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発明の名称 ディジタル送信装置、ディジタル受信装置、データスクランブル方法、データデスクランブル方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−37643(P2003−37643A)
公開日 平成15年2月7日(2003.2.7)
出願番号 特願2001−222542(P2001−222542)
出願日 平成13年7月24日(2001.7.24)
代理人 【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子 (外3名)
【テーマコード(参考)】
5K004
5K047
【Fターム(参考)】
5K004 AA08 JA03 JB01 
5K047 AA11 EE04 GG33 GG36 MM27 MM56
発明者 川原 伸章 / 内藤 昌志
要約 課題
データが長期間にわたって特定のシンボルパターンの連続となることを防止し、正確な同期確立を可能にする。

解決手段
ディジタル送信機100において、非周期性の存在が確認されなかった場合にデータの定められた範囲のビット列を反転するデータ反転部101と、データ反転部101の出力に対してスクランブル処理を行うスクランブル用シフトレジスタ列102と、直前のフレームにおけるスクランブル用シフトレジスタ列102の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かを比較する比較部103と、比較部103の結果に基づいて値を更新するカウンタと104と、カウンタ104の値に基づき前記非周期性の存在を判定し、反転指示をデータ反転部101へ出力する反転指示部105と、スクランブル用シフトレジスタ列102の出力を変調し外部へ送信する変調処理部120とを備えた。
特許請求の範囲
【請求項1】 ディジタル通信においてデータに非周期性を持たせるディジタル送信装置であって、前記非周期性の存在が確認されなかった場合にデータの定められた範囲のビット列を反転する第1データ反転手段と、前記第1データ反転手段の出力に対してスクランブル処理を行うスクランブル用シフトレジスタ列と、直前のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かを比較する第1比較手段と、前記第1比較手段の結果に基づいて値を更新する第1カウンタと、前記第1カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づきデータの反転指示を前記第1データ反転手段に指示する第1反転指示手段と、前記スクランブル用シフトレジスタ列の出力を変調し外部へ送信する変調処理手段とを備えたことを特徴とするディジタル送信装置。
【請求項2】 請求項1に記載のディジタル送信装置において、前記変調処理手段は、前記スクランブル用シフトレジスタ列の出力に対して周期的に既知のシンボルを予め定められた位置に挿入することを特徴とするディジタル送信装置。
【請求項3】 請求項2に記載のディジタル送信装置において、前記既知のシンボルは取り得るシンボルのうち最大振幅に配置することを特徴とするディジタル送信装置。
【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のディジタル送信装置からの信号を受信するディジタル受信装置であって、前記ディジタル送信装置からの信号を復調する復調処理手段と、前記復調処理手段の出力に対して前記スクランブル用シフトレジスタ列に対応したデスクランブル処理を行うデスクランブル用シフトレジスタ列と、直前のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かを比較する第2比較手段と、前記第2比較手段の結果に基づいて値を更新する第2カウンタと、前記第2カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づきデータの反転指示をする第2反転指示手段と、前記デスクランブル用シフトレジスタ列の出力のうち予め定められた範囲のビット列を、前記第2反転指示手段の出力に従って反転する第2データ反転手段とを備えたことを特徴とするディジタル受信装置。
【請求項5】 請求項4に記載のディジタル受信装置において、前記復調処理手段は、取り得るシンボルのうち最大振幅のシンボルを検出し同期を行うことを特徴とするディジタル受信装置。
【請求項6】 ディジタル通信におけるデータに非周期性を持たせるデータスクランブル方法であって、前記非周期性の存在が確認されなかった場合にデータの定められた範囲のビット列に対して反転処理を行い、前記反転処理の結果に対してスクランブル用シフトレジスタ列を用いたスクランブル処理を行い、直前のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かを比較を行い、前記比較の結果に基づいて第1カウンタの値を更新し、前記第1カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づき前記非周期性の存在を判定し、前記非周期性の存在の判定結果を基に反転指示を行うことを特徴とするデータスクランブル方法。
