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発明の名称 食器類洗浄装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−265394(P2003−265394A)
公開日 平成15年9月24日(2003.9.24)
出願番号 特願2002−46271(P2002−46271)
出願日 平成14年2月22日(2002.2.22)
代理人
発明者 大嶋 隆文 / 竹下 朱美 / 大島 功治 / 三津 愛子
要約 課題
従来食器類洗浄装置において、蒸気を用いて汚れを膨潤させ柔らかくして落ちやすくする場合に安全かつ安定に蒸気の発生を行うことが困難だった。

解決手段
食器類を収納する洗浄槽と、外部より洗浄水を洗浄槽へ供給する給水口と、前記洗浄水を前記洗浄槽内部の食器類と接触させることにより洗浄動作を行う洗浄手段と、前記給水口からの洗浄水を貯水したタンク内の水をヒータによって加熱して蒸気を発生させ、その蒸気を洗浄槽内部へ供給する蒸気発生手段とを備えたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 食器類を収納する洗浄槽と、外部より洗浄水を洗浄槽へ供給する給水口と、前記洗浄水を前記洗浄槽内部の食器類と接触させることにより洗浄動作を行う洗浄手段と、前記給水口からの洗浄水を貯水したタンク内の水をヒータによって加熱して蒸気を発生させ、その蒸気を洗浄槽内部へ供給する蒸気発生手段とを備えたことを特徴とする食器類洗浄装置。
【請求項2】 前記タンクに水位検知手段を設け、該水位検知手段からの信号により、前記蒸気発生手段の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の食器類洗浄装置。
【請求項3】 前記水位検知手段が所定水位未満であると検知すると外部からタンクに洗浄水の供給を開始し、その後一定時間経過しても水位検知手段が所定水位以上通水が検知されない場合に、ヒータへの通電を禁止することを特徴とする請求項2記載の食器類洗浄装置。
【請求項4】 前記ヒータ近傍に温度検知手段を設け、該温度検知手段の信号により、前記蒸気発生手段の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか一項記載の食器類洗浄装置。
【請求項5】 前記制御が、蒸気と食器類の接触時間、またはヒータの消費電力を変えることであることを特徴とする請求項4記載の食器類洗浄装置。
【請求項6】 前記蒸気発生手段は、前記洗浄槽の側面に設けられ、さらに蒸気吹き出し口を下向きに開口するよう設けたことを有することを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか一項記載の食器類洗浄装置。
【請求項7】 前記食器類洗浄装置の運転シーケンスにおいて、前記蒸気発生手段の動作後に洗浄手段が動作することを特徴とする請求項1乃至請求項6何れか一項記載の食器類洗浄装置。
【請求項8】 前記食器類洗浄装置は、洗浄動作後洗浄水を排水してその後新しい洗浄水により再度洗浄動作を行う前に、前記蒸気発生手段を運転することを特徴とする請求項1乃至請求項7何れか1項記載の食器類洗浄装置。
【請求項9】 前記食器類洗浄装置は、洗浄動作の動作条件を設定可能な洗浄条件選択手段を有し、前記洗浄条件選択手段からの信号により、前記蒸気発生手段の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項8何れか一項記載の食器類洗浄装置。
【請求項10】 前記制御が、蒸気と食器類との接触時間、またはヒータの消費電力、または前記蒸気発生手段に設けられた送風機の送風量であることを特徴とする請求項9記載の食器類洗浄装置。
【請求項11】 前記食器類洗浄装置は食器類の出し入れを行う開閉部に、該開閉検知手段を設け、該開閉検知手段の信号により前記蒸気発生手段制御することを特徴とする請求項1乃至10何れか一項記載の食器類洗浄装置。
