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発明の名称 金融機関営業支援システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−30430(P2003−30430A)
公開日 平成15年1月31日(2003.1.31)
出願番号 特願2001−216150(P2001−216150)
出願日 平成13年7月17日(2001.7.17)
代理人 【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子 (外3名)
発明者 鈴木 啓介 / 荒井 義幸 / 小林 久訓
要約 課題
営業日報の登録と顧客属性の表示と金融商品の取引における重要事項の表示とを連動させ、操作性を向上させることができる金融機関営業支援システムを提供することを目的とする。

解決手段
金融機関における営業業務の支援を行う金融機関営業支援システムであって、顧客に関する情報であり金融商品の取引における重要事項の説明の要否を含む顧客属性及び顧客との接触内容である営業日報を関連づけて記憶するデータベース120と、顧客属性を表示する顧客属性表示手段と、顧客属性に基づいて重要事項を表示する重要事項表示手段と、営業日報をデータベース120へ登録する営業日報登録手段とを備えた。
特許請求の範囲
【請求項1】 金融機関における営業業務の支援を行う金融機関営業支援システムであって、顧客との接触内容を営業日報として記憶する営業日報記憶手段と、顧客に関する所定の情報を顧客情報として記憶する顧客情報記憶手段と、前記顧客情報記憶手段に記憶された前記顧客情報を顧客に基づいて前記営業日報記憶手段に記憶された前記営業日報に関連付けるデータ関連付け手段と、を備えたことを特徴とする金融機関営業支援システム。
【請求項2】 請求項1に記載の金融機関営業支援システムにおいて、前記顧客情報記憶手段に記憶された顧客情報を顧客情報表示画面として表示する顧客情報表示手段を備え、前記顧客情報表示手段により表示された前記顧客情報表示画面に、前記顧客情報を前記顧客情報記憶手段に記憶させて登録するための手段を備えていることを特徴とする金融機関営業支援システム。
【請求項3】 請求項2に記載の金融機関営業支援システムにおいて、前記登録するための手段による登録処理は、前記顧客情報表示画面に基づいて前記顧客情報に基づく所定事項を表示させる処理に基づいて行われることを特徴とする金融機関営業支援システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関における営業業務の支援のために、例えば、営業日報の登録と顧客属性の表示と金融商品の取引における重要事項の表示とを連動させることができる金融機関営業支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】投資信託等の金融商品を販売する証券会社等の金融機関では、顧客との接触内容を登録する営業日報のシステム化、及び顧客に関する商品取引の適合性等の顧客属性のシステム化が進められている。
【0003】一方、金融機関が金融商品を販売する上で、リスクに関する説明が顧客へ十分になされていないことが多々あり、トラブルの原因となっている。そのため、2001年4月から施行された金融商品販売法により、金融機関は金融商品を販売する際に、その金融商品の特徴、リスク等の金融商品の取引における重要事項を顧客へ説明することを義務付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金融商品の取引における重要事項の説明を含めて、営業日報の登録及び顧客属性の表示が操作性において上手く連動していないのが現状である。また、金融機関は、顧客に応じて金融商品の取引における重要事項の説明をその都度行う必要があるが、忘れずに重要事項の説明を行うことは難しい。
【0005】本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、営業日報と顧客情報とを関連付けることにより、営業日報の登録と顧客属性の表示とを連動させることが容易となり、その操作性を向上させる金融機関営業支援システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために、本発明は、金融機関における営業業務の支援を行う金融機関営業支援システムであって、顧客との接触内容を営業日報として記憶する営業日報記憶手段と、顧客に関する所定の情報を顧客情報として記憶する顧客情報記憶手段と、前記顧客情報記憶手段に記憶された前記顧客情報を顧客に基づいて前記営業日報記憶手段に記憶された前記営業日報に関連付けるデータ関連付け手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】このような構成によれば、営業日報と顧客情報とを関連付けることにより、例えば営業日報の登録と顧客属性の表示とを連動させることが容易となり、その操作性を向上させることができる。なお、本発明のデータ関連付手段は、例えば関連する2以上のデータを識別する識別子を設けたり、データベース等の記憶手段における所定の記憶領域を互いにアドレス上で関連付けるようにして構成することができる。
