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発明の名称 携帯電話機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−23668(P2003−23668A)
公開日 平成15年1月24日(2003.1.24)
出願番号 特願2001−207628(P2001−207628)
出願日 平成13年7月9日(2001.7.9)
代理人 【識別番号】100069257
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 学
【テーマコード(参考)】
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5K027 AA11 BB01 BB09 DD18 
5K067 AA34 BB04 DD27 FF05 FF28 FF32 GG11 HH22 JJ68
発明者 四本 宏二
要約 課題
携帯電話を使用する場合、環境に応じて設定しなければならないマナーモード又はドライブモードなどの複雑なキー操作を行うことなくワンタッチで自動的に環境に応じた動作モードに設定できるようにする。

解決手段
電源を投入して位置登録の待ち受け状態のとき、所定のワンタッチキー操作によりTPO対応動作プログラムがスタートする。位置登録の基地局とのアクセスの複数回に1回の割合で動作するマイクロホン1から入力される環境音を周波数分析(31)し、その(周波数)対(レベル)を測定(21)し、予め記憶させた特定場所の環境音パターンと比較して現在位置の環境が特定場所であるか否かを判定(22)し、該当したときその場所に対応する動作モードに切替え設定するように構成した。
特許請求の範囲
【請求項1】 携帯電話機の電源を投入して周期的な位置登録動作を行う待ち受け状態中にキーボードの所定のキーを押下したとき所定のプログラムに従ったTPO対応動作を行う制御手段と、該制御手段により前記周期的な位置登録のアクセスの複数回に1回の割合で動作するマイクロホンから入力される環境音の周波数を分析しレベルを測定して環境音パターンを検出する環境音検出手段と、該検出された環境音パターンと予め記憶させた特定場所の環境音パターンとを比較して当該携帯電話機の現在位置の環境を判定する判定手段と、該判定結果が前記特定場所に該当したときその場所に対応する動作モードに切替え設定するモード切替手段とが備えられた携帯電話機。
【請求項2】 前記予め記憶させた特定場所の環境音パターンは、航空機内のアナウンス合図音の50Hzの単打音、または、自動車の方向指示器の動作音の1〜2Hz周期の連続パルス音、または、電車内の走行中の250Hzを最大音とし約600Hz〜約1000Hzに広がる連続音であることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機に関し、特に公共の場所または自動車の運転中に電話を利用する際に、周囲に迷惑をかけたり交通事故を起こさないようにするマナーモード又はドライブモード機能を有する携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話の普及が進み、利用者が増々多くなり、公共の場所でも利用できるようになってきている。そして、携帯電話機には、社会生活上のマナーを守るためのマナーモード、交通事故発生の恐れをなくすためのドライブモードなどの機能が備えられている。
【0003】図6は従来の携帯電話機のブロック図である。図において、1はマイクロホン、2はスピーカ、3はボコーダなどの音声コーデック、4はチャネルコーデック、5はモデム、6は無線部、7はキーボード、8は表示器、9はサウンダ、10はバイブレータ、11は電池、12は電源スイッチ、13は制御回路である。
【0004】マイクロホン1は送話器、スピーカ2は受話器として通話音声の送受が行われる。音声コーデック3は、例えば、分析合成系の音声符号化技術のボコーダ(VOCODER)と呼ばれる音声符復号器である。サウンダ9は着信音又はアラーム発生器であり、通話用のスピーカ2とは別に設けられ、大音量の着信音を省エネルギで発生させるため、例えば、共鳴器付きのコンデンサ形音響発生器が用いられている。バイブレータ10は偏心モータを回転させて機体を振動させる振動発生器である。
【0005】携帯電話を利用する場合、電源を投入すると、周期的に、例えば数分ごとに基地局に対する位置登録動作が始まり、自動的に待ち受け状態となる。そして、通話相手を呼び出す発呼の時は、キーボード7で相手の電話番号を入力した後、発信キー(オフフックキー)を押す。相手が捕捉されれば、モデム5,無線部6の動作によって通話が開始される。一方、自局が呼ばれる着呼の時は、サウンダ9が鳴動し着信音を認識した後オフフックキーを押して通話が始まる。発呼の場合は周囲の状況に応じて発呼を我慢すれば公共の場でのマナーは守れるが、着信のときは周囲や本人に迷惑がかかるため公共のマナーが守れない場合がある。
