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情報通信システム,情報通信方法,情報配信サーバ,情報受信端末,プログラム及び記録媒体 - 沖電気工業株式会社
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発明の名称 情報通信システム,情報通信方法,情報配信サーバ,情報受信端末,プログラム及び記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−115005(P2003−115005A)
公開日 平成15年4月18日(2003.4.18)
出願番号 特願2001−308518(P2001−308518)
出願日 平成13年10月4日(2001.10.4)
代理人 【識別番号】100095957
【弁理士】
【氏名又は名称】亀谷 美明 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5B075
【Fターム(参考)】
5B075 KK07 KK13 KK33 ND20 ND23 PQ02 PQ05 PQ62 PQ69 PR04 PR08 UU40 
発明者 佐藤 良
要約 課題
情報配信者側の広告挿入意向に合致していて,かつ,ユーザの希望により,配信する広告量をリアルタイムに調節することができ,課金額の増減を行うことの可能な情報通信システム,情報通信方法及びその関連技術を提供する。

解決手段
1または2以上の情報受信端末110と,1または2以上の情報配信サーバ120とがネットワーク3を介して相互に接続され,情報受信端末のユーザが受信を希望する情報に所定割合の広告を含んで成る配信情報のやりとりを行う情報通信方法において,情報受信端末は,配信情報に含まれる広告の割合をリアルタイムに変更するため,情報配信サーバに対し広告割合要求を送信し,情報配信サーバは,情報受信端末から送信される広告割合要求を受信して解析し,広告割合要求に応じて,情報ファイル及び広告ファイルを選択し,配信情報を生成して情報受信端末に配信する。
特許請求の範囲
【請求項1】 1または2以上の情報受信端末と,1または2以上の情報配信サーバとがネットワークを介して相互に接続され,前記情報受信端末のユーザが受信を希望する情報に所定割合の広告を含んで成る配信情報のやりとりを行う情報通信システムにおいて,前記情報受信端末は,前記配信情報に含まれる広告の割合をリアルタイムに変更するため,前記情報配信サーバに対し広告割合要求を送信するための要求送信部と,前記情報配信サーバから符号化された前記配信情報を受信して蓄積する受信データ蓄積部と,前記符号化された配信情報を復号する復号部と,前記復号された配信情報を再生する情報再生エンジン部と,を含み,前記情報配信サーバは,前記情報受信端末から送信される広告割合要求を受信して解析する要求受信解析部と,前記情報を情報ファイルとして蓄積する情報ファイル蓄積部と,前記要求受信解析部により解析された広告割合要求に応じて前記情報ファイルを前記情報ファイル蓄積部から選択する情報選択部と,前記広告をファイルとして蓄積する広告ファイル蓄積部と,前記要求受信解析部により解析された広告割合要求に応じて,前記広告ファイルを前記広告ファイル蓄積部から選択する広告選択部と,前記情報選択部が選択した情報ファイル及び前記広告選択部が選択した広告ファイルから,前記配信情報を生成して蓄積する配信情報蓄積部と,前記配信情報を符号化して前記情報受信端末に送出する符号化部と,を含むことを特徴とする,情報通信システム。
【請求項2】 前記情報受信端末において,前記要求送信部は,前記受信データ蓄積部,前記復号部,及び,前記情報再生エンジン部から物理的に分離可能であることを特徴とする,請求項1に記載の情報通信システム。
【請求項3】 前記情報ファイルには,広告挿入推奨位置が予め設定されており,前記配信情報蓄積部は,前記広告挿入推奨位置に対し,前記情報受信端末からの広告割合要求に応じた広告を挿入することを特徴とする,請求項1または2に記載の情報通信システム。
【請求項4】 前記配信情報蓄積部は,前記情報ファイルを解析して,広告を挿入するのに適切な挿入位置を判断し,前記挿入位置に対し,前記情報受信端末からの広告割合要求に応じた広告を挿入することを特徴とする,請求項1または2に記載の情報通信システム。
【請求項5】 前記情報配信サーバは,前記受信端末に配信した配信情報,及び,前記情報受信端末から送信された広告割合要求に応じて,課金処理を行う課金処理部と,前記課金処理部が処理した課金情報を蓄積する課金情報蓄積部と,をさらに含むことを特徴とする,請求項1,2,3または4のいずれかに記載の情報通信システム。
【請求項6】 前記情報配信サーバは,前記受信端末に配信した配信情報の履歴を解析し,前記情報選択部及び前記広告選択部にその解析結果を送る履歴処理部と,前記履歴処理部が処理した履歴情報を蓄積する履歴情報蓄積部と,をさらに含むことを特徴とする,請求項1,2,3,4または5に記載の情報通信システム。
【請求項7】 前記情報配信サーバは,前記受信端末に対し,前記受信端末が前記情報と前記広告とを独立に処理できる形式で多重化した配信情報を配信することを特徴とする,請求項1,2,3,4,5または6のいずれかに記載の情報通信システム。
【請求項8】 1または2以上の情報受信端末とネットワークを介して接続され,前記情報受信端末のユーザが受信を希望する情報に所定割合の広告を含んで成る配信情報の配信を行う情報配信サーバにおいて,前記情報受信端末からリアルタイムに送信される広告割合要求を受信して解析する要求受信解析部と,前記情報を情報ファイルとして蓄積する情報ファイル蓄積部と,前記要求受信解析部により解析された広告割合要求に応じて,前記情報ファイルを前記情報ファイル蓄積部から選択する情報選択部と,前記広告をファイルとして蓄積する広告ファイル蓄積部と,前記要求受信解析部により解析された広告割合要求に応じて,前記広告ファイルを前記広告ファイル蓄積部から選択する広告選択部と,前記情報選択部が選択した情報ファイル及び前記広告選択部が選択した広告ファイルから,前記配信情報を生成して蓄積する配信情報蓄積部と,前記配信情報を符号化して前記情報受信端末に送出する符号化部と,を含むことを特徴とする,情報配信サーバ。
【請求項9】 前記情報ファイルには,広告挿入推奨位置が予め設定されており,前記配信情報蓄積部は,前記広告挿入推奨位置に対し,前記情報受信端末からの広告割合要求に応じた広告を挿入することを特徴とする,請求項8に記載の情報配信サーバ。
【請求項10】 前記配信情報蓄積部は,前記情報ファイルを解析して,広告を挿入するのに適切な挿入位置を判断し,前記挿入位置に対し,前記情報受信端末からの広告割合要求に応じた広告を挿入することを特徴とする,請求項8または9に記載の情報配信サーバ。
【請求項11】 前記受信端末に配信した配信情報,及び,前記情報受信端末から送信された広告割合要求に応じて,課金処理を行う課金処理部と,前記課金処理部が処理した課金情報を蓄積する課金情報蓄積部と,をさらに含むことを特徴とする,請求項8,9または10のいずれかに記載の情報配信サーバ。
【請求項12】 前記受信端末に配信した配信情報の履歴を解析し,前記情報選択部及び前記広告選択部にその解析結果を送る履歴処理部と,前記履歴処理部が処理した履歴情報を蓄積する履歴情報蓄積部と,をさらに含むことを特徴とする,請求項8,9,10または11のいずれかに記載の情報配信サーバ。
【請求項13】 前記受信端末に対し,前記受信端末が前記情報と前記広告とを独立に処理できる形式で多重化した配信情報を配信することを特徴とする,請求項8,9,10,11または12のいずれかに記載の情報配信サーバ。
【請求項14】 コンピュータを,請求項8,9,10,11,12または13のいずれかに記載の情報配信サーバとして機能させるためのプログラム。
【請求項15】 請求項14に記載のプログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
【請求項16】 1または2以上の情報配信サーバとネットワークを介して接続され,所望の情報に所定割合の広告を含んで成る配信情報の受信を行う情報受信端末において,前記配信情報に含まれる広告の割合をリアルタイムに変更するため,前記情報配信サーバに対し広告割合要求を送信するための要求送信部と,前記情報配信サーバから符号化された前記配信情報を受信して蓄積する受信データ蓄積部と,前記符号化された配信情報を復号する復号部と,前記復号された配信情報を再生する情報再生エンジン部と,を含むことを特徴とする,情報受信端末。
【請求項17】 前記要求送信部は,前記受信データ蓄積部,前記復号部,及び,前記情報再生エンジン部から物理的に分離可能であることを特徴とする,請求項16に記載の情報受信端末。
【請求項18】 前記情報配信サーバから前記情報と前記広告とを独立に処理できる形式で多重化した配信情報が配信され,前記情報と前記広告とを独立に処理することを特徴とする,請求項16または17に記載の情報受信端末。
