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発明の名称 証票の印刷結果確認方法、証票の印刷結果確認システム及びプリンタシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−16259(P2003−16259A)
公開日 平成15年1月17日(2003.1.17)
出願番号 特願2001−197231(P2001−197231)
出願日 平成13年6月28日(2001.6.28)
代理人 【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2C061
5B021
【Fターム(参考)】
2C061 AP01 AP10 AQ05 HQ17 HX10 KK25 KK28 KK31 
5B021 AA01 BB01 BB04 BB09 CC05 EE04 QQ04
発明者 小山 実
要約 課題
使用不可能な証票が印刷されても、面倒な手間をかけることなく、その使用可能な証票に対してのみ課金を行うことができるとともに、発行した証票の信頼性を向上させることのできる証票の印刷結果確認方法、証票の印刷結果確認システム及びプリンタシステムを提供する。

解決手段
管理サーバ15から切手データを受信したコンピュータ端末11は、スキャンヘッド12付きのプリンタ13に、その切手データに基づいて電子切手を印刷させる。コンピュータ端末11は、印刷された切手をプリンタ13のスキャンヘッド12で読み取らせ、この読み取ったデータと印刷の基となった切手データとを比較して印刷結果を判断し、この印刷結果が正常の場合にのみ課金情報を作成し、この情報に基づいて管理サーバ15は課金処理を行う。
特許請求の範囲
【請求項1】 課金されることを前提に提供される証票の印刷データを、ネットワークを介して受信してコンピュータの記憶手段に記憶する段階と、前記証票の印刷データをコンピュータからプリンタに送信する段階と、前記プリンタの印刷手段が、前記証票の印刷データに基づいて印刷記録媒体に証票を印刷する段階と、前記印刷された証票の印刷結果を読み取り手段により読み取り、その読み取ったデータを前記コンピュータに送信する段階と、前記コンピュータの比較手段が、前記読み取り手段で読み取ったデータを前記証票の印刷データと比較する段階と、前記コンピュータの判断手段が、前記比較手段により比較した結果に基づき前記証票が正常に印刷されたか否かを判断して判断結果情報を生成する段階と、前記コンピュータの課金情報生成手段が、前記判断結果が正常である場合に課金情報を生成する段階と、前記コンピュータの通信手段が、管理サーバへ前記課金情報を送信する段階とを備えたことを特徴とする証票の印刷結果確認方法。
【請求項2】 プリンタとこれに接続されるコンピュータによるシステムであって、前記プリンタは、前記課金がされることを前提に提供される証票の印刷データを記憶する記憶手段と、前記証票の印刷データに基づいて印刷記録媒体に証票を印刷する印刷手段と、前記印刷された証票の印刷結果を読み取り、その読み取ったデータを前記コンピュータに送信する読み取り手段とを備え、前記コンピュータは、前記証票の印刷データを前記プリンタに送信する送信手段と、前記読み取り手段で読み取ったデータを前記証票の印刷データと比較する比較手段と、前記比較手段により比較した結果に基づき前記証票が正常に印刷されたか否かを判断して判断結果情報を生成する判断手段と、前記判断結果が正常である場合に課金情報を生成する課金情報生成手段と、前記課金情報を管理する管理サーバへ前記課金情報を送信する通信手段とを備えたことを特徴とする証票の印刷結果確認システム。
【請求項3】 前記課金処理は、前記証票の使用時又は使用後に行われることを特徴とする請求項2に記載の印刷結果確認システム。
【請求項4】 前記証票の印刷データは、前記管理サーバから前記コンピュータの受信手段が受信した一時的にしか記憶されないデータを含んでいることを特徴とする請求項2又は3に記載の証票の印刷結果確認システム。
【請求項5】 前記証票の印刷データは、前記判断手段により正常と判断された場合は、前記コンピュータの記憶手段から削除されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の印刷結果確認システム。
【請求項6】 前記判断手段により異常と判断された場合は、前記証票の印刷データを再度印刷することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の印刷結果確認システム。
【請求項7】 前記証票は暗号化された情報を含む被読み取り部を有しており、前記読み取り手段による読み取りは、この被読み取り部のみを読み取ることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の印刷結果確認システム。
【請求項8】 前記証票には識別子が設けられており、証票使用時にその識別子を読み取り、使用後にはその識別子を無効化することを特徴とする請求項7に記載の印刷結果確認システム。
【請求項9】 前記管理サーバは、前記コンピュータから受信し記憶した前記証票の情報と、この証票が使用される際に受信した証票の情報とを照合して、この使用される証票が使用可能であるか否かを判断する判断手段を有することを特徴とする請求項2〜8のいずれか1つに記載の印刷結果確認システム。
【請求項10】 プリンタにより証票の印刷データに基づいて印刷記録媒体に証票を印刷手段にて印刷し、その印刷に基づいて課金されるようにしたプリンタシステムであって、前記印刷された証票の印刷結果を読み取るための読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取ったデータを前記証票の印刷データと比較する比較手段と、前記比較手段により比較した結果により、前記証票が正常に印刷されたか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果を前記印刷記録媒体に印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とするプリンタシステム。
