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サーバ装置、配信システム、配信方法、及び端末装置 - ソニー株式会社
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発明の名称 サーバ装置、配信システム、配信方法、及び端末装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−91454(P2002−91454A)
公開日 平成14年3月27日(2002.3.27)
出願番号 特願2000−281751(P2000−281751)
出願日 平成12年9月12日(2000.9.12)
代理人 【識別番号】100086841
【弁理士】
【氏名又は名称】脇 篤夫 (外1名)
【テーマコード(参考)】
5B049
5C064
【Fターム(参考)】
5B049 BB11 CC08 
5C064 BA07 BB10 BC01 BC06 BC18 BC23 BC25 BD02 BD04 BD08
発明者 佐古 曜一郎 / 中川 富博 / 古川 俊介 / 鳥山 充 / 猪口 達也 / 木島 薫 / 櫻井 和子 / 工藤 淳一 / 内海 祥雅 / 丹下 明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 メインデータを蓄積するメインデータ蓄積手段と、メインデータに関するサブデータを蓄積するサブデータ蓄積手段と、ユーザ固有の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段と、ユーザの識別情報を受信する受信手段と、上記受信手段にて受信したユーザの識別情報と上記ユーザ情報蓄積手段に蓄積されたユーザ固有の情報を比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて上記ユーザの利用状況を判別する判別手段と、上記判別手段での判別結果に応じて、上記メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータのみを送信させるように、または、上記メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータとともに上記サブデータ蓄積手段に蓄積されているサブデータを送信させるように制御する制御手段と、を備えていることを特徴とするサーバ装置。
【請求項2】 上記メインデータ蓄積手段に蓄積されるメインデータはオーディオデータであることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】 上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、ジャケットイメージ、歌詞、ライナーノーツ、URLアドレスのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項4】 上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、上記メインデータであるオーディオデータを高音質にするための付加情報であることを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
【請求項5】 上記メインデータ蓄積手段に蓄積されるメインデータは画像データであることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項6】 上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、上記メインデータである画像データを高画質にするための付加情報であることを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
【請求項7】 上記メインデータ蓄積手段に蓄積されるメインデータはゲーム用プログラムデータであることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項8】 上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、上記メインデータであるゲーム用プログラムのストーリーを多様化するための付加情報であることを特徴とする請求項7に記載のサーバ装置。
