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発明の名称 無線通信システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−32743(P2003−32743A)
公開日 平成15年1月31日(2003.1.31)
出願番号 特願2001−213259(P2001−213259)
出願日 平成13年7月13日(2001.7.13)
代理人 【識別番号】100098132
【弁理士】
【氏名又は名称】守山 辰雄
【テーマコード(参考)】
5K015
5K024
5K027
5K036
5K067
5K101
【Fターム(参考)】
5K015 AE02 GA07 
5K024 CC11 DD02 GG11
5K027 AA11 EE04
5K036 AA07 DD04 EE01
5K067 AA34 BB03 BB04 BB21 EE02 EE10 EE16 FF23 FF25 FF27 GG01 HH23 KK15 LL01
5K101 LL12 MM07 RR14
発明者 水上 淳 / 藤原 孝則
要約 課題
発呼先の無線通信端末装置1が通話中などで通信可能でないときに、通信可能な状態となったときに自動的に再度発呼を行うようにして、容易且つ確実に目的の無線通信端末装置と回線接続することができるようにする。

解決手段
回線制御装置3により管理される無線通信回線を介して、発呼元から無線通信端末装置1への発呼を行う場合、回線制御装置3は、発呼先が通信可能な状態にあるか否かを監視機能23で継続して検出し、発呼先が通信可能でない状態から通信可能な状態となったことに応じて、保持機能24に保持した発呼情報に基づいて再発呼機能26で再度発呼処理を行い、通話を終了するなどして通信可能な状態となった発呼先無線通信端末装置1と容易且つ確実に回線接続する。
特許請求の範囲
【請求項1】 回線制御装置により管理される無線通信回線を介して、通信装置から無線通信装置への発呼を行う無線通信システムにおいて、回線制御装置は、発呼先の無線通信装置が通信可能な状態にあるか否かを継続して検出する監視機能と、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態から通信可能な状態となったことを発呼元の通信装置へ通知する通知機能とを有し、発呼元の通信装置は、回線制御装置からの通知に応じて発呼先が通信可能な状態となったことを報知する報知機能を有していることを特徴とする無線通信システム。
【請求項2】 回線制御装置により管理される無線通信回線を介して、通信装置から無線通信装置への発呼を行う無線通信システムにおいて、回線制御装置は、発呼先の無線通信装置が通信可能な状態にあるか否かを継続して検出する監視機能と、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態の時に発呼情報を保持する保持機能と、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態から通信可能な状態となったことに応じて保持した発呼情報に基づいて再度発呼処理を行う再発呼機能とを有していることを特徴とする無線通信システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PHS、業務用無線機、更には無線通信機能を有したモバイルツールなどの無線通信装置を用いる無線通信システムに関し、特に、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態の時に再発呼を支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機などの無線通信端末装置を用いた情報通信が盛んに行われている。図1に無線通信システムの一例を示すように、無線通信端末装置1(なお、必要に応じてa〜mの符号で夫々を参照する)は、基地局装置2(なお、必要に応じてA〜Nの符号で夫々を参照する)と無線接続し、これら基地局装置2間の呼制御を回線制御装置3で行って回線接続を行い、例えば、基地局装置Aの通信圏内に存する無線通信端末装置aからの発呼を基地局装置Bの通信圏内に存する無線通信端末装置bに着呼させて、これら端末装置を回線接続する。
