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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−8840(P2003−8840A)
公開日 平成15年1月10日(2003.1.10)
出願番号 特願2001−191086(P2001−191086)
出願日 平成13年6月25日(2001.6.25)
代理人 【識別番号】100084548
【弁理士】
【氏名又は名称】小森 久夫
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
5C072
【Fターム(参考)】
2C061 AP03 AP04 AQ05 CE05 
5C062 AA05 AB22 AB32 AC04 AC15 AC69 AF15
5C072 AA01 AA03 BA13 NA01 NA08 XA04
発明者 伊藤 健二
要約 課題
スキャナユニットが、インクキャリッジの影響で動揺することのないようにした画像形成装置を提供する。

解決手段
インクキャリッジを備えた画像形成部と、前記画像形成部上に載置された原稿読取部と、を備え、かつ、前記原稿読取部が、スキャナユニット4を前記インクキャリッジの往復動方向と平行に移動させて、原稿台上に載置された原稿の画像を読み取る第1読取モードと、前記スキャナユニット4を原稿読取位置に停止させて前記原稿を移動させつつ原稿の画像を読み取る第2読取モードと、を選択的におこなうことができる画像形成装置において、前記第2読取モードにて前記原稿の画像を読取動作中に、前記スキャナユニット4を前記原稿読取位置に固定するための固定手段21を設けている。
特許請求の範囲
【請求項1】 記録媒体の画像形成面に対向して往復移動するインクキャリッジを備えた画像形成部と、前記画像形成部上に載置された原稿読取部と、を備え、かつ、前記原稿読取部が、スキャナユニットを前記インクキャリッジの往復動方向と平行に移動させて、原稿台上に載置された原稿の画像を読み取る第1読取モードと、前記スキャナユニットを原稿読取位置に停止させて前記原稿を移動させつつ原稿の画像を読み取る第2読取モードと、を選択的におこなうことができる画像形成装置において、前記第2読取モードにて前記原稿の画像を読取動作中に、前記スキャナユニットを前記原稿読取位置に固定するための固定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記固定手段が、前記スキャナユニットを固定する際の位置決め機能を具備していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記固定手段を、電磁石と金属板とで構成し、前記電磁石に通電することにより、その電磁力で、前記スキャナユニットを固定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記第1読取モードにて前記原稿の画像を読取動作中に、インク無しやジャムエラー等のエラーが発生すると、前記スキャナユニットを前記第2読取モードの原稿読取位置に移動させて固定するように制御するための制御手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】 前記固定手段が、無給電状態でも固定力を発揮し、かつ、搬送時等の無給電状態下で、前記スキャナユニットが前記固定手段にて固定されるように制御するための制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項6】 前記第2読取モードの原稿読取位置における装置本体側と、前記スキャナユニットとに、固定手段として磁石を設け、その磁力により、前記スキャナユニットが、原稿読取位置に固定されることを特徴とする請求項1,4,5のいずれかに記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動型スキャナユニットと原稿送り部を兼ねた読取り装置を搭載した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、例えば、図13に示すように、装置本体の下部に画像形成部100が配置され、その上に原稿読取部101が配置されている。その原稿読取部101の上には原稿カバー102を取り付けた原稿送り部103が設けられている。
