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発明の名称 プリンタドライバ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−67153(P2003−67153A)
公開日 平成15年3月7日(2003.3.7)
出願番号 特願2001−259266(P2001−259266)
出願日 平成13年8月29日(2001.8.29)
代理人 【識別番号】100098235
【弁理士】
【氏名又は名称】金井 英幸
【テーマコード(参考)】
2C061
2C087
5B014
5B021
【Fターム(参考)】
2C061 AP01 HH03 HJ06 HJ08 HK04 HN02 HN15 
2C087 AB05 BD01 BD06 CA03 CB20 DA02
5B014 EB03 FB03
5B021 AA01 CC06
発明者 代田 俊樹 / 春日 林蔵
要約 課題
ユーザが所望の印刷結果を簡単に得ることが出来る環境を実現できるプリンタドライバを、提供する。

解決手段
プリンタドライバに、ユーザが、印刷対象ドキュメントにてその内容が規定されているページの一部分のみが印刷される仮想的な部分ページの作成を指示できるプレビューウィンドウを表示する機能(ステップS111〜S116)と、ユーザによって作成が指示された各部分ページをプリンタに実際に印刷させるための印刷データを生成する機能(ステップS121〜S124)とを、付与する。
特許請求の範囲
【請求項1】 プリンタを動作させるために、表示装置及び入力装置を備えたコンピュータ上で実行されるプリンドライバであって、前記コンピュータを、ユーザが前記入力装置を用いて指定した1ページ分の印刷対象ドキュメントの前記プリンタによる印刷結果を表す印刷結果画像を、前記表示装置に表示する印刷結果画像表示手段と、前記入力装置を通じて、前記ユーザから、前記表示装置に表示されている前記印刷結果画像上の一領域を指定する領域指定情報を取得する領域指定情報取得手段と、前記印刷対象ドキュメントから、前記領域指定情報取得手段によって取得された領域指定情報が指定する領域内の画像に対応する部分の描画のみを前記プリンタに行なわせるための印刷データを生成し、生成した印刷データを前記プリンタ用のポートから送出する印刷データ生成送出手段とを備える装置として動作させることを特徴とするプリンタドライバ。
【請求項2】 前記領域指定情報取得手段は、前記ユーザから、前記表示装置に表示されている前記印刷結果画像上の一領域を指定する領域指定情報を、複数個、取得可能であり、前記印刷データ生成送出手段は、前記印刷対象ドキュメントから、前記領域指定情報取得手段によって取得された領域指定情報毎にその領域指定情報が指定する領域内の画像に対応する部分の描画のみを前記プリンタに行なわせるための印刷データを生成し、生成した印刷データを前記プリンタ用のポートから送出することを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
【請求項3】 前記印刷データ生成送出手段は、前記印刷対象ドキュメントから、前記領域指定情報取得手段によって取得された領域指定情報が指定する領域内の画像に対応する部分の描画のみを、当該部分が拡大された形で、前記プリンタに行なわせるための印刷データを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリンタドライバ。
【請求項4】 前記印刷対象ドキュメントがWebページであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリンタドライバ。
【請求項5】 プリンタを動作させるために、表示装置及び入力装置を備えたコンピュータ上で実行されるプリンタドライバであって、前記コンピュータを、前記プリンタに印刷させることが可能な1以上のページのそれぞれについて、そのページの描画内容を規定するページ情報を記憶するためのページ情報記憶手段と、前記入力装置を用いて、印刷対象ドキュメントの指定を伴う第1所定指示の入力が行われたときに、指定された印刷対象ドキュメントを解析してその印刷対象ドキュメントを構成する各ページに関する前記ページ情報を前記ページ情報記憶手段に記憶させるとともに、前記ページ情報記憶手段に記憶された1以上のページ情報にそれぞれ対応づけられた1以上のページ識別情報が示されたページリスト表示領域、及び、前記1以上のページ情報の中のいずれかのページ情報によってその描画内容が規定されているページの前記プリンタによる印刷結果を表す印刷結果画像が示される印刷結果表示領域を有するプレビューウィンドウを、前記表示装置に表示するプレビューウィンドウ表示手段と、前記入力装置に対する操作を通じて、前記ユーザによって、前記プレビューウィンドウの前記印刷結果表示領域内に印刷結果画像の表示を行なうべきページが指定されたときに、その指定されたページに関する前記ページ情報記憶手段内の前記ページ情報を参照して前記プレビューウィンドウの前記印刷結果表示領域内に前記ユーザによって指定されたページに関する印刷結果画像を表示する印刷結果画像変更手段と、前記入力装置に対する操作を通じて、前記ユーザから、前記プレビューウィンドウの前記印刷結果表示領域内に表示されている前記印刷結果画像上の一領域を指定する領域指定情報を取得する領域指定情報取得手段と、この領域指定情報取得手段により領域指定情報が取得されたときに、その時点において前記プレビューウィンドウの前記印刷結果表示領域内に印刷結果画像が表示されているページの、当該領域指定情報にて指定される領域内の画像に対応する部分のみの描画が行なわれるページに関するページ情報を作成して、前記ページ情報記憶手段に記憶するとともに、前記プレビューウィンドウの前記ページリスト領域に、作成したページ情報に関するページ識別情報を追加する追加手段と、前記入力装置に対する操作を通じて、前記ユーザによって、第2所定指示が入力されたときに、前記印刷ドキュメントから、前記ページ情報記憶手段に記憶されているページ情報毎に、そのページ情報に応じた内容の1ページ分の印刷データを生成し、生成した各印刷データを前記プリンタ用のポートから送出する印刷データ生成送出手段とを備える装置として動作させることを特徴とするプリンタドライバ。
