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発明の名称 厨房用ウォールキャビネット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−265248(P2003−265248A)
公開日 平成15年9月24日(2003.9.24)
出願番号 特願2002−78764(P2002−78764)
出願日 平成14年3月20日(2002.3.20)
代理人
発明者 古谷 直哉
要約 課題
開放した時に作業者にとってじゃまにならなず、省スペースでも設置が出来き、十分な収納量を持ち、かつ閉じた状態でも作業に支障がなく、圧迫感のない扉をもつ厨房用ウォールキャビネットを提供すること。

解決手段
水平方向に折れるように構成した折り戸を持つウォールキャビネットにおいて、上部奥行きに対し下部奥行きが浅くし、下側扉下辺が水栓の吐水口より奥にあることを特徴とした。こうすることにより、開放した時に作業者にとってじゃまにならなず、省スペースでも設置が出来き、かつ閉じた状態でも作業に支障がないようにできる。
特許請求の範囲
【請求項1】 厨房のシンク上部の壁面に設置される厨房用ウォールキャビネットであって、前記ウォールキャビネットは上下方向に2枚の扉を持ち、これら2枚の扉が水平方向に折れるように開くように構成され、前記キャビネットの奥行きは上部の奥行きに対して下部の奥行きが狭くなっており、前記下部扉の下辺がシンク奥側のデッキ部もしくはシンク奥側のカウンター面に取り付けられた水栓の吐水口より壁面側に位置せしめたことを特徴とする厨房用ウォールキャビネット。
【請求項2】 前記上下2枚の扉のうち、下側の扉を弧状に形成させたことを特徴とする請求項1記載の厨房用ウォールキャビネット。
【請求項3】 前記扉を透明もしくは半透明とした請求項1〜2記載の厨房用ウォールキャビネット。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房設備の収納用のキャビネットに係り、特にシステムキッチンとした場合により一層便利に調理作業できるようにしたウォールキャビネットの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】シンクや調理機器を組込んだフロアキャビネットと、その上側の壁に掛けて固定したウォールキャビネットとを組合せとしたものが、最も一般的な厨房設備であり、システムキッチンにおいても同様の構成要素としたものが殆どである。
【0003】このような厨房設備におけるウォールキャビネットは、調理機器の真上に位置する部分の換気用のフードを除いては収納用のキャビネットとしたものがその典型である。また、シンクの真上に位置する部分には水切り棚を備えるものもある。
【0004】一般的な住宅事情においては、キッチンの間口長さに限界があり、ウォールキャビネットを設置できる範囲も限られてくるため、ウォールキャビネットがどれだけ効率的に物品を収納できるかがキッチンの使い勝手を決める。
【0005】また、ウォールキャビネットとしては、扉のないオープンキャビネットもある。オープンキャビネットは扉を都度開ける手間がないため、物品の取り出しがやり易いというメリットがあるが、埃がつき易く、また煩雑に見えてしまうというデメリットがある。よって、一般家庭におけるキッチンのウォールキャビネットには扉が必要とされる場合が多い。
【0006】ごく一般的なウォールキャビネットの扉は観音開きのものであるが、このような扉では扉を開いたときにキャビネットの前面に扉が大きく突き出ることになるので、圧迫感があり、また作業中に頭を当てるなどの不具合が発生してしまうことがある。
【0007】観音開きの扉において扉の突き出しを少なくするため、扉の幅を小さくすることが考えられるが、そうすると扉の枚数が増え、作業中の扉の開閉が頻繁となり、作業効率が下がってしまう。
【0008】このような不具合を解消するために、たとえば特開平5−31013号公報に記載された厨房設備のように扉を上下の2枚に分けて、これらを水平方向に折れるように構成した折り戸を持つものがある。このキャビネットにおいては、扉が作業者の頭上で畳まれるため、扉が作業のじゃまをすることはない。また、キッチンの作業を行う前に一度扉を開けてしまえば、キャビネットの内部がすべて開放されるため、作業中はオープンキャビネットのように使用する事ができる。また、作業中は扉を開け直すことがなく、作業中の濡れたり汚れたりした手で扉をさわることがないため、扉や把手を清潔に保つことができる。作業が終われば扉を閉めることで内部の煩雑さを隠すことができる。