【請求項11】 読み取り手段は、プリンタのキャリッジに設けたスキャナであることを特徴とする請求項10に記載のプリンタシステム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子切手やインターネットによるチケットなど、証票の印刷結果確認方法、証票の印刷結果確認システム及びプリンタシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国においては、電子切手発行システムが稼動している。この電子切手発行システムは、ユーザによりインターネットを介して切手がユーザのコンピュータ端末にダウンロードされると、印刷開始直前に切手の代金が支払われた後、コンピュータ端末に接続されているプリンタにおいて、封筒や用紙などの印刷記録媒体に切手が直接印刷されるものである。このシステムにおいては、切手の偽造防止のため、差出人の住所、宛先、送料、印刷日時、利用ソフトなどの情報とセキュリティ情報とをデジタル化した2次元バーコードの切手が印刷記録媒体に印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、印刷中にプリンタのドット抜けなどにより、その2次元バーコードが正常に印刷されなかった場合には、ユーザは、バーコードの外見からその印刷が正常に行われなかったことを知ることができない。そのため、印刷された使用不可能な切手をユーザが使用すると、この切手が付された郵便物は、郵便料金不納によりしばらくして郵便局から戻ってくることになる。この場合、ユーザは郵便物が戻ってきたことにより、印刷された切手が使用できなかったことを知り、この切手の払い戻しをすることになる。しかしながら、この場合、払い戻すための処理をわざわざ行わなければならず、面倒であった。
【0004】更に、所定期限内に届かなければならないような郵便物に、正常に印刷されなかった電子切手を用いた場合には、その差出人が受ける不利益は大きく、電子切手の信頼性が低いという問題もあった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、使用不可能な証票が印刷されても、面倒な手間をかけることなく、その使用可能な証票に対してのみ課金を行うことができるとともに、発行した証票の信頼性を向上させることのできる証票の印刷結果確認方法、証票の印刷結果確認システム及びプリンタシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、課金されることを前提に提供される証票の印刷データを、ネットワークを介して受信してコンピュータの記憶手段に記憶する段階と、前記証票の印刷データをコンピュータからプリンタに送信する段階と、前記プリンタの印刷手段が、前記証票の印刷データに基づいて印刷記録媒体に証票を印刷する段階と、前記印刷された証票の印刷結果を読み取り手段により読み取り、その読み取ったデータを前記コンピュータに送信する段階と、前記コンピュータの比較手段が、前記読み取り手段で読み取ったデータを前記証票の印刷データと比較する段階と、前記コンピュータの判断手段が、前記比較手段により比較した結果に基づき前記証票が正常に印刷されたか否かを判断して判断結果情報を生成する段階と、前記コンピュータの課金情報生成手段が、前記判断結果が正常である場合に課金情報を生成する段階と、前記コンピュータの通信手段が、管理サーバへ前記課金情報を送信する段階とを備えた証票の印刷結果確認方法である。
【0007】請求項2に記載の発明は、プリンタとこれに接続されるコンピュータによるシステムであって、前記プリンタは、前記課金がされることを前提に提供される証票の印刷データを記憶する記憶手段と、前記証票の印刷データに基づいて印刷記録媒体に証票を印刷する印刷手段と、前記印刷された証票の印刷結果を読み取り、その読み取ったデータを前記コンピュータに送信する読み取り手段とを備え、前記コンピュータは、前記証票の印刷データを前記プリンタに送信する送信手段と、前記読み取り手段で読み取ったデータを前記証票の印刷データと比較する比較手段と、前記比較手段により比較した結果に基づき前記証票が正常に印刷されたか否かを判断して判断結果情報を生成する判断手段と、前記判断結果が正常である場合に課金情報を生成する課金情報生成手段と、前記課金情報を管理する管理サーバへ前記課金情報を送信する通信手段とを備えた証票の印刷結果確認システムである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の印刷結果確認システムにおいて、前記課金処理は、前記証票の使用時又は使用後に行われるものである。請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の証票の印刷結果確認システムにおいて、前記証票の印刷データは、前記管理サーバから前記コンピュータの受信手段が受信した一時的にしか記憶されないデータを含んでいるものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1つに記載の印刷結果確認システムにおいて、前記証票の印刷データは、前記判断手段により正常と判断された場合は、前記コンピュータの記憶手段から削除されるものである。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1つに記載の印刷結果確認システムにおいて、前記判断手段により異常と判断された場合は、前記証票の印刷データを再度印刷するものである。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか1つに記載の印刷結果確認システムにおいて、前記証票は暗号化された情報を含む被読み取り部を有しており、前記読み取り手段による読み取りは、この被読み取り部のみを読み取るものである。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の印刷結果確認システムにおいて、前記証票には識別子が設けられており、証票使用時にその識別子を読み取り、使用後にはその識別子を無効化するものである。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項2〜8のいずれか1つに記載の印刷結果確認システムにおいて、前記管理サーバは、前記コンピュータから受信し記憶した前記証票の情報と、この証票が使用される際に受信した証票の情報とを照合して、この使用される証票が使用可能であるか否かを判断する判断手段を有するものである。
