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発明の名称 視聴者参加放送システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−9127(P2003−9127A)
公開日 平成15年1月10日(2003.1.10)
出願番号 特願2001−193198(P2001−193198)
出願日 平成13年6月26日(2001.6.26)
代理人 【識別番号】100083987
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 梅雄
【テーマコード(参考)】
5C064
【Fターム(参考)】
5C064 BA01 BA07 BB05 BB07 BC07 BC10 BC16 BC20 BC23 BD08 BD09 
発明者 今井 直樹
要約 課題
テレビ番組自体に対する視聴率を増加させることのできる双方向性のある視聴者参加放送システムを得ること。

解決手段
データ放送送出システム16はデータ放送コンテンツ17をテレビ番組と多重して受信端末21に送信する。受信端末21はテレビ番組に登場した物品を購入する場合にインターネット網23を経由してアプリケーションサーバ13Aにアクセスし、販売サーバ51の扱う物品を原則として番組の終了するまでの制限時間内で購入することができる。番組に使用された物品のオークションによる購入も可能である。番組のアンケートに答えて購入価格を割り引くこともでき、これらはアンケート結果と共に視聴率の向上に寄与することになる。
特許請求の範囲
【請求項1】 放送局側に用意され、テレビ番組の放送されているときにそのテレビ番組に関連するアンケートをデータ放送コンテンツとして放送するデータ放送コンテンツ放送手段と、視聴者側に用意され、テレビ番組と併せてデータ放送コンテンツ放送手段によって放送された前記アンケートのデータ放送コンテンツを表示する視聴者側表示手段と、視聴者側に用意され、前記視聴者側表示手段によって表示されたアンケートに答えるアンケート返信手段と、このアンケート返信手段で返信された結果をそのテレビ番組の次回以降のデータ放送コンテンツの内容に逐次反映させる視聴者側データ反映手段とを具備することを特徴とする視聴者参加放送システム。
【請求項2】 放送局側に用意され、テレビ番組の放送されているときにそのテレビ番組に関連する物品のうちの販売が可能な特定の物をオークションの対象となる物としてその内容をデータ放送コンテンツとして放送するデータ放送コンテンツ放送手段と、視聴者側に用意され、テレビ番組と併せてデータ放送コンテンツ放送手段によって放送された前記オークションの対象となる物に関するデータ放送コンテンツを表示する視聴者側表示手段と、視聴者側に用意され、前記視聴者側表示手段によって表示された物を購入するオークションに参加するとき前記放送局に対してオークションの対象とする物と自己の入札価格をインターネットを介して提示する視聴者側入札価格提示手段と、この視聴者側入札価格提示手段で入札された物とそれらの入札価格についてのデータを前記データ放送コンテンツに逐次反映させる視聴者側データ反映手段と、前記テレビ番組について予め設定した時間が到来したときに、オークションを終了させるオークション終了手段とを具備することを特徴とする視聴者参加放送システム。
【請求項3】 前記テレビ番組について予め設定した時間とは、テレビ番組の終了する時間であることを特徴とする請求項2記載の視聴者参加放送システム。
【請求項4】 前記テレビ番組について予め設定した時間とは、オークションの対象となるそれぞれの物品がその日のそのテレビ番組で最初に登場したときを起算点として予め定めた時間であることを特徴とする請求項2記載の視聴者参加放送システム。
【請求項5】 前記視聴者側データ反映手段は、オークションの対象となる物品が放送される前にその物品を指定して購入を予約することができることを特徴とする請求項2記載の視聴者参加放送システム。
【請求項6】 データ放送コンテンツ放送手段はテレビ番組終了前にテレビ番組についてのアンケートを答えた視聴者に対してオークションで支払う金額を所定の割合で減額することを特徴とする請求項2記載の視聴者参加放送システム。
【請求項7】 テレビ番組に実際に使用した物品と同一の物品で未使用の物品を販売のために放送するデータ放送コンテンツ放送手段とを具備することを特徴とする請求項2記載の視聴者参加放送システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビ番組に視聴者を参加させる視聴者参加放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ放送の一部にデジタル放送が登場し、データ放送サービスが実現されるようになっている。データ放送サービスでは、従来の映像および音声の送信以外に比較的大容量のデータも併せて送信するようになっている。たとえば、データ放送サービスを利用すると、通常の放送画面が切り替わって、データ表示画面に切り替わり、ニュースや天気予報、スポーツ情報、番組連動情報などを見ることができる。また、テレビの表示画面を複数に分割して、その1区画をこのようなニュース等の情報に割り当てて表示を行わせることも可能になっている。後者の場合には、本来のテレビ番組を見ながら天気予報等のデータを文字やイメージで見ることができる。
