米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 家具 -> 東陶機器株式会社

発明の名称 シャワーノズル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−260002(P2003−260002A)
公開日 平成15年9月16日(2003.9.16)
出願番号 特願2002−66900(P2002−66900)
出願日 平成14年3月12日(2002.3.12)
代理人
発明者 向井 和代
要約 課題
シャワーノズルのデザインに制約を受けることなく、また、水垂れ性を大幅に改善し、止水したときに通水孔から水が垂れないシャワーノズルを提供することにある。

解決手段
湯水流入口と、この湯水流入口から湯水が供給される水溜部と、この水溜部に隣接して複数の通水孔を有する散水部とを具備したシャワーノズルにおいて、通水孔の前面を全て覆うようにカバーを装備したことを特徴とするシャワーノズルとした。これにより、止水時に、水溜部に溜まった水がカバーにより通水孔から垂れることはない。
特許請求の範囲
【請求項1】 湯水流入口と、この湯水流入口から湯水が供給される水溜部と、この水溜部に隣接して複数の通水孔を有する散水部とを具備したシャワーノズルにおいて、通水孔の前面を全て覆うようにカバーを装備したことを特徴とするシャワーノズル。
【請求項2】 前記カバーが全ての通水孔を覆った状態で通水したときに、湯水がカバーと散水部との隙間から流れ出ることを特徴とする請求項1に記載のシャワーノズル。
【請求項3】 前記カバーは、軟質材により構成されていることを特徴とする請求項2に記載のシャワーノズル。
【請求項4】 湯水が供給される水溜部と、この水溜部に隣接して複数の通水孔を有する散水部とを具備したシャワーノズルにおいて、散水部の近傍の水溜部に隔壁を設けてなり、このシャワーノズルをシャワーフックに保持させた時に隔壁の上側に通水路を形成したことを特徴とするシャワーノズル。
【請求項5】 前記隔壁と通水路との境界は、散水部を垂直方向にしたときに、最も上方にある通水孔の位置と同等かそれよりも高い位置にしたことを特徴とする請求項4に記載のシャワーノズル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室用、洗面所用、台所用などで吐水具として使用されるシャワーノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシャワーノズルにおいて、シャワーノズルからの湯水の供給を停止した場合、シャワーノズル内の水溜部に溜まった湯水をシャワーノズル散水部より漏らさないようにするため、例えば特開平9−85132に開示されているように網状体又は多孔体を重ね合わせたり、あるいは通水孔の表面張力が壊されないよう残水を少なくし(図7)、ダラダラと水が落下しないような工夫が施されていたものが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従来のシャワーノズルにおいても、湯水の供給を停止して、壁に設けられたシャワーハンガーにシャワーノズルを掛けた時に散水部の角度(特に散水部が斜め下向き向けられている場合)や、散水される湯水の温度などによっては、シャワーノズルの散水部からダラダラと水が落下するという問題点があった。これは、散水部に設けられた通水孔や網状体又は多孔体に接触する水の表面張力と、水溜部に溜まった水の重量とのバランスを保持することができないために発生するものである。したがって、どんなときも水垂れをおこさないようにするためには、水溜部をできるだけ小さくするように設計しなければならない。また、通水孔から空気が吸い込まれると水垂れが促進されてしまうため、図8のように通水孔から空気が入り込まないようにする必要がある。つまり、水溜部の水がすべての通水孔に接するようにして水の表面張力がすべての通水孔に生じるようにする必要がある。そのため、上記の条件により、デザインの制約を受けることになる。一方、シャワーノズルの散水能力として、散水される領域も広く確保したい。つまり、これらの課題に対する解決策は相反し、両方を両立させることは困難であった。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決し、シャワーノズルのデザインに制約を受けることなく、また、水垂れ性を大幅に改善し、止水したときに通水孔から水が垂れないシャワーノズルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、湯水流入口と、この湯水流入口から湯水が供給される水溜部と、この水溜部に隣接して複数の通水孔を有する散水部とを具備したシャワーノズルにおいて、通水孔の前面を全て覆うようにカバーを装備したことを特徴とするシャワーノズルとした。