【請求項9】 情報センターと、該情報センターと所定の回線により接続される複数の端末装置を備えた配信システムにおいて、上記情報センターは、メインデータを蓄積するメインデータ蓄積手段と、メインデータに関するサブデータを蓄積するサブデータ蓄積手段と、ユーザ固有の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段と、上記端末装置から送信されるユーザの識別情報を受信する受信手段と、上記受信手段にて受信したユーザの識別情報と上記ユーザ情報蓄積手段に蓄積されたユーザ固有の情報を比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて上記ユーザの利用状況を判別する判別手段と、上記判別手段での判別結果に応じて、上記メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータのみを送信させるように、または、上記メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータとともに上記サブデータ蓄積手段に蓄積されているサブデータを送信させるように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする配信システム。
【請求項10】 上記メインデータ蓄積手段に蓄積されるメインデータはオーデイオデータであることを特徴とする請求項9に記載の配信システム。
【請求項11】上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、ジャケットイメージ、歌詞、ライナーノーツ、アーテイストのURLアドレスのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項9に記載の配信システム。
【請求項12】 上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、上記メインデータであるオーデイオデータを高音質にするための付加情報であることを特徴とする請求項10に記載の配信システム。
【請求項13】 上記メインデータ蓄積手段に蓄積されるメインデータは画像データであることを特徴とする請求項9に記載の配信システム。
【請求項14】 上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、上記メインデータである画像データを高画質にするための付加情報であることを特徴とする請求項13に記載の配信システム。
【請求項15】 上記メインデータ蓄積手段に蓄積されるメインデータはゲーム用プログラムデータであることを特徴とする請求項9に記載の配信システム。
【請求項16】 上記サブデータ蓄積手段に蓄積されるサブデータは、上記メインデータであるゲームプログラムのストーリーを多様化するための付加情報であることを特徴とする請求項15に記載の配信システム。
【請求項17】 情報センターと、該情報センターと所定の回線にて接続されている複数の端末装置との間でコンテンツデータを送受信する配信方法は、上記端末装置から送信されてくるユーザ識別子とオーダーデータを受信する受信手順と、上記受信したユーザ識別子に基づいて上記情報センター内のメモリに記憶されている顧客データを参照するデータ参照手順と、上記参照した顧客データに基づいて利用状況を判別する利用状況判別手順と、上記利用状況判別手順により判別した利用状況に応じて、上記端末装置から送信されてくるオーダーデータに対応するコンテンツデータに対して、付加データを付加するか否かを判別するデータ付加判別手順と、を実行することを特徴とする配信方法。
【請求項18】 所定の回線により情報センターと通信可能とされると共に、それぞれ複数のデータ記録領域を有する所定の記録媒体に対応して記録再生が可能な端末装置において、上記情報センターに対してコンテンツデータについてのオーダデータ及びユーザ識別子を送信可能な送信手段と、上記オーダデータ及びユーザ識別子に基づいて、情報センターにて選択されて送信されるコンテンツデータと、このコンテンツデータに対して付加すべきと判定された付加データとを受信可能な受信手段と、上記受信手段により受信したコンテンツデータと付加データとを、上記記録媒体のそれぞれ異なる所要の上記データ記録領域に対して記録することのできる記録手段と、を備えていることを特徴とする端末装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク等の回線に接続されたサーバ装置、配信システム、配信方法、及び端末装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】音楽、ビデオソース、ゲームソフト等の、いわゆるコンテンツといわれるものをデジタル化してデータとしてサーバに蓄積し、例えばISDN,アナログ電話回線、衛星回線等の公衆回線を介して 上記サーバに接続してダウンロードすることが行われてきている。