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発明の名称 金融機関業務連動型診療費精算装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−76866(P2003−76866A)
公開日 平成15年3月14日(2003.3.14)
出願番号 特願2001−269935(P2001−269935)
出願日 平成13年9月6日(2001.9.6)
代理人 【識別番号】100082050
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 幸男
【テーマコード(参考)】
3E040
【Fターム(参考)】
3E040 BA07 BA12 CA14 DA03 EA01 FH04 FJ05 FK02 
発明者 前田 達彦
要約 課題
利用者側にとって使いやすく、かつ、医療機関にとって有利な装置を実現する。

解決手段
医療機関における診療費の精算を行う拡張部200と、金融機関401における入出金取引を行う基本部とを一体に構成する。拡張部200は、利用者から診療費精算指示を受けると、医事会計ホスト501より診療費データを取得して基本部100に送る。基本部100は、診療費データに基づいて、金融機関401に予め設けられている医療機関の口座に対して診療費の入金処理を行う。
特許請求の範囲
【請求項1】 医療機関における診療費の精算を行う拡張部と、金融機関における入出金取引を行う基本部とからなり、これら拡張部と基本部とを一体に構成した金融機関業務連動型診療費精算装置であって、前記拡張部は、診療費精算指示を受けた場合、当該診療費の会計管理を行う医事会計ホストから診療費精算データを取得してこれを前記基本部に送り、前記基本部は、前記診療費精算データに基づき、前記金融機関に予め設けられた前記医療機関の口座に対して前記診療費の入金処理を行うよう構成されたことを特徴とする金融機関業務連動型診療費精算装置。
【請求項2】 医療機関における診療費の会計管理を行う医事会計ホストと接続され、前記診療費の精算を行う拡張部と、金融機関のネットワークに接続され、入出金取引を行う基本部とからなり、これら拡張部と基本部とを一体に構成した金融機関業務連動型診療費精算装置であって、前記拡張部は、診療費精算指示を受けた場合、前記基本部に対してアクセスありを示す信号を送出し、その後、前記医事会計ホストから診療費精算データを取得してこれを前記基本部に送った後、当該拡張部を操作不可状態とする拡張部制御部を備え、前記基本部は、前記拡張部からのアクセスありを示す信号を受けた場合は、当該基本部を操作不可状態とし、その後、前記拡張部から診療費データを受け取った場合は、当該診療費データに関する入金操作を受け付け、この入金操作に基づいて、前記金融機関に予め設けられた前記医療機関の口座に対して前記診療費の入金処理を行う基本部制御部を備えたことを特徴とする金融機関業務連動型診療費精算装置。
【請求項3】 請求項1または2に記載の金融機関業務連動型診療費精算装置において、拡張部は、デビット決済による診療費精算指示を受けた場合、当該診療費の会計管理を行う医事会計ホストから診療費精算データを取得すると共に、前記診療費精算データに基づき、金融機関に予め設けられた医療機関の口座へのデビット決済処理を行うよう構成されたことを特徴とする金融機関業務連動型診療費精算装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関の業務を行う基本部と、診療費の精算業務を行う拡張部とを一体に設けた金融機関業務連動型診療費精算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日では、病院等の医療機関において、患者等の利用者が操作することで診療費の精算が行える診療費端末が導入されている。この診療費端末とは、医療機関の会計窓口で行う精算業務を利用者が操作することで自動的に行うようにしたものである。このような診療費端末は、医療機関側が購入し、現金の装填・精査といった現金管理業務を医療機関側で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の診療費端末では、診療費の精算が自動化できるという反面、現金管理業務といった全ての管理を医療機関側で行うため、その運営業務が新たな医療機関側の負担となっていた。また、高価な診療費端末を医療機関側で購入しなければならないため、小規模の病院等では導入の障害となっていた。また、利用者側でも、診療費端末で精算を行う際に現金の持ち合わせがなければ、自動取引装置等で現金を引き出し、この現金を診療費端末に入金するといった手間が必要であった。昨今では、病院内に自動取引装置が設置されている場合もあるが、このような場合であっても、自動取引装置からの現金の引き出しと、診療費端末への入金という処理は同様であり、利用者にとって診療費端末が使いやすいとは言えないものであった。