【請求項6】 前記コンピュータを、前記ページ情報記憶手段は、前記追加手段によって作成されたページ情報については、拡大印刷を行なうか否かを示す拡大採否情報を含むページ情報を記憶し、前記印刷データ生成送出手段は、前記第2所定指示が入力されたときに、拡大印刷を行なうことを示す拡大採否情報を含むページ情報については、そのページ情報の拡大採否情報を除く部分にて規定されている描画内容を拡大して印刷するための印刷データを生成し、前記入力装置に対する操作を通じて前記ユーザから取得した指示に応じて、前記ページ情報記憶手段に記憶された各ページ情報の拡大採否情報を変更する拡大採否情報変更手段を、さらに備える装置として動作させることを特徴とする請求項5記載のプリンタドライバ。
【請求項7】 前記コンピュータを、前記ページ情報記憶手段は、前記プリンタに印刷させることが可能な1以上のページのそれぞれについて、そのページの印刷を行なうか否かを示す印刷採否情報を含むページ情報を記憶し、前記印刷データ生成送出手段は、前記第2所定指示が入力されたときに、ページの印刷を行なうことを示す印刷採否情報を含むページ情報毎に、そのページ情報に応じた内容の印刷データを生成し、前記入力装置に対する操作を通じて前記ユーザから取得した指示に応じて、前記ページ情報記憶手段に記憶された各ページ情報の印刷採否情報を変更する印刷採否情報変更手段を、さらに備える装置として動作させることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のプリンタドライバ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタを動作させるためのプリンタドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、プリンタドライバの中には、ユーザが、印刷対象ドキュメントを構成する各ページの印刷結果を画面上で確認できる機能(以下、印刷プレビュー機能と表記する)を有するものが、存在している。また、印刷プレビュー機能としては、各ページの印刷結果を画面上で確認できるだけではなく、印刷を行なうページをユーザが選択できるものも、知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印刷プレビュー機能を有するプリンタドライバがインストールされたコンピュータのユーザは、印刷プレビュー機能を利用すれば、印刷を行なうことなく、自身が意図していない内容の印刷結果が得られてしまうことを確認できることになる。ただし、そのような状況を確認した後に、ユーザが意図している内容の印刷結果を得るためには、当該コンピュータに、印刷対象ドキュメントの編集を行なえるソフトがインストールされており、かつ、ユーザがそのソフトを扱えることが必要とされる。
【0004】換言すれば、従来のプリンタドライバの印刷プレビュー機能は、印刷対象ドキュメントの編集を行なえるソフトがインストールされていないコンピュータのユーザや、コンピュータには印刷対象ドキュメントの編集を行なえるソフトがインストールされているが、その使用法を知らないユーザにとっては、あまり役に立たないものとなっていた。
【0005】特に、近年、インターネットを頻繁に利用するが、HTMLデータの編集に関する知識をもっていない者が増えているが、従来の印刷プレビュー機能は、そのような者にとっては、全く役に立たない機能といって良いものとなっていた。
【0006】本発明は、このような事情を鑑みなされたものであり、本発明の課題は、ユーザが所望の印刷結果を簡単に得ることが出来る環境を実現できるプリンタドライバを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の第1の態様のプリンタドライバは、表示装置及び入力装置を備えたコンピュータを、ユーザが入力装置を用いて指定した1ページ分の印刷対象ドキュメントのプリンタによる印刷結果を表す印刷結果画像を、表示装置に表示する印刷結果画像表示手段と、入力装置を通じて、ユーザから、表示装置に表示されている印刷結果画像上の一領域を指定する領域指定情報を取得する領域指定情報取得手段と、印刷対象ドキュメントから、領域指定情報取得手段によって取得された領域指定情報が指定する領域内の画像に対応する部分の描画のみをプリンタに行なわせるための印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ用のポートから送出する印刷データ生成送出手段とを備える装置として動作させることが出来るように、作成される。