【0003】このようにデジタル放送は従来のテレビ放送と比べると、放送局から送り出されるデータの量だけでなく種類も増加し、放送局にとっても視聴者にとっても、従来よりも質の高いサービスを実現できるものとして期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来提案されたデジタル放送では、すでに説明したように、現在選択しているテレビ番組からこれと直接関係ないニュースや天気予報といった情報に切り替えて視聴したり、現在選択しているテレビ番組と併せてこれらの情報を視聴するようにしている。したがって、情報の豊富化という意味ではデジタル化の恩恵にあずかることになるが、現在選択しているテレビ番組自体を更に面白くしたりその視聴率を高めるかという観点からは、むしろマイナスになる場合が多かった。
【0005】一方、インターネットの常時接続が急速に進行しており、自宅等のパーソナルコンピュータでいつでも必要な情報を取得できるようになっている。したがって、ニュースや天気予報といったデータを可視化して視聴するといった観点からは、わざわざ既存のテレビ放送の視聴からデジタル放送の視聴に切り替える必然性も低くなっている。
【0006】そこで本発明の目的は、テレビ番組自体に対する視聴率を増加させることのできる双方向性のある視聴者参加放送システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では、(イ)放送局側に用意され、テレビ番組の放送されているときにそのテレビ番組に関連するアンケートをデータ放送コンテンツとして放送するデータ放送コンテンツ放送手段と、(ロ)視聴者側に用意され、テレビ番組と併せてデータ放送コンテンツ放送手段によって放送されたアンケートのデータ放送コンテンツを表示する視聴者側表示手段と、(ハ)視聴者側に用意され、視聴者側表示手段によって表示されたアンケートに答えるアンケート返信手段と、(ニ)このアンケート返信手段で返信された結果をそのテレビ番組の次回以降のデータ放送コンテンツの内容に逐次反映させる視聴者側データ反映手段とを視聴者参加放送システムに具備させる。
【0008】すなわち請求項1記載の発明によれば、放送局側に、テレビ番組の放送されているときにそのテレビ番組に関連するアンケートをデータ放送コンテンツとして放送するデータ放送コンテンツ放送手段を用意させ、視聴者側表示手段にテレビ番組と併せてデータ放送コンテンツ放送手段によって放送されたアンケートのデータ放送コンテンツを表示するようにしている。そして、視聴者がアンケート返信手段でアンケートに答えると、その結果を視聴者側データ反映手段でそのテレビ番組の次回以降のデータ放送コンテンツの内容に逐次反映させることにして、その視聴率の増加に寄与させるようにしている。
【0009】請求項2記載の発明では、(イ)放送局側に用意され、テレビ番組の放送されているときにそのテレビ番組に関連する物品のうちの販売が可能な特定の物をオークションの対象となる物としてその内容をデータ放送コンテンツとして放送するデータ放送コンテンツ放送手段と、(ロ)視聴者側に用意され、テレビ番組と併せてデータ放送コンテンツ放送手段によって放送されたオークションの対象となる物に関するデータ放送コンテンツを表示する視聴者側表示手段と、(ハ)視聴者側に用意され、視聴者側表示手段によって表示された物を購入するオークションに参加するとき放送局に対してオークションの対象とする物と自己の入札価格をインターネットを介して提示する視聴者側入札価格提示手段と、(ニ)この視聴者側入札価格提示手段で入札された物とそれらの入札価格についてのデータをデータ放送コンテンツに逐次反映させる視聴者側データ反映手段と、(ホ)テレビ番組について予め設定した時間が到来したときに、オークションを終了させるオークション終了手段とを視聴者参加放送システムに具備させる。
