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発明の名称 疑似空間伝送試験装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−23403(P2003−23403A)
公開日 平成15年1月24日(2003.1.24)
出願番号 特願2001−207513(P2001−207513)
出願日 平成13年7月9日(2001.7.9)
代理人 【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子 (外3名)
【テーマコード(参考)】
5K035
5K042
【Fターム(参考)】
5K035 AA03 AA04 AA07 EE01 HH03 JJ04 
5K042 CA13 CA17 DA17 EA13 FA10 FA19 JA10 LA11
発明者 落合 清志
要約 課題
伝送試験のフィールドが簡易にシミュレートでき、小型で屋内試験に適し、全体のシールドが容易で、電波漏洩を低レベルする疑似空間伝送試験装置を提供する。

解決手段
本発明の疑似空間伝送試験装置100は、試験空洞10の両端にアンテナ22,32と無線通信装置20,30とを装着し、試験空洞を疑似空間として無線通信装置の間で伝送試験を行う。それを実行するために、疑似空間伝送試験装置は、試験空洞の両端の中間で試験空洞10に挿入および抜去可能に配置された抵抗板11と、抵抗板11に連結され、所望の分量だけ抵抗板11を試験空洞10に対して挿入あるいは抜去する抵抗板保持器12と減衰量可変器13と、減衰量可変器13と連動し、減衰量可変器13によって挿入あるいは抜去された抵抗板11による試験空洞10の減衰量を指示する減衰量目盛板14とを有する。
特許請求の範囲
【請求項1】 試験空洞の両端にアンテナと無線通信装置とを装着し、試験空洞を疑似空間として無線通信装置の間で伝送試験を行う疑似空間伝送試験装置において、試験空洞の両端の間で試験空洞に挿入および抜去可能に配置された抵抗板と、抵抗板に連結され、所望の分量だけ抵抗板を試験空洞に対して挿入あるいは抜去する抵抗板操作手段と、抵抗板操作手段と連動し、抵抗板操作手段によって挿入あるいは抜去された抵抗板による試験空洞の減衰量を指示する減衰量指示手段とを有することを特徴とする疑似空間伝送試験装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疑似空間伝送試験装置に関し、特に、試験空洞の両端にアンテナと無線通信装置とを装着し、試験空洞を疑似空間として無線通信装置の間で伝送試験を行う疑似空間伝送試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の試験は、屋外において実施されるのが一般的である。この試験に際しては、先ず、試験伝送距離を測定し、その試験伝送距離に仮設のアンテナ取り付けポールを設置する。アンテナ取り付けポールにアンテナと無線通信装置とを取り付ける。試験に必要な測定器および電源を設置し、アンテナの方向調整を行って回線を確立し、伝送試験を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の試験方法では、無線通信装置が過入力とならないように、試験のための伝送距離を大きくとらなければならず、また、屋外で電波を発射するためには試験担当者が無線局の免許を取得しなければならず、さらに、屋外なので作業が天候に影響されるという問題がある。そこで、例えば、この試験を屋内で行えるようにした特開平11−183541号公報に開示された発明がある。この公報に開示された試験装置では、両方の無線装置にそれぞれ可変減衰器とスイッチとを接続し、アンテナのみを電磁シールド室に配置している。したがって、実フィールドをシミュレートするためにアンテナ間の空間に何らかの調節を加えることをしていないので、両方の無線装置に接続された可変減衰器を調節しなければならず、複雑な回路となっており、また、外部からの雑音を遮断するためや外部に電波を漏洩させないために、この装置の全体をシールドすることはあまり容易ではない。
【0004】本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであって、伝送試験が行われるフィールドを簡易な手段でシミュレートでき、屋内試験に適するように小型にし、装置全体のシールドを容易にさせ、外部に漏洩する電磁波を低レベルにし、伝送試験のための免許などを不要にさせる疑似空間伝送試験装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するために、本発明は、試験空洞の両端にアンテナと無線通信装置とを装着し、試験空洞を疑似空間として無線通信装置の間で伝送試験を行う疑似空間伝送試験装置において、試験空洞の両端間で試験空洞に挿入および抜去可能に配置された抵抗板と、抵抗板に連結され、所望の分量だけ抵抗板を試験空洞に対して挿入あるいは抜去する抵抗板操作手段と、抵抗板操作手段と連動し、抵抗板操作手段によって挿入あるいは抜去された抵抗板による試験空洞の減衰量を指示する減衰量指示手段とを有する。
【0006】このような構成によれば、無線通信装置の間で実フィールドにおける伝送試験を行うと仮定した場合、両者間で授受される電波信号の減衰量は計算で求められる。そこで、計算された減衰量に対応する値を減衰量指示手段が示すように、抵抗板操作手段を操作して所望の分量だけ抵抗板を試験空洞に対して挿入あるいは抜去する。抵抗板操作手段による抵抗板の設定が完了すると、試験空洞内には、試験に必要な自由空間をシミュレートした空間が提供され、両方の無線通信装置は試験空洞を挟んで伝送試験を行うことができる。このように、この疑似空間伝送試験装置のサイズを決めるのは、主に試験空洞と、その両端に配置される無線通信装置と、アンテナとであるから、屋内で伝送試験ができるような小型化を容易に実現することができる。また、その構造からして外殻を磁気遮蔽材料で構成することにより全体をシールドし、外部からの雑音を遮断し、あるいは、外部に電波を漏洩させないようにすることができる。
