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発明の名称 シャワー付き椅子
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−219977(P2003−219977A)
公開日 平成15年8月5日(2003.8.5)
出願番号 特願2002−20664(P2002−20664)
出願日 平成14年1月29日(2002.1.29)
代理人 【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
【テーマコード(参考)】
2D032
2D060
【Fターム(参考)】
2D032 DA00 FA00 FA02 FA07 FA11 
2D060 BA01 BB01 BB09 BC11 BC12 BE02
発明者 宮城 隆文 / 武富 洋次郎 / 永津 英次
要約 課題
既存の浴室など混合水栓が設備されている場所にいわゆる後付けで比較的容易に設置することができ、使用開始時の管連結および使用後の管分離も簡単なシャワー付き椅子を提供する。

解決手段
シャワー付き椅子1は、浴室に設置されている混合水栓2から供給される湯水を送水管13を通して上部吐水口4、背面吐水口5あるいは可動吐水口6から吐出させ、使用者が椅子本体3に着座したままの姿勢でシャワーを浴びることができるものであり、混合水栓2の吐出口9に連通して装着可能な分岐アダプタ14と、使用者が着座可能な椅子本体3と、椅子本体3に着座した使用者に向かって吐水可能な上部吐水口4、背面吐水口5および可動吐水口6と、これらの各吐水口4、5、6と分岐アダプタ14とを連結する着脱可能な送水管13などを備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】 混合水栓の吐水口に連通して装着可能な連結手段と前記吐水口から送給される湯水の吐出先を複数方向へ切り替え可能な切替手段とを有する分岐アダプタと、着座した使用者に向かって吐水可能な吐水手段を有する椅子本体と、前記分岐アダプタと前記吐水手段とを着脱可能に連通する送水管とを備えたシャワー付き椅子。
【請求項2】 前記分岐アダプタの連結手段として、前記混合水栓の吐水口から取り外した吐水器具が連通状態に螺着可能なねじ部と、前記混合水栓の吐水口に連通状態に螺着可能なねじ部とを設けた請求項1記載のシャワー付き椅子。
【請求項3】 前記椅子本体に複数の前記吐水手段を設け、前記分岐アダプタより下流側の送水経路に、止水機能を有する流量調節弁と、複数の前記吐水手段のいずれに湯水を送給するかを選択可能な切替弁とを設けた請求項1記載のシャワー付き椅子。
【請求項4】 前記椅子本体を構成する脚部に、前記吐水手段までの送水経路内の残留水を排出可能な排水用開閉弁を設けた請求項1記載のシャワー付き椅子。
【請求項5】 前記排水用開閉弁が、前記椅子本体に対する使用者の体重の付加、解除によって閉止、開放する荷重式開閉弁または前記分岐アダプタより下流側の送水経路内の水圧が一定値以上か未満かによって閉止、開放する水圧式開閉弁のいずれかである請求項4記載のシャワー付き椅子。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室などの給水、給湯設備のある場所において使用され、着座姿勢でシャワーを浴びることのできるシャワー付き椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室内でシャワーを浴びる場合、洗い場に設けられたハンドシャワー具を手に持って起立した姿勢または床面にしゃがんだ姿勢で湯水を浴びていたが、高齢化社会の到来に伴い、身体への負担の少ない楽な姿勢でシャワーを浴びたいという要請や、心臓などへの負担を回避するためバスタブに入らずにシャワーのみで入浴を済ませたいという要請が高まり、近年、浴室内で着座姿勢のままでシャワーを浴びることのできる機能を備えた浴室用椅子が開発されている。