このようなシステムの形態は、COD(コンテンツ・オン・デマンド)ともいわれる。図1は、上記CODシステムの一形態例を概略的に示している。サーバ1には、例えばコンテンツホルダー会社2が制作等をして所有している楽曲、映画等のビデオソフト、ゲームソフト等のコンテンツが供給される。サーバ1では、これらの供給されたコンテンツをデジタルデータ化して、コンテンツデータとして記憶して蓄積を行う。このサーバ1は、この場合にはインターネット4を介して、例えば全世界のユーザA,B・・・Zが所有するユーザ端末装置5,5・・・5が接続してくることで、これらユーザ端末装置5,5・・・5と通信できるようになっている。
【0003】サーバ1では、例えば、接続されたユーザ端末装置5に対して、コンテンツのリストなどが示されるメニュー情報を送信する。ユーザ端末装置5では、受信したメニュー情報を、例えばいわゆるブラウザ画面として表示させたうえで、所要の操作手順によって、所望のコンテンツデータを選択する。そして、選択したコンテンツデータのダウンロードを要求するオーダー情報を送信する。上記したオーダー情報を送信するまでの操作を行う際には、ユーザは自分が所有しているクレジットカード番号や銀行口座番号、自分を認証するために課金情報である認証コードを入力したり、ユーザが購入したプリペイドカードの識別コードを課金情報として入力するようにもされ、これらの情報もオーダー情報には含まれているものとされる。
【0004】サーバ1においては、上記オーダー情報をインターネット4を介して受信すると、このオーダー情報に含まれる認証コード等を利用して認証を行う。ここで、サーバ1ではコンテンツホルダー会社2から供給された多数のコンテンツをデータとして記憶している。そして上記認証が得られたことを確認すると、サーバ1からはオーダー情報により要求されたコンテンツを送信する。また、この際には、オーダー情報に含まれているとされる課金情報に基づいて、ユーザが契約している銀行3から対価の支払いを行う。
【0005】上記のようにしてサーバ1から送信されたコンテンツのデータは、ユーザ端末装置5にて受信され、しかるべき記憶メディアに対して記憶される。つまり、コンテンツデータのダウンロードが行われる。このようにして、回線を通じてユーザが所望のコンテンツデータを購入し、ダウンロードするというCODのシステムが構築される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば店舗などでの販売などによる一般の市場にあっては、頻繁に物品を購入したり、また、その購買総額が所定以上となった購買客には、ディスカウント(値引き)やおまけをつけたりするなどの付加価値的サービスを提供することがしばしば行われる。これにより、例えば購買客の購買意欲や店舗間の競争が促されて市場の活性化が図られる。しかし、上記したようなCODに代表されるようなネットビジネスにおいてはそのような要素は存在しなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記した課題を考慮して、例えばCODシステムにおいて、ユーザの利用度に応じたサービス等の差別化が行われるようにして、例えば市場の活性化等が図られるようにすることを目的とする。
【0008】このため、メインデータを蓄積するメインデータ蓄積手段と、メインデータに関するサブデータを蓄積するサブデータ蓄積手段と、ユーザ固有の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段と、ユーザの識別情報を受信する受信手段と、この受信手段にて受信したユーザの識別情報と上記ユーザ情報蓄積手段に蓄積されたユーザ固有の情報を比較する比較手段と、この比較手段による比較結果に基づいて上記ユーザの利用状況を判別する判別手段と、この判別手段での判別結果に応じて、メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータのみを送信させるように、または、メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータとともにサブデータ蓄積手段に蓄積されているサブデータを送信させるように制御する制御手段とを備えてサーバ装置を構成することとした。
