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発明の名称 浴槽洗浄装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−61851(P2003−61851A)
公開日 平成15年3月4日(2003.3.4)
出願番号 特願2002−52875(P2002−52875)
出願日 平成14年2月28日(2002.2.28)
代理人 【識別番号】100095245
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 嘉彦
【テーマコード(参考)】
3B116
3B201
【Fターム(参考)】
3B116 AA33 AB53 BB22 CD41 
3B201 AA33 AB53 BB22 BB94 CD41
発明者 佐々木 健二 / 荒津 義和 / 大場 正行 / 野原 俊和 / 古庄 一
要約 課題
従来に比べて安全性の高い浴槽洗浄装置を提供する。

解決手段
湯水の流路を開閉する湯水開閉弁と、洗剤を貯留する洗剤タンクと、洗剤タンクに貯留された洗剤を圧送する圧送手段と、湯水開閉弁を通って流入した湯水に圧送された洗剤を混入して洗浄液を生成する洗剤混合部とを有する洗浄液生成装置と、浴槽に取り付けられる洗浄ノズルと、湯水供給源と洗浄液生成装置とを連結する第1管路と、洗浄液生成装置と洗浄ノズルとを連結する第2管路と、洗浄液生成装置の作動を制御する制御装置とを備え、洗浄ノズルから洗浄液を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄装置であって、洗浄ノズルから警告用の湯水を短時間噴射した後、洗浄工程を開始する。
特許請求の範囲
【請求項1】 湯水の流路を開閉する湯水開閉弁と、洗剤を貯留する洗剤タンクと、洗剤タンクに貯留された洗剤を圧送する圧送手段と、湯水開閉弁を通って流入した湯水に圧送された洗剤を混入して洗浄液を生成する洗剤混合部とを有する洗浄液生成装置と、浴槽に取り付けられる洗浄ノズルと、湯水供給源と洗浄液生成装置とを連結する第1管路と、洗浄液生成装置と洗浄ノズルとを連結する第2管路と、洗浄液生成装置の作動を制御する制御装置とを備え、洗浄ノズルから洗浄液を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄装置であって、洗浄ノズルから警告用の湯水を短時間噴射した後、洗浄工程を開始することを特徴とする浴槽洗浄装置。
【請求項2】 洗浄工程の初期に、洗浄液を洗浄ノズルから噴射し、引き続いて湯水のみを洗浄ノズルから噴射することにより初期洗浄を行うことを特徴とする請求項1に記載の浴槽洗浄装置。
【請求項3】 洗浄工程において、洗浄液の洗浄ノズルからの噴射と、所定時間の待機と、湯水のみの洗浄ノズルからの噴射と、所定時間の待機とから成る工程を複数回繰り返した後、最後に洗浄ノズルから湯水のみを噴射することを特徴とする請求項1又は2に記載の浴槽洗浄装置。
【請求項4】 洗浄工程最後の洗浄ノズルからの湯水のみの噴射を複数回に分けて行うことを特徴とする請求項3に記載の浴槽洗浄装置。
【請求項5】 湯水開閉弁を開いて湯水を洗剤混合部に流入させ、湯水開閉弁を閉じ、圧送手段を作動させ洗剤混合部内の湯水に洗剤を混合して洗浄液を生成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の浴槽洗浄装置。
【請求項6】 洗浄液の生成後、湯水開閉弁を開いて洗剤混合部内の洗浄液を洗浄ノズルの手前まで送り、湯水開閉弁を閉じ、再度湯水開閉弁を開いて洗浄ノズルから洗浄液を噴射し、洗浄液の噴射終了と共に湯水開閉弁を閉じることを特徴とする請求項5に記載の浴槽洗浄装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽洗浄装置においては、例えば特開平3−234236号に開示されているように、洗浄開始操作を行うと、何らの警告も無しに洗浄液が洗浄ノズルから噴射していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−234236号の浴槽洗浄装置には以下の問題があった。