このような結果、診療費端末の利用率が上がらず、医療機関における会計窓口の負担が軽減されないといった問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉医療機関における診療費の精算を行う拡張部と、金融機関における入出金取引を行う基本部とからなり、これら拡張部と基本部とを一体に構成した金融機関業務連動型診療費精算装置であって、拡張部は、診療費精算指示を受けた場合、診療費の会計管理を行う医事会計ホストから診療費精算データを取得してこれを基本部に送り、基本部は、診療費精算データに基づき、金融機関に予め設けられた医療機関の口座に対して診療費の入金処理を行うよう構成されたことを特徴とする金融機関業務連動型診療費精算装置。
【0005】〈構成2〉医療機関における診療費の会計管理を行う医事会計ホストと接続され、診療費の精算を行う拡張部と、金融機関のネットワークに接続され、入出金取引を行う基本部とからなり、これら拡張部と基本部とを一体に構成した金融機関業務連動型診療費精算装置であって、拡張部は、診療費精算指示を受けた場合、基本部に対してアクセスありを示す信号を送出し、その後、医事会計ホストから診療費精算データを取得してこれを基本部に送った後、拡張部を操作不可状態とする拡張部制御部を備え、基本部は、拡張部からのアクセスありを示す信号を受けた場合は、基本部を操作不可状態とし、その後、拡張部から診療費データを受け取った場合は、診療費データに関する入金操作を受け付け、この入金操作に基づいて、金融機関に予め設けられた医療機関の口座に対して診療費の入金処理を行う基本部制御部を備えたことを特徴とする金融機関業務連動型診療費精算装置。
【0006】〈構成3〉構成1または2に記載の金融機関業務連動型診療費精算装置において、拡張部は、デビット決済による診療費精算指示を受けた場合、診療費の会計管理を行う医事会計ホストから診療費精算データを取得すると共に、診療費精算データに基づき、金融機関に予め設けられた医療機関の口座へのデビット決済処理を行うよう構成されたことを特徴とする金融機関業務連動型診療費精算装置。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて詳細に説明する。
《具体例1》
〈構成〉図1は、本発明の金融機関業務連動型診療費精算装置の具体例1を示す構成図である。図2は、金融機関業務連動型診療費精算装置の外観図である。
【0008】これらの図に示す装置は、基本部100と拡張部200とが一体となって構成され、LAN300で接続されている。基本部100は、ATM(自動取引装置)としての機能を有するもので、ディスプレイ/タッチパネル101、カードリーダ102、レシートプリンタ103、キーボード104、硬貨処理部105、硬貨投入口106、硬貨放出口107、紙幣処理部108、紙幣投入放出口109、基本部制御部110を備えている。
【0009】ディスプレイ/タッチパネル101は、液晶ディスプレイとその上面に設けられたタッチパネルであり、金融機関のホストコンピュータと取引を実行するのに必要な情報を表示したり、利用者の操作を受け付けるための機能部である。カードリーダ102は、利用者が挿入するキャッシュカード等のカードの情報を読み取るための機能部である。レシートプリンタ103は、金融機関との取引記録(例えば、預入れや支払い、振込等の記録)を印字して発行するための処理部である。キーボード104は、テンキー等のキーや確定キー、取消キー、訂正キー等からなり、暗証番号や金額等の情報を入力するためのものである。
【0010】硬貨処理部105は、図示省略した硬貨格納部を有し、利用者によって投入される硬貨を受け入れてこの硬貨格納部に格納し、かつ、格納している硬貨を出金するといった処理を行う機能部である。硬貨投入口106は、硬貨処理部105によって処理される硬貨を利用者が投入するための投入口である。硬貨放出口107は、硬貨処理部105によって処理された硬貨を利用者に対して出金するための排出口である。紙幣処理部108は、図示省略した紙幣格納部を有し、利用者によって投入される紙幣を受け入れて紙幣格納部に格納し、かつ、格納している紙幣を出金するための処理を行う機能部である。紙幣投入放出口109は、利用者からの紙幣を受け入れ、かつ、紙幣処理部108で処理された紙幣を利用者に対して放出するための投入/排出口である。
【0011】基本部制御部110は、基本部100としての各部の制御を司る機能部であり、CPUや記憶装置等のハードウェアおよび、CPUが実行するための各種のソフトウェアから実現されているものである。この基本部制御部110は、LAN300を介して、後述する拡張部制御部205からアクセスありを示す信号を受けた場合は、基本部100を操作不可状態とし、その後、拡張部制御部205から診療費データを受け取った場合は、この診療費データに関する入金操作を受け付け、この入金操作に基づいて、予め設けられた金融機関401における医療機関の口座に対して診療費の入金処理を行う機能を有している。
