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発明の名称 筆記具の軸体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−191681(P2003−191681A)
公開日 平成15年7月9日(2003.7.9)
出願番号 特願2001−396270(P2001−396270)
出願日 平成13年12月27日(2001.12.27)
代理人
発明者 小野 俊宏
要約 課題
前方部に筆記体を圧入して装着する軸体の形状が、湾曲や屈曲していたりあるいは軸心に沿って外側に膨出した曲線状で構成されたものであっても、把持部の握り感が損なわれず、また、筆記体を軸体の装着孔に強固に装着することができる筆記具の軸体を提供する。

解決手段
軸体を、軸心に沿って分割した、装着孔を形成した装着部を有する軸体第一部材と、軸体第二部材とで構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】前方部に形成した装着孔に筆記体を圧入して装着した樹脂材からなる形状が、湾曲及び/又は屈曲してなる中空の筆記具の軸体において、該軸体を、軸心に沿って分割した、装着孔を形成した装着部を有する軸体第一部材と、軸体第二部材とで構成したことを特徴とする筆記具の軸体。
【請求項2】前方部に形成した装着孔に筆記体を圧入して装着した樹脂材からなる形状が、軸心に沿って外側に膨出した曲線状で中空の筆記具の軸体において、該軸体を、軸心に沿って分割した、装着孔を形成した装着部を有する軸体第一部材と、軸体第二部材とで構成したことを特徴とする筆記具の軸体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具の軸体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、軸体の前方部に形成した孔部に、筆記面に対して筆記を行う筆記体を圧入して装着してなる筆記具は良く知られている。例えば、筆記具がボールペンの場合にはるチップホルダーが、サインペンの場合には樹脂チップが、筆記体として軸体の孔部に圧入して装着してある。また、透明な表面板と裏面板の間に磁性体を分散した分散液体を収容してなる磁気パネルに筆記を行ういわゆる磁気ペンの場合には磁石が、筆記体として軸体の孔部に圧入して装着してある。
【0003】ところで、筆記具デザインとして野菜や果物あるいは乗り物等の形態を用いたものが従来より提案されており、これ等は通常の直線基調の筆記具とは異なり軸体が複雑である。例えば、軸体をバナナやキュウリ等に見立てたものでは、軸体の形状が湾曲や屈曲しており、あるいは、レモンやナス等に見立てたものでは、軸体の形状が軸心に沿って外側に膨出した曲線状をなしている。
【0004】このような形状の筆記具の軸体は太くなるため重くなりがちであり、軽量化を図るために中空の樹脂材で構成していることが多い。特に、磁気パネルに使用する磁気ペンでは、筆記面が起立面となる場合が多く、軸体の重さが直接手に掛かるため前記したような構成としたものが多い。したがって従来、例えばレモンやバナナをモチーフにした中空の軸体の磁気ペンを形成する場合には、射出成形の金型構造上から、レモン形状の軸体については図7に示すような分割構造とし、バナナ形状の軸体については図8に示すような分割構造としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示すレモン形状の磁気ペン101の軸体102では、軸体102の中間部の円周上に、前方の装着孔107に磁石体103を圧入して装着した軸体第一部材104と軸体第二部材105との接合線ができるため、握り感が悪くなったり、図示はしないが接合を螺子嵌合で行った場合には筆記時に軸体102に掛かる力で螺子が緩んでしまったり、接着剤で接着した場合には剥がれてしまう場合があった。また、図8に示すバナナ形状の磁気ペン201の軸体202では、通常、軸体第一部材204と軸体第二部材205とを超音波ウェルダーで熱溶着して接合を行うが、磁石体203を装着する軸体202の前方部の装着孔207が、軸体第一部材204と軸体第二部材205とを接合することにより形成される構造であるため、磁石体203を装着孔207に圧入した際に、双方の軸体部材の装着孔207の周りの接合が剥がれてしまったり、あるいは、筆記時の筆圧の応力が接合面に作用することにより経時的に接合力が衰え、磁石体203が装着孔207から抜け落ちてしまうという問題があった。