【0003】ここで、発呼元の端末装置が有線無線であるを問わず、無線通信端末装置1を発呼した場合、当該発呼先の無線通信端末装置1が通話中であったり、その電源がオフされていたり、基地局装置2に電波の届かない通信圏外に存していたりといった通信可能でない状態であるときには、発呼元と発呼先の携帯電話機との回線接続はなされない。例えば、無線通信端末装置aから無線通信端末装置bを発呼した場合に、発呼先の無線通信端末装置bが通信可能でない状態であるときには、例えば図8に示すような処理がなされていた。
【0004】すなわち、端末装置aが端末装置bを発呼すると(ステップS1)、端末装置bが通信可能な状態であるか否かを回線制御装置3がチェックし(ステップS2)、端末装置bがその電源がオンされた状態で且つ通話中でなく且つ通信圏内に存している受信待ち状態(待機状態)であるときには、回線を接続して端末装置aからの発呼を端末装置bに着呼させる。
【0005】また、端末装置bが通話中で他からの呼に対して通信可能でないときには、回線制御装置3がキャッチホンサービスの設定がなされているかをチェックし(ステップS4)、当該サービスを利用している場合には、端末装置aからの発呼を端末装置bにキャッチホンによって着呼させ(ステップS5)、当該サービスを利用していない場合には、端末装置aに話中音を聞かせる(ステップS6)。
【0006】また、端末装置bが通信圏外で通信可能でないときには、回線制御装置3が端末装置aに発呼先が通信圏外である旨のメッセージ又は話中音を聞かせる(ステップS7)。なお、発呼先の端末装置Bの電源がオフされているときには、通信圏外の場合と同様である。ここで、発呼元の通信装置が再発呼機能を有している場合には、これによって、或る時間間隔で或る回数、発呼を繰り返す再発呼が行われるが、携帯電話機のような無線通信装置1については、発呼した電話番号を記憶しておいてこれを再度発呼するときに利用できるようにしたりダイヤル機能は一般的に設けられているが、自動的に再発呼を繰り返す機能を備えたものは一般的ではない。
【0007】なお、再発呼に関する技術として、従来では次の発明が知られている。特開平5―207121号公報に記載されている発明は、メモリに記憶させた電話番号で発呼する場合と、テンキーで入力した電話番号で発呼する場合とで再発呼を行う回数を異ならせたものである。特開平9―191339号公報に記載されている発明は、自動再発呼機能を有した電話機に、任意のボタンが押下されたことに応じて、再発呼の設定回数が終了したときでも自動再発呼機能を再開するものである。
【0008】特開2000―209358号公報に記載されている発明は、移動体通信機に文字メッセージを記憶する機能を設け、メッセージ送信が正常に行えなかったときには、再発呼して記憶したメッセージを再送するようにしたものである。特開2000―341760号公報に記載されている発明は、移動体通信機に自機が通信圏内に存するか否かを判定する機能を設け、音声や文字メッセージの無線送信が正常終了しなかったときには、発呼元の移動体通信機が自ら通信圏内に存することを判定して、通信圏内に存する場合には再発呼してメセージの再送を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態のときに、当該発呼先に回線接続しようとする場合には、発呼元では使用者が幾度も発呼操作を繰り返し行うことになってしまっていた。本発明のように携帯電話機などの無線通信装置に対して発呼を行う無線通信システムでは、発呼先の無線通信装置がトンネル内やビル内などといった通信圏外へ移動してしまうことも比較的多くあり、また、使用者が電車などに乗車した際には無線通信装置の電源がオフされることも比較的多くあるため、上記のように発呼操作を繰り返すと言う使用者にとって極めて不便な状況は比較的高い頻度で生じ得るものである。
【0010】ここで、発呼元の通信装置が再発呼機能を有している場合には、自動的に再発呼が繰り返し行われることから使用者は面倒な操作から解放されるが、回線が接続されると即座に通話を開始することとなるため発呼元の使用者は発呼元通信装置の傍らで待機していなければならず、他の用事ができないなど決して使い勝手の良いものではなかった。更には、発呼元の通信装置が携帯電話機などの無線通信装置である場合には、このような再発呼機能を有していないのが一般的であるため、使用者は繰り返し発呼操作をするという面倒な操作を強いられることとなる。
【0011】なお、上記従来の発明にあっては、発呼元の再発呼機能を単に改良するもので相変わらず使用者は回線接続のタイミングを待機しなければならなかったり、発呼元の無線通信装置が通信可能な状態であるかを検出した再発呼であったりで、下記に説明する本発明の目的を達成することができるものではなかった。