【0009】扉の開き方としてフラップ式とした一枚扉も考えられるが、キッチンとその対面側におかれる食器棚とのスペースに余裕がない場合は扉がじゃまになることがある。それに対して上記のように上下2枚に別れて水平方向に折れるようにした折り戸はじゃまにならないというメリットがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平5−31013号公報に示されるようなシステムキッチンは、かなり大きなレイアウトであり、このようなスペースをキッチンに用意できる場合は少ない。近年多いマンションのリフォームにおいてはシステムキッチンの間口は2700mm以下の場合が殆どである。このように限られたスペースに置かれるキッチンのウォールキャビネットにおいて、より収納量を確保するためには、ウオールキャビネットの高さ寸法を大きくすることが考えられる。その場合収納量は増えるが、キャビネットの下端位置は低くなってくる。高さ寸法を大きくせず、箱を上下に重ねてレイアウトする場合でも下にくるキャビネットの下端位置は同じく低くなってくる。
【0011】前記したキャビネットように水平方向に折れるように構成した折り戸を持つものはこのような限られたスペースのキッチンで効果が発揮されると考えられるが、収納量を確保したいため高さ寸法を大きくしてしまうと、キャビネットの下端位置が低くなってくるため、扉を開いた場合は良いが、扉を閉じた状態では水栓が隠れてしまうといった不具合が発生する。やかんに水を汲むだけといった作業では、水栓が隠れていると大変不便となる。
【0012】また、作業者がフライパン等の比較的大きな調理道具を洗う場合、特にこびりついた付着物を力を入れて洗おうとした場合は、必然的に前かがみになりシンク中央部直上に頭がくるようになるが、この際に頭がキャビネットにぶつかってしまう。
【0013】また、シンク前に設置したキャビネットには棚板ではなく、線材等で作られた水切り棚を設置すると使い勝手がよいが、上記のように水栓の先端がキャビネットの下にあると、扉を閉めた状態でやかん等に熱湯を水栓から溜めようとした場合に水蒸気が内部に入ってしまい、内部の湿度が上がってしまうという不具合が発生する。
【0014】また、ウォールキャビネットの高さ寸法を大きくして、キャビネット下端の設置が下がってしまった場合の結果として、キャビネットによる圧迫感が生じる。木目調などの質感のある扉の場合には特に顕著になる。狭いスペースに設置されるキッチンでは致命的な欠点となることがある。
【0015】上記不具合を解消するにはウォールキャビネットの奥行きを浅くすればよいが、それでは収納量が減少してしまう。
【0016】本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、開放した時に作業者にとってじゃまにならなず、省スペースでも設置が出来き、十分な収納量を持ち、かつ閉じた状態でも作業に支障がなく、圧迫感のない扉をもつ厨房用ウォールキャビネットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】上記目的を達成するために請求項1では、水平方向に折れるように構成した折り戸を持つウォールキャビネットにおいて、上部奥行きに対し下部奥行きが浅くし、下側扉下辺が水栓の吐水口より奥にあることを特徴とした。こうすることにより、開放した時に作業者にとってじゃまにならなず、省スペースでも設置が出来き、かつ閉じた状態でも作業に支障がないようにできる。
【0018】また、請求項2では請求項1のウォールキャビネットにおいて下側扉を弧状にカーブさせることを特徴とした。こうすることにより、収納量が増え、上側と下側の扉のつなぎ目が連続的となり意匠性が向上する。
【0019】また、請求項3では請求項1もしくは2のウォールキャビネットの扉を透明もしくは半透明とした。こうすることにより扉による圧迫感が軽減されるため、狭いキッチンでもレイアウトし易くなる。
【発明の実施の形態】
【0020】以下、発明の実施の形態を図を用いて説明する。図1は本発明におけるウォールキャビネットを備えた厨房設備を示す図である。
【0021】フロアキャビネット1の上にカウンター2が設置され、カウンター2には調理機器3、作業スペース5、シンク4が設置される。また、シンク4の奥側のデッキ部4aに水栓7が設置され、水栓7は吐水を調整するハンドル7bと吐水が行われる吐水口7aなどの部品で構成される。水栓7はシンクに設置されたデッキ部4a以外にシンク奥側のカウンター上面にスペースを設けて設置しても良い。
【0022】調理機器3の上部には換気用のフード6が設置される。作業スペース5とシンク4の上部にウォールキャビネット9が設置される。通常のウォールキャビネットはその下端が換気用のフード6の下端と揃っていることが多い。換気装置6の下端のラインは消防法の関係によりカウンター2の上面から800mmとすることが通常である。
【0023】図1のウォールキャビネット9は収納量を稼ぐため、設置位置を下げ、その下端がカウンターから300mm程度の位置となっている。図ではキャビネット9の上部に何もないが、収納量を増やすため、天井高さに余裕があれば上部にさらにキャビネットを設置するのが普通である。カウンター2の奥行きは650mm前後とすることが多いが、その際のウォールキャビネット9の奥行きは300mm前後とするのが望ましい。そうすることにより、ウォールキャビネット下端の設置位置が低くても圧迫感がなく、また、収納量も大きく犠牲になることがない。