【0008】また、本発明の金融機関営業支援システムにおいては、前記顧客情報記憶手段に記憶された顧客情報を顧客情報表示画面として表示する顧客情報表示手段を備え、前記顧客情報表示手段により表示された前記顧客情報表示画面に、前記顧客情報を前記顧客情報記憶手段に記憶させて登録するための手段を備えていることを特徴とするものである。
【0009】このような構成によれば、顧客属性の表示と登録とを連動させることができ、その操作性を向上させることができる。
【0010】さらに、本発明の金融機関営業支援システムにおいて、前記登録するための手段による登録処理は、前記顧客情報表示画面に基づいて前記顧客情報に基づく所定事項を表示させる処理に基づいて行われることを特徴とするものである。
【0011】このような構成によれば、営業日報の作成と顧客情報(属性)の表示と例えば金融商品の重要事項等の顧客情報に基づく所定事項の表示とを連動させることができて、営業日報と顧客情報を顧客毎に管理することができ、営業員は顧客情報(例えば顧客情報として重要事項の説明の要否に関する顧客属性)に基づく所定の事項(例えば重要事項の説明)の表示により、顧客の応対の際に忘れずに当該所定の事項(重要事項)の説明を行うことができる。
【0012】なお、本発明の実施の形態においては、金融機関における営業業務の支援を行う金融機関営業支援システムであって、顧客に関する情報であり金融商品の取引における重要事項の説明の要否を含む顧客属性及び前記顧客との接触内容である営業日報を関連づけて記憶するデータベースと、前記顧客属性を表示する顧客属性表示手段と、前記顧客属性に基づいて前記重要事項を表示する重要事項表示手段と、前記営業日報を前記データベースへ登録する営業日報登録手段とを備えたことを特徴とする金融機関営業支援システムが開示されている。
【0013】また、本発明の実施の形態においては、金融機関における営業業務の支援を行う金融機関営業支援用サーバであって、顧客に関する情報であり金融商品の取引における重要事項の説明の要否を含む顧客属性及び前記顧客との接触内容である営業日報を関連づけてデータベースへ記憶し、ユーザからの入力及び前記ユーザへの出力を行うための金融機関営業支援用クライアントから受信した前記営業日報を前記データベースへ登録し、前記金融機関営業支援用クライアントから受信した要求に基づいて前記顧客属性を前記金融機関営業支援用クライアントへ送信することを特徴とする金融機関営業支援用サーバが開示されている。
【0014】また、本発明の実施の形態においては、金融機関における営業業務の支援を行う金融機関営業支援用クライアントであって、顧客との接触内容である営業日報を作成し、前記営業日報を上記の金融機関営業支援用サーバへ送信し、顧客に関する情報であり金融商品の取引における重要事項の説明の要否を含む顧客属性を得るために、要求を前記金融機関営業支援用サーバへ送信し、前記金融機関営業支援用サーバから受信した前記顧客属性を表示し、予め登録された前記重要事項を前記顧客属性に基づいて表示することを特徴とする金融機関営業支援用クライアントが開示されている。このようなクライアントによれば、営業日報の登録と顧客属性の表示と金融商品の重要事項の表示とを連動させることにより、実際の顧客との接触の流れに沿った画面の表示が行われるとともに、営業員の操作の負担を軽減できる。また、営業員は顧客属性における重要事項の説明の要否に基づいて、顧客の応対の際に忘れずに重要事項の説明を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、金融機関営業支援システムの構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態における金融機関営業支援システムの構成の一例を示すブロック図である。この金融機関営業支援システムは、本店100と支店200から構成されている。本店100は、データベース120と接続されたサーバ110とクライアント130から構成されている。支店200は、クライアント130Aから構成されている。クライアント130及びクライアント130Aは同様の動作を行う。また、クライアント130及びクライアント130Aは複数であっても良い。サーバ110とクライアント130,130Aは、イントラネット300で接続されている。
