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発明の名称 ボールペン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−127581(P2003−127581A)
公開日 平成15年5月8日(2003.5.8)
出願番号 特願2001−324448(P2001−324448)
出願日 平成13年10月23日(2001.10.23)
代理人
発明者 石川 亮太郎 / 岩渕 陽一
要約 課題
従来の直詰め式ボールペンの製造工程を大幅に変えることなく簡単に製造でき、かつ従来に比べても大幅に製造コストが高騰することなく製造でき、軸筒の外側から見て、軸筒内に存在する筆記用インキの残量の視認性の良いボールペンを得ること。

解決手段
透明の軸筒内に、ポリプロピレン樹脂で形成した透明のチューブを、軸筒の内部に形成した圧入固定部に嵌着する。前記チューブ内に筆記用インキを収容する。また、前記チューブ内に、筆記先端部としてのボールを回転自在に抱持したボールペンチップを装着したチップホルダーの後端部を圧入嵌着する。かつチップホルダーの後端部を軸筒の先端部で保持する。
特許請求の範囲
【請求項1】透明の軸筒内に、ポリプロピレン樹脂で形成した透明のチューブを軸筒の内部に形成した圧入固定部により固定して嵌着し、軸筒に嵌着したチューブ内に、筆記用インキを収容するとともに、筆記先端部としてのボールを回転自在に抱持したボールペンチップを先端に装着したチップホルダーの後端部を圧入嵌着し、かつチップホルダーの後端部を軸筒の先端部で保持したことを特徴とするボールペン。
【請求項2】前記チューブを、該チューブの先端を軸筒の内壁面に形成した内方に突出した突部に当接して軸筒内に嵌着してなる、請求項1に記載のボールペン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記先端部としてのボールを回転自在に抱持したボールペンチップを先端に装着したチップホルダーを、軸筒の先端内部に圧入嵌着してなるボールペンの構造は、軸筒に筆記用インキを直に収容してなる、いわゆる直詰め式と呼ばれているボールペン(以下、単に「直詰め式ボールペン」と言う。)の構造で知られている。
【0003】一般的なキャップ式のボールペンの構造は、筆記用インキを収容したポリプロピレン樹脂等で形成した透明のチューブで構成されたインキ収容筒の先端に、筆記先端部としてのボールを回転自在に抱持したボールペンチップを設けたチップホルダーを圧入嵌着した、いわゆるボールペンレフィルと呼ばれているものを、軸筒内に挿入し、チップホルダーに形成した鍔部を軸筒の先端と軸筒の先端部に螺子嵌合した先すぼみ状の先部材とで挟持してボールペンレフィルを保持してなる構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の直詰め式ボールペンは、後者の一般的なキャップ式のボールペンに比べて構造が簡単であり、部品点数が少なく製造コストが安価にでき、購買者に低価格で提供できるという利点がある。しかし、軸筒の内部に筆記用インキが直に収容されるので、軸筒を形成する樹脂材は、耐インキ性を有しなければならないことは勿論であるが、筆記用インキの溶媒の透過率が低くかつ強度的にも満足するものでなければならないし、また筆記用インキの残量が軸筒の外側から視認できるようにするには、透明度が良いものでなければならなく、さらには製造コストの問題もあり、後者の一般的なキャップ式のボールペンの軸筒に比べて使用できる樹脂材が限定されてしまうという問題がある。現実は、筆記用インキの残量の視認性を犠牲にして軸筒を形成しているのが実情である。
【0005】本発明は、前記した実情に鑑みてなされたものであって、従来の直詰め式ボールペンの製造工程を大幅に変えることなく簡単に製造でき、従来に比べて大幅に製造コストが高騰することなく製造でき、軸筒の外側から見て、軸筒内に存在する筆記用インキの残量の視認性の良いボールペンを得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明の軸筒内に、ポリプロピレン樹脂で形成した透明のチューブを軸筒の内部に形成した圧入固定部により固定して嵌着し、軸筒に嵌着したチューブ内に、筆記用インキを収容するとともに、筆記先端部としてのボールを回転自在に抱持したボールペンチップを先端に装着したチップホルダーの後端部を圧入嵌着し、かつチップホルダーの後端部を軸筒の先端部で保持したことを特徴とするボールペンである。
【0007】前記前記チューブを、該チューブの先端を軸筒の内壁面に形成した内方に突出した突部に当接して軸筒内に嵌着すると、チューブの後端の位置が軸筒の長手方向において揃った状態で嵌着でき、チューブに収容された筆記用インキの後端面が、ばらつくことなく軸筒の後端からほぼ一定の距離の位置となるので、購買者に前記位置のばらつきによる不快感を与えないですむ。