【請求項12】 前記蒸気発生装置タンク内に少なくとも1対の電極を設け、該電極により電気分解した水により蒸気を生成することを特徴とした請求項1及至請求項11何れか一項記載の食器類洗浄装置。
【請求項13】 前記洗浄槽は食器類を設置する食器籠を収納可能に構成し、蒸気吹き出し口を、洗浄時の食器籠の下方に設け、前記蒸気発生装置により生成した蒸気を上方に向けて吹き出す構成としたことを特徴とする請求項1記載の食器類洗浄装置
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器類の洗浄性が高く、かつ安全性が高い洗浄機構を有する食器類洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機においては洗浄槽に食器類を収納し、該洗浄槽に水道水またはお湯を導入して洗浄槽の底部に水を貯める。そしてポンプを作動させて洗浄槽底部の水を吸引し洗浄槽内に配置した洗浄ノズルへ圧送し、食器類に洗浄水を勢いよく噴射する。これにより食器類に付着していた汚れは水とともに流下する。水は再び洗浄槽底部に戻り循環して使用される。また、洗浄終了後に洗浄槽底部に貯められた洗浄水を排水ポンプに吸引して外部へ排出を行う。
【0003】このような構成にて洗浄を行う食器類洗浄装置において、でんぷん等の乾燥しこびりついた汚れが落ちにくいという問題があった。これを解決する方法として特開2000−189375号に、水粒子を発生させ、洗浄を開始する前に食器にあてることにより、汚れを膨潤させ柔らかくして落ちやすくする方法、また水粒子として蒸気を用いることが開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、上記特開2000−189375号には蒸気発生部の具体的構成が示されていないため、安定的かつ安全性の高い蒸気の発生を行うことが困難であった。本発明は洗浄性、安全性が高くかつ利用者の使い勝手の良い食器類洗浄装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、食器類を収納する洗浄槽と、外部より洗浄水を洗浄槽へ供給する給水口と、前記洗浄水を前記洗浄槽内部の食器類と接触させることにより洗浄動作を行う洗浄手段と、前記給水口からの洗浄水を貯水したタンク内の水をヒータによって加熱して蒸気を発生させ、その蒸気を洗浄槽内部へ供給する蒸気発生手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明によれば、蒸気発生用の水を簡単に確保することができ、安全かつ安定的に蒸気を発生することができる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、前記タンクに水位検知手段を設け、該水位検知手段からの信号により、前記蒸気発生手段の制御を行うことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、蒸気発生手段タンク内の水の有無を常に検知することが、水が一定水量以下になった場合に、外部からタンクに洗浄水を供給することが可能となり、連続的かつ安全に蒸気を発生することが可能となる。また水位検知手段を複数の水位が検知できる構成としておけば、水の減少量から洗浄槽内の蒸気量の推定ができるため、それによる蒸気発生の制御を行うこともできる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、前記水位検知手段が所定水位未満であると検知すると外部からタンクに洗浄水の供給を開始し、その後一定時間経過しても水位検知手段が所定水位以上通水が検知されない場合に、ヒータへの通電を禁止することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、外部からタンクへの水の補給が正常に行われないことを検知し、ヒータへの通電を停止し、より安全性を高めることができる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、前記ヒータ近傍に温度検知手段を設け、該温度検知手段の信号により、前記蒸気発生手段の制御を行うことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、ヒータ近傍水温の温度をモニターし、ヒータ近傍の水の温度上昇速度、沸騰の有無、等に応じて、ヒータの加熱制御等より細かな前記蒸気発生手段の制御を行うことができる。
