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発明の名称 プリンタドライバローディング方法及びプリンタドライバローディングシステム並びにプリンタドライバローディング処理プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−36154(P2003−36154A)
公開日 平成15年2月7日(2003.2.7)
出願番号 特願2001−222073(P2001−222073)
出願日 平成13年7月23日(2001.7.23)
代理人 【識別番号】100095728
【弁理士】
【氏名又は名称】上柳 雅誉 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2C061
5B021
【Fターム(参考)】
2C061 AP01 HH03 HJ08 HK11 HN05 HN15 HN26 HP06 
5B021 AA01 CC05
発明者 長橋 敏則
要約 課題
ユーザの介入なしに個々のプリンタやクライアントコンピュータの状況に応じた最適なプリンタドライバのローディングを行えるようにする。

解決手段
プリンタ2は自身のプリンタ情報を収集して、それをクライアントコンピュータ1に送り、クライアントコンピュータ1では、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、ドライバダウンロード要求を作成し、それをプリンタドライバサーバ3に送る。プリンタドライバサーバ3では、そのダウンロード要求を受信すると、プリンタ2に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルをクライアントコンピュータ1に送る。クライアントコンピュータ1では、送られてきたプリンタドライバとプリンタドライバプロファイルによってプリンタ2に対してそのプリンタで処理可能な印刷データを送る。
特許請求の範囲
【請求項1】 それぞれのプリンタの状況に適合したプリンタドライバの作成が可能なプリンタドライバサーバと、このプリンタドライバサーバから、印刷を行おうとするプリンタに対するプリンタドライバを取得し、取得したプリンタドライバによって当該プリンタで処理可能な印刷データを作成し、その印刷データを前記印刷を行おうとするプリンタに送信するクライアントコンピュータとを有するプリンタドライバローディングシステムにおけるプリンタドライバローディング方法であって、前記プリンタは自身の状況を示す情報をプリンタ情報として収集し、そのプリンタ情報を前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報を用い、さらに、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、プリンタドライバダウンロード要求を作成し、それを前記プリンタドライバサーバに送り、前記プリンタドライバサーバでは、送られてきたプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、そのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバの動作方式を記述したプリンタドライバプロファイルを前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルによって前記プリンタに対してそのプリンタで処理可能な印刷データを作成する、ことを特徴とするプリンタドライバローディング方法。
【請求項2】 前記プリンタドライバサーバは、それぞれのプリンタモデルに対応するプリンタドライバについての情報と前記プリンタドライバダウンロード要求に対応可能な複数種類のサブプリンタドライバに関する情報を保持するそれぞれのプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義と、このプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義に関する情報を保持するプリンタドライバメタ定義部と、前記複数種類のサブプリンタドライバのうちの幾つかのサブプリンタドライバで構成されるプリンタドライバの動作方式について記述されたプリンタドライバプロファイルとを有し、このプリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、前記プリンタドライバメタ定義を参照して、印刷を行うべきプリンタのプリンタドライバ構成定義を探し、探し出したプリンタドライバ構成定義から幾つかのサブプリンタドライバを選択し、選択されたサブプリンタドライバによって、前記プリンタドライバダウンロード要求に対するプリンタドライバを構成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバに対応するプリンタドライバプロファイルとを、前記クライアントコンピュータに送信することを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバローディング方法。