■何らの警告も無しに洗浄液を洗浄ノズルから噴射するので、浴室に人がいた場合、洗浄液が人の目に入る等の危険性がある。
■洗剤と圧搾空気とを同時に噴射して洗剤の微噴霧を浴槽に付着させる工程と、圧搾空気を噴射して洗剤の微噴霧を浴槽から排除する工程と、圧搾空気と水とを同時に噴射して浴槽に付着した洗剤を希釈流出させる工程と、水を噴射して浴槽を濯ぐ工程とから洗浄工程が構成されており、洗浄工程ひいては浴槽洗浄装置の構成が複雑である。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、従来に比べて安全性の高い浴槽洗浄装置を提供することを目的とする。本発明は更に、洗浄工程が単純であり、少量の湯水と洗剤量とで浴槽洗浄が可能な浴槽洗浄装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明においては、湯水の流路を開閉する湯水開閉弁と、洗剤を貯留する洗剤タンクと、洗剤タンクに貯留された洗剤を圧送する圧送手段と、湯水開閉弁を通って流入した湯水に圧送された洗剤を混入して洗浄液を生成する洗剤混合部とを有する洗浄液生成装置と、浴槽に取り付けられる洗浄ノズルと、湯水供給源と洗浄液生成装置とを連結する第1管路と、洗浄液生成装置と洗浄ノズルとを連結する第2管路と、洗浄液生成装置の作動を制御する制御装置とを備え、洗浄ノズルから洗浄液を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄装置であって、洗浄ノズルから警告用の湯水を短時間噴射した後、洗浄工程を開始することを特徴とする浴槽洗浄装置を提供する。本発明に係る浴槽洗浄装置においては、洗浄工程の開始前に警告用の湯水を洗浄ノズルから短時間噴射する。湯水には洗剤は混入していないので、万一浴室にいる人の目に入っても、安全である。湯水の噴射により、浴室内にいる人は浴槽洗浄の開始を認識し、浴室から退去するので、浴槽洗浄が開始され、湯水に洗剤が混入された洗浄液が洗浄ノズルから噴射されても何ら危険は無い。従って、本発明に係る浴槽洗浄装置は従来の浴槽洗浄装置に比べて安全性が高い。
【0005】本発明の好ましい態様においては、浴槽洗浄装置は、洗浄工程の初期に、洗浄液を洗浄ノズルから噴射し、引き続いて湯水のみを洗浄ノズルから噴射することにより初期洗浄を行う。洗浄液が浴槽囲壁に付着して、浴槽表面の汚れを洗浄液中に溶解させる。引き続いて噴射される湯水により、汚れを溶解した洗浄液が洗い流される。本洗浄に先立って、初期洗浄により、浴槽内面に付着した毛髪等のゴミが洗い流される。初期洗浄により浴槽内面に付着した水垢等の汚れが落ち易い状態になり、次に行われる本洗浄の洗浄効果が向上する。この結果、浴槽洗浄での洗剤と湯水の使用量が低減する。
【0006】本発目の好ましい態様においては、浴槽洗浄装置は、洗浄液の洗浄ノズルからの噴射と、所定時間の待機と、湯水のみの洗浄ノズルからの噴射と、所定時間の待機とから成る工程を複数回繰り返した後、最後に洗浄ノズルから湯水のみを噴射する。洗浄液の噴射と湯水のみの噴射の間に所定の待機時間があるので、洗浄液は洗い流されることなく浴槽内面上に所定時間滞留する。この結果、洗浄液の洗浄作用が十分に発揮される。洗浄液の洗浄ノズルからの噴射と、所定時間の待機と、湯水のみの洗浄ノズルからの噴射と、所定時間の待機とを複数回繰り返すことにより、洗浄効果が高まる。前記の二つの効果が相まって、浴槽洗浄での洗剤と湯水の使用量が低減する。洗浄液の噴射と湯水のみの噴射とにより構成された洗浄工程は単純であり、浴槽洗浄装置の構成も単純化できる。
