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光学式文字読取り方法 - 沖電気工業株式会社
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発明の名称 光学式文字読取り方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−91698(P2003−91698A)
公開日 平成15年3月28日(2003.3.28)
出願番号 特願2001−284685(P2001−284685)
出願日 平成13年9月19日(2001.9.19)
代理人 【識別番号】100086807
【弁理士】
【氏名又は名称】柿本 恭成
【テーマコード(参考)】
5B029
5B057
5B064
5C072
【Fターム(参考)】
5B029 BB02 EE01 
5B057 AA11 BA02 CA12 CA16 CE02 DC32
5B064 AA01 AA07 CA06 CA09 EA10 EA29
5C072 AA01 BA17 UA02 UA11 UA17 XA01
発明者 内田 聡 / 飯田 康詞 / 青木 直人
要約 課題
記憶容量の軽減と記憶データの品質保持を、簡易な方法により実現する。

解決手段
ステップS11で、第1の帳票を光学的に読取ってイメージ取得した後、ステップS14で、その第1の帳票に通番データを印字して第2の帳票を作成し、ステップS15で、読取った第1の帳票の第1のイメージデータと通番データを保存する。ステップS17で、通番データが印字された第2の帳票を光学的に読取って第2のイメージデータを得る。ステップS22のマージ処理により、第2のイメージデータ中の通番データに基づき第1のイメージデータを読出し、これを第1のイメージデータと第2のイメージデータとでマージして第3のイメージデータを作成し、この第3のイメージデータを保存する。
特許請求の範囲
【請求項1】 第1の帳票を光学的に読取った後、この第1の帳票に通番データを印字して第2の帳票を作成し、前記読取った第1の帳票の第1のイメージデータと前記通番データを保存し、前記通番データが印字された第2の帳票を光学的に読取って第2のイメージデータを得ると共に、該第2のイメージデータ中の通番データに基づき前記第1のイメージデータを読出し、マージ処理により、前記第1のイメージデータと前記第2のイメージデータとを突合せて第3のイメージデータを作成し、この第3のイメージデータを保存することを特徴とする光学式文字読取り方法。
【請求項2】 マージ処理では、第1と第2のイメージデータのうちの一方のイメージデータのノイズを他方のイメージデータで消去し、あるいは一方のイメージデータのかすれを他方のイメージデータで補間するように併合することを特徴とする請求項1記載の光学式文字読取り方法。
【請求項3】 マージ処理では、第1と第2のイメージデータの解像度を一致させるための解像度の変換を行った後に、これらのイメージデータの併合を行うことを特徴とする請求項1記載の光学式文字読取り方法。
【請求項4】 マージ処理では、第1と第2のイメージデータの解像度を一致させるための解像度の変換を行った後に、これらの一方のイメージデータのノイズを他方のイメージデータで消去し、あるいは一方のイメージデータのかすれを他方のイメージデータで補間するように併合することを特徴とする請求項1記載の光学式文字読取り方法。
【請求項5】 第1の帳票を光学的に読取った後、この第1の帳票に通番データを印字して第2の帳票を作成し、前記読取った第1の帳票の第1のイメージデータと前記通番データを保存し、前記通番データが印字された第2の帳票を光学的に読取って第2のイメージデータを得ると共に、該第2のイメージデータ中の通番データに基づき前記第1のイメージデータを読出し、選択処理により、前記第1又は第2のイメージデータのうちの状態の良いイメージを選択し、この選択したイメージのイメージデータを保存することを特徴とする光学式文字読取り方法。
【請求項6】 選択処理は、オペレータの指示により選択されるようにしたことを特徴とする請求項5記載の光学式文字読取り方法。
【請求項7】 選択処理は、画像状態を自動的に判定して状態の良いイメージを選択するようにしたことを特徴とする請求項5記載の光学式文字読取り方法。光学式文字読取り方法。
【請求項8】 画像状態の自動的判定は、イメージの外形状態により判定することを特徴とする請求項7記載の光学式文字読取り方法。
【請求項9】 画像状態の自動的判定は、イメージのノイズ又はかすれを検出することで判定することを特徴とする請求項7記載の光学式文字読取り方法。
【請求項10】 画像状態の自動的判定は、修正回数といった認識状態で判定することを特徴とする請求項7記載の光学式文字読取り方法。
【請求項11】 読取り対象となるフィールドを有する第1の帳票を光学的に読取った後、この第1の帳票に通番データを印字して第2の帳票を作成し、前記読取った第1の帳票の第1のイメージデータと前記通番データを保存し、前記通番データが印字された第2の帳票を光学的に読取って第2のイメージデータを得ると共に、該第2のイメージデータ中の通番データに基づき前記第1のイメージデータを読出し、選択処理により、前記第1と第2のイメージデータを使用した前記帳票のフィールド毎に状態の良いイメージを選択し、この選択したイメージのイメージデータを保存することを特徴とする光学式文字読取り方法。
【請求項12】 選択処理は、オペレータの指示により選択されるようにしたことを特徴とする請求項11記載の光学式文字読取り方法。
【請求項13】 選択処理は、画像状態を自動的に判定して状態の良いイメージを選択するようにしたことを特徴とする請求項11記載の光学式文字読取り方法。
【請求項14】 画像状態の自動的判定は、イメージのノイズ又はかすれを検出することで判定することを特徴とする請求項13記載の光学式文字読取り方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式文字読取り装置(Optical Character Reader、以下「OCR」という。)において、文字の記入された帳票の画像イメージ(即ち、帳票イメージ)を受信し、この帳票イメージを編集する際のイメージ編集方法に特徴のある光学式文字読取り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OCRを使用して会計処理や事務処理等を行う上で、処理に使用する帳票をOCRにおいて2回通す処理がある。その際、1回目の処理では、帳票の文字を光学的に読取って文字認識(以下「OCR処理」という。)した後、この帳票に通番を施し(以下「ナンバリング」という。)、該帳票の読取り結果や取得した帳票イメージと共に該通番データを保存しておく。その後、2回目の処理では、同帳票のOCR処理を行う際に、1回目の処理と同様の処理を行うことに加え、上記の通番を読取る。ここで読取った通番データより、1回目のデータから、該当する通番データを検索し、読取り結果の照合や参照等の処理を行う。上記ナンバリングは、OCRの中で行うことが多い。
【0003】図44(a)、(b)は従来のOCRの一例を示す概略の構成図であり、同図(a)は全体の斜視図、及び同図(b)は一部を省略した側面図である。
【0004】このOCRは、文字の記入された帳票1を所定の搬送方向2へ搬送する搬送機構部3を有している。帳票1の光電変換を行う光電変換位置4上には、光電変換部5が設けられ、さらに該帳票1上に通番を印字するための印字機構部6が設けられている。搬送機構部3、光電変換部5及び印字機構部6には、制御部7が接続されている。制御部7は、搬送機構部3、光電変換部5及び印字機構部6の制御を行うと共に、該光電変換部6からのイメージデータを受信してこれを外部へ送信する機能を有している。
【0005】制御部7には、例えば、イメージ読取り装置の外部に設けられた上位装置8が接続され、この上位装置8に記憶手段9,10が接続されている。上位装置8は、制御部7からのイメージデータの受信を行ってこの受信したデータの処理を行う装置であり、中央処理装置(以下「CPU」という。)等を有する装置本体、キーボードやマウス等の入力装置、及び表示装置等を備えており、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ等で構成されている。記憶手段9,10は、上位装置8のデータを格納する装置である。
【0006】このOCRでは、制御部7の制御によって搬送機構部3が駆動し、読取り対象となる帳票1が所定の搬送方向2へ搬送される。帳票1が搬送されて光電変換位置4を通過すると、制御部7の制御によって光電変換部5が動作し、帳票1の帳票イメージが読取られる。
【0007】図45は、図44のOCRを用いた従来の光学式文字読取り方法の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートでは、主として上位装置8の処理手順が示されており、ステップS1〜S6は1回目の処理であり、ステップS7〜S13は2回目の処理である。
【0008】制御部7の制御によって光電変換部5で帳票1の帳票イメージが読取られ、この読取られた帳票イメージのイメージデータが制御部7に入力されると、ステップS1のイメージ取得処理では、該制御部7から上位装置8へイメージデータの送信を行う。ステップS2のOCR処理において、制御部7からのイメージデータを受信した上位装置8では、該イメージデータの文字認識を行い、この認識結果を表示装置に表示する。ステップS3のオペレータ修正処理において、オペレータは上位装置8の表示装置に表示されたイメージデータを確認し、誤り箇所があれば該上位装置8の入力装置を用いて正しいデータ等を入力し、該上位装置8で処理したデータの修正を行う。