【0003】画像読取部101には、ガイド軸104に案内されるスキャナユニット105が設けられ、プラテンガラス106上に載置された原稿を走査して原稿上の画像が読取られる。
【0004】原稿送り部103を使用して原稿の画像を読取るときは、スキャナユニット105を原稿送り部103での原稿読取位置に移動させてその位置で停止させ、原稿送り部103から原稿を送ることにより原稿上の画像が読取られる。
【0005】スキャナユニット105には、光源106とミラー107とCCD108が搭載され、CCD108から光電変換して原稿上の画像データを得る。画像データは図示していない画像処理部に送られ、その画像処理部で印刷可能な画像データに変換され、変換された画像データが画像形成部100に送られる。
【0006】画像形成部100には、ガイド軸110に案内されて主走査方向に往復移動するインクキャリッジ111が設けられており、その画像形成部100では、インクキャリッジ111を主走査方向に移動させながら画像データに対応して必要なインクをインクヘッド(図示省略)より吐出して用紙上に画像を記録する。
【0007】このように構成される画像形成装置では、原稿の読取から画像データ変換を行ない画像を記録するまでがリアルタイムで行われるため、画像形成部100で画像を記録する際、インクキャリッジ111の移動により装置全体にF1,F2方向の振動が発生する。
【0008】すなわち、原稿送り部103での原稿の読取りの時には、スキャナユニット105が停止した状態で読取動作がおこなわれるため、インクキャリッジ111の移動の影響による振動で、装置上部のスキャナユニット104が動揺し(F1,F2方向)、色ずれなどの不具合(読み取り精度の低下)が発生することがあった。なお、図l3中、112は搬送ローラ、113は用紙、114は台座である。
【0009】そのため、従来では、原稿の読取時の振動を軽減するために、画像形成部100と原稿読取部101とを分離したりしていた。また、例えば、特開昭61−197837号公報には、装置本体下部の4隅に防振支持具としてゴム製の台座を固定し(図13の114参照)、装置本体の振れを上記台座のクッション作用で吸収させて、設置状態の安定化を図るようにした構成が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、印刷の高画質化、印刷の高速化、装置の小型化などにより、インクキャリッジ111の移動に伴う振動の増加や読取り画像の解像度の向上等により、画像読取時に、停止しているスキャナユニット105が振動の影響で動揺し色ずれが発生しやすくなった。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ、スキャナユニットが、インクキャリッジの影響で動揺することのないようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
【0013】(1)記録媒体の画像形成面に対向して往復移動するインクキャリッジを備えた画像形成部と、前記画像形成部上に載置された原稿読取部と、を備え、かつ、前記原稿読取部が、スキャナユニットを前記インクキャリッジの往復動方向と平行に移動させて、原稿台上に載置された原稿の画像を読み取る第1読取モードと、前記スキャナユニットを原稿読取位置に停止させて前記原稿を移動させつつ原稿の画像を読み取る第2読取モードと、を選択的におこなうことができる画像形成装置において、前記第2読取モードにて前記原稿の画像を読取動作中に、前記スキャナユニットを前記原稿読取位置に固定するための固定手段を設けたことを特徴とする。
【0014】画像形成部と原稿読取部とを一体的に具備した画像形成装置では、第2読取モードを使用して原稿上の画像を読取る際に、インクキャリッジが動作しているために、画像形成部で発生した振動が原稿読取部に伝わり、停止させてあるスキャナユニットが振動の影響を受け、色ずれなどが発生することがあった。
【0015】この構成によれば、第2読取モードで原稿の画像を読み取る動作中にスキャナユニットを固定することで、動作中のインクキャリッジから受ける振動の影響を軽減し、読取精度を向上させ、色ずれの発生を低減することができ、画質の高いコピーをおこなうことができる。
【0016】(2)前記固定手段が、前記スキャナユニットを固定する際の位置決め機能を具備していることを特徴とする。