【0008】本発明においては、チューブをポリプロピレン樹脂で形成するが、ポリプロピレン樹脂はボールペンレフィルのインキ収容筒として用いられている材質であり、耐インキ性は良好である。一般的にポリプロピレン樹脂は、透明性が良いものであるとは言えない点もあるが、ボールペンレフィルにおける肉厚は約0.8mm以下の厚さであり、収容された筆記用インキの残量の視認性は良いと言える。直詰め式ボールペンの軸筒として使用した場合には、強度的な問題等から肉厚が約2mm以上の厚さとなり、透明性は半透明状態となりその視認性は悪い。
【0009】また、チューブを軸筒の内部に形成した圧入固定部により固定するが、軸筒に衝撃などが加わった際に容易にチューブが軸筒から抜け落ちないように固定されなければならない。また、チップホルダーの後端部をチューブ内に圧入嵌着するが、チューブ内に収容したインキが圧入嵌着した部分から漏れ出したり、チップホルダーの後端部がチューブの先端部から容易に外れないような圧入力で嵌着されなければならない。また、チップホルダーの後端部を軸筒の先端部で保持するが、筆記時等にチップホルダーががたついたりしないために保持するものであり、強い圧入力で嵌着する必要はない。
【0010】本発明は、透明のチューブを透明の軸筒内に嵌着し、嵌着したチューブに筆記用インキを収容するもので、ボールペンレフィルを該ボールペンレフィルのチップホルダーの後端部を軸筒の先端部に圧入して軸筒に装着した構造のものとは相違する。本発明は、従来の直詰め式ボールペンにおける製造工程を利用して本発明のボールペンを得るものであり、前記した「軸筒に嵌着したチューブに筆記用インキを収容する。」ことは重要な要件である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。本実施の形態のボールペン1は、図1及び図2に示すように、筆記先端部としての一部を先端より露出したボール(図示せず)を回転自在に抱持したボールペンチップ2を装着した、ポリアセタールやポリプロピレン等の樹脂で形成したチップホルダー3と、先端部4aを先すぼみ状の形状とし透明性の良いポリカーボネート樹脂等で形成した軸筒4と、ポリプロピレン樹脂で形成した透明のチューブ5と、軸筒4の開口した後端4bに嵌着する空気流通路(図示せず)を有した尾栓6と、チップホルダー3及び軸筒4を被覆するキャップ7とで構成してある。
【0012】軸筒4の先端部4aの内部には、図3に示すように、前記チップホルダー3の後端部3aを保持する保持部8を設けてあり、該保持部8の後方にチューブ5を軸筒4内に嵌着するための圧入固定部9を連設してある。該圧入固定部9は前記保持部8の径より大径に形成してあり、圧入固定部9と前記保持部8の境界は、圧入固定部9に対して前記保持部8が内方に突出した突部の状態に形成されており、段部10としてある。
【0013】ボールペン1の製造工程について説明すると、先ず、図3に示すように、軸筒4内にチューブ5を先端が軸筒4の圧入固定部9の先端の段部10に当接するまで挿入し、チューブ5の先端部5aを軸筒4の圧入固定部9により固定して、チューブ5を軸筒4内に嵌着する。
【0014】次に、チューブ5内に、軸筒4の先端部側からインキ追従体11及び剪断減粘性を付与した筆記用インキ12を順次充填し、先端にボールペンチップ2を装着したチップホルダー3の後端部3aを、軸筒4の先端部4aに挿入し、後端部3aをチューブ5の先端部5a内に圧入嵌着する。その際、図示してないが、チューブ5が後方に移動しないようにチューブ5の後端を治具等で保持する。後端部3aをチューブ5の先端部5a内に圧入嵌着するとともに、後端部3aは軸筒4に形成した保持部8により保持される。チップホルダー3は、該チップホルダー3に形成した鍔部13を軸筒4の先端面4cに当接させてある。
【0015】または、チューブ5を嵌着した軸筒の先端部に、ボールペンチップ2を装着したチップホルダー3の後端部3aを、軸筒4の先端部4aに挿入し、後端部3aをチューブ5の先端部5a内に圧入嵌着するとともに、後端部3aは軸筒4に形成した保持部8し、チューブ5内に、軸筒4の後端部側から筆記用インキ12及びインキ追従体11を順次充填しても良い。
【0016】次に、軸筒4の開口した後端4bに尾栓6を嵌着し、最後に、軸筒4に形成した嵌合手段14と図示していないがキャップ7内に形成した嵌合手段とにより着脱可能なキャップ7を、軸筒4の先端に被着する。キャップ7内にはシール体15を設けてあり、ボールペンチップ2の先端をシールする。
【0017】
【発明の効果】本発明のボールペンは前記したような構造なので、従来の直詰め式ボールペンの製造工程を大幅に変えることなく簡単に製造でき、かつ従来に比べても大幅に製造コストが高騰することなく製造でき、軸筒の外側から見て、軸筒内に存在する筆記用インキの残量の視認性の良いものを得ることが可能となった。
【0018】また、従来の直詰め式ボールペンのように、筆記用インキに接触した状態で軸筒の先端部にチップホルダーを圧入嵌着する必要がないので、圧入力が強すぎることによる軸筒あるいはチップホルダーに亀裂が生じる恐れや、また逆に圧入力が低すぎるためにチップホルダーと軸筒に間隙が形成されて筆記用インキが漏れてしまうという恐れがないので、強度的な観点からも軸筒として採用できる樹脂材料の幅が広がり、前記した問題による不良もなく製造における歩留まりが大幅に向上するという利点もある。




 

 


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