【0009】ステップS4の通番指示処理では、上位装置8にて、ステップS1でイメージ取得した帳票とステップS3で修正したデータに共通に付加する通番データを決め、ステップS3のデータに付加すると共に、該通番データを制御部7へ送信する。制御部7の制御により、印字機構部6によって通番データが帳票1に印字される。ステップS5の読取り結果の格納処理では、ステップS4での通番データとステップS3のデータとを1帳票のデータとして、上位装置8により記憶手段9に記憶する。ステップS6の判断処理において、上位装置8は1回目の処理が終了したか否かを判断し、他の帳票1があれば、ステップS1へ戻る。ステップS6で終了と判断すれば、2回目の処理のステップS7へ進む。
【0010】ステップS7において、ステップS1と同様のイメージ取得処理を行い、ステップS8において、ステップS2と同様のOCR処理を行う。ステップS9のナンバリング読取り処理では、ステップS7で得たイメージデータの中から通番データ部分に対するOCR処理を行う。ステップS9の処理の後、ステップS10において、ステップS3とほぼ同様のオペレータ修正処理を行う。ただし、このオペレータ修正処理では、補正の対象をステップS8とステップS9の読取り結果を対象とする。
【0011】ステップS11において、ステップS4と同様の通番指示処理を行い、この処理結果を、ステップS12の読取り結果の格納処理によって、上位装置8から記憶手段10へ格納する。ステップS13の判断処理では、2回目の処理が終了したか否かを判断し、他の帳票1があればステップS7へ戻り、他の帳票1がなければ、終了と判断してステップS14へ進む。
【0012】ステップS14では、記憶手段9と10に格納した各帳票1のデータの照合等を行う。この時は、ステップS3で付加した通番データにより検索が行われる。この照合等の処理の用途は、照合によって読取り結果の精度を向上したり、あるいは、消込み処理(1回目のデータを2回目のデータの確認により消込む。)等である。
【0013】図46は図44のOCRで処理される帳票例であり、1回目と2回目で処理する時点の状態の図である。1回目の帳票イメージE10は、読取りフィールドF11〜F13と、通番データの印字用フィールドF14とを有している。これに対応し、2回目の帳票イメージE20は、読取りフィールドF21〜F23と、通番データの印字用フィールドF24とを有している。読取りフィールドF11〜F13と読取りフィールドF21〜F23とには、同じ内容が記載されている。印字用フィールドF14は、通番データの印字前であるので印字がなく、これに対し、印字用フィールドF24は、1回目の処理で通番データが印字されている。読取りフィールドF11とF21は、背景がある。
【0014】図47は図44のOCRで処理される他の帳票例であり、1回目と2回目で処理する時点の状態の図であり、図46中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。この図47の読取りフィールドF11−1,F21−1は、図46の読取りフィールドF11,F21のような背景がない点で異なっている。
【0015】図48は図46の1回目と2回目の帳票の処理の結果(読取りデータ)を示し、各々図45のステップS5とS12の時の記憶手段9,10に格納される格納データである。
【0016】各記憶手段9,10には、フィールドF11〜F13,F21〜F23の結果と各フィールドF11〜F13,F21〜F23の読取り処理、及び修正処理で用いたイメージデータが記憶され、かつ各処理時点の通番データが付加されている。又、読取りデータとして2回目の読取り結果には、通番データの読取り結果とイメージデータが記憶されている。
【0017】図49は図47の1回目と2回目の帳票の処理の結果(読取りデータ)を示し、図45のステップS5とS12の時の記憶手段9,11に格納される格納データである。
【0018】この図49では、フィールドF11−1〜F13,F21−1〜F23の結果と各フィールドF11−1〜F13,F21−1〜F23の読取り処理、及び修正処理で用いたイメージデータが記憶され、かつ各処理時点の通番データが付加されている。又、読取りデータとして2回目の読取り結果には、通番データの読取り結果とイメージデータが記憶されている。
【0019】図50は図47の1回目と2回目の帳票の処理の結果(読取りデータ)を示し、図45のステップS5とS12の時の記憶手段9,10に格納される他の格納データである。
【0020】この図50には、フィールドF11−1〜F13,F21−1〜F23の結果と各フィールドF11−1〜F13,F21−1〜F23の読取り処理、修正処理で用いたイメージデータ、及び各フィールドF11−1〜F13,F21−1〜F23の読取り結果の修正数が記憶され、かつ各処理時点の通番データが付加されている。又、読取りデータとして2回目の読取り結果には、通番データの読取り結果とイメージデータが記憶されている。
【0021】図51は、図48で説明した1回目と2回目のフィールドF11〜F13,F21〜F23のイメージデータED11〜ED13,ED21〜ED23と、2回目の通番データのイメージデータED24を示す図である。
【0022】1回目のイメージデータED11〜ED13と、2回目のイメージデータED21〜ED23及び通番データのイメージデータED24とは、OCRにより以下のいずれかの取得の仕方をする。
ケース1:帳票1をより再現するため、階調データで取得する。
ケース2:データ転送量を押さえるため、2値データで取得する。2値データとは、階調イメージに対して、ある閾値を境に、1と0に置換えた画像である。通常は、1が黒、0が白を意味する。
【0023】図51のイメージデータED11〜ED13までは、図45のステップS1での送信イメージデータから、ステップS2の段階で各フィールドF11〜F13の認識のために当該部分を切出したものであり、かつこの切出した後も、ステップS3で各フィールドF11〜F13の修正の際に、イメージデータED11〜ED13までを表示して、修正の要否判断や修正参照を、オペレータに知らしめる。図51のイメージデータED21〜ED24についても、同様である。
【0024】図52は、図49又は図50で説明した1回目と2回目のイメージデータED11−1〜ED13,ED21−1〜ED23と、2回目の通番データのイメージデータED24を示す図である。
【0025】図52のイメージデータED11−1〜ED13,ED21−1〜ED24は、図51と同様に、図45のステップS3,S10で各フィールドの修正の際に表示して、修正の要否判断や修正参照を、オペレータに知らしめる。
【0026】以上の処理により、図44のOCRでは、処理で使用した読取り結果と該当するイメージデータを記憶することにより、処理終了の後も、帳票1を見ることなく、該記憶データを検索する等、データの蓄積により、ペーパレス化を実現できる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の光学式文字読取り方法では、次の(1)〜(3)のような課題があった。
【0028】(1)1回目の処理と2回目の処理のデータを記憶手段9,10に記憶しており、データ蓄積のために多量の記憶容量が必要になり、コストが増大する。
【0029】(2)図53は図51の課題の説明図、図54及び図55は図52の課題の説明図である。
【0030】前記(1)の課題を解決するためには、2回目の処理のデータで通番データ分だけ情報が1回目の処理より多いので、記憶手段10に2回目の処理のデータだけを保持すれば、データ量が減り、記憶容量が減ることで、コストの軽減が可能になる。この理由を、図51あるいは図52の最終結果で説明する。
【0031】即ち、データ蓄積のためのデータは、フィールドF11,F21〜フィールドF13,F23(あるいはフィールドF11−1,F21−1〜フィールドF13,F23)、及び通番データのイメージデータを、ED31〜ED34(あるいはED31−1〜ED34)として格納し、その内容はイメージデータED21〜ED24(あるいはED21−1〜ED24)そのものである。しかし、2回目の処理のイメージデータED21〜ED23(あるいはED21−1〜ED23)の品質が悪化すると、処理終了の後の記憶データの検索では判別しにくくなり、結局、帳票1を見る必要が生じ、当初のペーパレス化の目的が達せられなくなる。
【0032】又、特に階調データにおいて、背景色が不足したり、出過ぎたりすることがある。図53では、背景色の不足/出過ぎ、イメージのかすれ、ノイズのある例が示されている。図54では、2回目の処理のデータにおいて、イメージの欠け、かすれ、ノイズのある例が示されている。さらに、図55では、2回目の処理のデータにおいて、イメージの間延び、かすれ、ノイズのある例が示されている。
【0033】(3)前記(1)のように、イメージデータを記憶手段9,10に保存しておき、該イメージデータを再度OCR処理する時、保存されたイメージの品質が悪いと、OCRの処理やその修正で時間がかかる。
【0034】本発明は、前記従来技術がもっていた課題を解決し、記憶容量の軽減と記憶データの品質確保を、簡易な方法により実現できる光学式文字読取り方法を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明のうちの第1の発明は、光学式文字読取り方法において、第1の帳票を光学的に読取った後、この第1の帳票に通番データを印字して第2の帳票を作成し、前記読取った第1の帳票の第1のイメージデータと前記通番データを保存する。次に、前記通番データが印字された第2の帳票を光学的に読取って第2のイメージデータを得ると共に、該第2のイメージデータ中の通番データに基づき前記第1のイメージデータを読出し、マージ処理により、前記第1のイメージデータと前記第2のイメージデータとを突合せて第3のイメージデータを作成し、この第3のイメージデータを保存している。
