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発明の名称 カードシステム、カード情報提示装置、カード発行装置、カード内容更新装置、カードデータ更新装置、およびカード情報提供システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−6574(P2003−6574A)
公開日 平成15年1月10日(2003.1.10)
出願番号 特願2001−188478(P2001−188478)
出願日 平成13年6月21日(2001.6.21)
代理人 【識別番号】100094330
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 正紀 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2C005
5B035
5B058
【Fターム(参考)】
2C005 MA17 MA33 MB03 MB08 NA02 SA06 SA07 SA08 SA12 SA22 TA21 
5B035 AA13 BB09 CA29
5B058 CA23 KA06 KA08 KA11 KA31 KA33
発明者 細越 剛史
要約 課題
本発明は、複数のサービス(アプリケーション)を書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカード、例えばICカードに、典型的には複数のサービス(アプリケーション)を搭載してサービスを受けるカードシステム等に関し、そのカードの内容を簡便にかつ正確にユーザに通知する。

解決手段
カードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理し、カードに応じた送信先に向けてカードに応じた情報を送信するカード情報提供システムと、カード情報提供システムから送信されてきた情報を提示するカード情報提示システム(携帯端末等)とを備えた。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードに、少なくとも、カードどうしを相互に識別するためのカード識別情報を書き込むカード発行システムと、前記カード発行システムで発行されたカード内にアプリケーションの追加、削除、および更新を行なうカード内容更新システムと、前記カード発行システムで発行されたカード内に保持されたアプリケーションのデータを更新するカードデータ更新システムと、前記カード発行システム、前記カード内容更新システム、および前記カードデータ更新システムから、前記カード発行システムで発行されたカードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理し、カードに応じた送信先に向けて該カードに応じた情報を送信するカード情報提供システムと、前記カード情報提供システムから送信されてきた情報を提示するカード情報提示システムとを備えたことを特徴とするカードシステム。
【請求項2】 複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けて該カードに応じた情報を送信するカード情報提供システムから送信されてきた、カードに応じた情報を受信する情報受信部と、前記情報受信部で受信された、カードに応じた情報を提示する情報提示部とを備えたことを特徴とするカード情報提示装置。
【請求項3】 前記カード情報提供システムに向けて、カードに応じた情報の送信を要求する情報送信要求部を備え、前記情報受信部は、前記情報送信要求部からの情報送信要求に呼応して前記カード情報提供システムから送信されてきた情報を受信するものであることを特徴とする請求項2記載のカード情報提示装置。
【請求項4】 前記情報受信部は、前記カード情報提供システムにあらかじめ登録された送信スケジュールに従って送信されてきた情報を受信するものであることを特徴とする請求項2記載のカード情報提示装置。
【請求項5】 複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカード内に、少なくとも、カードどうしを相互に識別するためのカード識別情報を書き込むカード発行部と、カードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けて該カードに応じた情報を送信するカード情報提供システムに向けて、前記カード発行部によりカード識別情報が書き込まれたカードに応じた情報を送信する情報送信部とを備えたことを特徴とするカード発行装置。
【請求項6】 複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードであって、少なくとも、カードどうしを相互に識別するためのカード識別情報が書き込まれたカード内に、アプリケーションの追加、削除および変更を行なうカード内容更新部と、カードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けて該カードに応じた情報を送信するカード情報提供システムに向けて、前記カード内容更新部による、カード内のアプリケーションの更新内容を表わす情報を送信する情報送信部とを備えたことを特徴とするカード内容更新装置。