【請求項19】 コンピュータを,請求項16,17または18のいずれかに記載の情報受信端末として機能させるためのプログラム。
【請求項20】 請求項19に記載のプログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
【請求項21】 1または2以上の情報受信端末と,1または2以上の情報配信サーバとがネットワークを介して相互に接続され,前記情報受信端末のユーザが受信を希望する情報に所定割合の広告を含んで成る配信情報のやりとりを行う情報通信方法において,前記情報受信端末は,前記配信情報に含まれる広告の割合をリアルタイムに変更するため,前記情報配信サーバに対し広告割合要求を送信し,前記情報配信サーバは,前記情報受信端末から送信される広告割合要求を受信して解析し,前記広告割合要求に応じて,情報ファイル及び広告ファイルを選択し,配信情報を生成して前記情報受信端末に配信することを特徴とする,情報通信方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ユーザの広告割合要求に応じた配信情報のやりとりが可能な情報通信システム,情報通信方法及びその周辺技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,インターネットの普及に伴い,画像,音声,又は文字情報などを含む各種情報の情報配信が盛んに行われるようになってきた。情報配信をビジネスとして行うにあたり,情報提供者は,ユーザから情報配信の対価として情報料を回収したり,あるいは,スポンサーから広告料を得たり,または,これらを併用することによって,利益を得る。
【0003】情報提供者がスポンサーから広告料を得る形態について説明すると,配信される各種情報に含まれる広告は,例えば,WWW(World wide Web)の情報配信では,一般的に,情報の一部に埋め込む形,もしくは別のウィンドウに表示する形で配信される。また,ストリーミングによる情報配信では,従来のテレビジョン(TV)放送のように,提供スポンサーのコマーシャルメッセージ(CM)を挿入する形で配信される。上記いずれの配信方法でも,広告は,ユーザの意志に関わらず一方的に配信されてくる。
【0004】また,特開平9−130346には,前もって広告データを配信しておくことにより,あらかじめユーザが嗜好に合致する形で広告の挿入パターンを設定しておく技術が開示されている。かかる技術によれば,受信端末側で広告の挿入スケジュールをコントロールできるようになる。しかしながら,かかる技術では,入力タイミングまでもが,ユーザが任意に設定できてしまい,配信情報の構造を無視したものになってしまうという問題点がある。
【0005】また,特開平9−130346には,情報配信側の広告挿入の意向に合致する形で挿入パターンを選択する仕組みが用意されている。しかしながら,挿入できる広告が,既に配信済みのものからしか選択することができず,配信情報内容とイメージの合う広告が選択できないという問題点がある。かかる問題は,広告のバッファサイズと通信帯域の上限から,情報のチャンネル数が増えるほど,顕著化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記従来技術でも示したように,現在の情報通信システムにおいては,情報配信側によってその情報配信サーバの形態が決まっており,個々のユーザの利用シーンに合致しているものではない。しかしながら,実際には,例えばスポーツ中継のような実時間性・即時性を要求されるものにおいては,広告により配信が中断されることは望まなく,料金を支払ってでも広告無しで受信したい場合がある。また,逆に,情報によっては広告が挿入されても問題がないので,無料で受信したいという場合もある。また,情報配信側では,広告効率を高めたく,広告を必要としているユーザに,必要としている広告を配信したいという要望がある。
【0007】本発明は,従来の情報配信システムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,情報配信者側の広告挿入意向に合致していて,かつ,ユーザの希望により,配信する広告量をリアルタイムに調節することができ,課金額の増減を行うことの可能な,新規かつ改良された情報通信システム,情報通信方法及びその関連技術を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,1または2以上の情報受信端末(110)と,1または2以上の情報配信サーバ(120)とがネットワーク(3)を介して相互に接続され,情報受信端末のユーザが受信を希望する情報に所定割合の広告を含んで成る配信情報のやりとりを行う情報通信システム(100)が提供される。情報受信端末(110)は,配信情報に含まれる広告の割合をリアルタイムに変更するため,情報配信サーバに対し広告割合要求を送信するための要求送信部(11)と,情報配信サーバから符号化された配信情報を受信して蓄積する受信データ蓄積部(12)と,符号化された配信情報を復号する復号部(13)と,復号された配信情報を再生する情報再生エンジン部(14)とを含んで構成される。また,情報配信サーバ(120)は,情報受信端末から送信される広告割合要求を受信して解析する要求受信解析部(21)と,情報を情報ファイルとして蓄積する情報ファイル蓄積部(23)と,要求受信解析部により解析された広告割合要求に応じて,情報ファイルを情報ファイル蓄積部から選択する情報選択部(22)と,広告をファイルとして蓄積する広告ファイル蓄積部(27)と,要求受信解析部により解析された広告割合要求に応じて,広告ファイルを広告ファイル蓄積部から選択する広告選択部(26)と,情報選択部が選択した情報ファイル及び広告選択部が選択した広告ファイルから,配信情報を生成して蓄積する配信情報蓄積部(24)と,配信情報を符号化して情報受信端末に送出する符号化部(25)とを含んで構成される。
【0009】情報ファイルには,広告挿入推奨位置が予め設定されており,配信情報蓄積部は,広告挿入推奨位置に対し,情報受信端末からの広告割合要求に応じた広告を挿入するようにしてもよい。あるいは,配信情報蓄積部は,情報ファイルを解析して,広告を挿入するのに適切な挿入位置を判断し,挿入位置に対し,情報受信端末からの広告割合要求に応じた広告を挿入するようにしてもよい。
【0010】また,本発明の第2の観点によれば,1または2以上の情報受信端末(110)と,1または2以上の情報配信サーバ(120)とがネットワーク(3)を介して相互に接続され,情報受信端末のユーザが受信を希望する情報に所定割合の広告を含んで成る配信情報のやりとりを行う情報通信方法が提供される。情報受信端末(110)は,配信情報に含まれる広告の割合をリアルタイムに変更するため,情報配信サーバに対し広告割合要求を送信し,情報配信サーバ(120)は,情報受信端末から送信される広告割合要求を受信して解析し,広告割合要求に応じて,情報ファイル及び広告ファイルを選択し,配信情報を生成して情報受信端末に配信する。
【0011】かかる情報通信システムまたは情報通信方法によれば,情報受信端末のユーザから情報配信サーバに広告割合要求を送出し,情報配信サーバ側で広告挿入処理を行うことによって,ユーザの利用シーンに合った広告挿入割合を実現することができる。例えば,「野球中継は広告無しで情報を得たい」というユーザの要求が実現可能となる。この際,情報受信端末側では広告の挿入をする必要が無いため,情報受信端末の製造コストの増加は最小限に押さえることができる。
【0012】また,情報受信端末の大規模な拡張は必要とされない。もっとも,ユーザ要求を設定するインタフェースと送信する装置が必要になるが,追加するインタフェースは非常に単純なものであり,また,送信する装置も,情報を選択する装置と併用できるため,高性能な演算器や多量のメモリは新たに必要とされず,これによるコスト増加は製品競争力に影響するものではない。
【0013】また,情報配信サーバ側も,従来,情報ファイルと広告ファイルが結合された状態で管理されていたものが,別々に管理されるようになるだけで,大規模な拡張は必要とされない。
【0014】また,上記システムにおいて,以下のような応用例を採用することができる。例えば,ユーザが情報配信サーバにアクセスする端末と,実際に情報を受信する端末とが異なる端末であってもよい。すなわち,情報受信端末において,要求送信部は,受信データ蓄積部,復号部,及び,情報再生エンジン部から物理的に分離可能に構成することができる。
【0015】また,他の応用例として,情報配信サーバは,受信端末に配信した配信情報,及び,情報受信端末から送信された広告割合要求に応じて,課金処理を行う課金処理部(28)と,課金処理部が処理した課金情報を蓄積する課金情報蓄積部(29)とをさらに含むことが好ましい。