【0014】請求項10に記載の発明は、プリンタにより証票の印刷データに基づいて印刷記録媒体に証票を印刷手段にて印刷し、その印刷に基づいて課金されるようにしたプリンタシステムであって、前記印刷された証票の印刷結果を読み取るための読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取ったデータを前記証票の印刷データと比較する比較手段と、前記比較手段により比較した結果により、前記証票が正常に印刷されたか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果を前記印刷記録媒体に印刷する印刷手段とを備えたプリンタシステムである。
【0015】請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のプリンタシステムにおいて、読み取り手段は、プリンタのキャリッジに設けたスキャナであるものである。
(作用)請求項1及び2に記載の発明によれば、プリンタの不具合、例えばインクジェット式プリンタにおけるドット抜けなどにより、証票が正常に印刷されなかったことがあっても、正常に印刷された証票に対してのみ課金が行われる。従って、印刷された使用できない証票に対して課金されることはなく、その証票に対して払い戻すという面倒な処理を行う必要がない。また、使用可能な証票に対してのみ課金されるので、発行される証票の信頼性を向上させることができる。更に、実際に使用できる証票に対してのみ課金されるため、課金されて発行された証票の信頼性を向上させることができる。加えて、正常に印刷された証票を発行するまでは、プリンタとコンピュータとのやりとりだけでよいので、このときにコンピュータは管理サーバに接続する必要がなく、通信料を抑えることができる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、証票の使用中又は使用後に、すなわち使用可能な証票が発行された後に、課金処理が行われるので、より確実に課金を行うことができる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、証票を出力する際には、必ず管理サーバに接続して、印刷データを取得する必要があるため、ユーザが勝手に証票を印刷することはできない。従って、使用可能な証票が印刷された際には、より確実にユーザに対して課金することができる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、証票の印刷データが使用可能な証票を発行した際には必ず削除されるので、その印刷データを用いてユーザが複数の証票を印刷することはできない。従って、証票の印刷データを一度取得したとしても、ユーザが印刷データを用いて証票が容易に偽造されるというおそれを少なくすることができる。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、判断手段により正常と判断されるまで何度も繰り返して印刷を行うことができる。また、このように何度も印刷が行われる際には判断手段は正常と判断していないため、判断課金情報は生成されないので、使用可能な証票を印刷するまで、何回も印刷したとしても課金されない。すなわち、印刷に何回か失敗したとしても使用可能として発行された証票の代金だけをユーザは払えばよいので、ユーザは失敗を気にせずに容易に証票を印刷することができる。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、証票には暗号化された情報を含む被読み取り部があり、この被読み取り部を読み取ることにより、印刷された証票が使用可能か否かを判断する。そのため、被読み取り部に記載された情報を人が容易に把握することができないので、証票は偽造されにくく、より信頼性の高い証票を印刷することができる。
【0021】請求項8に記載の発明によれば、暗号化された情報を含む読み取り部とは別に、その証票が使用可能か否かを判断することのできる識別子が設けられている。そのため、ユーザに対しては、この識別子の状態により、証票が使用可能か不可能か又は使用済みかを容易に判断することができる。
【0022】請求項9に記載の発明によれば、管理サーバは、コンピュータから使用可能であるとして発行した証票に含まれる情報と、この証票が使用される際に受信する情報との照合とを照合する。すなわち、管理サーバには、偽造された証票の情報がないため、その偽造された証票は使用することができない。従って、正規に発行されて使用可能である証票のみが使用できるため、プリンタの不具合等によりコンピュータがその証票を何度も印刷し直しても、有価な証票を発行した管理サーバには、その印刷失敗した証票に手を加えて偽造証票を作成したとしても、その証票を容易にかつより確実に排除することができる。
【0023】請求項10に記載の発明によれば、印刷結果が正常か否かの判断結果を証票に印刷するため、印刷結果が正常で使用可能な証票であるのか又は印刷結果が異常で使用可能な証票であるかを、見ただけで容易に判断できる証票を印刷することができる。従って、ユーザが使用不可能な証票を使用することはほとんどできないため、使用不可能な証票が流通することがほとんどなく、信頼性がある証票のみを発行することができる。