【0016】なお、データベース120は、サーバ110内に備えられていても良いし、サーバ110とクライアント130は一体型で構成されても良く、図1に示されるような形態に限定されるものではない。
【0017】次に、金融機関営業支援システムの動作の概略について図1を用いて説明する。本店100にいる営業員は、クライアント130からイントラネット300を介してサーバ110へアクセスする。支店200にいる営業員は、クライアント130Aからイントラネット300を介してサーバ110へアクセスする。
【0018】データベース120には、営業日報、顧客属性等が関連づけて蓄積されている。ここで、営業日報とは、顧客との1回の接触内容が記憶された情報である。顧客属性とは、名前、住所、年齢等の顧客に関する基本的な情報や、投資経験、金融商品の取引における重要事項の説明の要否を含む取引の適合性等の情報である。金融商品の取引における重要事項とは、金融商品の特徴やリスク等の情報である。
【0019】クライアント130,130Aは、営業日報表示画面を兼ねた営業日報登録画面と顧客属性表示画面と重要事項表示画面の表示を行うとともに、営業員からの入力を受け付ける。ここで、営業日報登録画面とは、例えば営業日報を登録するための「日報保存ボタン」や、顧客コード、顧客と接触した日時、顧客との接触方法、顧客との接触目的、提案商品等の入力機能を備えた画面である。顧客属性表示画面とは、顧客属性を表示する画面であり、例えば重要事項表示画面を表示するための「重要事項説明要ボタン」を備えている。重要事項表示画面とは、金融商品における重要事項の説明を表示する画面である。
【0020】なお、本実施の形態において、営業日報登録手段は営業日報登録画面に備えられており、顧客属性表示手段は顧客属性表示画面に備えられている。
【0021】サーバ110は、クライアント130,130Aからのアクセスに応じて、データベース120に蓄積されている顧客属性等をクライアント130,130Aに送信する。また、サーバ110は、クライアント130,130Aから受信した営業日報をデータベース120に登録する。
【0022】ここで、サーバ110とクライアント130,130Aにおける動作は全てソフトウェアで実現する。このソフトウェアは、例えばWebアプリケーションの形態であっても良い。
【0023】次に、金融機関営業支援システムの動作の詳細について図2〜図5を用いて説明する。図2は、本実施の形態における金融機関営業支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、本社100の営業員がクライアント130に表示される画面の閲覧及びクライアント130を用いた入力を行いながら、電話または対面により顧客と接触している場合を想定して、説明を行う。なお、支社200の営業員であっても、クライアント130Aを用いて同様の動作を行うことが可能である。
【0024】まず、クライアント130は営業日報登録画面の表示を行う(S1)。図3は、営業日報登録画面の一例を示す図である。ここで、営業員は、顧客との接触において顧客属性の閲覧を希望する場合、顧客属性表示画面を表示させるために例えば図3に示した営業日報登録画面において顧客コードの入力の後、入力した顧客コードのアンカー10を押す。
【0025】ここで、クライアント130は、営業員が顧客属性表示画面の表示を希望したか否かの判断を行う(S2)。営業員が顧客属性表示画面の表示を希望しない場合(S2,N)、フローは処理S3へ移行する。
【0026】一方、営業員が顧客属性表示画面の表示を希望した場合(S2,Y)、クライアント130は、イントラネット300を介してサーバ110へ顧客コードを送信する。顧客コードを受信したサーバ110は、データベース120から顧客コードに対応した顧客属性を検索し、イントラネット300を介してクライアント130へ送信する。クライアント130は新規ウィンドウを開き、顧客属性表示画面の表示を行う(S11)。
【0027】図4は、顧客属性表示画面の一例を示す図である。図4に示した顧客属性表示画面において、金融商品名の下の欄にその金融商品の取引における重要事項の説明の要否が表示されている。顧客は、事前に金融商品毎の重要事項の説明が必要か否かの選択を行っており、選択された結果は顧客属性に予め登録されている。ここで、重要事項の説明の要否が「要」の表示は、重要事項表示画面を表示するための「重要事項説明要ボタン」を兼ねている。営業員は、顧客との接触において重要事項の説明が必要な場合、重要事項表示画面を表示したい金融商品に対応した「重要事項説明要ボタン」を押す。例えば、営業員は「株式」の重要事項表示画面の表示を希望する場合、図4に示した顧客属性表示画面において「株式」の下の欄の「重要事項説明要ボタン」20を押す。