【請求項7】 請求項6に記載のデータスクランブル方法によりスクランブルされたデータをデスクランブルするデータデスクランブル方法であって、前記スクランブルされたデータに対して前記スクランブル用レジスタ列に対応するデスクランブル用シフトレジスタ列を用いてデスクランブル処理を行い、直前のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かの比較を行い、前記比較結果に基づいて第2カウンタの値を更新し、前記第2カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づき前記非周期性の存在を判定し、前記非周期性の存在の判定結果を基に反転指示を行うことを特徴とするデータデスクランブル方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データが長期間にわたって特定のシンボルパターンの連続となる場合において、シンボル同期位置の誤検出によるデータ誤りを回避するためのディジタル送信装置、ディジタル受信装置、データスクランブル方法及びデータデスクランブル方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】限られた周波数帯域を用いて移動通信の需要増大に対処する場合、周波数の利用効率を高める必要性が生じる。その最も効率的な手段として、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)がある。
【0003】QAMを移動通信に使用する場合、フェージング変動による包絡線及び位相の変化に対処する必要がある。その対処法として、例えば特公平6−1908号公報で開示されている「伝送路歪補償方式」や、参考文献1:電子情報通信学会論文誌B−II Vol.J72−B−II No.1 pp7−15、1989年1月、三瓶他「陸上移動通信用16QAMのフェージングひずみ補償方式」が提案されている。この提案方式は、一定間隔で挿入された既知のパイロットシンボルからフェージング歪みを測定し、その時系列を内挿することにより全パイロットシンボルのフェージング歪みを推定及び補償するパイロットシンボル内挿同期検波方式である。この場合、対象となる変調方式は16QAMであることが多い。
【0004】ここで、一定間隔で挿入される既知のパイロットシンボルについて説明する。図4は、PSI(Pilot Symbol Insertion)方式を用いたフレーム構成の一例を示す図である。図4に示すように、1フレームは、1シンボルのパイロットシンボルPSと送信すべき16シンボルのデータとから構成される。
【0005】また、上記提案方式に関連して、参考文献2:電子情報通信学会信学技報 RCS92−106(1993−01)三瓶他「16QAM/TDMA方式のシンボルタイミング再生方式」が提案されている。ここで用いられているMAM(Maximum Amplitude Method)は、最大振幅を示すシンボルを同期位置とする同期確立方式である。
【0006】ここで、MAMに用いられるシンボルのマッピングについて説明する。ここで、マッピングとは一つのシンボルをI相成分及びQ相成分からなる座標平面上に配置することである。図5は、既知のパイロットシンボルに対応するマッピング位置の一例を示す図である。図5の横軸はI相成分、縦軸はQ相成分を示す。図5に示すように、パイロットシンボルのマッピングPSは、I相成分及びQ相成分ともに正の最大値を取るように配置されている。
【0007】参考文献2は、MAMにおいてフレーム長を数十シンボル、オーバーサンプル数を32倍とすると良好な特性が得られることをシミュレーション結果によって確認している。
【0008】しかし、MAMによる同期確立方式は、パイロットシンボルのマッピング位置を最大振幅のシンボルに配置するという性質上、パイロットシンボルと同様のフレーム周期で最大振幅が出現するようなデータに対して、同期位置の検出を誤るという問題点がある。
【0009】ここで、上述した問題について具体例を挙げて説明する。図6は16QAMにおけるシンボルのマッピングを示す図である。図6の横軸はI相成分、縦軸はQ相成分を示す。ここでは、データを4bitに区切ったものを1シンボルとし、4bitの内容を図6に従って配置する。
【0010】パイロットシンボルは、例えば図6におけるシンボル「0000」の位置に定期的に配置され、送信される。受信においてフレームの各シンボルにおけるパワーを長期的に平均化していくと、ピークを持つシンボルがしだいに現れる。MAMでは、このピークを持つシンボルをパイロットシンボルであると判断し、同期位置とする。
【0011】しかしながら、図6において最大振幅となる「0000」「0100」「1000」「1100」のいずれかの特定のシンボルがデータ中に存在し、かつフレーム周期でこの特定のシンボルが現れる場合、パイロットシンボル以外にもピークが発生してしまう。