【0024】請求項11に記載の発明によれば、プリンタのキャリッジにスキャナを設けたので、印刷するためにキャリッジが移動すると、スキャナも移動して、証票のデータの読み込みが行われる。すなわち、印刷と同時作業で印刷した証票をスキャンすることができる。従って、構造を簡単にできるとともに、証票の印刷状態の判断をすぐに行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した証票の印刷結果確認システムの実施形態としての電子切手システムを図1〜図12に従って説明する。
【0026】図1に示すように、各ユーザが使用するコンピュータ端末11は、読み取り手段としてのスキャンヘッド12を備えたインクジェット式のプリンタ13に接続されている。また、このコンピュータ端末11は、ネットワークとしてのインターネットIを介して電子切手管理センタ(以下、管理センタという)14の管理サーバ15に接続されている。そのため、コンピュータ端末11は、管理サーバ15との間において、電子切手発行のための各種データの授受がインターネットIを介して行われる。すなわち、コンピュータ端末11は管理サーバ15に対して、電子切手が発行される前にはユーザ情報を送信し、発行された後にはその発行した電子切手データに関する情報とその課金情報とを送信する。反対に、管理サーバ15は、コンピュータ端末11に対してプリンタ13に印刷を行わせる電子切手データを送信する。
【0027】また、管理サーバ15は、ネットワークNを介して各集配郵便局POに備えられたコンピュータ16に接続されている。コンピュータ16は、図示しないモニタと読み取り機17に接続されている。このコンピュータ16は、管理サーバ15との間において、電子切手使用時におけるデータの授受がネットワークNを介して行われ、すなわち読み取り機17で読み取った電子切手の情報を管理サーバ15に対して送信する。反対に、管理サーバ15は、その電子切手の情報が不一致だった場合に、その照合不一致の情報をコンピュータ16に対して送信する。
【0028】コンピュータ端末11は、モニタ18と、キーボードやマウスなどの操作部19とを有している。コンピュータ端末11の本体20は、図2に示すように、管理サーバ15との送受信を行う通信手段としての第1送受信部21と、プリンタ13との送受信を行う送信手段としての第2送受信部22と、比較手段、判断手段及び課金情報生成手段としての中央演算処理部(以下、CPUという)23と、RAMやROMから構成される記憶部24とを有している。CPU23は、操作部19を介したユーザの入力や記憶部24に記憶されているプログラムに基づいて処理を行い、この結果をモニタ18に表示したり、この結果のデータを第1及び第2送受信部21,22に送信したりする。CPU23は、管理サーバ15から送信されてインストールされるプログラムに従って所定の処理を行う。
【0029】プリンタ13は、図3に示すように、複数のインクカートリッジ25を搭載したキャリッジ26を備えている。キャリッジ26は、駆動モータ27に巻回されたタイミングベルト28とガイド部材29に連結されて、副走査方向Yに移動可能となっている。キャリッジ26の下面には、インクカートリッジ25からのインクをインク滴として吐出する印字ヘッド30が固着されているとともに、印刷記録媒体Pの排出側に前記スキャンヘッド12が固着されている。そのため、このスキャンヘッド12は、キャリッジ26からインクが吐出されて印刷された画像データの読み取りが可能である。また、プリンタ13には、図示しない紙送りローラ及びこれを駆動する紙送りモータ31が内蔵されており、これらにより印刷記録媒体Pは、主走査方向Xに移動可能となっている。なお、キャリッジ26、駆動モータ27、タイミングベルト28、ガイド部材29、印字ヘッド30及び紙送りモータ31により印刷手段が構成される。
【0030】次に、プリンタ13の電気的構成について図5を参照して説明する。プリンタ13は、CPU32と、このCPU32に接続されるROM33及びRAM34とを備えている。CPU32は、駆動モータ27及び紙送りモータ31に接続され、これらに信号を与えることにより、キャリッジ26及び印刷記録媒体Pをそれぞれ副走査方向Y及び主走査方向Xに移動させる。また、CPU32は、ROM33に記憶された各種プログラムに従って動作し、その演算処理結果等を一時的にRAM34に記憶する。更に、CPU32は、プリンタ13の印字ヘッド30に接続されており、印字ヘッド30に設けたノズルからインク滴を吐出させるためのノズル駆動体に対して、入出力インターフェイス35を介して入力される画像データに基づいて、ノズル駆動信号を出力する。また、CPU32は、スキャンヘッド12に接続され、スキャンヘッド12から読み取ったデータを、入出力インターフェイス35を介してコンピュータ端末11の本体20に対して送信する。
【0031】次に、管理センタ14のシステム構成について説明する。図1に示すように、管理サーバ15は、制御プログラム記憶部40、顧客データ記憶部41、証票データ記憶部42及び照合データ記憶部43を有している。制御プログラム記憶部40には、図4(a)に示すように、管理サーバ15が処理を行う配信プログラム、課金管理プログラム及び照合プログラムなどの各種プログラムが格納されている。配信プログラムは、各コンピュータ端末11からの配信要求に対して、無二の固有番号を作成し、証票データ記憶部42に格納されているプログラムや切手データ及び固有番号などを配信するためのプログラムである。課金管理プログラムは、電子切手の発行により課金された情報を管理するためのプログラムである。照合プログラムは、集配郵便局POのコンピュータ16から送信されてきた電子切手の情報を照合するためのプログラムである。
【0032】顧客データ記憶部41は、コンピュータ端末11毎の顧客情報を記憶する記憶部である。本実施形態では、図4(b)に示すように、顧客情報として、ユーザID、連絡先(住所、電話番号及びメールアドレスなど)、履歴情報及びクレジット情報が記憶される。
