厚みと、用紙サイズデータとに基づいて、印刷物の3辺のサイズが算出される。また、送料算出処理においては、運送距離および印刷物のサイズが設定された検索キーを使用して料金表が検索され、送料が算出される。
【0056】なお、例えば、送料データが、運送距離および印刷物の体積を検索キーとして利用できる料金表からなる場合、印刷物の3辺のサイズを乗ずることによって体積を算出することで、適用可能である。さらに、送料データが、運送距離と印刷物の重量および体積とを検索キーとして利用できる料金表からなる場合、実施の形態1および実施の形態2を組み合わせることによって、適用可能である。
【0057】次に、実施の形態3を説明する。
【0058】実施の形態3は、印刷ファイルのデータ量を利用することなく、見積りを作成する点で、実施の形態1と概して異なっている。
【0059】例えば、印刷ファイルに非公開の機密情報などの重要な情報が含まれる場合、見積り依頼の段階においては、顧客は、印刷ファイルをプリントショップに送信することを好まない。
【0060】そのため、図10に示されるように、ジョブチケットの仕様属性として、1部当たりの用紙枚数に対応する「印刷ページ数」が追加されている。したがって、印刷ページ数を利用することによって、印刷物の重量あるいはサイズを算出できる。
【0061】具体的には、印刷物の重量は、印刷ページ数データに印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙サイズデータと用紙種類データとによって特定される用紙1枚当たりの重量とに基づいて算出できる。また、印刷物のサイズは、印刷ページ数データに印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙種類データによって特定される用紙1枚当たりの厚みと、用紙サイズデータとに基づいて算出できる。
【0062】次に、実施の形態4を説明する。
【0063】実施の形態3においては、印刷ファイルのデータ量を利用して算出される1部当たりの用紙枚数(計算枚数)が、顧客によって申告される印刷ページ数(申告枚数)によって代替されている。しかし、申告枚数と、計算枚数とが異なる場合、料金をめぐりトラブルが発生する可能性がある。そのため、実施の形態4は、申告枚数と計算枚数との相違を比較するための手段を有する。
【0064】次に、図11を参照し、見積りプログラムに基づくジョブチケットサーバの動作を詳細に説明する。
【0065】まず、クライアントから見積りを依頼するジョブチケットが受信される場合(ステップS201,ステップS202:YES)、ジョブチケットに基づいて見積書が作成され(ステップS203)、当該見積書を含んだ電子メールが顧客のメールアドレスに送信される(ステップS204)。
【0066】その後、発注を決定した顧客からの印刷依頼が受信され(ステップS205:YES)、そして、印刷ファイルが受信される(ステップS206)。続いて、申告枚数と、印刷ファイルに基づく計算枚数とが同一であるか否かが判断される(ステップS207)。
【0067】申告枚数と計算枚数とが同一であると判断される場合、印刷ファイルが印刷される(ステップS208)。一方、申告枚数と計算枚数とは相違すると判断される場合、印刷が取り消され、計算枚数に基づいて見積書が再作成され(ステップS209)、当該見積書を含んだ電子メールが顧客のメールアドレスに送信される(ステップS210)。
【0068】そして、再作成された見積書を了承した顧客からの印刷再依頼が受信されると(ステップS211:YES)、印刷ファイルが印刷される(ステップS212)。
【0069】次に、実施の形態5を説明する。
【0070】実施の形態5は、図12に示されるように、異なる運送会社の送料データが格納される複数のデータベースサーバ140〜142が存在する点で、実施の形態1と概して異なっており、送料データを比較することによって、送料が一番安価な運送会社を選択することができる。
【0071】なお、ジョブチケットサーバ110は、データベースサーバ140〜142のアドレス情報が登録されたサーバテーブルを保有している。アドレス情報は、例えば、IPアドレスやドメインネーム、あるいは、URL(Uniform Resource Locator)によって記述されたアドレスである。
【0072】次に、図12を参照し、実施の形態1と異なっている送料算出処理を具体的に説明する。
【0073】まず、サーバテーブルの先頭に登録されているデータベースサーバが選択され(ステップS351)、接続が確立される(ステップS352)。そして、送料記述ファイルが取得されると(ステップS353)、データベースサーバに対する接続が切断される(ステップS354)。
【0074】続いて、送料記述ファイルは、XMLパーサによって解析され、そのデータは、送料の算出のために検索できる形態に変換させられる(ステップS355)。
【0075】続いて、重量算出処理によって得られる重量と、宛先属性データから抽出される住所とプリントショップの所在地との間の距離(運送距離)とが、検索キーとして設定される(ステップS356)。そして、当該検索キーを使用して、送料が抽出され(ステップS357)、送料テーブルに格納される(ステップS358)。
【0076】そして、送料の調査が完了したか否かが判断される(ステップS359)。送料の調査が未完了であると判断される場合、サーバテーブルから次のデータベースサーバが選択され(ステップS360)、プロセスは、ステップS352に復帰する。一方、送料の調査が完了したと判断される場合、見積りに使用される送料として、送料テーブルから一番安価な送料が選択される(ステップS359)。
【0077】なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
【0078】例えば、見積りプログラムを、コンピュータを見積り装置として機能させるアプリケーションソフトウェアとして提供することに限られず、コンピュータの一機能として組み込ませて提供することもできる。