【0008】この第1の態様のプリンタドライバをコンピュータに実行させれば、ユーザが指定した1ページ分の印刷対象ドキュメントに関して印刷結果画像表示手段により表示された印刷結果画像が、ユーザの希望とは異なるものとなっていた場合(印刷結果画像が、ユーザが印刷したい情報をその一部の領域に含むものであった場合)、ユーザは、入力装置に対して所定手順の操作(領域指定情報取得手段を機能させるための操作)を行なうことにより、その1ページ分の印刷対象ドキュメントの所望の部分のみの描画が行われた印刷結果を得ることができる。すなわち、このプリンタドライバをコンピュータに実行させれば、プリンタドライバの動作を中断させて印刷対象ドキュメントの編集を行なわなくても、また、印刷対象ドキュメントの編集を行なえない場合においても、ユーザが、印刷対象ドキュメントの所望の印刷結果を得ることが出来る環境(ユーザが所望の印刷結果を簡単に得ることが出来る環境)を実現できることになる。
【0009】この第1のプリンタドライバを実現するに際しては、領域指定情報取得手段が、ユーザから、表示装置に表示されている印刷結果画像上の一領域を指定する領域指定情報を、複数個、取得可能な手段として機能し、印刷データ生成送出手段が、印刷対象ドキュメントから、領域指定情報取得手段によって取得された領域指定情報毎にその領域指定情報が指定する領域内の画像に対応する部分の描画のみをプリンタに行なわせるための印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ用のポートから送出する手段として機能するようにしておくことが出来る。
【0010】また、第1のプリンタドライバを実現するに際しては、印刷データ生成送出手段が、印刷対象ドキュメントから、領域指定情報取得手段によって取得された領域指定情報が指定する領域内の画像に対応する部分の描画のみを、当該部分が拡大された形で、プリンタに行なわせるための印刷データを生成する手段として機能するようにしておくことが出来る。
【0011】また、本発明の第2の態様のプリンタドライバは、表示装置及び入力装置を備えたコンピュータを、プリンタに印刷させることが可能な1以上のページのそれぞれについて、そのページの描画内容を規定するページ情報を記憶するためのページ情報記憶手段と、入力装置を用いて、印刷対象ドキュメントの指定を伴う第1所定指示の入力が行われたときに、指定された印刷対象ドキュメントを解析してその印刷対象ドキュメントを構成する各ページに関するページ情報をページ情報記憶手段に記憶させるとともに、ページ情報記憶手段に記憶された1以上のページ情報にそれぞれ対応づけられた1以上のページ識別情報が示されたページリスト表示領域と、1以上のページ情報の中のいずれかのページ情報によってその描画内容が規定されているページのプリンタによる印刷結果を表す印刷結果画像が示される印刷結果表示領域とを有するプレビューウィンドウを、表示装置に表示するプレビューウィンドウ表示手段と、入力装置に対する操作を通じて、ユーザによって、プレビューウィンドウの印刷結果表示領域内に印刷結果画像の表示を行なうべきページが指定されたときに、その指定されたページに関するページ情報記憶手段内のページ情報を参照してプレビューウィンドウの印刷結果表示領域内にユーザによって指定されたページに関する印刷結果画像を表示する印刷結果画像変更手段と、入力装置に対する操作を通じて、ユーザから、プレビューウィンドウの印刷結果表示領域内に表示されている印刷結果画像上の一領域を指定する領域指定情報を取得する領域指定情報取得手段と、この領域指定情報取得手段により領域指定情報が取得されたときに、その時点においてプレビューウィンドウの印刷結果表示領域内に印刷結果画像が表示されているページの、当該領域指定情報にて指定される領域内の画像に対応する部分のみの描画が行なわれるページに関するページ情報を作成して、ページ情報記憶手段に記憶するとともに、プレビューウィンドウのページリスト領域に、作成したページ情報に関するページ識別情報を追加する追加手段と、入力装置に対する操作を通じて、ユーザによって、第2所定指示が入力されたときに、印刷ドキュメントから、ページ情報記憶手段に記憶されているページ情報毎に、そのページ情報に応じた内容の1ページ分の印刷データを生成し、生成した各印刷データをプリンタ用のポートから送出する印刷データ生成送出手段とを備える装置として動作させることが出来るように、作成される。
【0012】この第2の態様のプリンタドライバをコンピュータに実行させれば、ユーザが指定した印刷対象ドキュメントの任意のページについて、ユーザが印刷を希望する部分のみが印刷された印刷結果をプリンタに排出させることが出来ることになる。従って、この第2の態様のプリンタドライバを用いれば、第1の態様のプリンタドライバを用いた場合と同様に、ユーザが、印刷対象ドキュメントの所望の印刷結果を得ることが出来る環境(ユーザが所望の印刷結果を簡単に得ることが出来る環境)を実現できることになる。
【0013】本発明の第2の態様のプリンタドライバを実現するに際しては、プリンタドライバを実行したコンピュータが、ページ情報記憶手段が、追加手段によって作成されたページ情報については、拡大印刷を行なうか否かを示す拡大採否情報を含むページ情報を記憶する手段として機能し、印刷データ生成送出手段が、第2所定指示が入力されたときに、拡大印刷を行なうことを示す拡大採否情報を含むページ情報については、そのページ情報の拡大採否情報を除く部分にて規定されている描画内容を拡大して印刷するための印刷データを生成する手段として機能し、入力装置に対する操作を通じてユーザから取得した指示に応じて、ページ情報記憶手段に記憶された各ページ情報の拡大採否情報を変更する拡大採否情報変更手段を、さらに備える装置として動作するようにしておいても良い。
