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発明の名称 パッチ適用方式、パッチ適用方法およびパッチ用プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−15894(P2003−15894A)
公開日 平成15年1月17日(2003.1.17)
出願番号 特願2001−196729(P2001−196729)
出願日 平成13年6月28日(2001.6.28)
代理人 【識別番号】100082935
【弁理士】
【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5B076
【Fターム(参考)】
5B076 EA01 
発明者 市川 富彦
要約 課題
コンピュータシステム全体を停止せずにパッチ処理を行うことができるパッチ適用方式を提供する。

解決手段
複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータシステム全体を停止することなく、前記コンピュータシステムを構成するそれぞれのコンピュータで動作するオペレーティングシステムに対してパッチ処理を行う総合監視装置を備えたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータシステム全体を停止することなく、前記コンピュータシステムを構成するそれぞれのコンピュータで動作するオペレーティングシステムに対してパッチ処理を行う総合監視装置を備えたことを特徴とするパッチ適用方式。
【請求項2】 複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行うためのパッチデータの記憶場所となるパッチデータ記憶手段と、前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を記憶するシステム構成情報記憶手段と、前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムのそれぞれにパッチ処理を行う時刻を示すパッチ適用予定時刻の記憶場所となる適用スケジュール記憶手段と、前記パッチデータを外部から取得して前記パッチデータ記憶手段に登録するパッチデータ取得手段と、前記システム構成情報記憶手段から前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を取得し、同一クラスタに属するコンピュータについては、重複する時刻とならないように前記パッチ適用予定時刻を設定して前記適用スケジュール記憶手段に登録するスケジュール作成手段と、前記コンピュータの動作状況を調べる状態監視手段と、前記適用スケジュール記憶手段に記憶されているパッチ適用予定時刻になった場合に、当該パッチ適用予定時刻にパッチ処理をすべきコンピュータが属するクラスタを前記システム構成情報記憶手段を参照して調べるとともに、当該クラスタ内の他のコンピュータがアクティブであるか否かを前記状態監視手段を起動して調べ、アクティブである場合は、前記コンピュータを停止して前記クラスタから切り離すとともに、前記パッチデータ記憶手段から前記パッチデータを取得して前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行い、前記コンピュータを再起動して前記クラスタに組み込み、アクティブではない場合には、前記スケジュール作成手段を起動して前記コンピュータについてパッチ適用予定時刻を再設定するパッチ適用手段とを備えたことを特徴とするパッチ適用方式。
【請求項3】 一定の時間帯毎の前記コンピュータそれぞれの負荷情報の記憶場所となる負荷情報記憶手段と、前記コンピュータの負荷情報を収集して前記負荷情報記憶手段に登録する負荷情報収集手段とを備え、前記スケジュール作成手段は、前記負荷情報記憶手段から前記コンピュータの負荷情報を取得し、負荷の低い時間帯の中からパッチ適用予定時刻を設定していくことを特徴とする請求項2記載のパッチ適用方式。
【請求項4】 複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータシステム全体を停止することなく、前記コンピュータシステムを構成するそれぞれのコンピュータで動作するオペレーティングシステムに対してパッチ処理を行うことを特徴とするパッチ適用方法。