【0036】第2の発明では、第1の発明において、マージ処理では、第1と第2のイメージデータのうちの一方のイメージデータのノイズを他方のイメージデータで消去し、あるいは一方のイメージデータのかすれを他方のイメージデータで補間するように併合している。
【0037】第3の発明では、第1の発明において、マージ処理では、第1と第2のイメージデータの解像度を一致させるための解像度の変換を行った後に、これらのイメージデータの併合を行っている。
【0038】第4の発明によれば、第1の発明において、マージ処理では、第1と第2のイメージデータの解像度を一致させるための解像度の変換を行った後に、これらの一方のイメージデータのノイズを他方のイメージデータで消去し、あるいは一方のイメージデータのかすれを他方のイメージデータで補間するように併合している。
【0039】第5の発明は、光学式文字読取り方法において、第1の帳票を光学的に読取った後、この第1の帳票に通番データを印字して第2の帳票を作成し、前記読取った第1の帳票の第1のイメージデータと前記通番データを保存する。次に、前記通番データが印字された第2の帳票を光学的に読取って、第2のイメージデータを得ると共に、該第2のイメージデータ中の通番データに基づき、前記第1のイメージデータを読出し、選択処理により、前記第1又は第2のイメージデータのうちの状態の良いイメージを選択し、この選択したイメージのイメージデータを保存している。
【0040】第6の発明では、第5の発明において、選択処理は、オペレータの指示により選択される。
【0041】第7の発明では、第5の発明において、選択処理は、画像状態を自動的に判定して状態の良いイメージを選択する。
【0042】第8の発明では、第7の発明において、画像状態の自動的判定は、イメージの外形状態により判定する。
【0043】第9の発明では、第7の発明において、画像状態の自動的判定は、イメージのノイズ又はかすれを検出することで判定する。
【0044】第10の発明では、第7の発明において、画像状態の自動的判定は、修正回数といった認識状態で判定する。
【0045】第11の発明は、光学式文字読取り方法において、読取り対象となるフィールドを有する第1の帳票を光学的に読取った後、この第1の帳票の通番データを印字して第2の帳票を作成し、前記読取った第1の帳票の第1のイメージデータと前記通番データを保存する。次に、前記通番データが印字された第2の帳票を光学的に読取って第2のイメージデータを得ると共に、該第2のイメージデータ中の通番データに基づき、前記第1のイメージデータを読出し、選択処理により、前記第1と第2のイメージデータを使用した前記帳票のフィールド毎に状態の良いイメージを選択し、この選択したイメージのイメージデータを保存する。
【0046】第12の発明では、第11の発明において、選択処理は、オペレータの指示により選択される。
【0047】第13の発明では、第11の発明において、選択処理は、画像状態を自動的に判定して状態の良いイメージを選択する。
【0048】第14の発明では、第13の発明において、画像状態の自動的判定は、イメージのノイズ又はかすれを検出することで判定する。
【0049】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)
(1) 構成図1は、本発明の第1の実施形態を示す光学式文字読取り方法の処理手順のフローチャートである。この第1の実施形態の光学式文字読取り方法では、例えば、図44のようなOCRを用いて帳票1のイメージの読取りと、このイメージの編集を行うようにしている。本第1の実施形態では、図44の光電変換部5で読取られるイメージデータとして、階調データを想定している。
【0050】この第1の実施形態では、図44の上位装置8等において、ステップS11〜S16の1回目の処理と、ステップS17〜S24の2回目の処理とを行うようにしている。
【0051】1回目の処理では、ステップS11でイメージ取得処理、ステップS12でOCR処理、ステップS13でオペレータ修正処理、ステップS14で通番指示処理、ステップS15で読取り結果の格納処理、及びステップS16で1回目の終了判断処理を行うようにしている。これらの処理は、従来の図45のステップS1〜S6までの処理と同様である。
【0052】2回目の処理では、ステップS17でイメージ取得処理、ステップS18でOCR処理、ステップS19でナンバリング読取り処理、ステップS20でオペレータ修正処理、及びステップS21で通番指示処理を行う。これらの処理は、従来の図45のステップS7〜S11までの処理と同様である。本第1の実施形態の特徴は、ステップS21の通番指示処理の後、ステップS22でマージ(merge)処理を行うことである。マージ処理とは、例えば、特定の順番にデータが並べられている2つ以上のファイルを突合せて、1つのファイルにする併合処理のことである。
【0053】ステップS22のマージ処理では、1回目と2回目のイメージデータのマージを行い、このマージされたデータを保存する処理を行う。ステップS22のマージ処理後、ステップS23で読取り結果の格納処理、及びステップS24で2回目の終了判断処理を行い、2回目の処理が終了していない時には、ステップS17へ戻り、終了している時には、ステップS25へ進む。このステップS23及びS24の処理は、従来の図45のステップS12及びS13の処理と同様である。ステップS25では、参照処理や再度のOCR処理等を行うようになっている。
【0054】(2) 動作図2は図1のマージ処理の例を示す図、及び図3は図1のマージ処理の他の例を示す図である。
【0055】以下、図1〜図3を参照しつつ、本第1の実施形態の動作を説明する。図44において、制御部7の制御により、読取り対象となる帳票1が搬送機構3によって所定の搬送方向2へ搬送される。帳票1が光電変換位置4を通過すると、制御部7の制御により、光電変換部5によって帳票1が読取られ、この読取られたイメージデータが制御部7へ入力される。
【0056】図1のステップS11のイメージ取得処理では、制御部7から上位装置8へイメージデータの送信を行う。ステップS12のOCR処理において、上位装置8では、制御部7からのイメージデータを入力して文字認識を行い、この認識結果の帳票イメージを表示装置に表示する。ステップS13のオペレータ修正処理において、オペレータは、表示画面を見ながら入力装置を用いてデータの修正処理を行う。
【0057】ステップS14の通番指定処理において、上位装置8にて、ステップS11でイメージ取得した帳票とステップS13で修正したデータに共通に付加する通番データを決め、ステップS13のデータに付加すると共に、制御部7へその通番データを送信する。すると、制御部7の制御により、印字機構部6によって通番データが帳票1に印字される。ステップS15の読取り結果の格納処理において、ステップS14での通番データとステップS13のデータとを1帳票のデータとして、上位装置8により記憶手段9に記憶する。ステップS16の判断処理において、上位装置8は1回目の処理が終了したか否かを判断し、他の帳票1があればステップS11へ戻り、他の帳票1がなければ終了と判断し、2回目の処理のステップS17へ進む。
【0058】ステップS17のイメージ取得処理では、ステップS11と同様の処理を行い、さらに、ステップS18のOCR処理において、ステップS12と同様の処理を行う。ステップS19のナンバリング読取り処理において、上位装置8は、ステップS17で得たイメージデータの中から通番データ部分に対するOCR処理を行う。ステップS20のオペレータ修正処理において、ステップS18とS19の読取り結果を修正対象とし、ステップS13と同様の処理を行う。ステップS21の通番指示処理において、ステップS14と同様の処理を行う。
【0059】ステップS22のマージ処理において、上位装置8は、1回目と2回目の帳票イメージを通番データの部分を除いて、各帳票イメージの平均をとるマージを行う。マージの方法は、例えば、1回目と2回目の帳票イメージを位置情報によって対応付け、この対応する画素間の階調値を加算し、この加算結果を平均することで行う。マージは、他の方法で行ってもよい。
【0060】図2では、1回目の帳票イメージE40と2回目の帳票イメージE50とを表示し、マージ後の帳票イメージE60の例が示されている。1回目の帳票イメージE40は、読取りフィールドF41〜F43と、通番データの印字用フィールドF44とを有している。印字用フィールドF44は、通番データの印字前であるので印字がない。これに対応して、2回目の帳票イメージE50は、読取りフィールドF51〜F53と、通番データの印字用フィールドF54とを有し、この印字用フィールドF54に通番データが印字されている。マージ後の帳票イメージE60では、読取りフィールドF61〜F63に、マージされたイメージデータが表示されている。ただし、印字用フィールドF64の通番データだけは、2回目の印字用フィールドF54のイメージデータが使用される。
【0061】図3では、マージ処理の他の例として、背景色が不足している1回目の帳票イメージE40の読取りフィールドF41と、背景色が出過ぎている2回目の帳票イメージE50の読取りフィールドF51とが、前記のマージ方法でマージされている状態が示されている。
【0062】図2の帳票イメージE40,E50におけるイメージデータの編集は、各読取りフィールドF41〜F43,F51〜F53やフィールドF54の通番データの読取りの際に、帳票イメージE40,E50の全体の中から該フィールドF41〜F43,F51〜F53やフィールドF54の帳票イメージを取出して行う。取出す際には、例えば、位置情報を求めて行うという公知の手法等があるので、この時求めた位置情報を適応することで、位置対応が可能になる。組込んだ結果は、最終結果として、マージ後の帳票イメージE60として示されている。