【0012】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、無線通信装置に対して発呼を行う無線通信システムにおいて、発呼先が通信可能な状態となったことを発呼元の通信装置に通知して報知することにより、発呼した使用者が無駄な発呼操作を繰り返し行ったり、回線接続されるタイミングを待機したりといった極めて不便な状況をなくすとを目的としている。
【0013】また、本発明は、無線通信装置に対して発呼を行う無線通信システムにおいて、発呼先が通信可能な状態となったときに自動的に再度発呼を行うことにより、発呼した使用者が無駄な発呼操作を繰り返し行ったり、再発呼機能を有している場合でも無駄な再発呼を繰り返し行うことにより設定された再発呼回数を上回って結局回線接続がなされないといった極めて不便な状況をなくすことを目的としている。なお、本発明の更なる目的は以下の説明において明らかなところである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線制御装置により管理される無線通信回線を介して、通信装置から無線通信装置への発呼を行う無線通信システムであり、回線制御装置は、発呼先の無線通信装置が通信可能な状態にあるか否かを継続して検出する監視機能と、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態から通信可能な状態となったことを発呼元の通信装置へ通知する通知機能とを有し、発呼元の通信装置は、回線制御装置からの通知に応じて発呼先が通信可能な状態となったことを報知する報知機能を有している。
【0015】したがって、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態であるときには、当該発呼先が通話を終了する、電源をオンにする、通信圏内に移動するなどして通信可能な状態となったことが発呼元の通信装置で鳴動や画面表示などによって報知されるため、発呼元の使用者は無駄な発呼操作を繰り返し行ったり、回線接続されるタイミングを待機したりといった極めて不便な状況から解放される。なお、発呼先の無線通信装置が通信可能な状態となったことは、例えば、当該無線通信装置が着呼待ち受け状態(待機状態)となったときに通信終了として検知し、また、当該無線通信装置が基地局装置によって位置登録されたときに電源オンや通信圏内に入ったとして検知するようにすればよい。
【0016】また、本発明は、回線制御装置により管理される無線通信回線を介して、通信装置から無線通信装置への発呼を行う無線通信システムであり、回線制御装置は、発呼先の無線通信装置が通信可能な状態にあるか否かを継続して検出する監視機能と、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態の時に発呼情報を保持する保持機能と、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態から通信可能な状態となったことに応じて保持した発呼情報に基づいて再度発呼処理を行う再発呼機能とを有している。
【0017】したがって、発呼先の無線通信装置が通信可能でない状態であるときには、当該発呼先が通話を終了する、電源をオンにする、通信圏内に移動するなどして通信可能な状態となると、再度発呼処理が自動的に行われて回線接続されるため、発呼した使用者が無駄な発呼操作を繰り返し行うといった極めて不便な状況から発呼元使用者を解放して、確実に回線接続することができる。
【0018】なお、上記の通知による報知処理や再発呼処理を行うか否かを、発呼元の使用者が発呼操作する際や任意の時期に通信装置を用いて回線制御装置に設定することができるようにしておくのが好ましく、このようにすれば、回線接続の必要性に応じた処理を実現することができる。また、上記の通知による報知や再発呼処理を行う期間を回線制御装置にタイマ設定するのが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。なお、以下に説明する実施例はその概要としては図1に示したシステム構成であり、適宜同図を参照して説明する。
【0020】図2及び図3には、本発明に係る第1実施例を示してある。本例は請求項1に記載した発明に係るものであり、発呼元と発呼先とを回線接続するために呼制御を行う回線制御装置3に、発呼先が通信可能な状態になったことを発呼元で報知するための機能を備えている。