【0028】ここで、クライアント130は、営業員が重要事項表示画面の表示を希望したか否かの判断を行う(S12)。営業員が重要事項表示画面の表示を希望した場合(S12,Y)、クライアント130は、営業員が押した「重要事項説明要ボタン」に対応する重要事項を検索し、新規ウィンドウを開き、重要事項表示画面の表示を行う(S21)。ここで、各金融商品の取引における重要事項は、データベース120内に記憶されていてサーバ110からクライアント130へ送信されても良いし、クライアント130内に記憶されていても良い。
【0029】図5は、重要事項表示画面の一例を示す図である。営業員は、クライアント130に表示された重要事項表示画面をもとに、顧客へ金融商品の重要事項の説明を行う。
【0030】金融商品の取引における重要事項の説明を終了し、営業員は重要事項表示画面の終了を希望する場合、図5に示した重要事項表示画面において重要事項表示画面の終了を指示する。この場合、日報への登録ボタン40を押下することにより、顧客情報として重要事項が説明されたことが記憶されて登録される。ここで、クライアント130は、営業員が重要事項表示画面の終了を希望したか否かの判断を行う(S22)。営業員が重要事項表示画面の終了を希望しない場合(S22,N)、フローは処理S22へ戻る。一方、営業員が重要事項表示画面の終了を希望した場合(S22,Y)、クライアント130はウィンドウを閉じて重要事項表示画面の消去を行い(S23)、フローは処理S13へ戻る。
【0031】営業員が重要事項表示画面の表示を希望しない場合(S12,N)、または重要事項表示画面の消去(S23)の後、クライアント130は、営業員が顧客属性表示画面の終了を希望したか否かの判断を行う(S13)。ここで、営業員は顧客属性表示画面の終了を希望する場合、図4に示した顧客属性表示画面において顧客属性表示画面の終了を指示する。営業員が顧客属性表示画面の終了を希望しない場合(S13,N)、フローは処理S12へ戻る。一方、営業員が顧客属性表示画面の終了を希望した場合(S13,Y)、クライアント130はウィンドウを閉じて顧客属性表示画面の消去を行い(S14)、フローは処理S3へ戻る。
【0032】営業員が顧客属性表示画面の表示を希望しない場合(S2,N)、または顧客属性表示画面の消去(S14)の後、営業員は、顧客と接触した日時、顧客との接触方法、顧客との接触目的、提案商品等を営業日報としてクライアント130へ入力する(S3)。
【0033】営業員は営業日報の登録を希望する場合、図3に示した営業日報登録画面において「日報保存ボタン」を押す。ここで、クライアント130は、営業員が営業日報の登録を希望したか否かの判断を行う(S4)。営業員が営業日報の登録を希望しない場合(S4,N)、フローは処理S6移行する。一方、営業員が営業日報の登録を希望した場合(S4,Y)、クライアント130は、イントラネット300を介してサーバ110へ営業日報を送信する。サーバ110は、データベース120に営業日報の登録を行う(S5)。
【0034】営業員は営業日報登録画面の終了を希望する場合、図3に示した営業日報登録画面において営業日報登録画面の終了を指示する。ここで、クライアント130は、営業員が営業日報登録画面の終了を希望したか否かの判断を行う(S6)。営業員が営業日報登録画面の終了を希望しない場合(S6,N)、フローは処理S2へ戻る。一方、営業員が営業日報登録画面の終了を希望した場合(S6,Y)、クライアント130はウィンドウを閉じて営業日報登録画面の消去を行い(S7)、このフローを終了する。
【0035】以上に詳述したように本発明の実施の形態によれば、営業日報の登録と顧客属性の登録と金融商品の取引における重要事項の表示とを連動させることにより、実際の顧客との接触の流れに沿った画面の表示が行われるとともに、営業員の操作の負担を軽減できる。また、顧客属性の表示と金融商品の取引における重要事項の表示とを連動させることにより、営業員は顧客属性における重要事項の説明の要否に基づいて、顧客との応対の際に忘れずに重要事項の説明を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、営業日報と顧客情報とを関連付けることにより、営業日報の登録と顧客属性の表示とを連動させることが容易となり、その操作性を向上させる金融機関営業支援システムを提供することができるという効果を奏する。




 

 


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