【0013】また、請求項5記載の発明は、前記制御が、蒸気と食器類の接触時間、またはヒータの消費電力を変えることであることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、ヒータ近傍の温度検知手段により、ヒータへの通電時間、ヒータの消費電力を変えることで、より効率的で安全な蒸気発生制御が可能となる。
【0015】また、請求項6記載の発明は、前記蒸気発生手段は、前記洗浄槽の側面に設けられ、さらに蒸気吹き出し口を下向きに開口するよう設けたことを有することを特徴とする。
【0016】本発明によれば、洗浄動作時に洗浄水が蒸気発生手段内に入ることが無いためヒータに食器等に付着していた残滓が付着することがなく、安全に蒸気を発生することができる。
【0017】また、請求項7記載の発明は、前記食器類洗浄装置の運転シーケンスにおいて、前記蒸気発生手段の動作後に洗浄手段が動作することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、洗浄動作開始前に食器類表面の汚れに加湿、膨潤することで、洗浄性を向上させることが可能となる。
【0019】また、請求項8記載の発明は、前記食器類洗浄装置は、洗浄動作後洗浄水を排水してその後新しい洗浄水により再度洗浄動作を行う前に、前記蒸気発生手段を運転することを特徴とする。
【0020】本発明によれば、洗浄水の排水および給水を行い通常洗浄に寄与しない洗浄動作の間の時間を洗浄性向上のために有効に利用することができ、全体の時間が同一であれば洗浄性の向上、同一の洗浄性であれば全体の時間を短縮することが可能となる。
【0021】また、請求項9記載の発明は、前記食器類洗浄装置は、洗浄動作の動作条件を設定可能な洗浄条件選択手段を有し、前記洗浄条件選択手段からの信号により、前記蒸気発生手段の制御を行うことを特徴とする。
【0022】本発明によれば、使用者が前記洗浄条件選択手段を選択し、汚れの種類や乾燥状態に応じて蒸気発生を制御することができ、それにより高い洗浄性を実現することが可能となる。
【0023】また、請求項10記載の発明は、前記制御が、蒸気と食器類との接触時間、またはヒータの消費電力、または前記蒸気発生手段に設けられた送風機の送風量であることを特徴とする。
【0024】本発明によれば、洗浄条件選択手段からの信号により、汚れの種類や乾燥状態に応じて最適な蒸気発生を行い洗浄性を高めることができるとともに、必要以上に長い時間蒸気発生を行うことも無くなる。
【0025】また、請求項11記載の発明は、前記食器類洗浄装置は食器類の出し入れを行う開閉部に、該開閉検知手段を設け、該開閉検知手段の信号により前記蒸気発生手段制御することを特徴とする。
【0026】本発明によれば、開閉部が開いている場合には蒸気発生手段の運転を停止することが可能となり、より利用者に安全で快適な食器類洗浄装置の提供が可能となる。
【0027】また、請求項12記載の発明は、前記蒸気発生装置タンク内に少なくとも1対の電極を設け、該電極により電気分解した水により蒸気を生成することを特徴とする。
【0028】本発明によれば、次亜塩素酸を含む蒸気を得ることが可能となり、その次亜塩素酸の有する脱臭作用、殺菌作用によって、洗浄槽と食器の殺菌と脱臭を行うことができる。