【0006】これにより、止水時に、水溜部に溜まった水がカバーにより通水孔から垂れることはない。特に、止水時にカバーを通水孔の前面に覆いやすく、また通水時に通水孔の前面からカバーを退かしやすくするために、通水孔との間に隙間を設けておくことが好ましく、通水孔から漏れた水が散水部の前面とカバーとの間に入りこみ広い面積において表面張力が働くことになり、水垂れを防止することができる。
【0007】本発明の請求項2では、前記カバーが全ての通水孔を覆った状態で通水したときに、湯水がカバーと散水部との隙間から流れ出ることを特徴とする請求項1に記載のシャワーノズルとした。
【0008】これにより、通水時に通水孔から吐水されずに塞き止められて、シャワーノズルの湯水流入口に連通するシャワーホースに過剰な水圧が掛かってしまう恐れがない。そのため、シャワーホースの寿命を縮めるおそれもない。
【0009】本発明の請求項3では、前記カバーは、軟質材により構成されていることを特徴とする請求項2に記載のシャワーノズルとした。
【0010】これにより、通水時に通水孔から吐水されずに塞き止められて、水溜部内の水圧が所定水圧となると、カバーにも水圧が掛かる。そのとき、カバーは合成樹脂などの軟質材により構成することで、水圧に押し負け、カバーと散水部との間に隙間を形成し、隙間から吐水して、使用者に通水状態であることを認識させることができる。そのため、水溜部内の水圧を所定水圧以上となることはなく、シャワーホースやシャワーノズルに過剰な水圧をかけるおそれが低減する。
【0011】本発明の請求項4では、湯水が供給される水溜部と、この水溜部に隣接して複数の通水孔を有する散水部とを具備したシャワーノズルにおいて、散水部の近傍の水溜部に隔壁を設けてなり、このシャワーノズルをシャワーフックに保持させた時に隔壁の上側に通水路を形成したことを特徴とするシャワーノズル。
【0012】これにより、通水孔に水溜部内の水の重量が掛からず、通水孔に接する水の表面張力は隔壁と通水孔との間の空間に溜まった水のみの重量とバランスを保てばよく、そのバランスを崩して水垂れするおそれは低減する。
【0013】本発明の請求項5では、前記隔壁と通水路との境界は、散水部を垂直方向にしたときに、最も上方にある通水孔の位置と同等かそれよりも高い位置にしたことを特徴とする請求項4に記載のシャワーノズルとした。
【0014】これにより、止水時にシャワーノズルをシャワフックに保持させて散水部がどの向きに傾けても、通水孔は水溜部内の水に接した状態となり、すべての通水孔に水の表面張力が生じる。つまり、通水孔からの空気吸い込みは起こらないので、この空気吸い込みによって他の通水孔からの水垂れは発生することがない。つまり、止水したときに水溜部内の水の重量全ては通水孔にかからず、また、すべての通水孔に水の表面張力が発生するので、水の表面張力は隔壁と通水孔との間の空間に溜まった水のみの重量とバランスを保てばよい。そのため、このバランスを崩しにくくなり、水垂れするおそれは低減する。
【0015】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
【0016】このシャワーノズルは、湯水流入口と、この湯水流入口から湯水が供給される水溜部と、この水溜部に隣接して複数の通水孔を有する散水部とを具備ている。そして、通水孔の前面を全て覆うようにカバーを装備している。特に、シャワーノズルの形状を略柱形状として、通水孔をこのシャワーノズルの側面の長手方向に複数設けることが好ましい。また、カバーが全ての通水孔を覆った状態で通水したときには、湯水がカバーと散水部との隙間から流れ出るように形成されている。特にカバーは、弾性を有する軟質材により構成することが好ましい。
【0017】図1は本発明吐水装置の形態に係わる第1実施例のシャワーノズルの外観図である。図2は第1実施例の縦断面図である。図1および図2に示すように、このシャワーノズルは、略柱形状であり、端部に湯水流入口1aを有する握り部1と、この握り部1に水密性を保つために弾性体3を介し螺着された散水部2とを有している。また、散水部2の側面の長手方向に複数の通水孔6を形成している。なお、この散水部2の握り部1と反対側の端部を塞ぎ部4で水密性を保つために弾性体7を介して塞いでいる。そして、塞ぎ部4と握り部1との間に、通水孔6の前面を全て覆うカバー5を設けている。そして、カバー5を周方向に回転させ、散水部2の通水孔6を覆うことで、止水時にダラダラと水が落下する水垂防止をしている。