【0007】本発目の好ましい態様においては、浴槽洗浄装置は、洗浄工程最後の洗浄ノズルからの湯水のみの噴射を複数回に分けて行う。濯ぎ洗いの工程を複数回に分けて行うことにより、各濯ぎ洗い工程間に待機時間が形成される。この結果、洗剤の泡切れが良くなり、濯ぎ洗いの効率が向上し、湯水の使用量が低減する。
【0008】本発明の好ましい態様においては、浴槽洗浄装置は、湯水開閉弁を開いて湯水を洗剤混合部に流入させ、湯水開閉弁を閉じ、圧送手段を作動させ洗剤混合部内の湯水に洗剤を混合して洗浄液を生成する。洗剤混合部内に滞留する湯水に洗剤を混合するので、湯水の水圧変動に関わり無く常に適正濃度の洗浄液を生成することができる。
【0009】本発明の好ましい態様においては、浴槽洗浄装置は、洗浄液の生成後、湯水開閉弁を開いて洗剤混合部内の洗浄液を洗浄ノズルの手前まで送り、湯水開閉弁を閉じ、再度湯水開閉弁を開いて洗浄ノズルから洗浄液を噴射し、洗浄液の噴射終了と共に湯水開閉弁を閉じる。洗浄ノズルの手前に在る洗浄液の塊のみを噴射するので、洗浄液は湯水によって希釈されることなく、浴槽内面に付着する。この結果、洗浄液の洗浄作用が十分に発揮される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る浴槽洗浄装置を説明する。図1〜3に示すように、浴室ユニット100内に浴槽200が配設されている。洗い場101側の浴槽200の側面は、浴槽のリム201とエプロン202とにより覆われ、視界から遮断されている。浴室側壁102の、浴槽200裏面に対峙する部分、より詳しくは浴槽200の洗い場101側の隅部裏面に対峙する部分に、洗浄液生成装置1が取り付けられている。浴室ユニット100の床上に配設され、図示しない湯水供給源から延びる図示しない湯水配管に接続された分岐金具300から、軟質合成樹脂製の軟質ホース2が延び、洗浄液生成装置1に接続している。洗浄液生成装置1から延びる軟質合成樹脂製の軟質ホース3が、浴槽200の洗い場101側の側壁に取り付けられた一対の洗浄ノズル4と、前記側壁と向かい合う側壁に取り付けられた一体の洗浄ノズル4とに接続している。分岐金具300、洗浄液生成装置1、軟質ホース2、3は、リム201とエプロン202とにより浴室使用者の視線から遮断されている。
【0011】図4〜7に示すように、洗浄液生成装置1は、軟質ホース2に接続する入口ポート5を有している。湯水の流れに関して入口ポート5の下流に、吸気弁6が配設され、吸気弁6の下流に電磁弁により開閉制御されるパイロット式の湯水開閉弁7が配設されている。図8に示すように、吸気弁6は、Oリング6aに当接して流路6bを塞ぐボール6cと、ボール6cをOリング6aへ向けて付勢するバネ6dとを有している。図4〜7に示すように、湯水開閉弁7の下流に大気開放弁8が配設されている。図4〜7に示すように、湯水の流れに関して大気開放弁8の下流に昇降弁9が配設されている。図9に示すように、昇降弁9は、Oリング9aに当接して流路9bを塞ぐボール9cと、ボール9cをOリング9aから離脱する方向へ付勢するバネ9dとを有している。図4〜7に示すように、昇降弁9の下流に逆止弁10が配設されている。逆止弁10の下流に洗剤混合部11が配設されている。図4〜7に示すように、入口ポート5、吸気弁6、湯水開閉弁7、大気開放弁8、昇降弁9、逆止弁10、洗剤混合部11は、管路によって順次接続されている。昇降弁9、逆止弁10、洗剤混合部11は、入口ポート5、吸気弁6、湯水開閉弁7、大気開放弁8の下方に配設されている。昇降弁9の下端は大気開放されており、図2、3、5に示すように、昇降弁9の下方に排水受け部材23が配設されている。一端が排水受け部材23に接続された排水ホース24が浴槽排水口200a近傍まで延在している。