【0021】すなわち、図2に示すように、本例の回線制御装置3は、一般的な回線制御装置と同様に、基地局2や公衆回線網との通信を行うための通信機能11、発呼元と発呼先の呼制御を行う呼制御機能12を有しているが、これに加えて、呼制御に関わる機能として、発呼された無線通信端末装置1が通話中などで通信可能で内状態のときに当該無線通信端末装置1が通信可能な状態になったか否かを継続して検出する監視機能13と、このような監視を行う場合に発呼元の通信装置(これは、携帯電話機のような無線通信機でなくとも、有線電話機のような固定設置の通信機であってもよい)への電話番号などのアクセス情報を保持する保持機能14、発呼先の無線通信端末装置1が通信可能でない状態から通信可能な状態となったことを保持機能14が保持したアクセス情報を用いて発呼元の通信装置へ通知する通知機能15とを有している。
【0022】ここで、報知のための監視及び通知処理を行うこれらの機能13〜15は、後述するように発呼元の通信装置から受信した自動報知要求に基づいて起動し、発呼元使用者が当該処理を行うか否かを任意に選択することができる。また、通知機能15は報知のための監視及び通知処理を行う期間を設定するタイマ16を有している。なお、このタイマ16の設定は回線制御装置3に予め一定時間として設定しておいてもよいが、発呼元の使用者がボタン操作などで設定した時間を自動報知要求と共に受信して、発呼元使用者が監視及び通知処理を行う期間を任意に設定できるようにしてもよい。
【0023】また、発呼元の無線通信端末装置1は、携帯電話機などとしてよく知られるように、基地局装置2と無線通信を行う通信機能、使用者からの各種操作を受け付けるボタンなどの操作部、送受信する情報を画面表示する表示機能、着呼などを報知する鳴動機能などを有しており、後述するように回線制御装置3からの通知を受信したことに応じて、表示機能が画面に発呼先が通信可能である旨のメッセージを表示する、鳴動機能が発呼先が通信可能である旨の音を出力するなどによって、発呼先の無線通信端末装置1が通信可能な状態となったことを使用者に報知する報知機能が構成されている。
【0024】図3には、図1に示す無線通信端末装置aから無線通信端末装置bを発呼する場合を例にとって、本例の無線通信システムによってなされる処理動作を示してある。まず、発呼元の使用者が無線通信端末装置aに発呼先のアクセス情報を入力して無線通信端末装置bを発呼すると(ステップS10)、当該発呼先アクセス情報及び発呼元のアクセス情報を含む発呼情報が基地局Aを介して回線制御装置3へ送られ、回線制御装置3が発呼先の無線通信端末装置bが通信可能な状態にあるか否かをチェックする(ステップS11)。なお、携帯電話システムやPHSシステムでは、公知のように、各基地局装置2への問合せなどにより、発呼先の無線通信端末装置1が通信中である状態や、電源がオフされたり電波の届かない位置にあって通信できない状態であることを回線制御装置3が把握することができる。
【0025】そして、発呼先の無線通信端末装置bがいずれかの基地局装置2の通信圏内で特定され且つ待機状態である場合には、回線制御装置3は回線接続のための着呼信号を無線通信端末装置bへ送信して、発呼元と発呼先とが回線接続されるようにする(ステップS12)。
【0026】一方、発呼先の無線通信端末装置bが他と通話中であった場合には、回線制御装置3が、当該無線通信端末装置bがキャッチホンサービス機能を起動させているかを判定し(ステップS13)、キャッチホンサービス機能を起動させているときには回線接続のための着呼信号を無線通信端末装置bへ送信し(ステップS14)、キャッチホンサービス機能を起動させいないときには発呼元の無線通信端末装置aへ話中音を送信して発呼元の使用者に相手が話中であることを知らせる(ステップS15)。
【0027】なお、発呼先の無線通信端末装置bが通信圏外であった場合(電源がオフであった場合)には、回線制御装置3が、発呼元の無線通信端末装置aへ圏外である旨(電源が入っていない旨)のメッセージ音声を送信して発呼元の使用者に相手が圏外(電源オフ)であることを知らせる(ステップS15)。
【0028】このような話中音やメッセージを聞いた発呼元使用者が無線通信端末装置aを操作して、終話ボタンなどを押下すれば処理は終了するが(ステップS16)、所定のボタン操作をして自動報知要求を入力すると(ステップS17)、当該要求と共に当該発呼に係る情報(発呼元及び発呼先の電話番号など)が回線制御装置3へ送られ、当該発呼に係る情報が保持機能14に登録保持される(ステップS18)。