【0016】かかるシステムによれば,ユーザが,広告挿入割合を設定することによって,課金額をリアルタイムに変更することが可能となるという効果が得られる。つまり,ユーザが,広告挿入割合を0%に設定することによって,多少情報料を支払ってでも広告無しで情報を受信することができる。逆に,広告挿入割合を200%に設定することによって,広告が通常の2倍になるが,無料で情報を受信することができる。このようにして,情報受信端末で,通勤時にニュースだけを聞きたいというシーン,BGMとしてラジオのように広告混じりの音楽を聴きたいというシーン,といったいかなるシーンにおいても,ユーザの希望する広告挿入割合や課金額を選択することが可能となる。
【0017】情報配信側としても,広告挿入割合を減らしてもユーザから料金の徴収が可能となり,挿入広告量がスポンサーとの契約時よりも多くなった場合,場合によってはスポンサーからの広告量追加徴収が可能となる。これは,スポンサー,情報配信者,ユーザの全てにおいて,妥当な料金形態を形成できることを意味している。
【0018】この際,情報受信端末では,必要ならばユーザ認証手段を追加する程度で,現行の携帯端末からのコスト増加は最小限に押さえることができ,端末自体の大きさも変化しない。ただし,ユーザ認証情報を入力するインタフェースと送信する装置が必要になるが,追加するインタフェースは非常に単純なものであり,また,送信する装置も,情報を選択する装置と併用できるため,高性能な演算器や多量のメモリは新たに必要とされず,これによるコスト増加は製品競争力に影響するものではない。
【0019】また,他の応用例として,情報配信サーバは,受信端末に配信した配信情報の履歴を解析し,情報選択部及び広告選択部にその解析結果を送る履歴処理部(30)と,履歴処理部が処理した履歴情報を蓄積する履歴情報蓄積部(31)とをさらに含むことが好ましい。
【0020】かかるシステムによれば,配信情報(配信された情報及び広告)の履歴をとることによって,ユーザの好む情報を推測することが可能となる。このようにして,情報提供者にとって,ユーザ嗜好を分析する判断材料の1つとして利用でき,ユーザニーズに合った提供情報の作成をすることが可能となる。この結果,ユーザへも,提供情報の選択肢の絞り込みが可能となり,よりよいサービスが可能となる。
【0021】加えて,広告も,ユーザの受信情報の嗜好から選訳することができ,その結果,ユーザに合わせた広告の配信ができるので,広告効果の向上に繋がる。このようにして,ユーザにとっても,興味のない広告が除外されるので,サービスの向上に繋がる。
【0022】この際,情報受信端末では,必要ならばユーザ認証手段を追加する程度で,現行の携帯端末からのコスト増加は最小限に押さえることができ,大規模な拡張は必要とされない。ただし,ユーザ認証情報を入力するインタフェースと送信する装置が必要になるが,追加するインタフェースは非常に単純なものであり,また,送信する装置も,情報を選択する装置と併用できるため,高性能な演算器や多量のメモリは新たに必要とされず,これによるコスト増加は製品競争力に影響するものではない。
【0023】また,他の応用例として,情報配信サーバは,受信端末に対し,受信端末が情報と広告とを独立に処理できる形式で多重化した配信情報を配信することが好ましい。
【0024】かかるシステムによれば,配信情報と広告とを多重化することによって,情報受信端末で情報と広告を別々の出力装置に出力することが可能となる。このことは,例えば,情報受信端末に,携帯用ステレオのようなヘッドホンと文字表示用のLCDを搭載している場合に,音声の配信情報を受信する際に,広告を文字でLCDに表示することが可能となることを意味している。
【0025】また,広告を,情報間ではなく,次の広告が配信されるまで再生することが可能となる。これは,WWWでよく利用されているポップアップ広告タイプの広告配信が可能となることを意味している。なお,広告の本数は,ユーザの希望する量となる。
【0026】この際,情報配信サーバと情報受信端末では,多重化されたデータの処理を追加しなければならないが,IPプロトコル等の標準的な多重化可能なプロトコルを採用することによって,低コストで開発が可能である。また,一般に,情報受信端末は2つ以上の出力装置を持っているので,情報受信端末の大きさは変化しない。
【0027】また,本発明の他の観点によれば,上述の情報通信システムあるいは情報通信方法の関連技術として,情報配信サーバ,及び,情報受信端末が提供される。これらは,上述の情報通信システムの構成要素として用いることも可能である。さらに,本発明によれば,コンピュータを,この情報配信サーバとして機能させるためのプログラム,及び,このプログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる情報通信システム,情報通信方法,情報配信サーバ,情報受信端末,プログラム及び記録媒体の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0029】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態について,図1〜図8を参照しながら説明する。図1は,本実施の形態にかかる情報通信システム100の説明図である。情報通信システム100は,図1に示したように,情報を受信する情報受信端末110と,情報を配信する情報配信サーバ120と,情報受信端末110と情報配信サーバ120とを接続するネットワーク3とを含んで構成されている。なお,図1においては,情報受信端末110及び情報配信サーバ120を1つずつ示しているが,同様の機能を有する構成要素はそれぞれ2以上存在してもよい。現実的なシステムにおいては,これら情報受信端末110及び情報配信サーバ120と同様の機能を有する構成要素が極めて多数存在することは,当業者であれば,以下の説明から容易に理解できるであろう。
【0030】(ネットワーク3)情報受信端末110と情報配信サーバ120との間で,ネットワーク3を介してやりとりされる情報には,例えば,文字,画像,音声,動画,または,それらの組み合わせなどがある。情報受信端末110と情報配信サーバ120との間には,ネットワーク3以外が介在してもよい。例えば,情報受信端末110が無線端末の場合,情報受信端末110と情報配信サーバ120の間にはネットワーク3以外に,図示しない無線基地局,無線基地局から通信事業者内ネットワーク,通信事業者ネットワークからネットワーク接続業者などが介在してもよい。また,ネットワーク3は,情報受信端末110,情報配信サーバ120において,往路復路で別々のネットワークであっても構わない。また,通信中に別のネットワークに切り替わることも可能である。本実施の形態では,このようなネットワーク3の一例として,インターネットを想定して説明する。
【0031】(情報受信端末110)情報受信端末110は,要求送信部11と,受信データ蓄積部12と,複合部13と,情報再生エンジン部14とを含んで構成されている。本実施の形態では,このような情報受信端末110の一例として,パーソナルコンピュータ(PC)や,パームトップコンピュータや電子手帳など持ち運びのできる超小型コンピュータ(PDA)を想定して説明する。上記情報受信端末110の構成要素は,情報受信端末110における機能として把握することができる。以下に,情報受信端末110の各構成要素(機能)について説明する。
【0032】(要求送信部11)要求送信部11は,情報受信端末110のユーザが要求を情報配信サーバ120に発信する機能を有する。ユーザが要求を入力する場合,図示しないリモコン,キーボード,ポインティング装置などが利用できる。送信された要求は,後述の情報配信システム2内の要求受信解析部21に送られる。送信時の伝送プロトコルは様々なものが利用でき,本システム独自の仕様であってもよい。ただし,ユーザ要求を正しく伝えることを考慮すると,信頼性の高いプロトコルが好適である。信頼性の高いプロトコルとしては,例えば,コネクション型プロトコルの代表的なものとして,インターネットで汎用的に用いられているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などを採用することができる。
【0033】また,情報受信端末110から送信されるデータは,必要に応じて圧縮されたり,暗号化されてもよい。ただし,この圧縮方法や暗号化方式は,後述する情報配信サーバ120内の要求受信解析部21で,この圧縮方法や暗号化方式を理解し,圧縮されていた場合は正しく伸長でき,暗号化されていた場合は正しく複号できなければならない。かかる条件が整っていれば,圧縮方式や暗号化方式などは特に限定されない。
【0034】(受信データ蓄積部12)受信データ蓄積部12は,後述の情報配信サーバ120内から送信された符号化されたデータを一時的に蓄積し,適宜,後述する復号部13にデータを渡す機能を有する。受信データ蓄積部12におけるデータの蓄積手段としては,半導体メモリ,フラッシュメモリ,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスクなど,再書込み可能な記憶装置ならば,様々な記憶装置が利用できる。