【0033】証票データ記憶部42は、図4(c)に示すように、プリンタ13に印刷して切手を発行するための切手データと、コンピュータ端末11に在中させるための各種プログラムが記憶されている。切手データとは、値段や郵便の種類から特定される切手の絵柄の画像データである。また、証票データ記憶部42に記憶されている各種プログラムとは、電子切手を取得するための処理を行う電子切手稼動プログラム、郵便物の情報から郵便料金を算出する料金算出プログラム、コンピュータ端末11で入力された情報を変換して、被読み取り部の2次元バーコードを作成するためのバーコード作成プログラム、作成された2次元バーコードと切手データとを印刷させるための印刷データ作成プログラム、及び切手の使用可能か否かを比較判断し課金情報を生成して管理サーバ15に送信させるための印刷結果確認プログラムである。
【0034】照合データ記憶部43は、図4(d)に示すように、固有番号と、差出人の住所、支払い料金、郵便の種類などの2次元バーコードに記憶される情報と、これに付随する使用フラグとが記憶されている。この使用フラグは、切手が使用された際、すなわち集配郵便局POのコンピュータ16から送信された切手の情報と証票データ記憶部42に記憶されている情報とが照合された場合に「0」から「1」へと変更されるフラグである。
【0035】次に、本実施形態の電子切手システムの作用を、図6〜図11に基づいて説明する。まず、図7に示すように、本システムを利用するために利用者の操作に基づいて、コンピュータ端末11が、インターネットIを介してその利用を管理サーバ15に要求する(ステップS10)と、管理サーバ15は、そのコンピュータ端末11に対して所定事項の入力の要求を行う(ステップS11)。これにより、すでに本システムを利用したことがある者からはそのユーザIDとパスワードが入力され、また、本システムを初めて利用する者からはその連絡先と氏名とが入力されて、管理サーバ15に送信される(ステップS12)。管理サーバ15は、送信された所定事項に基づいて、顧客データ記憶部41に記憶されているユーザIDとパスワードとを確認して、新規ユーザか否かを判断する(ステップS13)。
【0036】新規ユーザであった場合(ステップS13にてYES)には、このユーザに対して、ユーザIDとパスワードとを設定し(ステップS14)、その設定されたユーザIDとパスワードとを顧客データ記憶部41に記憶する(ステップS15)。そして、証票データ記憶部42に記憶されている各種プログラムをインターネットIを介して送信する(ステップS16)。これによりコンピュータ端末11には、電子切手稼動プログラム、料金算出プログラム、バーコード作成プログラム、印刷データ作成プログラム及び印刷結果確認プログラムがインストールされる。
【0037】一方、新規ユーザでなかった場合(ステップS13にてNO)には、管理サーバ15は、すでにそのコンピュータ端末11には、システムプログラムがインストールされていると判断する。そして、管理サーバ15がコンピュータ端末11にプログラムがインストールされた(又はされていると判断された)場合には、管理サーバ15は固有番号を生成し(ステップS17)、この固有番号と、証票データ記憶部42に記憶されている切手データとをコンピュータ端末11に対して送信する(ステップS18)。同時に、管理サーバ15は、送信した固有番号とユーザIDとを照合データ記憶部43に記録する(ステップS19)。また、コンピュータ端末11は、切手データを受信すると、その切手データを記憶部24に格納する(ステップS20)。
【0038】切手データの送信が完了すると、この切手データの送信完了に連動して、コンピュータ端末11にインストールされた電子切手稼動プログラムが稼動する。これにより、コンピュータ端末11は、図8に示すような情報入力画面45をコンピュータ端末11に表示させて(ステップS21)、郵便番号や住所といった宛て先に関する情報46、これと同様な差出人に関する情報47の入力を促す。更に、この情報入力画面45によって、国内郵便であるかといった郵便の種類、書留などの特殊取り扱い郵便の種類や郵便物の重さ又は形状など郵便物に関する情報の入力を促す。そして、操作部19を介してこれらの情報が入力されると(ステップS22)、これらの情報は、記憶部24に一時的に格納される。次に、図8の郵便料金算出ボタンBMがクリックされると、記憶部24に記憶された料金算出プログラムが起動されて、コンピュータ端末11のCPU23は、入力された郵便物の情報からその郵便物の郵便料金を計算し、情報入力画面45の郵便料金表示DMに表示する(図7におけるステップS23)。なお、郵便物の重量がわからず、重量による超過料金を後払いしたい場合など、超過料金後払項目BBに印がされた場合には、郵便物が最低重量であると仮定した郵便料金が算出されて表示される。
【0039】次に、印刷ボタンPBがクリックされると、コンピュータ端末11は、記憶部24のバーコード作成プログラムに基づいて、入力された情報を変換し2次元バーコードのデータを作成し(ステップS24)、図6で示す印刷専用画面48をモニタ18に表示させる(ステップS25)。この印刷専用画面48では、プリンタ13の特定情報と、印刷する印刷媒体の種類、例えば用紙に切手を印刷するのか、封筒に印刷するのかといった印刷媒体の情報との選択を促す。そして、これらの情報が入力されて、印刷専用画面48の印刷ボタンPBがクリックされると、コンピュータ端末11は、記憶部24の印刷データ作成プログラムに基づいて、印刷データを作成する(ステップS26)。この印刷データは、ステップS24で作成された2次元バーコードのデータ及び郵便料金に応じた画像データから構成される。
【0040】そして、図9に示すように、コンピュータ端末11は、固有番号と印刷データが記憶されていることを確認した後、作成された印刷データを記憶部24に一時的に保存する(ステップS27)とともに、プリンタ13に送信する(ステップS28)。プリンタ13のCPU32は、この印刷データ及びROM33のプログラムに基づいて駆動モータ27、紙送りモータ31及び印字ヘッド30を駆動させて、プリンタ13に印刷を行わせる(ステップS29)。これにより図10に示すように、2次元バーコード49と、その郵便料金に応じた画像50とを印刷する。