【0029】また、請求項13記載の発明は、前記蒸気発生装置により生成した蒸気を洗浄終了後に下方から上方に向けて発生する構成としたことを特徴とする請求項1記載の食器類洗浄装置【0030】本発明によれば、蒸気が発生する上にコップをセットすることにより、洗浄後にコップに付着した水滴が、蒸気と置換される。蒸気にすることにより硬度成分が除去されているため、コップへの水垢の付着を防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第一の実施の形態を、添付図面により詳細に説明する。図1は本発明の食器類洗浄装置であり、1は食器を収納し洗浄操作を行う洗浄槽であり、2は循環装置である循環ポンプ、3は循環ポンプの回転翼、4は洗浄ノズル、5は噴射口であり、洗浄ノズル4は噴射口4を設けるとともに噴射口への通水路を備えている。6は残滓除去フィルタ、7は排水ポンプ、8は排水管、9は食器籠、10は洗浄水を外部より供給する給水口であり、11は給水弁で外部からの給水口10への給水の制御を行う。12は蒸気発生手段であり給水口10から給水された洗浄水を加熱し蒸気を放出するものである。図2は蒸気発生手段12の内部を示す断面略図であり、13は給水口10から給水された洗浄水を貯めるタンクであり、14はタンク13内の水量を検知する水位検知手段であり、蒸気発生機構18内には、加熱により蒸気を発生するヒータ、16は加熱された水を吸水する吸水材で、水蒸気の蒸発面積を増やす作用を持っており、17は発生した蒸気を食器へ導く蒸気吹き出し口である。図3は食器類洗浄装置外観の斜視図であり、21は食器類の出し入れを行うための開閉部であるドアの閉止を検知するドア閉止検知手段である。
【0032】本実施形態の動作の説明を行う。使用者が洗剤等の洗浄剤を内部にセットし、運転開始ボタンを押すと、ドア閉止検知手段21がドア閉止を検知し、給水弁11を開き、給水口10からお湯または水を蒸気発生手段12のタンク13に供給する。一定時間給水し、水位検知手段14の信号がタンク13に所定量の水が貯まっていることを確認し、給水弁11を閉じる。蒸気発生手段12のヒータ15により蒸気を発生させ放出する。この蒸気により食器類表面の汚れを膨潤させ、より洗浄されやすくすることができる。所定時間蒸気を発生した後ヒータ15の加熱を停止し、給水弁11を開き給水口10から洗浄水を洗浄槽1に導入する。洗浄槽1に所定量の洗浄水を導入したのち、給水弁11を閉じ循環ポンプ2を動作させ洗浄動作を開始する。循環ポンプ2に連結された回転翼3により洗浄槽1底部にたまった洗浄水を吸引するとともに洗浄ノズル4に圧送し、噴射口5から食器籠9にセットされた食器類30に水を噴射し洗浄を行う。食器に当たった水は洗浄槽1底部に貯まり、再び循環ポンプ2により吸引され噴射口5より食器類に噴射される。このとき食器類に付着していたご飯粒や野菜くず等の残滓は洗い流され洗浄水中に混合するが、洗浄槽1底部に位置する残滓除去フィルタ5により除去される。所定時間洗浄後、循環ポンプ2を停止し、排水ポンプ7を動作させ排水管8より排水を行う。排水完了後再度、給水口10から洗浄水を洗浄槽1に導入し同様の洗浄動作を2〜3回繰り返すことですすぎを行い洗浄作業が終了する。
【0033】次に図2により、蒸気発生手段12の動作について詳細に説明を行う。給水口10から洗浄水を一定時間タンク13へ導入し、水位検知手段14の信号により所定量以上タンク13に貯まっていることを確認し、それによりヒータ15の加熱を開始する。ヒータ15を加熱することにより、吸水材16は全体が高温になり、その表面から蒸気が発生する。吸水材16はタンク13の高さよりも高く構成されており、ヒータ付近の水が沸騰するとともに泡が吸水材上部へ上昇し、蒸発面積を増す効果を有する。発生した蒸気は蒸気吹き出し口17から放出されるが、この蒸気吹き出し口17は食器近傍までより多くの蒸気が到達するように設けられており、また洗浄時に洗浄水が蒸気発生手段12内に入りにくいように、下向きに開口するよう構成されている。それにより、食器より脱落したご飯等の残滓が蒸気発生手段12内に入ることが無く、安全である。ヒータ15は、時間やヒータ表面、蒸気吹き出し口17出口等の温度によりON、OFF制御することができる。それにより無駄に多量の蒸気を発生せず効率的な運転を行うことができる。タンク13へ供給される洗浄水は水でもかまわないが、給湯器や電気温水器等と接続し温水を供給可能な構成としておくことが望ましい。それにより蒸気発生までの時間を短縮することができる。さらにタンク13と蒸気発生機構18との間は狭い導水路となっている。この結果、水は導水路を通過し、タンク13から蒸気発生機構18に随時供給されるが、ヒーター15により水を加熱する際は、蒸気発生機構18内の水だけが加熱され、タンク13への熱の移動を少なくすることができ、、無駄な電力を使用せず効率的に加熱することができる。さらに蒸気発生装置12へ水を供給してから、蒸気が発生するまでの時間を短縮することが可能となる。