【0012】基本部100は、公衆回線400を介して金融機関401や警備会社402に接続されている。公衆回線400は例えばISDNといったデジタル網であるが、これら金融機関401や警備会社402と接続するためのネットワークで、その伝送媒体やプロトコル等は特に限定はない。金融機関401は、例えば銀行であり、この金融機関401に、本装置で診療費精算を行う医療機関の口座が開設されている。警備会社402は、本装置を監視し、現金の充填や障害復旧等の管理を行う機能を有するものである。
【0013】拡張部200は、医療機関における診療費精算を行う機能部であり、ディスプレイ/タッチパネル201、カードリーダ202、レシートプリンタ203、キーボード204、拡張部制御部205、イメージリーダ206からなる。ディスプレイ/タッチパネル201は、基本部100のディスプレイ/タッチパネル101と同様に、液晶ディスプレイとその上面に設けられたタッチパネルからなり、診療費精算を行う利用者に対して診療費精算に関する種々の情報を表示したり、利用者の操作を受け入れるための機能部である。カードリーダ202は、利用者が挿入する診察カードといった診療費精算を行う利用者の識別情報を記録したカードの情報を読み取るための機能部である。レシートプリンタ203は、診療費精算の記録を印字して発行するための処理部である。
【0014】拡張部制御部205は、拡張部200としての各部の制御を司る機能部であり、CPUや記憶装置等のハードウェアおよびCPUが実行するための各種のソフトウェアから実現されている。この拡張部制御部205は、院内ネットワーク500を介して医事会計ホスト501に接続され、利用者のカードリーダ202への識別情報入力に基づいて、医事会計ホスト501から診療費データを取得し、利用者から診療費精算指示があった場合、これを基本部100の基本部制御部110に送る機能を有している。イメージリーダ206は、帳票を読み取り、イメージデータとして拡張部制御部205に送出するための処理部である。また、院内ネットワーク500は、病院内のLANであり、医事会計ホスト501と本装置を相互に接続するものである。更に、医事会計ホスト501は、各患者の診療費の会計管理を行うためのホストである。
【0015】このように構成された装置において、診療費精算の釣り銭用現金、金融機関業務用の現金については、全て金融機関401所有の現金とし、かつ、現金の装填・精査といった現金管理業務は全て警備会社402委託とする。これにより、医療機関側の管理の負担が軽減される。また、診療費精算で支払われた現金は、現金管理業務を警備会社402経由の金融機関401とするため、利用者から金融機関401における医療機関口座への現金振込扱いとする。
【0016】〈動作〉先ず、利用者が現金により診療費精算を行う場合の動作を説明する。図3および図4は、具体例1の現金による診療費精算動作を示す説明図である。それぞれの図において、(a)は、基本部100と拡張部200の表示画面を示し、(b)は、基本部100と拡張部200のシーケンスを示している。先ず、基本部100・拡張部200の各ディスプレイ/タッチパネル101、201では、(a)に示すように、基本部100は、入金、出金、残高照会といった取引が選択可能なことが表示され、拡張部200は、入院診療費精算、外来診療費精算といった処理が可能なことが表示されている。
【0017】このような状態において、利用者が診療費精算を行う場合、利用者は対応するボタンを押下する(ステップS1)。利用者が拡張部200の診療費精算ボタンを押下すると、拡張部200では、「診察券を入れて下さい」といったメッセージをディスプレイ/タッチパネル201に表示する。また、拡張部制御部205から基本部100に対して、「アクセスあり」を示す信号を送出する(ステップS2)。これにより、基本部制御部110では、拡張部200に対して制御権の移行を示す信号を送出する(ステップS3)と共に、画面をロックして操作不可状態とする(ステップS4)。
【0018】拡張部200では、利用者が、磁気ストライプ付き診察券といった精算対象となる患者を特定できるカードをカードリーダ202に挿入すると、カードリーダ202では、その患者のID情報を読み取り、その情報を拡張部制御部205に送る。拡張部制御部205では、このID情報をキーとして医事会計ホスト501から該当患者の精算データを取得する(ステップS5)。尚、医事会計ホスト501における診療費会計処理については、本具体例とは直接関係がないため、ここでの説明は省略する。
