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発明の名称 伝送系装置の立ち上げシステム、及び、その立ち上げ方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−6054(P2003−6054A)
公開日 平成15年1月10日(2003.1.10)
出願番号 特願2001−185667(P2001−185667)
出願日 平成13年6月19日(2001.6.19)
代理人 【識別番号】100102864
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 実 (外1名)
【テーマコード(参考)】
5B018
【Fターム(参考)】
5B018 GA04 HA03 HA04 KA22 NA06 
発明者 山本 恭子
要約 課題
FILE部のパッケージと制御部のパッケージとが同時に交換される場合に、FILE部のパッケージのバックアップ情報と配下のパッケージの情報との整合を採ること。

解決手段
制御部パッケージ1とファイル部パッケージ3と必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jとは、通信用バス2,6を介して同一のキー情報を通常運用時に共有している。同一のキー情報を共有し続けることにより、FILE部パッケージ3のバックアップ情報と配下のパッケージ4−j,5−jの情報との整合を採りながら、FILE部パッケージ3と制御部パッケージ1とを同時的に交換することができ、更に、初期状態の起動と緊急立上げとの違いを識別しながら、FILE部パッケージ3と制御部パッケージ1とを同時的に交換することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】制御部パッケージと、ファイル部パッケージと、必須部パッケージと、増設部パッケージと、前記制御部パッケージと前記ファイル部パッケージと前記必須部パッケージと前記増設部パッケージとを相互に双方向に接続する通信用バスとを含み、前記制御部パッケージと前記ファイル部パッケージと前記必須部パッケージと前記増設部パッケージとは、前記通信用バスを介して同一のキー情報を通常運用時に共有している伝送系装置の立ち上げシステム。
【請求項2】前記制御部パッケージは、制御機能と制御情報とを有する制御部と、前記制御部と前記通信用バスとに接続する第1バスコントロール部と、前記制御部と前記第1バスコントロール部とに対して双方向に接続する第1不揮発性メモリとを備え、前記第1バスコントロール部は、前記ファイル部パッケージと前記必須部パッケージと前記増設部パッケージに対する情報の書込みと読込みとを実行する機能を有し、前記第1不揮発性メモリは前記キー情報を保持している請求項1の伝送系装置の立ち上げシステム。
【請求項3】前記ファイル部パッケージは、第2不揮発性メモリを備え、前記第2不揮発性メモリは、前記制御情報を前記制御部パッケージの管理の下でバックアップ用として保持し、前記キー情報と同じキー情報を設定自在に、且つ、読出し自在に保持する請求項2の伝送系装置の立ち上げシステム。
【請求項4】前記ファイル部パッケージは、前記制御部パッケージから制御を受ける第2バスコントロール部を更に備え、前記第2バスコントロール部は、前記制御部パッケージに対する着脱の状態を制御部パッケージに見せるために監視可能に前記制御部パッケージに前記通信用バスを介して接続している請求項3の伝送系装置の立ち上げシステム。
【請求項5】前記必須部パッケージは、揮発性メモリを備え、前記揮発性メモリは、前記制御部パッケージの第1不揮発性メモリに設定されているキー情報と同じキー情報を設定自在に、且つ、読出し自在に保持し、前記キー情報は前記必須部パッケージの着脱に基づいてクリアされる請求項4の伝送系装置の立ち上げシステム。
【請求項6】前記必須部パッケージは、第3バスコントロール部を更に備え、前記第3バスコントロール部は、前記制御部パッケージに自己の着脱状態を見せるために監視可能に前記制御部パッケージに前記通信用バスを介して接続している請求項5の伝送系装置の立ち上げシステム。
【請求項7】前記増設部パッケージは、第4バスコントロール部を備え、前記第4バスコントロール部は、前記制御部パッケージに自己の着脱状態を見せるために監視可能に前記制御部パッケージに前記通信用バスを介して接続している請求項6の伝送系装置の立ち上げシステム。