【0035】受信データ蓄積部12は,例えば,FIFO(First In FirstOut:先入れ先出し方式)を採用することができる。この場合,先に受信したデータから先に復号部13に送られる。ただし,他の方式,例えば,優先度管理機能付きキューを採用することもできる。この場合,優先度の高いデータから先に復号部13に送られる。番組スケジューリングの組み替えに効果的である。
【0036】(復号部13)複号部13は,受信データ蓄積部12に蓄積された符号化されたデータを復号して,表現可能な情報ファイルを生成する機能を有する。ここで使用する復号方式は,後述する情報配信サーバ120の符号化部25で符号化されたデータを正しく複号できる方式である。符号/複号方式としては,本システム独自の方式も含めて様々な方式が利用できる。例えば,G.729などの音声復号(符号化)方式,MPEG2(Motion Picture Expert Group2)などの動画復号(符号化)方式,MIME(Multi PurposeInternet Mail Extentions)などのマルチメディア復号(符号化)方式が利用できる。
【0037】(情報再生エンジン14)情報再生エンジン14は,復号部13から得られた表現可能な情報ファイルを,図示しないディスプレイやスピーカなどの出力手段を介して出力する機能を有する。
【0038】情報受信端末110は以上のように構成されている。パーソナルコンピュータ(PC)や超小型コンピュータ(PDA)において上記機能を実現するためのコンピュータプログラムは,ネットワーク上においてダウンロードすることにより頒布できるほか,例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録されることによって,有体物の形で商取引の対象として流通させることができる。
【0039】(情報配信サーバ120)次いで,情報配信サーバ120について説明する。情報配信サーバ120は,要求受信解析部21と,情報選択部22と,情報ファイル蓄積部23と,配信情報蓄積部24と,符号化部25と,広告選択部26と,広告ファイル蓄積部27とを含んで構成されている。本実施の形態では,このような情報配信サーバ120の一例として,ワークステーションなど比較的高性能なマシンを想定して説明する。上記情報配信サーバ120の構成要素は,情報配信サーバ120における機能として把握することができる。以下に,情報配信サーバ120の各構成要素について説明する。
【0040】(要求受信解析部21)要求受信解析部21は,情報受信端末110内の要求送信部11からの送信データを受信し,このデータ中から,情報受信端末110のユーザが受信を希望する情報内客と広告挿入割合を読み取る。この際,要求送信部11からの送信データが,圧縮や暗号化の処理を施されていた場合,図示しない伸張/復号手段を用いて,これを伸長,復号する。そして,その読み取った要求を元に,情報選択部22と広告選択部26へ選択の指示を行う。
【0041】(情報選択部22)情報選択部22は,要求受信解析部21からの指示により,情報ファイル蓄積部23から情報ファイルを選択して,その情報ファイルを配信情報蓄積部24に送信する機能を有する。
【0042】(情報ファイル蓄積部23)情報ファイル蓄積部23は,外部から入力された情報ファイルを蓄積し,必要に応じて,情報選択部22に情報ファイルを送信する機能を有する。情報ファイル蓄積部23としては,例えば,半導体メモリ,フラッシュメモリ,ハードディスクなど,再書込みとランダムアクセス機能を持つ記憶装置であれば,いずれも利用できる。
【0043】外部から入力され,情報ファイル蓄積部23に蓄積される情報ファイルとしては,例えば,HTML(HyperText Mark−up Language)等のテキストファイル,JPEG等の画像ファイル,WAV等の音声ファイル,MPEG2等の動画ファイル,また,それらの組み合わせが挙げられる。ただし,これらに限定されない。
【0044】情報ファイルには,広告を挿入することを推奨する位置に関する広告挿入位置情報が与えられている。広告を挿入することを推奨する位置は,予め設定されているか,自動生成するかの,少なくともどちらか1つの方法で作成されているものとする。この広告挿入位置情報は,情報ファイル内に埋め込まれていても良いし,別のファイルに書き込まれていても良い。
【0045】さらに,広告挿入位置情報には,スポンサー情報や広告のジャンルなど,様々な付加情報を付けることも可能である。本実施の形態では,広告挿入位置情報の付加情報として,挿入される広告の量を与える標準挿入広告量情報を与えている。これについては,さらに後述する。
【0046】(広告ファイル蓄積部27)広告ファイル蓄積部27は,外部から入力された広告ファイルを蓄積し,必要に応じて広告選択部26に情報ファイルを送信する機能を有する。この広告ファイル蓄積部27としては,例えば,半導体メモリ,フラッシュメモリ,ハードディスクなど,再書込みとランダムアクセス機能を持つ記憶装置であれば,いずれも利用できる。
【0047】この広告ファイルの例としては,前述の情報ファイルと同様のものが利用できるが,これらに限定するものではない。また,情報ファイルと同じファイル形式である必要はない。
【0048】(広告選択部26)広告選択部26は,要求受信解析部21からの指示により,広告ファイル蓄積部27から,広告ファイルを選択して,それを配信情報蓄積部24に送信する機能を有する。
【0049】(配信情報蓄積部24)配信情報蓄積部24は,情報選択部22と広告選択部26から,情報ファイル及び広告ファイルを供給され,それらを用いてユーザに提供するための配信情報ファイルを作成し,これを蓄積する機能を有する。配信情報蓄積部24としては,例えば,半導体メモリ,フラッシュメモリ,ハードディスクなど,再書込みとランダムアクセス機能を持つ記憶装置であれば,いずれも利用できる。
【0050】そして,配信情報蓄積部24は,必要に応じて,符号化部25に配信情報ファイルを送る。この配信情報ファイルとしては,前述の情報ファイルと広告ファイルを結合したもの,あるいはHTMLで関連づけしたものが利用できるが,これらに限定するものではない。
【0051】(符号化部25)符号化部25は,配信情報蓄積部24から配信情報ファイルを受け取り,符号化してネットワーク3に送出する機能を有する。符号化方式は,情報受信端末110の復号部13でも説明したように,様々な方式が使用できるが,符号化部25と復号部13で用いる符号化,または,復号方式が,対になる方式でなくてはならない。
【0052】データ送信時に用いるプロトコルとしても,特に限定する必要はなく,様々なものを用いることができる。例えば,送信データの信頼性が高い,コネクション型プロトコルとしてインターネットで汎用的に用いられているTCP/IPを用いた場合,データの欠損などがなくなるため,ユーザには正確に情報を提供できる。
【0053】しかし,その反面,データの欠損などが発生すると自動的に再送要求を出すため,情報受信端末で全てのデータを受信し終わるまでに時間がかかる場合がある。逆に,送信データの信頼性が低いコネクションレス型プロトコルとしてUDP/IP(User Datagram Protocol/InternetProtocol)を用いることもできる。この場合,情報配信サーバ120から送信されたデータには欠損などが発生する場合があるが,再送要求などが出されないため,実時間性の高い情報提供が可能となる。
【0054】情報配信サーバ120は以上のように構成されている。ワークステーションにおいて上記機能を実現するためのコンピュータプログラムは,ネットワーク上においてダウンロードすることにより頒布できるほか,例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録されることによって,有体物の形で商取引の対象として流通させることができる。
【0055】本実施の形態にかかる情報通信システム100は以上のように構成されている。次いで,情報通信システム100の動作について,図2のフローチャートを参照しながら説明する。
【0056】まず,情報受信端末110から情報配信サーバ120にアクセスする(ステップS101)。情報配信サーバ120は,情報受信端末110からのアクセスに応じて,情報受信端末110に対し,情報受信端末110の端末情報を送信するよう要求を出す(ステップS102)。
【0057】情報受信端末110は,この情報配信サーバ120からの要求に従って,情報配信サーバ120に対し,情報受信端末110の情報を送信する(ステップS103)。ここでいう情報受信端末110の情報とは,情報受信端末110が正当な端末であるかを判別するため情報,例えばユーザパスワードや,情報受信端末110を特定するための情報,例えば,ユーザID(IDentification)や,インターネット上で使用されるIPアドレス(Internet Protocol address)などである。この他にも,例えば,年齢,性別,居住地,出身地,趣味などの個人情報を送信するようにしてもよい。