【請求項7】 複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカード内に保持されたアプリケーションのデータを更新するデータ更新部と、カードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けて該カードに応じた情報を送信するカード情報提供システムに向けて、前記データ更新部による、カード内に保持されたアプリケーションのデータの更新内容を表わす情報を送信する情報送信部とを備えたことを特徴とするカードデータ更新装置。
【請求項8】 複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理する情報管理部と、前記情報管理部で管理された情報を、カードに応じた送信先に向けて送信する情報送信部とを備えたことを特徴とするカード情報提供システム。
【請求項9】 前記情報管理部は、分散配置された複数の部分からなるものであり、前記情報送信部は、前記情報管理部の各部分で管理された情報を通信回線経由で受けとって、カードに応じた送信先に向けて送信するものであることを特徴とする請求項8記載のカード情報提供システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサービス(アプリケーション)を書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカード、例えばICカードに典型的には複数のサービス(アプリケーション)を搭載してサービスを受けるカードシステム、およびそのカードシステムを構成する、カード情報提示装置、カード発行装置、カード内容更新装置、カードデータ更新装置、およびカード情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クレジットカード、銀行のキャッシュカード、買い物の金額に応じてポイントが加算される会員カード等、様々な用途でカードが広く用いられている。
【0003】これらのカードは、そのカードを使うことにより受けることのできるサービスを特定するためのロゴや名前等がカード券面に印刷されており、ユーザは、そのカードを見ることによってそのカードのサービス内容を知ることができる。
【0004】また、これまでのカードでは、例えば銀行のキャッシュカードの場合の口座残高やポイントカードの場合のポイント等のデータは、通常は、そのカードを残高表示装置に挿入してそのカードに応じた残高を表示やプリントアウトしたり、買い物のレシートに表示したりされている。
【0005】このような従来のカードには、磁気ストライプが埋め込まれている場合が多く、その磁気ストライプに、そのカードのID番号や暗証番号等が記録されることが多い。ただし、この磁気ストライプの記憶容量は僅かであり、そこに大量のデータを書き込むことはできない。
【0006】このような従来のカードに対し、近年では、内部にICメモリ等が埋め込まれたICカード等、かなり大容量のメモリ機能付のカードが登場してきており、そのメモリ容量も大幅に増加しつつある。
【0007】このような現状から、メモリ機能付の1枚のカード(ここではICカードで代表させる)の中に、例えば銀行のキャッシュカードの機能を持たせるためのアプリケーションや、あるお店のポイントカードの機能を持たせるためのアプリケーションなど、複数のアプリケーションを格納することによって1枚のカードに複数の機能を持たせ、そのような機能を持たせたカード(このように複数の機能を搭載することのできるカードを「マルチアプリケーションカード」と称する)を利用するということが考えられている。
【0008】このようなマルチアプリケーションカードを利用するシステムを構築することを考えたとき、このようなマルチアプリケーションカードには、カード発行時に書き込まれたアプリケーションに関してのみ利用できるだけではその利用価値を大きく損ねることになるため、カード発行後においてもアプリケーションの追加/削除/更新を行なうことができるシステムを構築することが望ましい。一方、そのマルチアプリケーションカードを利用するにあたり、例えば銀行のATMでその銀行のキャッシュカードとしての利用は当然受け得るとしても、その同じATMで、そのマルチアプリケーションカードに搭載することのできる全てのアプリケーションに応じた役割りまで受け付けることはきわめて困難であるなど、マルチアプリケーションカードに搭載し得る多数のアプリケーションの全てについて1台の端末で取扱うことができるようにすることは極めて困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような想定される環境下でマルチアプリケーションカードを利用するシステムを構築することを考えた場合、大きな問題は、カードの内容をユーザに如何にして、正確に知らせるかという点である。