【0012】図4〜6に示すように、洗剤混合部11に隣接して洗剤タンク12が配設されている。図1〜3に示すように、洗剤タンク12の頂部から延びる洗剤ホース25が、浴槽のリム201に形成された洗剤注ぎ口201aに接続している。洗剤注ぎ口201aを閉じる蓋26が配設されている。図4〜6に示すように、一端が洗剤タンク12の頂部に接続され他端が洗剤注ぎ口201aと略同一高さ位置で大気開放された大気開放ホース27が配設されている。図4、5、10に示すように、洗剤タンク12の下半分は、略U形の平断面形状を有している。洗剤タンク12の底壁に、洗剤抜き栓13が取り付けられている。洗剤タンク12の下部に、フロートスイッチ14が配設されている。図4、5、10に示すように、略U形の平断面形状を有する洗剤タンク12の下半分が形成する凹部12a内に、ポンプ15が配設されている。ポンプ15は洗剤タンク12に接続されている。ポンプ15と洗剤タンク12との接続部を包囲する水密パッキンが配設されている。ポンプ15と洗剤タンク12とを接続する管路内にフィルター15aが配設されている。図4〜6に示すように、凹部12aの上半分は、洗剤タンク12に取り付けられた防水パッキンと遮蔽板16とにより覆われている。凹部12a内に気密パッキン17が配設されている。この結果、ポンプ15の上部、ひいてはポンプ15の上部に配設された入力端子15bは、凹部12a側壁と遮蔽板16及び防水パッキンと気密パッキン17とにより包囲され、周域環境から遮断されている。ポンプ15から延びる軟質チューブ18が、逆止弁19に接続している。逆止弁19は洗剤混合部11に接続している。
【0013】図5に示すように、湯水の流れに関して洗剤混合部11の下流に定流量弁等の流量調節弁20が配設されている。流量調節弁20の下流に出口ポート21が配設されている。出口ポート21は軟質ホース3に接続している。
【0014】図4〜7に示すように、入口ポート5、吸気弁6、湯水開閉弁7、大気開放弁8、昇降弁9、逆止弁10、19、洗剤混合部11、流量調整弁20、出口ポート21は、一体に組み付けられて第1組立体Aを形成している。洗剤タンク12とポンプ15とフロートスイッチ14とは一体に組み付けられて第2組立体Bを形成している。図4〜7に示すように、洗浄液生成装置1の第1組立体Aと第2組立体Bとは、支持金具22に取り付けられている。支持金具22に複数の開口22aが形成されている。複数の開口22aの上縁が浴室側壁102に予め取り付けられた複数の支持部材400に係合することにより、支持金具22は浴室側壁102に取り付けられている。
【0015】剤タンク12内の洗剤残量を表示する図示しない表示装置が配設されている。
【0016】図11に示すように、洗浄ノズル4は、軟質ホース3に接続されたノズル継手4aを有している。ノズル継手4aの雄ねじが形成された一端が、浴槽200の側壁に形成された取り付け穴に、浴槽200の外側から挿入されている。雌ねじが形成された継手固定具4bが、浴槽200の内側から前記取り付け穴に挿入され、ノズル継手4aに螺合している。ノズル継手4aと継手固定具4bとは協働し、パッキン4cを介し前記取り付け穴周囲の浴槽200側壁を挟持して、当該側壁に取り付けられている。ノズル継手4aと継手固定具4bとにより、ノズル継手組立体が形成されている。ノズル本体4dが、浴槽200の内側からノズル継手組立体に挿入されている。ノズル継手4aに形成された一対のキー4a′が、ノズル本体4dに形成された一対のキー溝4d′に係合している。ノズル本体4dに形成された周溝に係合する第1Oリング4eがノズル継手4aに当接してノズル本体4dとノズル継手4aとの間の環状隙間をシールしている。ノズル本体4dに形成された周溝に係合する第2Oリング4fが継手固定具4bに形成された段部4b′に係合して、ノズル本体4dを継手固定具4bに係止し、ひいてはノズル継手4aと継手固定具4bとにより形成されたノズル継手組立体に係止している。