【0041】このとき、上述したようにキャリッジ26には排出側にスキャンヘッド12が設けられているため、このスキャンヘッド12は、印刷中に、印字ヘッド30によりインクが印刷記録媒体P上に吐出されて印刷された2次元バーコード49のデータを読み取る(ステップS30)。そして、この読み取られた印刷データは、CPU32を介してコンピュータ端末11の本体20に送信される(ステップS31)。コンピュータ端末11のCPU23では、記憶部24に記憶された印刷結果確認プログラムに従って、プリンタ13から受信した印刷データと、記憶部24に一時的に保存された印刷データとを比較する(ステップS32)。そして、CPU23は、この比較した結果から、スキャンヘッド12により読み取られた印刷データがコンピュータ端末11で作成された印刷データと同じで、印刷が正常に行われたか否かを判断する(ステップS33)。
【0042】このとき、CPU23が、印刷結果が正常で使用可能な切手が印刷されたと判断する(ステップS33にてYES)と、コンピュータ端末11の本体20は、この印刷結果が正常であることをモニタ18に表示し(ステップS34)、その印刷したデータ及び記憶部24に記憶していた切手データを削除する(ステップS35)。次に、コンピュータ端末11はプリンタ13に対して使用可の情報を送信する(ステップS36)。プリンタ13は、この信号を受けて、図10に示すように、印刷中の切手の最後に「certified」という識別子51を印刷し(ステップS37)、この切手が使用可能であることを切手に表示する。
【0043】次に、コンピュータ端末11の本体20は、算出した郵便料金を課金金額とした課金情報を生成する(ステップS38)。そして、コンピュータ端末11は、この課金情報、記憶部24に格納した郵便情報及び固有番号などを管理サーバ15に送信する(ステップS39)。管理サーバ15では、これらの情報を照合データ記憶部43に記憶する(ステップS40)。このとき、記憶された情報には「0」に設定された使用フラグが付される。
【0044】また、ステップS32で判断した結果が異常で印刷に失敗した場合(ステップS33にてNO)には、印刷不良処理を行う(ステップS41)。すなわち、コンピュータ端末11の本体20は、図11に示すように、この印刷結果が異常であり印刷した切手は使用不可能であることをモニタ18に表示し(ステップS410)、この情報をプリンタ13に送信する(ステップS411)。プリンタ13は、印刷中の切手に「certified」の識別子51代わりに「failure」という識別子を印刷し(ステップS412)、この切手が使用不可能であることを表示する。次に、コンピュータ端末11は、プリンタ13に新しい印刷記録媒体Pのセット要求をモニタ18に表示させる(ステップS413)。そして、ユーザが新しい印刷記録媒体Pをセットし、コンピュータ端末11が、この新しい印刷記録媒体Pがセットされたという情報を受信する(ステップS414)と、再びプリンタ13に対して印刷データを送信する(ステップS28)。そして、コンピュータ端末11及びプリンタ13において、ステップS28からステップS33の処理が行われ、ステップS33で再びCPU32に印刷結果が判断される。そして、ステップS33において印刷結果が正常と判断されるまで、印刷不良処理(ステップS41)と、ステップ28〜ステップS33の処理が繰り返される。
【0045】そして、管理サーバ15は、例えば一定期間毎に、管理サーバ15に記憶されている顧客データ記憶部41及び照合データ記憶部43の情報を集計して課金処理を行う。すなわち、管理サーバ15は、顧客データ記憶部41及び照合データ記憶部43の情報に基づいて、発行した電子切手の料金に相当する金額を、ユーザに請求したり、ユーザの口座から引き落としたりという処理を行う。
【0046】次に、このように発行された電子切手が使用されたときの作用について、図12を参照して述べる。この電子切手が付された郵便物が、集荷されて集配郵便局POに至ると、読み取り機17により電子切手の2次元バーコード49と識別子51とが読み取られる(ステップS51)。読み取り機17から読み取られた信号は、コンピュータ16に送信される(ステップS52)。コンピュータ16は、受信したこの信号をネットワークNを介して管理サーバ15に送信し(ステップS53)、切手の識別子51を無効させる(ステップS54)。なお、コンピュータ16は識別子51を無効にするために、例えば図示しない消印処理装置にコマンドを出力し、このコマンドに基づいて消印処理装置が識別子51に消印することにより行われる。
【0047】一方、信号を受信した管理サーバ15は、この信号の情報に基づいて、この信号データが照合データ記憶部43に記憶されているか、すなわち照合データ記憶部43に該当するデータがあるか否かを判断する(ステップS55)。管理サーバ15が、該当するデータがないと判断した(ステップS55においてNO)ときには、データがない旨をコンピュータ16に送信する(ステップS56)。そして、データがないという情報を受け取ったコンピュータ16は、備えたモニタに表示し(ステップS57)、郵便職員に料金不足を知らせる。
【0048】また、管理サーバ15が、該当するデータがあると判断した(ステップS55においてYES)ときには、その照合データ記憶部43に記憶されているそのデータに付属しているフラグを「0」から「1」に書き換える(ステップS58)。次に、管理サーバ15は、照合データ記憶部43に記憶されているデータとコンピュータ16から送信されてきたデータとを比較する(ステップS59)。そして、管理サーバ15は、比較した結果、これらのデータが一致しているか否かを判断する(ステップS60)。これらのデータが完全に一致している場合(ステップS60にてYES)には処理が終了となるが、一致していない場合(ステップS60にてNO)には、照合データ記憶部43に記憶されているデータにおいて、この郵便物について超過料金が後払いに設定されている情報か、すなわちこの電子切手を発行する際に、前記超過料金後払項目BBに印がされたか否かを判断する(ステップS61)。