【0012】図7は、フレーム周期でシンボルのパワーを長期平均化した結果の一例を示す図である。図7の上段は、図4と同様の構成を持つシンボル列である。図7の下段は、フレーム周期で上段のシンボル列のパワーを長期平均化した時間軸波形であり、1フレーム分の長さを持つ。
【0013】図7の上段に示すように、パイロットシンボル「0000」とデータ中のあるシンボル「1000」がフレーム周期で同じシンボルが現れる場合、図7の下段に示すように、平均化した波形において希望するパイロットシンボル「0000」によるピーク■の他に、データ中のシンボル「1000」によるピーク■が出現し、■と■の両シンボルに対して同期確立する可能性がある。結果として、誤同期が発生する。
【0014】上述したMAMにおける問題点を解決するために、データに対するスクランブル処理を用いるのが一般的である。ここで、スクランブル手段について説明する。図8は、従来のスクランブル手段の構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、このスクランブル手段は、加算器801,802と、シフトレジスタ811,812,813,814,815,816とから構成される。
【0015】ここで、Xはスクランブル後のビットとし、Yはスクランブル前のビットとする。Z-nX(nは整数)はn段目のシフトレジスタの出力であり、Xをnビット時間だけ遅延させたものである。例えば、Z-2Xは2段目のシフトレジスタ815の出力であり、Xを2ビット時間だけ遅延させたビットである。スクランブル前のビットYに対するスクランブル手段は以下の式に基づいて行われる。
【0016】
X=Y+(Z-1+Z-6)・X ・・・(1)
【0017】スクランブル前のビットYは、上述した(1)式に基づいてスクランブル処理が行われ、スクランブル後のビットXとして出力される。
【0018】次に、スクランブル後のビットXに対して、デスクランブル処理が行われる。図9は、従来のデスクランブル手段の構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、このデスクランブル手段は、加算器901,902と、シフトレジスタ911,912,913,914,915,916とから構成される。スクランブル後のビットXのデスクランブル処理は以下の式に基づいて行われる。
【0019】
Y=(1+Z-1+Z-6)・X ・・・(2)
【0020】スクランブル後のビットXは、上述した(2)式に基づいてデスクランブル処理が行われることにより、スクランブル前のビットYとして復元される。
【0021】上述したように、送信データに対してスクランブル処理を施すことにより、フレーム周期で特定のシンボルパターンが現れるデータに対してもランダム性を与えることが可能となる。データにランダム性が与えられることにより、正確な同期位置の検出が約束される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したスクランブル処理において、シフトレジスタの状態とその後入力されるビット列の関係によっては、フレーム周期で特定のシンボルパターンを出力する場合があるため、誤同期が発生する。
【0023】本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、データが長期間にわたって特定のシンボルパターンの連続となることを防止し、正確な同期確立を可能にするディジタル送信装置、ディジタル受信装置、データスクランブル方法及びデータデスクランブル方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために、本発明は、ディジタル通信においてデータに非周期性を持たせるディジタル送信装置であって、前記非周期性の存在が確認されなかった場合にデータの定められた範囲のビット列を反転する第1データ反転手段と、前記第1データ反転手段の出力に対してスクランブル処理を行うスクランブル用シフトレジスタ列と、直前のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かを比較する第1比較手段と、前記第1比較手段の結果に基づいて値を更新する第1カウンタと、前記第1カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づきデータの反転指示を前記第1データ反転手段に指示する第1反転指示手段と、前記スクランブル用シフトレジスタ列の出力を変調し外部へ送信する変調処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0025】このような構成によれば、データにおける非周期性の存在が確認されなかった場合に、次のフレームにおいて入力されるデータのうち予め定められた範囲のビット列に対して反転処理を行うことにより、データの周期性を防止することができる。