【0014】また、本発明の第2の態様のプリンタドライバを実現するに際しては、プリンタドライバを実行したコンピュータが、ページ情報記憶手段が、プリンタに印刷させることが可能な1以上のページのそれぞれについて、そのページの印刷を行なうか否かを示す印刷採否情報を含むページ情報を記憶する手段として機能し、印刷データ生成送出手段が、第2所定指示が入力されたときに、ページの印刷を行なうことを示す印刷採否情報を含むページ情報毎に、そのページ情報に応じた内容の印刷データを生成する手段として機能し、入力装置に対する操作を通じてユーザから取得した指示に応じて、ページ情報記憶手段に記憶された各ページ情報の印刷採否情報を変更する印刷採否情報変更手段を、さらに備える装置として動作させることが出来るようにしておいても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1に模式的に示してあるように、本実施形態に係るプリンタドライバ10は、プリンタ50(本実施形態では、インクジェットプリンタ)を利用できるようにするために、入力装置(マウス、キーボード等)及び表示装置(CRT、液晶ディスプレイ等)を備えたホストコンピュータ20にインストールされるプログラムである。なお、本実施形態に係るプリンタドライバ10は、MacOS(米国アップルコンピュータ社の商標 )上で動作するものとなっており、プリンタドライバ10のホストコンピュータ20へのインストールは、CD−ROM等の記録媒体から、或いは、プリンタ50の製造者が運営するWebサイトから、行なわれる。
【0017】図2及び図3に、プリンタドライバ10に従ったホストコンピュータ20の動作手順を示す。なお、ホストコンピュータ20が、プリンタドライバ10に従った動作を開始するのは、或るアプリケーションの実行中に、ユーザにより、そのアプリケーションの処理対象となっているドキュメント(以下、印刷対象ドキュメントと表記する)の印刷が指示されたとき(入力装置を用いてユーザが“プリント...”メニューを選択したとき)である。
【0018】図2に示してあるように、プリンタドライバ10に従った動作を開始したホストコンピュータ20は、まず、印刷ダイアログボックスの表示を行なう(ステップS101)。このステップS101でホストコンピュータ20が表示する印刷ダイアログボックスは、既存の印刷ダイアログボックス(プリンタドライバ10の元となったプリンタドライバが表示する印刷ダイアログボックス)と同じものである。このため、この印刷ダイアログボックスの詳細についての説明は省略するが、この印刷ダイアログボックスには、キャンセルボタン、印刷ボタン、用紙種類を設定するためのリストボックス、部数を設定するためのテキストボックス、他のダイアログボックスを表示させるための幾つかのボタン等が設けられている。また、この印刷ダイアログボックスは、プレビューウィンドウ(詳細は後述)の表示を指示するための設定が、印刷ダイアログボックス上の特定のボタンの押下により表示されるダイアログボックス上で行なえるものとなっている。
【0019】印刷ダイアログボックスの表示を行なったホストコンピュータ20は、ユーザから実行すべき処理についての指示が入力される(入力装置(マウス、キーボード)がユーザによって操作される)のを待機(監視)する(ステップS102)。そして、ホストコンピュータ20は、ユーザがキャンセル指示を出したことを検出した場合(ステップS103;キャンセル)、すなわち、印刷ダイアログボックス上のキャンセルボタンが押下されたことを検出した場合には、印刷ダイアログボックスをクローズ(画面上から消去)する処理(図示せず)を行なった後に、プリンタドライバ10に従った動作を、終了する。
【0020】また、ユーザが、処理開始指示(印刷ダイアログボックス上の印刷ボタンの押下に対応づけられている指示)、キャンセル指示のいずれでもない指示を出した場合(ステップS103;その他)、ホストコンピュータ20は、出された指示に応じた処理を、ステップS104にて実行する。すなわち、このステップS104において、ホストコンピュータ20は、印刷ダイアログボックスに設けられているテキストボックスやリストボックスの状態をユーザの操作内容に応じたものに変更する処理、他のダイアログボックスを表示する処理、プレビュー指定を受け付ける処理(表示中のダイアログボックス上のコントロールの状態をユーザの操作内容に応じたものに変更する処理)等を、行なう。
【0021】その後、ホストコンピュータ20は、再び、ステップS102にて、ユーザによる指示入力(印刷ダイアログボックス或いは他のダイアログボックスに対する操作)がなされるのを待機する。
【0022】そして、処理開始指示が入力された場合(ステップS103;処理開始)、すなわち、印刷ダイアログボックス上の印刷ボタンが押下された場合、ホストコンピュータ20は、印刷対象ドキュメント(実行中のアプリケーションの処理対象となっているドキュメント)のスプールファイルを作成する(ステップS105)。
【0023】また、このステップS105において、ホストコンピュータ20は、印刷対象ドキュメントのページ(以下、オリジナルページと表記する)毎にページ番号と印刷採否フラグとを含むオリジナルページ情報を生成して記憶する処理も行なう。オリジナルページ情報の用途については後述するが、印刷採否フラグは、その値によって、対応ページ(対応するページ番号で識別されるページ)が印刷を行なうべきものであるか否かを示す情報であり、ステップS105では、対応ページが印刷を行なうべきものであることを示す印刷採否フラグを含むオリジナルページ情報がオリジナルページ毎に生成されて記憶される。
