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発明の名称 多機能手すり
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−265368(P2003−265368A)
公開日 平成15年9月24日(2003.9.24)
出願番号 特願2002−71176(P2002−71176)
出願日 平成14年3月15日(2002.3.15)
代理人
発明者 河村 誠二郎 / 米替 昇
要約 課題
和風便器の使用姿勢は非常に不安定であり、子供から高齢者まで安心して使用できるようにするには、和風便器の前壁面にしゃがみ姿勢を保持する横型手すりと立ち座り動作を補助する縦型手すりの両方を適切な位置に同時に設置する必要がある。しかし、従来は単独で設置される場合が多く、設置される位置もばらつきがあり満足な使用状態が得られていなかった。

解決手段
紙巻器の上に棚を一体的に設け、棚の前に横形手すりを一体的に設け、かつ、この棚の上に一体的に縦形手すりを設けた。これにより、従来の和風便器が設置されるトイレ内のアクセサリー類の使い勝手、施工性、価格、メンテナンス性を向上させ、さらに、材質感の統一やコンパクト化を図れる。
特許請求の範囲
【請求項1】 紙巻器の上に棚を一体的に設け、棚の前に横形手すりを一体的に設け、かつ、この棚の上に一体的に縦形手すりを設けたことを特徴とする多機能手すり。
【請求項2】 前記棚は、折り返し部を有するL字型で構成され、この折り返し部に、紙巻器をネジで取り付けていることを特徴とする請求項1に記載の多機能手すり。
【請求項3】 前記棚の折り返し部の両端部と縦形手すりの上方部とを壁面に固定することを特徴とする請求項2に記載の多機能手すり。
【請求項4】 前記縦形手すりの上端部は上側に突設し、フック部を構成していることを特徴とする請求項1乃至3記載の多機能手すり。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、和風便器が設置されているトイレ内に取り付けられている横型手すり、縦型手すり、棚、紙巻器等のトイレ室内付属備品(アクセサリー類)に関する。
【従来の技術】
【0002】従来の和風便器用トイレに取り付けられているアクセサリー類は、図9に示すが如く、単独に取り付けられているので、使い勝手、施工性に不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパブリックトイレには、腰掛便器と和風便器が設置されているが、健常者(子供も含む)から高齢者、身障者までが安心して使用できるようにするには、設置されているアクセサリー類の充実と適切な位置への取り付けが必要となってくる。特に和風便器の場合、使用姿勢が非常に不安定であり、和風便器の前壁面にしゃがみ姿勢を保持する横形手すりと、立ち上がり動作を補助する縦形手すりの両方を適切な位置に設置しなければ満足な使用状態とは言えない。また、腰掛便器の使用においても同様の設備を設ければ大変便利に使用できる。しかしながら、従来はこれらの手すりが単独で設置されている場合が多くあり、設置位置もばらつきがあったので満足な使用状態が得られていない。
【0004】また、紙巻器も同様に取り付け位置が適切でない場合が多く、機能も大半が一連式なのでペーパーがすぐになくなったり、補充の手間がかかるなど、使い勝手やペーパーの取り替えのメンテナンス性が良くない。
【0005】さらに、和風便器が設置される場所は不特定多数の人が使用するパブリックトイレが多く、荷物や衣服を安心して置いたり掛けたりすることができる設備が不十分である。
【0006】そして、前記アクセサリー類が十分備わっているトイレにおいても、それらの取り付け位置が適切でない場合が多く、理想的な使い勝手が得られていない。また、施工性においても、個々の商品を別々に取り付けることになるので、施工の手間がかかり、商品のトータルコストも高額となる。さらに、トータル的にまとまりの無い煩雑な空間になってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するため本発明の請求項1は、紙巻器の上に棚を一体的に設け、棚の前に横形手すりを一体的に設け、かつ、この棚の上に一体的に縦形手すりを設けたことを特徴とする。
【0008】このようにすれば、前記従来の和風便器が設置されるトイレ内のアクセサリー類の使い勝手、施工性、価格、メンテナンス性を向上させ、さらに、材質感の統一やコンパクト化を図ることにより、快適なトイレ空間が得られる。
