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発明の名称 便器付帯設備の取り付け構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−102655(P2003−102655A)
公開日 平成15年4月8日(2003.4.8)
出願番号 特願2001−303168(P2001−303168)
出願日 平成13年9月28日(2001.9.28)
代理人
発明者 古荘 達也
要約 課題
便器本体側面に大きな開口部や窪み部を設けることなく、便器付帯設備の便器本体への固定および固定解除が容易な便器付帯設備の取り付け構造を提供する。

解決手段
便器本体2の一部を貫通する取り付け穴を用いて便器付帯設備を便器本体2に取り付けるための便器付帯設備の取り付け構造において、固定を行う継手部から離れたところで固定および固定解除を行うための操作レバー5を設ける、または継手部に対して側方から固定ピンを挿入する構造とした。
特許請求の範囲
【請求項1】 便器本体の一部を貫通する取り付け穴を用いて便器付帯設備を前記便器本体に取り付けるための便器付帯設備の取り付け構造において、前記便器付帯設備に配設され、嵌合部が設けられた雄部材と、前記取り付け穴下方に配設され前記雄部材が所定の位置まで挿入されると前記嵌合部が嵌合して雄部材を前記所定の挿入位置に保持するロック体と、前記取り付け穴から所定の距離を持った位置に設けられる支点によって回動自在に支持され、前記ロック体を保持し嵌合状態から解除状態にまたはその逆の状態に移行させるための操作レバーと、を備えることを特徴とする便器付帯設備の取り付け構造。
【請求項2】 前記操作レバーに便器本体外周から突出した部位を設けたことを特徴とする請求項1に記載の便器付帯設備の取り付け構造。
【請求項3】 前記雄部材が挿入する際および前記ロック体が移動する際に、各部材のガイドの役割を果たす雌部材本体と、前記操作レバーの支点となる部位を有する支持部材とを備え、前記支持部材は便器本体に対して前記雌部材本体と共に共締め固定されることを特徴とする請求項1に記載の便器付帯設備の取り付け構造。
【請求項4】 便器本体の一部を貫通する取り付け穴を用いて便器付帯設備を前記便器本体に取り付けるための便器付帯設備の取り付け構造において、前記便器本体の上面に配設され、支柱部よりも断面積の大きな台状部位を有する固定アンカーと、前記台形部位よりも大きな開口を有する前記便器付帯設備の底面に配設された被固定部と、少なくとも前記固定アンカーの一部よりも下方に存在する重合部位と前記被固定部の一部よりも上方に存在する重合部位とを有し、水平方向の移動によって前記便器付帯設備の前記便器本体への固定と固定解除を行うことを目的とし、前記支柱部よりも若干広い間隔を持って配設された櫛状部位を有する固定ピンと、を備えることを特徴とする便器付帯設備の取り付け構造。
【請求項5】 前記固定アンカーの支柱部はある一定の間隔を持って2箇所以上に配設されたことを特徴とし、前記固定ピンは前記支柱部の間を貫通する部位を有することを特徴とする請求項4に記載の便器付帯設備の取り付け構造。
【請求項6】 前記固定ピンは前記便器付帯設備に対して便器本体外周から差し込まれることを特徴とする請求項4に記載の便器付帯設備の取り付け構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器本体に設置される便器付帯設備の取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、便座や局部洗浄用の機能部本体等、便器本体に配置される便器付帯設備の取り付け構造の一例としては、特開平8−150100号公報に示される構造や、特開平9−100815号公報に示される設備取り付け用継ぎ手等が知られている。以下に、特開平9−100815号を例に説明を行う。
【0003】図10、図11、図12に示すように、便器付帯設備1を便器本体2に取り付けるための継手構造は、便器付帯設備側に配設される雌部材4と、便器本体2に設けられた取り付け穴に配置されて雄部材3が挿入される雌部材本体6と、雌部材本体6に挿入された雄部材3をロックして雌部材本体6と雄部材3とを着脱自在に連結するロック体9と、雌部材本体6を便器本体2に固定するナット8と、から構成されている。