【0058】なお,情報受信端末110の情報は,情報受信端末110から情報配信サーバ120に最初にアクセスした段階(ステップS101)で,予め送出するようにしてもよい。
【0059】情報配信サーバ120は,情報受信端末110の情報に基づいて,提供情報の選択肢を示すデータを情報受信端末110に送信する(ステップS104)。情報受信端末110において,送信された選択肢から希望の情報を選択する(ステップS105)と,情報配信サーバ120は,情報受信端末110に対し,情報の配信を開始する(ステップS106)。同時に,情報受信端末110は,情報の受信を開始する(ステップS107)。
【0060】なお,ステップS104とステップS105で示したやり取りについては,ユーザは提供希望の情報内容を決められた選択肢から選択する必要はなく,例えば,情報配信サーバ120内に蓄積されている内容を検索するためのキーワードを入力し,その検索結果に対し,さらに絞り込み検索するためのキーワードを入力し,最終的な検索結果を元に,提供希望の情報を指定してもよい。
【0061】以上説明した情報通信システム100の動作では,一つの情報受信端末110に,情報配信サーバ120にアクセスする機能(ステップS101における要求送信部11の機能)と,実際に情報を受信する機能(ステップS107における受信データ蓄積部12の機能)が一体化されている場合について説明した。しかしながら,これらの機能は一体化されていなくてもよい。すなわち,情報配信サーバ120にアクセスする機能と,実際に情報を受信する機能とが,物理的に分離可能であってよい。かかる場合について,図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお,前者の機能を有する端末を「アクセス端末」,後者の機能を有する端末を「配信先端末」と称する。
【0062】まず,アクセス端末から情報配信サーバ120にアクセスする(ステップS201)。情報配信サーバ120は,アクセス端末からのアクセスに応じて,アクセス端末に対し,アクセス端末の端末情報を送信するよう要求を出す(ステップS202)。なお,この段階では,情報配信サーバ120は,アクセス端末と配信先端末とが異なる端末であることを認識している必要はない。
【0063】アクセス端末は,この情報配信サーバ120からの要求に従って,情報配信サーバ120に対し,アクセス端末の情報及び配信先端末の情報を送信する(ステップS203)。各情報は,上述のように,パスワード,ユーザID,IPアドレスなどである。この段階で,情報配信サーバ120は,アクセス端末と情報受信端末とが異なる端末であることを認識する。
【0064】情報配信サーバ120は,アクセス端末の情報に基づいて,提供情報の選択肢を示すデータをアクセス端末に送信する(ステップS204)。アクセス端末において,送信された選択肢から希望の情報を選択する(ステップS205)と,情報配信サーバ120は,ただちに情報の配信を開始するのではなく,配信先端末からのアクセスを待つ(ステップS206)。
【0065】この後,配信先端末からのアクセス(ステップS207)に応じて,配信先端末に対し,情報の配信を開始する(ステップS208)。同時に,配信先端末は,情報の受信を開始する(ステップS209)。ステップS208における情報の送信の開始時期は,(a)配信先端末から初めて情報配信サーバ120にアクセスした時点とする。
(b)配信先端末から,情報送信の開始時期を指定する。
(c)情報配信サーバ120から,定期的に配信先端末を呼びにいき,配信先端末の電源が入ったのを確認した場合に,情報データの送信を開始する。など,様々な情報送信の開始時期が考えられる。
【0066】以上,情報通信システム100における,情報受信端末110(アクセス端末及び配信先端末)と情報配信サーバ120との間における情報のやりとりについて説明した。次いで,上記ステップS105またはステップS205における,情報受信端末110において希望の情報を選択する際の動作について,図4〜図6を参照しながら説明する。
【0067】情報受信端末110(アクセス端末と配信先端末が異なる場合には,アクセス端末)には,図4に示した操作パネル6が表示される。操作パネル6には,プルダウンリスト61と広告挿入割合設定ボタン62が表示される。
【0068】プルダウンリスト61には,ステップS104(またはステップS204)で受信した選択肢が一覧形式で表示される。このプルダウンリスト61により,ステップS105(またはステップS205)の情報の選択がなされる。選択情報は,要求送信部11から情報発信端末2内の要求受信部21へ送信される。
【0069】また,広告挿入割合設定ボタン62を押すことで,受信情報中に含まれる広告挿入割合を設定することが可能である。広告挿入割合設定ボタン62を押すと,図5に示した広告挿入割合設定ダイアログボックス4が表示される。広告挿入割合設定ダイアログボックス4には,インプットボックス41と,OKボタン42及びキャンセルボタン43が表示される。
【0070】インプットボックス41には,標準的な広告挿入割合を100(%)とした広告挿入割合を入力することができる。そして,インプットボックス41への入力を決定するにはOKボタン42,破棄するにはキャンセルボタン43を押す。OKボタン42を押すことによって,広告挿入割合が要求送信部11から情報発信端末2内の要求受信部21へ送信される。
【0071】上述した操作パネルやダイアログボックスは,これらに限定するものではない。例えば,図4の広告挿入割合設定ボタン62に押した際に,図5に示した広告挿入割合設定ダイアログボックス4の代わりに,図6に示した簡易広告挿入割合設定ダイアログボックス5が表示されるようにしてもよい。簡易広告挿入割合設定ダイアログボックス5には,ラジオボタン51と,OKボタン52及びキャンセルボタン53が表示される。
【0072】ラジオボタン51の項目から広告挿入割合を選択するようにしたことによって,広告挿入割合で設定する場合に比べて詳細な設定はできなくなるものの,感覚的な操作インタフェースを提供することができる。図6に示したように,ラジオボタン51を,「多め」,「通常」,「少なめ」,「無し」とした場合,例えば,「多め」を150,「通常」を100,「少なめ」を50,「無し」を0として広告挿入割合を解釈し,図5の場合と同様に処理を行う。図6では,ラジオボタン51において,「通常」が選択された場合を示している。OKボタン52及びキャンセルボタン53は,図5のOKボタン42及びキャンセルボタン43と同様の動作をするものである。
【0073】また,他の応用例として,広告挿入割合を,ラジオボタン51ではなくスライダーで入力するようにすると,広告挿入割合を視覚的に設定することができ,効果的である。また,設定できる項目として,広告挿入割合だけに限定するものではなく,例えば,ユーザの希望する広告のジャンルなどを設定できるようにしてもよい。
【0074】以上,情報受信端末110内部の動作について説明した。次いで,情報受信端末より提供情報の選択及び広告挿入割合に関する要求が送られた情報配信サーバ120内部の動作について説明する。
【0075】まず,情報受信端末110から提供情報の選択及び広告挿入割合に関する要求が送られると(ステップS105),要求受信解析部21は,その要求を解析して,情報選択部22及び広告選択部26に指示を出す。すなわち,要求受信解析部21は,情報選択部22に対し,情報受信端末110により選択された情報を配信情報蓄積部24に送るように指示を出す。それとともに,広告選択部26に対し,情報受信端末110により選択された広告挿入割合の広告を配信情報蓄積部24に送るように指示を出す。
【0076】指示を受けた情報選択部22は,要求受信解析部21の指示に従って,情報ファイル蓄積部23内部の情報ファイルを,適宜,配信情報蓄積部24に送る。この情報ファイルには,情報単位に,図7に示したような広告挿入推奨位置情報を示す広告挿入テーブルが付加されている。この広告挿入テーブルは,情報ファイルの先頭からのオフセットと標準挿入広告量が記述されている。図7に示した一例では,広告挿入推奨位置情報はテーブルを使用しているが,これに限定されるものではなく,例えば,広告挿入推奨位置関数と閾値といった,位置を特定することができるものであれば何でも構わない。
【0077】このオフセットは,図7に示した一例では,ファイルの先頭からの時間を示しているが,これに限定されるものではなく,例えば,ファイルの先頭からのバイト数や平面上の座標であってもよい。また,標準挿入広告量は,図7に示した一例では,時間で示しているが,これに限定されるものではなく,例えば,広告数や平面上の広告サイズで,あるいは,広告挿入推奨量関数といった,量を特定することができるものであればどのようなものであってもよい。
【0078】情報選択部22は,この広告挿入テーブルに従って,広告選択部26に指示を出す。