【請求項3】 それぞれのプリンタの状況に適合したプリンタドライバの作成が可能なプリンタドライバサーバと、このプリンタドライバサーバから、印刷を行おうとするプリンタに対するプリンタドライバを取得し、取得したプリンタドライバによって当該プリンタで処理可能な印刷データを作成し、その印刷データを前記印刷を行おうとするプリンタに送信するクライアントコンピュータとを有するプリンタドライバローディングシステムであって、前記プリンタは、自身の状況を示す情報をプリンタ情報として収集するプリンタ情報収集部を有し、前記クライアントコンピュータは、自身のハードウエア情報を収集するハードウエアプロファイル収集部と、ユーザ要求の受け付けが可能なユーザ要求受信部と、前記プリンタからのプリンタ情報や自身のハードウエア情報さらには、必要に応じてユーザ要求などに基づいて、プリンタドライバダウンロード要求を作成するドライバ管理部とを有し、前記プリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成するための情報を記憶するプリンタドライバ情報記憶部と、このプリンタドライバ情報記憶部に格納された情報に基づいて、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、それを前記クライアントコンピュータに送出するプリンタドライバダウンロード部とを有し、前記プリンタは前記プリンタ情報を収集して、それを前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報を用い、さらに、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、プリンタドライバダウンロード要求を作成し、それを前記プリンタドライバサーバに送り、前記プリンタドライバサーバでは、送られてきたプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、そのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバの動作方式を記述したプリンタドライバプロファイルを前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルによって前記プリンタに対してそのプリンタで処理可能な印刷データを作成することを特徴とするプリンタドライバローディングシステム。
【請求項4】 前記プリンタドライバサーバは、それぞれのプリンタモデルに対応するプリンタドライバについての情報と前記プリンタドライバダウンロード要求に対応可能な複数種類のサブプリンタドライバに関する情報を保持するそれぞれのプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義と、このプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義に関する情報を保持するプリンタドライバメタ定義部と、前記複数種類のサブプリンタドライバのうちの幾つかのサブプリンタドライバで構成されるプリンタドライバの動作方式について記述されたプリンタドライバプロファイルとを有し、このプリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、前記プリンタドライバメタ定義を参照して、印刷を行うべきプリンタのプリンタドライバ構成定義を探し、探し出したプリンタドライバ構成定義から幾つかのサブプリンタドライバを選択し、選択されたサブプリンタドライバによって、前記プリンタドライバダウンロード要求に対するプリンタドライバを構成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバに対応するプリンタドライバプロファイルとを、前記クライアントコンピュータに送信することを特徴とする請求項3記載のプリンタドライバローディングシステム。
【請求項5】 それぞれのプリンタの状況に適合したプリンタドライバの作成が可能なプリンタドライバサーバと、このプリンタドライバサーバから、印刷を行おうとするプリンタに対するプリンタドライバを取得し、取得したプリンタドライバによって当該プリンタで処理可能な印刷データを作成し、その印刷データを前記印刷を行おうとするプリンタに送信するクライアントコンピュータとを有するプリンタドライバローディングシステムにおけるプリンタドライバローディング処理プログラムであって、その処理プログラムは、前記プリンタは自身の状況を示す情報をプリンタ情報として収集し、そのプリンタ情報を前記クライアントコンピュータに送る手順と、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報を用い、さらに、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、プリンタドライバダウンロード要求を作成し、それを前記プリンタドライバサーバに送る手順と、前記プリンタドライバサーバでは、送られてきたプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、そのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバの動作方式を記述したプリンタドライバプロファイルを前記クライアントコンピュータに送る手順と、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルによって前記プリンタに対してそのプリンタで処理可能な印刷データを作成する手順と、を含むことを特徴とするプリンタドライバローディング処理プログラム。
【請求項6】 前記プリンタドライバサーバは、それぞれのプリンタモデルに対応するプリンタドライバについての情報と前記プリンタドライバダウンロード要求に対応可能な複数種類のサブプリンタドライバに関する情報を保持するそれぞれのプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義と、このプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義に関する情報を保持するプリンタドライバメタ定義部と、前記複数種類のサブプリンタドライバのうちの幾つかのサブプリンタドライバで構成されるプリンタドライバの動作方式について記述されたプリンタドライバプロファイルとを有し、このプリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、前記プリンタドライバメタ定義を参照して、印刷を行うべきプリンタのプリンタドライバ構成定義を探し、探し出したプリンタドライバ構成定義から幾つかのサブプリンタドライバを選択する手順と、選択されたサブプリンタドライバによって、前記プリンタドライバダウンロード要求に対するプリンタドライバを構成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバに対応するプリンタドライバプロファイルとを、前記クライアントコンピュータに送信する手順を行うことを特徴とする請求項5記載のプリンタドライバローディング処理プログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタドライバのインストールをユーザの介入なしに実現するとともに、プリンタドライバの構成内容をプリンタやクライアントコンピュータの状況に応じて自動的に変更可能とするプリンタドライバローディング方法及びプリンタドライバローディングシステム並びにプリンタドライバローディング処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタドライバをクライアントコンピュータなどにインストールすることは従来から一般に行われている。