【0017】通常、スキャナユニットを停止させて原稿を読取る時(第2読取モード時)、そのスキャナユニットが、公差や機械的誤差によりわずかに傾き、原稿の送り方向とスキャナユニットの読取方向とが垂直に保たれず、読取画像が頃いてしまうことがある。
【0018】この構成によれば、固定手段によって、スキャナユニットを位置決め状態に固定することで、スキャナユニットを正しい姿勢状態に保持することができ、読取画像の傾きを少なくし読取精度を向上させ、色ずれのない高画質の画像読取りと高品位なコピーが可能となる。
【0019】(3)前記固定手段を、電磁石と金属板とで構成し、前記電磁石に通電することにより、その電磁力で、前記スキャナユニットを固定することを特徴とする。
【0020】この構成によれば、固定力を電磁石の通電により得ることで、固定時の機械的ノイズの発生がなく、かつ、スキャナユニットの固定を迅速に行なうことができる。また、機械的な駆動機構による固定ではないため、装置の軽量・小型化および構成の簡素化が可能となる。
【0021】(4)前記第1読取モードにて前記原稿の画像を読取動作中に、インク無しやジャムエラー等のエラーが発生すると、前記スキャナユニットを前記第2読取モードの原稿読取位置に移動させて固定するように制御するための制御手段を設けたことを特徴とする。
【0022】画像形成装置のインクやインクヘッドの交換やジャムをおこした記録媒体(記録用紙)を取り除く時に、原稿読取部を開閉する必要があるが、その場合、原稿読取部のスキャナユニットが、その開閉動作によってガイドから浮き上がること等により衝撃を受けトラブルが発生することがある。
【0023】この構成によれば、インクやインクヘッドの交換が必要な時等に、スキャナユニットを固定することで、原稿読取部を開閉してもスキャナユニットに衝撃が及ぶのが抑えられ、インクの交換などを支障なくおこなうことができる。
【0024】(5)前記固定手段が、無給電状態でも固定力を発揮し、かつ、搬送時等の無給電状態下で、前記スキャナユニットが前記固定手段にて固定されるように制御するための制御手段を設けたことを特徴とする。
【0025】この構成によれば、スキャナユニットの浮き上がり等による衝撃をなくす為の搬送用の固定が自動的に行なえることで、搬送時のスキャナユニットの固定を失念することなく確実におこなうことができる。また、搬送用の固定状態でコピー装置を使用するような誤操作の防止を図ることもできる。
【0026】(6)前記第2読取モードの原稿読取位置における装置本体側と、前記スキャナユニットとに、固定手段として磁石を設け、その磁力により、前記スキャナユニットが、原稿読取位置に固定されることを特徴とする。
【0027】この構成によれば、スキャナユニットが同定位置に移動したときに磁力により固定できるので、固定時の機械的な音をなくすことができる。また、固定手段に駆動する機構を必要としないために、構成が簡素化され、装置の軽量・小型化が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。画像形成装置は、基本的には、例えば、図7に示すように、記録媒体の画像形成面に対向して往復移動するインクキャリッジ1を備えた画像形成部2と、その画像形成部2の上に載置された原稿読取部3とを具備している。
【0029】その原稿読取部3は、スキャナユニット4を、画像形成部2のインクキャリッジ1の往復移動方向と平行に移動させて、原稿台(プラテンガラス)5の上に載置された原稿の画像を読取る第1読取モードと、スキャナユニット4を停止し、原稿を移動させつつ原稿上の画像を読み取る第2モードと、を選択的におこなうことができる。
【0030】より詳しくは、原稿読取部3の上には、開閉自在な原稿カバー7を取り付けた原稿送り部8が設けられ、その原稿読取部3には、ガイド軸8に案内されるスキャナユニット4が設けられ、移動するスキャナユニット4によって、プラテンガラス9上に載置されて原稿カバー7で抑えられた原稿が走査され、原稿上の画像が読み取られる(第1読取モード)。
【0031】また、原稿送り部8を使用して原稿上の画像を読み取るときは、スキャナユニット4を原稿送り部8の原稿読取位置に移動させ、その位置で停止させ、原稿送り部8によって原稿を送り移動させることにより、その移動中の原稿の画像が、スキャナユニット4によって読み取られる(第2読取モード)。
【0032】スキャナユニット4には、光源10とミラー11とCCDl2が搭載され、CCDl2に結像させた画像を光電変換して原稿上の画像データを得、その画像データが図示省略の画像処理部に送られ、その画像処理部で印刷可能な画像データに変換された後、画像形成部2に送られる。