【0009】請求項2は、前記棚は、折り返し部を有するL字型で構成され、この折り返し部に、紙巻器をネジで取り付けていることを特徴とする。
【0010】これにより、様々な状況下に合せて棚に対する紙巻器の適切な取付けを選択できる。例えば、表側からの取付けは、紙巻器だけの取替えの時に有効である。また、裏側からの取付けは、紙巻器の盗難防止の時に有効である。さらに上側への取り付けは、棚の奥行きを広げた時、紙巻器の使い勝手を考慮して、前方にずらして取りつける時に有効である。
【0011】請求項3は、前記棚の折り返し部の両端部と縦形手すりの上方部とを壁面に固定することを特徴とする。
【0012】これにより、横型手すりと縦型手すりと棚と紙巻器とを一体的に組み立てた状態で壁面への固定が簡便に行える。
【0013】請求項4は、前記縦形手すりの上端部は上側に突設し、フック部を構成していることを特徴とする。
【0014】これにより、従来の別設置に比べフックが使用者の視界範囲内になるので安心して使用できる。また、長いコートを引っ掛ける場合は、フックから棚にかけて垂らした掛け方ができるので汚れを防ぐこともできる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、和風便器が設置されたトイレの前壁面の内側に取り付けられる、従来の横型手すり、縦型手すり、棚、紙巻器、フック等を一体的に構成させたことを最大の特徴とする。
【0016】基本的な構成は、L字型に折り曲げた棚に、コの字型横型手すりと2連式紙巻器を一体的に構成し、上方部がフック形状の縦型手すりを棚の上端部に連結したものである。取り付けは、棚の折り返し部の両端部と縦型手すり上方部の3箇所で取り付ける。本発明品は、取り付け場所を和風便器の前壁面とすることで、その機構を最大限に達成することが出来るが、使い勝手に不具合が生じない範囲であれば、その他の壁面につけても良い。さらに、腰掛便器の側壁面の取り付け使用も、従来品に比べ使い勝手、施工性が格段に向上しているので大変有効である。また、縦形手すりと横形手すりの長尺化、分割化、L型化やフックの形状変更等を行うことによって、使い勝手や機能の向上が図れる場合は、個々の空間に合わせたバリエーション化を適宜行っても良い。
【0017】また、トイレのレイアウトによっては左右の使い勝手が出てくる場合があるので、左側取り付けタイプも用意した方が良い。
【0018】材質は、不特定多数の人が使用することを想定して金属製を基本とするが、価格、デザイン等で金属以外の要望が出てくる場合は、強度上の問題が出ない範囲であればその制限はない。
【0019】以下、本発明の実施の形態を、詳細に説明する。
(第1実施形態)図1、図2、図3、図4は、本発明に係わる多機能手すりの基本的な態様を示し、縦型手すりを棚の端部に設けた第1実施形態である。図1は、和風便器の中心に縦型手すりを設置し、棚と横型手すりが右側に位置する。図2は、和風便器の中心に縦型手すりを設置し、棚と横型手すりが左側に位置する。図3は、和風便器の中心に棚と横型手すりを設置し、縦型手すりが左側に位置する。図4は、和風便器の中心に棚と横型手すりを設置し、縦型手すりが右側に位置する。
【0020】多機能手すりは、L字型に折り曲げた、荷物が置ける形状を有する棚3の曲面部の両側端面に、前壁面と直交する横型手すり1の直線部分を溶接及びビス固定で一体的に構成し、L字型に折り曲げた棚3の垂直面に設けた取り付け穴を利用してビス6個所で前壁面に固定する。
【0021】棚3の形状は、荷物が置きやすい広さと平らな平面を有し、紙巻器4上面の凹凸を隠す化粧カバーの役割も成す。棚3より大きい大型の荷物は、棚3と横形手すり1の上端の両方を利用して載せる構成にしているので便利である。これ以外には、トレイのような凹形状、網棚3の形状、数本からなるバー形状があるが、荷物が置ける役割を満たせば変更しても良い。
【0022】横型手すり1は、通常の使用者が、和風便器Bにまたがった状態で使用する時のしゃがみ姿勢を保持し易いように、床面に対して水平に取り付ける。形状は、使用者が把持しやすいような丸棒状を成し、棚3との間には手が容易に挿入できるような隙間を有したコの字型を形成している。横型手すり1の断面形状は、握りやすさを向上させる為の凹凸加工や、握り部を上方あるいは下方に変形して、さらに、把持しやすい形状に変更しても良い。