【0034】水位検知手段14はフロートスイッチにより構成することができる。これは水位の変化により上下するおもりと、おもりが所定高さに達したときに接触し導通する電極から構成される。また1対の電極を設け水の有無による電極間のインピーダンス変化を検知する構成によっても実現することができる。検出する水位は、蒸気発生手段12の動作に最低必要な量で、これを下回った場合は給水弁11を開き再度タンク13へ通水を行う。それにより安全かつ安定に蒸気を発生することができる。さらにタンク13内水量が少ない場合、水位検知手段14からの信号により吸水弁11を開き外部から洗浄水をタンク13に導入するが、一定時間タンクに給水がされない場合、ヒータ15の通電を停止する。これにより以上加熱等の危険が無く安全な食器類洗浄装置を提供することができる。さらに、ヒータへの通電を停止すると同時に利用者へ報知する報知手段を設け、利用者に異常を知らせることもできる。この場合には、報知手段としてブザー等の音やランプの点滅等を用いることができる。また、水位検知手段14は、タンク13中の最低水量だけでなく最高水量を検知可能なように構成すれば、最高水量を超えた場合給水を停止することで、無駄な時間が無く素早く蒸気を発生させることができる。
【0035】蒸気発生手段12動作中は比較的高温の蒸気が発生しており、また洗浄槽1内には蒸気が充満しているため、利用者がドアを開けた際には、安全性および利用者の快適性のために蒸気発生手段の運転を停止する必要がある。ドア閉止検知手段21の構成方法としては種々あるが、ドアが閉まる際に本体とドアが密着する部分本体側に電極を有するスイッチを設けておき、ドア閉止とともにスイッチが押されて検知するもの等を用いることができる。また、検知スイッチを二カ所に設けておき、一つはドアがほぼ閉止状態であることを、一つはドアが完全に閉まっていることを検知し、ドアがほぼ閉止か閉止時は蒸気発生手段を運転し、どちらでも無いときは運転を停止する構成なども考えられる。
【0036】次に第二の実施の形態について説明を行う。図4は第二の実施の形態を表す正面断面図であり、112は蒸気発生手段、118は外部からの洗浄水洗浄槽1側と蒸気発生手段112側と切り替える三方弁、119は洗浄槽へ洗浄水を供給する洗浄水供給口である。図5は蒸気発生手段112の断面略図であり、113はタンク、114は水位検知手段、115はヒータ、116は吸水材、117は蒸気吹き出し口である。
【0037】本実施形態の動作を説明すると、洗浄動作前に蒸気発生手段112を動作させ蒸気を放出し食器類表面のでんぷん等汚れを膨潤させ、その後洗浄動作を行うことは同様である。洗浄動作終了後、給水弁11を開き、三方弁118を蒸気発生手段112側にし、洗浄水を蒸気発生手段に導入し、ヒータ115に通電し蒸気を発生放出する。一方排水ポンプ7を動作させ洗浄槽1底部に貯まった洗浄水を排出し、その後給水弁11を開きかつ三方弁を洗浄水供給口119側にし洗浄水を洗浄槽1に導入する。洗浄槽1に洗浄水が所定量たまった後給水弁11を閉め、蒸気発生手段112の動作も停止し、洗浄動作を再度行う。以上のように洗浄動作と洗浄動作の間に蒸気発生を行うことにより、通常洗浄には寄与しない時間を洗浄性向上のために有効に利用することができ、全体の時間が同一であれば洗浄性の向上、もしくは同一の洗浄性であれば全体の時間を短縮することが可能となった。