【0033】画像形成部2には、ガイド軸13に案内されて(主走査方向)に往復移動するインクキャリッジlが設けられており、そのインクキャリッジ1を走査方向に移動させながら画像データに対応して必要なインクをインクヘッド(図示省略)より吐出して用紙上に画像を記録する。なお、図7中、14は搬送ローラ、15は用紙、16は台座である。
【0034】(実施形態l)図1は画像形成装置の平面図で、光源10とミラー11とCCD12が搭載されたスキャナユニット4は、装置本体の一側に設けられたガイド軸9に沿って、CCD12の読取方向(原稿の幅方向,主走査方向)に対して垂直方向(矢印の方向,副走査方向)に移動する。
【0035】その第1読取モード(原稿台5上に置かれた原稿の画像を読取るとき)では、前述したように、スキャナユニット4を副走査方向に動作させることにより、静止している画像が移動中のスキャナユニット4によって読み取られる。
【0036】一方、第2読取モード(スキャナユニット4を停止させて、移動する原稿の画像を読取るとき)では、前述したように、スキャナユニット4を原稿送り部8における原稿読取位置(図1の左側,図7の位置)に停止させ、原稿送り部8により原稿が送り移動され、CCD12によって画像の読取がおこなわれる。
【0037】この第2読取モードをおこなうために、スキャナユニット4を原稿読取位置に移動させたときには、図示は省略するが、スキャナユニット4のガイド側にはモータで駆動する駆動部があり、駆動しているモータを励磁させることにより、スキャナユニット4を原稿読取位置に静止させることができる。
【0038】しかし、ガイド軸9とスキャナユニット4との間には、公差や機構的誤差(機械的な製作誤差等を含む)により若干のガタ付きがあるため、スキャナユニット4のガイド軸9で支えられてない方(ガイド軸9から離れる程)ほどそのガタ付きが大きく、インクキャリッジ1が移動することにより発生する振動の影響も大となる。
【0039】そこで、本実施形態では、スキャナユニット4を原稿送り部8の所定の固定位置(原稿読取位置)で確実に固定できるように、スキャナユニット4のガイド軸9で支えられていない側の装置本体フレームに固定部(固定手段)21を設け、スキャナユニット4(の両側)を安定状態に固定して、移動するインクキャリッジ1からの影響を低減するようにしている。
【0040】図2は、その固定部21の構成を示し、内部にソレノイドを使用した駆動部22があり、ソレノイドに通電することにより、その駆動部22の先端に取り付けた押圧部23が、スキャナユニット4の側面に向けて突出してスキャナユニット4を押圧し摩擦力でスキャナユニット4を固定する。なお、その押圧部23は、例えば、ゴム、軟性樹脂材等の摩擦係数の高い素材で形成するのが好ましい。
【0041】ソレノイドヘの通電を停止することにより電磁力が消失して、復帰ばね24の弾発力により、押圧部23がスキャナユニット4から離れ固定が解除される。なお、25は、駆動部22と復帰ばね24を収納するケーシングで、例えば、装置本体フレーム(図示省略)に固定される。
【0042】図8は、制御手段19(図12参照)によっておこなわれる第2読取モードにおける制御フローを示し、その制御フローについて説明すると、原稿が原稿送り部8に置かれているとき、コピーの実行指令が発せられると、スキャナユニット4が原稿送り部8を使用するときの原稿読取位置に移動する(Sl)。
【0043】次に、電源の投入により固定部21を駆動させることにより、スキャナユニット4が固定部21によって固定される(S2)。スキャナユニット4が固定された状態にて、原稿送り部8により原稿を給紙し(S3)、CCD12を動作させて原稿画像の読取を開始する(S4)。
【0044】原稿が全て読み取られると、原稿送り部8は原稿俳紙動作を行ない(S5)、次の原稿がないときは(S6)、給電の停止により固定部21による固定を解除させ(S7)、スキャナユニット4を移動可能な状態とし、読み取った原稿の画像データの印刷が終わると、コピー動作待ちになる。なお、S6にて、次の原稿がある時にはS3に戻る。
【0045】このように、ガイド軸9とは反対側で、固定部21によってスキャナユニット4を固定することにより、たとえ、スキャナユニット4とガイド軸9との間に公差や機構的誤差等による多少のガタ付きがあっても、スキャナユニット4を装置本体側に確実に固定することができ、スキャナユニット4と原稿との相対位置が安定に確保される。