【0023】図8に示すように、紙巻器4は、前記棚3のL字型に折り曲げた垂直面の取付穴3cと、紙巻器4の後方垂直面部に設けられた穴を合わせ、紙巻器4の表側、裏側、上側の3箇所よりネジで取り付けられる。表側からの取り付けは、紙巻器4だけの取り替えの時に有効である。裏側からの取り付けは、紙巻器4の盗難防止の時に有効である。上側への取り付けは、棚3の奥行きを広げた時、紙巻器4の使い勝手考慮して、前方にずらして取りつける時に有効である。また、設置場所によっては紙巻器4の取り付け高さを変える必要が出てくる場合があるので、折り返し部3aの垂直面に縦溝(取付穴3c)を設け、上下させて取り付けられる構造にしている。紙巻器4は、使用頻度の多いパブリックトイレを想定して2連式にし、ペーパー取り替え回数を軽減してメンテナンス性を良くしている。また、使い勝手が良くなるように、横型手すり1との間に充分な隙間を設けて、横型手すり1が把持しやすく、ペーパーも切りやすいようにしている。そして、しゃがみ姿勢の時、横型手すり1を把持した状態で、片手でペーパーが切れるように、バネで紙切り板を押さえる機構にしている。また、ペーパーの交換も手前から押し込むだけで簡単にセットできるように、ペーパーの芯部が差し込まれる部分を回転式の機構にしている。
【0024】縦型手すり2は、通常の使用者が和風便器Bにまたがって立ち座りする時の、上下の移動動作が容易に行える補助的役割を果たせるようにしている。取り付け位置は、和風便器Bが設置される前壁面の和風便器Bの中央が望ましい。但し、和風便器Bの側面に取り付けスペースに余裕が無い場合や、横型手すり1を和風便器Bの中央に設置したい場合は、縦型手すり2の取り付け位置をずらして設置しても良い。取り付け方向は、棚3に対して垂直に立ち上げ、長さは、子供から大人まで使用できる適切な長さを有し、荷物置きの邪魔にならないように棚3の左側に設置している。形状は、使用者が把持しやすいような丸棒状を成し、壁面との間には手が容易に挿入できる隙間を形成している。縦型手すり2の断面形状は、握りやすさを向上させる為に、凹凸加工や握り部を湾曲させて把持しやすい形に変更しても良い。縦型手すり2の連結は上下2個所で行い、下部の連結は、縦型手すり2の下端部を、棚3の左側端部に一体的に設けた筒状の段付き差込受け部3bに差し込み、上部の連結は、壁面に4本のビスSで固定しているブラケット2aの半円状の先端部に縦型手すり2の縦面を当てて表側よりビスSで固定している。
【0025】縦型手すり2は、ハンドバックやコートが掛けられるように、ブラケット2aから上の部分を延長し、先端部分を引っ掛けやすい丸型形状のフック5を設けている。縦型手すり2にフック5を一体的に設けることにより、従来の別設置に比べフック5が使用者の前側になるので安心して使用できる。また、長いコートを引っ掛ける場合は、フック5から棚3にかけて垂らした掛け方ができるので汚れを防ぐこともできる。フック5の形状は、使用用途に応じて形状変更したり、本数を増やしたりすることは可能である。
【0026】(第2実施形態)図5は、本発明に係わる多機能手すりの縦型手すり2と棚3が和風便器Bの中心になるように設置した斜視図である。前記第1実施形態の横型手すり1と棚3の横幅を広げ、縦型手すり2をその中心部に設置した。これにより、横型手すり1と縦型手すり2の両方が和風便器Bの中心に位置することができるので、使用者はより使いやすくなる。また、荷物が左右の棚3に置ける、R、L型が不要になる、横幅の狭いトイレにも設置できる等利点がある。
【0027】(第3実施形態)図6、図7は、本発明に係わる多機能手すりの横型手すり1を側面壁までL型に延長し設置した斜視図である。前記第1実施形態の横型手すり1の片側をL型に構成して、側面壁まで手すりを延長している。これにより、和風便器B使用時の横方向の支えや移動、トイレの出入り時の支え、衣類の着脱時の支え等がより便利になるという利点がある。
【0028】実施形態は和風便器のトイレで示したが、腰掛便器のトイレにも設置し有効活用出来るので、汎用性が広い多機能手すりである。
【0029】
【発明の効果】本発明に係わる多機能手すりは、パブリックトイレの和風便器ブース内にバラバラに設置されたアクセサリー類の、縦型手すり、横型手すり、棚、紙巻器、フック等を一体的に構成し、従来の使い勝手の不具合を軽減できるような寸法取り合いに改善し、より快適に使用できるようにしている。また、一体的に構成することで、施工性やデザイン性も向上し、トータル価格も安価にすることができる。




 

 


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