【0006】本発明はこうした事実に鑑み、前方部に筆記体を圧入して装着する軸体の形状が、湾曲や屈曲していたりあるいは軸心に沿って外側に膨出した曲線状で構成されたものであっても、把持部の握り感が損なわれず、また、筆記体を軸体の装着孔に強固に装着することができる筆記具の軸体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題の解決するために案出した本発明を説明する。「1.前方部に形成した装着孔に筆記体を圧入して装着した樹脂材からなる形状が、湾曲及び/又は屈曲してなる中空の筆記具の軸体において、該軸体を、軸心に沿って分割した、装着孔を形成した装着部を有する軸体第一部材と、軸体第二部材とで構成したことを特徴とする。2.前方部に形成した装着孔に筆記体を圧入して装着した樹脂材からなる形状が、軸心に沿って外側に膨出した曲線状で中空の筆記具の軸体において、該軸体を、軸心に沿って分割した、装着孔を形成した装着部を有する軸体第一部材と、軸体第二部材とで構成したことを特徴とする。」
【0008】本発明で、軸体第一部材の前方部に装着孔を形成した装着部を設けるのは、片方の軸体部材に装着孔を設けることにより、接合した軸体第一部材と軸体第二部材との剥がれを心配することなく、強固に筆記体を装着孔に圧入して装着することができるためである。また、軸体を、軸体第一部材と、軸体第一部材と軸心に沿って接合する軸体第二部材とで構成するのは、双方の軸体部材の接合を軸心に沿った形とすることにより、把持部の中間部の円周上に接合線ができず、握り感が悪くならないためである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を理解し易くするために図を用いて説明を行なう。尚、本実施の形態においては、磁気パネルに書き消しを行う磁石を筆記体とした磁気ペンについて説明を行うが、本発明は磁気ペンの軸体に限定されるものではなく、ボールペンやサインペンやシャープペンシル等に用いることが可能である。尚、本実施の形態においては、磁気ペンの磁石がある方を前方と表現し、その反対側を後方と表現する。同じ部材、同じ箇所を示す場合は同じ符号を付してある。
【0010】本発明の軸体を用いた磁気ペンの第一の実施の形態を、図1〜図3に示す。図1は磁気ペン1の斜視図で、図2は図1の縦断面図で、図3は組立時の一状態を示す斜視図である。図において磁気ペン1は、軸体2の前方に筆記体として磁石体3を配置し、軸体2を全長に渡り湾曲させてバナナ形状としてある。軸体2は、射出成形により形成した樹脂材からなる軸体第一部材4と軸体第二部材5とを、軸心に沿った接合面4aと接合面5aとを超音波ウェルダーで熱溶着して接合した構成としてある。また、バナナのヘタ形状の部分は、装着部6として磁石体3を装着するための装着孔7を有し、装着孔7に磁石体3を圧入して装着してある。
【0011】本発明の軸体を用いた磁気ペンの第二の実施の形態を、図4〜図6に示す。図4は磁気ペン10の斜視図で、図5は図4の縦断面図で、図6は組立時の一状態を示す斜視図である。図において磁気ペン10は、軸体20の前方に筆記体として磁石体30を配置する共に、後方には巾広の磁石体80を配置してある。尚、磁石体30の先端の磁極と磁石体80の後端の磁極とは異極としてあるため、本実施の形態の磁気ペン10は磁気パネルの中でも特に、S極とN極を有しS極側表面部分とN極側表面部分とを異なる色に着色(例えば緑と白)した表示用磁性体と、分散媒と増稠剤とを主成分とする降伏値を有する液体中に分散した透明な分散液体とを収容した複数の液体収容室(例えばハニカムセル)を、表面板を透明とした2枚の基板間に介在させたいわゆる磁性体反転表示パネルに使用するのに適したものである。例えば、磁石体30の磁力で表示用磁性体を反転させて筆記を行った後に、消去体となる磁石体80の磁力で表示用磁性体を再反転させて消去を行うことができる。
【0012】軸体20の形状は、軸心に沿って外側に膨出した曲線状としてあり、射出成形により形成した樹脂材からなる軸体第一部材40と軸体第二部材50とを軸心に沿った接合面40aと接合面50aとを超音波ウェルダーで熱溶着して接合した構成としてある。軸体第一部材40と軸体第二部材50とは、軸体20の軸心に沿って分割し、軸体第一部材40側に装着部60を形成してある。尚、装着部40の後端面60aは軸体第二部材50の前端面50aと隣接させて隙間無く一体構造としてある。また、装着部60の前方部で軸体20の軸心位置には装着孔70を形成してあり、装着孔70に筆記体30を圧入して装着してある。また、軸体20の後方部には後方へ向かって拡開する突出片90を連設してあり、突出片の90の開口部90a内に、磁石体80を両面テープで貼付けて固定してある。
【0013】
【発明の効果】本発明の筆記具の軸体は以上のような構造なので、前方部に筆記体を圧入して装着する軸体の形状が、湾曲や屈曲していたりあるいは軸心に沿って外側に膨出した曲線状で構成されたものであっても、把持部の握り感が損なわれず、また、筆記体を軸体の装着孔に強固に装着することができるものとなった。




 

 


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