【0046】従って、インクキャリッジ1の移動に伴って画像形成部2で発生した振動が、原稿読取部3に伝達されても、原稿読取部3はガタ付くことがなくスキャナユニット4と原稿との相対位置関係が安定状態に維持されているため、読取画像への影響は極減され読取精度は顕著に向上し色ずれの発生を抑えることができる。その制御手段19は、図12に示すように、CPU(中央演算処理装置)、RAM,ROM(記憶装置)を具備し、その入力側には、操作パネル17、電源部18が接続され、出力側には、原稿読取部3、画像形成部2、固定部21が接続され、予め設定記憶された制御プログラムに従い、画像形成に必要な給紙制御、原稿読取制御、画像形成制御に加えて、上述のような第2読取モードでのスキャナユニット4の固定制御をおこなう。
【0047】(実施形態2)図3は固定部31を示し、この場合、特に、スキャナユニット4とガイド軸9とのガタ付きに起因して、スキャナユニット4が、読取方向に対して完全な垂直にはならずに傾くようなことがないように、固定部31とスキャナユニット4の双方に位置決め部分32,42を設け、スキャナユニット4を、主走査方向に強制的に位置決めできるようにしている。
【0048】より詳しくは、この固定部31は、例えば、フレームに固定されるケーシング35内に、前実施形態と同様の駆動部と復帰ばねを収納し、その駆動部の先端に逆V字状の位置決め部分32を設けた構成としている。
【0049】その駆動部のソレノイドに通電することにより、位置決め部分32を、スキャナユニット4の側壁に形成したV溝状の位置決め部分42に突入嵌合させることにより、その嵌合状態にて、スキャナユニット4を読取方向(主走査方向)に沿うように位置規制することができる。
【0050】従って、スキャナユニット4は、常に、原稿の主走査方向と平行に位置規制された状態にて第2読取りモードで原稿を読取ることが可能になり、より高い読取精度が得られ、高品位な画質が得られる。なお、ソレノイドヘの給電を停止することにより、位置規制が解除され、スキャナユニット4は移動可能なフリーな状態に開放される。
【0051】また、別の構成として、その固定部31を、電源の供給がなくても、スキャナユニット4を位置決め状態に固定できるような構成とすることもできる。その場合、例えば、上述の位置決め部分32を、画像形成装置本体の外部(例えば、原稿読取部3の側面または上面)から手動操作で、スキャナユニット4の位置決め部分42に対して、進退移動させるようにすればよい。
【0052】図示は省略するが、具体的には、例えば、位置決め部分32の基部に一体的に形成した軸部を、原稿の主走査方向に進退移動自在となるように、ケーシング35内に収納すると共に、その軸部に復帰ばねを付設し、リンク機構を介して、その軸部を、画像形成装置本体(原稿読取部3)の側面または上面等に設けたラッチ機構付きの操作しバーと連結すればよい。
【0053】このような構成すれば、電源の供給がなくても、操作レバーを操作することによって、原稿読取位置に停止したスキャナユニット4の位置決め部分42に対して、位置決め部分32を突出嵌合させ、その操作レバーをラッチすることにより、スキャナユニット4を原稿の主走査方向に精度よく位置決め状態で固定することができる。
【0054】また、原稿の読取りが終了した時点で、操作レバーのラッチを解除すれば、復帰ばねの弾発力で、位置決め部分42に対する位置決め部分32の嵌合状態が解除され、スキャナユニット4はフリーな状態に復帰し、第1読取りモードでの読取りが可能な状態となる。なお、このような固定部31により、装置の搬送時等にスキャナユニット4が浮動しないように、安定状態に固定しておくこともできる(搬送用の固定と兼用)。
【0055】(実施形態3)図4は固定部41を示し、この場合、電磁石43を用い、その電磁力で、スキャナユニット4の側面に貼り付けた金属板44を吸引することによって、スキャナユニット4を原稿読取り位置に保持させるように構成している。電磁石43に通電することにより、スキャナユニット4に取り付けた金属板44と電磁石43とが引き合い、スキャナユニット4にかなりの負荷が掛かるため、画像形成部2の振動が原稿読取部3に伝達されても、スキャナユニット4が振動の影響で動揺するのが軽減され、高い読取精度を確保することができる。