【請求項8】制御部パッケージと、ファイル部パッケージと、必須部パッケージと、増設部パッケージと、前記制御部パッケージと前記ファイル部パッケージと前記必須部パッケージと前記増設部パッケージとを相互に双方向に接続する通信用バスとを含む伝送装置系の任意のパッケージを交換する伝送系装置の立ち上げ方法であり、前記制御部パッケージにより前記必須部パッケージの実装状態をチェックするステップと、前記必須部パッケージが実装されている場合に、前記制御部パッケージにより前記必須部パッケージの立上げが完了しているかどうかを確認的に判断するステップと、前記必須部パッケージの立上げが完了している場合に、前記制御部パッケージのキー状態とファイル部パッケージのキー状態と必須部パッケージのキー状態とを相互に比較するステップと、前記制御部パッケージのキー状態と前記ファイル部パッケージのキー状態と前記必須部パッケージのキー状態とが一致している場合に、前記ファイル部パッケージをそのままに立ち上げるステップと、前記制御部パッケージにより前記ファイル部パッケージから読み出される制御情報に基づいて前記制御部パッケージを自己的に立ち上げるステップとを含む伝送系装置の立ち上げ方法。
【請求項9】前記制御部パッケージのキー状態と前記ファイル部パッケージのキー状態と前記必須部パッケージのキー状態とが一致していない場合に、前記必須部パッケージと前記増設部パッケージとに設定されている設定情報に基づいて、前記ファイル部パッケージを立ち上げるステップを更に含む請求項8の伝送系装置の立ち上げ方法。
【請求項10】前記制御部パッケージのキー状態と前記ファイル部パッケージのキー状態と前記必須部パッケージのキー状態とが一致していない場合に、前記必須部パッケージと前記増設部パッケージとに設定されている設定情報に基づいて、前記制御部パッケージを立ち上げるステップを更に含む請求項8の伝送系装置の立ち上げ方法。
【請求項11】前記制御部パッケージのキー情報を前記ファイル部パッケージのキー情報又は必須部パッケージのキー情報に更新するステップを更に含む請求項9又は10の伝送系装置の立ち上げ方法。
【請求項12】前記制御部パッケージのキー情報を前記ファイル部パッケージのキー情報又は前記必須部パッケージのキー情報に更新する前記ステップの後に、前記伝送装置系を通常運用状態に置くステップを更に含む請求項11の伝送系装置の立ち上げ方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送系装置の立ち上げシステム、及び、その立ち上げ方法に関し、特に、制御部パッケージと、バックアップ部パッケージと、多重化装置のような必須部パッケージと増設パッケージの任意のパッケージを交換することができる伝送系装置の立ち上げシステム、及び、その立ち上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・通信装置では、不測の事態に備えて、そのデータをバックアップすることが一般に実行されている。そのバックアップを保持する技術は、特開平10−63583号、特開平5−303560号で知られている。このような装置は、FILE部といわれるバックアップ用のパッケージを保持し、配下のパッケージの交換による立上げのためにそのバックアップ情報を利用し、装置自体の電源が断から復旧した場合の緊急立上げ時に、そのバックアップ情報を利用して全パッケージの状態を電源断の前の状態に戻している。
【0003】このような公知技術は、バックアップ情報を保持するFILE部のパッケージの単独交換と、装置系の制御を司る制御部のパッケージの単独交換と、緊急立上げとを開示しているが、FILE部のパッケージと制御部のパッケージとが同時に交換された場合に、FILE部のパッケージのバックアップ情報と、配下に置かれているパッケージに実際に設定されている情報との整合を採ることと、装置建設時の初期状態で装置を起動したい場合に、緊急立上げとの違いを識別することとは開示されていない。FILE部のパッケージと制御部のパッケージとが同時に交換される場合に、FILE部のパッケージのバックアップ情報と配下のパッケージの情報との整合を採ることが望まれる。更に、初期状態の起動と緊急立上げとの違いを識別することができることが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、FILE部のパッケージと制御部のパッケージとが同時に交換された場合に、FILE部のパッケージのバックアップ情報と配下のパッケージの情報との整合を採ることができる伝送系装置の立ち上げシステム、及び、その立ち上げ方法を提供することにある。本発明の他の課題は、FILE部のパッケージと制御部のパッケージとが同時に交換される場合に、初期状態の起動と緊急立上げとの違いを識別することができる伝送系装置の立ち上げシステム、及び、その立ち上げ方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