【0004】この継手構造では、雄部材3を雌部材本体6に挿入すると、ロック爪25は雄部材3の先端部のテーパ状に形成された押し上げ面26により押されて、ロックアーム27が弾性力に抗して開き、ロック爪25が雌部材本体6内から外径方向に移動し、これより雄部材3の更なる挿入を可能にする。そして、更に雄部材3の挿入を続け、雄部材3の外周に形成されているロック溝28がロック爪25の位置に達したとき、ロックアーム27の復元力によりロック爪25が雌部材本体6内に入ってロック溝28に嵌合し、これにより、雌部材本体6と雄部材3とが連結固定される。以上の手順により便器付帯設備1の便器本体へ2の固定が成される。
【0005】ここで、雌部材本体6と雄部材3とが連結固定された後にロック体9を真下に引き下げると、ロックアーム27が外径方向に押し広げられながらロック爪25がロック溝28から引き離されて嵌合が解除される。また、引き下げられたロック体9をロック爪25がロック溝28と嵌合する所定の位置まで真上に押し上げることにより、再び連結固定状態に至ることができる。よって、一旦便器本体2に固定された便器付帯設備1は、工具等を使用することなく手でロック体9を上下させるだけの簡単な操作で取り外し、再取り付けが可能であり、便器付帯設備交換時や便器付帯設備修理時に大変便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の継手構造では、便器本体外部から継手部を直接操作するための空間およびその場所に到達するための経路が必要となるため、便器本体側面にある一定の大きさの開口部や窪み部の発生が余儀なくされていた。これらの開口部や窪み部は、便器洗浄性能を維持・向上させるための洗浄水通路の適正なる設計の妨げになるばかりでなく、便器本体の形状が複雑になるために便器本体の製造上のネックにもなっていた。加えて、便器本体側面に連続した面を持たせることが困難になるため、便器本体の外観をデザインする上での自由度を低減させていた。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、便器本体側面に大きな開口部や窪み部を設けることなく、便器付帯設備の便器本体への固定および固定解除が容易な便器付帯設備の取り付け構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1は、便器本体の一部を貫通する取り付け穴を用いて便器付帯設備を前記便器本体に取り付けるための便器付帯設備の取り付け構造において、前記便器付帯設備に配設され、嵌合部が設けられた雄部材と、前記取り付け穴下方に配設され前記雄部材が所定の位置まで挿入されると前記嵌合部が嵌合して雄部材を前記所定の挿入位置に保持するロック体と、前記取り付け穴から所定の距離を持った位置に設けられる支点によって回動自在に支持され、前記ロック体を保持し嵌合状態から解除状態にまたはその逆の状態に移行させるための操作レバーと、を備えることを特徴とした。これにより、取り付け構造部から離れたところから操作レバーを操作して容易に嵌合部材を動かすことが可能になり、そのため便器本体側面において取り付け構造部付近に手や工具を差し込むための大きな開口部や窪み部を設ける必要が無い。
【0009】上記目的を達成するために請求項2は、請求項1に記載の便器付帯設備の取り付け構造において、前記操作レバーに便器本体外周から突出した部位を設けたことを特徴とした。これにより、前記操作レバーを便器付帯設備および便器本体の外側から手を使って操作することが可能になり、便器付帯設備の取り付けおよび取り外しが更に容易になる。
【0010】上記目的を達成するために請求項3は、請求項1に記載の便器付帯設備の取り付け構造において、前記雄部材が挿入する際、および前記ロック体が移動する際に各部材のガイドの役割を果たす雌部材本体と、前記操作レバーの支点となる部位を有する支持部材とを備え、前記支持部材は便器本体に対して前記雌部材本体と共に共締め固定されることを特徴とした。これにより、前記操作レバーの支点位置での支持を便器本体の一部位として構成した場合に比べて寸法精度の高い別部材にて精度良く行えるため、操作レバーの変動量を小さく抑えることが可能になり、便器付帯設備の施工および取り外しが更に容易になる。