【0079】アプリケーションソフトウェアは、コンピュータ読取可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROMに記憶されて、提供される。また、アプリケーションソフトウェアをサーバに格納し、当該アプリケーションソフトウェアを、コンピュータネットワークあるいは電話回線ネットワークを経由して、ダウンロードして、コンピュータにインストールすることも可能である。
【0080】ジョブチケットや、データベースサーバの料金表は、XMLおよびDTDを利用するものに限定されず、例えば、HTML(HyperText Markup Language)によって記述することも可能である。さらに、料金表は、画像ファイルから構成される場合であっても、適用することも可能である。しかし、この場合、画像ファイルから文字データを抽出するためのOCR(Optical character reader)機能を有する解析手段を設ける必要がある。
【0081】ジョブチケットの送信は、FTPあるいは電子メールの添付ファイルを利用することも可能である。また、印刷ファイルの送信は、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のPUTメソッドやPOSTメソッドあるいは電子メールの添付ファイルを利用することも可能である。さらに、見積り依頼に、電子メールを利用したり、印刷依頼および印刷再依頼に、HTTPのPUTメソッドあるいはPOSTメソッドを利用することも可能である。
【0082】上述した本発明の実施の形態には、特許請求の範囲の請求項1〜10に記載した発明以外にも、以下の付記1〜10に示すような発明が含まれる。
【0083】[付記1] 前記印刷属性記述ファイルは、印刷ページ数データ、印刷部数データ、用紙面データ、用紙サイズデータ、および、用紙種類データを含んでおり、前記見積り装置は、クライアントから印刷ファイルを取得する手段、印刷ファイルのデータ量を用紙面データと用紙サイズデータとから算出される用紙1枚当たりのデータ量で除することによって1部当たりの用紙枚数を算出する手段、印刷ページ数データと用紙枚数とを比較する手段、印刷ページ数データと用紙枚数とが相違している場合、見積りを再作成する手段、および、再作成された見積りをクライアントに通知する手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の見積り装置。
【0084】[付記2] 印刷物の見積りを依頼するクライアントから印刷ファイルおよび印刷属性記述ファイルを取得する手段、送料データが格納されているサーバから送料データを取得する手段、印刷属性記述ファイルと印刷ファイルとに基づいて、検索キーを算出する手段、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手段、送料を含んだ見積りを作成する手段、および、見積りをクライアントに通知する手段を有することを特徴とする見積り装置。
【0085】[付記3] 前記検索キーは、印刷物の重量、サイズ、運送距離の少なくとも1つを含んでいることを特徴とする付記2に記載の見積り装置。
【0086】[付記4] 前記印刷属性記述ファイルは、印刷部数データ、用紙面データ、用紙サイズデータ、および、用紙種類データを含んでおり、前記印刷物の重量は、印刷ファイルのデータ量を用紙面データと用紙サイズデータとから算出される用紙1枚当たりのデータ量で除することによって算出される1部当たりの用紙枚数に、印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙サイズデータと用紙種類データとによって特定される用紙1枚当たりの重量とに基づいて算出されることを特徴とする付記3に記載の見積り装置。
【0087】[付記5] 前記印刷属性記述ファイルは、印刷部数データ、用紙面データ、用紙サイズデータ、および、用紙種類データを含んでおり、前記印刷物のサイズは、印刷ファイルのデータ量を用紙面データと用紙サイズデータとから算出される用紙1枚当たりのデータ量で除することによって算出される1部当たりの用紙枚数に、印刷部数データを乗じて算出される総枚数と、用紙種類データによって特定される用紙1枚当たりの厚みと、用紙サイズデータとに基づいて算出されることを特徴とする付記3に記載の見積り装置。
【0088】[付記6] 前記印刷属性記述ファイルは、宛先の住所データを含んでおり、前記印刷物の運送距離は、宛先の住所データに基づいて算出されることを特徴とする付記3に記載の見積り装置。
【0089】[付記7] 送料データが格納されているサーバが複数登録されているテーブル手段と、登録されているサーバから取得される送料データから抽出される送料の中から最小値を有する送料を、見積りに含まれる送料として選択する手段とをさらに有することを特徴とする付記2に記載の見積り装置。
【0090】[付記8] 印刷物の見積りを依頼するクライアントから印刷ファイルおよび印刷属性記述ファイルを取得するステップ、送料データが格納されているサーバから送料データを取得するステップ、印刷属性記述ファイルと印刷ファイルとに基づいて、検索キーを算出するステップ、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出するステップ、送料を含んだ見積りを作成するステップ、および、見積りをクライアントに通知するステップを有することを特徴とする見積り方法。
【0091】[付記9] 印刷物の見積りを依頼するクライアントから印刷ファイルおよび印刷属性記述ファイルを取得する手順、送料データが格納されているサーバから送料データを取得する手順、印刷属性記述ファイルと印刷ファイルとに基づいて、検索キーを算出する手順、検索キーを用いて送料データを検索し、送料を抽出する手順、送料を含んだ見積りを作成する手順、および、見積りをクライアントに通知する手順をコンピュータに実行させるための見積りプログラム。
【0092】[付記10] 付記9に記載の見積りプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0093】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、印刷物の正確な送料を含んだ見積りを、顧客に通知することができる。




 

 


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