【0026】また、本発明のディジタル送信装置において、前記変調処理手段は、前記スクランブル用シフトレジスタ列の出力に対して周期的に既知のシンボルを予め定められた位置に挿入することを特徴とするものである。なお、変調処理手段は具体的な変調方式としてQAM変調方式やQPSK変調方式等を用いることができる。
【0027】このような構成によれば、容易に同期位置を検出することができる。
【0028】さらに、本発明のディジタル送信装置において、前記既知のシンボルは取り得るシンボルのうち最大振幅に配置することを特徴とするものである。
【0029】このような構成によれば、既知のシンボルが取り得るシンボルのうち最大振幅をとることにより、復調処理において同期位置を検出することができる。
【0030】また、本発明は、上記に記載のディジタル送信装置からの信号を受信するディジタル受信装置であって、前記ディジタル送信装置からの信号を復調する復調処理手段と、前記復調処理手段の出力に対して前記スクランブル用シフトレジスタ列に対応したデスクランブル処理を行うデスクランブル用シフトレジスタ列と、直前のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かを比較する第2比較手段と、前記第2比較手段の結果に基づいて値を更新する第2カウンタと、前記第2カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づきデータの反転指示をする第2反転指示手段と、前記デスクランブル用シフトレジスタ列の出力のうち予め定められた範囲のビット列を、前記第2反転指示手段の出力に従って反転する第2データ反転手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0031】このような構成によれば、送信機側で行われた処理と同様の処理を施すことにより、スクランブルされたデータの復元を行うことができる。
【0032】また、本発明のディジタル受信装置において、前記復調処理手段は、取り得るシンボルのうち最大振幅のシンボルを検出し同期を行うことを特徴とするものである。
【0033】このような構成によれば、最大振幅のシンボルを検出することにより、同期位置を検出することができる。
【0034】また、本発明は、ディジタル通信におけるデータに非周期性を持たせるデータスクランブル方法であって、前記非周期性の存在が確認されなかった場合にデータの定められた範囲のビット列に対して反転処理を行い、前記反転処理の結果に対してスクランブル用シフトレジスタ列を用いたスクランブル処理を行い、直前のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記スクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かを比較を行い、前記比較の結果に基づいて第1カウンタの値を更新し、前記第1カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づき前記非周期性の存在を判定し、前記非周期性の存在の判定結果を基に反転指示を行うことを特徴とするものである。
【0035】このような構成によれば、データにおける非周期性の存在が確認されなかった場合に、次のフレームにおいて入力されるデータのうち予め定められた範囲のビット列に対して反転処理を行うことにより、データの周期性を防止することができる。
【0036】さらに、本発明は、上記データスクランブル方法によりスクランブルされたデータをデスクランブルするデータデスクランブル方法であって、前記スクランブルされたデータに対して前記スクランブル用レジスタ列に対応するデスクランブル用シフトレジスタ列を用いてデスクランブル処理を行い、直前のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態を記憶し、現在のフレームにおける前記デスクランブル用シフトレジスタ列の状態との状態が等しいか否かの比較を行い、前記比較結果に基づいて第2カウンタの値を更新し、前記第2カウンタの値が予め定められた閾値以上か否かの判断に基づき前記非周期性の存在を判定し、前記非周期性の存在の判定結果を基に反転指示を行うことを特徴とするものである。
【0037】このような構成によれば、送信機側で行われた処理と同様の処理を施すことにより、スクランブルされたデータの復元を行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるディジタル送信機及びディジタル受信機の構成の一例を示すブロック図である。
【0039】ディジタル送信機100は、データスクランブル装置110と、変調処理部120とから構成される。一方、ディジタル受信機200は、データデスクランブル装置210と、復調処理部220とから構成される。
【0040】データスクランブル装置110は、データ反転部101と、スクランブル用シフトレジスタ列102と、比較部103と、カウンタ104と、反転指示部105とから構成される。一方、データデスクランブル装置210は、デスクランブル用シフトレジスタ列201と、比較部202と、カウンタ203と、反転指示部204と、データ反転部205とから構成される。