【0010】すなわち請求項2記載の発明によれば、放送局側に、テレビ番組の放送されているときにそのテレビ番組に関連する物品のうちの販売が可能な特定の物をオークションの対象となる物としてその内容をデータ放送コンテンツとして放送するデータ放送コンテンツ放送手段を用意させる。そして視聴者側に、テレビ番組と併せてデータ放送コンテンツ放送手段によって放送されたオークションの対象となる物に関するデータ放送コンテンツを表示する視聴者側表示手段を用意させ、視聴者がそのオークションに参加するとき視聴者側入札価格提示手段によって放送局に対してオークションの対象とする物と自己の入札価格をインターネットを介して提示することにし、放送局側では視聴者側データ反映手段によって、入札された物とそれらの入札価格についてのデータをデータ放送コンテンツに逐次反映させ、オークションを進行させ、予め設定した時間が到来したときに、オークション終了手段によってオークションを終了させるようにしている。このようにテレビ番組で登場する物品のうちの特定の物をオークションにかけることで、その番組が特定の人物のファンやショッピングを希望する層の視聴対象となり、視聴率の向上に寄与することになる。また、テレビ画面でその物品が現実に使用されている態様を確かめることができるので、従来の写真のみによる物品の選択よりも正確な判断を行うことができる。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項2記載の視聴者参加放送システムで、テレビ番組について予め設定した時間とは、テレビ番組の終了する時間であることを特徴としている。
【0012】すなわち請求項3記載の発明によれば、テレビ番組の終了する時間をオークションの終了時間とすることで、その番組の視聴が条件でオークションに参加させることになり、時間を延長するような場合よりも視聴率を稼ぐことができる。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項2記載の視聴者参加放送システムで、テレビ番組について予め設定した時間とは、オークションの対象となるそれぞれの物品がその日のそのテレビ番組で最初に登場したときを起算点として予め定めた時間であることを特徴としている。
【0014】すなわち請求項4記載の発明によれば、オークションの対象となる各物品はそのテレビ番組で最初に登場したときを起算点にするので、ドラマ等の進行が物品の種類や形によって予め分かってしまうということがない。また、オークションの終了時間がそのテレビ番組の終了時のような場合には、個々の物品によって制限時間が異なってくる。したがって、特に番組の終了時間に近い段階で現われる物品については番組の中で対象となる可能性のある物品を早く見つけて行動する必要があり、番組に対する緊張感が高まり視聴率をそのテレビ番組の開始から終了まで高く維持できる効果がある。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項2記載の視聴者参加放送システムで、視聴者側データ反映手段は、オークションの対象となる物品が放送される前にその物品を指定して購入を予約することができることを特徴としている。
【0016】すなわち請求項5記載の発明によれば、番組の展開を予測してオークションの対象となる物品を指定して購入を予約できることにしてオークションの参加に楽しみを与え、視聴率の向上に寄与させている。たとえば前回のドラマである登場人物が着用していた服と同一の服が着用されるかどうかを予測するといった具合である。予約した物品が番組で登場しオークションの対象となった場合には、購入金額から所定の金額を割り引くような特典を与えると、ファッション等に対する関心も高まり、テレビショッピングとしての効果も高めることができる。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項2記載の視聴者参加放送システムで、データ放送コンテンツ放送手段はテレビ番組終了前にテレビ番組についてのアンケートを答えた視聴者に対してオークションで支払う金額を所定の割合で減額することを特徴としている。
【0018】すなわち請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明のようなテレビ番組についてのアンケートに参加した者をオークションに連動させることで、両者の相乗効果によって視聴率の向上を図っている。
【0019】請求項7記載の発明では、請求項2記載の視聴者参加放送システムで、テレビ番組に実際に使用した物品と同一の物品で未使用の物品を販売のために放送するデータ放送コンテンツ放送手段とを具備することを特徴としている。
【0020】すなわち請求項7記載の発明によれば、テレビ番組に実際に使用した物品をオークションにかけると共に、それと同一の物品で未使用の物品を通常のテレビショッピングのように価格を決めて販売することも可能であることを示している。テレビ画面でその物品が現実に使用されている態様を確かめることができるので、より正確に物品の購入を決定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