【0017】図12を参照しつつ、本実施例に係る浴槽洗浄装置の作動を説明する。浴槽200の空槽時に、図示しない浴槽洗浄装置の洗浄開始ボタンを操作すると、制御装置の指令に基づいて湯水開閉弁7が短時間開いた後閉じる。図示しない湯水供給源から分岐金具300と軟質ホース2とを通って圧送された湯水が、入口ポート5を通って洗浄液生成装置1へ流入し、管路を経て洗剤混合部11に到達し、出口ポート21を通って洗浄液生成装置1から流出する。湯水は軟質ホース3を通って洗浄ノズル4に到達し、洗浄ノズル4から短時間噴出する。短時間の湯水の噴射により、浴室ユニット100内にいる人に浴槽洗浄の開始が警告される(図12の(1))。浴室ユニット100内にいる人の目に万一湯水が入ったとしても、湯水には洗剤は混入されていないので安全である。従って、本実施例に係る浴槽洗浄装置は従来の浴槽洗浄装置に比べて安全性が高い。
【0018】湯水の警告噴射から所定時間経過後に洗浄工程が開始される。制御装置の指令により、ポンプ15が所定時間作動した後停止する。洗剤タンク12内の洗剤が洗剤混合部11へ圧送される。洗剤混合部11内に滞留する湯水に洗剤が混入され、洗剤混合部11内で洗浄液が生成される(図12の(2))。洗剤混合部11内に滞留する湯水に洗剤を混入するので、洗浄液生成装置1へ供給される湯水の水圧が変動しても、常に所望の適正濃度の洗浄液を生成することができる。制御装置の指令により、湯水開閉弁7が開き、洗剤混合部11内の洗浄液は流量調整弁20を通って適正流量に調整された後、軟質ホース3を通って洗浄ノズル4へ圧送され、洗浄ノズル4から噴出して浴槽内面に付着する。浴槽内面に付着した汚れが洗浄液中に溶解する。洗浄液の噴射に連続して湯水のみの噴射が行われ、汚れを溶解した洗浄液が洗い流された後、湯水開閉弁7が閉じる(図12の(3))。以上により浴槽内面の初期洗浄が終了する。初期洗浄により、本洗浄に先立って、浴槽内面に付着した毛髪等のゴミを洗い流すことができる。また浴槽内面に付着した水垢等の汚れを落ち易い状態にすることができる。この結果、本洗浄の洗浄効果が高まり、浴槽洗浄での洗剤と湯水の使用量が低減する。
【0019】制御装置の指令により、ポンプ15が所定時間作動した後停止する。洗剤タンク12内の洗剤が洗剤混合部11へ圧送される。洗剤混合部11内に滞留する湯水に洗剤が混入され、洗剤混合部11内で洗浄液が生成される(図12の(4))。制御装置の指令により、湯水開閉弁7が所定時間開いた後閉じる。洗剤混合部11内の洗浄液が洗浄ノズル4の手前まで圧送される(図12の(5))。所定時間経過後、湯水開閉弁7が再度所定時間開いた後閉じる。洗浄ノズル4の手前に在る洗浄液が全量噴射される(図12の(6))。以上により洗浄液が浴槽内面に付着する。洗浄ノズルの手前に在る洗浄液の塊のみを噴射するので、洗浄液は湯水によって希釈されることなく、浴槽内面に付着する。この結果、洗浄液の洗浄作用が十分に発揮される。初期洗浄により落ち易くなった浴槽内面の汚れは、容易に洗浄液に溶解する。
【0020】制御装置の指令により、図12の(4)〜(6)の工程が複数回繰り返される。この結果、洗浄液の噴射と、所定時間の待機と、湯水のみの噴射と、所定時間の待機とから成る工程が複数回繰り返され、浴槽内面に付着した汚れが十分に洗い落とされる。洗浄液の噴射と湯水の噴射との間に所定の待機時間があるので、浴槽内面に付着した洗浄液は所定時間洗い流されることなく浴槽内面上に滞留る。この結果、洗浄液の汚れ溶解作用が十分に発揮される。洗浄液の噴射と、所定時間の待機と、湯水のみの噴射と、所定時間の待機とから成る工程を複数回繰り返すことにより、洗浄効果が高まる。前記の二つの効果が相まって、浴槽洗浄での洗剤と湯水の使用量が低減する。洗浄液の噴射と湯水のみの噴射とにより構成された洗浄工程は単純であり、浴槽洗浄装置の構成も単純化できる。制御装置の指令により、湯水開閉弁7が所定時間開いた後閉じる。洗浄ノズル4から湯水のみが所定時間噴射され(図12の(7))、浴槽100が濯ぎ洗いされて、浴槽洗浄が終了する。洗浄工程最後の洗浄ノズルからの湯水のみの噴射を複数回に分けて行うのが望ましい。濯ぎ洗いの工程を複数回に分けて行うことにより、各濯ぎ洗い工程間に待機時間が形成される。この結果、洗剤の泡切れが良くなり、濯ぎ洗いの効率が向上し、湯水の使用量が低減する。