【0009】また、情報センターと、この情報センターと所定の回線により接続される複数の端末装置を備えた配信システムとして次のように構成する。つまり、上記配信しシステムにおける情報センターとして、メインデータを蓄積するメインデータ蓄積手段と、メインデータに関するサブデータを蓄積するサブデータ蓄積手段と、ユーザ固有の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段と、端末装置から送信されるユーザの識別情報を受信する受信手段と、この受信手段にて受信したユーザの識別情報と上記ユーザ情報蓄積手段に蓄積されたユーザ固有の情報を比較する比較手段と、この比較手段による比較結果に基づいて上記ユーザの利用状況を判別する判別手段と、この判別手段での判別結果に応じて、メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータのみを送信させるように、または、メインデータ蓄積手段に蓄積されているメインデータとともにサブデータ蓄積手段に蓄積されているサブデータを送信させるように制御する制御手段とを備えるものである。
【0010】また、情報センターと、この情報センターと所定の回線にて接続されている複数の端末装置との間でコンテンツデータを送受信する配信方法として次のように構成する。つまり、端末装置から送信されてくるユーザ識別子とオーダーデータを受信する受信手順と、受信したユーザ識別子に基づいて上記情報センター内のメモリに記憶されている顧客データを参照するデータ参照手順と、参照した顧客データに基づいて利用状況を判別する利用状況判別手順と、この利用状況判別手順により判別した利用状況に応じて、上記端末装置から送信されてくるオーダーデータに対応するコンテンツデータに対して、付加データを付加するか否かを判別するデータ付加判別手順とを実行するように構成するものである。
【0011】上記各構成によれば、サーバ装置若しくは情報センターでは、ユーザ固有の情報を保持しており、このユーザ固有の情報と受信したユーザ識別情報に基づいて、メインデータのみを送信するか、或いはメインデータと共にサブデータを送信するのかを決定することが可能となるものである。これは換言すれば、ユーザ固有の情報の内容の相違に応じて、メインデータのみが送信されるユーザと、メインデータとサブデータが送信されるユーザとの差別化が行われることを示している。
【0012】また、所定の回線により情報センターと通信可能とされると共に、それぞれ複数のデータ記録領域を有する所定の記録媒体に対応して記録再生が可能な端末装置としては、次のように構成する。情報センターに対してコンテンツデータについてのオーダデータ及びユーザ識別子を送信可能な送信手段と、オーダデータ及びユーザ識別子に基づいて、情報センターにて選択されて送信されるコンテンツデータと、このコンテンツデータに対して付加すべきと判定された付加データとを受信可能な受信手段と、この受信手段により受信したコンテンツデータと付加データとを、記録媒体のそれぞれ異なる所要のデータ記録領域に対して記録することのできる記録手段とを備えることとした。
【0013】上記構成による端末装置では、情報センタに対してオーダデータ及びユーザ識別子を送信することで、コンテンツデータと、このコンテンツデータに付加される付加データとを受信取得することができる。そして、このようにして取得したデータを複数のデータ記録領域を有する記録媒体に記録するのにあたっては、コンテンツデータと付加データとをそれぞれ異なるデータ記録領域に記録するようにされる。これにより、コンテンツデータと付加データを所定の記録媒体のフォーマットに従って適正にダウンロードすることが可能となるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明していくこととする。本発明の実施の形態としては、楽曲としてのオーディオデータ等をはじめとする各種コンテンツデータを、回線を介して接続される端末装置に対して配信する、CODシステムを例に挙げることとする。また、本発明としては、CODシステムにより配信されるコンテンツデータは、上記した楽曲としてのオーディオデータのみではなく、例えばビデオソフト、ゲームソフト等とされても構わないのであるが、以降においては、説明の便宜上、楽曲を配信するCODシステムであることを基礎として説明を行う。
【0015】また、以降の説明は次の順序で行っていく。
1.CODシステム(第1の実施の形態)
1−1.コンテンツデータの配信形態1−2.サーバの構成(第1例)
1−3.サーバの処理動作(第1例)
1−4.サーバの構成(第2例)
1−5.サーバの処理動作(第2例)
2.CODシステム(第2の実施の形態)
2−1.高音質オーディオデータのフォーマット2−2.システム構成3.ユーザ端末装置の構成4.コンテンツデータの記録再生【0016】1.CODシステム(第1の実施の形態)