【0022】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0023】第1の実施例【0024】図1は本発明の第1の実施例における視聴者参加放送システムの構成の概要を表わしたものである。この視聴者参加放送システム11は、テレビ番組に伴って放送されるデータ放送のコンテンツを制作するためのデータ放送制作システム12を備えている。データ放送制作システム12自体は図示しない放送局あるいはコンテンツの制作会社に配置されており、図示しないがパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から構成されている。アプリケーションサーバ13から送られてくる視聴者情報14は、この情報処理装置のモデム(変復調装置)等の通信制御装置を介して受信するようになっている。データ放送制作システム12は、予め放送の行われるテレビ番組に対するアンケートや番組そのものに関する関連情報として提供するデータとしてのデータ放送コンテンツについて幾つかのバリエーションを設け、これらを所定の放送規格に準じて制作している。そして、視聴者情報14の指示する内容に応じてその中の所定のものを選択して、データ放送コンテンツ15としてデータ放送送出システム16に送出するようになっている。
【0025】データ放送送出システム16は、前記した放送局あるいはこれと異なる放送局に配置されている。データ放送送出システム16はデータ放送コンテンツ15を受信すると、これを放送が行われるスケジュールに沿ってデータ放送コンテンツ17として多重・送信システム18に送出する。
【0026】多重・送信システム18は、データ放送送出システム16の配置された放送局に配置されており、受信したデータ放送コンテンツ17を、通常のテレビ番組を構成する映像・音声コンテンツと多重する。そしてこれをデジタル放送の放送波19として所定の放送方式に則ってデジタル放送受信端末21に送出する。図ではデジタル放送受信端末21を1つのみ示している。
【0027】デジタル放送受信端末21は、一般家庭等に設置される端末であり、デジタル放送受信用のチューナを内蔵し、あるいは外付けしたテレビジョンである。本実施例のデジタル放送受信端末21はモデム(変復調装置)等の通信制御装置を備えており、図示しない公衆回線あるいはCATV(cable television)用のケーブル等の通信媒体22を通じてインターネット網23と接続されている。したがって、デジタル放送受信端末21はその図示しない操作パネルあるいは所定のキーを操作することでインターネット網23に接続された所定の宛先にデータを発信することができる。
【0028】ところで、インターネット網23は、通信媒体24を介してゲートウエイサーバ25と接続されている。ゲートウエイサーバ25は前記したアプリケーションサーバ13と共にISP(internet service provider)事業者に設置されている。ゲートウエイサーバ25はワークステーション等の情報処理装置から構成されており、本実施例ではデジタル放送受信端末21から視聴しているデータ放送コンテンツあるいは当該テレビ番組に対して発信されたデータを受信するようになっている。アプリケーションサーバ13はゲートウエイサーバ25の受信した視聴者から送られてきたデータ26を集計して、その結果を視聴者情報14としてデータ放送制作システム12に送出することになる。
【0029】このような視聴者参加放送システムの運用を具体的に説明する。本実施例の放送局は、データ放送制作システム12、データ放送送出システム16および多重・送信システム18を包括して具備しており、更に所定のテレビ番組を制作している。デジタル放送では、映像および音声に加えてデータ放送コンテンツも同時に放送するようになっている。本実施例では、テレビ番組としてドラマが放送される場合を例にとって説明を行う。
【0030】図2は、データ放送制作システムが作成するデータ放送コンテンツの第1の例を示したものである。この第1の例のデータ放送コンテンツ151は、ドラマの視聴者に対して次回以降のデータ放送コンテンツに対する要望を聞くことによって、ドラマの映像および音だけでなく補足情報によってドラマの視聴率の向上を図ろうとするものである。この例では、ドラマと共にその舞台となった地方の観光情報を流すことや、ドラマ撮影の裏話、前回までのあらすじ、出演者の情報、原作の情報とその他の作品についての情報を流すことのうちで有効と思われる情報を視聴者に挙げてもらうようにしている。そして、要望の多いものを積極的に取り上げてデータ放送コンテンツとして提供することで、結果的にそのドラマに対する興味を増大させたり、そのドラマの視聴率を上げるようにしている。「送信する」ボタン31は、回答の内容をインターネット網23に向けて送信するためのボタンである。
【0031】ゲートウエイサーバ25は各放送局に対する各種のデジタル放送受信端末21から送られてくるデータを集中的に受信し、データ放送コンテンツに対する視聴者からの発信データを選択してアプリケーションサーバ13に転送する。アプリケーションサーバ13はこれをテレビ番組ごとに集計して、該当のデータ放送制作システム12に配布することになる。アプリケーションサーバ13の集計は、たとえば図2に示したようなデータ放送コンテンツ151に対しては選択肢ごとにマークした視聴者の数を数えるといったもので可能であり、人手を使わずに簡単なソフトウェアで集計処理を行うことができる。