【0063】このようにしてマージされたイメージデータは、保存され、ステップS23の読取り結果の格納処理で、図44の記憶手段10に格納される。ステップS24の判断処理において、上位装置8は、2回目の処理が終了したか否かを判断し、他の帳票1があればステップS17へ戻り、他の帳票1がなければ終了と判断し、ステップS25へ進む。ステップS25では、付加された通番データにより検索を行い、格納した各帳票のデータの照合や、再度のOCR処理等を行い、処理を終了する。
【0064】(3) 効果この第1の実施形態では、次の(a)、(b)のような効果がある。
(a)1回目の帳票イメージE40のイメージデータと2回目の帳票イメージE50のイメージデータとをマージし、保存するようにしたので、データ蓄積のために記憶容量を軽減できる。しかも、マージにより、より帳票1の再現ができ、帳票1を見る必要がなくなり、当初のペーパーレス化の目的が達せられる。さらに、より認識しやすいイメージデータを選択できるため、再度OCR処理に該イメージを使用する際は、効率よく認識ができる。
【0065】(b)第1の実施形態では、フィールドF41,F51の全体が、背景色が不足している、あるいは背景色が出過ぎている場合について説明したが、前記の状態の背景色の不足、あるいは背景色の出過ぎに部分的なむらがあっても、より帳票1に近い帳票イメージとなり、再現性が良くなる効果が期待できる。
【0066】(第2の実施形態)第1の実施形態では、1回目の帳票イメージE40のイメージデータと2回目の帳票イメージE50のイメージデータとをマージし編集して、保存・記憶する光学式文字読取り方法について説明したが、この第2の実施形態では、解像度の異なるイメージデータをマージするようにしている。
【0067】(1) 構成図4は、本発明の第2の実施形態を示す光学式文字読取り方法の処理手順のフローチャートであり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0068】この第2の実施形態では、ステップS11〜S16までの1回目の処理と、ステップS17〜S24までの2回目の処理を行うようにしている。1回目の処理のステップS11〜S16は、図1と同様の処理である。2回目の処理のステップS17〜S21までは、図1と同様の処理を行う。
【0069】ステップS21の後、ステップS30の解像度変換処理において、1回目の帳票イメージと2回目の帳票イメージの解像度を合せるために、これらの帳票イメージの解像度を変換する。このステップS30が終了すると、図1と同様のステップS22〜S25の処理を行うようになっている。
【0070】(2) 動作図5は、図4の解像度変換処理及びマージ処理の例を示す図である。この例では、1回目の帳票イメージE40の解像度に対して、2回目の帳票イメージE50−1の解像度が2倍の例が挙げられている。
【0071】以下、図5を参照しつつ、図4のフローチャートの処理手順を説明する。図44において、制御部7の制御により、帳票1が光電変換部5で読取られ、この読取られたイメージデータが制御部7に入力される。制御部7に入力されたイメージデータは、図4のステップS11で、上位装置8へ送られ、この上位装置8でイメージ取得処理を行う。上位装置8では、図1と同様に、ステップS12〜S15の処理を行い、図5のような1回目の帳票イメージE40のイメージデータを記憶手段9に格納する。
【0072】図5の1回目の帳票イメージ40は、読取りフィールドF41〜F43と、通番データの印字用フィールドF44とを有している。読取りフィールドF41では、背景色が不足している。
【0073】ステップS16の判断処理が終了すると、2回目の処理が行われ、ステップS17のイメージ取得処理で、2回目に読取られた帳票1のイメージデータが、制御部7から上位装置8へ送られる。上位装置8では、図1と同様に、ステップS18〜S21の処理を行う。処理結果である2回目の帳票イメージE50−1は、1回目の帳票イメージE40に対して2倍の解像度であり、この1回目の帳票イメージ40に対応して、読取りフィールドF51−1〜F53−1と、通番データの印字用フィールドF54−1とを有している。読取りフィールドF51−1は、背景色が出過ぎている。
【0074】ステップS21の後、ステップS30の解像度変換処理を行う。この解像度変換処理では、2回目の帳票イメージE50−1のイメージデータを、1回目の帳票イメージE40のイメージデータの解像度に合せるように、1/2に圧縮する。圧縮後の帳票イメージE50−2の状態は、2回目の縮小であり、読取りフィールドE51−2〜E53−2と、通番データの印字用フィールドF54−2とを有している。
【0075】ステップS22のマージ処理では、図1とほぼ同様に、2回目の縮小された帳票イメージE50−2のイメージデータと、1回目の帳票イメージE40のイメージデータとのマージを行い、マージ後の帳票イメージE60−1のイメージデータを保存する。この帳票イメージE60−1は、読取りフィールドF61−1〜F63−1と、通番データの印字用フィールドF64−1とを有し、これらのイメージデータを、ステップS23の読取り結果の格納処理で、記憶手段10に格納する。次に、図1と同様に、ステップS24で終了判断処理を行い、ステップS25で照合等の処理を行った後、処理を終了する。
【0076】(3) 効果この第2の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様の効果を有する他に、次の(i)〜(iii)ような効果等を有している。
【0077】(i)ステップS30で解像度変換処理を行うので、1回目の帳票イメージE40のイメージデータと、2回目の帳票イメージE50−1のイメージデータとの解像度が異なっても、対応が可能であり、かつマージもできるので、汎用性が広がる。
【0078】(ii)解像度の変換を、2回目の帳票イメージE50−1を圧縮する形で説明したが、1回目の帳票イメージE40を拡大し、2回目の帳票イメージE50−1に合せるようにしても、同様の効果が得られる。
【0079】(iii)1回目の帳票イメージE40の解像度は、2回目の帳票イメージE50−1の解像度より小さい場合について説明したが、この関係に限定されない。
【0080】(第3の実施形態)第1及び第2の実施形態では、イメージデータを階調データとして説明したが、この第3の実施形態では、2値データとして説明する。
【0081】(1) 構成この第3の実施形態の光学式文字読取り方法の処理手順は、図1のフローチャートとほぼ同様であり、ステップS22のマージ処理のみが異なる。
【0082】(2) 動作図6は、本発明の第3の実施形態のマージ処理の例を示す図である。図7は、図6のかすれの補間の例を示す図である。
【0083】図6及び図7に示すマージ処理では、1回目の帳票イメージE40−1と2回目の帳票イメージE50−3とを、通番データの印字用フィールドF44−1,F54−3の部分を除いて、論理和をとることで、一方の帳票イメージE40−1のかすれを、他方の帳票イメージE50−3で補間するようにマージしている。
【0084】即ち、図6に示す1回目の帳票イメージE40−1は、読取りフィールドF41−1〜F43−1と、通番データの印字用フィールドF44−1とを有している。フィールドF41−1のイメージデータには、かすれがある。2回目の帳票イメージE50−3も、読取りフィールドF51−3〜F53−3と、通番データの印字用フィールドF54−3とを有している。1回目の帳票イメージE40−1のイメージデータと、2回目の帳票イメージE50−3のイメージデータとをマージする。マージ後の帳票イメージE60−2は、読取りフィールドF61−2〜F63−2と、通番データの印字用フィールドF64−2とを有している。フィールドF64−2では、2回目の通番データを使用する。
【0085】図7に示すように、一方のイメージデータのかすれを他方で補間する例として、1回目の帳票イメージE40−1におけるフィールドF41−1のイメージデータED41−1のかすれ部分を、2回目の帳票イメージE50−3におけるフィールドF51−3のイメージデータED51−3で補間し、フィールドF61−2のイメージデータED61−2を生成している。
【0086】図7のイメージデータの編集は、各フィールドF41−1,…や通番データの読取りの際に、帳票イメージE40−1,E50−3の全体の中から該フィールドF41−1,…や通番データを取出しており、取出す際には、例えば、位置情報を求めて行うという公知の手段等があるので、この時求めた位置情報を適応することで、位置対応が可能になる。組込んだ結果は、最終結果として、マージ後の帳票イメージE60−2として示されている。
【0087】図8は、本発明の第3の実施形態におけるマージ処理の他の例を示す図である。図9は、図8のノイズの消去例を示す図である。
【0088】この図8及び図9の例では、1回目の帳票イメージE40と2回目の帳票イメージE50−4とを、フィールドF54−4の通番データの部分を除いて、論理積をとることで、一方の帳票イメージE40のノイズを、他方の帳票イメージE50−4で消去するようにマージしている。
【0089】即ち、図8に示すように、1回目の帳票イメージE40と、フィールドF51−4にノイズのある2回目の帳票イメージE50−4とを、マージしている。ただし、通番データだけは、2回目のフィールドF54−4のデータを使用する。
【0090】図9は、一方の帳票イメージE50−4のノイズを他方の帳票イメージE40で消去する例として、2回目の帳票イメージE50−4におけるフィールドF51−4のイメージデータED51−4のノイズ部分を、1回目の帳票イメージE40におけるフィールドF41のイメージデータED41で消去している状態を示す。