【0029】これにより自動報知が実行され、登録された発呼に係る情報に基づいて、監視機能13が所定の時間間隔をもって継続的に発呼先の無線通信端末装置bが通信可能な状態となったかを検知し、通信可能な状態となったところで発呼元の無線通信端末装置aへ当該状態の変化を通知する(ステップS19)。これにより、発呼元の無線通信端末装置aでは使用者に対する報知を行い、使用者がこれによって最適なタイミングで確実に発呼先と回線接続して通信を行うことができる。なお、このような監視をタイマ16の設定期間行っても発呼先が通信可能な状態とならないときには、登録した当該発呼に係る情報を消去して自動報知を終了する(ステップS20)。
【0030】図4及び図5には、本発明に係る第2実施例を示してある。本例は請求項2に記載した発明に係るものであり、発呼元と発呼先とを回線接続するために呼制御を行う回線制御装置3に、発呼先が通信可能な状態になったときに発呼元と発呼先とに回線接続させるための着呼を行うための機能を備えている。
【0031】すなわち、図4に示すように、本例の回線制御装置3は、一般的な回線制御装置と同様に、基地局2や公衆回線網との通信を行うための通信機能11、発呼元と発呼先の呼制御を行う呼制御機能12を有しているが、これに加えて、呼制御に関わる機能として、発呼された無線通信端末装置1が通信可能で内状態のときに当該無線通信端末装置1が通信可能な状態になったか否かを継続して検出する監視機能23と、このような監視を行う場合に発呼元の通信装置への電話番号などのアクセス情報を保持する保持機能24、発呼先の無線通信端末装置1が通信可能でない状態から通信可能な状態となったときに保持機能24が保持したアクセス情報を用いて発呼元の通信装置と発呼先の無線通信端末装置へ発呼を行う再発呼機能25とを有している。
【0032】ここで、監視及び再発呼処理を行うこれらの機能23〜25は、後述するように発呼元の通信装置から受信した自動再発呼要求に基づいて起動し、発呼元使用者が当該処理を行うか否かを任意に選択することができる。また、再発呼機能25は再発呼処理を行う期間を設定するタイマ26を有している。なお、このタイマ26の設定は回線制御装置3に予め一定時間として設定しておいてもよいが、発呼元の使用者がボタン操作などで設定した時間を自動再発呼要求と共に受信して、発呼元使用者が監視及び再発呼処理を行う期間を任意に設定できるようにしてもよい。
【0033】図5には、図1に示す無線通信端末装置aから無線通信端末装置bを発呼する場合を例にとって、本例の無線通信システムによってなされる処理動作を示してある。まず、発呼元の使用者が無線通信端末装置aに発呼先のアクセス情報を入力して無線通信端末装置bを発呼すると(ステップS30)、当該発呼先アクセス情報及び発呼元のアクセス情報を含む発呼情報が基地局Aを介して回線制御装置3へ送られ、回線制御装置3が発呼先の無線通信端末装置bが通信可能な状態にあるか否かをチェックする(ステップS31)。
【0034】そして、発呼先の無線通信端末装置bがいずれかの基地局装置2の通信圏内で特定され且つ待機状態である場合には、回線制御装置3は回線接続のための着呼信号を無線通信端末装置bへ送信して、発呼元と発呼先とが回線接続されるようにする(ステップS32)。
【0035】一方、発呼先の無線通信端末装置bが他と通話中であった場合には、回線制御装置3が、当該無線通信端末装置bがキャッチホンサービス機能を起動させているかを判定し(ステップS33)、キャッチホンサービス機能を起動させているときには回線接続のための着呼信号を無線通信端末装置bへ送信し(ステップS34)、キャッチホンサービス機能を起動させいないときには発呼元の無線通信端末装置aへ話中音を送信して発呼元の使用者に相手が話中であることを知らせる(ステップS35)。なお、発呼先の無線通信端末装置bが通信圏外であった場合(電源がオフであった場合)には、回線制御装置3が、発呼元の無線通信端末装置aへ圏外である旨(電源が入っていない旨)のメッセージ音声を送信して発呼元の使用者に相手が圏外(電源オフ)であることを知らせる(ステップS35)。
【0036】このような話中音やメッセージを聞いた発呼元使用者が無線通信端末装置aを操作して、終話ボタンなどを押下すれば処理は終了するが(ステップS36)、所定のボタン操作をして自動再発呼要求を入力すると(ステップS37)、当該要求と共に当該発呼に係る情報(発呼元及び発呼先の電話番号など)が回線制御装置3へ送られ、当該発呼に係る情報が保持機能24に登録保持される(ステップS38)。