【0032】アプリケーションサーバ13の集計結果として、たとえば、視聴者情報14として「舞台となっている地方の観光情報」という項目の実現を要求する視聴者が多かったとする。この場合、視聴者情報14を受信したデータ放送制作システム12は、「舞台となっている地方の観光情報」という項目を新たに設けるか、その内容をより充実させたデータ放送コンテンツ15を選択してデータ放送送出システム16に送出することになる。
【0033】なお、図2に示した例のデータ放送コンテンツ151は、ドラマが第1回目の場合には、放送開始からある程度時間が経過した時点のようにドラマの内容が視聴者にある程度了解された時点でデータ放送コンテンツ17として多重・送信システム18に送出され、放送に組み込まれることが有効である。
【0034】図3は、データ放送制作システムが作成するデータ放送コンテンツの第2の例を示したものである。この第2の例のデータ放送コンテンツ152は、以降のテレビ番組で通信販売を行うことを検討するアンケートである。このようなアンケートのデータ放送コンテンツ152に対する反応がよければ、該当のデータ放送制作システム12は次回以降にすでに用意されているこのようなデータ放送コンテンツを放送するか、次回に合わせて通信販売用のデータ放送コンテンツを制作することになる。また、図3に示したアンケートのデータ放送コンテンツ152の結果から、視聴者がどのような通信販売を望んでいるかを知ることができるので、視聴者の要求の高いデータ放送コンテンツを選択あるいは制作することができ、テレビ番組の視聴率を高めることができる。
【0035】データ放送制作システム12の制作するデータ放送コンテンツ15は、インターネットの各種のホームページに見られるように見やすさと楽しさを考慮したものであることが有効である。本実施例ではアプリケーションサーバ13およびゲートウエイサーバ25がISP(internet service provider)事業者に設置される構成となっているので、その協力を得ることでアクセス率の高いホームページを参考にしてデータ放送コンテンツ15を制作することが可能になる。
【0036】図4は、第3の例として視聴者に視聴率を向上させるための方策を記入させて送信するためのデータ放送コンテンツの例を示したものである。このようにアンケートに答えた視聴者あるいは有益な意見を提出した視聴者に賞品や賞金等のインセンティブ(利益還元)を与えることも有効である。
【0037】第2の実施例【0038】図5は本発明の第2の実施例における視聴者参加放送システムの構成の概要を表わしたものである。この図で図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第2の実施例ではアプリケーションサーバ13Aに物品の販売を行うための処理を行う販売サーバ51が接続された構成となっている。販売サーバ51は図示しないがインターネット網23等を経由し、物品の販売あるいは配送のためのサイトあるいは企業と接続されている。ただし、ISP事業者がこの機能を有しアプリケーションサーバ13A自体で同様の機能を実現できる場合には、販売サーバ51は不要である。
【0039】図6は、本実施例におけるテレビ画面の配置を示したものである。デジタル放送では従来のテレビ放送で必要とされた映像および音声の送信と共にデータ放送のコンテンツも送信されるので、これらを同時に画面を分割する形で表示することができる。本実施例では受像機61をテレビ放送画面62と、オークション・通販用画面63に分割表示して、左側のテレビ放送画面62にドラマ等の1単位の番組が放送されている間、そこで登場する物品のオークションおよび販売を行うようにしている。このうちの「オークション」とは、テレビ放送画面62に登場する物品そのものを競売するものであり、「通販」とは登場した物品と同等の物品を市販価格あるいはこれよりも安い値段で販売するものである。
【0040】これらの物品はテレビ放送画面62に登場した時点からオークションまたは通販の対象となる。また、販売のための手続きはそのテレビ番組が終了するまで、あるいはそれよりも所定時間前に終了するようにしているので、物品を買い求めようとする視聴者はテレビ画面に釘付けになる必要があり、特に人気の人物が登場するような場合には番組の視聴率が向上することになる。