【0006】本発明による伝送系装置の立ち上げシステムは、制御部パッケージ(1)と、ファイル部パッケージ(3)と、必須部パッケージ(4−j)と、増設部パッケージ(5−j)と、制御部パッケージ(1)とファイル部パッケージ(3)と必須部パッケージ(4−j)と増設部パッケージ(5−j)とを相互に双方向に接続する通信用バス(2と6)とから構成されている。制御部パッケージ(1)とファイル部パッケージ(3)と必須部パッケージ(4−j)と増設部パッケージ(5−j)とは、通信用バス(2と6)を介して同一のキー情報を通常運用時に共有している。同一のキー情報を共有し続けることにより、FILE部パッケージ(3)のバックアップ情報と配下のパッケージ(4−j,5−j)の情報との整合を採りながら、FILE部パッケージ(3)と制御部パッケージ(1)とを同時的に交換することができ、更に、初期状態の起動と緊急立上げとの違いを識別しながら、FILE部パッケージ(3)と制御部パッケージ(1)とを同時的に交換することができる。
【0007】制御部パッケージ(1)は、制御機能と制御情報とを有する制御部(7)と、制御部(7)と通信用バス(2と6)とに接続する第1バスコントロール部(8)と、制御部(7)と第1バスコントロール部(8)とに対して双方向に接続する第1不揮発性メモリ(9)とを備えている。第1バスコントロール部(8)は、ファイル部パッケージ(3)と必須部パッケージ(4−j)と増設部パッケージ(5−j)に対する情報の書込みと読込みとを実行する機能を有している。第1不揮発性メモリ(9)はキー情報を保持している。制御部(7)と第1バスコントロール部(8)と第1不揮発性メモリ(9)とを持つ制御部パッケージ(1)は、既述の同時的交換時の制御情報とキー情報の伝送を円滑に実行することができる。
【0008】ファイル部パッケージ(3)は、第2不揮発性メモリ(12)を備えている。第2不揮発性メモリ(12)は、制御情報を制御部パッケージ(1)の管理の下でバックアップ用として保持し、共通の情報を設定自在に、且つ、読出し自在に保持する。第2不揮発性メモリ(12)を持つファイル部パッケージ(3)は、既述の同時的交換時の制御情報とキー情報の伝送を円滑に実行することができる。
【0009】ファイル部パッケージ(3)は、制御部パッケージ(1)から制御を受ける第2バスコントロール部(13)を備えている。第2バスコントロール部(13)は、制御部パッケージ(1)に対する着脱の状態を制御部パッケージ(1)に見せるために監視可能に制御部パッケージ(1)に通信用バス(2と6)を介して接続している。第2バスコントロール部(13)を持つファイル部パッケージ(3)は、初期状態の起動と緊急立上げとの違いを識別しながら、既述の同時的交換時の制御情報とキー情報の伝送を更に円滑に実行することができる。
【0010】必須部パッケージ(4−j)は、揮発性メモリ(17−j)を備えている。揮発性メモリ(17−j)は、制御部パッケージ(1)の第1不揮発性メモリ(9)に設定されているキー情報と同じキー情報を設定自在に、且つ、読出し自在に保持し、そのキー情報は必須部パッケージ(4−j)の着脱に基づいてクリアされる。揮発性メモリ(17−j)を持つ必須部パッケージ(4−j)は、既述の同時的交換時の制御情報とキー情報の伝送を更に円滑に実行することができる。
【0011】必須部パッケージ(4−j)は、第3バスコントロール部(14−j)を更に備えている。第3バスコントロール部(14−j)は、制御部パッケージ(1)に自己の着脱状態を見せるために監視可能に制御部パッケージ(1)に通信用バス(2と6)を介して接続している。第3バスコントロール部(14−j)を持つ必須部パッケージ(4−j)は、既述の同時的交換時の制御情報とキー情報の伝送を更に円滑に実行することができる。
【0012】増設部パッケージ(5−j)は、第4バスコントロール部(18−j)を備えている。第4バスコントロール部(18−j)は、制御部パッケージ(1)に自己の着脱状態を見せるために監視可能に前記制御部パッケージ(1)に通信用バス(2と6)を介して接続している。第4バスコントロール部(18−j)を持つ増設部パッケージ(5−j)は、既述の同時的交換時の制御情報とキー情報の伝送を更に円滑に実行することができる。