【0011】上記目的を達成するために請求項4は、便器本体の一部を貫通する取り付け穴を用いて便器付帯設備を前記便器本体に取り付けるための便器付帯設備の取り付け構造において、前記便器本体の上面に配設され、支柱部よりも断面積の大きな台状部位を有する固定アンカーと、前記台形部位よりも大きな開口を有する前記便器付帯設備の底面に配設された被固定部と、少なくとも前記固定土台部材の一部よりも下方に存在する重合部位と前記被固定部位の一部よりも上方に存在する重合部位とを有し、水平方向の移動によって前記便器付帯設備の前記便器本体への固定と固定解除を行うことを目的とし、前記支柱部よりも若干広い間隔を持って配設された櫛状部位を有する固定ピンと、を備えることを特徴とした。これにより、便器本体の上面より上方での操作により便器付帯設備の取り付けおよび取り外しが可能になり、そのために取り付け構造部付近に手や工具を差し込むための大きな開口部や窪み部を便器本体側面に設ける必要が無い。
【0012】上記目的を達成するために請求項6は、請求項4に記載の便器付帯設備の取り付け構造において、前記固定アンカーの支柱部はある一定の間隔を持って2箇所以上に配設されたことを特徴とし、前記固定ピンは前記支柱部の間を貫通する部位を有することを特徴とした。これにより、前記固定ピンはその全体の幅を前記固定アンカーよりも狭く設定することができるので、便器付帯設備の外観デザインへの影響をより小さく抑えることができる。
【0013】上記目的を達成するために請求項7は、請求項4に記載の便器付帯設備の取り付け構造において、前記固定ピンは前記便器付帯設備に対して便器本体外周から差し込まれることを特徴とした。これにより、前記固定ピンの着脱を目で確認しながら手を使って実施することができるので、前記便器付帯設備の取り付けおよび取り外しが更に容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の実施形態に係る便器付帯設備の取り付け構造において、便器付帯設備1が操作レバー5を有した便器本体2に対して雄部材3を介して設置固定される様子を示している。
【0015】ここでの便器付帯設備1は図示しない局部洗浄部等を備えて、便座、便蓋、および便器洗浄装置を一体化したものであり、便器本体2の上面に配設された4つの取り付け穴に固定された4箇所の雌部材4と、便器付帯設備1の裏面に取り付けられた雄部材3と、から構成される継手構造の嵌合によって、便器本体2の上に便器付帯設備1が載置固定される構造をとる。なお、雄部材3のロックおよびロック解除は、便器本体2の背面に設けられた雌部材4の一つの構成部品である4本の操作ツマミ12を上下させることによって操作される。
【0016】図2には雄部材3と雌部材4の詳細図が示されている。雌部材は便器本体2に設けられた取り付け穴に配置されて雄部材3が挿入される雌部材本体6と、雌部材本体6に挿入された雄部材3をロックして雌部材本体6と雄部材3とを着脱自在に連結するロック体9と、雌部材本体6を便器本体に固定するナット8と、ロック体9を保持し嵌合状態から解除状態にまたはその逆の状態に移行させるための操作レバー5と、操作レバー5を回動自在に支持するための支持支点14を有する支持部材7と、から構成されており、支持部材7はナット8によって雌部材本体6と共に便器本体2に共締め固定される。
【0017】なお、本発明の第1の実施形態は、先に図11と図12を利用して説明を行った従来の継手構造に対して、ロック体9を保持し嵌合状態から解除状態にまたはその逆の状態に移行させるための操作ツマミ12を有した操作レバー5と、操作レバー5を回動自在に支持するための支持支点14を有する支持部材7と、を付加したものであり、雄部材3とロック体9の嵌合機構や固定および固定解除時のロック体9の動き等については、先に示した従来の例と変わらないため、ここでの詳細図をともなった解説は割愛する。なお、図11と図12に図示した部材と同一物については同一符合を付している。以下、操作ツマミ12を有した操作レバー5と支持部材7を中心に、その構造について説明する。
【0018】ロック体9の下端には作用点突起10が設けられており、作用点突起10に嵌合する状態の作用点穴11が操作レバー5の途中に設けられており、この部位が操作レバー5の一端に設けられた操作ツマミ12に与えられた上方向または下方向の力をロック体9に伝える作用点となる。
【0019】操作ツマミ12は便器本体2の背面に設けられた穴から外部へ突出しており、一般に狭い空間とされているトイレ内に便器本体2および便器付帯設備1を設置した後においても、容易に外部から操作することができる。
【0020】操作レバー5の操作ツマミ12がある端と反対の端には操作レバー支点13が設けられており、ナット8よって便器本体2に対して共締め固定された支持部材7に設けられた支持支点14によって回動自在に支持されており、操作ツマミ12を上方へ持ち上げるとロック体9が上がり、操作ツマミ12を下方へ下げるとロック体9が下がる仕組みになっている。