【0037】これにより自動再発呼が実行され、登録された発呼に係る情報に基づいて、監視機能23が所定の時間間隔をもって継続的に発呼先の無線通信端末装置bが通信可能な状態となったかを検知し、通信可能な状態となったところで発呼元の無線通信端末装置aと発呼先の無線通信端末装置bの双方へ着呼を送信する(ステップS29)。これにより、発呼元の無線通信端末装置aと発呼先の無線通信端末装置bの双方で使用者がオフフックして回線接続がなされ、最適なタイミングで確実に回線接続して通信を行うことができる。なお、このような監視をタイマ26の設定期間行っても発呼先が通信可能な状態とならないときには、登録した当該発呼に係る情報を消去して自動報知を終了する(ステップS40)。
【0038】図6及び図7には、本発明に係る他の実施例を示してある。本例は発呼元の無線通信端末装置1に発呼先の無線通信端末装置が通信可能な状態になったか否かを継続的に監視する機能を設けたものであり、本例の無線通信端末装置1は、図6に示すように、基地局装置2を介して回線制御装置3へ発呼先の状況を継続的に問合せする状態監視機能30を有している。
【0039】なお、31はアンテナ、32は使用者が操作するボタンなどを備えた入力キー、33は所要のプログラムやデータを記憶したROM、34は液晶画面などを備えた表示ブ、35は音声入力のためのマイクロホン、36は音声や着信音出力のためのスピーカ、37送受信処理やこれら機能部30〜36を統括制御するMPUである。
【0040】ここで、状態監視機能30は、発呼元使用者が入力キー32を操作して当該処理を行うか否かを任意に選択することができる。また、状態監視機能30は処理を行う期間を設定するタイマを有しており、このタイマの設定は予め一定時間として設定しておいてもよいが、発呼元の使用者が入力キー32操作で任意に設定できるようにしてもよい。
【0041】図7には、図1に示す無線通信端末装置aから無線通信端末装置bを発呼する場合を例にとって、本例の無線通信システムによってなされる処理動作を示してある。まず、発呼元の使用者が無線通信端末装置aに発呼先のアクセス情報を入力して無線通信端末装置bを発呼すると(ステップS50)、当該発呼先が通信可能な状態のときには(ステップS51)、通常の処理によって回線が接続される。
【0042】また、当該発呼先が通信可能でない状態のときには、状態監視機能30が起動されているかを判定し(ステップS52)、起動されていないときには処理を終了する一方、起動されているときには発呼先のアクセス情報(電話番号)を記憶登録し、定期的に基地局装置2を介して回線制御装置3にアクセスして発呼先の無線通信端末装置bが通信可能な状態となったかを監視する(ステップS53)。
【0043】そして、状態監視機能30が回線制御装置3が把握する情報に基づいて、発呼先の無線通信端末装置bが通信可能な状態となったことを検知すると(ステップS54)、スピーカ36から着信音を出力したり或いは表示画面34に通信可能となった旨を表示して使用者に報知し(ステップS55)、状態監視機能30に登録したアクセス情報を消去して処理を終了する(ステップS56)。これにより、発呼元の無線通信端末装置aでは使用者に対する報知を行い、使用者がこれによって最適なタイミングで再発呼操作を行って確実に発呼先と回線接続して通信を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、無線通信装置に対して発呼を行う無線通信システムにおいて、発呼先が通信可能な状態となったことを発呼元の通信装置に通知して報知するようにしたため、発呼した使用者が無駄な発呼操作を繰り返し行ったり、回線接続されるタイミングを待機したりといった極めて不便な状況をなくして、容易且つ確実に目的の無線通信装置と回線接続することができる。また、本発明によると、無線通信装置に対して発呼を行う無線通信システムにおいて、発呼先が通信可能な状態となったときに自動的に再度発呼を行うようにしたため、発呼した使用者が無駄な発呼操作を繰り返し行ったり、再発呼機能を有している場合でも無駄な再発呼を繰り返し行うことにより設定された再発呼回数を上回って結局回線接続がなされないといった極めて不便な状況をなくして、容易且つ確実に目的の無線通信装置と回線接続することができる。




 

 


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