【0013】本発明による伝送系装置の立ち上げ方法は、制御部パッケージ(1)と、ファイル部パッケージ(3)と、必須部パッケージ(4−J)と、増設部パッケージ(5−J)と、制御部パッケージ(1)とファイル部パッケージ(3)と必須部パッケージ(4−J)と増設部パッケージ(5−J)とを相互に双方向に接続する通信用バス(2と6)とを含む伝送装置系の任意のパッケージを交換する伝送系装置の立ち上げ方法であり、制御部パッケージ(1)により必須部パッケージ(4−j)の実装状態をチェックするステップ(S21)と、必須部パッケージ(4−j)が実装されている場合に、制御部パッケージ(1)により必須部パッケージ(4−j)の立上げが完了しているかどうかを確認的に判断するステップ(S24)と、必須部パッケージ(4−j)の立上げが完了している場合に、制御部パッケージ(1)のキー状態とファイル部パッケージ(3)のキー状態と必須部パッケージ(4−j)のキー状態とを相互に比較するステップ(S37)と、制御部パッケージ(1)のキー状態とファイル部パッケージ(3)のキー状態と必須部パッケージ(4−j)のキー状態とが一致している場合に、ファイル部パッケージ(3)をそのままに立ち上げるステップ(S38)と、制御部パッケージ(1)によりファイル部パッケージ(3)から読み出される制御情報に基づいて制御部パッケージ(1)を自己的に立ち上げるステップ(S38)とから構成されている。キー情報の共有化によって、異なるキーを持つものの交換を峻別しながら、既述の同時的交換を円滑に処理することができる。
【0014】制御部パッケージ(1)のキー状態とファイル部パッケージ(3)のキー状態と必須部パッケージ(4−j)のキー状態とが一致していない場合に、必須部パッケージ(4−j)又は増設部パッケージ(5−j)に設定されている設定情報に基づいて、ファイル部パッケージ(3)を立ち上げるステップ(S40)、又は、制御部パッケージ(1)のキー状態とファイル部パッケージ(3)のキー状態と必須部パッケージ(4−j)のキー状態とが一致していない場合に、必須部パッケージ(4−j)又は増設部パッケージ(5−j)に設定されている設定情報に基づいて、制御部パッケージ(1)を立ち上げるステップ(S40)が更に追加されている。
【0015】制御部パッケージ(1)のキー情報をファイル部パッケージ(3)のキー情報と必須部パッケージ(4−j)のキー情報とに更新するステップ(S41)が更に追加される。このステップの追加により、伝送系は永続的にキー情報を共有化することができる。制御部パッケージ(1)のキー情報をファイル部パッケージ(3)のキー情報と必須部パッケージ(4−j)のキー情報とに更新するステップの後に、伝送装置系を通常運用状態に置くので、その永続的キー情報の共有化処理が円滑に実行され得る。
【0016】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による伝送系装置の立ち上げシステムの実施の形態は、制御部パッケージがファイル部パッケージと必須部パッケージと増設部パッケージとともに設けられている。その制御部パッケージ1は、図1に示されるように、管理用バス2を介して、ファイル部パッケージ3と複数の必須部パッケージ4−j(jは1からnまでの数)と複数の増設部パッケージ5−j(jは1からn又はn’までの数)とに双方向に接続している。制御部パッケージ1は、更に、パラレルIO6を介して、ファイル部パッケージ3と複数の必須部パッケージ4−jと複数の増設部パッケージとに双方向に接続している。制御部パッケージ1は、ファイル部パッケージ3と必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jとともに伝送装置系を形成している。
【0017】伝送装置系の全体の制御を司る制御部パッケージ1は、実際の制御機能と制御情報とを有する制御部7を備えている。制御部パッケージ1は、更に、第1バスコントロール部8を備えている。制御部7は、第1バスコントロール部8に双方向に接続している。第1バスコントロール部8は、ファイル部パッケージ3と必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jに対する情報の書込みと、それらから情報を読み出す読込みとを実行する機能を有している。
【0018】制御部パッケージ1は、更に、第1不揮発性メモリ9を備えている。第1不揮発性メモリ9は、制御部7と第1バスコントロール部8とに対して双方向に接続している。第1不揮発性メモリ9は、MACアドレスのように制御部パッケージ1の中では決して重複しないキー情報を保持している。制御部パッケージ1は、更に、PIO終端部11を備えている。PIO終端部11は、ファイル部パッケージ3と必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jの着脱状態のような実装状態を監視するパラレルIO6を終端している。