【0091】(3) 効果この第3の実施形態では、特に2値データの帳票イメージE40,E50−4に対して、第1の実施形態や第2の実施形態とほぼ同様の効果がある他に、次の(A)、(B)のような効果がある。
【0092】(A)かすれの補間あるいはノイズの消去を行うことで、より判別しやすいイメージデータを選択できるため、帳票1を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。
【0093】(B)より認識しやすいイメージデータを選択できるため、再度OCR処理に該イメージを使用する際は、効率よく認識ができる。
【0094】(第4の実施形態)第1及び第3の実施形態では、1回目と2回目のイメージデータをマージし編集して、保存・記憶する光学式文字読取り方法を説明したが、この第4の実施形態では、第2の実施形態と同様に、解像度の異なる帳票イメージのマージについて説明する。
【0095】(1) 構成この第4の実施形態の光学式文字読取り方法の処理手順は、図4のフローチャートとほぼ同様である。
【0096】(2) 動作図10は、本発明の第4の実施形態の解像度変換処理及びマージ処理の例を示す図である。この例では、2回目の帳票イメージE50−5の解像度が、1回目の帳票イメージE40の解像度の2倍になっている。
【0097】図4のステップS30に対応する解像度変換処理では、フィールド52−5にかすれのある2回目の帳票イメージE50−5のイメージデータを、1回目の帳票イメージE40のイメージデータの解像度に合せるように圧縮する。圧縮後の帳票イメージE50−6の状態は、2回目の帳票イメージE50−5の縮小である。
【0098】図4のステップS22に対応するマージ処理では、縮小された2回目の帳票イメージE50−6のイメージデータと、1回目の帳票イメージE40のイメージデータとのマージを行う。このマージ処理では、例えば、論理和でマージをとる。マージ後の帳票イメージE60−4は、読取りフィールドF61−4〜F63−4と、通番データの印字用フィールドF64−4とを有し、フィールドF62−4のかすれがなくなっている。
【0099】(3) 効果この第4の実施形態では、第2の実施形態や第3の実施形態とほぼ同様の効果がある他に、次の(I)〜(III)のような効果等がある。
【0100】(I)圧縮により、かすれあるいはノイズの圧縮も可能になり、かすれ部分の消去あるいはノイズ部分の消去を期待でき、より安定したマージ処理が可能になって、効率の向上が期待できる。
【0101】(II)かすれを補間する例を説明したが、図8及び図9で説明したノイズを消去する処理にしても、同様の効果が得られる。
【0102】(III)1回目の帳票イメージE40の解像度は、2回目の帳票イメージE50−5の解像度より小さい例を説明したが、この関係に限定されない。
【0103】(第1〜第4の実施形態の利用形態)第1〜第4の実施形態では、1回目と2回目のイメージデータのマージを、階調データ間、あるいは2値データ間として説明したが、2値データと階調データのマージとして、階調データを2値化したり、あるいは2値データを擬似的に階調データとして作成した後、上記とほぼ同様のマージをすることで、上記とほぼ同様の作用、効果が得られる。
【0104】(第5の実施形態)
(1) 構成図11は、本発明の第5の実施形態を示す光学式文字読取り方法の処理手順のフローチャートであり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0105】この第5の実施形態では、図1のステップS22のマージ処理に代えて、ステップS31の1回目・2回目のイメージデータの表示処理と、ステップS32のオペレータによる指示処理とを行う。ステップS31では、図44の上位装置8により、1回目の帳票イメージのイメージデータと2回目の帳票イメージのイメージデータとの表示を行い、ステップS32において、その表示した内容から、オペレータの指示によってイメージデータの選択を行い、この選択されたイメージデータを保存するようになっている。その他の処理は、図1と同様である。
【0106】(2) 動作図12は、図11のステップS31及びS32におけるイメージデータの例を示す図である。
【0107】図11のステップS11〜S21において、図1と同様の処理を行った後、ステップS31へ進む。ステップS31において、図44の上位装置8は、1回目の帳票イメージE40のイメージデータED41〜ED43と、2回目の帳票イメージE50−7のイメージデータED51−7〜ED54−7とを表示する。2回目のイメージデータED51−7〜ED53−7に欠けが生じている。そこで、ステップS32において、ステップS31にて表示した内容から、オペレータの指示により、欠けのない1回目のイメージデータED41〜ED43を選択する。ただし、通番データだけは、2回目のイメージデータED54−7を使用する。このようにして選択された帳票イメージE60−5のイメージデータED41〜ED43,ED54−7を保存し、ステップS23で記憶手段10に格納する。
【0108】図13は、図11のステップS31及びS32におけるイメージデータの他の例を示す図である。
【0109】この例では、ステップS31において、1回目の帳票イメージE40−2のイメージデータED41−2〜ED43−2と、2回目の帳票イメージE50−3のイメージデータED51−3〜ED54−3とを、図44の上位装置8に表示する。1回目のイメージデータED41−2〜ED43−2には、欠けが生じている。そこで、ステップS32では、オペレータの指示により、2回目のイメージデータED51−3〜ED53−3を選択する。通番データだけは、2回目のイメージデータED54−3を使用する。このようにして選択された帳票イメージE60−6のイメージデータED51−3〜ED54−3を保存し、ステップS23で記憶手段10に格納する。
【0110】(3) 効果この第6の実施形態では、1回目のイメージデータED41〜ED43,ED41−2〜ED43−2と、2回目のイメージデータED51−7〜ED53−7,ED51−3〜ED53−3との、いずれか一方のデータを選択し保存するようにしているので、データ蓄積のために記憶容量を軽減できる。しかも、データ選択の際は、オペレータの指示により行うので、より判別しやすいデータを選択でき、これによって帳票1を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。
【0111】(第6の実施形態)第5の実施形態では、1回目と2回目の読取り処理と通番データの読取り処理の周辺のイメージデータ(即ち、帳票イメージ中のフィールドのイメージデータ)を保存・記憶する光学式文字読取り方法について説明したが、この第6の実施形態では、1回目と2回目の帳票の全体イメージを保存・記憶する光学式文字読取り方法について説明する。
【0112】(1) 構成この第6の実施形態の光学式文字読取り方法の処理手順は、図11のフローチャートとほぼ同様である。ただし、図11のステップS31及びS32の処理において、表示するイメージは帳票イメージの全体であり、又、保存するデータも1回目又は2回目の帳票イメージの全体である。通番データは、例えば、図12で示したイメージデータED54−7を、全体のイメージに組込むようにしている。
【0113】(2) 動作図14は、本発明の第6の実施形態の選択処理の例を示す図である。図11のステップS31に対応する処理では、1回目の帳票イメージE40の全体と2回目の帳票イメージE50−8の全体とを、図44の上位装置8に表示する。1回目の帳票イメージE40の全体には、読取りフィールドF41〜F43のイメージデータと、通番データの印字用フィールドF44のイメージデータとが表示されている。2回目の帳票イメージE50−8の全体には、読取りフィールドF51−8〜F53−8のイメージデータと、通番データの印字用フィールドF54−8のイメージデータとが表示されている。2回目の帳票イメージE50−8の右上に影が出ている。
【0114】そこで、ステップS32に対応する処理では、オペレータの指示により、1回目の読取りフィールドF41〜F43のイメージデータを選択し、2回目の通番データの印字用フィールドF54−8のイメージデータを埋込む。埋込みの処理は、2回目における通番データの読取りの際に、帳票イメージE50−8の全体の中から、印字用フィールドF54−8の通番イメージを取出している。取出す際には、例えば、位置情報を求めて行うという公知の手法等があるので、この時求めた位置情報を1回目の帳票イメージE40に適応することで、組込みが可能になる。組込んだ結果、最終結果の帳票イメージE60−7の全体のイメージデータを保存し、図11のステップS23で記憶手段10に格納する。
【0115】(3) 効果この第6の実施形態では、第5の実施形態と同様に、1回目と2回目のデータよりいずれかのデータを選択し保存するようにしているので、データ蓄積のために記憶容量を軽減でき、さらに、選択の際は、オペレータの指示により行うので、より判別しやすいデータを選択でき、これによって帳票1を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。
【0116】特に、この第6の実施形態では、帳票イメージE60−7の全体のイメージデータを記憶するようにしたので、より見やすくなる。
【0117】(第7の実施形態)第5の実施形態や第6の実施形態では、オペレータの指示によりイメージの選択を行ったが、この第7の実施形態では、イメージの選択を自動的に行うようにしている。