【0021】これにより、雌部材本体6と雄部材3とが連結固定され、便器付帯設備1が便器本体2に載置固定された後に、操作レバー5の操作ツマミ12を下方に下げると、ロック体9が真下に引き下げられ、ロック体9と雄部材3の嵌合が解除される。逆に、ロック体9が下がった状態でロックが解除されている場合において、操作レバー5の操作ツマミ12を上方に上げると、ロック体9が真上に押し上げられ、再び連結固定状態に至ることができる。
【0022】なお、ここでは支持支点14を支持部材7の一部位として構成させたが、操作レバー5を回動自在に支持するものであれば、便器本体2の一部位として支持支点14を設けても構わない。
【0023】[第2の実施形態]図3は本発明の第2の実施形態に係る便器付帯設備1の取り付け構造において、便器付帯設備1が便器本体2に対して便器本体上面の固定アンカー17aと固定ピン15aを利用して設置固定される様子を示している。
【0024】ここでの便器付帯設備1は図示しない局部洗浄部等を備えて、便座、便蓋、および便器洗浄装置を一体化したものであり、便器本体2の上面に配設された4つの取り付け穴に固定された4箇所の固定アンカー17aに対して、固定ピン15aを介して固定される構造をとる。なお、便器付帯設備1の固定および固定解除は、固定ピン15aの差し込みおよび抜き取りによって操作される。
【0025】図4は固定ピン15aが差し込まれ、嵌合固定状態にある継手部の上面図、図5は同上面図のA-A断面図、図6は同上面図のB-B断面図を示している。
【0026】継手部は便器本体2に設けられた取り付け穴に配置されて便器付帯設備1の固定対象となる固定アンカー17aと、固定アンカー17aを便器本体2に締め付け固定するためのナット22と、便器付帯設備1の底面に配設された被固定部23と、便器付帯設備1を便器本体2に対して固定するための固定ピン15aから構成されている。
【0027】固定アンカー17aは支柱部19と、支柱部19よりも断面積の大きな台状部位18と、支柱部19の下方側に、便器本体2に設けられた穴よりも大きな径を有したフランジ部20と、フランジ部20の下方にあり便器本体2への締め付け固定を行うための雄ねじ部21と、を備えた一体部品であり、便器本体2に設けられた穴に挿入してナット22で締め付け固定することで、台状部位18が便器本体2の上面よりある一定の距離を持った状態で、ほぼ完全に便器本体2と一体化させることができる。
【0028】便器付帯設備1の底部には、固定アンカー17aと同軸上に、台状部位18よりも大きな開口24を有する被固定部23が配設されており、便器付帯設備1を便器本体2の上面に載置した場合、固定アンカー17aの台状部位18は開口24を抜けて、被固定部23よりも上方に存在することとなる。
【0029】固定ピン15aは支柱部19の径よりも若干大きな間隔(図4のC)を保って配設される2本の櫛状部位16を有しており、固定ピン15aの全体の幅は開口24よりも大きな幅を持っている。また、固定ピン15aの厚さは、便器付帯設備1を便器本体2上に載置した場合において、固定ピン15aの上面と底面がそれぞれ、台状部位18の底面と、被固定部23上面と、にほぼ接するように設定されている。
【0030】以上の構造により、便器付帯設備1を便器本体2の上に載置したところに固定ピン15aを挿入した場合、固定ピン15aは便器付帯設備1の一部である被固定部23の上方に、ほぼ接して重合する部位と、便器本体2と一体化している固定アンカー17aの一部である台状部位18の下方に、ほぼ接して重合する部位と、を同時に持つため、便器付帯設備1を便器本体2に対して固定させることが可能となる。
【0031】逆に、一旦挿入された固定ピン15aを抜き取ることによって、便器付帯設備1の便器本体2に対する固定を解除させることが可能となる。
【0032】なお、固定ピン15aは同一の厚さを有したある一定長さの櫛状部位16を持つため、固定ピン15aが狙った位置に対して水平方向に多少ずれたとしても、その固定性能は変わることがない。
【0033】また、固定ピン15aの櫛状部位16の先端部は、上面および互いに向き合う縦壁面においてラウンド処理または面取りが施されており、固定ピン15aを固定アンカー17aと被固定部23の隙間に挿入しやすく工夫されている。
【0034】また、固定ピン15aは、便器付帯設備1の外周方向から挿入させることによって、固定作業の作業性が向上する。その場合、固定ピン15aの挿入先端側と反対側の端面を便器付帯設備1の側面と面一にすることで、固定ピン15a挿入後の便器付帯設備外観を悪化させることはない。