また、STB(Set Top Box)などでプリンタのモデル名などを指定することによって、プリンタドライバのダウンロードと設定が可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、プリンタドライバが一括してダウンロードされるため、必要でないファイルまでダウンロードされ、メモリが多量に消費されることになる。また、プリンタのモデル名などをユーザが指定したり選択するといった面倒な操作が必要となる。また、プリンタやプリンタを接続するクライアントコンピュータの仕様がサイトごとに異なる状況にきめ細かく対応できないなどといった様々な問題がある。
【0004】そこで本発明は、ユーザの介入なしに個々のプリンタやクライアントコンピュータの状況に応じた最適なプリンタドライバの設定を行えるようにするとともに、少ない記憶容量でプリンタドライバの格納を可能とすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために、本発明のプリンタドライバローディング方法は、それぞれのプリンタの状況に適合したプリンタドライバの作成が可能なプリンタドライバサーバと、このプリンタドライバサーバから、印刷を行おうとするプリンタに対するプリンタドライバを取得し、取得したプリンタドライバによって当該プリンタで処理可能な印刷データを作成し、その印刷データを前記印刷を行おうとするプリンタに送信するクライアントコンピュータとを有するプリンタドライバローディングシステムにおけるプリンタドライバローディング方法であって、前記プリンタは自身の状況を示す情報をプリンタ情報として収集し、そのプリンタ情報を前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報を用い、さらに、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、プリンタドライバダウンロード要求を作成し、それを前記プリンタドライバサーバに送り、前記プリンタドライバサーバでは、送られてきたプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、そのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバの動作方式を記述したプリンタドライバプロファイルを前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルによって前記プリンタに対してそのプリンタで処理可能な印刷データを作成するようにしている。
【0006】このようなプリンタドライバローディング方法において、前記プリンタドライバサーバは、それぞれのプリンタモデルに対応するプリンタドライバについての情報と前記プリンタドライバダウンロード要求に対応可能な複数種類のサブプリンタドライバに関する情報を保持するそれぞれのプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義と、このプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義に関する情報を保持するプリンタドライバメタ定義部と、前記複数種類のサブプリンタドライバのうちの幾つかのサブプリンタドライバで構成されるプリンタドライバの動作方式について記述されたプリンタドライバプロファイルとを有し、このプリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、前記プリンタドライバメタ定義を参照して、印刷を行うべきプリンタのプリンタドライバ構成定義を探し、探し出したプリンタドライバ構成定義から幾つかのサブプリンタドライバを選択し、選択されたサブプリンタドライバによって、前記プリンタドライバダウンロード要求に対するプリンタドライバを構成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバに対応するプリンタドライバプロファイルとを、前記クライアントコンピュータに送信するようにしている。
【0007】また、本発明のプリンタドライバローディングシステムは、それぞれのプリンタの状況に適合したプリンタドライバの作成が可能なプリンタドライバサーバと、このプリンタドライバサーバから、印刷を行おうとするプリンタに対するプリンタドライバを取得し、取得したプリンタドライバによって当該プリンタで処理可能な印刷データを作成し、その印刷データを前記印刷を行おうとするプリンタに送信するクライアントコンピュータとを有するプリンタドライバローディングシステムであって、前記プリンタは、自身の状況を示す情報をプリンタ情報として収集するプリンタ情報収集部を有し、前記クライアントコンピュータは、自身のハードウエア情報を収集するハードウエアプロファイル収集部と、ユーザ要求の受け付けが可能なユーザ要求受信部と、前記プリンタからのプリンタ情報や自身のハードウエア情報さらには、必要に応じてユーザ要求などに基づいて、プリンタドライバダウンロード要求を作成するドライバ管理部とを有し、前記プリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成するための情報を記憶するプリンタドライバ情報記憶部と、このプリンタドライバ情報記憶部に格納された情報に基づいて、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、それを前記クライアントコンピュータに送出するプリンタドライバダウンロード部とを有した構成としている。