【0041】図7は、図5に示したデータ放送制作システムがテレビ番組の進行に同期して物品をオークションまたは通販(以下、これら両者を含む場合にはオークション等と略称する。)に付け加えるようにデータ放送のコンテンツの内容を変更する処理の流れを示したものである。テレビ番組の進行に伴ってオークション等の対象となる新たな物品が画像に登場するタイミングになると(ステップS71:Y)、その物品をオークション等の対象物品に追加する(ステップS72)。最初からそれらの物品を対象物品としないのは、テレビ番組によっては対象物品を視聴者がサーチすることで番組の進行が推測できてしまうという問題が生じることと、物品が逐次追加されていくことでオークション等に新鮮味を出すためである。ただし、オークション等の対象物品は製造元、サイズ等の詳細を確認する処理が必要なので、そのテレビ番組の終了からたとえば10分前等の所定の時間t1分以内になったときには、これ以後に新しい物品が登場してもオークション等の対象とはならない(ステップS73)。これらの物品は、場合によっては次回のテレビ番組に登場し、オークション等の対象となるという期待感を抱かせることも、視聴率を維持する上で重要である。
【0042】図8は、オークション等を希望する場合のオークション・通販用画面の初期メニューを表わしたものである。本実施例ではオークションと通販のラジオボタンと、それ以後の各選択肢のラジオボタンが表示されるようになっており、これらを適宜選択して「送信する」ボタン65を押すことで、更に必要なデータがデータ放送コンテンツから取り出されて表示されるようになっている。
【0043】図9は、放送局から送られてきたデータ放送コンテンツのデータを基にしてそれぞれの受信端末が自己のオークション・通販用画面に表示するデータの処理の流れを示したものである。視聴者が「ファッション」のラジオボタンを選択した場合には(ステップS81:Y)、婦人服や時計等の個々の物品群を選択するためのメニューが図8に示したオークション・通販用画面63に表示される(ステップS82、S83)。そして、たとえば婦人服のラジオボタン(図示せず)を選択して「送信する」ボタン65を押すと(ステップS82:Y)、各登場人物を包含した婦人服の一覧が表示される(ステップS84)。また、時計についてのラジオボタン(図示せず)を選択して「送信する」ボタン65を押すと(ステップS83:Y)、各登場人物を包含した時計の一覧が表示される(ステップS85)。
【0044】同様に視聴者が「インテリア」のラジオボタンを選択した場合には(ステップS86:Y)、食器等の個々の物品群を選択するためのメニューが図8に示したオークション・通販用画面63に表示される(ステップS87)。そしてたとえば食器のラジオボタン(図示せず)を選択して「送信する」ボタン65を押すと(Y)、テレビ番組に登場している販売対象となる食器の一覧が表示されることになる(ステップS88)。
【0045】一方、視聴者がお目当ての役者等の人物の使用している物品等を購入しようとする場合には、「キャスト別」のラジオボタンを選択することになる(ステップS89:Y)。この場合には、テレビ番組の進行に伴って登場する人物に対応して更新されるデータ放送コンテンツに基づいて、対象となる人物がオークション・通販用画面63にラジオボタンで表示されることになる。視聴者がたとえば「A子」のラジオボタン(図示せず)を選択して「送信する」ボタン65を押すと(ステップS90:Y)、「A子」の所持するあるいは着用している物品の一覧がオークション・通販用画面63に表示される(ステップS91)。これに対して、視聴者が「B子」のラジオボタン(図示せず)を選択して「送信する」ボタン65を押すと(ステップS92:Y)、「B子」の所持するあるいは着用している物品の一覧がオークション・通販用画面63に表示されることになる(ステップS93)。以下同様である。
【0046】図10は、視聴者が「A子」を選択した場合のオークション・通販用画面を拡大して表示したものである。視聴者は受像機によっては図6に示したテレビ放送画面62とオークション・通販用画面63の比率を変えて視聴することができる。オークション・通販用画面63にはa子役にふんした「A子」のイメージ101と、販売対象物品のリスト102と、表示画面をオークション・通販用画面63のメインメニューに戻すボタン103と、1つ前に選択した画面に戻すボタン104と、販売の終了までの時間表示窓105とが表示されている。
【0047】販売対象物品のリスト102はその時々のデータ放送コンテンツに基づいて更新される。特に着用品のオークションの場合には、時間の経過と共に視聴者のいずれかがインターネット網23(図5)を介してより高い価格を図示しない操作キーから入力して送信を行うと、その度に価格が変動するので、表示内容が変動していく。「A子」がドラマの進行に応じて衣服を着替えたような場合にも、販売対象物品が増加していく。販売対象物品のリスト102内の物品には「A子」の使用していない市販品のみを販売するケースと、この反対に特注品のように市販品が存在せずオークションのみの対象となる物品がある。