【0035】[第3の実施形態]本発明の第3の実施形態は、便器付帯設備の取り付け構造に関するものであるが、固定ピン15aと固定アンカー17aの形状と嵌合構造を除く基本構成は第2の実施形態と同一であるため、全体構成図については図3と兼ね、省略する。
【0036】ここでの便器付帯設備1は図示しない局部洗浄部等を備えて、便座、便蓋、および便器洗浄装置を一体化したものであり、便器本体2の上面に配設された4つの取り付け穴に固定された4箇所の固定アンカー17bに対して、固定ピン15bを介して固定される構造をとる。なお、便器付帯設備1の固定および固定解除は、固定ピン15bの差し込みおよび抜き取りによって操作される。
【0037】図7は固定ピン15bが差し込まれ、嵌合固定状態にある継手部の上面図、図8は同上面図のA-A断面図、図9は同上面図のB-B断面図を示している。
【0038】継手部は便器本体2に設けられた取り付け穴に配置されて便器付帯設備1の固定対象となる固定アンカー17bと、固定アンカー17bを便器本体2に締め付け固定するためのナット22と、便器付帯設備1の底面に配設された被固定部23と、便器付帯設備1を便器本体2に対して固定するための固定ピン15bから構成されている。
【0039】固定アンカー17bは2本の支柱部19と、2本の支柱部19の上面をつなぐように設けられた台状部位18と、2本の支柱部19の下面を支える位置に設けられ、便器本体2に設けられた穴よりも大きな底面を有したフランジ部20と、フランジ部20の下方にあり便器本体2への締め付け固定を行うための雄ねじ部21と、を備えた一体部品であり、便器本体2に設けられた穴に挿入してナット22で締め付け固定することで、ほぼ完全に便器本体2と一体化させることができる。
【0040】便器付帯設備1の底部には、固定アンカー17bと同軸上に、台状部位18よりも大きな開口24を有する被固定部23が配設されており、便器付帯設備1を便器本体2の上面に載置した場合、固定アンカー17bの台状部位18は開口24を抜けて、被固定部23よりも上方に存在することとなる。
【0041】固定ピン15bは台状部位18と、2本の支柱部19と、フランジ部20によって囲まれて形成される固定アンカー17bの穴を貫通する断面を有している。また、固定ピン15bは、便器付帯設備1を便器本体2上に載置した場合において、固定ピン15bの上面と底面がそれぞれ、台状部位18の底面と、被固定部23上面と、にほぼ接するように設定されている。
【0042】以上の構造により、便器付帯設備1を便器本体2の上に載置したところに固定ピン15bを挿入した場合、固定ピン15bは便器付帯設備1の一部である被固定部23の上方に、ほぼ接して重合する部位と、便器本体2と一体化している固定アンカー17bの一部である台状部位18の下方と、にほぼ接して重合する部位と、を同時に持つため、便器付帯設備1を便器本体2に対して固定させることが可能となる。
【0043】逆に、一旦挿入された固定ピン15bを抜き取ることによって、便器付帯設備1の便器本体2に対する固定を解除させることが可能となる。
【0044】また、固定ピン15bは、便器付帯設備1の外周方向から挿入させることによって、固定作業の作業性が向上する。その場合、固定ピン15bの挿入先端側と反対側の端面を便器付帯設備1の側面と面一にすることで、固定ピン15b挿入後の便器付帯設備外観を悪化させることはない。
【0045】なお、固定ピン15bは、先に第2の実施例で説明した固定ピン15aに比べて断面積ばかりでなく、固定ピン15bの挿入先端側と反対側の端部の断面をもより小さく構成させることが可能となるので、固定ピン15b挿入後の便器付帯設備外観をより一層向上させることが可能となる。
【0046】以上の本発明の実施形態は、一つの例示であって本発明を限定する趣旨ではない。従って、本発明は種々の変形、修正または改良を加えたほかの様々な形態によっても実施することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の便器付帯設備の取り付け構造は上記構成としたので、取り付け構造部から離れたところにて操作レバーまたは固定ピンを操作することにより、便器付帯設備を便器本体に対して固定および固定解除を容易に行うことが可能になり、そのため便器本体側面において取り付け構造部付近に手や工具を差し込むための大きな開口部や窪み部を設ける必要が無い。




 

 


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