【0024】スプールファイルの作成等を終えたホストコンピュータ20は、プレビュー指定(プレビューウィンドウの表示を指示するための設定)がなされているか否かを判断する(ステップS106)。そして、プレビュー指定がなされていた場合(ステップS106;YES)、ホストコンピュータ20は、プレビューウィンドウの表示を行なう(図3:ステップS111)。
【0025】図4に、ステップS111の処理により、ホストコンピュータ20が備える表示装置の画面上に表示されるプレビューウィンドウの一例を、示す。
【0026】図示したように、プレビューウィンドウは、印刷結果表示領域31、ページリスト領域32、“キャンセル”ボタン38、“印刷”ボタン39、前ページボタン41、次ページボタン42、通常モードボタン43、ズームモードボタン44、範囲選択モードボタン45、フィットボタン46、スタンプマークボタン47、印刷指定ボタン48、非印刷指定ボタン49等を、備えている。
【0027】印刷結果表示領域31は、1ページ分の印刷結果画像(スプールファイル内のデータから作成されたRGB画像)が示される領域である。詳細は後述するが、本実施形態に係るプリンタドライバ10は、ユーザからの指示に従って、オリジナルページの一部分の描画内容のみが描画される仮想的なページ(以下、部分ページと表記する)を作成する機能を有するドライバとなっており、この印刷結果表示領域31には、部分ページについての印刷結果画像も表示される。
【0028】ページリスト領域32は、状態提示アイコンと“ページ1”等の印刷対象名称とからなるページ識別情報35のリストが示される領域である。ページ識別情報35に含まれる印刷対象名称は、プリンタ50に印刷させることが出来るページの識別情報である。また、ページ識別情報35に含まれる状態提示アイコンは、対応する印刷対象名称で識別されるページが、印刷することが指定されているページであるか、印刷しないことが指定されているページであるかを示すアイコンである。換言すれば、ページ識別情報35は、状態提示アイコンとして、印刷することが指定されていることを示す状態提示アイコン(図4に示してあるページ識別情報35に含まれているもの)、印刷しないことが指定されていることを示す状態提示アイコン(非印刷指定ボタン49内に示してある図形と同じもの)のいずれかを含む情報となっている。
【0029】なお、上記した部分ページの作成が行なわれた場合には、このページリスト領域32に、その部分ページを示す印刷対象名称を含むページ識別情報35(図6に示してある、“部分1”という印刷対象名称が含まれているページ識別情報35;詳細は後述する)が、追加される。
【0030】以下、流れ図(図3)も用いて、このプレビューウィンドウ上の各コントロールの機能(各コントロールが操作された際のホストコンピュータ20の動作)を、具体的に説明する。
【0031】図3に示してあるように、ステップS111にてプレビューウィンドウの表示を行なったホストコンピュータ20は、続くステップS112にて、プレビューウィンドウに対する操作が行なわれるのを待機する。
【0032】そして、ホストコンピュータ20は、“キャンセル”ボタン38が押下された場合(ステップS113;キャンセルボタン押下)には、不要となった情報(ステップS105で用意されたスプールファイル等)を破棄してプレビューウィンドウをクローズする処理(図示せず)を行なってから、プリンタドライバ10に従った動作を終了する。
【0033】また、ホストコンピュータ20は、通常モードボタン43、ズームモードボタン44或いは範囲選択モードボタン45が押下されたことを検出した場合(ステップS113;モード変更操作)、押下されたボタンに応じたモード(通常モード、ズームモード或いは範囲選択モード)での動作を開始する(ステップS114)。
【0034】ここで、ズームモードとは、マウスボタンの押下が印刷結果画像の拡大表示指示として解釈され、所定のキーが押下されている状態でのマウスボタンの押下が印刷結果画像の縮小表示指示として解釈されるモードのことである。なお、各操作が、拡大表示指示或いは縮小表示指示として解釈されるのは、マウスカーソルが印刷結果画像上に位置しているときに限られている。
【0035】範囲選択モードとは、オリジナルページについての印刷結果画像上でのマウスによる範囲指定操作(印刷結果画像上にマウスカーソルが位置している状態でマウスボタンを押下し、そのままマウスカーソルを移動させて、マウスボタンの押下をやめる操作)が、その範囲指定操作によって指定される範囲の描画内容のみが印刷される部分ページの作成を指示する操作(以下、部分ページ作成指示操作と表記する)として解釈されるモードのことである。
【0036】通常モードとは、スタンプマークに対するマウスによるドラッグ&ドロップ操作が、スタンプマークの移動を指示する操作として解釈されるモードのことである。なお、スタンプマークとは、印刷対象ドキュメントの各ページに重ねて印字される“重要”、“至急”等のマークのことであり、スタンプマークボタン47は、このスタンプマークの設定/解除を行なうためのボタンとなっている。