【0048】もちろん、テレビ画面に出てきても、販売の対象とならない物品もあり、このようなものは販売対象物品のリスト102に登場しない。ドラマの都度に必要とする服等がそれであるが、たとえばドラマの最終回やその人物がその服等を必要としなくなった時点でオークションにかけられる可能性がある。したがって、特定の装飾品の購入を希望する視聴者等は、ドラマが複数回にまたがって放送される場合には、毎回視聴する必要があり、視聴率の増加に寄与することになる。
【0049】なお、購入する物品に対する支払い等は受信端末21(図5)を使用して、通常のインターネットによる決済と同様の手続きを行うことができる。そこでこれについての詳細は省略する。
【0050】以上説明した第2の実施例では物品が新たにテレビ画面に登場してからそのテレビ番組が終了するまで、あるいは終了の間際までを購入の期間としたが、物品がテレビ画面に登場してからたとえば15分以内といったように均一の時間を設定するようにしてもよい。また、オークション以外の市販品の購入については、インターネット上の専用のホームページを指示して、テレビ番組が終了した後はそのホームページで継続的に扱うようにしてもよい。ただしこのような場合でも、テレビ番組が終了するまでは格安に販売することで、視聴率を向上させることができる。
【0051】更に第2の実施例では購入する物品の予約あるいは予測について触れなかったが、ドラマ等の展開を予測して物品の予約をその物品が販売対象物品のリスト102に加えられる前にインターネットを経由して販売サーバ51に対して行っておき、予測があたった場合には価格の割引率を高くするような措置も、物品の販売促進に有効である。また、第1の実施例で行ったようなアンケートに答えた者に対して割引率を高くすることも視聴率およびテレビ番組の質の向上に有効である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明によれば、放送局側に、テレビ番組の放送されているときにそのテレビ番組に関連するアンケートを実施することにしたので、正確なアンケート結果を得ることができる。したがって、その結果を視聴者側データ反映手段でそのテレビ番組の次回以降のデータ放送コンテンツの内容に逐次反映させることで、視聴率の増加を図ることができる。
【0053】また請求項2記載の発明によれば、テレビ番組で登場する物品のうちの特定の物をオークションにかけることで、その番組が特定の人物のファンやショッピングを希望する層の視聴対象となり、視聴率の向上に寄与することになる。また、テレビ画面でその物品が現実に使用されている態様を確かめることができるので、従来の写真のみによる物品の選択よりも正確な判断を行うことができる。
【0054】更に請求項3記載の発明によれば、テレビ番組の終了する時間をオークションの終了時間とすることで、その番組の視聴が条件でオークションに参加させることになり、時間を延長するような場合よりも視聴率を稼ぐことができる。
【0055】また請求項4記載の発明によれば、オークションの対象となる各物品はそのテレビ番組で最初に登場したときを起算点にするので、ドラマ等の進行が物品の種類や形によって予め分かってしまうということがない。更に、オークションの終了時間がそのテレビ番組の終了時のような場合には、個々の物品によって制限時間が異なってくるので、特に番組の終了時間に近い段階で現われる物品については番組の中で対象となる可能性のある物品を早く見つけて行動する必要があり、番組に対する緊張感が高まり視聴率をそのテレビ番組の開始から終了まで高く維持できる効果がある。
【0056】更に請求項5記載の発明によれば、番組の展開を予測してオークションの対象となる物品を指定して購入を予約できることにしてオークションの参加に楽しみを与え、視聴率の向上に寄与させることができる。また予約した物品が番組で登場しオークションの対象となった場合には、購入金額から所定の金額を割り引くような特典を与えると、ファッション等に対する関心も高まり、テレビショッピングとしての効果も高めることができる。
【0057】また請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明のようなテレビ番組についてのアンケートに参加した者をオークションに連動させることで、両者の相乗効果によって視聴率の向上を図ることができる。
【0058】更に請求項7記載の発明によれば、テレビ番組に実際に使用した物品をオークションにかけると共に、それと同一の物品で未使用の物品を通常のテレビショッピングのように価格を決めて販売することで、購買層を増加させこれに伴う視聴率の向上を図ることができる。また、オークションと通常のテレビショッピングに価格差が生じた場合にこれらを平行して確認することができるので、オークションと通常のショッピングの切り替えが可能であり、物品をより経済的に求めることができる。




 

 


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