【0041】なお、本実施の形態において、変調処理手段とは変調処理部120のことであり、第1データ反転手段とはデータ反転部101のことであり、第1比較手段とは比較部103のことであり、第1カウンタとはカウンタ104のことであり、第1反転指示手段とは反転指示部105のことであり、復調処理手段とは復調処理部220のことであり、第2比較手段とは比較部202のことであり、第2カウンタとはカウンタ203のことであり、第2反転指示手段とは反転指示部204のことであり、データ反転手段とはデータ反転部205のことである。
【0042】本実施の形態では、図4で示したPSI方式を用いて構成されたフレームをQAM変調方式によって変調する場合について説明する。また、既知のシンボルのシンボル同期位置を検出する同期確立方式として上述したMAMを用いる。
【0043】ここで、スクランブル用シフトレジスタ列102には、例えば図8で説明した従来のスクランブル手段を適用し、デスクランブル用シフトレジスタ列201には、例えば図9で説明した従来のデスクランブル手段を適用する。
【0044】次に、図1のディジタル送信機及びディジタル受信機の動作について説明する。まず、ディジタル送信機100の動作について説明する。送信データは、データスクランブル装置110へ入力される。データスクランブル装置110は、送信データに対してデータスクランブル処理を行い、その結果得られるスクランブルデータを変調処理部120へ出力する。変調処理部120は、スクランブルデータからPSI方式を用いたフレームを生成し、さらにQAM変調を行い、その結果を変調波としてディジタル受信機200へ出力する。
【0045】次に、データスクランブル装置110の動作について詳細に説明する。送信データは、データ反転部101へ入力される。データ反転部101は、反転指示部105から出力される反転指示に従って、次のフレームにおいて入力される送信データのうち予め定められた範囲のビット列の反転または非反転を行い、その結果を1フレーム毎にスクランブル用シフトレジスタ列102へ出力する。ここで、反転するビットはディジタル送信機100及びディジタル受信機200の双方において、予め定められた数及び位置であれば、1ビットでも複数ビットでも同様の効果が得られる。
【0046】スクランブル用シフトレジスタ列102は、データ反転部101の出力1フレーム分に対してスクランブル処理を行い、その結果得られたスクランブルデータを変調処理部120へ出力する。また、スクランブル用シフトレジスタ列102は、現在のフレーム終了時点におけるシフトレジスタ列の状態(SR)を比較部103へ出力する。
【0047】ここで、比較部103及びカウンタ104及び反転指示部105による送信データに対する反転指示動作についてフローを用いて説明する。図2は、送信データに対する反転指示動作の一例を示すフローチャートである。まず、初期化のために、SR(現在のフレーム終了時点におけるシフトレジスタ列の状態)、PSR(直前のフレーム終了時点におけるシフトレジスタ列の状態)、SRC(カウンタの値)、X(カウンタのしきい値)を初期値設定する(S201)。次にデータを入力して(S202)、反転フラグがオンかオフかを判断する(S203)。反転フラグがオンの場合は、予め設定されたデータ列を反転し(S204)、比較部103がフレーム終了時にスクランブル用シフトレジスタ列102からSRを取得する(S205)。ステップS203において、反転フラグがオフの場合は、反転することなくステップS205に進む。
【0048】比較部103は、直前のフレーム終了時点におけるシフトレジスタ列の状態(PSR)を格納しており、SRがPSRに等しいか否かの判断を行う(S206)。比較部103は、SRがPSRに等しいか否かの比較結果をカウンタ104へ出力する。
【0049】SRがPSRと異なる比較結果である場合(S206,N)、カウンタ104はカウンタ(SRC)を0にし(S213)、処理S214へ移行する。一方、SRがPSRに等しい比較結果である場合(S206,Y)、カウンタ104はSRCに1を加えてSRCを更新し(S207)、SRCを反転指示部105へ出力し、処理S208へ移行する。反転指示部105は、カウンタ104からのSRCが予め定められたしきい値x以上であるか否かの判断を行う(S208)。
【0050】SRCがしきい値x以上である場合(S208,Y)、反転指示部105は、スクランブルデータに周期性があると判断し、反転フラグをONとし(S209)、次のフレームにおいて入力される送信データのうち予め定められた範囲のビット列を反転するための反転指示をデータ反転部101へ出力する。さらに、反転指示部105はSRCを0にする指示をカウンタ104へ出力し、この指示に応じてカウンタ104はSRCを0とし(S210)、処理S211へ移行する。
【0051】一方、SRCがしきい値x以上でない場合(S208,N)、反転指示部105は反転フラグをOFFとし(S214)、データ反転部101及びカウンタ104に対する指示は行わずに処理S207へ移行する。