【0019】ファイル部パッケージ3は、第2不揮発性メモリ12を備えている。第2不揮発性メモリ12は、装置内に設定されている制御情報を制御部パッケージ1の管理の下でバックアップ用として保持し、更に、制御部パッケージ1の第1不揮発性メモリ9に設定されているキー情報と同じキー情報を設定自在に、且つ、読出し自在に保持している。ファイル部パッケージ3は、更に、制御部パッケージ1から制御を受けるための第2バスコントロール部13を備えている。ファイル部パッケージ3の第2バスコントロール部13は、制御部パッケージ1に対する着脱(実装・未実装)の状態を制御部パッケージ1に見せるために監視可能にパラレルIO6に接続している。
【0020】伝送装置系を構成するためにその実装が必須である必須部パッケージ4−jとしては、クロスコネクトを司る多重化装置が好適に例示され、1枚又は複数枚で構成されている。必須部パッケージ4−jは、第3バスコントロール部14−jを備えている。必須部パッケージ4−jは、制御部パッケージ1から制御を受けるために配備されている。必須部パッケージ4−jは、更に、回路部15−jを備えている。回路部15−jは、ラッチ部16−jを備えている。
【0021】ラッチ部16−jは、必須部パッケージ4−jに必要である制御情報を保持している。回路部15−jは、その制御情報により必須部パッケージ4−jの動作を実行するH/Wで構成されている。必須部パッケージ4−jは、揮発性メモリ17−jを備えている。揮発性メモリ17−jは、制御部パッケージ1の第1不揮発性メモリ9に設定されているキー情報と同じキー情報を設定自在に、且つ、読出し自在に保持していて、必須部パッケージ4−jの着脱に基づいてクリアされる。第3バスコントロール部14−jは、制御部パッケージ1に自己の着脱状態を見せるためにパラレルIO6に監視可能に接続している。
【0022】増設部パッケージ5−jとしては、回線と伝送速度に基づいて増設され撤去され得る多重化装置内パッケージが好適に例示される。増設部パッケージ5−jは、第4バスコントロール部18−jを備えている。増設部パッケージ5−jは、更に、回路部19−jを備えている。回路部19−jは、ラッチ部21−jを備えている。ラッチ部21−jは、増設部パッケージ5−jに必要である制御情報を保持している。回路部19−jは、その制御情報により増設部パッケージ5−jの動作を実行するH/Wで構成されている。第4バスコントロール部18−jは、制御部パッケージ1に自己の着脱状態を見せるためにパラレルIO6に監視可能に接続している。
【0023】制御部パッケージ1は、外部オペレーション端末により、クロスコネクト情報と、警報監視条件のようなストラップ情報の制御を受けていて、制御部パッケージ1に設定される情報は、配下の必須部パッケージ4−jの回路部15−j又は増設部パッケージ5−jの回路部19−jに設定されると同時に、バックアップとして受け付けたストラップ情報をファイル部パッケージ3の第2不揮発性メモリ12に書込みを実行する機能を合わせ持っている。
【0024】それぞれのパッケージ必須部パッケージ4−j,増設部パッケージ5−jは、未実装状態から実装状態に移行した場合に、制御部パッケージ1の管理の下で、必要な情報をそれぞれの回路部15−jと回路部19−jに設定する処理が行われ、運用可能状態になった時点で立上げ完了状態になる仕組みが設けられている。
【0025】必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jとは、故障のような事態に起因する交換時に、制御部パッケージ1の管理の下で、ファイル部パッケージ3のバックアップ情報を利用して新パッケージを挿入する時にも、それ以前の設定情報により立ち上がることが可能である。装置電源がオフからオンになる緊急立上げ時は、制御部パッケージ1の管理の下で、ファイル部パッケージ3のバックアップ情報に基づいて、全実装パッケージの状態を電源遮断以前の状態に再設定した状態で立ち上げることが可能である。
【0026】ファイル部パッケージ3と制御部パッケージ1の故障のような事態に起因する交換時、後述される動作フロ−に従って、新パッケージ挿入時にも、以前の設定情報を持った形式で立ち上がり、通常運用に遷移することができる。そのような形式に従って、通常運用時の制御部パッケージ1のキー情報は、ファイル部パッケージ3と必須部パッケージ4−jのキー情報に一致している状態が保持されている。