【0008】そして、前記プリンタは前記プリンタ情報を収集して、それを前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報を用い、さらに、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、プリンタドライバダウンロード要求を作成し、それを前記プリンタドライバサーバに送り、前記プリンタドライバサーバでは、送られてきたプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、そのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバの動作方式を記述したプリンタドライバプロファイルを前記クライアントコンピュータに送り、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルによって前記プリンタに対してそのプリンタで処理可能な印刷データを作成する。
【0009】このようなプリンタドライバローディングシステムにおいて、前記プリンタドライバサーバは、それぞれのプリンタモデルに対応するプリンタドライバについての情報と前記プリンタドライバダウンロード要求に対応可能な複数種類のサブプリンタドライバに関する情報を保持するそれぞれのプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義と、このプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義に関する情報を保持するプリンタドライバメタ定義部と、前記複数種類のサブプリンタドライバのうちの幾つかのサブプリンタドライバで構成されるプリンタドライバの動作方式について記述されたプリンタドライバプロファイルとを有している。
【0010】そして、このプリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、前記プリンタドライバメタ定義を参照して、印刷を行うべきプリンタのプリンタドライバ構成定義を探し、探し出したプリンタドライバ構成定義から幾つかのサブプリンタドライバを選択し、選択されたサブプリンタドライバによって、前記プリンタドライバダウンロード要求に対するプリンタドライバを構成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバに対応するプリンタドライバプロファイルとを、前記クライアントコンピュータに送信する動作を行う。
【0011】また、本発明のプリンタドライバローディング処理プログラムは、それぞれのプリンタの状況に適合したプリンタドライバの作成が可能なプリンタドライバサーバと、このプリンタドライバサーバから、印刷を行おうとするプリンタに対するプリンタドライバを取得し、取得したプリンタドライバによって当該プリンタで処理可能な印刷データを作成し、その印刷データを前記印刷を行おうとするプリンタに送信するクライアントコンピュータとを有するプリンタドライバローディングシステムにおけるプリンタドライバローディング処理プログラムであって、その処理プログラムは、前記プリンタは自身の状況を示す情報をプリンタ情報として収集し、そのプリンタ情報を前記クライアントコンピュータに送る手順と、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報を用い、さらに、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、プリンタドライバダウンロード要求を作成し、それを前記プリンタドライバサーバに送る手順と、前記プリンタドライバサーバでは、送られてきたプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、そのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバの動作方式を記述したプリンタドライバプロファイルを前記クライアントコンピュータに送る手順と、クライアントコンピュータでは、送られてきたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルによって前記プリンタに対してそのプリンタで処理可能な印刷データを作成する手順とを含むものである。
【0012】このようなプリンタドライバローディング処理プログラムにおいて、前記プリンタドライバサーバは、それぞれのプリンタモデルに対応するプリンタドライバについての情報と前記プリンタドライバダウンロード要求に対応可能な複数種類のサブプリンタドライバに関する情報を保持するそれぞれのプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義と、このプリンタモデル対応のプリンタドライバ構成定義に関する情報を保持するプリンタドライバメタ定義部と、前記複数種類のサブプリンタドライバのうちの幾つかのサブプリンタドライバで構成されるプリンタドライバの動作方式について記述されたプリンタドライバプロファイルとを有しており、このプリンタドライバサーバは、前記クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、前記プリンタドライバメタ定義を参照して、印刷を行うべきプリンタのプリンタドライバ構成定義を探し、探し出したプリンタドライバ構成定義から幾つかのサブプリンタドライバを選択する手順と、選択されたサブプリンタドライバによって、前記プリンタドライバダウンロード要求に対するプリンタドライバを構成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバに対応するプリンタドライバプロファイルとを、前記クライアントコンピュータに送信する手順を行う。