【0024】ウォールキャビネット9の扉は上扉9a、下扉9bの2枚で構成される。図2に扉を開放した状態を示す。上扉9aの下辺と下扉9bの上辺は平型丁番などにより固定され、平型丁番の軸を中心に回動することができる。また、下扉9bにはアーム9cが取付けられ、取付け部は回動するようになっている。アームのもう一方の回動部は側板の内側に取り付けられている。このアーム9cにより、把手9dを持って下扉9bを手前上方に引き上げるように動かすと、上扉9aと下扉9cは折りたたまれるようにして上部に移動する。
【0025】図2ではアームにより下扉9bの折れるような動きを誘導しているが、アームではなく、レールを側板に取付け、下扉9bの下端に取付けられた軸をレール上で移動させることにより、下扉9bの折れるような動きを誘導してもよい。
【0026】ウォールキャビネットの内部は棚板9eや水切り棚9fが設置される。図2ではウォールキャビネット9の間口一杯まで一枚の棚で構成されているが、図3のように収納部を第一収納部10aと第二収納部10bの2ヵ所に区切っても良い。
【0027】第一収納部10aはシンクの上となるので、ウェットスペースとして水切り棚やふきん掛けを設置するのに適している。作業台5の上の第二収納部10bはドライスペースとして棚板を設置し、調味料や食材を収納するとすると使い勝手がよい。
【0028】図4はウォールキャビネット9を側面から見た図である。ウォールキャビネット9の奥行きは、上扉9aの部分では一定であるが、上扉9aと下扉9bの継ぎ目の位置からウォールキャビネット下端にかけて奥側方向に浅くなっている。
【0029】こうすることにより、水栓7の吐水口7aを使用状態時にシンクの中央部に壁面から垂直方向に移動した状態では、扉を閉じた状態でも作業者から見えることになる。また、下扉9bの前面が吐水口7aより奥面側に配設されているので、熱湯を吐水した場合に発生する蒸気は殆どが上扉9aと下扉9bの前面を通るので、キャビネット9の内部に入りにくい効果もある。
【0030】図5はウォールキャビネットの扉を開放した状態で側方から見た図である。このように、扉を開放した状態では作業者の頭上に扉が畳まれるため、作業の邪魔になることがない。また、扉が畳まれるため、大きく前面にせり出すことがなく、キッチンの正面にある食器棚等に影響をあたえることはない。
【0031】図6には下扉9bを弧状にカーブさせた第2の実施例を示す。上扉9aは平板状としている。下扉9bのアールの半径は600mm前後で、この半径を持つ円の中心は上扉9aと下扉9bの接する点の水平線上にある。そのため、上扉9aと下扉9bのつなぎ目は殆どまっすぐであり、意匠的に連続感がある。
【0032】図7は第2実施例の扉を開放した状態を示す断面図である。キャビネット9の側板も下扉9bの形状にあわせカーブを描いている。この側板のアールの半径はは下扉9bのアールの半径とあうように設計されている。
【0033】図8は第2実施例の扉を閉じた状態を示す断面図である。第1実施例と比べ中央付近の収納量が多いのがわかる。また、下端奥行きは第1の実施例と同じであるため、水栓7の吐水口7aは隠れることがなく、また水栓7から吐水される熱湯の上記も内部に侵入しにくいという効果は同じである。
【0034】第1の実施例と第2の実施例は扉を透明もしくは半透明にしている。こうすることで見た目に軽快感があり、圧迫感を軽減することができる。扉の材質としてはガラスとしても良いが、扉の軽量化を考えるとアクリルのような透明の樹脂でもよい。全くの透明でもよいが、内部の煩雑さを隠したいという場合には乳白色などの半透明としてもよい。
【0035】また、第1の実施例と第2の実施例ともに、内部に照明11を設置している。照明11は蛍光燈やハロゲンランプでよい。扉が透明なので内部がライトアップされ、演出性がある。扉が乳白色の半透明の場合は内部収納物はあまりはっきり見えないが、扉自体が光っているように見え、さらに高い演出性を持つ。また、下部扉9bは奥行きが狭くなっており、扉が下に向っているので、照明がカウンター上面を照らすことが出来、手元照明を兼ねることが出来る。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
【0037】請求項1では、水平方向に折れるように構成した折り戸を持つウォールキャビネットにおいて、上部奥行きに対し下部奥行きが浅くし、下側扉下辺が水栓の吐水口より奥にあることを特徴とした。こうすることにより、開放した時に作業者にとってじゃまにならなず、省スペースでも設置が出来き、かつ閉じた状態でも作業に支障がないようにできる。
【0038】請求項2では、請求項1のウォールキャビネットにおいて下側扉を弧状にカーブさせることを特徴とした。こうすることにより、収納量が増え、上側と下側の扉のつなぎ目が連続的となり意匠性が向上する。
【0039】請求項3では、請求項1もしくは2のウォールキャビネットの扉を透明もしくは半透明とした。こうすることにより扉による圧迫感が軽減されるため、狭いキッチンでもレイアウトし易くなる。




 

 


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