【0037】そして、ステップS114にて、通常モード、ズームモード或いは範囲選択モードでの動作を開始したホストコンピュータ20は、ステップS112にて、プレビューウィンドウに対する操作が行なわれるのを待機する。
【0038】部分ページ作成指示操作が開始された場合(ステップS113;部分ページ作成指示操作)、すなわち、範囲指定モードで動作しており、かつ、オリジナルページに関する印刷結果画像の表示を行なっているときに、当該印刷結果画像上にマウスカーソルが位置している状態でマウスボタンが押下された場合、ホストコンピュータ20は、部分ページ作成処理(ステップS115)を開始する。
【0039】この部分ページ作成処理時、ホストコンピュータ20は、マウスボタンが押下されている間は、部分ページ作成処理開始時にマウスカーソルが指し示していた点とマウスカーソルが現時点で指し示している点とを対角の頂点とした点線枠を印刷結果画像上に重畳表示する処理を繰り返し実行する。すなわち、この処理が繰り返されている間(ユーザがマウスボタンが押下している間)は、図5に模式的に示したように、印刷結果画像上に、マウスカーソルの移動に追従した形で形状が変化する点線枠が、表示される。
【0040】そして、ホストコンピュータ20は、ユーザがマウスボタンの押下をやめたことを検出したときに、上記処理の実行を終了して、元ページ番号と指定範囲情報と印刷採否フラグと部分ページ番号と拡大率指定値とからなる部分ページ情報を、生成して記憶する。
【0041】この部分ページ情報を構成している元ページ番号は、その時点において、印刷結果表示領域31に印刷結果画像が表示されていたオリジナルページのページ番号である。また、指定範囲情報は、最後に表示を行なった点線枠の位置及びサイズを示す情報である。印刷採否フラグは、対応する部分ページ(自情報が含まれる部分ページ情報にてその内容が表されている部分ページ)が、印刷することが指定されているページであるか否かを示す情報であり、部分ページ作成処理時に生成される部分ページ情報には、対応する部分ページが印刷することが指示されているページであることを示す印刷採否フラグが設定される。部分ページ番号は、同じオリジナルページから作成された各部分ページに、作成順に付与される番号(連番)であり、部分ページ作成処理の対象となったオリジナルページが、X(Xは、非負整数)個の部分ページが作成されているものであった場合には、部分ページ番号を“X+1”とした部分ページ情報が、生成される(換言すれば、プリンタドライバ10は、1ページに複数個の部分ページを設定できるように作成されている)。拡大率指定値は、対応する部分ページが、拡大印刷を指示されているものであるか否かを示す情報(本実施形態では、%を単位とした拡大率自体)であり、部分ページ作成処理時に生成される部分ページ情報には、拡大印刷を指示されていないことを示す拡大率指定値(すなわち、“100”)が設定される。
【0042】このような部分ページ情報を生成、記憶した後、ホストコンピュータ20は、表示中のオリジナルページに関するオリジナルページ情報内の印刷採否フラグが印刷を行なうことを示すものであった場合には、その印刷採否フラグを印刷を行なわないことを示すものに変更するともに、そのオリジナルページに関するページ識別情報35の状態提示アイコンを印刷が行なわれないことを示すものに変更する。なお、このような処理(オリジナルページ情報内の印刷採否フラグの変更)を行なわせている理由については後ほど説明する。
【0043】さらに、ホストコンピュータ20は、ページリスト領域32内に、今回、作成された部分ページに関するページ識別情報35として、印刷を行なうことが指定されていることを示す状態提示アイコン(生成した部分ページ情報内の印刷採否フラグに応じた状態提示アイコン)と、生成した部分ページ情報内の部分ページ番号を文字列“部分”の後ろに付けた印刷対象名称とからなるページ識別情報35を、追加する。なお、ホストコンピュータ20は、この部分ページに関するページ識別情報35のページリスト領域32内への追加を、オリジナルページに関するページ識別情報35がページ番号の降順で上方から並び、かつ、或る(任意の)オリジナルページに関して作成された幾つかの部分ページのページ識別情報35がそのオリジナルページに関するページ識別情報35と次のオリジナルページに関するページ識別情報35との間に(そのオリジナルページが最終ページである場合には、そのオリジナルページに関するページ識別情報35の下方に)おいて、部分ページ番号順に並び、かつ、全てのオリジナルページに関するページ識別情報35の左端の横方向の位置が第1所定位置となり、全ての部分ページに関するページ識別情報35の左端の横方向の位置が上記第1所定位置よりも右方向に設定されている第2所定位置となるように、行なう。
【0044】要するに、ユーザがプレビューウィンドウを図5に示した状態とした後にマウスボタンの押下をやめた場合、ホストコンピュータ20は、表示中のプレビューウィンドウの内容を、図6に示したもの、すなわち、部分ページに関するページ識別情報35が追加されており、“ページ1”に関するページ識別情報35の状態提示アイコンが印刷が行なわれないことを示すものに変更されているもの、に変更する。
【0045】そして、ホストコンピュータ20は、部分ページ作成処理を終了し、ステップS112に戻って、再び、プレビューウィンドウに対する操作が行なわれるのを待機する。
【0046】また、“キャンセル”ボタン38の押下、“印刷”ボタン39の押下、部分ページ作成指示操作のいずれとも異なる操作がなされた場合(ステップS113;その他)、ホストコンピュータ20は、なされた操作に応じた処理をステップS116にて実行した後、ステップS112に戻る。