【0013】このように本発明によれば、それぞれのプリンタやクライアントコンピュータの状況に応じた最適なプリンタドライバのローディングを、ユーザの介入なしに自動的に行うことができる(ユーザは必要に応じて印刷速度などの指定を行うだけである)。このように、処理対象となるプリンタに応じた最適なプリンタドライバ内容の設定が行えることで、そのプリンタに必要のない無駄なデータまで設定されてしまうことがなくなり、クライアントコンピュータ上でのプリンタドライバの記憶量を削減することができる。
【0014】また、前記プリンタドライバサーバは、クライアントコンピュータからのプリンタドライバダウンロード要求を受信すると、そのプリンタドライバダウンロード要求に基づいてドライバメタ定義を参照して、印刷を行うべきプリンタのドライバ構成定義を探し、探し出したドライバ構成定義から前記サブプリンタドライバの組み合わせを決定して、それをプリンタドライバとし、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバに対応するプリンタドライバプロファイルを前記クライアントコンピュータに送信する動作を行う。
【0015】なお、プリンタドライバダウンロード要求には、クライアントコンピュータのハードウエア情報(主記憶部の記憶容量やCPUの速度など)や、プリンタの様々な状況(プリンタのモデル名、ファームウエアバージョン、実装メモリ容量、フォントの種類、インクの残量など)が記述される。このようなプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバが作成れることによって、作成されたプリンタドライバは、クライアントコンピュータや印刷を行うべきプリンタの状況に応じた最適な内容のプリンタドライバとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態で説明する内容は、本発明のプリンタドライバローディング方法及びプリンタドライバローディングシステムについての説明であるとともに、本発明のプリンタドライバローディング処理プログラムの具体的な処理内容をも含むものである。
【0017】図1は本発明のプリンタドライバローディングシステムの構成を示す図であり、システムの構成要素を大きく分けると、クライアントコンピュータ1、このクライアントコンピュータ1に接続されて印刷を行うプリンタ2、それぞれのプリンタに対応するプリンタドライバを作成するに必要なプリンタドライバ情報を記憶し、クライアントコンピュータ1からのプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成する機能を有するプリンタドライバサーバ3、このプリンタドライバサーバ3とクライアントコンピュータ1が接続されるネットワーク4とからなる。
【0018】クライアントコンピュータ1は、プリンタ2から送られてきたプリンタ情報(プリンタ4のファームウエア情報など)と自身のハードウエア情報(主記憶部の記憶容量やCPUの速度など)を用い、さらに、必要に応じてユーザ指定情報を用いて、プリンタドライバダウンロード要求(以下、ドライバダウンロード要求という)を作成し、それをプリンタドライバサーバ3に送る機能を有するとともに、プリンタドライバサーバ3によって作成されたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイル(プリンタドライバの動作方式が記述されている)に基づいてプリンタ2が処理可能な印刷データとしてのPDL(Page Description Language)データを作成してそれを当該プリンタ2に送る機能を有している。
【0019】プリンタドライバサーバ3は、クライアントコンピュータ1から送られてきたドライバダウンロード要求を受信すると、印刷を行おうとするプリンタ2に対応したプリンタドライバを作成し、そのプリンタドライバと当該プリンタドライバの動作方式を記述したプリンタドライバプロファイル(以下、ドライバプロファイルという)をクライアントコンピュータ1に送る機能を有している。以下、これらクライアントコンピュータ1、プリンタ2、プリントドライバサーバ3について詳細に説明する。
【0020】プリンタ2は、図2に示すように、ホスト通信部21、PDLデータ解析部22、印字機構部23、プリンタ情報収集部24などを有している。
【0021】ホスト通信部21はクライアントコンピュータ1との通信を行うもので、PDLデータ解析部22はクライアントコンピュータ1からのPDLデータを解析し、印刷イメージデータを作成するものである。また、印字機構部23は印刷イメージデータを印刷用紙に印刷するもので、インクジェット式、レーザ式など様々な方式が存在するが、本発明では特に限定されるものではない。
【0022】また、プリンタ情報収集部24は、クライアントコンピュータ1から出されるプリンタ情報通信要求に応じて、自身のファームウエア情報(プリンタのモデル名、ファームウエアバージョン、実装メモリ容量、フォントの種類、インクの残量など自身の状況を示す様々な情報)を収集し、それをプリンタ情報としてクライアントコンピュータ1に送信する。