【0010】すなわち、マルチアプリケーションカードの場合、カード内のアプリケーションは発行後に追加/削除/更新が可能であるため、そのカードの券面に内部に搭載されたアプリケーションを特定する表示をあらかじめ印刷しておくことは困難であり、ユーザに、自分の持っているカードにどのようなサービス(アプリケーション)が搭載されているか正確に記憶させ、あるいは記録させておくことを強いるのではユーザに過大な負担を強いる結果となり、間違いや事故が生じやすく、使い勝手の悪いシステムとなってしまう。また、あるユーザが所持しているカードに、ある銀行のキャッシュカードとしての機能とあるお店のポイントカードとしての機能との双方が搭載されている場合に、1台の端末で全てのサービスを網羅するのは困難であるため、銀行に行けばそのカードのキャッシュカードとしての機能を利用して口座残高を知ることができるが、お店のポイントを知ることは出来ず、お店のポイントを知りたいときは、そのお店ないしある程度拡大されたお店の連合組織等が管理している端末を操作する必要を生じることとなる。このように、そのカードに関する現在のデータを小間切れにしか知ることができないのではこれも不便である。
【0011】本発明は、上記事情に鑑み、マルチアプリケーションカードを採用したカードシステムにおいて、そのカードに関する情報を簡便にかつ正確にユーザに通知する機能を備えたカードシステム、およびそのようなカードシステムを構成することのできる、カード情報提示装置、カード発行装置、カード内容更新装置、カードデータ更新装置、およびカード情報提供システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明のカードシステムは、複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードに、少なくとも、カードどうしを相互に識別するためのカード識別情報を書き込むカード発行システムと、カード発行システムで発行されたカード内にアプリケーションの追加、削除、および更新を行なうカード内容更新システムと、カード発行システムで発行されたカード内に保持されたアプリケーションのデータを更新するカードデータ更新システムと、カード発行システム、カード内容更新システム、およびカードデータ更新システムから、カード発行システムで発行されたカードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理し、カードに応じた送信先に向けてそのカードに応じた情報を送信するカード情報提供システムと、カード情報提供システムから送信されてきた情報を提示するカード情報提示システムとを備えたことを特徴とする。
【0013】ここで、上記の「カードに応じた情報」は、カードの情報そのものであってもよく、あるいはそのカードの情報(例えばアプリケーション)の名前や愛称等であってもよく、そのカードの情報を特定することができる情報であればよい。また、上記の「カードに応じた情報」は、カード内に保持された情報であってもよいが、それのみに限定されるものではなく、カードの外、例えばホストマシーン等にカードに対応づけられて保持された情報等であってもよい。
【0014】本発明のカードシステムは、上記構成を備えたもの、特にカード情報提供システムにカードの情報を管理させ、その情報をカード情報提示システムに送信して提示させるようにしたものであり、カードを端末に差し込むといった、カードの取扱いを伴う操作を行なうことなく、そのカードの情報を簡便に知ることができる。
【0015】また、上記目的を達成する本発明のカード情報提示装置は、複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けてそのカードに応じた情報を送信するカード情報提供システムから送信されてきた、カードに応じた情報を受信する情報受信部と、情報受信部で受信された、カードに応じた情報を提示する情報提示部とを備えたことを特徴とする。
【0016】このカード情報提示装置としては、典型的には、インターネットに接続されたパーソナルコンピュータや、携帯電話等の携帯端末などを利用することができる。
【0017】本発明のカード情報提示装置における情報提示手段は、表示画面上に情報を表示するものであってもよく、情報を音声で伝えるものであってもよい。
【0018】ここで、上記本発明のカード情報提示装置において、カード情報提供システムに向けて、カードに応じた情報の送信を要求する情報送信要求部を備え、上記情報受信部は、情報送信要求部からの情報送信要求に呼応してカード情報提供システムから送信されてきた情報を受信するものであってもよく、あるいは、上記情報受信部は、カード情報提供システムにあらかじめ登録された送信スケジュールに従って送信されてきた情報を受信するものであってもよい。
【0019】また、上記目的を達成する本発明のカード発行装置は、複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカード内に、少なくとも、カードどうしを相互に識別するためのカード識別情報を書き込むカード発行部と、カードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けてそのカードに応じた情報を送信するカード情報提供システムに向けて、カード発行部によりカード識別情報が書き込まれたカードに応じた情報を送信する情報送信部とを備えたことを特徴とする。
【0020】このように、カード発行部によりカード識別情報が書き込まれたカードに応じた情報をカード情報提供システムに送信する情報送信部を備えたことにより、そのカードに応じた情報をカード情報提供システムを通じてユーザに通知することが可能となる。