【0006】携帯電話には、電話を利用する際、着呼による周囲の人に対する迷惑を避けるため、また、飛行機や病院の医療機器の動作に対する影響を避けるため、さらに、自動車運転中の利用による交通事故発生を避けるため、マナーモード,ドライブモードの設定、又は電源をオフにする機能が備えられている。電源をオフにするのは、位置登録のための送受信電波による影響を避けるためである。
【0007】例えば、ホテルのロビー,レストランなど静かな場所又は電車の中など公共の場所で着信音や通話が迷惑になる場合、着信時にサウンダ9が鳴動せずにバイブレータ10が動作するマナーモード(1)に設定し、バイブレータ10による機体の振動により、着信を感じたらその室を出て外又はデッキで通話する。また、劇場,映画館では電源を切っておき、サウンダ9もバイブレータ10も動作しないマナーモード(2)に設定する。
【0008】また、病院の医療機器や航空機内の制御機器などを誤動作させる恐れがある場合は電源をオフにして位置登録動作を停止しておくマナーが求められている。
【0009】さらに、自動車運転中は通話に気をとられて運転の注意力が低下し、交通事故をひき起こす恐れがあるので、電源を切るか、又はドライブモードに設定して「ただ今運転中のため通話できません」などのメッセージを相手に知らせるようにする。この場合、留守番電話サービスを設定しておき相手方のメッセージを留守番電話サービスセンタに預けることもできる。
【0010】上述のように、従来の携帯電話機には、利用時の周囲環境、即ち、時と場所と機会(Time, Place and Ocasion :TPO)に応じて周囲に迷惑がかからないようにするマナーモード,ドライブモードなどの機能が備わっている。
【0011】このマナーモード,ドライブモードの設定は次のようにして行われる。例えば、キーボード7のカーソルキーを押して表示メニューのマナーモードを指定して各種のマナモードメニューを表示させる。次に、表示を見てテンキーまたはカーソルを操作し、マナーモード(1):サウンダ9を不動作にしてバイブレータ10を動作可能にする。又は、マナーモード(2):サウンダ9もバイブレータ10も不動作にする。のいずれか、又はドライブモード,留守番電話サービスなどを設定する。そして、その必要がなくなったとき、同様に表示メニューを読み出し、テンキーを操作してマナーモードを解除する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の携帯電話機は、マナーモード設定,ドライブモード設定,電源オフはすべて携帯電話機の所持者が自分でキーボード7のキー又はボタン操作によって行うようになっている。しかし、実際に携帯電話機を持って行動するとき、例えば、電車に乗るとき、病院へ入るとき,飛行機の搭乗ゲートを入るとき、車に乗って運転を始めるとき、いずれも、これから次の新しい行動を始めるための移動中に、立ち止まって携帯電話機をポケットから取り出し、モード設定の3〜4挙動の複雑な操作を行うことは、手に荷物を持っていて操作しにくかったり、あるいは、忘れたり、心理的に極めて面倒で必要以上に設定時間を長く感じるためか、ついつい実行を怠る人が多いという問題がある。
【0013】本発明の目的は、環境に応じて設定しなければならないマナーモード又はドライブモードなどの複雑なキー操作を行うことなく、ワンタッチで自動的に環境に応じた動作モードに設定されるTPO対応機能付きの携帯電話機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯電話機は、携帯電話機の電源を投入して周期的な位置登録動作を行う待ち受け状態中にキーボードの所定のキーを押下したとき所定のプログラムに従ったTPO対応動作を行う制御手段と、該制御手段により前記周期的な位置登録のアクセスの複数回に1回の割合で動作するマイクロホンから入力される環境音の周波数を分析しレベルを測定して環境音パターンを検出する環境音検出手段と、該検出された環境音パターンと予め記憶させた特定場所の環境音パターンとを比較して当該携帯電話機の現在位置の環境を判定する判定手段と、該判定結果が前記特定場所に該当したときその場所に対応する動作モードに切替え設定するモード切替手段とが備えられたことを特徴とするものである。
【0015】さらに、前記予め記憶させた特定場所の環境音パターンは、航空機内のアナウンス合図音の50Hzの単打音、または、自動車の方向指示器の動作音の1〜2Hz周期の連続パルス音、または、電車内の走行中の250Hzを最大音とし約600Hz〜約1000Hzに広がる連続音であることを特徴とする請求項1記載のTPO対応機能付き携帯電話機を特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の携帯電話機の実施例を示すブロック図である。図中、図6の従来の構成例と同じ部分には同じ符号を付した。図において、31は音声コーデック3の中にある周波数分析器である。20は制御回路である。21はレベル測定器、22は環境音判定器、23はモード切替器であり、制御回路20の制御プログラムによって実現する。