【0023】クライアントコンピュータ1は、プリンタドライバサーバ3との間での通信を可能とする通信制御部11、プリンタ2との間の通信を可能とするプリンタ通信制御部12、プリンタドライバサーバ3からダウンロードしたプリンタドライバPDとそれに対応するドライバプロファイルPF、プリンタ2で印刷すべき内容を取得したり作成したりするとともにプリンタドライバサーバ3からダウンロードしたプリンタドライバPDに対して印刷を依頼するアプリケーション13、クライアントコンピュータ1の記憶容量やCPUの速度などクライアントコンピュータ1のハードウエア情報を収集するとともにプリンタ通信制御部12を通じてプリンタ2のプリンタ情報を取得するハードウエアプロファイル収集部14、ユーザからの印刷に関する指示内容を取得するユーザ要求受信部15、プリンタドライバサーバ3からダウンロードしたプリンタドライバPDやドライバプロファイルPFを管理するとともにプリンタ2からのプリンタ情報やハードウエアプロファイル収集部14によって収集したハードウエア情報、さらには、必要に応じて、ユーザ要求受信部15で受信したユーザ指示内容などに基づいてドライバダウンロード要求を作成するプリンタドライバ管理部16、プリンタドライバサーバ3からダウンロードしたプリンタドライバPDやドライバプロファイルPFを主記憶部(図示せず)にロードし、実行可能な状態とするプリンタドライバロード部(以下、ドライバロード部という)17、不要になったプリンタドライバやドライバプロファイルを主記憶部からアンロードするプリンタドライバアンロード部(ドライバアンロード部という)18などから構成されている。
【0024】プリンタドライバサーバ3は、クライアントコンピュータ1との間の通信を行う通信制御部31、クライアントコンピュータ1からのドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成するための様々な情報(後述する)を記憶するプリンタドライバ情報記憶部32と、このプリンタドライバ情報記憶部32に格納された様々な情報に基づいて、クライアントコンピュータ1からのドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバを作成し、それをクライアントコンピュータ1に送出するプリンタドライバダウンロード部(以下、ドライバダウンロード部という)33とを有している。
【0025】プリンタドライバ情報記憶部32に格納されている情報は、プリンタドライバメタ定義(以下、ドライバメタ定義という)PM、それぞれのプリンタモデルに対応したそれぞれのプリンタドライバ構成定義(以下、ドライバ構成定義という)PC、クライアントコンピュータ1から出されるドライバダウンロード要求に応じて作成されるプリンタドライバ(後述するサブプリンタドライバによって構成される)群PD、これら各プリンタドライバPDに対応しそのプリンタドライバPDの動作方式が記述されたそれぞれのドライバプロファイルPFなどの情報である。
【0026】ドライバ構成定義PCは、それぞれのプリンタモデルに対応するプリンタドライバPDの情報、プリンタドライバPDを構成する幾つかのサブプリンタドライバ(図3にて説明する)に関する情報を保持するもので、このドライバ構成定義PCはそれぞれのプリンタモデルごとに存在する。
【0027】ドライバメタ定義PMは、それぞれのドライバ構成定義PCに関する情報が記述されていて、このプリンタドライバメタ定義13を参照することによって、現在、印刷を行おうとするプリンタに対応するドライバ構成定義がどれであるかを探すことができる。
【0028】プリンタドライバPDは、クライアントコンピュータ1からのドライバダウンロード要求に対して最適な内容のプリンタドライバが作成されるもので、作成されたプリンタドライバPDはクライアントコンピュータ1側に送られ、クライアントコンピュータ1側で動作する。なお、このとき、そのプリンタドライバPDに対応するドライバプロファイルPFも併せてクライアントコンピュータ1側に送られ、このプリンタドライバPDが動作する際、それに対応するドライバプロファイルPFの内容を参照し、当該プリンタドライバPDについての詳細な動作に関する情報を取得する。
【0029】図3はある1つのドライバ構成定義PCで定義されるプリンタドライバPDのデータ構造について説明するもので、プリンタドライバPDは図3の破線で囲まれた部分に示すように、幾つかのサブプリンタドライバSP1,SP2,・・・,SPnの組み合わせによって構成される。これらサブプリンタドライバSP1,SP2,・・・,SPnはプリンタドライバの内容が細分化されたもので、その時の状況に応じて幾つかのサブプリンタドライバが選択されることで、ある1つのプリンタドライバが構成され、その幾つかのサブプリンタドライバの組み合わせで構成されるプリンタドライバとそれに対応するドライバプロファイルPFがクライアントコンピュータ1に送られる。
【0030】図4から図6は図1で示すプリンタドライバローディングシステムにおける各部の動作を説明するフローチャートである。
【0031】図4はプリンタ2が自身のプリンタ情報を収集してそれをクライアントコンピュータ1に送信する動作を説明するフローチャートであり、ホスト通信部21を通じてクライアントコンピュータ1からのプリンタ情報の通信要求がプリンタ情報収集部24に通知されると(ステップs1)、プリンタ情報収集部24はプリンタ2のファームウエアに関する情報(プリンタのモデル名、ファームウエアバージョン、実装メモリ容量、フォントの種類、インクの残量など)を収集し(ステップs2)、収集したファームウエアに関する情報をプリンタ情報としてホスト通信部21を通じてクライアントコンピュータ1に送信する(ステップs3)。
【0032】図5はクライアントコンピュータ1がプリンタ2からのプリンタ情報を受信して、プリンタドライバサーバ3に対し、ドライバダウンロード要求を送信する動作を説明するフローチャートである。
【0033】図5において、プリンタ2から送られてくるプリンタ情報をプリンタ通信制御部12を通じてハードウエアプロファイル収集部14が取得すると(ステップs11)、ハードウエアプロファイル収集部14は取得したプリンタ情報および自身が収集したクライアントコンピュータ1のハードウエア情報(クライアントコンピュータ1の主記憶部の記憶容量やCPUの速度など)をドライバ管理部16に通知する(ステップs12)。なお、このとき、ユーザによって印刷に関する指示がなされると、それをユーザ要求受信部15が受け取って、そのユーザ指定情報をドライバ管理部16に通知する(ステップs13)。
【0034】このドライバ管理部16はハードウエアプロファイル収集部14からの情報(プリンタ2のプリンタ情報やクライアントコンピュータ1のハードウエア情報)に基づいてドライバダウンロード要求を作成する(ステップs14)。