【0049】超過料金が後払いに設定されている場合(ステップS61においてYES)には、管理サーバ15は、料金不足分を算出する。そして、この料金不足の旨と、その金額及び時刻などの情報を照合データ記憶部43に追加するとともに、顧客データ記憶部41の履歴情報の一部として記憶する(ステップS52)。また、超過料金が後払いに設定されていない場合(ステップS61においてNO)には、その不一致であるデータをコンピュータ16に送信する。例えば、照合データ記憶部43に記録されている郵便物の重量と、電子切手が付された郵便物の重量とが異なり、電子切手の郵便料金が少なかった場合には、郵便物の重量が重いという情報をコンピュータ16に送信する(ステップS56)。そして、コンピュータ16は、郵便物の重量が重いという情報を受信すると、郵便物の重量が多いために郵便料金が不足しているということをモニタに表示する(ステップS57)。
【0050】本実施形態の印刷結果確認システムによれば、以下のような特徴を得ることができる。
・本実施形態では、管理サーバ15は、切手データをインターネットIを介してコンピュータ端末11に送信し、コンピュータ端末11ではこの切手データを一時的に記憶し、この切手データに基づいて、プリンタ13は印刷を行う。そして、プリンタ13のキャリッジ26に設けられているスキャンヘッド12により、印刷された切手データを読み取り、コンピュータ端末11は、この読み取った切手データと一時的に記憶した切手データを比較判断する。コンピュータ端末11は、この判断結果において電子切手が正常に判断された場合にのみ、課金情報を生成し、これを管理サーバ15に送信する。従って、プリンタ13のドット抜けなどの不具合により使用できない切手が使用可能な切手とともに印刷されても、正常に印刷された切手に対してのみ課金が行われる。従って、使用できない切手に対しては課金されることがなく、使用できない切手に対して払い戻すという面倒な処理を行う必要がない。また、実際に使用できる切手に対してのみ課金されるため、課金されて発行された電子切手の信頼性を向上させることができる。
【0051】・本実施形態では、切手データと固有番号とが管理サーバ15から送信された後、切手が正常に印刷されて発行されるまでは、コンピュータ端末11は管理サーバ15とオフライン状態にあっても、処理を行うことができる。すなわち、電子切手を発行する間は、コンピュータ端末11をインターネットIに接続する必要がなく、通信料を抑えることができる。
【0052】・本実施形態では、図9において課金情報がコンピュータ端末11から管理サーバ15に送信されて照合データ記憶部43に記憶された後に、課金処理が行われる。すなわち、発行された使用可能な電子切手に対してのみ課金処理を行うことができるので、使用不可能な電子切手に対して一度課金した後に払い戻しを行うというおそれをほとんどなくすことができる。
【0053】・本実施形態では、ステップS38の課金情報を生成した後、管理サーバ15にその情報が送信されることにより、又は場合によっては切手が使用されて集配郵便局POから照合された際に、課金情報が管理サーバ15に送信される。すなわち、印刷が正常に行われたという判断結果が得られたときに課金が行われるので、より確実に課金することができる。また、ステップS39においては、郵便情報と固有番号情報とともに課金情報が管理サーバ15に送信され、ステップS53でコンピュータ端末11から2次元バーコードのデータと識別子とのデータとともに課金情報が15に送信される。すなわち、課金情報は他の情報と一緒に管理サーバ15に送信されるため、コンピュータ端末11又はコンピュータ16が管理サーバ15に接続する回数を少なくすることができ、通信料を抑えることができる。
【0054】・本実施形態においては、電子切手を発行する際には、必ずコンピュータ端末11が管理サーバ15にアクセスして、管理サーバ15から固有番号とともに受信した切手データを取得し、この取得した切手データに基づいて印刷を行った。すなわち、コンピュータ端末11には一時的にしか保存できない切手データに基づいて電子切手を出力するので、ユーザが管理サーバ15にアクセスせずに、勝手に電子切手を印刷することはできない。従って、使用可能な電子切手を発行する際には、必ず管理サーバ15にアクセスすることになるので、より確実にユーザに対して課金することができる。
【0055】・本実施形態においては、ステップS33において印刷結果が正常であると判断された後に、自動的に切手データを削除した。そのため、使用可能な切手データに基づいてユーザが電子切手を容易に印刷して流通させるというおそれを少なくすることができる。
【0056】・本実施形態においては,ステップS33において、結果が異常と判断された場合には、ステップS41及びステップS28〜ステップS32を経て、再度印刷を行った。そのため、使用可能な電子切手を発行するまで課金されずに、何度も再印刷することができる。すなわち、ユーザは印刷の失敗をおそれずに容易に電子切手システムを利用することができる。
【0057】・本実施形態においては、電子切手には2次元バーコード49として暗号化された情報を記載させ、使用時に、すなわち集配郵便局POの読み取り機17でこの2次元バーコード49を読み取らせた。従って、2次元バーコード49に記載された情報を人が容易に把握することができないので、電子切手は偽造されにくく、より信頼性の高い電子切手を印刷することができる。
【0058】・本実施形態においては、使用可能な電子切手には、「certified」という識別子51を付け、使用不可能な電子切手には「failure」という識別子を付けた。また、使用した電子切手に消印を押して無効化した。そのため、ユーザに対しては、この識別子51の状態により、電子切手が使用可能か不可能か又は使用済みか否かを容易に判断することができる。