【0118】(1) 構成図15は、本発明の第7の実施形態を示す光学式文字読取り方法の処理手順のフローチャートであり、第5の実施形態を示す図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0119】この第7の実施形態では、図11のステップS31及びS32に代えて、ステップS33の自動選択処理を行うようにしている。ステップS33では、ステップS21の通番指示処理の後、図44の上位装置8によって1回目と2回目のイメージデータの自動選択を行い、この選択されたデータを保存した後、ステップS23で記憶手段10に格納するようにしている。その他の処理は、図11と同様である。
【0120】(2) 動作図16は、図15の自動選択処理の例を示す図である。図15のステップS33の自動選択処理において、図44の上位装置8は、1回目の帳票イメージE40の全体と、2回目の帳票イメージE50−8の全体とを比較する。2回目の帳票イメージE50−8の右上に黒い影が出ているので、1回目の帳票イメージE40における読取りフィールドF41〜F43のイメージデータを選択し、2回目の帳票イメージE50−8における印字用フィールドF54−8の通番データのみを埋込む。
【0121】即ち、ステップS33の自動選択処理では、例えば、1回目の帳票イメージE40及び2回目の帳票イメージE50−8を横方向及び縦方向に走査して外形をチェックし、2回目の帳票イメージE50−8の右上の部分に黒く影が出ていることが検出されたので、1回目の帳票イメージE40における読取りフィールドF41〜F43のイメージデータを選択し、これに2回目の帳票イメージE50−8の通番データを埋込み、この帳票イメージE60−8の全体のイメージデータを保存し、ステップS23で記憶手段10に格納する。
【0122】(3) 効果この第7の実施形態では、次の(a)〜(d)のような効果がある。
(a)第5の実施形態と同様に、1回目と2回目のデータよりいずれかのデータを選択し、保存するようにしたので、データ蓄積のために記憶容量を軽減できる。
【0123】(b)データの選択の際は、自動判別で行うので、より判別しやすいデータを選択でき、これによって帳票1を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。
【0124】(c)第6の実施形態と同様に、帳票イメージE60−8のイメージデータ全体を記憶するので、より見やすくなる。
【0125】(d)イメージの選択を自動的に行うので、省力化の効果も期待できる。
【0126】(第8の実施形態)第7の実施形態では、帳票イメージの状態により、自動的に選択する処理を行うようにしたが、この第8の実施形態では、同等のイメージながら、より良いイメージを選択する処理を行うようにしている。
【0127】(1) 構成この第8の実施形態の光学式文字読取り方法の処理手順は、図15のフローチャートとほぼ同様である。
【0128】(2) 動作図17は、本発明の第8の実施形態を示すもので図15のステップS33に対応する自動選択処理の例を示す図である。
【0129】図15のステップS33に対応する自動選択処理において、図44の上位装置8は、1回目の帳票イメージE40−2の全体と2回目の帳票イメージE50−9の全体とを比較し、1回目の帳票イメージE40−2の読取りフィールドF41−2〜F43−2のイメージデータを選択する。
【0130】即ち、1回目の帳票イメージE40−2は、読取りフィールドF41−2〜F43−2と、通番データの印字用フィールドF44−2とを有している。これに対応し、2回目の帳票イメージE50−9は、読取りフィールドF51−9〜F53−9と、通番データの印字用フィールドF54−9とを有している。図15のステップS33では、例えば、1回目の帳票イメージE40−2及び2回目の帳票イメージE50−9の外形を横方向及び縦方向に走査してチェックし、各フィールドの傾きを求める。各フィールドの傾きは、1回目の帳票イメージE40−2の方が小さいので、この帳票イメージE40−2における読取りフィールドF41−2〜F43−2のイメージデータを選択する。通番データのイメージは、2回目の帳票イメージE50−9における印字用フィールドF54−9のデータを埋込む。この自動選択後の帳票イメージE60−9のイメージデータを保存し、図15のステップS23で図44の記憶手段10に格納する。
【0131】(3) 効果この第8の実施形態では、第7の実施形態の効果に対して、特に、同等のイメージから、より良いイメージを選択できるので、より見やすくなる。
【0132】(第9の実施形態)第7及び第8の実施形態では、帳票イメージの全体の状態で自動的に判断して選択処理するようにしたが、この第9の実施形態では、帳票イメージの内部の状態から自動的に判断して選択処理するようにしている。
【0133】(1) 構成この第9の実施形態の光学式文字読取り方法の処理手順は、図15のフローチャートとほぼ同様である。
【0134】(2) 動作図18は、本発明の第9の実施形態を示すもので図15のステップS33に対応する自動選択処理の例を示す図である。
【0135】この図18では、1回目と2回目の帳票イメージの内部の画像状態をチェックし、1回目のイメージデータを選択した場合を示している。1回目の帳票イメージE40−3は、読取りフィールドF41−3〜F43−3と、通番データの印字用フィールドF44−3とを有している。これに対応し、2回目の帳票イメージE50−10は、読取りフィールドF51−10〜F53−10と、通番データの印字用フィールドF54−10とを有している。この帳票イメージE50−10の読取りフィールドF51−10及びF53−10にノイズがある。
【0136】図15のステップS33に対応する自動選択処理において、図44の上位装置8は、例えば、1回目の帳票イメージE40−3及び2回目の帳票イメージE50−10におけるイメージデータの周辺分布をとり、両者を比較して分布の数値が大の部分(即ち、フィールドF51−10,F53−10)にノイズがあることを検出する。そこで、1回目の帳票イメージE40−3における読取りフィールドF41−3〜F43−3のイメージデータを選択し、これに2回目の帳票イメージE50−10における印字用フィールドF54−10の通番データを埋込み、この帳票イメージE60−10を保存し、図15のステップS23で記憶手段10に格納する。
【0137】図19は、本発明の第9の実施形態を示す自動選択処理の他の例を示す図である。
【0138】この図19では、2回目の帳票イメージにかすれのある場合の例を示している。1回目の帳票イメージE40−3に対応し、2回目の帳票イメージE50−11は、読取りフィールドF51−11〜F53−11と、通番データの印字用フィールドF54−11とを有し、このフィールドF52−11にかすれがある。
【0139】図15のステップS33に対応する自動選択処理において、図44の上位装置8は、例えば、1回目の帳票イメージE40−3及び2回目の帳票イメージE50−11におけるイメージデータの周辺分布をとり、両者を比較し、分布の数値が小の部分(即ち、フィールドF52−11)にかすれがあることを検出する。そこで、1回目の帳票イメージE40−3における読取りフィールドF41−11〜F43−3のイメージデータを選択し、これに2回目の帳票イメージE50−11における印字用フィールドF54−11の通番データを埋込み、この帳票イメージE60−11を保存し、図15のステップS23で記憶手段10に格納する。
【0140】(3) 効果この第9の実施形態では、第7の実施形態とほぼ同様の効果がある他に、特に、帳票イメージの内部の状態から自動的に判断して選択するようにしたので、より詳細な部分において状態の良いイメージデータを選択でき、より見やすくなる。
【0141】(第10の実施形態)第7〜第9の実施形態では、イメージデータを自動的に選択する処理を行ったが、この第10の実施形態では、さらに、記憶されているイメージデータが、参照等だけでなく、今後、再認識のためにOCR処理が施されることまでを考慮し、より認識に有利なイメージデータを保存するようしている。
【0142】(1) 構成図20は、本発明の第10の実施形態を示す光学式文字読取り方法の処理手順のフローチャートであり、第7の実施形態を示す図15中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0143】この第10の実施形態では、図15におけるステップS14の通番指示処理とステップS15の読取り結果の格納処理との間に、新たにステップS34の修正数登録処理を行い、さらに、図15におけるステップS33の自動選択処理に代えて、ステップS35の修正数登録処理及びステップS36の自動選択処理を行うようにしている点が、図15の処理手順と異なる。
【0144】ステップS34の修正数登録処理では、ステップS13のオペレータ修正処理にて行った文字の修正で修正した文字数を登録する。次のステップS15の読取り結果の格納処理では、ステップS34で登録された修正回数を図44の記憶手段9に格納する。2回目の処理におけるステップS35の修正数登録処理では、ステップS34と同様に、ステップS20のオペレータ修正処理にて修正された文字数を登録する。次のステップS36の自動選択処理では、ステップS34とS35にて求めた修正数により、いずれかのイメージデータを選択する。選択されたイメージデータは、ステップS23で記憶手段10に格納する。その他の処理は、図15と同様である。
【0145】(2) 動作図21〜図23は図20の処理内容を示し、このうち図21は図20の帳票イメージの例を示す図、図22は図21のデータの内容を示す図、及び図23は図21、図22の選択処理の例を示す図である。
【0146】図21の1回目の帳票イメージE40−3は、読取りフィールドF41−3〜F43−3と、通番データの印字用フィールドF44−3とを有している。2回目の帳票イメージE50−10は、読取りフィールドF51−10〜F53−10と、通番データの印字用フィールドF54−10とを有している。この帳票イメージE50−10のフィールドF51−10及びF53−10にノイズがある。