【0035】そして、ドライバ管理部16は既に何らかのプリンタドライバがローディングされているか否かを判断し(ステップs15)、ローディングされていなければ、ドライバ管理部16はドライバダウンロード要求を通信制御部11を通じてプリンタドライバサーバ3に送る(ステップs16)。
【0036】一方、ステップs15において、既に何らかのプリンタドライバがローディングされていると判断された場合には、ローディングされているプリンタドライバが、今、ダウンロードしようとしているプリンタドライバ(該当するプリンタドライバ)であるか否かを調べ(ステップs17)、該当するプリンタドライバであれば、それを使用可能として処理を終了するが、該当するプリンタドライバでなければ、ドライバアンロード部18に依頼して、既にローディングされているプリンタドライバをアンロード(ステップs18)したのち、ステップs16の処理を行う。
【0037】図6はプリンタドライバサーバ3がクライアントコンピュータ1からのドライバダウンロード要求を受信して、それに基づくプリンタドライバを作成し、それをクライアントコンピュータ1に送信する動作を説明するフローチャートである。
【0038】図6において、ドライバダウンロード部33がクライアントコンピュータ1からのドライバダウンロード要求を通信制御部31を通じて受信すると(ステップs21)、ドライバメタ定義PMを参照して、該当プリンタモデル(現在、印刷を行おうとするプリンタのプリンタモデル)に対応するプリンタドライバ構成定義PCを探し出す(ステップs22)。その探し出されたプリンタドライバ構成定義PCから、クライアントコンピュータが要求するサブプリンタドライバの構成(組み合わせ)を決定する(ステップs23)。
【0039】そして、幾つかのサブプリンタドライバによって構成されるプリンタドライバとそのプリンタドライバの動作方式が記述されたドライバプロファイルとをクライアントコンピュータ1に送信する(ステップs24)。
【0040】これによって、クラインアントコンピュータ1では、ドライバロード部17がプリンタドライバサーバ3から送られてきたプリンタドライバとそのプリンタドライバに対応するドライバプロファイル(図1においては、プリンタドライバPDとそれに対応するドライバプロファイルPF)をクライアントコンピュータ1の主記憶部(図示せず)にロードする。
【0041】そして、そのロードされたプリンタドライバPDとそれに対応するドライバプロファイルPFを用い、アプリケーション13の内容に基づいてPDLデータを作成してそれをプリンタ2に送る。プリンタ2ではそのPDLデータをPDLデータ解析部22で解析して印字機構部23を駆動させて印刷を行う。以下に具体例を参照しながら説明する。
【0042】図7は図5のステップs14において作成されたドライバダウンロード要求の要求内容の一例であり、要求内容の種類として、プリンタドライバの新規ダウンロードであることが記述されるとともに、クライアントコンピュータ1のハードウエアプロファイル収集部14が収集した情報として、「クライアントコンピュータの主記憶部の容量:32MB」、「クライアントコンピュータのCPUの種類:200MHz」といったクライアントコンピュータ1のハードウエア情報や、プリンタ情報収集部24から得られたプリンタ情報として、「プリンタのモデル名:Printer Model“A”」、「ファームウエアバージョン:1.0」、「プリンタの実装メモリ容量:1MB」、「フォント種類:Font“A”」、「インク残量:黒インクでの印刷可、カラーインクの残量なし」といった各種のファームウエア情報や、ユーザ要求受信部15で取得されたユーザの指示情報として、「ユーザ指示:速度を優先して印刷する」といった情報が記述されている。
【0043】この図7で示すようなドライバダウンロード要求がプリンタドライバサーバ3に送られると、プリンタドライバサーバ3では、図6で説明した手順による処理がなされる。
【0044】具体的なプリンタドライバ作成例を図8を参照しながら説明する。まず、図6で説明したように、クライアントコンピュータ1からのドライバダウンロード要求をドライバダウンロード部33が受信すると、ドライバメタ定義PMを参照して、印刷を行おうとするプリンタ2のプリンタモデルに対応するプリンタドライバ構成定義を探し出す。その探し出したプリンタドライバ構成定義(これをプリンタドライバ構成定義PC1とする)から、クライアントコンピュータ1の要求するプリンタドライバ(これをプリンタドライバPD1とする)を構成するサブプリンタドライバの組み合わせを決定する。
【0045】図8におけるプリンタドライバ構成定義PC1は、現在、印刷を行おうとするプリンタ2のプリンタモデルに対応するプリンタドライバ構成定義である。また、プリンタドライバPD1は、ここでは、サブプリンタドライバとして、サブプリンタドライバSP1,SP2,・・・,SPnを有し、サブプリンタドライバSP1は共通のPDLデータ作成用であり、サブプリンタドライバSP2はカラーPDLデータ作成ハーフトーン、サブプリンタドライバSPnはモノクロPDLデータ作成ハーフトーンであるとする。
【0046】そして、これらそれぞれのサブプリンタドライバSP1,SP2,・・・,SPnを組み合わせることによって所望とするプリンタドライバが構成されるが、この場合、サブプリンタドライバSP1は共通PDLデータ作成用であるので、このサブプリンタドライバSP1と他のサブプリンタドライバSP2,・・・,のどれかがペア用いられる。そして、そのサブプリンタドライバの組み合わせで構成されるプリンタドライバに対応したドライバプロファイルが用いられる。
【0047】この図8の例では、ドライバプロファイルPF1は、サブプリンタドライバSP1とサブプリンタドライバSP2のペアに対応し、ドライバプロファイルPF2は、サブプリンタドライバSP1とサブプリンタドライバSPnのペアに対応している。したがって、サブプリンタドライバSP1とサブプリンタドライバSP2の組み合わせで構成されるプリンタドライバには、ドライバプロファイルPF1が用いられ、サブプリンタドライバSP1とサブプリンタドライバSPnの組み合わせで構成されるプリンタドライバには、ドライバプロファイルPF2が用いられる。