【0056】図9は、第2読取モードの制御フローを示し、その制御フローについて説明すると、まず、原稿が原稿送り部8に置かれているとき、操作パネル17からコピーの実行指令が発せられると、スキャナユニット4が原稿読取位置に移動する(S11)。
【0057】次に、電磁石43に通電することにより、スキャナユニット4に負荷が作用する(S12)。スキャナユニット4に負荷を作用させた態下にて、原稿送り部8により原稿を給紙し(S13)、CCD12を動作させて原稿画像の読取りを開始し(S14)、原稿送り部8は原稿を原稿読取速度にて原稿を送る。
【0058】原稿がすべて読取られると、原稿送り部8は原稿排紙動作を行ない(S15)、次の原稿がないときは(S16)、給電の停止により電磁石43による負荷状態を解除させ(S17)、スキャナユニット4を移動可能な状態とし、読取った原稿の画像データの印刷が終るとコピー動作待ちになる。なお、S16にて、次の原稿がある時にはS3に戻る。
【0059】本実施形態では、スキャナユニット4と固定部41の接触が無いため、スキャナユニット4を固定する時の音がせず、ノイズの発生を抑えることができる。
【0060】また、電磁石43に通電することによりスキャナユニット4を固定するので、構造を簡素化でき、装置のコストダウンや装置の軽量・小型化が可能となる。なお、図9の制御フローをおこなうための制御系統は、基本的には、図12に示す制御系統と同様であり、その説明を省略する。
【0061】(実施形態4)図5は、スキャナユニット4の左右両側(画像形成装置本体の前後)に固定部51,51を設け、搬送時等の固定にも共用できるようにした場合の実施形態を示し、この場合、2つの固定部51,51は、電源の供給がない状態下でも、スキャナユニット4を固定できるように構成されており、スキャナユニット4を動作させるときには、電源を投入して、スキャナユニット4の固定を強制的に解除することによりスキャナユニット4を移動できる構造としている。
【0062】コピーを行なっていない待機状態のときは、スキャナユニット4が、原稿送り部8を使用するときの原稿読取位置に停止し、2つの固定部51,51により固定されている状態にある。つまり、原稿送り部8を使用して原稿を読取るときの原稿読取位置とスキャナユニット4の待機位置とを共通化している。
【0063】また、スキャナユニット4が待機位置に固定されていないときに、装置の電源をオフした時には、スキャナユニット4が待機位置に移動し、両固定部51,51によりスキャナユニット4を固定してから、すべての供給電源を切るように制御手段(図示省略)で制御する。電源が切られた状態でスキャナユニット4が固定されているため、装置の搬送時にスキャナユニット4が浮動してトラブルが発生するような不具合が解消される。
【0064】なお、画像形成部2のインクの交換等を行なうときは、原稿読取部3を開閉(または移動)して画像形成部2にあるインクを抜き取る等の必要があり、その際に、スキャナユニット4が浮動して破損することもあるため、そのような時には、前述したように、スキャナユニット4を固定するのが好ましい。
【0065】図10は、原稿台5で原稿の読取をおこなっているときに、インク関係のエラーが発生した場合の制御フローを示す。その制御フローについて説明すると、原稿台5上に置かれた原稿上の画像の読取をおこなうときは、スキャナユニット4が原稿を読み取るために、副走査方向に移動する(S21)。画像形成部2からのインク無しエラーなどが発生した場合(S22)、画像形成部2は原稿読取部3にエラーを通知する。
【0066】原稿読取部3は画像形成部2からのエラーの通知を受けると、CCD12の読取を停止し、その後スキャナユニット4を停止させて、原稿の画像読取を中断する。スキャナユニット4を原稿読取位置に移動させて固定部51,51により固定する(S24)。
【0067】スキャナユニット4の固定が完了すると、ユーザーに対してエラーを通知する。エラーを解除するための操作が完了し、エラーが解除されると(S25)、スキャナユニット4の固定を解除し(S26)、原稿台5上に置かれた原稿の画像読取を再開始する(S21)。
【0068】本実施形態では、インク無しなどのエラーが発生したときにインク交換などにより原稿読取部3を開放したり動かしたりする必要があるが、その時には、スキャナユニット4を固定することにより、スキャナユニット4の浮動を抑えることができ、これにより、スキャナユニット4及びその駆動系等の破損を回避することができる。