【0047】ステップS116において、ホストコンピュータ20は、さまざまな処理を行なう。
【0048】例えば、前ページボタン41或いは次ページボタン42が押下された場合、ホストコンピュータ20は、ステップS116において、前ページ或いは次ページに関する印刷結果画像(正確には、印刷結果画像の表示を行なっているページに関するページ識別情報35の1つ上或いは1つ下に示されているページ識別情報35で識別されるページの印刷結果画像)を印刷結果表示領域31内に表示するための処理と、新たに表示した印刷結果画像に関するページ識別情報35の表示形態のみが選択されていることを示すものとなっている状態を形成するための処理とを、行なう。
【0049】また、ページリスト領域32内の或るページ識別情報35がダブルクリックされた場合、ホストコンピュータ20は、ステップS116において、そのページ識別情報35の表示形態を、選択されていることを示す形態に変更するとともに、印刷結果表示領域31内に表示する印刷結果画像を、ダブルクリックされたページ識別情報35にて識別されるページに関するものに変更する。
【0050】すなわち、プレビューウィンドウが図6に示した状態にあるときに、ユーザが、次ページボタン42を押下した場合や、“部分1”と示されている部分をダブルクリックした場合、ホストコンピュータ20は、プレビューウィンドウの内容を、図7に示したものに変更する。
【0051】そして、この図7に示したような状態、すなわち、或る部分ページについての拡大されていない印刷結果画像が印刷結果表示領域31に表示されている状態で、フィットボタン46が押下された場合、ホストコンピュータ20は、ステップS116において、その部分ページに描画されるべき内容の縦方向或いは横方向のサイズを、印刷可能領域の縦方向或いは横方向のサイズと一致させるための拡大率を算出し、算出した拡大率で、その時点における印刷結果画像の表示に用いられている画像を拡大するとともに、拡大後の画像を用紙画像の中央に配置した印刷結果画像を、印刷結果表示領域31内に表示する。また、ホストコンピュータ20は、算出した拡大率を、印刷結果画像が表示されている部分ページに関する部分ページ情報の拡大率指定値として記憶する。
【0052】すなわち、プレビューウィンドウが図7に示した状態にあるときに、ユーザが、フィットボタン46を押下した場合、ホストコンピュータ20は、プレビューウィンドウの内容を、図8に示したものに変更する。
【0053】なお、部分ページに関する拡大された印刷結果画像が印刷結果表示領域31に表示されている状態で、フィットボタン46が押下された場合、ホストコンピュータ20は、ステップS116において、印刷結果画像が表示されている部分ページに関する部分ページ情報の拡大率指定値を、拡大しないことを示す値(100;単位は%)に変更するとともに、その部分ページ情報に含まれる元ページ番号及び範囲指定情報を元に、部分ページに関する拡大されていない印刷結果画像を、印刷結果表示領域31内に表示する。
【0054】また、印刷指定ボタン48或いは非印刷指定ボタン49が押下された場合、ホストコンピュータ20は、ステップS116において、その時点において選択されているページ識別情報35に関する状態提示アイコンを、印刷を行なうことが指示されていることを示すもの、或いは、印刷を行なわないことが指示されていることを示すものに、変更するとともに、対応するページ情報(部分ページ情報或いはオリジナルページ情報)内の印刷採否フラグの値を、変更後の状態提示アイコンに応じたものに変更する。なお、この変更は、部分ページ作成処理時に、状態提示アイコンが印刷が指示されていないことを示すものに変更されたオリジナルページに対しても行なえるようになっている。
【0055】また、スタンプマークボタン47が押下された場合、ホストコンピュータ20は、ステップS116において、スタンプマークを設定/変更するためのダイアログボックスを表示し、そのダイアログボックスに対する操作を通じて、ユーザから、使用するスタンプマークの種類の指定を伴うスタンプマークの設定指示(或いは、スタンプマークの使用を取り止めることを指示する設定解除指示)を取得する。そして、指示の取得が完了したときに、そのダイアログボックスをクローズするとともに、取得した指示に応じた処理(表示中の印刷結果画像にスタンプマークを重畳する処理、或いは、表示中の印刷結果画像から、スタンプマークを取り除く処理)を行なって、ステップS116の処理を終了する(ステップS112に戻る)。
【0056】また、通常モードにあるときに、スタンプマークに対するマウスによるドラッグ&ドロップ操作がなされた場合、ホストコンピュータ20は、ステップS116にて、スタンプマークの印刷結果画像中での表示位置を変更するとともに、その位置を記憶する。
【0057】そして、プレビューウィンドウ上の“印刷”ボタン39が押下された場合(ステップS113;印刷ボタン押下)、ホストコンピュータ20は、実際に印刷データを生成してプリンタ50に送信する印刷データ生成送信処理(ステップS121〜S124)を行なう。