【0079】要求受信解析部21と情報選択部22から指示を受けた広告選択部26は,要求受信解析部21の指示に従って,広告ファイル蓄積部27に蓄積されている広告ファイルを適宜選択して,配信情報蓄積部24に送る。この際,情報受信端末110からの要求に,広告ジャンル等が指定されていた場合には,広告選択部は自動で挿入する広告ファイルの判断を行う。
【0080】また,必要となる広告量は,要求受信解析部21からの指示に従い,例えば,情報ファイルに付加されている広告挿入テーブルに存在する標準挿入広告量と,情報受信端末110から要求された広告挿入割合とを掛け合わせることにより決定することができる。
【0081】配信情報蓄積部24は,情報選択部22から情報ファイルを受け取り,広告選択部26から広告ファイルを受け取る。そして,情報ファイルに付加されている広告挿入テーブルのオフセット位置に,必要となる広告量を挿入し,一時的に蓄積する。このようにして,情報受信端末110に配信する配信情報ファイルが作成される。
【0082】配信情報蓄積部24は,配信情報ファイルを符号化部25を送信する。なお,配信情報ファイルの符号化部25への送信は,情報ファイルに広告ファイルをすべて挿入してから行ってもよく,あるいは,すべての広告ファイルの挿入が完了しなくても,一定の段階ごとに行ってもよい。これは,情報受信端末110からの要求が途中で変わるかもしれないため,リアルタイムで処理する必要があるからである。しかし,これに限定するものではなく,例えば,現時点での要求で,広告ファイルを挿入した,1つの情報分の配信情報ファイルを蓄積しておいて,ユーザの要求が変わった時点で,それ以降の部分を再作成する方法でも構わない。
【0083】また,広告挿入方法の他の例として,図8に示すように,全提供時間を通して最終的にユーザの要求した広告挿入割合に合致することを理想としていれば,いずれの方法でも構わない。挿入量の目標と実績との差の許容範囲は,一般的に情報配信側とスポンサー間で決定される。広告挿入テーブルのオフセット位置で,図8の目標値以上になる広告挿入累積時間まで広告を挿入する,と判断するのも効果的である。
【0084】ところで,この情報ファイル蓄積部23内の情報ファイルと,広告ファイル蓄積部27内の広告ファイルだが,これらはユーザ要求の有無とは無関係に,適宜,作成されていく。配信情報ファイルの内容は,情報選択部22と,広告選択部26が出力するファイルを結合することで構成されるが,この方法に限ったものではない。例えば,関連させるHTMLファイルを生成し,情報選択部22と,広告選択部26が出力するファイルを関連づけさせても構わない。
【0085】次いで,符号化部25における符号化方式について説明する。情報配信サーバ120内の符号化部25による符号化方式と,情報受信端末110内の復号部13による復号方式とが一致していなければならない。これを実現する方法の一例として,例えば,ユーザが配信情報の希望を情報配信サーバ120に送信する段階で,情報受信端末110で対応可能な復号方式を送信したり,ユーザが符号化方式を指定したり,情報配信サーバ120から,初めて情報が情報受信端末110に送信される時に情報受信端末110に複号方式を問い合わせ,情報受信端末110から情報配信サーバ120に自動で復号方式リストを送信したりすることで,符号化方式と復号方式を一致させることができる。
【0086】このようにして符号化された配信情報データは,ネットワーク3を通して,情報受信端末110に送られる。この際,様々な通信プロトコルが利用できる。前述した通り,TCP/IPに代表される信頼性の高いコネクション型プロトコルを用いることによって,ネットワーク中における送信データの欠損率が理論上ゼロになるため,ユーザには高い品質で情報を提供できる。反面,情報受信端末110に配信情報データが到着するまでに要する時間が長くなる可能性がある。送信された各パケットの到着時間変動(ジッタ)を吸収するため,情報受信端末110には後述する受信データ蓄積部12が設けられている。
【0087】逆に,通信プロトコルとして,UDP/IP(User DatagramProtocol/Internet Protocol)に代表される信頼性の低いコネクションレス型プロトコルを用いることによって,ジッタを低減できる可能性がある。ただし,この場合,ネットワーク3中における送信データの欠損率は,ネットワークの混雑状況などに依存して変化する。このため,ネットワーク3が混雑している場合,情報受信端末110で表現される情報品質が劣化する可能性がある。これらの通信プロトコルは,本実施の形態で特に指定するものではなく,本システム独自の方式を含む様々な方式が利用できる。
【0088】また,これらのプロトコルを情報受信端末110側から指定できるようにしてもよい。
【0089】さらに,これらのプロトコルの特徴を把握し,情報配信サーバ120側で,ネットワーク3が混雑していないと判断された場合は,コネクションレス型プロトコルの例えばUDP/IPを用いて実時間性を向上させたり,ネットワーク3が混雑していると判断された場合は,コネクション型プロトコルの例えばTCP/IPを用いて,ユーザのデータ受信率を向上させてもよい。ネットワークの混雑具合の評価基準としては,例えば,送信データ欠損率,遅延時間,ジッタ分布などの値が利用できる。
【0090】最後に,情報受信端末110の内部の配信情報を受信する部分について説明する。ユーザが情報配信サーバ120にアクセスし,要求を伝えると,しばらくして情報配信サーバ120から所望の情報が配信情報データとして送られてくる。この配信情報データは,復号部13が複号する。
【0091】複号されたデータは,逐次,情報再生エンジン14に送られ,必要に応じて,図示しないデジタル/アナログ(D/A)変換が行われ,図示しないディスプレイやスピーカなどの出力装置を介してユーザに提供される。ここで,情報再生エンジン14とは,Webブラウザなどであるが,本実施の形態ではこれに限定するものではなく,例えば,音声再生ソフトやTVチューナでも構わない。
【0092】以上説明したように,本実施の形態によれば,情報受信端末110側からの広告挿入割合要求を情報配信サーバ120側に送出し,情報配信サーバ120側で広告挿入処理を行うことによって,ユーザの利用シーンに合った広告挿入割合を実現することができる。例えば,「野球中継は広告無しで情報を得たい」というユーザの要求が実現可能となる。この際,情報受信端末110側では広告の挿入をする必要が無いため,情報受信端末110の製造コストの増加は最小限に押さえることができる。
【0093】また,情報受信端末110自体の大きさも変化しない。もっとも,ユーザ要求を設定するインタフェースと送信する装置が必要になるが,追加するインタフェースは非常に単純なものであり,また,送信する装置も,情報を選択する装置と併用できるため,高性能な演算器や多量のメモリを新たに必要とすることは全くなく,これらによるコスト増加は製品競争力に影響するものではない。
【0094】また,情報配信サーバ側も,従来,情報ファイルと広告ファイルが結合された状態で管理されていたものが,別々に管理されるようになるだけで,大規模な拡張は必要とされない。
【0095】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態について,図9を参照しながら説明する。本実施の形態は,上記第1の実施の形態を応用したものであり,以下では,第1の実施の形態からの変更点についてのみ説明する。
【0096】図9は,本実施の形態にかかる情報通信システム200の説明図である。情報通信システム200では,上記情報通信システム200の情報配信サーバ220の構成を変更している。すなわち,本実施の形態では,情報配信サーバ220は,課金処理部28と課金情報蓄積部29とをさらに含んで構成されている。
【0097】(課金処理部28)要求受信解析部21は,第1の実施の形態に加えて,ユーザの要求を課金処理部28に送信する機能を有する。また,配信情報蓄積部24は,第1の実施の形態に加えて,配信開始時刻,配信終了時刻,広告配信実績値を合わせた配信記録を課金処理部28に送信する機能を有する。課金処理部28は,要求受信解析部21から受けた,ユーザの要求の内の1つである,ユーザの要求した広告挿入割合と端末固有の情報,配信情報蓄積部24から受けた配信記録をもとに,情報受信端末210(ユーザ)毎への課金額と,スポンサーヘ報告する配信実績値を計算して,課金情報蓄積部29へ記録する課金手段を有している。課金情報蓄積部29に記録する形式は特に規定しないが,例えば,端末毎の月別の課金累計額と,広告毎の月別の配信累計値を記録する形式を採用することができる。
【0098】(課金情報蓄積部29)課金情報蓄積部29は,半導体メモリ,フラッシュメモリ,ハードディスクなど,再書込みとランダムアクセス機能を持つ記憶装置であれば,様々な記憶装置が利用できる。信頼性を考えるとハードディスクが好ましい。
