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発明の名称 通信誤り率検出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−18130(P2003−18130A)
公開日 平成15年1月17日(2003.1.17)
出願番号 特願2001−196238(P2001−196238)
出願日 平成13年6月28日(2001.6.28)
代理人 【識別番号】100098132
【弁理士】
【氏名又は名称】守山 辰雄
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014 AA01 AA05 EA01 EA04 FA11 GA02 HA05 
5K067 AA01 BB04 DD43 DD46 FF22 FF31 GG11 LL01 LL05 LL11
発明者 藤本 直也
要約 課題
回線状況を迅速に把握することができ、これによって迅速な対応をとることを可能にする。

解決手段
誤り検出部11で受信データの誤りを検出し、当該受信データの検査ビット数をメインカウンタ12でカウントするとともに、検出された誤りビット数を誤りビットカウンタ13でカウントし、これらカウント値から誤り率算出部14で誤り率を算出し、当該誤り率が基準値15を上回ったかを判定部16で判定して、上回った場合には即座に表示部17に当該誤り率を表示し、また、所要の通信制御を行う。また、これにより、カウンタをリセットして受信データの後続部に対する検査に切換えることができ、回線状況が悪いときには検査周期を短くすることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】 受信データの誤りを検出する検出手段と、検出したデータ誤りから誤り率を算出する手段とを有して、受信データの誤り検出及び誤り率算出を行う通信誤り率検出装置において、設定された基準値を算出された誤り率が上回ることに応じて、当該検出結果を出力する手段を設けたことを特徴とする通信誤り率検出装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信回線等の通信誤り率を検出する装置に関し、特に、検出された誤り率に応じて検出結果の迅速に出力することにより誤り率検出処理を迅速化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話などの無線通信システムでは、通信環境の変化によって生ずる通信品質の変化を受信データの誤り率を検出することにより把握している。そして、この検出結果に基づいて、誤り率が大きくなったときには警報を発して通信品質の劣化を報知したり、データ誤りの検出・訂正のための冗長符号の付加を重くして誤りの検出・訂正能力を高めたり、といった対処を行っている。
【0003】このような受信データ誤り率を検出するために従来より種々な発明が提案されており、例えば、特開平6−252959号公報には、多相位相変調方式の無線通信回線で、受信信号に故意に雑音を付加して復調し、当該復調信号のビット誤り率を測定し、当該測定結果から雑音を付加しない状態のビット誤り率を推定する方式において、雑音を付加する前の受信信号の復調信号と雑音を付加した復調信号とを位相比較して、位相毎のビット誤り率を把握できるようにした発明が記載されている。
【0004】また、特開2000−315995号公報には、誤り率データの表示用ファイルへの記録において、誤り率データの変化の大きいところのみを変化の速さに応じた時間間隔で記録することにより、表示用ファイルのサイズを小さくする発明が記載されている。また、実開平7−39141号公報には、検出したビット誤り率が基準ビット誤り率を超えたときに警報を報知する発明が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】受信データの或る長さの内にどの程度の誤りがあるかを測定することにより、データ誤り率を算出することができるが、従来のいずれの方法にあっても、検査する受信データの長さは一定で、当該一定長さのデータを対象とする測定を終了した後に検出したデータ誤り率を出力していた。より具体的には、例えば、無線回線における受信デジタルデータのビット誤り率測定で10−6まで有効数字2桁の精度で誤り率を算出する場合、少なくとも10000000ビットを検査した後に、検出結果を緒出力して対処していた。
【0006】しかしながら、例えばビッット誤り率が10−3(検査ビット1000ビットに1つの誤りビット)のような誤り率が高い場合でも、従来では必ず全ての検査ビット10000000ビット(一定の検査周期)を検査した後にビット誤り率を算出して出力し、これに応じた対処を行うようにしていたため、特に回線状況が良好でないときには迅速な対応がとれないという問題があった。
【0007】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、検出したデータ誤り率に応じて検出結果の出力タイミングを変更することにより誤り率検出処理を迅速化することを目的としている。なお、本発明の更なる目的は以下の説明において明らかなところである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信データの誤りを検出する検出手段と、検出したデータ誤りから誤り率を算出する手段とを有して、受信データの誤り検出及び誤り率算出を行う通信誤り率検出装置であり、設定された基準値を算出された誤り率が上回ることに応じて、当該検出結果を出力する手段を設けたことを特徴とする。