1−1.コンテンツデータの配信形態図2のブロック図は、本発明としての第1の実施の形態とされるCODシステムの構築例、及びコンテンツデータの配信形態を示している。サーバ1には、例えばコンテンツホルダー会社2が制作等をして所有している楽曲、ビデオソフト、ゲームソフト等の各種のコンテンツが供給される。サーバ1では、これらの供給されたコンテンツをデジタルデータ化して、配信用のコンテンツデータとして記憶して蓄積しているものとされる。このサーバ1は、この場合にはインターネット4と接続される。そして、例えば全世界のユーザA,B・・・Zが所有するユーザ端末装置5,5・・・5がサーバ1に対して接続してくることで、これらユーザ端末装置5,5・・・5と通信できるようになっている。なお、ユーザ端末装置5は、この場合にはインターネット4と接続可能な機能を有するパーソナルコンピュータとされてもよいし、後述するようにして本実施の形態に対応するディスク状記録媒体への記録再生機能を備え、かつ、インターネットとの接続機能を備えたような機器であってもよい。
【0017】また、すくなくともサーバ1とユーザ端末装置5とを接続する通信回線としてはインターネット4に限定されるものではなく、ISDN,アナログ電話回線、衛星回線等の他の公衆回線とされてもよいものである。
【0018】ユーザが所有するユーザ端末装置5によりサーバ1に対して接続するのには、例えばマウス、キーボード等を用いての所定操作によって、サーバ1に対応して割与えられているとされるURL(Uniform Resource Locator)入力し、アクセスを実行させるようにする。
【0019】サーバ1では、接続を行ってきたユーザ端末装置5に対して、例えば、コンテンツのリストなどが示されるコンテンツガイド情報を送信する。このコンテンツガイド情報は、コンテンツが楽曲の場合には、曲名、アーテイスト名、ジャンル、価格等となる。また、コンテンツがビデオソフトの場合には、タイトル、製作者名、ジャンル、価格等となり、ゲームソフトの場合には、ゲームソフト名、製作者名、ジャンル、価格等となる。ユーザ端末装置5では、受信したコンテンツガイド情報を、例えばいわゆるブラウザ画面として表示させる。このブラウザ画面は、いわゆるGUI(GraphicUser Interface)により、コンテンツデータの選択をはじめとする各種の所要の項目の入力操作が可能となっている。そして、そのユーザ端末装置5を所有するユーザは、所定の操作手順により所望のコンテンツデータを選択することができるようになっており、コンテンツデータの選択が決まれば、選択したコンテンツデータのダウンロードを要求するオーダー情報を送信するための操作を行うこともできるようになっている。
【0020】なお、オーダー情報には当然のこととしてユーザが希望したコンテンツデータを指定するためのコンテンツデータ識別情報を有するが、上記したオーダー情報を送信するまでの操作を行う際には、ユーザは自分が所有しているクレジットカード番号や銀行口座番号、自分を認証するために課金情報である認証コードを入力したり、ユーザが購入したプリペイドカードの識別コードを課金情報として入力するようにもされる。そして、これらの情報もオーダー情報には格納されているものとされる。
【0021】サーバ1においては、上記のようにしてユーザ端末装置5からインターネット4を介して送信されるオーダー情報を受信すると、このオーダー情報に格納されている認証コード等を利用して認証処理を実行する。ここで認証が得られれば、今回オーダーを行ったユーザが当該CODのサービスを享受できる正規のユーザであることが確認されることになる。
【0022】サーバ1では、コンテンツホルダー会社2から供給された多数のコンテンツをデータとして記憶している。そして上記のようにして認証が得られたことを確認すると、サーバ1ではオーダー情報内のコンテンツデータ識別情報により指定されるコンテンツの検索を行う。
【0023】そして、この検索したコンテンツデータをユーザ端末装置5に対して送信する。ユーザ端末装置5では、送信されてきたコンテンツデータを受信して、これを記録媒体に記録して保存する。つまり、コンテンツデータのダウンロードを行うものである。また、この際には、オーダー情報に含まれているとされる課金情報、即ちクレジットカード番号、銀行口座番号、プリペイドカード番号等に基づいて、ユーザが契約している銀行3からユーザが購入したコンテンツデータについての対価の支払いを実行する。この支払われた対価としての金額は、サーバを運営する企業や、コンテンツホルダー会社2等によって利益として配分される。