【0147】図22に、図21の帳票イメージE40−3,E50−10の読取り結果が示されている。図20におけるステップS34の修正数登録処理で求まる修正した文字数と、ステップS35の修正数登録処理で求まる修正した文字数とは、各々修正数にされている。1回目の修正数はN回である。2回目の修正数は、図22の2回目が修正前の状態を示していて0回になっているが、フィールドF51−10とF53−10の?の示す不読が6箇所あることから、この2回目の修正数は、その不読の修正で6が入る。
【0148】次に、図20におけるステップS36の自動選択処理として、修正数Nと6の比較を行い、Nが5以下の場合は1回目の帳票イメージE40−3におけるフィールドF41−3〜F43−3のイメージデータを選択することになる。この選択された帳票イメージE60−12の状態が図23に示されている。このように選択された帳票イメージE60−12のイメージデータは保存され、図20のステップS23で図44の記憶手段10に格納する。
【0149】図24〜図26は図20の他の処理内容を示し、このうち図24は図20の帳票イメージの他の例を示す図、図25は図24のデータの内容を示す図、及び図26は図24、図25の選択処理の例を示す図である。
【0150】図24に示すように、2回目の帳票イメージE50−11における読取りフィールドF52−11にかすれがある。図25に示すように、2回目の修正数が2となり、1回目の修正数が1以下の場合には、1回目のイメージデータを選択することになる。この状態が図26に示されており、選択された帳票イメージE60−13のイメージデータを保存する。
【0151】(3) 効果この第10の実施形態では、第7の実施形態の効果(a)〜(d)とほぼ同様の効果が得られる。さらに、この第10の実施形態では、より認識に有利なイメージデータを保存することとしたので、保存イメージデータを再度OCR処理する場合にも、認識の容易さや修正数の減少方向等で、効率の向上が期待できる。
【0152】(第11の実施形態)
(1) 構成図27は、本発明の第11の実施形態を示す光学式文字読取り方法の処理手順のフローチャートであり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0153】この第11の実施形態では、図1におけるステップS22のマージ処理に代えて、ステップS37のイメージ選択処理を行うようにしている点のみが異なる。
【0154】ステップS37のイメージ選択処理において、図44の上位装置8は、ステップS21の通番指示処理の後、1回目と2回目の帳票イメージにおけるフィールド毎のイメージデータの選択を行い、この選択されたイメージデータを保存する。保存されたイメージデータは、ステップS23で図44の記憶手段10に格納する。その他の処理は、図1と同様である。
【0155】(2) 動作図28〜図31は、図27におけるステップS37のイメージ選択処理の内容を示し、各フィールドの1回目と2回目のデータにより、より認識に有利なイメージを選択する処理内容が示されている。
【0156】図28は、1回目と2回目の帳票イメージE40−4,E50−12におけるイメージデータの内容を示す図である。1回目の帳票イメージE40−4は、読取りフィールドF41−4〜F43−4と、通番データの印字用フィールドF44−4とを有し、これらのイメージデータが図27におけるステップS15で図44の記憶手段9に格納される。図27におけるステップS21の通番指示処理後の2回目の帳票イメージE50−12は、読取りフィールドF51−12〜F53−12と、通番データの印字用フィールドF54−12とを有している。図44の上位装置8は、1回目と2回目の帳票イメージE40−4,E50−12における各フィールド毎の修正数の比較により、修正数の小さい方のイメージデータをフィールド毎に選択する。
【0157】図29は、図27の帳票イメージの例を示す図である。図44の上位装置8は、1回目と2回目の帳票イメージE40−4,E50−12のイメージデータを表示し、フィールド毎の部分データの選択を行い、この選択されたデータを編集する。ただし、通番データだけは、2回目の帳票イメージE50−12における印字用フィールドF54−12のデータを使用する。
【0158】図30は、図29のイメージデータを示す図である。この図30では、修正数の小さい方の選択として、フィールドF41−4〜F43−4,F51−12〜F53−12の1回目と2回目のイメージデータED41−4〜ED43−4,ED51−12〜ED53−12からの選択手順を示す。図27におけるステップS37のイメージ選択処理において、図44の上位装置8は、図28の各フィールドの修正数の比較から、2回目のフィールドF51−12と、1回目のフィールドF42−4,F43−4とを選択する。
【0159】図31は、図30の選択により、イメージデータの編集を示す図である。図27におけるステップS37のイメージ選択処理において、図44の上位装置8は、1回目の帳票イメージE40−4の全体に、2回目の帳票イメージE50−12のイメージデータを埋込む処理を行う。埋込んでいるデータは、2回目の帳票イメージE50−12におけるフィールドF51−12、及びフィールドF54−12の通番データの部分のイメージデータである。この埋込みの処理は、2回目における帳票イメージE50−12の各フィールドF51−12〜F53−12のイメージデータや、フィールドF54−12の通番データの読取りの際に、帳票イメージE50−12の全体の中から、該通番イメージ等を取出している。取出す際には、例えば、位置情報を求めて行うという公知の手法等があるので、この時求めた位置情報を1回目の帳票イメージE40−4に適応することで、組込みが可能になる。組込んだ結果、最終結果である帳票イメージE60−14のイメージデータを保存し、ステップS23で図44の記憶手段10に格納する。
【0160】(3) 効果この第11の実施形態では、1回目の帳票イメージE40−4のイメージデータと、2回目の帳票イメージE50−12のイメージデータとより、各フィールドのデータを選択し保存するようにしているので、データ蓄積のために記憶容量を軽減できる。しかも、データ選択の際は、より判別しやすいデータを選択できるため、帳票1を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。さらに、より認識しやすいデータを選択できるため、再度OCR処理に該イメージを使用する際は、効率よく認識ができる。
【0161】(第12の実施形態)第11の実施形態では、1回目と2回目のデータの修正数で比較を行ったが、この第12の実施形態では、修正数が一致する場合も考慮し、帳票イメージの画像状態を比較することで選択を行うようにしている。
【0162】(1) 構成この第12の実施形態の光学式文字読取り方法の処理手順は、図27におけるステップS37のイメージ選択処理の内容のみが異なる。
【0163】(2) 動作図32〜図34は、本発明の第12の実施形態であって図27におけるステップS37のイメージ選択処理を示す。このイメージ選択処理では、各フィールドの部分イメージの間延びの検出により、より認識に有利なイメージを選択している。
【0164】図32は、本発明の第12の実施形態を示すイメージ選択処理の例を示す図である。図44の上位装置8は、1回目の帳票イメージE40−5のイメージデータと、2回目の帳票イメージE50−13のイメージデータとを表示し、フィールドF41−5〜F43−5,F51−13〜F53−13毎の部分データの選択を行い、選択されたデータを編集して帳票イメージE60−15のイメージデータを生成する。ただし、通番データだけは、2回目の帳票イメージE50−13のフィールドF54−13のデータを使用する。
【0165】図33は、図32のイメージデータを示す図である。即ち、この図33では、フィールド毎の部分データの選択として、フィールドF41−5〜F43−5,F51−13〜F53−13の1回目と2回目のイメージデータED41−5〜ED43−5,ED51−13〜ED53−13からの選択手順を示す。1回目のフィールドF41−5と、2回目のフィールドF52−13及びF53−13とには、間延びの部分がある。そこで、図27におけるステップS37のイメージ選択処理において、図44の上位装置8は、例えば、フィールドF41−5,F51−13、フィールドF42−5,F52−13、フィールドF43−5,F53−13毎に、1回目と2回目のイメージデータED41−5,ED51−13,…の上下方向の投影を取り、この結果の投影の長さを比較する等して、間延びを検出する。
【0166】図34は、図33の選択により、イメージデータの編集を示す図である。この第12の実施形態では、第11の実施形態と同様に、1回目の帳票イメージE40−5の全体に、2回目の帳票イメージE50−13のイメージデータを埋込む処理を行う。埋込んだ結果、最終結果の帳票イメージE60−15のイメージデータを保存し、ステップS23で図44の記憶手段10に格納する。
【0167】(3) 効果この第12の実施形態では、第11の実施形態とほぼ同様の効果がある他に、特に、各フィールドF41−5,F51−13,…のイメージの状態を自動的に判断することで、より見やすいイメージの選択が可能になる。
【0168】(第13の実施形態)この第13の実施形態の光学式文字読取り方法では、さらに詳細に帳票イメージの状態を検査することで、より良いイメージを選択するようにしている。
【0169】(1) 構成この第13の実施形態の光学式文字読取り方法の処理手順では、図27のフローチャートにおけるステップS37のイメージ選択処理の内容のみが異なる。
【0170】(2) 動作図35〜図37は、本発明の第13の実施形態であって図27におけるステップS37のイメージ選択処理を示す。この処理では、かすれの検出により、より認識に有利なイメージを選択している。