【0038】次に第三の実施の形態について説明を行う。図6は第三の実施の形態を表す正面断面図であり、212は蒸気発生装置、200は蒸気発生装置212から発生する蒸気を送風する送風機であり、240はヒータ近傍の温度を検知する温度検知手段である。温度検知手段240により、温度上昇状況をモニターし、沸騰状態から一定時間蒸気を発生させた後ヒータを停止すること、蒸気発生動作を終了すること、ヒータへの印可電圧を変えたりしヒータの消費電力を制御すること等により、蒸気の発生状態を最適化することができる。また、水位検知手段14の故障の際に水があると判断しヒータを加熱しても、温度の上昇速度が早すぎることまたは温度が100℃を越える等により、ヒータの加熱を停止し、危険を回避することができる。また、図7は本実施形態の食器類洗浄装置の外観斜視図であり、241は洗浄条件を利用者が選択する洗浄条件選択手段である。本実施形態では、蒸気発生装置212の内部に送風機200が備えてあり、発生した蒸気を含む空気を送風することができる。本実施例においては利用者が図7の洗浄条件選択手段241により条件を選択することにより、蒸気と食器類との接触時間やヒータの消費電力や送風機212の送風量を変えることができ、それにより蒸気温度を汚れの種類に最適な温度にすることができる。例えば、でんぷん汚れや油汚れの場合蒸気温度は60℃より高くてもかまわないが、タンパク質の場合60℃付近から凝固し始めるため、それ以下に蒸気温度をしてやる必要がある。また、汚れの放置時間により汚れの乾燥が進み、より洗浄されにくくなるため、特に主となる汚れの種類やその乾燥度などに応じて利用者が洗浄条件を選択することにより、最適な蒸気発生装置を実現でき、高い洗浄性を実現することが可能となった。
【0039】次に第四の実施の形態について添付図面を用いて詳細に説明する。図8において、150は電極、151はハーネス、152は電気分解を制御する電解制御部であり、153は三方弁である。また図9が図8の蒸気発生装置の断面略図である。本実施の形態の動作を説明すると、利用者が運転開始スイッチを押すと、給水弁10、三方弁153が作動し、給水路10を通り、蒸気発生装置12に水が供給される。蒸気発生装置に水が給水されるとすぐに150に電圧を印可することにより電気分解を開始する。この時タンク13内に食塩を投入すれば、陰極では(1)式の反応が起き、陽極では(2)、(3)式の反応が起こるため、次亜塩素酸が発生し、水は弱アルカリ性となる。
2HO+2e→2OH+H…(1)
2Cl→Cl+2e…(2)
Cl+HO→HClO+HCl…(3)
その後、ヒーター15により次亜塩素酸を含む蒸気発生機構18内の水を加熱し、蒸気を発生させ、食器に付着した米粒などの汚れを膨潤さる。その時、三方弁153を制御することにより、蒸気発生装置12を通らずに洗浄槽1に洗浄水を供給する。規定時間蒸気を発生させた後、ヒーター15を切り、洗浄槽1に給水された洗浄水により洗浄が行われる。この結果、高い洗浄作用のある次亜塩素酸が蒸気中に含まれるため、普通の水により生成した蒸気を使用した場合と比較して高い洗浄性を実現することが可能となる。また、次亜塩素酸を洗浄水中で発生させ、次亜塩素酸を含んだ水で洗浄する方法もあるが、次亜塩素酸が洗浄水中の有機物と反応し、消失してしまう問題があった。しかし蒸気中に次亜塩素酸を含ませることにより、直接次亜塩素酸が食器上の汚れにアタックすることが可能となった。
【0040】また、前述したように次亜塩素酸は有機物と反応して消失してしまうため、食器上の汚れ残存量が多い時に使用すると、表面の汚れを膨潤させるには効果があるが、食器との界面まで到達する前に次亜塩素酸が消失してしまい、皿の表面に汚れが薄く残存してしまう可能性がある。そのため、第二の実施の形態と同様に、洗浄と洗浄の間においても蒸気を発生させることが望ましい。その結果、ある程度汚れが落ち、汚れが薄く残存した状態の食器に次亜塩素酸を作用することが可能となり、より高い洗浄性が実現できる。また、二回目以降の洗浄工程の前に次亜塩素酸が含まれた蒸気を作用させる際は、通常の水による洗浄中にも電気分解を続けるのが望ましく、その結果、洗浄工程が進むにつれて高い次亜塩素酸濃度の蒸気を得ることが可能となる。また、次亜塩素酸には脱臭作用、殺菌作用もあるため、最終の洗浄工程の前における排水、給水時に蒸気を発生させることで、汚れに作用するだけでなく、洗浄槽と食器の殺菌と脱臭を行うことができる。
【0041】また、タンク13に食塩を入れなくても、水道水中の残留塩素により同様の反応が起き、次亜塩素酸が発生する。そのため、汚れ量が少ない場合は、食塩を投入しなくても十分な洗浄性を実現することが可能である。