【0027】図2は、制御部パッケージ1を交換する手順を示している。制御部パッケージ1の他のパッケージに異常がなく装置系が通常運用されている状態で制御部パッケージ1を交換する場合、制御部パッケージ1の制御部7は、ファイル部パッケージ3にバックアップされている情報を利用して、ステップS1に示されるように自己の立ち上げを実行する。制御部パッケージ1は、ステップS2で、制御部パッケージ1のキー情報がファイル部パッケージ3のキー情報に一致しているかどうかを判定する。制御部パッケージ1のキー情報がファイル部パッケージ3のキー情報に一致していることは、そのパッケージは以前に実装されていた制御部パッケージ1であることを意味していてる。このような一致があれば、装置系は再び通常運用の状態に入る。
【0028】制御部パッケージ1のキー情報がファイル部パッケージ3のキー情報に一致していないことは、新実装パッケージは旧実装パッケージとは固体として異なっていることを意味している。このような不一致の場合、ステップS3でファイル部パッケージ3と必須部パッケージ4−jのキー情報が新実装の制御部パッケージ1のキー情報によって更新され、通常運用の状態に入る(ステップS4)。
【0029】図3は、ファイル部パッケージ3を交換する手順を示している。ファイル部パッケージ3に保持されているキー情報が制御部パッケージ1のキー情報に一致していることは、以前に実装されていた旧実装パッケージが新実装パッケージに固体として同じであることを意味している(ステップS5)。この場合、ファイル部パッケージ3はそのままに立ち上げられ(ステップS6)、そのままに通常運用状態に入ることができる(ステップS7)。ファイル部パッケージ3に保持されているキー情報が制御部パッケージ1のキー情報に一致していないことは、以前に実装されていた旧実装パッケージが新実装パッケージに固体として同じでないことを意味している(ステップS5)。
【0030】このような場合、配下の必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jに設定されている情報がファイル部パッケージ3に保持されているバックアップ情報が一致している保証はないので、ファイル部パッケージ3のバックアップ情報を配下のパッケージに設定しなおすダウンロード処理、又は、配下のパッケージの情報でファイル部パッケージ3のバックアップ情報を再構築するアップロード処理が実行される。そのようなダウンロード処理又はアップロード処理のいずれかの処理が行われて保守されるために、保守待ちがなされる(ステップS8)。後述されるように、ダウンロード処理とアップロード処理のうちのアップロード処理のみが選択されることは可能である。
【0031】アップロード処理が行われる場合、制御部パッケージ1の制御に従って、配下のパッケージである必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jの設定情報がファイル部パッケージ3の第2不揮発性メモリ12に再設定され、そのように再設定された設定情報に基づいて、ファイル部パッケージ3の立上げが実行される(ステップS9)。更に、制御部パッケージ1の制御情報がファイル部パッケージ3に再構築されファイル部パッケージ3の制御情報がファイル部パッケージ3の中で更新される(ステップS10)。次に、制御部パッケージ1のキー情報は、ファイル部パッケージ3のキー情報によって更新され(ステップS11)、通常運用状態に入る(ステップS7)。
【0032】ステップS8でダウンロード処理が選択された場合、制御部パッケージ1の制御の下で、ファイル部パッケージ3はそのままに立ち上げられて(ステップS12)、ファイル部パッケージ3に存在するバックアップ情報が必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jに設定し直される(ステップS13)。制御部パッケージ1に存在していて制御上必要である制御情報は、ファイル部パッケージ3のバックアップ情報に基づいてファイル部パッケージ3に再構築され、最後に、制御部パッケージ1のキー情報がファイル部パッケージ3のキー情報によって更新され(ステップS14)、通常運用状態に入る(ステップS7)。
【0033】図4は、必須部パッケージ4−jを交換する手順を示している。必須部パッケージ4−jは、ファイル部パッケージ3のバックアップ情報に基づいて立ち上げられる(ステップS15)。次に、必須部パッケージ4−jの揮発性メモリ17−jに制御部パッケージ1のキー情報が設定されて(ステップS16)、通常運用状態に入る(ステップS7)。
【0034】図5〜図7は、制御部パッケージ1とファイル部パッケージ3とを同時的に交換する手順、又は、装置系全体の電源がオフ状態からオン状態に移行する緊急時立上げの手順を示している。制御部パッケージ1は、自己の立上げ時に、パラレルIO6から得られる情報に基づいて、必須部パッケージ4−jの実装状態をチェックする(ステップS21)。全ての必須部パッケージ4−1〜nの実装状態が未実装であることは、装置系を初めて運用する初期の建設時に相当し、ファイル部パッケージ3に保持されている第2不揮発性メモリ12のバックアップ情報が初期化される(ステップS22)。