【請求項5】 複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、パッチデータを外部から取得してパッチデータ記憶手段に登録するパッチデータ取得ステップと、前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を記憶するシステム構成情報記憶手段から前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を取得し、同一クラスタに属するコンピュータについては、重複する時刻とならないようにパッチ適用予定時刻を設定して適用スケジュール記憶手段に登録するスケジュール作成ステップと、前記適用スケジュール記憶手段に記憶されているパッチ適用予定時刻になった場合に、当該パッチ適用予定時刻にパッチ処理をすべきコンピュータが属するクラスタを前記システム構成情報記憶手段を参照して調べるとともに、当該クラスタ内の他のコンピュータがアクティブであるか否かを調べ、アクティブである場合は、前記コンピュータを停止して前記クラスタから切り離すとともに、前記パッチデータ記憶手段から前記パッチデータを取得して前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行い、前記コンピュータを再起動して前記クラスタに組み込み、アクティブではない場合には、前記スケジュール作成ステップにより前記コンピュータについてパッチ適用予定時刻を再設定するパッチ適用ステップとを含むことを特徴とするパッチ適用方法。
【請求項6】 前記スケジュール作成ステップは、一定の時間帯毎の前記コンピュータそれぞれの負荷情報を記憶する負荷情報記憶手段から前記コンピュータの負荷情報を取得し、負荷の低い時間帯の中からパッチ適用予定時刻を設定していくことを特徴とする請求項5記載のパッチ適用方法。
【請求項7】 複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータシステム全体を停止することなく、前記コンピュータシステムを構成するそれぞれのコンピュータで動作するオペレーティングシステムに対してパッチする処理をコンピュータに実行させることを特徴とするパッチ用プログラム。
【請求項8】 複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、パッチデータを外部から取得してパッチデータ記憶手段に登録するパッチデータ取得処理と、前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を記憶するシステム構成情報記憶手段から前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を取得し、同一クラスタに属するコンピュータについては、重複する時刻とならないようにパッチ適用予定時刻を設定して適用スケジュール記憶手段に登録するスケジュール作成処理と、前記適用スケジュール記憶手段に記憶されているパッチ適用予定時刻になった場合に、当該パッチ適用予定時刻にパッチ処理をすべきコンピュータが属するクラスタを前記システム構成情報記憶手段を参照して調べるとともに、当該クラスタ内の他のコンピュータがアクティブであるか否かを調べ、アクティブである場合は、前記コンピュータを停止して前記クラスタから切り離すとともに、前記パッチデータ記憶手段から前記パッチデータを取得して前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行い、前記コンピュータを再起動して前記クラスタに組み込み、アクティブではない場合には、前記スケジュール作成処理により前記コンピュータについてパッチ適用予定時刻を再設定するパッチ適用処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするパッチ用プログラム。
【請求項9】 前記スケジュール作成処理は、一定の時間帯毎の前記コンピュータそれぞれの負荷情報を記憶する負荷情報記憶手段から前記コンピュータの負荷情報を取得し、負荷の低い時間帯の中からパッチ適用予定時刻を設定していく処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8記載のパッチ用プログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッチ適用方式、パッチ適用方法およびパッチ用プログラムに関し、特に、コンピュータシステム全体を停止せずにパッチ処理を行うことができるパッチ適用方式、パッチ適用方法およびパッチ用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのプログラムの修正(パッチ)は、旧プログラムに修正を施した(パッチを適用した)新しいプログラムを作成し、この新しいプログラムで旧プログラムを置き換えることで行われる。
【0003】したがって、コンピュータは新しいプログラムの再ロードが必要となり、オペレーティングシステム(OS)にパッチを適用する場合には、OSの再起動を行うのが最も確実な方法である。
【0004】OSの再起動をする場合、その間はコンピュータのサービスを停止することになる。
【0005】また、負荷分散型クラスタのように複数のコンピュータから構成されるシステムの場合、すべてのコンピュータに人手でパッチを適用してまわるのは非常に大きな労力となる。
【0006】特開昭63−236157号公報には、遠隔保守センタのコンピュータから複数台のコンピュータに対してパッチデータを転送するパッチ適用方式が記載されている。