【0021】また、上記目的を達成する本発明のカード情報更新装置は、複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードであって、少なくとも、カードどうしを相互に識別するためのカード識別情報が書き込まれたカード内に、アプリケーションの追加、削除および変更を行なうカード内容更新部と、カードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けてそのカードに応じた情報を送信するカード情報提供システムに向けて、カード内容更新部による、カード内のアプリケーションの更新内容を表わす情報を送信する情報送信部とを備えたことを特徴とする。
【0022】このように、カード内容更新部によりカード内のアプリケーションの追加、削除および変更が行なわれた場合にその変更内容を特定する情報をカード情報提供システムに送信する情報送信部を備えたことにより、このカード内容更新装置によるカード内のアプリケーションの変更内容を表わす情報を、カード情報提供システムを通じてユーザに通知することができる。
【0023】また、上記目的を達成する本発明のカードデータ更新装置は、複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカード内に保持されたアプリケーションのデータを更新するデータ更新部と、カードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理しカードに応じた送信先に向けてそのカードに応じた情報を送信するカード情報提供システムに向けて、データ更新部による、カード内に保持されたアプリケーションのデータの更新内容を表わす情報を送信する情報送信部とを備えたことを特徴とする。
【0024】このカードデータ更新装置は、典型的には、銀行のATM(現金自動取扱装置)や、お店の支払いカウンタに置かれたポイント記録装置等がこれに相当する。
【0025】このカードデータ更新装置によれば、データ更新部により更新されたデータの更新内容を表わす情報をカード情報提供システムに送信する情報送信部を備えたことにより、このカードデータ更新装置により更新されたデータの更新内容を表わす情報をカード情報提供システムを通じてユーザに提供することができる。
【0026】さらに、上記目的を達成する本発明のカード情報提供システムは、複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカードに応じた情報の提供を受けて提供された情報を管理する情報管理部と、情報管理部で管理された情報を、カードに応じた送信先に向けて送信する情報送信部とを備えたことを特徴とする。
【0027】このようなカード情報提供システムを、マルチアプリケーションカードを利用する全体システムに組み入れることにより、そのカード内に複数のアプリケーションが保持されている場合であっても、ユーザは、自分のカードに関する情報を統一的にかつ容易に受け取ることができる。
【0028】ここで、上記本発明のカード情報提供システムは、その情報管理部が、分散配置された複数の部分からなるものであり、情報送信部は、情報管理部の各部分で管理された情報を通信回線経由で受けとって、カードに応じた送信先に向けて送信するものであってもよい。
【0029】このように、本発明のカード情報提供システムは、一箇所に集中したものである必要はなく、分散配置されたものであってもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について説明する。
【0031】図1は、本発明のカードシステムの基本的な実施形態を示す構成図である。
【0032】この図1に示すカードシステム1は、それぞれが本発明の各一実施形態である、カード発行装置10、カード内容更新装置20、カードデータ更新装置30、カード情報提供システム40、カード情報提示装置50から構成されている。ここで、カード発行装置10は、一台に限らず複数台存在していてもよく、カード内容更新装置20およびカードデータ更新装置30は、いずれも多数台存在するが、ここでは代表的に各一台ずつ示されている。
【0033】また、カード情報提供システム40は、この図1では1台の装置のように示されており、この図のとおり1台の装置で構成されていてもよいが、このカードシステム1内に分配配置されていてもよく、以下に説明する機能を満足するものであればよい。
【0034】カード情報提示装置50は、さらに多数台存在するが、ここでは1台で代表させている。
【0035】カード発行装置10は、本発明のカードシステムにいうカード発行システムの一例であり、ここでは、このカード発行装置10は、カード発行部11と情報送信部12とで構成されている。カード発行部11では、複数のアプリケーションを書換え自在に保持することが可能なメモリ機能付のカード(マルチアプリケーションカード)に、少なくとも、カードどうしを相互に識別するためのカード識別情報が書き込まれ、典型的にはさらに、そのカードのユーザが考えているそのカードの利用目的に沿った(そのユーザによりカード発行の申し込みと同時に申込みがあった)アプリケーションが書き込まれる。ただしこのアプリケーションの書込みは、カード発行の時点では必ずしも必要ではなく、後になってからカード内容更新装置20を使って書き込むこともできる。