【0099】なお,ユーザの要求と配信記録はこれに限るものではない。例えば,情報受信端末210にユーザを特定する情報,例えばユーザ名とユーザパスワードを,情報配信サーバ220に送信する手段を設け,また,情報配信サーバ220にユーザ認証手段を設けることにより,課金情報蓄積部29に蓄積する情報を詳細なものにすることもできる。このユーザ認証方法は,これに特定するものではなく,例えば,ユーザ認証手段を情報受信端末210に設けて,認証結果を情報配信サーバに送信する方法でも良い。
【0100】以上のように構成される情報通信システム200の動作について説明する。なお,第1の実施の形態にかかる情報通信システム100と異なる動作についてのみ説明する。本実施の形態では,情報受信端末210から情報配信サーバ220にアクセスし,情報配信サーバ220が,情報受信端末210に対して情報提供による課金額を記録する点に特徴を有する。以下にかかる動作の流れについて説明する。
【0101】第1の実施の形態で説明したように,情報受信端末210から広告挿入割合という要求を情報配信サーバ220に送信することによって,これに連動して,情報配信サーバ220での広告挿入割合を変化させることが可能となった。ここで,課金処理部28は,要求受信解析部21から送られる情報受信端末210の要求(広告挿入割合及び端末固有の情報)と,配信情報蓄積部24から送られる配信記録とを処理する。そして,情報蓄積部29は,課金処理部28の処理結果を蓄積する。このような動作により,情報配信サーバ220は,情報受信端末210に対する課金額を計算する課金システムとしての機能を有する。
【0102】この課金システムが有する課金手段では,例えば,ユーザの要求した広告挿入割合が0%の時に,前もって決められた最大の額,200%の時に無料,この中間の挿入割合では,線形になる課金額と算出する。なお,この場合,図5に示したダイアログボックス41内のインプットボックス41は,最大値を200とする。そして,課金処理部28は,要求受信解析部21から送られる,情報受信端末210の要求した広告挿入割合を元に,前述の課金手段で課金額をリアルタイムに算出し,その課金額を課金情報蓄積部29に格納する。
【0103】以上説明したように,本実施の形態によれば,ユーザが,広告挿入割合を設定することによって,課金額をリアルタイムに変更することが可能となるという効果が得られる。つまり,ユーザが,広告挿入割合を0%に設定することによって,多少情報料を支払ってでも広告無しで情報を受信することができる。逆に,広告挿入割合を200%に設定することによって,広告が通常の2倍になるが,無料で情報を受信することができる。このようにして,情報受信端末210で,通勤時にニュースだけを聞きたいというシーン,BGMとしてラジオのように広告混じりの音楽を聴きたいというシーン,といったいかなるシーンにおいても,ユーザの希望する広告挿入割合や課金額を選択することが可能となる。
【0104】情報配信側としても,広告挿入割合を減らしてもユーザから料金の徴収が可能となり,挿入広告量がスポンサーとの契約時よりも多くなった場合,場合によってはスポンサーからの広告量追加徴収が可能となる。これは,スポンサー,情報配信者,ユーザの全てにおいて,妥当な料金形態を形成できることを意味している。
【0105】この際,情報受信端末210では,必要ならばユーザ認証手段を追加する程度で,現行の携帯端末からのコスト増加は最小限に押さえることができ,端末自体の大きさも変化しない。ただし,ユーザ認証情報を入力するインタフェースと送信する装置が必要になるが,追加するインタフェースは非常に単純なものであり,また,送信する装置も,情報を選択する装置と併用できるため,高性能な演算器や多量のメモリを新たに必要とすることは全くなく,これによるコスト増加は製品競争力に影響するものではない。
【0106】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形態について,図10を参照しながら説明する。本実施の形態は,上記第1の実施の形態を応用したものであり,以下では,上記第1の実施の形態からの変更点についてのみ説明する。
【0107】図10は,本実施の形態にかかる情報通信システム300の説明図である。情報通信システム300では,上記情報通信システム100の情報配信サーバ320の構成を変更している。すなわち,本実施の形態では,情報配信サーバ320は,履歴処理部30と履歴情報蓄積部31とをさらに含んで構成されている。
【0108】(履歴処理部30)配信情報蓄積部24は,第1の実施の形態に加えて,配信開始時刻,配信終了時刻,配信情報ファイル名,広告配信実績値を合わせた配信記録を,履歴処理部30に送信する。
【0109】履歴処理部30は,配信情報蓄積部24から受けた配信記録を履歴情報として履歴情報蓄積部31へ記録する記録手段と,履歴情報蓄積部31に記録してある履歴情報を取り出して,情報選択部22に情報選択する上での条件を提示する情報選択条件提示手段と,広告選択部26に広告選択する上での条件を提示する広告選択条件提示手段を有している。
【0110】情報選択部22は,第1の実施の形態に加えて,履歴処理部30から提示された情報選択条件を元に,ユーザに配信する情報を選択して,配信情報を選択できる選択肢を,配信情報蓄積部24,符号化部25を経由して情報受信端末310に送信することができる。
【0111】広告選択部26は,第1の実施の形態に加えて,履歴処理部30から提示された広告選択条件を元に,ユーザに配信する広告を選択して,配信情報蓄積部24に送信することができる。
【0112】(履歴情報蓄積部31)履歴情報蓄積部31は,履歴処理部30から送られる履歴情報を受信・記録・保持する手段と,履歴情報を履歴処理部へ送信する手段を有する。履歴情報蓄積部31に記録する形式は特に規定しないが,例えば,10個前までの配信履歴を,特に処理することなくそのままの形で記録・保持する形式を採用することができる。履歴情報蓄積部31としては,半導体メモリ,フラッシュメモリ,ハードディスクなど,再書込みとランダムアクセス機能を持つ記憶装置であれば,様々な記憶装置が利用できる。信頼性,容量,及び,読み書きの速度などを考えるとハードディスクが好ましい。
【0113】なお,配信記録と履歴情報の内容はこれに限るものではない。例えば,情報受信端末310にユーザを特定する情報,例えばユーザ名とユーザパスワードを,情報配信サーバに送信する手段を設け,また,情報配信サーバにユーザ認証手段を設けることにより,履歴情報蓄積部31に蓄積する情報を詳細なものにすることもできる。このユーザ認証方法は,これに特定するものではなく,例えば,ユーザ認証手段を情報受信端末310に設けて,認証結果を情報配信サーバに送信する方法でも良い。
【0114】また,本実施の形態では,配信記録を配信情報蓄積部24の出力としているが,配信した記録が出力できるという条件に合致するならば,どの部分が出力しても良い。例えば,配信記録に代えて,情報再生エンジン部14の出力記録を履歴処理部30に送信する手段でも良い。この手段の方が実際に再生されたものであるので,ネットワーク3を通して送信しなければならないという手間がかかるものの,より正確な履歴情報であると言える。
【0115】以上のように構成される情報通信システム300の動作について説明する。なお,第1の実施の形態にかかる情報通信システム100と異なる動作についてのみ説明する。本実施の形態では,情報受信端末310から情報配信サーバ320にアクセスし,情報配信サーバ320が,情報受信端末310に対して情報提供による配信記録を利用する点に特徴を有する。以下にかかる動作の流れについて説明する。
【0116】情報配信サーバ320において,上述のように,情報受信端末310への情報配信が行われると,配信情報蓄積部24より出力される配信記録を履歴情報として履歴情報蓄積部31に保存する。
【0117】情報配信サーバ320が情報受信端末310に,情報の選択肢を提示するとき,情報選択部22が履歴処理部30を経由して履歴情報蓄積部31に存在する履歴情報を参照することにより,ユーザが好むと思われる選択肢の選択と,提示順番を変更するといった優先的な提示が可能になる。
【0118】なお,提示方法はこれに限るものではなく,例えば,“オススメ情報”といったメニューの提示でも構わない。また,広告に関しても,広告選択部26が履歴処理部30を経由して履歴情報蓄積部31に存在する履歴情報を参照することにより,ユーザに興味があると思われる広告の種類と,提示順番を決定するといった広告効果の高い配信が可能になる。
【0119】ここで,配信情報蓄積部24から送られる配信記録を処理する履歴処理部30と,その結果を蓄積する履歴情報蓄積部31を,情報配信サーバ320内に設けることにより,情報配信サーバ320は,よりユーザの唯好に合った情報を提供する情報配信サーバとなり,かつ,ユーザの嗜好にあった広告を挿入できる広告挿入装置となる。