【0069】図6は、固定部51に磁石用いた場合を示し、スキャナユニット4と固定部51とが、お互いに引き合うような磁性を有する磁石(N52,S53)を装着し、スキャナユニット4が第2読取モードでの原稿読取位置に来たときに、スキャナユニット4の両側の2個所で磁石(N52,S53)の磁力により適度の負荷を作用させ、スキャナユニット4を磁力による安定な拘束状態とする。
【0070】そして、この原稿読取位置にあるスキャナユニット4を磁力から開放するためには、スキャナユニット4を駆動させるモーターの電流を上げ、磁力に打ち勝つ程度に駆動力を大として、その固定位置からスキャナユニット4を強制的に離脱させるようにする。
【0071】図11は、このような磁石(N52,S53)を使用したときのスキャナユニヅト4の制御フローを示す。この場合、スキャナユニット4が固定位置にあるときは、磁力に打ち勝って、スキャナユニット4を移動させるために、スキャナユニット4に作用する磁力以上の駆動力が必要になる。そこで、スキャナユニット4を動作させるモーターの電流を制御手段(図示省略)により数段階に制御できるようにする。
【0072】スキャナユニット4が固定位置にあるときには、スキャナユニット4を駆動させるモーターの電流値が最高値になるように設定する(S31)。次に、スキャナユニット4を動作させ、スキャナユニット4が固定部51,51の保持力から開放される(磁界影響領域外に至る)と(S32)、モーターの電流を読取りに必要な電流値に変更して(S33)、読取を開始する(S3イ)。
【0073】また、(読取終了後)スキャナユニット4を固定位置で固定するときは、スキャナユニット4が保持力の影響を受け始める位置からスキャナユニット4を駆動するモーターの電流値を最高値に設定して、スキャナユニット4を強制的に固定位置に移動させ、スキャナユニット4が両固定部51,51に保持されると、モーターの電流を最小値とするか或いは電流を流さない設定とし、スキャナユニット4を両固定部51,51に保持させる状態とする。
【0074】このように、スキャナユニット4を原稿読取位置に移動させることで、固定の際に、ノイズの発生が無く、静かに固定することができる。また、固定部51に駆動機構が無いため構成を簡素化でき、装置本体の軽量・コンパクト化が可能となる。また、装置本体の搬送時等では、無給電状態下でスキャナユニット4を原稿読取位置に安定に保持させておくことができ、スキャナユニット4およびその駆動系の破損等を免れる。
【0075】
【発明の効果】以上説明で明らかなように、本発明は、以下の効果を奏する。
【0076】請求項lによれば、第2読取モードで原稿の画像を読み取る動作中にスキャナユニットを固定するので、動作中のインクキャリッジから受ける振動の影響が軽減され、読取精度が向上し、色ずれの発生を低減することができ、画質の高い画像の再現が可能となる。
【0077】請求項2によれば、固定手段によって、スキャナユニットを位置決めして固定するので、スキャナユニットを正しい姿勢状態に保持することができ、読取画像の傾きを少なくして読取精度を向上させ、色ずれのない高画質の画像読取りと高品位な画像の形成が可能となる。
【0078】請求項3によれば、スキャナユニットの固定力を電磁石の通電により得るので、固定時の機械的ノイズの発生がなく、かつ、スキャナユニットの固定を迅速におこなうことができる。また、機械的な駆動機構による固定ではないため、装置の構成の簡糸化や軽量・小型化が可能となる。
【0079】請求項4によれば、インクやインクヘッドの交換が必要な時等に、スキャナユニットを固定することで、原稿読取部を開閉してもスキャナユニットに衝撃が及ぶのが抑えられ、インクの交換などを支障なくおこなうことができる。
【0080】請求項5によれば、スキャナユニットの浮き上がり等による衝撃をなくす為の搬送用の固定が自動的に行なえることで、搬送時のスキャナユニットの固定を失念することなく確実におこなうことができる。また、搬送用の固定状態で装置を使用するような誤操作の防止を図ることもできる。
【0081】請求項6によれば、スキャナユニットが固定位置に移動したときに磁力により固定できるので、固定時の機械的な音をなくすことができる。また、固定手段に駆動する機構を必要としないために、構成が簡素化され、装置の軽量・小型化が可能となる。




 

 


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