【0035】このように初期化されたバックアップ情報に基づいてファイル部パッケージ3が立ち上げられ、ファイル部パッケージ3の制御情報に基づいて制御部パッケージ1が立ち上げられて(ステップS23)、通常運用状態に入る(ステップS7)。通常運用状態に入れば、他の必須部パッケージ4−j又は増設部パッケージ5−jが増設されることが既述の手順(図2〜図4)により実行され、オペレーションから設定を受けて全装置系が稼動することになる。
【0036】必須部パッケージ4−1〜nのうちの1つが実装されている場合、制御部パッケージ1は、その実装状態にある必須部パッケージ4−jの立上げが完了しているかどうかを確認的に判断する(ステップS24)。その必須部パッケージ4−jの立上げが完了していることは、制御部パッケージ1又はファイル部パッケージ3の交換が実行される手番であることを意味する。その必須部パッケージ4−jの立上げが完了していないことは、現手番は緊急立上げの状態であることを意味する。
【0037】現手番が緊急立上げの状態にある場合には、制御部パッケージ1のキー情報とファイル部パッケージ3のキー情報とが比較される(ステップS25)。現手番が通常運用状態であれば、制御部パッケージ1のキー情報はファイル部パッケージ3のキー情報に一致しているが、制御部パッケージ1の交換又はファイル部パッケージ3の交換が行われている場合には、制御部パッケージ1のキー情報はファイル部パッケージ3のキー情報に一致しない。制御部パッケージ1のキー情報がファイル部パッケージ3のキー情報に一致している場合、ファイル部パッケージ3の制御情報に基づいて、制御部パッケージ1とファイル部パッケージ3とはそれぞれに自己を立ち上げる(ステップS25,26)。
【0038】次に、ファイル部パッケージ3の制御情報に基づいて、必須部パッケージ4−jが立ち上げられ、必須部パッケージ4−jのキー情報が制御部パッケージ1に設定され、必須部パッケージ4−jの揮発性メモリ17−jに制御部パッケージ1の現時点のキー情報が書き込まれ(ステップS27)、更に、ファイル部パッケージ3の制御情報に基づいて増設部パッケージ5−jが立ち上げられ(ステップS28)、電源断前の状態に復旧して、通常運用状態に入る(ステップS7)。
【0039】ステップS25で制御部パッケージ1のキー情報がファイル部パッケージ3のキー情報に一致しない場合、プロセスは図7に示される動作フローに移行して、ダウンロード処理又はアップロード処理のいずれかの処理が行われて保守されるために、保守待ちがなされる(ステップS29)。その保守がアップロード処理である場合、制御部パッケージ1の制御に従って、配下の必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jの設定情報がファイル部パッケージ3の第2不揮発性メモリ12に設定される。この設定時には、必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jとは立上げが完了しておらず、電源断により設定情報が初期化されているので、このような設定情報の初期化は、ファイル部パッケージ3の初期化を意味する。
【0040】制御部パッケージ1の制御部7は、装置制御に際して必要である制御情報をファイル部パッケージ3の制御情報に基づいて構築する。このような初期化により、必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jの設定情報に基づいて、ファイル部パッケージ3が立ち上げられ、ファイル部パッケージ3の制御情報に基づいて制御部パッケージ1が立ち上げられる(ステップS30)。次に、制御部パッケージ1の制御情報に基づいて、必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jが立ち上げられる(ステップS31)。最後に、制御部パッケージ1のキー情報は、ファイル部パッケージ3と必須部パッケージ4−jのキー情報によって更新され(ステップS32)、通常の運用状態に入る(ステップS7)。
【0041】ステップS29でその保守がダウンロード処理である場合、ファイル部パッケージ3はそのまま立ち上げられ、ファイル部パッケージ3に存在するバックアップ情報に基づいて、必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jが立ち上げられる(ステップS34)。制御上必要である情報がファイル部パッケージ3に存在する場合には、制御部パッケージ1の制御部7は、ファイル部パッケージ3のバックアップ情報により構築される(ステップS33)。最後に、制御部パッケージ1のキー情報は、ファイル部パッケージ3のキー情報と必須部パッケージ4−jのキー情報とにより更新され(ステップS36)、通常の運用状態に入る(ステップS7)。