【0003】このような浴室用椅子として、例えば、特開平9−122035号公報などで開示されているものがある。この浴室用椅子は、浴室に設けられた混合水栓から湯水の供給を受け、着座している入浴者の身体を包み込むように配列された複数のノズルから吹き出す温水を入浴者の身体全体に万遍なく当てることができるものである。このような浴室用椅子を使用することにより、従来のシャワー浴や、バスタブ浴より身体の負担を少なくして入浴することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−122035号公報で開示されている浴室用椅子は、この浴室用椅子に装備された湯噴出手段と、浴室に設けられた混合水栓とを接続手段で接続し、前記混合水栓から供給される湯水を湯噴出手段であるシャワーノズルから噴出させるものであるが、その接続手段については前記公報において具体的に開示されていないので、既設の浴室などで当該浴室用椅子を実際に使用したい場合、使用者は混合水栓との接続手段を設ける必要がある。
【0005】このような接続手段としては、混合水栓の吐出口と湯噴出手段とを軟質合成樹脂ホースで連結する方式、あるいは混合水栓と湯噴出手段とを金属管などの硬質管で連結する方式、あるいは混合水栓と湯噴出手段とを金属製フレキシブルホース(蛇腹式ホース)で連結する方式などが考えられる。
【0006】ところが、この浴室用椅子を使用しているとき、すなわち各シャワーノズルから湯水を噴出させているときは、給水経路内にかなり大きな水圧が加わっているので、軟質合成樹脂ホースで連結する方式の場合、混合水栓の吐出口とホースとの接続部分から漏水したり、吐出口からホースが離脱したりすることがあり、実用上不便である。
【0007】一方、混合水栓と湯噴出手段とを金属管などの硬質管で連結する方式の場合、使用中に管接続部分から漏水する可能性は減少するが、既設の配管に加えて新たな配管を施す必要があり、給水給湯配管と浴室用椅子との連結部分を容易に着脱することができないので、浴室用椅子の使用、撤収などの際の出し入れが困難となるなどの新たな不便が生じる。
【0008】そのほか、特開平9−122035号公報で開示されている浴室用椅子においては切換弁に電磁弁が使用されているため、この点がコストアップの要因となっている。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、既存の浴室など混合水栓が設備されている場所にいわゆる後付けで比較的容易に設置することができ、使用開始時の管連結および使用後の管分離も簡単なシャワー付き椅子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のシャワー付き椅子は、混合水栓の吐水口に連通して装着可能な連結手段と前記吐水口から送給される湯水の吐出先を複数方向へ切り替え可能な切替手段とを有する分岐アダプタと、着座した使用者に向かって吐水可能な吐水手段を有する椅子本体と、前記分岐アダプタと前記吐水手段とを着脱可能に連通する送水管とを備えたことを特徴とする。
【0011】このような構成とすることにより、混合水栓の吐水口に分岐アダプタを装着し、この分岐アダプタと椅子本体の吐水手段とを送水管で連通した後、分岐アダプタの切替手段を切り替え、混合水栓から送給される湯水の吐出先を送水管側へ設定すれば、送水管を経由して送給されてきた湯水を吐水手段から椅子本体に着座した使用者に向かって吐水させることが可能となるので、使用者は着座したままの楽な姿勢でシャワーを浴びることができる。
【0012】分岐アダプタは連結手段および切替手段を有しているので、既存の浴室など混合水栓が設備されている場所にいわゆる後付けで比較的容易に設置することができるだけでなく、混合水栓の吐水口から送給される湯水の吐出先を前記送水管方向または分岐アダプタ直下方向などの複数方向へ選択的に切り替えることができるので混合水栓本来の機能も確保することができる。また、混合水栓の吐水口に分岐アダプタを装着すれば、この分岐アダプタと椅子本体の吐水手段とは送水管によって連通することができ、この送水管は着脱可能であるので、当該シャワー付き椅子の使用開始時の管連結および使用後の管分離も簡単である。
【0013】前記分岐アダプタの連結手段として、前記混合水栓の吐水口から取り外した吐水器具が連通状態に螺着可能なねじ部と、前記混合水栓の吐水口に連通状態に螺着可能なねじ部とを設けることにより、混合水栓と吐水器具との螺着機構を利用して分岐アダプタを装着できるようになるので、装着作業を迅速化することができる。また、当該分岐アダプタは混合水栓と吐水器具との間に配置された状態となり、混合水栓および吐水器具は従来通り機能するので、混合水栓回りの使い勝手が悪化することもない。