【0120】以上説明したように,本実施の形態によれば,配信情報と,配信広告の履歴をとることによって,ユーザの好む情報を推測することが可能となる。このようにして,情報提供者にとって,ユーザ嗜好を分析する判断材料の1つとして利用でき,ユーザニーズに合った提供情報の作成をすることが可能となる。この結果,ユーザへも,提供情報の選択肢の絞り込みが可能となり,よりよいサービスが可能となる。
【0121】加えて,広告も,ユーザの受信情報の嗜好から選訳することができ,その結果,ユーザに合わせた広告の配信ができるので,広告効果の向上に繋がる。このようにして,ユーザにとっても,興味のない広告が除外されるので,サービスの向上に繋がる。
【0122】この際,情報受信端末では,必要ならばユーザ認証手段を追加する程度で,現行の携帯端末からのコスト増加は最小限に押さえることができ,端末自体の大きさも変化しない。ただし,ユーザ認証情報を入力するインタフェースと送信する装置が必要になるが,追加するインタフェースは非常に単純なものであり,また,送信する装置も,情報を選択する装置と併用できるため,高性能な演算器や多量のメモリを新たに必要とすることは全くなく,これによるコスト増加は製品競争力に影響するものではない。
【0123】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施の形態について,図11を参照しながら説明する。本実施の形態は,上記第1の実施の形態を応用したものであり,以下では,第1の実施の形態からの変更点についてのみ説明する。
【0124】図11は,本実施の形態にかかる情報通信システム400の説明図である。情報通信システム400では,情報配信サーバ420内の配信情報蓄積部24で情報に広告を埋め込まず,情報と広告を独立に処理できる形で多重化して出力できるように変更する。情報配信サーバ420内の符号化部25,情報受信端末410内の受信データ蓄積部12,復号部13と情報再生エンジン部14では,情報と広告を独立に処理できるように変更する。
【0125】配信情報蓄積部24は,情報選択部22と広告選択部26から,情報ファイル及び広告ファイルを供給され,それらを用いてユーザに提供するための配信情報ファイルを作成し,これを蓄積する機能を有し,必要に応じて符号化部25に配信情報ファイルを送る。本実施の形態では,配信情報蓄積部24は単なるバッファとして働く。この配信情報ファイルとしては,前述の情報ファイルと広告ファイルそのもの,あるいはHTMLで関連づけしたものが利用できるが,これらに限定するものではない。
【0126】符号化部25は,配信情報蓄積部24から配信情報ファイルを受け取り,符号化してネットワーク3に,配信情報と広告を多重化して送出する機能を有する。符号化方式は,様々な方式が使用できるが,符号化部25と復号部13で用いる符号化,または,復号方式が,対になる方式でなくてはならない。また,多重化方式は,様々な方式が使用できるが,情報受信端末410で分離可能である必要がある。例えば,配信情報と広告とを時分割で多重化すれば良い。
【0127】受信データ蓄積部12は,情報配信サーバ420から送信される多重化されたデータを分離して,一時的に蓄積し,適宜,後述する復号部13に渡す機能を有する。
【0128】以上のように構成される情報通信システム400の動作について説明する。なお,第1の実施の形態にかかる情報通信システム100と異なる動作についてのみ説明する。
【0129】情報配信サーバ420内部の動作について説明する。上記実施の形態と同様に,まず,要求受信解析部21がユーザからの要求を解析して,ユーザが希望する情報を配信情報蓄積部24に送るように,情報選択部22に指示を出し,ユーザが希望する広告挿入割合の広告を配信情報蓄積部24に送るように,広告選択部26に指示を出す。
【0130】ここで,上記実施の形態と異なる点は,情報に広告を挿入するのではなく,情報と広告とを多重化する点と,これに伴い,送信部分が変更される点である。なお,本実施の形態では,情報と広告とを多重化することを,情報に広告を挿入するという概念で説明する。すなわち,例えば,本実施の形態でいう広告挿入割合とは,情報とともに多重化される広告の割合をいうものとする。
【0131】配信情報蓄積部24は,情報選択部22から受け取った情報ファイルと広告選択部26から受け取った広告ファイルを一時的に蓄積して,情報選択部22から受け取った情報ファイルを順次符号化部へ送信中に,情報ファイルに付加されている広告挿入テーブルのオフセット位置達した時,標準挿入広告量をユーザの要求した広告挿入割合を掛け合わせた分だけの広告ファイルの送信を開始する。
【0132】ユーザの希望に基づいて構成された配信情報と広告は,配信情報蓄積部24から,逐次,符号化部25に渡されてデータ化される。ここで用いられる符号化方式は,前述したように,様々な方式を用いることができる。ただし,ここで用いた符号化方式と,情報受信端末410の復号部13で用いる復号方式は,同一でなければならない。
【0133】このようにして符号化された配信情報データと広告データは多重化され,ネットワーク3を通して,情報受信端末410に送られる。
【0134】次に情報受信端末410の内部の配信情報を受信する部分のについて説明する。ユーザが情報配信サーバ420にアクセスし,要求を伝えると,しばらくして情報配信サーバ420から所望の情報が多重化された配信情報データとして送られてくる。この多重化された配信情報データは,受信データ蓄積部12で広告データと分離され,それぞれを復号部13が復号する。
【0135】複号されたデータは,逐次,情報再生エンジン14に送られ,必要に応じて,図示しないデジタル/アナログ(D/A)変換が行われ,図示しないディスプレイやスピーカなどの出力装置を介してユーザに提供される。ここで,情報再生エンジン14とは,Webブラウザなどであるが,本実施の形態ではこれに限定するものではなく,例えば,音声再生ソフトやTVチューナでも構わない。配信情報と広告は互いに独立で,必ずしも同じ出力装置に出力される必要はない。
【0136】以上説明したように,本実施の形態によれば,配信情報と広告とを多重化することによって,情報受信端末410で情報と広告を別々の出力装置に出力することが可能となる。なお,同じ出力装置でも構わない。このことは,例えば,情報受信端末410に,携帯用ステレオのようなヘッドホンと文字表示用のLCDを搭載していて,音声の配信情報を受信していた場合に,広告を文字でLCDに表示することが可能となることを意味している。
【0137】また,広告を,情報間ではなく,次の広告が配信されるまで再生することが可能となる。これは,WWWでよく利用されているポップアップ広告タイプの広告配信が可能となることを意味している。なお,広告の本数は,ユーザの希望する量となる。
【0138】この際,情報配信サーバと情報受信端末では,多重化されたデータの処理を追加しなければならないが,IPプロトコル等の標準的な多重化可能なプロトコルを採用することによって,低コストで開発が可能であり,また,情報受信端末410は2つ以上の出力装置を持っている場合が多いので,大きさも変化しない。
【0139】以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる情報通信システム,情報通信方法及びその周辺技術の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0140】例えば,上記第2,第3の実施の形態は,それぞれ第1の実施の形態の応用例として説明したが,これら第2,第3の実施の形態を組み合わせることも可能である。すなわち,図12に示した情報通信システム500のように,情報配信サーバ520内に,課金処理部28,課金情報蓄積部29,履歴処理部30及び履歴情報蓄積部31をすべて含んで構成してもよい。また,さらに第4の実施の形態を組み合わせることも可能である。すなわち,情報通信システム500の情報受信端末510は,図12では,第1の実施の形態にかかる情報受信端末110と同様であるが,第4の実施の形態にかかる情報受信端末410と同様に構成することも可能である。
【0141】また,上記実施の形態では,情報受信端末として通信機能とスピーカや画面表示などの出力機能を有した携帯端末を想定して説明したが,それぞれの機能を別々に端末化し,それらを有線,または,無線で接続した形態で情報受信端末としてもよい。
【0142】また,情報受信端末としては携帯端末である必要はなく,例えば,自動車に備え付けられたカーナビゲーションシステムや,カーステレオシステムでもよい。また,これらが通信機能を有していない場合は,通信機能を有する端末をこれらに有線,または,無線を介して接続し,全体として情報受信端末を構成してもよい。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,情報受信端末のユーザから情報配信サーバに広告割合要求を送出し,情報配信サーバ側で広告挿入処理を行うことによって,ユーザの利用シーンに合った広告挿入割合や課金額を実現することができる。




 

 


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