【0007】さらに、特開平6−119261号公報には、遠隔保守センタの負荷を低減するために、総合監視装置に共用パッチデータ格納領域を設ける方式が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来の技術では、コンピュータシステム全体を停止してパッチ処理を行う必要があったので、コンピュータシステム全体を停止している間は、サービスを提供することができないという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、コンピュータシステム全体を停止せずにパッチ処理を行うことができるパッチ適用方式、パッチ適用方法およびパッチ用プログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1のパッチ適用方式は、複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータシステム全体を停止することなく、前記コンピュータシステムを構成するそれぞれのコンピュータで動作するオペレーティングシステムに対してパッチ処理を行う総合監視装置を備えたことを特徴とする。
【0011】第2のパッチ適用方式は、複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行うためのパッチデータの記憶場所となるパッチデータ記憶手段と、前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を記憶するシステム構成情報記憶手段と、前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムのそれぞれにパッチ処理を行う時刻を示すパッチ適用予定時刻の記憶場所となる適用スケジュール記憶手段と、前記パッチデータを外部から取得して前記パッチデータ記憶手段に登録するパッチデータ取得手段と、前記システム構成情報記憶手段から前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を取得し、同一クラスタに属するコンピュータについては、重複する時刻とならないように前記パッチ適用予定時刻を設定して前記適用スケジュール記憶手段に登録するスケジュール作成手段と、前記コンピュータの動作状況を調べる状態監視手段と、前記適用スケジュール記憶手段に記憶されているパッチ適用予定時刻になった場合に、当該パッチ適用予定時刻にパッチ処理をすべきコンピュータが属するクラスタを前記システム構成情報記憶手段を参照して調べるとともに、当該クラスタ内の他のコンピュータがアクティブであるか否かを前記状態監視手段を起動して調べ、アクティブである場合は、前記コンピュータを停止して前記クラスタから切り離すとともに、前記パッチデータ記憶手段から前記パッチデータを取得して前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行い、前記コンピュータを再起動して前記クラスタに組み込み、アクティブではない場合には、前記スケジュール作成手段を起動して前記コンピュータについてパッチ適用予定時刻を再設定するパッチ適用手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】第3のパッチ適用方式は、第2のパッチ適用方式において、一定の時間帯毎の前記コンピュータそれぞれの負荷情報の記憶場所となる負荷情報記憶手段と、前記コンピュータの負荷情報を収集して前記負荷情報記憶手段に登録する負荷情報収集手段とを備え、前記スケジュール作成手段は、前記負荷情報記憶手段から前記コンピュータの負荷情報を取得し、負荷の低い時間帯の中からパッチ適用予定時刻を設定していくことを特徴とする。
【0013】第1のパッチ適用方式は、複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータシステム全体を停止することなく、前記コンピュータシステムを構成するそれぞれのコンピュータで動作するオペレーティングシステムに対してパッチ処理を行うことを特徴とする。
【0014】第2のパッチ適用方式は、複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、パッチデータを外部から取得してパッチデータ記憶手段に登録するパッチデータ取得ステップと、前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を記憶するシステム構成情報記憶手段から前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を取得し、同一クラスタに属するコンピュータについては、重複する時刻とならないようにパッチ適用予定時刻を設定して適用スケジュール記憶手段に登録するスケジュール作成ステップと、前記適用スケジュール記憶手段に記憶されているパッチ適用予定時刻になった場合に、当該パッチ適用予定時刻にパッチ処理をすべきコンピュータが属するクラスタを前記システム構成情報記憶手段を参照して調べるとともに、当該クラスタ内の他のコンピュータがアクティブであるか否かを調べ、アクティブである場合は、前記コンピュータを停止して前記クラスタから切り離すとともに、前記パッチデータ記憶手段から前記パッチデータを取得して