【0058】この印刷データ生成送信処理時、ホストコンピュータ20は、まず、その時点において記憶しているページ情報(オリジナルページ情報及び部分ページ情報、或いは、オリジナルページ情報のみ)の中から、印刷が指示されている1つのページ情報(印刷を行なうことを指示する印刷採否フラグが含まれているページ情報)を特定する(ステップS121)。なお、このステップにおけるページ情報の特定は、対応するページ識別情報35のページリスト領域32での表示位置の順(上から下)で、行なわれる。そして、ホストコンピュータ20は、既に作成してあるスプールファイル内のデータを利用して、その特定したページ情報に応じた1ページ分の印刷データを生成する(ステップS122)。
【0059】このステップS122においてホストコンピュータ20は、特定したページ情報(以下、処理対象ページ情報と表記する)がオリジナルページ情報であった場合には、スプールファイル内のデータから、単純に(一般的なインクジェットプリンタ用のプリンタドライバと同手順で)、1ページ分の印刷データを生成する。すなわち、ホストコンピュータ20は、スプールファイル内のデータに対して、ラスタライズ処理や、色変換処理、ハーフトーニング処理等を行なって、印刷データを生成する。
【0060】一方、処理対象ページ情報が部分ページ情報であった場合、ホストコンピュータ20は、処理対象ページ情報(部分ページ情報)内の元ページ番号で識別されるオリジナルページについてのスプールファイル内のデータから、そのオリジナルページの処理対象ページ情報内の範囲指定情報で指定される範囲の内容のみが、そのまま描画された用紙(処理対象ページ情報内の拡大率指定値が“100”である場合)、或いは、当該内容が、処理対象ページ情報内の拡大率指定値が示す拡大率で拡大されて用紙中央に描画された用紙、が排出されることになる印刷データを生成する。従って、部分ページが複数個設定されているページに関しては、複数ページ分の印刷データが生成されることになる。
【0061】その後、ホストコンピュータ20は、生成した印刷データを、指定されているプリンタ50用のポートから送出することによって、プリンタ50に供給(ステップS123)し、印刷すべき全てのページ(オリジナルページ、部分ページ)に関する処理が完了したか否かを判断する(ステップS124)。そして、ホストコンピュータ20は、印刷すべきページが残っていた場合(ステップS124;NO)には、ステップS121からの処理を再び実行し、印刷すべき全てのページに関する処理が完了したとき(ステップS124;YES)には、プリンタドライバ10に従った動作を終了する。
【0062】なお、ホストコンピュータ20は、プレビュー指定がなされていなかった場合(図2:ステップS106;NO)にも、この印刷データ生成送信処理を行なう。
【0063】以上、詳細に説明したように、本実施形態に係るプリンタドライバ10がインストールされたホストコンピュータ20を用いれば、ユーザは、プレビューウィンドウの操作により、各種のドキュメントの所望の部分のみをプリンタ50に印刷させることが出来る。すなわち、プリンタドライバ10がインストールされたホストコンピュータ20のユーザは、ホストコンピュータ20が印刷対象ドキュメントを編集する機能を有していなくても、また、自身が印刷対象ドキュメントの編集に関する知識を有していなくても、所望の印刷結果を得ることが出来る。従って、このプリンタドライバ10によれば、ユーザが所望の印刷結果を簡単に得ることが出来る環境を実現できることになる。
【0064】また、プリンタドライバ10がインストールされたホストコンピュータ20を用いれば、ユーザは、1ページ上に複数の部分ページを設定することによって、設定した各部分ページの印刷を行なわせることが出来る。従って、本プリンタドライバ10は、印刷したい部分が複数個所に分散していることが多いWebページの印刷に特に適したプリンタドライバとなっているとも言うことが出来る。
【0065】<変形形態>実施形態に係るプリンタドライバ10は、各種の変形を行なうことが出来る。例えば、プリンタドライバ10は、印刷を行なう範囲の指定を受け付けるものであったが、印刷を行なわない範囲の指定を受け付けるように、或いは、印刷を行なわない範囲の指定と印刷を行なう範囲の指定とを受け付けるように、プリンタドライバ10を変形しても良い。また、ユーザが、任意形状の範囲を、印刷を行なう範囲として指定できるように(印刷を行なう範囲を、閉領域を形成する複数の線分によって指定できるとうに)、プリンタドライバ10を変形しておいても良い。
【0066】また、プリンタドライバ10を、部分ページの作成が行われたオリジナルページに関するオリジナルページ情報内の印刷採否フラグを印刷を行なうことを意味するものに変更するように構成(プログラム)してあるのは、或るページの一部の印刷を行ないたい者が、そのページ全体も印刷したいケースは少ないと考えたためである。換言すれば、この構成を採用しているのは、部分ページの作成を行なった者が、その元となったオリジナルページを印刷されないページとする作業を行なわなくても良いようにするためである。従って、ユーザの作業量が多くなるといった欠点を有することにはなるが、この変更が行われないように、プリンタドライバ10を変形しておいても良い。また、プリンタドライバ10を、MacOSとは異なるOS用のもの、或いは、インクジェットプリンタ以外のプリンタ用のものとして作成しても良いことや、プレビューウィンドウの具体的な構成が、上記したものとは異なるものとなるようにしておいても良いことは、当然である。
【0067】
【発明の効果】本発明のプリンタドライバを用いれば、ユーザが所望の印刷結果を簡単に得ることが出来る環境を、実現できる。




 

 


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