【0014】ここで、前記椅子本体に複数の前記吐水手段を設け、前記分岐アダプタより下流側の送水経路に、止水機能を有する流量調節弁と、複数の前記吐水手段のいずれに湯水を送給するかを選択可能な切替弁とを設けることにより、分岐アダプタより下流側の送水経路、すなわち混合水栓から離れた場所において、流量調節弁または切替弁を操作することにより、椅子本体に着座した使用者の要求に応じて吐水位置、吐水量を設定することが可能となるので、利便性が向上する。
【0015】一方、前記椅子本体を構成する脚部に、前記吐水手段までの送水経路内の残留水を排出可能な排水用開閉弁を設ければ、シャワー付き椅子の使用後、送水経路内に残留する湯水を速やかに排出除去することが可能となるので、残留水による重量増大がなくなり、椅子保管場所までの移動中あるいは保管中などにおける残留水の漏出もなくすことができ、残留水に起因する雑菌やカビなどの発生も防止することができ、次に着座した時の冷たさも解消することができる。
【0016】前記排水用開閉弁としては、前記椅子本体に対する使用者の体重の付加、解除によって閉止、開放する荷重式開閉弁または前記分岐アダプタより下流側の送水経路内の水圧が一定値以上か未満かによって閉止、開放する水圧式開閉弁などを用いることができる。荷重式開閉弁を用いれば、使用者が椅子本体に着座したり、椅子本体から立ち上がったりするだけの動作で排水用開閉弁が閉止、開放されるので利便性に優れたものとなる。また、水圧式開閉弁を用いれば、使用者の体重の軽重に起因する動作のばらつきをなくすことができるほか、着座姿勢や着座位置のバラつきなどに起因する偏荷重による誤作動を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態であるシャワー付き椅子の使用状態を示す斜視図、図2は図1に示すシャワー付き椅子を構成する分岐アダプタ付近の縦断面図、図3(a)は図1に示すシャワー付き椅子を構成する切替弁付近の縦断面図、同図(b)は前記切替弁の構成部材の斜視図、同図(c)は前記切替弁の切替機構を示す模式図である。
【0018】図1に示すように、本実施形態のシャワー付き椅子1は、浴室に設置されている混合水栓2から供給される湯水を送水管13を通して上部吐水口4、背面吐水口5あるいは可動吐水口6から吐出させることにより、使用者が椅子本体3に着座したままの姿勢でシャワーを浴びることができるものである。混合水栓2は、水道配管および給湯設備から供給される湯水の温度を変化させる温度調節器10と、湯水の吐出先をハンドシャワー器具8または吐水口9のいずれかに切り替える吐水切替器7と、吐水器具11などを備えている。
【0019】シャワー付き椅子1は、混合水栓2の吐水口9に連通して装着可能な分岐アダプタ14と、使用者が着座可能な椅子本体3と、椅子本体3に着座した使用者に向かって吐水可能な上部吐水口4、背面吐水口5および可動吐水口6と、これらの上部吐水口4、背面吐水口5および可動吐水口6と分岐アダプタ14とを連結する着脱可能な送水管13とを備えている。
【0020】図2に示すように分岐アダプタ14は、混合水栓2の吐水口9に連通して螺着可能なねじ部12と、吐水口9から送給される湯水の吐出先を吐水器具11方向または送水管13方向のいずれかへ切り替え可能な切替バルブ15と、混合水栓2から取り外した吐水器具11が連通して螺着可能なねじ部16などで構成されている。切替バルブ15を回動させると内部の弁体15aが図2において右または左に移動し、吐水口9から送給される湯水の吐出先を吐水器具11方向または送水管13方向のいずれかへ切り替えることができる。椅子本体3方向へ湯水を送給する送水管13の一方の端部はワンタッチ式の接続具17を介して分岐アダプタ14に接続され、他端部もワンタッチ式の接続具17を介して椅子本体3に連通状に接続されている。
【0021】椅子本体3には、送水管13を経由して送給される湯水の流量を変化させる流量調整弁18と、送給された湯水を上部吐水口4、背面吐水口5、可動吐水口6のいずれから吐出させるかを選択する切替弁19とが設けられている。切替弁19は、図3(a)に示すように、一つの入水口22および3つの出水口234,235,236を除いて水密状に形成されたケーシング24の内部に、入水口22および出水口234,235,236と同配置の入水口25および出水口264,265,266を有する固定ディスク21と、固定ディスク21の上面に回動可能に摺接された回動ディスク20とが配置され、回動ディスク20は椅子本体3の左肘掛け部3Lに配置されたレバー19aの回動によって回動するようになっている。また、図3(b)に示すように、回動ディスク20の下面には湯水が通過可能な通水溝20aが形成されている。
