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発明の名称 万年筆のペン先部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−118283(P2003−118283A)
公開日 平成15年4月23日(2003.4.23)
出願番号 特願2001−320092(P2001−320092)
出願日 平成13年10月18日(2001.10.18)
代理人
発明者 広沢 諄一 / 松本 典夫
要約 課題
ペン先端部を除いた部分を湾曲させてC型状に形成したペンに着目し、軸径が細い万年筆においても、重厚感があり、筆記感が硬質とならない新規な万年筆のペン先部構造を提供する。

解決手段
一時的にインキを貯溜する櫛溝を有したペン芯の上表面側に金属製のペンを配設した万年筆のペン先部構造において、ペンに対向したペン芯の下表面側の外方に露出した部分を、金属製のカバー部材で被覆する。
特許請求の範囲
【請求項1】インキ流通路を形成した先端部材の上表面側に金属製のペンを配設した万年筆のペン先部構造において、前記ペンに対向した先端部材の下表面側を、金属製のカバー部材で被覆したことを特徴とする万年筆のペン先部構造。
【請求項2】前記カバー部材により、先端部材の傾斜した前方端面をも被覆してなる、請求項1に記載の万年筆のペン先部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、万年筆のペン先部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、万年筆のペン先部構造においては、14金や18金等からなるいわゆる金ペンが装着されているが、ペンの形状が大きいもの(幅が広いもの)は重厚感があるということで、高額な万年筆においては高級感を醸し出すために、前記幅の広いペンが用いられている。
【0003】しかし、ペンの形状が大きい(幅が広い)と、例えばペンをペン芯に配設した構造のものにおいては、必然的にペン芯も大きい形状となり、結果的にはペン及びペン芯を先端に装着する首軸と呼ばれている軸筒の軸径も太いものになってしまうという問題がある。したがって、軸径が細い万年筆においては、軸筒への加飾により高級感を醸し出しており、ペンで高級感を醸し出すということは難しい面がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来、他のペン形状として、先窄状に形成したペン先端部を除いた部分を湾曲させてC型状に形成したものも知られている。こうした形状のものは、高級感を醸し出すとは一概にいえないが、ペンの表面積が大きいので重厚感がある。しかし、湾曲部をC型状に形成することから、ペンの表面側をペンに抑揚のある書き味を付与するための複雑な形状に形成することは現実問題として難しく、こうした形状のペンは、筆記感が硬質となってしまうのが常であった。
【0005】本発明者はこうした事実に鑑み、前記のペン先端部を除いた部分を湾曲させてC型状に形成したペンに着目し、軸径が細い万年筆においても、重厚感があり、筆記感が硬質とならない新規な万年筆のペン先部構造を提供することを思い立ち、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題の解決するために案出した本発明の万年筆のペン先部構造を説明する。
「1.インキ流通路を形成した先端部材の上表面側に金属製のペンを配設した万年筆のペン先部構造において、前記ペンに対向した先端部材の下表面側を、金属製のカバー部材で被覆したことを特徴とする万年筆のペン先部構造である。
2.前記カバー部材により、インキ流通路を形成した先端部材の傾斜した前方端面をも被覆した、請求項1に記載の万年筆のペン先部構造である。」
【0007】本発明において先端部材とは、一時的にインキを貯留する櫛溝を有したペン芯や、あるいは、ペンを配設するための先端を先窄み状に形成し、先端内部にペン芯を設けてなる首軸と呼ばれる軸筒の先端部分をいう。
【0008】ペンに対向した先端部材の下表面側の外方に露出した部分を、金属製のカバー部材で被覆することは、ペン先部に重厚感を与えるためである。したがって、カバー部材は、ペンと同質材で形成すればペンとの一体感が容易に得られ、より重厚感が増すので好ましいが、製造コスト面を考慮してペンと同色となるように金メッキ処理などを施したものでも良い。尚、必ずしも、ペンとカバー部材が同色でなければならないというものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を理解し易くするために図を用いて説明を行なう。尚、本発明では、筆記先端側を前方として表現し、その反対側を後方として表現する。
【0010】第1の実施の形態の万年筆のペン先部構造を、図1及び図2を用いて説明する。図1は万年筆のペン先部構造を示す姿図で、図2は図1の分解状態を示す姿図である。本実施の形態の万年筆のペン先部構造は、ペン1と、カバー部材2と、インキ流通路(図示せず)及び櫛溝3を有した万年筆の先端部材であるペン芯4と、及び二点鎖線で示した首軸5と呼ばれている軸筒とで構成されている。
【0011】ペン1は、先端部にイリドスミンからなる筆記先端部1aを備えた、14金で形成された一般的な形状のペンである。カバー部材2は、ペン1と同質材の14金で、ペン芯4の下表面4bの外周面に沿った湾曲形状面2aを形成してある。軸心に沿った方向に延びた縁部2bを内側に向けて折り曲げて、ペン芯4の両側面4cに形成した係合溝6に係合する係合突起7としてある。
【0012】ペン1は、従来と同様に、ペン芯4の上表面4aに、載置し、その後端部を首軸5に圧入して装着してある。カバー部材2は、ペン芯4の前方より係合突起7をペン芯4の係合溝6に係合させて首軸5側に押し込むことにより、ペン芯4の下表面4bに固定してある。カバー部材2により、外方に露出したペン芯4の下表面4bの櫛溝3部分は被覆されている。尚、本実施の形態では、カバー部材2をペン芯4に固定する方法として、カバー部材2の係合突起7をペン芯4の側面4cに形成した係合溝6に係合することにより固定したが、接着剤等により固着しても良く、特定された固定方法に限定されない。
【0013】第2の実施の形態の万年筆のペン先部構造を、図3及び図4を用いて説明する。図3は、第2の実施の形態の万年筆のペン先部構造を示す姿図で、図4は、図3の分解状態を示す姿図である。本実施の形態の万年筆のペン先部構造は、第1の実施の形態と同様に形成したペン1とペン芯4と首部5と、及びカバー部材20とで構成されている。
【0014】カバー部材20は、第1の実施の形態におけるカバー部材2と同様に、ペン1と同質材の14金でペン芯4の下表面4bの外周面に沿った湾曲形状面20aを形成してあり、該湾曲形状面20aの前方にペン芯4の傾斜した前方端面4dを被覆する前方面20bを延設した形状としてある。カバー部材20は、湾曲形状面20aの縁部20cの対向した2箇所に内側へ向かって突出した、ペン芯4の両側面4cに形成した係合孔8と係合する4つの係合突起21を設けてある。
【0015】ペン1は、第1の実施の形態と同様にして、首軸5に圧入して装着してある。カバー部材20は、係合突起21をペン芯4の係合孔8に係合させて、外方に露出したペン芯4の下表面4b及び前方端面4dを被覆して固定してある。
【0016】
【発明の効果】本発明の万年筆のペン先部構造は、前記したような構造のため、従来のペンをそのまま採用するので、従来のように金ペンが有する特有の弾力性で滑らかな筆記感を損なうことがなく、普通のペンの大きさであっても重厚感が得られ、軸筒の軸径も太軸にならず細軸の万年筆にも採用できる。さらには、カバー部材でペン芯の下表面側を被覆するので、ペン先部に衝撃などが加わってもペン芯の下表面側からインキが飛散することがないものとなった。




 

 


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