【0007】そして、本発明の実施の形態の疑似空間伝送試験装置100は、試験空洞10の両端にアンテナ22,32と無線通信装置20,30とを装着し、試験空洞を疑似空間として無線通信装置20,30の間で伝送試験を行う。そのために、この疑似空間伝送試験装置100は、試験空洞10の両端間で試験空洞に挿入および抜去可能に配置された抵抗板11と、抵抗板11に固定された抵抗板保持器12と、抵抗板保持器12に連結され、抵抗板保持器12を駆動することにより、抵抗板11を試験空洞10に対して所望の分量だけ挿入しあるいは抜去する抵抗板操作手段である減衰量可変器13と、減衰量可変器13と連動し、減衰量可変器13によって挿入あるいは抜去された抵抗板11による試験空洞10の減衰量を指示する減衰量指示手段である減衰量目盛板14とを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の疑似空間伝送試験装置の実施の形態を示す断面図である。図1の疑似空間伝送試験装置100による伝送試験は、試験電波が伝搬する疑似伝搬空間を内包する試験空洞10と、試験空洞10の両端末に装着され、試験空洞10を介して電波の授受を行う無線通信装置20,30とによって行われる。試験空洞10の中央部分には、試験空洞20の中に自在に挿入、あるいは、抜去が可能である抵抗板11と、抵抗板11に固定された抵抗板保持器12と、抵抗板保持器12とギヤなどを介して連結されている抵抗板操作手段である減衰量可変器13と、抵抗板11の移動に対応して減衰量を指示する減衰量指示手段である減衰量目盛板14とが配置されている。
【0009】無線通信装置20は、アンテナ取付ポール21に取り付けられたアンテナ22と結合されている。アンテナ22の開放端は、アンテナ結合器23を介して試験空洞10の一方の開放端末に結合されている。無線通信装置30は、アンテナ取付ポール31に取り付けられたアンテナ32と結合されている。アンテナ32の開放端は、アンテナ結合器33を介して試験空洞10の他方の開放端末に結合されている。アンテナ結合器23,33が適切に取り付けられると、試験空洞10は、これらのアンテナ結合器23によって密閉状態にシールドされる。また、この例の場合、アンテナ22,32の偏波面と抵抗板11の位置とは一致するように組み立てられる。
【0010】試験空洞昇降機40は、試験空洞移動台車49に搭載されて移動可能にされている。試験空洞昇降機40は、垂直に昇降するピストン41を有し、そのピストンの先端には、試験空洞保持板42が水平に取り付けられている。試験空洞保持板42の上には試験空洞10が搭載されている。試験空洞昇降機40がピストン41を適切に上下に駆動することによってアンテナ22,32と試験空洞10の開放端の位置とを合致させ、互いにアンテナ結合器23,33を介して容易に結合できるようにする。
【0011】図1の疑似空間伝送試験装置100において、試験空洞10の実際の形状は、直径60cmくらいの円筒形状をしており、内面には電波吸収帯が取り付けられて乱反射を抑制している。抵抗板11が減衰量可変器13によって各位置にセットされたときの減衰量は、アンテナ利得が既知の基準アンテナと、伝送測定器であるネットワークアナライザとを使用して実際の減衰量が測定され、それに対応した値が減衰量目盛板13に記されている。したがって、試験空洞10の減衰量を増加させようとするときは、減衰量可変器13のハンドル(不図示)を回転させることにより、ギヤ結合されている抵抗板保持器12を駆動して抵抗板11を試験空洞10の中により深く挿入し、試験空洞10の減衰量を減少させようとするときは、抵抗板11の試験空洞10への挿入をより浅くするように抵抗板11を試験空洞10から引き抜く。
【0012】上述の試験空洞10を用いずに自由空間で伝送試験を行う場合、自由空間損失は、下記の式(1)によって算出される。すなわち、Lp=20Log((4πd)/λ)・・・・(1)
但し、Lpは自由空間損失(dB)、dは試験伝搬距離(m)、試験周波数における波長(m)である。したがって、屋外の自由空間において試験伝搬距離“d”をもって2台の無線通信装置20,30の伝送試験を行うためには、減衰量可変器13を操作し、減衰量目盛板14が自由空間損失Lp(式(1))を示すように抵抗板11を移動させる。このように小型の試験空洞10を用いて、試験伝搬距離dをもって配置された2つの無線通信装置の伝送試験をシミュレートできる。このように、試験空洞10の中間に抵抗板11を配置することにより、伝送試験を行うためのフィールドを簡易にシミュレートできる。このことにより、屋内試験に適するように小型化することができ、装置全体のシールドを容易にさせ、外部に漏洩する電磁波を低レベルにして試験のための免許などを不要にさせるという利点がある。
【0013】
【発明の効果】本発明の疑似空間伝送試験装置は、以上において説明したように構成されているので、試験空洞の減衰量を実際のフィールドの減衰量と同じにすることにより、伝送試験が行われる実際のフィールドを簡易な手段でシミュレートできる。また、サイズは主に試験空洞のサイズによるので小型化が可能になり、オペレータが移動する距離も少なくなる。また、この小型化によって、装置全体のシールドを容易にさせ、外部に漏洩する電磁波を低レベルにして試験のための免許などを不要にさせるという効果がある。




 

 


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