【0036】また、情報送信部12は、カード発行部11によりカードに書き込まれたカード識別情報、例えばこの実施形態ではそのカードのID番号、そのカードの発行を申し込んだユーザの氏名、そのユーザがそのカードを使うときに用いる暗証番号等の情報や、そのカードの発行時点でカード内に書き込まれたアプリケーションを特定するためのアプリケーション名、バージョン情報等をカード情報提供システム40に送信する。
【0037】また、カード内容更新装置20は、本発明のカードシステムにいうカード内容更新システムの一例であり、このカード内容更新装置20は、カード内容更新部21と情報送信部22とから構成されている。カード内容更新部21では、カード発行装置10で発行された(少なくとも、カード識別情報が書き込まれた)マルチアプリケーションカード内に、アプリケーションの追加、削除あるいは変更が行なわれる。また、情報送信部22では、カード内のアプリケーションの変更内容を特定する情報、例えばそのアプリケーション名、バージョン情報、必要に応じて使用方法の説明文等が、カード情報提供システム40に向けて送信される。
【0038】カードデータ更新装置30は、本発明のカードシステムにいうカードデータ更新システムの一例に相当するものである。このカードデータ更新装置30は、データ更新部31と情報送信部32とから構成されている。データ更新部31では、カード発行装置10で発行され、さらに内部にアプリケーションが保持されたマルチアプリケーションカードについて、そのカード内に保持されたアプリケーションのデータが更新される。
【0039】ここで、この「アプリケーションのデータ」は、そのカード自体に格納されるデータであってもよいが、そのカード内のアプリケーションによって取扱われるデータであればよく、そのカード自体には格納されておらず、例えばホストマシーン等に格納されているデータも含まれる。例えばマルチアプリケーションカードに銀行のキャッシュカードとしての機能を付与するアプリケーションが保持されている場合におけるそのキャッシュカードに対応する銀行口座の取引残高のデータや、マルチアプリケーションカードにあるお店の買い物の金額に応じたポイントを付与しポイントに応じて何らかのサービスを提供するシステムに適合したポイント加算用のアプリケーションが保持されている場合におけるポイントのデータなどは、必ずしもマルチアプリケーションカード内に記録されている必要はなく、銀行のホストマシーンやお店のコンピュータ内に記録されていてもよい。
【0040】この場合、銀行のホストマシーンの残高照会機能やそのお店のコンピュータのポイント照会機能を、カード情報提供システム40に包含させてもよい。このように、カード情報提供システム40は、分散型のものであってもよい。
【0041】図1に示すカードデータ更新装置30の情報送信部32では、カード情報提供システム40に向けて、データ更新部31による、マルチアプリケーションカード内に保持されたアプリケーションのデータの更新内容を特定する情報(例えば口座残高やポイントなど)が送信される。
【0042】さらに、カード情報提供システム40は、本発明にいうカード情報提供システムにそのまま対応するものである。ここでは、このカード情報提供システム40は、情報管理部41と情報提供部42から構成されている。情報管理部41は、カード発行装置10、カード内容更新装置20、およびカードデータ更新装置30のそれぞれから上述の各情報の提供を受けて、提供された情報を管理する役割りを担っている。具体例は後述する。また、情報提供部42は、情報管理部41で管理された情報を、カードに応じた送信先(カード情報提示装置50)に向けて送信する役割りを担っている。ここで、上述したように、このカード情報提供システム40は分散型のものであってもよい。例えば情報管理部41は、このカードシステムに参加している各銀行ごと、各店舗ごとに配備されているものであってもよい。その場合、情報提供部42では、カードに応じた送信先に向けて送信する情報を、分散配備されている情報管理部41で管理された情報を通信回線経由で受け取ることになる。
【0043】さらに、図1に示すカードシステム1を構成するカード情報提示装置50は、情報受信部51と情報提示部52とから構成されている。このカード情報提示装置50は、本発明のカードシステムにいうカード情報提示システムの一例に相当するものである。
【0044】このカード情報提示装置50は、カードのユーザによって操作されるものであり、このカード情報提示装置50では、情報受信部51により、カード情報提供システム40から、そのユーザのカードに関する情報が受信され、その情報受信部51で受信された情報が情報提示部52によって提示(ここでは表示あるいは音声出力)される。
【0045】次に、さらに具体的な実施形態について説明する。
【0046】図2は、カードシステムにおける情報の流れを示した図である。
【0047】ユーザ500は、カード発行者60に対しICカードの発行を依頼し(a1)、カード発行者60は、その依頼を受けて、カード発行システム100にICカードの発行を依頼する(a2)。カード発行システム100は、その依頼を受けてICカード501を発行するとともに(a3)、そのICカード内の情報をカード情報提供システムに送信する(a4)。