【0019】拡張部制御部205は、該当患者の精算データを取得すると、この精算金額をディスプレイ/タッチパネル201に表示する(ステップS6)。利用者がこの表示内容を見て確認ボタンを押下すると(ステップS7)、拡張部制御部205は制御権移行を示す信号を基本部100に送出する(ステップS8)と共に、ディスプレイ/タッチパネル201に、「右側の画面に従って操作して下さい」といったメッセージを表示した状態で画面をロックし、操作不可状態とする(ステップS9)。これ以降、利用者は拡張部200から基本部100にその操作を移す。
【0020】基本部100では基本部制御部110が、ディスプレイ/タッチパネル101に「ご請求金額をご確認の上、現金を入れて下さい」といったメッセージを表示させる。利用者が現金を硬貨投入口106や紙幣投入放出口109より投入し、確認ボタンが押下される(ステップS10)と、拡張部制御部205は、釣り銭がある場合は、硬貨処理部105または紙幣処理部108に釣り銭の準備を指示し、また、振込確認書をレシートプリンタ103で印字し、これらを排出する。同時に、ディスプレイ/タッチパネル101に「おつりと振込確認書をお受け取り下さい」といったメッセージを表示する。更に、これら振込処理の一連のトランザクションを送信する(ステップS11)。このトランザクションは警備会社402を介して金融機関401宛てに送信される。その後、基本部制御部110は振込処理が終了して制御権移行を示す信号を拡張部200に対して送信し(ステップS12)、「左側の画面に従って操作して下さい」といったメッセージを表示した状態で画面をロックし操作不可状態とする(ステップS13)。
【0021】拡張部200では、振込処理が終了したことを示す信号を受け取ると、レシートプリンタ203より領収書を印字して排出すると共に、ディスプレイ/タッチパネル201に「診察券と領収書をお受け取り下さい」といったメッセージを表示し、また、医事会計ホスト501に対して取引結果を送信する(ステップS14)。
【0022】その後、拡張部制御部205は、取引終了を示す信号を基本部制御部110に送信する(ステップS15)。これにより、基本部100および拡張部200はアイドル状態となる(ステップS16)。即ち、最初の画面表示の状態に戻る。
【0023】次に、利用者がキャッシュカードにより診療費精算を行う場合の動作を説明する。図5は、キャッシュカードによる診療費精算動作を示す説明図である。それぞれの図において、(a)は、基本部100と拡張部200の表示画面を示し、(b)は、基本部100と拡張部200のシーケンスを示している。尚、ステップS9までの動作(図3に示す動作を含む)は、上述した現金による診療費精算の動作と同様であるため、その図示と説明は省略する。
【0024】ステップS8において、制御権が拡張部200から基本部100に移行すると、基本部制御部110は、ディスプレイ/タッチパネル101に「ご請求金額をご確認の上、キャッシュカードを入れて下さい」といったメッセージを表示すると共に、カードリーダ102によって利用者の挿入したキャッシュカードの読み取りを行う(ステップS10a)。尚、基本部100に制御権が移行した後、実際には、上述した現金による診療費精算を行う場合も含めて、現金またはキャッシュカードによる診療費精算の選択動作が行われるが、その選択動作については省略する。
【0025】次いで、基本部制御部110は、ディスプレイ/タッチパネル101に「暗証番号を入力して下さい」といったメッセージを表示させ、これにより利用者がキーボード104より暗証番号を入力する(ステップS11a)。基本部制御部110は暗証番号の正当性を確認すると、振込確認書をレシートプリンタ103で印字し、これを排出すると共に、キャッシュカードを排出する。また、ディスプレイ/タッチパネル101に「キャッシュカードと振込確認書をお受け取り下さい」といったメッセージを表示する。更に、これら振込処理の一連のトランザクションを送信する(ステップS12a)。このトランザクションは警備会社402を介して金融機関401宛てに送信される。その後の動作(ステップS13a〜ステップS17a)は、上述した現金による診療費精算のステップS12〜ステップS16と同様であるため、その説明は省略する。
【0026】〈効果〉以上のように具体例1によれば、基本部および拡張部を一体に構成した金融機関業務連動型診療費精算装置であって、診療費精算指示があった場合、医事会計ホスト501から診療費データを取得し、これを基本部100に送る拡張部200と、金融機関の業務を行うと共に、拡張部200から送られた診療費データに基づいて、金融機関401に予め設けられた医療機関の口座宛てに振り込み処理を行う基本部100とを一体に設けたので、次のような効果がある。
【0027】●1台の装置で診療費精算業務と金融機関業務を行うことが可能となり、病院内に金融機関の店舗外ATMを設置しているような場合、そのATMが不要となる。
●店舗外ATMを設置していない医療機関の場合には、精算端末導入と同時に実質的に店舗外ATMの設置が可能となる。
【0028】また、現金管理業務を警備会社402委託の金融機関401管理としたため次のような効果がある。