【0024】以上が、図2に示すCODシステムにおける基本的な配信態様となる。ここで、サーバ側の動作として、オーダー情報によって指定されたコンテンツデータのみを常にアップロードするとすれば、特に図1に示したCODシステムと代わるところはない。これに対して、本実施の形態においては、次に説明するようにして、ユーザの利用度に応じて、サーバ5から配信するコンテンツデータとして、指定されたコンテンツのみではなく、これに関連して付加し得る内容のデータも含めるようにされる。つまり、利用度に応じていわゆるおまけ的なサービスを提供し、更には、利用度に応じてそのサービス内容も変更するものである。
【0025】このために、サーバ1においては、これまでにサーバ1を利用してコンテンツデータのダウンロードを行った各ユーザについてのこれまでの利用状況を示し得る所定内容を有する、顧客データ13Aを有している。そしてこの顧客データ13Aに基づいて、今回オーダーをしてきたユーザの利用度に対応する「ユーザレベル」を判定し、この判定されたユーザレベルに応じて、例えば本来指定されたメインとなる楽曲データに対して、これに関連するサブデータを決定する。そしてこれをコンテンツデータとしてユーザ端末装置5に対して送信する。
【0026】具体例として、サーバ1では、顧客データ13Aで示されるユーザの利用状況に基づき、ユーザのユーザレベルを3段階に分けて設定しているものとする。つまり、最もユーザレベル高い「ヘビーユーザ」と、次にユーザレベルが高いとされる「ノーマルユーザ」と、最もユーザレベルが低いとされる「ライトユーザ」とに分けるようにされる。そして、図2にあっては、ユーザAがノーマルユーザとされ、ユーザBがライトユーザとされ、ユーザZがヘビーユーザとされている。
【0027】そしてサーバ1では、ユーザ端末装置5からオーダー情報の送信、つまり楽曲データのオーダーがあった場合に、顧客データ13Aと送信されたオーダ情報におけるユーザIDとに基づいて、オーダ情報を送信してきたとされるユーザのユーザレベルを判定する。そして、ユーザレベルに応じて、アップロードするコンテンツデータの内容を例えば次のように変更する。
【0028】ユーザ端末装置5からオーダー情報の送信を行ったのが、ライトユーザであるユーザBであると判定した場合には、図示もするように、コンテンツデータとして楽曲データのみを送信する。つまり、サブデータを付加せず、オーダーされた楽曲データのみを送信する。また、ノーマルユーザであるユーザAの場合には、オーダーされた楽曲データに対して、ジャケットデータを付加したコンテンツデータを送信する。ここでいうジャケットデータとは、その楽曲データについてのいわゆるジャケット画としての画像データであり、例えばこれを再生することでジャケット画を表示させることができる。そして、ヘビーユーザであるユーザZの場合には、オーダーされた楽曲データに対して、ジャケットデータ、及び歌詞データを付加して、コンテンツデータとして送信する。ここでの歌詞データは、テキストデータや歌詞が文字として示される画像データ等とされ、これを再生することによっても、歌詞を表示させることができる。
【0029】このように本実施の形態では、サーバ1側において、これまでのユーザの利用状況に応じてユーザレベルを設定できるようにしておき、そのユーザのユーザレベルに応じて、メインとなる楽曲データ等に対してジャケットや歌詞等のデータを選択して付加するようにしている。この場合には、ジャケットや歌詞等のデータが付加されることで、メインの楽曲データにはCDなどの音楽ソフト的な価値が与えられることになる。このような構成であれば、例えば一般の市場において行われているような、購買客の利用度に応じてサービスの程度も向上させていくということが、インターネット等を介したいわゆるネットショッピングにおいても行われることになる。従って、ユーザの購買意欲が増し、また、このようなビジネスを行っている運営側の市場競争も刺激されることから、ネットショッピングの活性化が図られることになるものである。。
【0030】1−2.サーバの構成(第1例)
図3のブロック図は、上記図2に示したサーバ1の内部構成例を示している。なお、この第1の実施の形態としてのサーバ1の動作としては、以降説明するように第1例と第2例を挙げているのであるが、この図3に示すサーバ1は、第1例に対応している。
【0031】この図に示すように、サーバ1内においては、例えばメインデータサーバ11、サブデータサーバ12、及び顧客データサーバ13の3つのサーバを備えている。メインデータサーバ11には、配信のためのコンテンツデータとして、メインとなるデータが格納される。ここでは、多数の楽曲データがデータベース化された楽曲データベース11Aが格納されているものである。サブデータサーバ12には、配信のためのコンテンツデータとして、サブデータとして付加されるべきデータが格納される。図2においては、楽曲データに関連して付加すべきサブデータは、ジャケットデータや歌詞データ等としていることから、これに対応してサブデータサーバ12には、ジャケットデータベース12A,歌詞データベース12Bが格納される。なお、この図においてサブデータサーバ12に格納されるべきデータベースとして、高音質情報データベース12Cも示されているが、これは後述する第2の実施の形態に対応するものであることから、ここでの説明は省略する。