【0022】図3(c)に示すように、切替弁19のレバー19aを回動させ、回動ディスク20の通水溝20aの長手方向を、入水口25と出水口264,265,266とをそれぞれ結ぶ直線のいずれかと一致させると、入水口22,25から入った湯水は通水溝20a内でUターンして出水口264,265,266のいずれか一つから出ていくようになっている。出水口264,265,266はそれぞれ導水管27を介して上部吐水口4、背面吐水口5、可動吐水口6に接続されているので、レバー19aを前述したように操作することにより、混合水栓2から供給される湯水の吐出先を上部吐水口4、背面吐水口5、可動吐水口6のいずれかに設定することができる。
【0023】図1で示したように、混合水栓2の吐水口9に分岐アダプタ14を装着し、この分岐アダプタ14と椅子本体3の接続具17とを送水管13で連通した後、分岐アダプタ14の切替バルブ15を切り替え、混合水栓2から送給される湯水の吐出先を送水管13側へ設定すれば、送水管13を経由して送給されてきた湯水を吐水手段である上部吐水口4、背面吐水口5、可動吐水口6のいずれかから椅子本体3に着座した使用者に向かって吐水させることができるので、使用者は着座したままの楽な姿勢でシャワーを浴びることができる。
【0024】分岐アダプタ14は混合水栓2との連結手段としてのねじ部12,16および吐水先切替手段としての切替バルブ15を有しているので、既存の浴室など混合水栓2が設備されている場所にいわゆる後付けで比較的容易に設置することができるだけでなく、混合水栓2の吐水口9から送給される湯水の吐出先を送水管13方向または分岐アダプタ14直下の吐水器具11方向の2方向へ選択的に切り替えることができるので混合水栓2本来の機能も確保できる。
【0025】また、混合水栓2の吐水口9に分岐アダプタ14を装着すれば、この分岐アダプタ14と椅子本体3の接続具17とは送水管13によって連通することができ、この送水管13の両端部分はそれぞれ分岐アダプタ14の接続具17および椅子本体3の接続具17に着脱可能であるので、シャワー付き椅子1の使用開始時の管連結作業および使用後の管分離作業も簡単である。
【0026】なお、接続具17の代わりに、図4に示すような、漏水防止弁28を有するワンタッチ式の接続具29を用いることも可能である。混合水栓2から椅子本体3へ湯水を送給しているときに、送水管13が分岐アダプタ14の接続具29から誤って離脱した場合、湯水の供給圧力で漏水防止弁28が開口部29a側へ移動して流水経路を閉塞するので、開口部29aからの湯水漏出を防止することができる。
【0027】本実施形態では、前述したように、分岐アダプタ14の連結手段として、混合水栓2の吐水口9から取り外した吐水器具11が連通状態に螺着可能なねじ部16と、混合水栓2の吐水口9に連通状態に螺着可能なねじ部12とを設けているため、既設の混合水栓2と吐水器具11との螺着機構を利用して分岐アダプタ14を装着することが可能であり、装着作業を短時間で完了することができる。また、分岐アダプタ14は混合水栓2と吐水器具11との間に配置された状態となり、混合水栓2および吐水器具11は従来通り機能するので、混合水栓2回りの使い勝手が悪化することもない。
【0028】また、椅子本体3には、3つの吐水手段(上部吐水口4,背面吐水口5,可動吐水口6)を設け、分岐アダプタ14より下流側の送水経路を内蔵する椅子本体3の左肘掛け部3Lに、止水機能を有する流量調節弁18と、3つの吐水手段のいずれに湯水を送給するかを選択可能な切替弁19とを設けているため、椅子本体3に着座した使用者あるいは椅子本体3付近に居る介護者などがそのままの姿勢でそれぞれのレバー18a,19aを操作し、使用者の要求に応じて吐水位置、吐水量を設定することが可能であり、利便性に優れている。
【0029】一方、椅子本体3を構成する4本の脚部3aの下端には、接続具17から上部吐水口4、背面吐水口5および可動吐水口6までの送水経路内の残留水を排出するための排水用開閉弁30を取り付けている。排水用開閉弁30は、図5に示すように、椅子本体3に対する使用者の体重の付加、解除によって閉止、開放する荷重式開閉弁であり、使用者の着座荷重が加わったときの脚部3aの下降によって通水路3bを閉塞する弁体31およびパッキン32と、不使用時の椅子本体3の自重を支えて通水路3bを開放状態に保つための弾性体33などで構成されている。