【0048】ここで、カード発行システム100は、ICカードの発行にあたり、そのカードに、カード同士を相互に識別するカード識別情報と、そのユーザがこのICカードの発行時点で考えている(ユーザから申し込みのあった)アプリケーションを書き込む。
【0049】ユーザ500は、自分のICカード501を新たな目的に利用しようとするとき(アプリケーションの追加)、あるいはそれまで利用していたサービス(アプリケーション)の利用を廃止しようとするとき(アプリケーションの削除)、あるいは、同じサービス(アプリケーション)であっても新たに機能アップされたサービス(アプリケーション)に更新しようとするとき(アプリケーションの更新、例えばバージョンアップなど)は、サービス提供者70から提供されるアプリケーションを取り扱うAPDLシステム(サービス追加/削除/更新システム)200を操作して、自分のICカード501内のアプリケーションの追加/削除/更新を行なう(b1)。そのとき、そのAPDLシステム200はその追加/削除/更新の内容をカード情報提供システム400に送信する。尚、このAPDLシステム200は、以下に説明する会員サービスシステムと一体的に構成されていてもよい。
【0050】また、ユーザ50は、会員サービスシステム300を利用して、サービス提供者70により提供されたサービスを受ける。会員サービスシステム300は、具体的には銀行のATM装置(現金自動取扱装置)あるいはお店のポイント加算装置等を指す。ユーザがこの会員サービスシステム300によるカードサービスを利用すると(c1)、この会員サービスシステム300によりそのユーザのカードに書き込まれているアプリケーションのデータが更新され、それとともに、この会員サービスシステム300によりそのカード情報がカード情報提供システム400に向けて送信される。
【0051】カード情報提供システム400では、カード発行システム100、APDLシステム200、および会員サービスシステム300のそれぞれから送信されてきた情報が受信され、受信された情報が各カードごとに管理される。また、このカード情報提供システム400では、カードごとに利用の履歴も管理される。
【0052】図3は、図2のカード情報提供システム内で管理されているカードごとの情報の一例を示すテーブルである。
【0053】ここには、カード番号、会員名(ユーザ名)、暗証番号、メールアドレス、送信タイミング、搭載済のアプリケーション、搭載済のアプリケーションの内容が記録されている。会員名、暗証番号、メールアドレス等はカード発行時に登録されたものである。このテーブルは、新たな情報を受信するたびに書換えられる。
【0054】図4は、図2のカード情報提供システム400で管理されているカードごとの履歴データを示すテーブルである。この図4では、代表的にある1枚のカードに関する履歴データが示されている。
【0055】この図4には、カード番号あるいは会員名(ユーザ名)で特定されるカードに関し、4月5日に「XYZ航空マイレージ」という名称のアプリケーションのバージョン1.3がそのカード内にロードされたこと、4月9日に「RSTデパートキャンペーン」という名称のアプリケーションがカード内から削除されたこと、そのカードに保持されていた「ABCクレジット」という名称のアプリケーションが、4月11日に、バージョン1.4のものに更新されたことが示されている。
【0056】図2に戻って説明を続ける。
【0057】ユーザ500は、ICカード501のほかに例えば携帯電話の携帯端末502を所持しており、ユーザ500はその携帯端末502を操作して自分のカードの情報を送るよう要求し(d1)、カード情報提供システム400は、その要求に応じてそのユーザの携帯端末502に向けてそのユーザのカード情報を送信する(ステップd2)。
【0058】ユーザ500は、携帯端末502でその情報を受信し、その携帯端末502の表示画面にその情報を表示することで、自分のカードの情報を確認することができる。
【0059】あるいは、図3のテーブルには「送信タイシング」が記録されている。これはユーザにより設定されるものであり、ここに示す例では「毎日0:00」が設定されている。これは、毎日0時00分にユーザ200の携帯端末に向けてそのユーザのカード情報を送信することを指示するものであり、図2のカード情報提供システムは、ユーザからの送信要求がなくても、カードごとの「送信タイミング」に応じて、各ユーザの携帯端末に向けて、そのユーザのカード情報を送信する(d3)。
【0060】図5〜図8は、カード情報照会時における携帯端末の表示画面に表示される画面例を示す図である。
【0061】図5は、ユーザ500が携帯端末502を操作して自分のカードの情報の送信を要求するときの画面例である。
【0062】ここでは、複数並んでいる項目の中から「カード情報問い合わせ」の項目が選ばれる。
【0063】図6は、図5の画面に続いて携帯端末に表示される暗証番号入力画面の例である。図5に示す「カード情報問い合わせ」の項目が選択されると、次に図6に示す暗証番号入力画面が表示される。暗証番号を入力すると図2のカード情報提供システム400に向けてカード情報の送信要求が送信される。
【0064】図7は、カード情報提供システム400から送信されてきた情報の表示画面の一例を示す図である。
【0065】上記のようにして、正しい暗証番号を入力してカード情報の送信要求が行なわれると、カード情報提供システム400ではそのユーザのカードの情報が整えられてそのユーザの携帯端末に送信され、そのユーザの携帯端末に、図7に一例を示すような、そのユーザのカードの情報一覧画面が表示される。