【0017】本発明のTPO対応機能付きの携帯電話機の基本動作は、電源を投入して携帯電話機が待ち受け状態のとき、キーボード7の所定のキーを押下する(ワンタッチ操作する)と、制御回路20は本発明のプログラムに従って次のようなTPO対応動作を始める。即ち、電源投入によって始まる周期的な位置登録動作の数回乃至数十回に1回の割合でマイクロホン1が周囲の音を取り込み、周波数分析器31でその周波数成分を分析する。周波数分析器31は、音声符号化器の線形予測分析器(LPC),オクターブ分析器,FETアナライザー,又は帯域フィルタ等であり、これらはボコーダ内部の機能を利用してもよく、音声認識システムの分析機能を利用してもよい。又、帯域フィルタの場合は、相異なる2つ又はその他の周波数の帯域フィルタで周波数成分の選択,抽出を行えばよい。
【0018】周波数分析器31による周波数分析結果、その特異な周波数成分の出力レベルをレベル測定器21で検出し、その環境音の(周波数)対(レベル)パターンを予め記憶させた特定場所の環境音パターンと比較することによってマナーモードにすべき環境を判定し、その判定によって当該携帯電話機の動作を現在位置に対応するマナーモードに切替え設定する。
【0019】図3は航空機の機内アナウンスの直前の合図音のパターンを示す時間経過と音圧振幅包絡線図であり、約0.5秒継続する500Hzの単打音である。即ち、この場合は、マイクロホン1で受けた音を周波数分析器31に入力して周波数が500Hzであることを検出し、レベル判定器21で約0.5秒続くことを検出する。その出力パターンが環境音判定器22に予め記憶させた環境音のうち500Hzの0.5秒間継続する単打音パターンに一致すれば航空機の中に居ると判定し、モード切替器23は電源スイッチ12をオフにする。誤判定を防ぐため少なくとも2回検出したとき切替え動作するようにする。
【0020】図4は自動車のウインカ(方向指示器)のカチカチという連続パルス音パターンの模式図であり、1〜2Hzの周期で音圧ピークのパルス音を示す。道路運送車両保全基準によれば、ウインカの点滅速度は1分間に60〜120回と定められており、この場合は周波数の如何にかかわらず音圧レベルが1〜2Hzの周期の連続パルス音として検出したとき、同様に、環境音判定器22に予め記憶させた環境音のうち音圧レベルが1〜2Hz周期の連続パルス音のパターンに一致すれば、車の走行開始,発進のウインカ音(方向指示器の動作音)と判定し、モード切替器23はドライブモードに自動的に設定する。誤判定を防ぐため、一度判定した後、5分以内に再度検出されたときモード切替え動作をさせる。
【0021】自動車の場合、ウインカ音を検出する代わりにに、アイドリングの音を検出するようにしてもよい。即ち、アイドリング音は500Hz付近の周波数成分のレベルが大きく、この500Hzのレベルとレベルの低い250Hzと1000Hzの周波数成分のレベルと比較して判定することができる。
【0022】図5は電車内における電車の走行音の周波数特性例図であり、実測によれば、図のように、250Hz付近の周波数成分のレベルが他の周波数成分のレベルより大きい。実際には走行中の連続音を検出することができるので、数十秒間連続して検出し、250Hz付近の成分のレベルと500Hz付近の成分のレベルを比較する。250Hz付近の成分のレベルが大きく、かつ、この音圧が30秒以上続いたとき、環境音判定器22に予め記憶させた環境音のうち250Hz成分の音圧レベルの高い状態が30秒以上続くパターンと一致すれば電車の中と判定し、モード切替器23はマナーモード(1)を設定する。マナーモード(1)はサウンダ9を鳴らないようにしてバイブレータ10のみとするモードである。この場合の誤判定を防ぐために、比較する周波数を3つ以上にすることは有効である。また、マナーモード(1)の代わりに、電源スイッチ12のオフ、又は無線部の電源供給をオフにしてもよい。
【0023】図2は本発明の動作フローチャートであり、上述の対応を組み合わせた場合のフローチャートである。■〜(12)はステップ番号である。マイクロホンから環境音が入力されるとディジタル変換して周波数分析する(ステップ■)。ステップ■で500Hzのレベルが他の周波数成分より大きいかを比較し、大きいときステップ■で航空機のアナウンス合図音のパターンと比較する。パターンが一致したときステップ■で回数をチェックし、2回目のときステップ■で電源オフにモード設定する。ステップ■で否のとき、1〜2Hz周期の連続パルスか否かを判定する(ステップ■)。それが2回目のとき自動車のウインカ音と判定し、ステップ■でドライブモードに設定する。ステップ■で否のとき、ステップ■で250Hzのレベルと比較し、250Hzのレベルが大きいときステップ(10)で1000Hzのレベルと比較する。ステップ(11)で250Hzのレベルが大きく30秒連続したときステップ(12)に進み、電車内と判定してマナーモードに設定する。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実施することにより、公共の場所、又は飛行機の搭乗時や自動車運転時のマナーモード,ドライブモードへの切替えや電源のオフを、その都度複雑なキー操作をする面倒さがなくなり、又は、うっかり忘れていてもワンタッチで自動的に設定されるので実用上極めて優れた効果がある。




 

 


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