【0030】このような排水用開閉弁30を用いれば、使用者が椅子本体3に着座したり、椅子本体3から立ち上がったりするだけの平常動作で排水用開閉弁30が閉止、開放されるので、シャワー付き椅子1の使用後、送水経路内に残留する湯水を速やかに排出除去することが可能であり、残留水による重量が増大したり、椅子保管場所までの移動中あるいは保管中に残留水が漏出したりすることがなく、残留水に起因する雑菌やカビなどの発生も防止することができる。また、排水用開閉弁30を用いることにより、使用者が椅子本体3に着座した際に残留水による冷たさを感じることがないという優れた効果が得られる。
【0031】なお、図5で示した排水用開閉弁30の代わりに、図6に示すような排水用開閉弁35を脚部3aの下端に取り付けることもできる。この排水用開閉弁35は、分岐アダプタ14より下流側の送水経路の一部をなす脚部3a内の水圧が一定値以上か未満かによって通水路3bを閉止、開放する水圧式開閉弁であり、通水路3bを開閉する弁体36および皿形のパッキン37と、弁体36などを上方へ付勢する弾性体38などで構成されている。
【0032】脚部3a内の水圧が0.01MPa未満であれば弾性体38がその水圧に逆らって弁体36などを持ち上げ状態に保つことで通水路3bが開放状態に保持されるが、水圧が0.01MPa以上になると弁体36が下降して通水路3bが閉塞される。したがって、シャワー付き椅子1の使用後、混合水栓2からの湯水供給が停止し、脚部3a内の水圧が0.01MPa未満になると、弾性体38の付勢力で弁体36などが自動的に上昇して通水路3bが開放され、送水経路内に残留する湯水を速やかに排出除去することができる。このように、排水用開閉弁35を用いることにより使用者が椅子本体3に着座した際に残留水による冷たさを感じることがないという優れた効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏する。
【0034】(1)混合水栓の吐水口に連通して装着可能な連結手段と前記吐水口から送給される湯水の吐出先を複数方向へ切り替え可能な切替手段とを有する分岐アダプタと、着座した使用者に向かって吐水可能な吐水手段を有する椅子本体と、前記分岐アダプタと前記吐水手段とを着脱可能に連通する送水管とを備えたことにより、既存の浴室など混合水栓が設備されている場所に、いわゆる後付けで比較的容易に設置することが可能となり、使用開始時の管連結および使用後の管分離も簡単である。
【0035】(2)前記分岐アダプタの連結手段として、前記混合水栓の吐水口から取り外した吐水器具が連通状態に螺着可能なねじ部と、前記混合水栓の吐水口に連通状態に螺着可能なねじ部とを設けることにより、分岐アダプタの装着作業を迅速化することができ、混合水栓回りの使い勝手の悪化を防止することができる。
【0036】(3)前記椅子本体に複数の前記吐水手段を設け、前記分岐アダプタより下流側の送水経路に、止水機能を有する流量調節弁と、複数の前記吐水手段のいずれに湯水を送給するかを選択可能な切替弁とを設けることにより、混合水栓から離れた場所で椅子本体に着座した使用者の要求に応じて吐水位置、吐水量を設定することが可能となるので、利便性が向上する。
【0037】(4)前記椅子本体を構成する脚部に、前記吐水手段までの送水経路内の残留水を排出可能な排水用開閉弁を設ければ、シャワー付き椅子の使用後、送水経路内に残留する湯水を速やかに排出除去することが可能となるので、残留水による重量増大がなくなり、椅子保管場所までの移動中あるいは保管中などにおける残留水の漏出もなくすことができ、残留水に起因する雑菌やカビなどの発生も防止することができる。
【0038】(5)前記排水用開閉弁として、前記椅子本体に対する使用者の体重の付加、解除によって閉止、開放する荷重式開閉弁を用いれば、使用者が椅子本体に着座したり、椅子本体から立ち上がったりするだけの動作で排水用開閉弁が閉止、開放されるので利便性に優れたものとなる。また、前記分岐アダプタより下流側の送水経路内の水圧が一定値以上か未満かによって閉止、開放する水圧式開閉弁を用いれば、使用者の体重の軽重に起因する動作のばらつきをなくすことができるほか、偏荷重による誤作動を防止することができる。




 

 


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