前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行い、前記コンピュータを再起動して前記クラスタに組み込み、アクティブではない場合には、前記スケジュール作成ステップにより前記コンピュータについてパッチ適用予定時刻を再設定するパッチ適用ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】第3のパッチ適用方式は、第2のパッチ適用方式において、前記スケジュール作成ステップは、一定の時間帯毎の前記コンピュータそれぞれの負荷情報を記憶する負荷情報記憶手段から前記コンピュータの負荷情報を取得し、負荷の低い時間帯の中からパッチ適用予定時刻を設定していくことを特徴とする。
【0016】第1のパッチ用プログラムは、複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータシステム全体を停止することなく、前記コンピュータシステムを構成するそれぞれのコンピュータで動作するオペレーティングシステムに対してパッチする処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】第2のパッチ用プログラムは、複数のコンピュータから構成されるクラスタを少なくとも一つ含むコンピュータシステムにおいて、パッチデータを外部から取得してパッチデータ記憶手段に登録するパッチデータ取得処理と、前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を記憶するシステム構成情報記憶手段から前記クラスタと前記クラスタを構成するコンピュータに関する情報を取得し、同一クラスタに属するコンピュータについては、重複する時刻とならないようにパッチ適用予定時刻を設定して適用スケジュール記憶手段に登録するスケジュール作成処理と、前記適用スケジュール記憶手段に記憶されているパッチ適用予定時刻になった場合に、当該パッチ適用予定時刻にパッチ処理をすべきコンピュータが属するクラスタを前記システム構成情報記憶手段を参照して調べるとともに、当該クラスタ内の他のコンピュータがアクティブであるか否かを調べ、アクティブである場合は、前記コンピュータを停止して前記クラスタから切り離すとともに、前記パッチデータ記憶手段から前記パッチデータを取得して前記コンピュータで動作するオペレーティングシステムにパッチ処理を行い、前記コンピュータを再起動して前記クラスタに組み込み、アクティブではない場合には、前記スケジュール作成処理により前記コンピュータについてパッチ適用予定時刻を再設定するパッチ適用処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】第3のパッチ用プログラムは、第2のパッチ用プログラムにおいて、前記スケジュール作成処理は、一定の時間帯毎の前記コンピュータそれぞれの負荷情報を記憶する負荷情報記憶手段から前記コンピュータの負荷情報を取得し、負荷の低い時間帯の中からパッチ適用予定時刻を設定していく処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】まず、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。
【0021】図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、コンピュータ110、コンピュータ120、コンピュータ210、コンピュータ220、コンピュータ230と、総合監視装置300と、総合監視装置300に接続されている記憶装置400とから構成されている。これらのコンピュータ110、コンピュータ120、コンピュータ210、コンピュータ220、コンピュータ230および総合監視装置300はプログラム制御により動作し、通信路500を介して相互に接続されている。
【0022】コンピュータ110およびコンピュータ120は、負荷分散型のクラスタ100を構成し、コンピュータ210、コンピュータ220およびコンピュータ230は、負荷分散型のクラスタ200を構成する。
【0023】総合監視装置300は、状態監視手段310と、パッチ適用手段320と、適用スケジュール作成手段330と、パッチデータ取得手段340とを含む。
【0024】記憶装置400は、システム構成情報記憶手段410と、パッチデータ記憶手段420と、適用スケジュール記憶手段430とを含む。
【0025】システム構成情報記憶手段410は、クラスタと当該クラスタを構成するコンピュータに関する情報を記憶する(図2(a)参照)。
【0026】パッチデータ記憶手段420は、各コンピュータに適用するパッチデータを記憶する。
【0027】適用スケジュール記憶手段430は、パッチデータ記憶手段420を各コンピュータに適用するためのスケジュールを記憶し、当該スケジュールは、パッチを適用するコンピュータ、パッチを適用する予定時刻を示すパッチ適用予定時刻、パッチの適用状況等から構成される(図2(b)参照)。
【0028】状態監視手段310は、各コンピュータの動作状況を調べる。