【0171】図35は、本発明の第13の実施形態のイメージ選択の例を示す図である。図44の上位装置8は、1回目の帳票イメージE40−4のイメージデータと、2回目の帳票イメージE50−12のイメージデータとを表示し、フィールドF41−4〜F43−4,F51−12〜F53−12毎の部分データの選択を行い、この選択されたイメージデータを編集する。ただし、通番データだけは、2回目の帳票イメージE50−12のフィールドF54−12のデータを使用する。
【0172】図36は、図35のイメージデータを示す図である。この図36では、フィールド毎の部分データの選択として、フィールドF41−4,F51−12、フィールドF42−4,F52−12、フィールドF43−4,F53−12の1回目と2回目のイメージデータED41−4,ED51−12,…からの選択手順を示す。1回目のフィールドF41−4と、2回目のフィールドF52−12及びF53−12とには、かすれの部分がある。そこで、図27におけるステップS37のイメージ選択処理では、例えば、フィールドF41−4,F51−12、フィールドF42−4,F52−12、フィールドF43−4,F53−12毎に1回目と2回目のイメージデータED41−4,ED51−12,…の周辺分布を取り、この結果の分布数の比較をする等して、かすれの有無を検出する。
【0173】図37は、図36の選択により、イメージデータの編集を示す図である。図44の上位装置8は、1回目の帳票イメージE40−4の全体に、2回目の帳票イメージE50−12のイメージデータを埋込む処理を行う。埋込んでいるデータは、2回目のフィールドF51−12のイメージデータと、フィールドF54−12の通番データの部分である。この埋込み処理は、例えば、2回目における各フィールドF51−12〜F53−12のイメージデータやフィールドF54−12の通番データの読取りの際に、帳票イメージE50−2の全体の中から、該通番データ等を取出す。取出す際には、例えば、位置情報を求めて行うという公知の手法等があるので、この時求めた位置情報を1回目のイメージデータに適応することで、組込みが可能になる。組込んだ結果、最終結果の帳票イメージE60−16のイメージデータを保存し、ステップS23で図44の記憶手段10に格納する。
【0174】図38は、本発明の第13の実施形態のイメージ選択の他の例を示す図である。図39は、図38のイメージデータを示す図である。図40は、図39のイメージデータの編集を示す図である。
【0175】このイメージ選択の他の例では、1回目の帳票イメージE40−6と2回目の帳票イメージE50−14のノイズの検出により、より認識に有利なイメージを選択し、選択後の帳票イメージE60−17のイメージデータを保存している。
【0176】(3) 効果この第13の実施形態では、第11及び第12の実施形態の効果の他に、各フィールドF41−6〜F43−6,F51−14〜F53−14の詳細なイメージの検査を行うことで、より精度の良いイメージの選択が可能になり、さらに見やすいイメージの保存・蓄積が可能になる。
【0177】(第14の実施形態)第11〜第13の実施形態では、1回目と2回目のイメージデータを各フィールド毎に選択し編集して、保存・記憶する光学式文字読取り方法について説明したが、この第14の実施形態では、編集後のイメージを確認することで、さらに見やすいイメージデータを記憶するようにしている。
【0178】(1) 構成図41は、本発明の第14の実施形態を示す光学式文字読取り方法の処理手順のフローチャートであり、第11の実施形態を示す図27中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0179】この第14の実施形態では、図27におけるステップS37のイメージ選択処理の後に、新たにステップS38の表示・訂正処理を行い、その後、ステップS23の読取り結果の格納処理を行うようにしている。ステップS38の表示・訂正処理において、図44の上位装置8は、ステップS37のイメージ選択処理で編集したイメージを表示してオペレータの指示を受ける。この指示により、表示したイメージの修正を行い、この修正結果を、ステップS23で記憶手段10に格納する。その他の処理は、図27と同様である。
【0180】(2) 動作図42は、図41の帳票イメージの例を示す図である。図43は、図42のイメージデータの編集を示す図である。
【0181】図41におけるステップS37のイメージ選択処理において、図44の上位装置8は、イメージを選択し、編集する。図42に示す1回目の帳票イメージE40−7のフィールドF41−7につぶれがあり、2回目の帳票イメージE50−15のフィールドF52−15及びF53−15にかすれがある。そこで、ステップS37のイメージ選択処理では、例えば、かすれのないイメージを取るべく周辺分布の結果より、編集される帳票イメージE60−18は、1回目のフィールドF41−7〜F43−7のイメージを使用する。次に、ステップS38の表示・訂正処理において、図44の上位装置8は、編集した帳票イメージE60−18を表示し、オペレータの指示で、再編集を行う。
【0182】図43に示すように、帳票イメージE60−18のフィールドF41−7に対して入替えの指示がなされ、2回目のフィールドF51−15を入替える。この処理の結果、最終結果の帳票イメージE60−19のイメージデータを保存する。
【0183】(3) 効果この第14の実施形態では、第11の実施形態とほぼ同様の効果が得られる。さらに、編集後のイメージの確認をオペレータによる表示・訂正処理で行うことで、さらに見やすいイメージデータを記憶することが可能になる。
【0184】(第1〜第14の実施形態の利用形態)本発明で使用するOCRは、図示以外の構成に変更してもよい。
【0185】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のうちの第1の発明によれば、第1と第2のイメージデータをマージして第3のイメージデータを作成し、この第3のイメージデータを保存するようにしたので、データ蓄積のために記憶容量を軽減できる。しかも、マージ処理により、より帳票の再現ができ、帳票を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。さらに、より認識しやすいデータを選択できるため、再度OCR処理に該イメージを使用する際は、効率よく認識ができる。
【0186】第2の発明によれば、マージ処理において、一方のイメージデータのノイズを他方のイメージデータで消去し、あるいは一方のイメージデータのかすれを他方のイメージデータで補間するようにしたので、より判別しやすいデータを選択できる。
【0187】第3及び第4の発明によれば、解像度を変換した後にマージ処理を行うようにしたので、第1と第2のイメージデータの解像度が異なっても、対応が可能になり、かつマージもできるので、汎用性が広がる。
【0188】第5の発明によれば、第1又は第2のイメージデータのうちの状態のよいイメージを選択し、この選択したイメージのイメージデータを保存するようにしたので、データ蓄積のために記憶容量を軽減できる。
【0189】第6の発明によれば、オペレータの指示により選択を行うので、より判別しやすいデータを選択でき、これによって帳票を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。
【0190】第7の発明によれば、画像状態を自動的に判定して状態の良いイメージを選択するようにしたので、より判別しやすいデータを選択でき、これによって帳票を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。しかも、自動的にイメージの選択が行われるので、省力化の効果も期待できる。
【0191】第8の発明によれば、画像状態の自動的判定は、イメージの外形状態により行うようにしたので、同等のイメージから、より良いイメージを選択でき、より見やすくなる。
【0192】第9の発明によれば、画像状態の自動的判定は、イメージのノイズ又はかすれを検出することで判定するようにしたので、より詳細な部分において状態の良い画像を選択でき、より見やすくなる。
【0193】第10の発明によれば、画像状態の自動的判定は、修正回数といった認識状態で判定するようにしたので、より認識に有利なイメージを保存することができ、保存イメージを再度OCR処理する場合にも、認識の容易さや修正数の減少方向等で、効率の向上が期待できる。
【0194】第11の発明によれば、帳票のフィールド毎に状態の良いイメージを選択し、この選択したイメージのイメージデータを保存するようにしたので、データ蓄積のために記憶容量を軽減できる。しかも、イメージの選択の際は、より判別しやすいデータを選択できるため、帳票を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。さらに、より認識しやすいデータを選択できるため、再度OCR処理に該イメージを使用する際は、効率良く認識ができる。
【0195】第12の発明によれば、オペレータの指示により選択するようにしたので、より判別しやすいデータを選択でき、これにより帳票を見る必要がなくなり、当初のペーパレス化の目的が達せられる。
【0196】第13の発明によれば、画像状態を自動的に判定して状態の良いイメージを選択するようにしたので、より見やすいイメージの選択が可能になる。
【0197】第14の発明によれば、画像状態の自動的判定は、イメージのノイズ又はかすれを検出することで判定するようにしたので、各フィールドの画像状態を詳細に検査でき、より精度の良いイメージの保存が可能になる。




 

 


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