【0059】・本実施形態においては、管理サーバ15は、照合データ記憶部43に記憶した電子切手の情報と、この電子切手が使用される際に受信した切手の情報とを照合し、この使用される電子切手が使用可能か否かを判断した。管理サーバ15には、偽造された電子切手の情報は管理サーバ15には記録されることがないため偽造された電子切手は使用することができず、正規に発行されて使用可能である電子切手のみが使用できる。従って、プリンタ13の不具合等により電子切手の印刷に何度も失敗し、ユーザが故意にその失敗した電子切手を流通させようとしても、その電子切手は使用することができない。従って、その偽造された電子切手は容易にかつより確実に排除される。
【0060】・本実施形態においては、コンピュータ端末11が管理サーバ15から切手データとともに無二の固有番号を取得し、この固有番号とともに課金情報や2次元バーコードの情報を管理サーバ15に送信した。従って、発行された電子切手の情報を更に容易に、かつより確実にコンピュータ端末11又はコンピュータ16と管理サーバ15との間で行うことができるため、偽造された電子切手を更に確実に排除することができる。
【0061】・本実施形態においては、プリンタ13は、印刷記録媒体Pに2次元バーコード49を印刷した後、スキャンヘッド12によりこの2次元バーコード49を読み取り、2次元バーコード49が正常に印刷されている場合には、その印刷記録媒体Pに「certified」という識別子51を付けるようにした。従って、印刷結果が正常か否かの判断結果を電子切手に印刷するため、印刷結果が正常で使用可能な証票であるのか又は印刷結果が異常で使用可能な証票であるかをこの電子切手を見ただけで容易に判断することができる。従って、ユーザがその使用不可能な証票を使用することはほとんどできないため、使用不可能な証票が流通することはほとんどなく、電子切手の信頼性を向上させることができる。
【0062】・本実施形態においては、プリンタ13のキャリッジ26にスキャンヘッド12を設けた。従って、印刷するためにキャリッジ26が移動すると、スキャンヘッド12も移動して印刷した切手のデータの読み込みが行われる。すなわち、切手データに基づいて行われる印刷と同一作業で、ほぼ同時に印刷した電子切手をスキャンすることができるので、電子切手の印刷についての正常又は異常の判断がすぐに行われるとともに、構造を簡単にすることができる。
【0063】(変更例)なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態においては、証票として電子切手の代わりに、例えば、コンサートや演劇などのイベントチケット又は商品券などの課金を前提としたその他の有価な証票とすること。
【0064】○上記実施形態において、2次元バーコード49を暗号化した情報の被読み取り部とする代わりに、例えば、暗号化した情報を電子透かしとして画像に挿入した被読み取り部にすること。
【0065】○上記実施形態において、「failure」「certified」の文字機を識別子51とする代わりに、一部の画像とすること。すなわち、この画像の一部が印刷されているか否かで、その証票が使用可能か否かを判断すること。
【0066】○上記実施形態において、証票を封筒や用紙などの印刷記録媒体に出力する際に、封筒やはがきの所定箇所に記載する宛先を一緒に印刷すること。
○上記実施形態においては、電子切手が正常に発行された後に課金を行い、超過料金が後払いに設定されている場合には、集配郵便局POにおいて使用される際にも課金を行った。このようにコンピュータ端末11で使用可能な電子切手を発行した際に課金する代わりに、例えば集配郵便局POで使用される際にのみ課金を行うようにしてもよい。
【0067】○上記実施形態において、課金処理を行うための情報を、ステップS12において所定事項を管理サーバ15に送信する際やステップS22において郵便料金を計算した際など、電子切手が正常に印刷されたと判断された後だけでなく、複数回に分けて課金情報を送信すること。
【0068】○上記実施形態においては、使用可能である電子切手を発行した後、課金情報、郵便情報及び固有番号を管理サーバ15に送信するようにした。この代わりに、証票の印刷データを管理サーバ15から取得する際に郵便情報を管理サーバ15に送信し、印刷後には、課金情報と固有番号だけを送信するようにしてもよい。また、これらの情報は、印刷処理に続いた処理として管理サーバ15に送信するようにしたが、その出力した切手を使用する前であれば、印刷終了後、所定時間が経過した後に、別の処理として送信するようにしてもよい。
【0069】○本実施形態において、読み取り手段であるスキャンヘッド12をプリンタ13に一体的に設ける代わりに、証票を印刷するプリンタと、印刷した証票のデータを読み取るスキャナとを別々に設けること。
【0070】次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記コンピュータのモニタに判断結果を表示することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1つに記載の印刷結果確認システム。
【0071】従って、この(a)項に記載の発明によれば、コンピュータのモニタに判断結果を表示するので、証票の印刷中又は印刷後に、その証票が使用可能か否かを容易に把握することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、プリンタの不具合などにより使用できない証票が印刷された場合であっても、面倒な手間をかけずに、使用可能であるとして発行された有価な証票に対してのみ課金を行うことができる。また、正常に印刷されずに使用不可能となった証票は、流通しても使用できないため、発行した証票の信頼性を向上させることができる。




 

 


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