【0029】適用スケジュール作成手段330は、システム構成情報記憶手段410を参照することにより、システムの構成を考慮してコンピュータにパッチを適用するためのスケジュールを作成し、適用スケジュール記憶手段430に登録する。
【0030】パッチ適用手段320は、状態監視手段310で各コンピュータの動作状況を確認し、適用スケジュール記憶手段430に記憶されているスケジュールに基いて、パッチデータ記憶手段420に記憶されているパッチデータを各コンピュータに適用する。
【0031】パッチデータ取得手段340は、各コンピュータに適用するパッチデータを外部媒体等から登録する。
【0032】次に、図1〜図5を参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0033】まず、パッチデータ取得手段340は、外部媒体(磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク等)または遠隔保守センターから通信回線を経由して各コンピュータ110、120、210、220、230に適用するパッチデータをパッチデータ記憶手段420に格納する。
【0034】次に、適用スケジュール作成手段330が、コンピュータにパッチを適用するためのスケジュールを作成し、作成したスケジュールを適用スケジュール記憶手段430に登録するまでの動作について説明する(図3参照)。
【0035】まず、適用スケジュール作成手段330は、パッチを適用する予定のある一つのコンピュータについて注目し(ステップA1)、そのコンピュータの属するクラスタに他のコンピュータが属しているかどうかをシステム構成情報記憶手段410を参照して調べる(ステップA2)。
【0036】同じクラスタ内に他のコンピュータが属している場合は、当該他のコンピュータと重複しないパッチ適用予定時刻を設定して適用スケジュール記憶手段430に登録し(ステップA3)、同じクラスタ内に他のコンピュータが属していない場合には、パッチの自動適用をしないよう適用スケジュール記憶手段430のパッチ適用予定時刻に“適用不可”と登録する(ステップA4)。
【0037】最後に、すべてのコンピュータについてのパッチ適用予定時刻を設定するまで、ステップA1〜A4を繰り返す(ステップA5)。
【0038】以上のように、適用スケジュール作成手段330は、パッチをコンピュータに適用するためのスケジュールを作成する。
【0039】次に、あるコンピュータのパッチ適用予定時刻になった場合に、パッチ適用手段320が当該コンピュータにパッチを適用する際の動作について説明する(図4参照)。
【0040】尚、パッチ適用手段320の起動は、適用スケジュール作成手段330がスケジュールを完成した時点で最初のパッチ適用予定時刻に起動するようタイマをセットする方法があり、起動されたパッチ適用手段320は、現在時刻と適用スケジュール記憶手段430のパッチ適用予定時刻とを比較し、パッチを適用するコンピュータを特定する。
【0041】まず、パッチ適用手段320は、システム構成情報記憶手段410を参照して当該コンピュータと同じクラスタに属する他のコンピュータがあるか調べ、ある場合には、状態監視手段310により、当該他のコンピュータがアクティブ(コンピュータが動作している状態)かどうか調べる(ステップB1)。
【0042】調べた結果、他のコンピュータがアクティブではない場合は、適用スケジュール作成手段330は、適用スケジュール作成手段330を起動してパッチを適用しようとするコンピュータのパッチ適用予定時刻をステップA1〜ステップA5により再スケジュールする(ステップB6)。
【0043】他のコンピュータがアクティブである場合には、適用スケジュール作成手段330は、パッチを適用しようとするコンピュータの業務プログラムを停止して当該コンピュータをクラスタから切り離すとともに(ステップB2)、パッチデータをパッチデータ記憶手段320から読み出して当該コンピュータにパッチを適用し(ステップB3)、再立ち上げを行う(再起動し、クラスタに組み込む)(ステップB4)。
【0044】最後に、パッチの適用後は、その適用状況がわかるように、実際にパッチを適用した時刻を適用スケジュール記憶手段に記録する(ステップB5)。
【0045】次に、具体例を用いて説明する。
【0046】ここでは、適用スケジュール作成手段330が、コンピュータ110にパッチを適用するためのスケジュールの作成が完了し、次にコンピュータ120についてパッチを適用するためのスケジュールを作成する際の動作を説明する。
【0047】まず、適用スケジュール作成手段330は、コンピュータ110についてパッチを適用するためのスケジュールの作成が完了すると(図5(a)参照)、次にコンピュータ120についてパッチを適用するためのスケジュールを作成するため(ステップA1)、システム構成情報記憶手段410を参照すると(図2(a)参照)、コンピュータ120と同じクラスタ100に属しているコンピュータ110があるので(ステップA2)、コンピュータ120のパッチ適用予定時刻には、コンピュータ110の予定時刻であるApr 1 22:00と重複しないように、例えば、Apr 1 23:00と適用スケジュール記憶手段430に記録する(ステップA3、図5(b)参照)。