【0009】したがって、算出された誤り率が大きくなって基準値を上回ると、当該検出結果が出力されるため、回線状況が良好でない場合には迅速に当該状況を把握することができ、これによって迅速な対応をとることが可能になる。この基準値は1つ又は複数設定することができ、基準値を上回った時点で迅速に検出結果を出力することができる。そして、検出結果を出力することにより、受信データの後続する部分についての誤り検出及び誤り率算出へ切換えることができ、受信データの誤り検出及び誤り率算出を繰り返し行う検出周期を、回線状況が良好でない場合にはより短い周期で繰り返すといったように、動的に変更することができる。
【0010】なお、本発明は、無線通信のみならず、有線通信でのデータ誤り検出にも適用することができるが、通信環境が変化し易い無線通信のビット誤り検出に適用して最適である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る通信誤り率検出装置を、図に示す実施例に基づいて具体的に説明する。図1には本例に係る無線通信装置の主に無線処理部の構成を示してある。空中線から無線送信する送信データは、信号処理部1により無線フレームに構成された後に変復調部2により所定の変調を施され、更に、送信部3により無線周波数に変換された後に電力増幅部4により増幅されて、空中線共用部5を介して空中線(図示せず)から無線送信される。
【0012】また、空中線(図示せず)から無線受信した信号は、受信部6により中間周波数へ変換された後に変復調部2により復調され、更に、信号処理部1によりフレーム同期や誤り検出などの受信処理がなされて受信データとして出力される。なお、図中の7は送信部3及び受信部6に基準周波数を供給するシンセサイザ部、8はこれら機能部1〜7を統括制御するCPU制御部であり、特に、CPU制御部8は後述する誤り率算出処理及び誤り率に基づいた表示出力や通信制御の指示を行う。
【0013】本発明に係る受信データの誤り検出処理は信号処理部1がフレーム同期を引き込んで行い、その検出結果がCPU制御部8に例えば2ビット信号として報告され、CPU制御部8が誤り率算出処理やそれに基づいた制御処理を行う。
【0014】図2には信号処理部1及びCPU制御部8の誤り検出及び誤り率算出に係る機能部構成を示してある。信号処理部1には変復調部2からのデジタル受信データを検査してビット誤りを検出する誤り検出部11が設けられており、誤り検出部11は例えばデジタル化された受信データのフレームビットと予め設定された基準フレームビットパターンとを比較することにより受信データ中のビット誤りを検出する。
【0015】CPU制御部8には、誤り検出部11が受信データのビットを検査する度に1つずつ加算されるメインカウンタ12、誤り検出部11が受信データの誤りビットを検出する度に1つずつ加算される誤りビットカウンタ13、メインカウンタ12と誤りビットカウンタ13のカウント値から常時誤り率を算出する誤り率算出部14、予め設定された基準値を保持するメモリ15、誤り率算出部14で算出された誤り率とメモリ15の基準値を比較して算出された誤り率が基準値を上回ったところで通信制御や表示のための指示信号を出力する判定部16が設けられている。
【0016】本例では、CPU制御部8に算出された誤り率を判定するための基準値が誤り率として1×10−2、1×10−3、1×104、1×10−5の4つ設定されており、算出された誤り率がこれらいずれかの基準値を上回った時点で通信制御や表示のための指示信号が出力される。更に、このように通信制御や表示のための指示信号を出力する時点でメインカウンタ12及び誤りビットカウンタ13のカウント値をリセットする機能をCPU制御部8は有している。
【0017】そして、CPU制御部8から出力された通信制御指示信号は図外の通信制御モジュールに入力されて送信データへの誤り検出・訂正符号の付加を調整するなどの制御がなされ、また、CPU制御部8から出力された表示指示信号は表示部17に入力されて誤り率に応じた無線回線の状況表示がなされる。本例の表示部17は、図3に示すように、基準値10−2、10−3、10−4、10−5に対応した4つの発光器(LEDなどで1−3、10−4、10−5、10−6を示す)18a〜18dを有しており、これら発光器が点灯することによりその時点の回線状況が表示出力される。
【0018】すなわち、検出した誤り率が基準値1×10−2よりよいときには、その時点での回線状態は誤り率10−3の発光器18aを点灯させ、検出した誤り率が基準値1×10−3よりもよいときには、その時点での回線状態は誤り率10−4の発光器18bを点灯させ、検出した誤り率が基準値1×10−4よりよいときには、その時点での回線状態は誤り率10−5の発光器18cを点灯させ、検出した誤り率が基準値1×10−5よりよいときには、その時点での回線状態は誤り率10−6の発光器18aを点灯させる。なお、他の表示形態や、種々な警音などによる音響出力により回線状況を報知出力するようにしてもよい。
【0019】図4には、本例の通信誤り率検出装置による処理内容を示してある。まず、初期時点ではメインカウンタ12及び誤りビットカウンタ13のカウント値はゼロにされており、受信データが誤り検出部11に入力されて誤り検査が開始されると、当該受信データのビットを追う度にメインカウンタ12のカウント値が増加し、受信データ中から誤りビットを検出する度に誤りビットカウンタ13のカウント値が増加する(ステップS1)。