【0048】ところで、この図7に示されるドライバダウンロード要求の内容は、カラーインクの残量がなく黒インクでの印刷が可という内容となっているので、モノクロ印刷を行うために必要なサブプリンタドライバとして、共通PDLデータ作成用のサブプリンタドライバSP1とモノクロ印刷を生成するハーフトーンを実装しているサブプリンタドライバSPnを用いればよいことになる。
【0049】したがって、プリンタドライバサーバ3のドライバダウンロード部33は、サブプリンタドライバとしては、サブプリンタドライバSP1とサブプリンタドライバSPnを選択し、また、ドライバプロファイルとしては、これらサブプリンタドライバSP1とサブプリンタドライバSPnの組み合わせに対応するドライバプロファイルPF1を選択する。
【0050】そして、サブプリンタドライバSP1とサブプリンタドライバSPnの組み合わせで構成されるプリンタドライバPD1を、この図7に示すドライバダウンロード要求に対するプリンタドライバとし、このプリンタドライバPD1とそのプリンタドライバの動作方式が記述されたドライバプロファイルPF1とをクライアントコンピュータ1に送信する。
【0051】クラインアントコンピュータ1ではプリンタドライバサーバ3から送られてきたプリンタドライバPD1とドライバプロファイルPF1とを主記憶部(図示せず)にロードする。そして、これらプリンタドライバPD1とドライバプロファイルPF1を用い、アプリケーション13の内容に基づいてPDLデータを作成してそれをプリンタ2に送る。そして、プリンタ2ではそのPDLデータをPDLデータ解析部22で解析して印字機構部23を駆動させて印刷を行う。
【0052】このように、本発明は印刷を行おうとするプリンタの状況を示すプリンタ情報(ファームウエアに関する情報など)をプリンタ情報収集部24が収集して、それをクライアントコンピュータ1に送り、クライアントコンピュータ1では、送られてきたプリンタ情報と自身のハードウエア情報(主記憶部の記憶容量やCPUの速度など)を用い、さらに、ユーザによる印刷に関する指示があれば、そのユーザ指示情報(上述の例では印刷速度の指示)を用いて、図7で示したようなドライバダウンロード要求を作成し、それをプリンタドライバサーバ3に送る。
【0053】そして、プリンタドライバサーバ3では、送られてきたドライバダウンロード要求を受信すると、ドライバメタ定義PMを参照し、印刷を行おうとするプリンタ2のプリンタモデルに対応するドライバ構成定義PCを探し、探し出したドライバ構成定義PCから、ドライバダウンロード要求に適合したサブプリンタドライバの構成(組み合わせ)を決定し、そのサブプリンタの組み合わせをプリンタドライバとし、また、このプリンタドライバに対応するドライバプロファイルをクライアントコンピュータ1に送る。
【0054】クライアントコンピュータ1では、送られてきたプリンタドライバとそれに対応するプリンタドライバプロファイルを用い、アプリケーションの内容に基づいてPDLデータを作成してそれをプリンタ2に送る。そして、プリンタ2ではそのPDLデータをPDLデータ解析部22で解析して印字機構部23を駆動させて印刷を行う。
【0055】以上のような動作を行うことによって、個々のプリンタやクライアントコンピュータの状況に応じた最適なプリンタドライバのローディングをユーザの介入なしに自動的に行える(ユーザは必要に応じて印刷速度などなどの指定を行うだけである)。このように、印刷を行おうとするプリンタに応じた最適なプリンタドライバ内容のローディングが行えることで、そのプリンタに必要のない無駄なデータまでローディングされてしまうことがなくなり、クライアントコンピュータ上でのプリンタドライバの記憶量を削減することができる。
【0056】なお、上述の実施の形態ではプリンタドライバは、カラーPDLデータ作成ハーフトーンのサブプリンタドライバとモノクロPDLデータ作成ハーフトーンのサブプリンタドライバなどで構成された例について説明したが、プリンタモデルのファームウエアバージョンやクライアントコンピュータの主記憶装置の記憶量などに応じて、必要なサブプリンタドライバを作成してプリンタドライバサーバ側に保存しておき、それらのサブプリンタドライバを用いたプリンタドライバの作成も可能となる。
【0057】また、本発明は、以上説明した本発明を実現するための処理手順が記述された処理プログラムを作成し、その処理プログラムをフロッピィディスク、光ディスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させておくことができ、本発明はその処理プログラムが記録された記録媒体をも含むものである。また、ネットワークから当該処理プログラムを得るようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、それぞれのプリンタやクライアントコンピュータの状況に応じた最適なプリンタドライバのローディングをユーザの介入なしに自動的に行うことができる。このように、印刷を行おうとするプリンタに応じた最適なプリンタドライバ内容の設定が行えることで、そのプリンタに必要のない無駄なデータまで設定されてしまうことがなくなり、クライアントコンピュータ上でのプリンタドライバの記憶量を削減することができる。なお、クライアントコンピュータからプリンタサーバに対して出されるドライバダウンロード要求には、クライアントコンピュータのハードウエア情報や、プリンタの様々な状況が記述され、このようなプリンタドライバダウンロード要求に対応したプリンタドライバが作成れることによって、作成されたプリンタドライバは、クライアントコンピュータや印刷を行うべきプリンタの状況に応じた最適な内容のプリンタドライバとなる。




 

 


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