【0042】次に、タンク13に食塩を投入する方法について説明する。図10において、153は食塩を添加するための添加口であり、154は添加口153の蓋であり、155は給水する給水路である。導水路155の一部が添加口154になっており、添加口154のには洗浄槽の外側から開けることが可能な蓋153が設けられている。利用者は蓋153を開けて、食塩をタンク13内に投入することができ、非常に簡易的である。また、蒸気発生装置12を通らずに洗浄槽1に給水することができる導水路は設けなくても良いが、導水路を設けることにより食塩を1回投入すれば、食塩濃度が変更しない限り食塩を添加する必要がなくなり、手間を省くことができる。
【0043】図11において200は食塩添加装置であり、201は食塩水であり、202は弁である。食塩添加装置200に食塩水201を入れておくと、弁202を制御することにより、タンク13に食塩水を自動で供給することができる。
【0044】次に第五の実施の形態について添付図面を用いて詳細に説明する。図12において300はコップ蒸気口であり、312はタンク、315はヒーター、316は吸水材、318は三方弁、319はコップである。コップ蒸気口300は、洗浄時の食器籠の下方に設置され、蒸気口が上方を向いているため、食器籠にコップをセットすると、蒸気発生装置により生成した蒸気が、コップの下側から吹き出すようになっている。ただし、蒸気口は気泡が抜けない程度の細かい穴が空いている構成とし、洗浄槽内に蒸気は吹き出すが、洗浄槽内の洗浄水が蒸気発生装置内に入らないような構成となっている。具体的には穴径を1mm以下とするのが望ましい。次に、本実施の形態の動作説明をする。利用者が運転開始スイッチを押すと、洗浄槽1に三方弁318、吸水弁11を作動し、給水路10から洗浄水が供給される。その後、洗浄ポンプ2により、洗浄水を循環させることで、ノズル4上の噴射口5から洗浄水を噴射させ、食器の洗浄を行う。食器の洗浄を規定時間行った後、洗浄水を排水ポンプ7を作動させ、排水管8より排水する。このような洗浄動作を複数回行い洗浄が終了する。洗浄終了後、三方弁318、吸水弁11が作動し、給水路10からタンク312に水が供給される。その後ヒーター315によりタンク内の水が加熱され、蒸気を発生させ、コップ蒸気口300から蒸気が発生し、コップに付着した水滴が蒸気に置換される。その後、温風により、食器類の乾燥を行い動作が終了する。この結果、蒸気化することによって、硬度成分が除去された水と、洗浄時にコップに付着した水滴が置換されるため、乾燥後の水垢の析出を防ぐことができる。
【0045】次に実際に蒸気にすることにより、どの程度硬度成分が除去されるかを調べた結果を示す。水道水と水道水を加熱することにより生成した蒸気の硬度を調べた結果、水道水でCa濃度52ppm、Mg濃度28ppmとなり、蒸気ではCa濃度1.2ppm、Mg濃度0.2ppmとなった。このため、蒸気にすることにより、硬度成分が98%以上除去されることが確認された。但し、この時のCa濃度とMg濃度はCaCO換算の濃度であり、水道水とは茅ヶ崎市水道水である。
【0046】次に実際にコップを用いて水垢が除去されるかを調べた実験について説明する。水道水で洗浄後に、蒸気を約10分間当てたコップと、水道水で洗浄後に蒸気を当てていないコップを5個ずつ用意し、それぞれ食器洗浄機を用いて乾燥を行い、乾燥後のコップを目視により評価を行った。蒸気を当てたコップにおいては水垢の付着がほとんど見られず、蒸気を当てていないコップには水垢の付着が多く見られた。この結果から蒸気をコップに当てることによる水垢防止効果を確認することができた。
【0047】図13において317は蒸気吹き出し口である。蒸気吹き出し口317と、コップ蒸気口300両方から蒸気を発生させることによって、前述したような食器上の汚れの膨潤効果と、コップへの水垢防止の2つの効果を得ることができる。また、この場合は一回目の洗浄工程開始前や、洗浄工程と洗浄工程の間にも蒸気を発生させるのが望ましい。




 

 


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