【0018】なお、ここでは、この散水部2には外形に沿うように合成樹脂等の軟質材で形成されているカバー5が、上下を散水部2と握り部1とにより挟み込んで、このカバー5はシャワーノズルを回転自在となるよう装着されている。
【0019】シャワーノズルから散水している場合、カバー5は散水部2に形成した全ての通水孔6の前面を塞がないような位置に回転させてずらしている。そして、散水を止めるために、水溜部cへの湯水の供給が止まった場合、このカバー5を回転させ散水部2の通水孔6を塞ぐようにする。さらに、シャワーノズルにカバー5が一体的に設ければ、カバー5を外してどこかに置いて無くなるおそれがない。なお、既存のシャワーノズルに取り付けられるカバー5を用意してもよい。
【0020】このカバー5は弾性体のようなもので形成して、カバー5が全ての通水孔6を覆った状態で通水したときに、通水孔6からの水の落下を完全に止めるのではなく、湯水がカバー5と散水部2との隙間から流れ出るようにすることが好ましい。
【0021】次に、第2の実施例について説明する。図3、4のように、握り部10に弾性体16、17を介し散水部9が螺着している。この散水部9は、回転角度が45度毎の扇形状内に交互に通水孔6を設けている。そして、カバー5も、回転角度が45度毎の扇形状に開口を設けており、この散水部9の外側にカバー5を回転自在に装着している。カバー5を45度回転する度に通水孔6を塞いだり塞がなかったりすることができる。なお、カバー5の内側部とそれに対向する散水部9に凹凸を設け、45度回転して適切な位置に止まるように凹凸を嵌合するようにしてクリック感を持たせるとよい。また、カバー5の側部につまみ部8を設けることで操作性を向上させている。また、このカバー5に着色することで、さらに意匠性を持たすことができ、使用者の気分を高揚することができる。なお、図3、4において、図1、2と同様の構成については説明を省略した。
【0022】次に、第3の実施例について説明する。図5に示すように、このシャワーノズルは、湯水が供給される水溜部cと、この水溜部cに隣接して複数の通水孔15を有する散水部11とを具備している。つまり、握り部18と、この握り部18に弾性体12を介し螺着された散水部11、弾性体13を介して散水部11の端部開口を塞ぐ塞ぎ部14とから構成されている。さらに、散水部11の近傍の水溜部cに隔壁19を設けている。そして、このシャワーノズルをシャワーフック(図示せず)に保持させた時に隔壁19の上側(塞ぎ蓋14側)に通水路19aを形成ている。
【0023】そして、隔壁19は、散水部11と一体あるいは別体に形成されており、通水孔15が形成された散水部11に対して平行に設けられている。さらには、散水部11の水溜部cの容積を通水孔側a<湯水供給口側bとなるよう少なくとも2つに分割するよう設けられている。
【0024】従来のシャワーノズルではシャワーの使用が完了し握り部18への湯水の供給が止まった場合、散水部内残った残水aとbが多い場合、通水孔15より水がダラダラと落下する原因となる。
【0025】しかしながら、散水部11に隔壁19を一体もしくは別体に設けることで、通水孔15にかかる残水の量を通水孔側の容積aと湯水供給口側の容積bに分割し、通水孔側の容積aを小さくしてこの中の溜り水の重力に通水孔11の表面張力が押し負けないようにして、ダラダラと水が落下しないようにしている。万が一水が落下したとしても、その水量を低減して水垂れ時間を短縮することが可能となる。
【0026】さらに、隔壁19と通水路19aとの境界は、散水部11を垂直方向にしたときに、最も上方にある通水孔6の位置と同等かそれよりも高い位置とすることが好ましい。
【0027】以上、本発明のシャワーノズルは、上述の実施例に限定されること無く、種々の変形が可能であり、浴室で使用されるハンドシャワーノズルのみならず、例えば台所用水栓、洗面用水栓など種々の大きな水溜まり部を有するシャワーノズルに用いることができる。
【0028】
【発明の効果】このように形成することで、使用者においてはシャワーを浴びたあとの水の落下を気にすることなく、また容易に水の落下防止対策が講じられ、意匠的にも制限されることなく、快適なシャワーノズルを供給できる。そして、使用者においてはシャワーを浴びたあとの水の落下を気にすることなく、また開発者においては簡易的に水の落下防止を講じられ、意匠的にも制限されることなく、快適な吐水装置を供給できる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013