【0066】この図7の画面上には、カード番号「0123 4567 ……」、会員名「鈴木太郎様」、搭載済アプリケーション「■ABCクレジット、■XYZ航空マイレージ、■RSTデパート商品券」、空きメモリ「25Kb」、アプリケーションの宣伝のための「お勧めアプリケーションのページ」、および履歴情報(図4参照)の照会のための「最近の利用状況」が表示されている。
【0067】図8は、さらに詳細なカード情報表示画面の一例である。
【0068】図8は、図7の表示画面上で「■XYZ航空マイレージ」が選択されたものであり、図7の表示画面上で「■XYZ航空マイレージ」が選択されると、図8に示すような、その「■XYZ航空マイレージ」の、そのユーザの現時点での詳細内容が表示される。
【0069】この図8の画面上には、図7の画面と共通の情報であるカード番号、会員名のほか、アプリケーション名として「XYZ航空マイレージ」、マイレージ(ポイント)の情報として「25,000マイル」、およびそのマイレージによるサービス「■マイルを無料航空券に交換する」あるいは「■マイルを商品券に交換する」が表示されている。「■マイルを無料航空券に交換する」あるいは「■マイルを商品券に交換する」を選ぶと、図2のサービス提供者70の1人であるXYZ航空が提供しているサービスの、マイレージを無料航空券に交換するための手続を行なうサイト、あるいはマイレージを商品券に交換するための手続を行なうサイトに接続される。
【0070】ユーザは、この図8の画面で、現在の自分のマイレージが25,000マイルであることを知ることができる。
【0071】尚、ここでは、ユーザは携帯端末を操作することを念頭において説明しているが、ユーザが操作する端末は携帯型である必要はなく、例えば家庭に置いてある据置型のパーソナルコンピュータ等を利用してカード情報を受け取ってもよい。
【0072】図9は、本発明のカードシステムのもう1つの例を示す図である。図2に示すカードシステムとの相違点について説明する。
【0073】この図9に示すカードシステムの、図2に示すカードシステムとの相違点は、図2に示すカードシステムを構成するカード情報提供システム400が集中型のものとして示されているのに対し、この図9に示すカードシステムのカード情報提供システム500が分散型のものとして示されている点である。
【0074】この図9に示すカード情報提供システム600は、カード情報の管理のためのシステムがカード内搭載アプリ情報管理システム610とアプリデータ情報管理システム620とに分かれて分散配置されている。
【0075】また、この図9に示すカード情報提供システム600には、カード情報送信システム630も含まれている。
【0076】カード内搭載アプリ情報管理システム610には、カード発行システム100およびAPDLシステム200から、カード情報が送信され、カード内搭載アプリ情報管理システム610では、カードとカードに搭載されているアプリケーションとの対応が管理される。またアプリデータ情報管理システム620には、会員サービスシステム300から情報が送信され、カード内アプリケーションのデータが管理される。
【0077】また、カード情報送信システム630は、必要に応じて、通信回線を介して、カード搭載アプリ情報管理システム610からはカード内にどのアプリケーションが搭載されているかを表わす搭載アプリ情報を取得し、またアプリデータ情報管理システム620からはカード内アプリケーションのデータを取得して、それらの情報をユーザ500の携帯端末502に向けて送信する。
【0078】ここには、カード内搭載アプリ情報管理システム610およびアプリデータ情報管理システム620はそれぞれ1台ずつ示されているが、これらは1台ずつである必要はなく、それぞれ複数台が分散配置されていてもよい。あるいは、これらカード内搭載アプリ情報管理システム610におけるカード内アプリケーションの管理と、アプリデータ情報管理システム620におけるカード内アプリケーションのデータの管理という管理の区分けではなく、1つのアプリケーションに関する全ての情報を管理するシステム、すなわち、その1つのアプリケーションがどのカードに搭載されているか管理するとともにそのアプリケーションが搭載されているカードごとの、そのアプリケーションのデータを管理する管理システムが、アプリケーションごとに分配配置されていてもよい。
【0079】いずれの場合も、管理システムのアドレスはカード情報送信システム630に通知されており、カード情報送信システム630は必要に応じて必要な管理システムから通信回線を介して必要な情報を受け取ってユーザ500(携帯端末)に向けて送信するように構成される。
【0080】このように、カード情報提供システムは、このカードシステム内に自由に分配配置することも可能である。
【0081】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば、カード情報を、カード自体とは別なルートで知ることができ、簡便に、かつそのカード内のアプリケーションの全てについて統一的に知ることができる。




 

 


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