【0020】そして、メインカウンタ12のカウント値が10000に達したところで(ステップS2)、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(10−2)を上回ったかを判定し(ステップS3)、上回った場合には誤り率10−3であることの指示信号を通信制御部に出力すると共に表示部17に出力して発光器18aを点灯させ(ステップS4)、メインカウンタ12及び誤りビットカウンタ13のカウント値をゼロにリセットして(ステップS5)、ステップS1の処理に戻る。したがって、回線状況が誤り率10−3というかなり悪い状態であるときには、これが判明した時点で即座に通信制御や表示を行い、更に、検査周期を短くして受信データの後続部分についての誤り検出処理に切換えることができる。
【0021】一方、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(10−2)を上回っていない場合には(ステップS3)、当該受信データのビット検査を続行してメインカウンタ12のカウント値を増加させ、誤りビットを検出する度に誤りビットカウンタ13のカウント値を増加させる(ステップS6)。
【0022】そして、メインカウンタ12のカウント値が100000に達したところで(ステップS7)、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(10−3)を上回ったかを判定し(ステップS8)、上回った場合には誤り率10−4であることの指示信号を通信制御部に出力すると共に表示部17に出力して発光器18bを点灯させ(ステップS9)、メインカウンタ12及び誤りビットカウンタ13のカウント値をゼロにリセットして(ステップS5)、ステップS1の処理に戻る。したがって、回線状況が誤り率10−4という悪い状態であるときには、これが判明した時点で即座に通信制御や表示を行い、更に、検査周期を短くして受信データの後続部分についての誤り検出処理に切換えることができる。
【0023】一方、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(10−3)を上回っていない場合には(ステップS8)、当該受信データのビット検査を続行してメインカウンタ12のカウント値を増加させ、誤りビットを検出する度に誤りビットカウンタ13のカウント値を増加させる(ステップS10)。
【0024】そして、メインカウンタ12のカウント値が1000000に達したところで(ステップS11)、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(10−4)を上回ったかを判定し(ステップS12)、上回った場合には誤り率10−5であることの指示信号を通信制御部に出力すると共に表示部17に出力して発光器18cを点灯させ(ステップS13)、メインカウンタ12及び誤りビットカウンタ13のカウント値をゼロにリセットして(ステップS5)、ステップS1の処理に戻る。したがって、回線状況が誤り率10−5という状態であるときには、これが判明した時点で即座に通信制御や表示を行い、更に、検査周期を短くして受信データの後続部分についての誤り検出処理に切換えることができる。
【0025】一方、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(10−4)を上回っていない場合には(ステップS12)、当該受信データのビット検査を続行してメインカウンタ12のカウント値を増加させ、誤りビットを検出する度に誤りビットカウンタ13のカウント値を増加させる(ステップS14)。
【0026】そして、メインカウンタ12のカウント値が10000000に達したところで(ステップS15)、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(105)を上回ったかを判定し(ステップS16)、上回った場合には誤り率10−6であることの指示信号を通信制御部に出力すると共に表示部17に出力して発光器18dを点灯させ(ステップS17)、メインカウンタ12及び誤りビットカウンタ13のカウント値をゼロにリセットして(ステップS5)、ステップS1の処理に戻る。なお、誤りビットカウンタ13のカウント値が100(10−5)を上回っていない場合には(ステップS16)、カウント値をゼロにリセットして(ステップS5)、ステップS1の処理に戻る。したがって、回線状況が誤り率10−6という状態であるときには、これが判明した時点で即座に通信制御や表示を行い、更に、検査周期を短くして受信データの後続部分についての誤り検出処理に切換えることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、算出された誤り率が設定された基準値を上回ることに応じて当該検出結果を出力するようにしたため、回線状況を迅速に把握することができ、これによって迅速な対応をとることが可能になる。そして、検出結果を出力することにより、受信データの後続する部分についての誤り検出及び誤り率算出へ切換えることができ、受信データの誤り検出及び誤り率算出を繰り返し行う検出周期を、回線状況が良好でない場合にはより短い周期で繰り返すといったように、動的に変更することができる。




 

 


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