【0048】次に、パッチ適用手段320が、コンピュータ120にパッチを適用する際の動作を説明する。
【0049】まず、パッチ適用手段320は、システム構成情報記憶手段410を参照してコンピュータ120と同じクラスタ100に属する他のコンピュータがあるか調べるが、クラスタ100にはコンピュータ110も属しているので、状態監視手段310を起動してコンピュータ110がアクティブ(業務プログラムが動作している状態)かどうか調べる(ステップB1)。
【0050】コンピュータ110がアクティブである場合は、コンピュータ120の業務プログラムを停止してコンピュータ120をクラスタ100から切り離すとともに(ステップB2)、パッチデータをパッチデータ記憶手段420から読み出して当該コンピュータにパッチを適用し(ステップB3)、コンピュータ120の再立ち上げを行う(ステップB4)。
【0051】最後に、適用スケジュール記憶手段430の適用状況に、コンピュータ120にパッチを適用した時刻であるApr 1 23:20を登録する(ステップB5、図5(c)参照)。
【0052】次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0053】図6を参照すると、本発明の第2の実施の形態においては、第1の実施の形態における構成に加えて、負荷情報収集手段350と負荷情報記憶手段440とを含んだ構成となっている。
【0054】負荷情報記憶手段440は、時刻とその時刻における各コンピュータの負荷情報(数字が大きいほど負荷が高い)を記憶する(図7参照)。これは、数日の負荷情報を収集し、時間帯毎にそれらの平均をとったものである。
【0055】負荷情報収集手段350は、各コンピュータの負荷情報を収集し、負荷情報記憶手段440に登録する。
【0056】次に、図6〜図9を参照して、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0057】本実施の形態は、適用スケジュール作成手段330が、各コンピュータにパッチを適用するためのスケジュールを作成して適用スケジュール記憶手段430に登録するステップ(ステップA1〜A5)の内、ステップA3を除いては図3に示された動作と同様であるので、これらの説明は省略し、ステップ3の動作のみを詳細に説明する。
【0058】まず、適用スケジュール作成手段330は、負荷情報記憶手段440を参照し、パッチを適用しようとするコンピュータの最も負荷の低い時間帯の中のある時刻を選ぶ(ステップA3−1)。
【0059】選んだ時刻が、パッチを適用しようとするコンピュータと同じクラスタに属する他のコンピュータのパッチ適用予定時刻と重複するかどうか調べる(ステップA3−2)。
【0060】重複する場合は、当該時間帯の中の別の時刻または次に負荷の低い時間帯の中のある時刻を選び(ステップA3−3)、ステップA3−2に戻る。
【0061】重複しない場合には、選んだ時刻をパッチ適用予定時刻として適用スケジュール記憶手段430に登録する(ステップA3−4)。
【0062】次に、具体例を用いて説明する。
【0063】ここでは、適用スケジュール作成手段330が、コンピュータ110のパッチ適用予定時刻の設定が終わり、次にコンピュータ120についてパッチを適用するためのスケジュールを作成する場合の動作を説明する。
【0064】まず、適用スケジュール作成手段330は負荷情報記憶手段440(図7参照)を参照し、コンピュータ120について負荷の最も低い時間帯を探す。図7によれば、負荷の最も低い時間帯は、20:00〜24:00であることから、この中から例えばパッチ予定時刻をApr 1 22:00と決定する(ステップA3−1)。
【0065】次に、Apr 1 22:00は、コンピュータ120と同じクラスタ100に属しているコンピュータ110のパッチ適用予定時刻であるApr 1 22:00と重複する(ステップA3−2、図9(1))ので、異なる時刻、例えばApr 1 23:00と決定する(ステップA3−3)。
【0066】Apr 1 23:00は、コンピュータ120と同じクラスタ100に属しているコンピュータ110のパッチ適用予定時刻であるApr 1 22:00とは重複しない(ステップA3−2)ので、コンピュータ120のパッチ適用予定時刻としてApr 1 23:00を適用スケジュール記憶手段430に登録する(ステップA34、図9(2))。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明には、複数のコンピュータから構成されるコンピュータシステム全体を停止することなく、当該複数のコンピュータに対するパッチ処理を自動的に行うことができるという効果がある。
【0068】その理由は、総合監視装置300が複数のコンピュータの構成情報等を管理し、その構成情報等に基づいて、パッチの適用スケジュールを決定し、パッチ処理を行うからである。




 

 


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