●医療機関側が現金の装填や装置の保守等を行う必要がなく、装置を運用するための負担を大幅に削減することができる。
●医療機関側の現金のハンドリングコストを削減することができる。
●本装置による診療費精算が多くなることにより、会計窓口の負担が軽減され、その結果会計窓口人員の削減が可能となる。
【0029】更に、本装置を診療費精算機能付きATMとして位置付けられることから、金融機関所有の装置として考えることができ、医療機関側としては低価格で診療費精算端末(+店舗外ATM)の設置が可能となる。即ち、従来のように医療機関側で診療費精算端末を購入していたのと比べて、金融機関側で装置を設置することになるため、医療機関側の金額的な負担を無くすことができる。
【0030】また、診療費精算をキャッシュカードによって行えるようにしたので、次のような効果がある。
●利用者が現金を用意する必要がなく、操作が容易となる。
●現金の取扱量が減ることから、警備会社402での現金ハンドリングコストを削減することができる。
【0031】《具体例2》具体例2は、デビット決済により診療費精算を行うようにしたものである。
【0032】〈構成〉図6は、具体例2による金融機関業務連動型診療費精算装置の構成図である。図の装置は、基本部100と拡張部200aからなり、拡張部200aが公衆回線400に接続されている点と、デビット中継センタ403が設けられている点以外は具体例1の構成と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0033】拡張部200aの拡張部制御部205aは、具体例1の機能に加えて、デビット決済による診療費精算指示を受けた場合、医事会計ホスト501から診療費精算データを取得すると共に、この診療費精算データに基づき、金融機関401に予め設けられた医療機関の口座へのデビット決済処理を行う機能を有している。この拡張部制御部205aは、例えばISDNのBチャネルを用いてデビットカードによる取引データを送信するよう構成されている。また、デビット中継センタ403は、拡張部制御部205aからデビット取引データが送信された場合に、そのデビット取引データにより金融機関401との中継を行うセンタである。
【0034】〈動作〉図7および図8は、具体例2の診療費精算動作を示す説明図である。ここで、図7において、ステップS7までの動作および表示画面は図3と同様であるため、ここでの説明は省略する。但し、具体例1では、ステップS7において拡張部200から基本部100に対して制御権移行を示す信号を送出し、これにより制御権は基本部100に移ったが、本具体例では拡張部200aから制御権移行の信号は送出されず、基本部100では操作不可状態が継続する点が異なっている。即ち、本具体例では、精算動作がすべて拡張部200aで行われる。
【0035】ステップS7において、拡張部200aにおいて確認ボタンが押下されると、拡張部制御部205aは、ディスプレイ/タッチパネル201に「キャッシュカードをカードリーダにパスさせて下さい」といったメッセージを表示する。これにより、利用者がキャッシュカードをカードリーダ202に通すと、カードリーダ202はキャッシュカードの磁気ストライプ情報を読み取る(ステップS8b)。次に、拡張部制御部205aは、ディスプレイ/タッチパネル201に「暗証番号を入力して下さい」とメッセージを表示させ、利用者がキーボード204より暗証番号を入力する(ステップS9b)。拡張部制御部205aは暗証番号の正当性を確認すると、公衆回線400を介してデビットカードによる振込処理の一連のトランザクションを送信する(ステップS10b)。
【0036】このトランザクションは、デビット中継センタ403を介して金融機関401宛に送信される。尚、このデビット決済処理については公知の処理であるため、ここでの説明は省略する。また、ステップS10bにおいて、拡張部制御部205aは、領収書をレシートプリンタ203で印字し、キャッシュカードや診察券と共に排出し、かつ、ディスプレイ/タッチパネル201に「診察券と領収書をお受け取り下さい」といったメッセージを表示させる。そして、一連の取引結果を医事会計ホスト501に送信する。
【0037】その後、拡張部制御部205aは、上述した現金あるいはキャッシュカードによる診療費精算の場合と同様に、取引終了を示す信号を基本部制御部110に送信し(ステップS11b)。これにより、基本部100および拡張部200aはアイドル状態となる(ステップS12b)。
【0038】〈効果〉以上のように、具体例2によれば、具体例1に加えて拡張部200でデビット決済処理を行うようにしたので、診療費精算の操作が拡張部200のみで済むため、利用者にとってより操作し易い装置を実現することができる。




 

 


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