【0052】カウンタ104はSRをPSRに代入し(S211)、データがあるか否かを判断し(S212)、データがある場合(S212,Y)はステップS203に進み、データがない場合(S212、N)はフローを終了する。
【0053】次に、ディジタル受信機200の動作について説明する。ディジタル送信機100から送信された変調波は、復調処理部220へ入力される。復調処理部220は、変調波の復調処理を行い、その結果得られる復調データをデータデスクランブル装置210へ出力する。データデスクランブル装置210は、復調データに対してデータデスクランブル処理を行い、その結果を受信データとして外部へ出力する。
【0054】次に、データデスクランブル装置210の動作について詳細に説明する。デスクランブル用シフトレジスタ列201は、復調処理部220の出力1フレーム分に対してデスクランブル処理を行い、その結果得られたデスクランブルデータをデータ反転部205へ出力する。また、デスクランブル用シフトレジスタ列201は、SRを比較部202へ出力する。
【0055】データ反転部205は、反転指示部204から出力される反転指示に従って、次のフレームにおいて入力されるデスクランブルデータのうち予め定められた範囲のビット列の反転または非反転を行い、その結果を受信データとして1フレーム毎に外部へ出力する。
【0056】ここで、比較部202及びカウンタ203及び反転指示部204によるデスクランブルデータに対する反転指示動作についてフローを用いて説明する。図3は、デスクランブルデータに対する反転指示動作の一例を示すフローチャートである。まず、初期化のために、SR(現在のフレーム終了時点におけるシフトレジスタ列の状態)、PSR(直前のフレーム終了時点におけるシフトレジスタ列の状態)、SRC(カウンタの値)、X(カウンタのしきい値)を初期値設定する(S301)。次にデータを入力して(S302)、比較部202は、フレーム終了時にデスクランブル用シフトレジスタ列201からSRを取得する(S303)。
【0057】ここで、比較部202は、PSRを格納しており、SRがPSRに等しいか否かの判断を行う(S304)。比較部202は、SRがPSRに等しいか否かの比較結果をカウンタ203へ出力する。
【0058】SRがPSRと異なる比較結果である場合(S304,N)、カウンタ203は、SRCを0にし(S313)、処理S314へ移行する。一方、SRがPSRに等しい比較結果である場合(S304,Y)、カウンタ203はSRCに1を加えてSRCを更新し(S305)、SRCを反転指示部204へ出力し、処理S304へ移行する。反転指示部204は、カウンタ203からのSRCが予め定められたしきい値x以上であるか否かの判断を行う(S306)。
【0059】SRCがしきい値x以上である場合(S306,Y)、反転指示部204は、復調データに周期性があると判断し、反転フラグをONとし(S307)、次のフレームにおいて入力されるデスクランブルデータのうち予め定められた範囲のビット列を反転するための反転指示をデータ反転部205へ出力する。さらに、反転指示部204はSRCを0にする指示をカウンタ203へ出力し、この指示に応じてカウンタ203はSRCを0とし(S308)、処理S309へ移行する。
【0060】一方、SRCがしきい値x以上でない場合(S306,N)、反転指示部204は反転フラグをOFFとし(S314)、データ反転部205及びカウンタ203に対する指示は行わずに処理S309へ移行する。
【0061】カウンタ203はSRをPSRに代入し(S309)、反転フラグがオンかオフかを判断し(S310)、オンの場合は予め設定されたデータ列を反転し(S311)、データがあるか否かを判断する(S312)。反転フラグがオフの場合はステップS311を省略し、ステップS312に進む。データがある場合(S312,Y)はステップS303に進み、データがない場合(S312,N)は、フローを終了する。
【0062】上述したデータスクランブル装置110及びデータデスクランブル装置210はその一部または全部を、DSP等を用いたソフトウェアで実現することができる。本実施の形態におけるデータスクランブル装置及びデータデスクランブル装置の演算量は、各々100ステップ程度であり、DSPで実現する際に処理の追加は少ない。本実施の形態では、変調方式にQAM変調方式を用いたが、他の変調方式、例えばQPSK変調方式を用いた場合でも本発明を適用できる。
【0063】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、フレーム終了時にシフトレジスタ列の状態を確認し、データにおける周期性の存在が確認された場合に、次のフレームにおいて入力されるデータのうち予め定められた範囲のビット列に対して反転処理を行うことにより、データが長期間にわたって特定のシンボルパターンの連続となることを防止することが可能となり、同期位置の誤検出を防止することができる。




 

 


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