【0042】ステップS24で必須部パッケージ4−jの立上げが完了していることは、現手番が制御部パッケージ1とファイル部パッケージ3の交換であることを意味する。この場合、配下の必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jとは通常運用状態にあり、制御部パッケージ1のキー状態とファイル部パッケージ3のキー状態と必須部パッケージ4−jのキー状態とが相互に比較される(ステップS37)。これらのキー情報が一致している場合には、前に実装されていた制御部パッケージ1とファイル部パッケージ3とはそのままに実装されたことになり、ファイル部パッケージ3はそのままに立ち上がり、制御部パッケージ1が必要とする制御情報はファイル部パッケージ3から読み出して自己を立ち上げることができ(ステップS38)、通常運用状態に入ることができる(ステップS7)。
【0043】ステップS37で、制御部パッケージ1のキー状態とファイル部パッケージ3のキー状態と必須部パッケージ4−jのキー状態とが不一致であることは、前に実装されていた制御部パッケージ1とファイル部パッケージ3とは、新実装の制御部パッケージ1とファイル部パッケージ3とは異なる固体であることを意味する。この場合、ダウンロード処理又はアップロード処理のいずれかの処理が行われて保守されるために、保守待ちがなされる(ステップS39)。
【0044】その保守がアップロード処理である場合、制御部パッケージ1の制御に従って、配下の必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jとに設定されている設定情報が、ファイル部パッケージ3の第2不揮発性メモリ12に設定されて、ファイル部パッケージ3は必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jの設定情報に基づいて立ち上げられ、制御部パッケージ1はファイル部パッケージ3の設定情報に基づいて立ち上げられる(ステップS40)。制御上必要である情報が存在する場合、制御部パッケージ1の制御部7は、管理用バス2のバックアップ情報により再構築される。更に、制御部パッケージ1のキー情報は、ファイル部パッケージ3のキー情報と必須部パッケージ4−jのキー情報により更新され(ステップS41)、通常運用状態に入る(ステップS7)。
【0045】ステップS39でその保守としてダウンロード処理が選択された場合、ファイル部パッケージ3はそのままに立ち上がり、制御部パッケージ1はファイル部パッケージ3の設定情報により立ち上げられる(ステップS42)。必須部パッケージ4−jの設定情報と増設部パッケージ5−jの設定情報は、ファイル部パッケージ3のバックアップ情報により更新される(ステップS43)。最後に、制御部パッケージ1のキー情報は、ファイル部パッケージ3のキー情報と必須部パッケージ4−jのキー情報とにより更新され(ステップS44)、通常の運用状態に入る(ステップS7)。
【0046】装置系が通常に運用されている場合、実際に動作している必須部パッケージ4−jと増設部パッケージ5−jの情報は有効であると判断されることがほとんどであり、保守手順としてダウンロード処理が選択されることはほとんどない。実際の運用が考慮され、アップロードが常時に選択されることにより、手順は簡略化され得る。
【0047】図8は、そのように簡略化される手順を示している。簡略化されたプロセスでは、図3に示されるプロセスのステップS8とS12〜ステップS14とのうちで、ステップS8とステップS13とステップS14とが省略されている。図8に示されるプロセスでは、図5のプロセスのステップS39とステップ43とステップ44とが省略されている。図9に示されるプロセスでは、図7のプロセスのステップS29とステップ33〜ステップ36とが省略されている。
【0048】
【発明の効果】本発明による伝送系装置の立ち上げシステム、及び、その立ち上げ方法は、FILE部のパッケージと制御部のパッケージとが同時に交換される場合に、FILE部のパッケージのバックアップ情報と配下のパッケージの情報との整合をとることができ、更に、初期状態の起動と緊急立上げとの違いを識別することができる。




 

 


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