【0021】本願発明者が行った浴槽洗浄試験により、図12の洗浄工程(1)〜(7)の詳細を以下のように設定すると、好適な洗浄結果が得られることが分かった。
■洗浄工程(1)での通水時間を3秒に設定する。警告の為の湯水噴出なので、短時間で十分である。
■洗浄工程(1)と洗浄工程(2)との間の待機時間を5秒に設定する。5秒あれば浴室内にいる人は浴室外へ退出できる。洗浄工程(2)の洗剤吐出時間を約1秒に設定して洗剤吐出量を約7〜12cmにする。洗剤量が7cm未満であると浴槽に付着する洗剤量が過少になり洗浄能力が低下する。洗剤量が12cmを超えると浴槽に付着せずに浴槽から流れ出る洗剤量が増え洗剤が無駄になる。
■洗浄工程(2)と洗浄工程(3)との間の待機時間を5秒に設定する。洗浄工程(3)の通水時間を15秒に設定する。洗浄液の噴出に続いて湯水を噴出することにより、毛髪等の付着物を80〜90%洗い流すことができる。湯水のみの噴出に比べて付着物の洗い流し量が50〜60%増加する。噴出時間は15秒が好適である。
■洗浄工程(3)と洗浄工程(4)との間の待機時間を5秒に設定する。洗浄工程(4)の洗剤吐出時間を約1秒に設定して洗剤吐出量を約7〜12cmにする。洗剤量が7cm未満であると浴槽に付着する洗剤量が過少になり洗浄能力が低下する。洗剤量が12cmを超えると浴槽に付着せずに浴槽から流れ出る洗剤量が増え洗剤が無駄になる。
■洗浄工程(4)と洗浄工程(5)との間の待機時間を5秒に設定する。洗浄工程(5)の通水時間を約0.7秒に設定する。長辺長さが1200〜1650mmの浴槽では、0.7秒間の通水で、洗剤混合部内の洗浄液を洗浄ノズルの手前まで圧送することができる。
■洗浄工程(5)と洗浄工程(6)との間の待機時間を30秒に設定する。洗浄工程(6)の通水時間を1秒に設定する。1秒間の通水で、洗浄液が浴槽に付着する。通水時間が1秒を超えると、付着した洗浄液が洗い流されてしまう。
■洗浄工程(4)〜(6)の繰り返し数を4に設定する。繰り返し数が3以下であると洗浄能力が低下し、繰り返し数を5以上にしても顕著な洗浄効果の向上は望めず、洗剤の無駄使いになる。洗浄工程(4)〜(6)を繰り返す際の、洗浄工程(6)と洗浄工程(4)との間の待機時間を30秒に設定する。浴槽の側面に付着した洗浄液が浴槽の底面まで流れ落ち、浴槽全体に洗浄液が付着するのに30秒掛かる。
■洗浄工程(4)〜(6)を4回繰り返した後の、洗浄工程(6)と洗浄工程(7)との間の待機時間を30秒に設定する。前述の如く、浴槽の側面に付着した洗浄液が浴槽の底面まで流れ落ち、浴槽全体に洗浄液が付着するのに30秒掛かる。洗浄工程(7)の通水を2回に分けて行い、第1回目の通水時間を30秒に設定し、第2回目の通水時間を70秒に設定し、第1回目の通水と第2回目の通水との間の待機時間を30秒に設定する。濯ぎ洗いを複数回に分けて行うことにより、湯水使用量が低減する。第1回目の30秒間の通水で浴槽内壁に付着した洗浄液を洗い流し、第2回目の70秒間の通水で風呂蓋等に付着した洗浄液を洗い流す。
【0022】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係る浴槽洗浄装置においては、洗浄工程の開始前に警告用の湯水を洗浄ノズルから短時間噴射する。湯水には洗剤は混入していないので、浴室にいる人の目に万一湯水が入っても、安全である。湯水の噴射により、浴室内にいる人は浴槽洗浄の開始を認識し、浴室から退去するので、浴槽洗浄が開始され、湯水に洗剤が混入された洗浄液が洗浄ノズルから噴射されても何ら危険は無い。従って、本発明に係る浴槽洗浄装置は従来の浴槽洗浄装置に比べて安全性が高い。




 

 


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