【0032】本実施の形態のCODシステムとしては、多数のユーザがこれを利用するのであるが、顧客データサーバ13には、これまでに本実施の形態のCODシステムを利用したユーザの利用状況を管理する、顧客データ13Aが格納される。
【0033】上記顧客データ13Aの構造を図5に概念的に示す。この図に示されるように、顧客データ13Aとしては、これまでにサーバ1にアクセスしてCODを利用した全ユーザA,B・・・Zごとについての利用状況が示される個人データの集合よりなる。そして、各個人データは、例えば図示するように、ユーザID、ダウンロード回数、ユーザレベル、接続時間、接続回数、及びダウンロード時間等から成る。ユーザIDは、例えばユーザが本実施の形態のCODシステム利用のための最初の契約を行った際に、ユーザごとに固有となるように割り与えられるIDである。
【0034】ダウンロード回数は、これまでにコンテンツデータをダウンロードした回数の累積が示される。
【0035】また、ユーザレベルは、そのユーザのこれまでの使用状況、使用履歴に基づき、所定の規則に従って与えられるもので、これは、ユーザの利用度を示す。このユーザレベルは、例えば上記ダウンロード回数のほか、次に説明する接続時間、接続回数、ダウンロード時間のうち、少なくとも1つの値を利用して設定することができる。このユーザレベルの段階数としては、特に限定しないが、ここでは、説明の便宜上、ユーザレベル1,2,3の3段階であるものとする。ユーザレベル1が最も利用度が高く、これは、図2にて説明したヘビーユーザに対応する。ユーザレベル2は次に利用度が高く、ノーマルユーザに対応する。そしてユーザレベル3は、最も利用度が低いライトユーザに対応する。
【0036】接続時間は、これまでの利用履歴として、そのユーザがサーバ1に接続していた累積時間が示される。接続回数は、これまでにそのユーザがサーバ1に接続した回数の累積が示される。また、ダウンロード時間は、これまでに、ユーザがダウンロードに要したとされる時間の累積が示される。
【0037】そして、先にも述べたように、ユーザレベルは、これらダウンロード回数、接続時間、接続回数、及びダウンロード時間等の情報、つまり、ユーザの利用状況を示す情報に基づいて設定するようにされる。図5においては、例えばダウンロード回数のみに基づいてユーザレベルを設定しているものとされる。つまり、ダウンロード回数を、或る所定の回数を境界として3段階に区切り、各段階のダウンロード回数ごとにユーザレベル1,2,3を対応づけるものである。図5の例では、ダウンロード回数が200回のユーザZにユーザレベル1が設定され、ダウンロード回数が50回のユーザAにユーザレベル2が設定され、ダウンロード回数が10回のユーザBにユーザレベル3が設定される。
【0038】そして、実際としては、上記ダウンロード回数ではなく、接続回数、接続時間、ダウンロード時間の少なくとも何れか1つをユーザレベルの設定に利用してもよいものである。例えば接続時間のみをユーザレベル設定に利用するとすれば、接続時間が5時間のユーザZをユーザレベル1とし、3時間のユーザBをユーザレベル2とし、2.5時間のユーザAをユーザレベル3とするように設定することができる。また、もちろんのこと、ダウンロード回数、接続回数、接続時間、ダウンロード時間のうちから適切に選択した2以上の情報を利用してユーザレベルを設定してよいものである。
【0039】つまり、上記した利用状況を示す各情報としては、意味合いが異なってくるために、これらの意味合いを考慮して、CODの運営に適切とされるものの何れか1つを選択し、また、複数を選択して併用するようにされる。例として、ダウンロード回数は少ないとしても、サーバへの接続時間が所定時間以上であるような場合には、サーバへの接続時に表示しているとされる広告宣伝を見ている時間が多いと考えられるので、これに対する見返りとして、接続時間の増加に応じて応じて高めのユーザレベルを設定することが考えられる。また、同じ容量のコンテンツをダウンロードする場合でも、通信回線が混雑していてダウンロード時間が長くかかったような場合にも、ユーザはダウンロード時に表示される広告宣伝を見ている時間が長いと考えられるため、ダウンロード時間を考慮して、ユーザレベルを設定することも考えられる。
【0040】図3に説明を戻す。制御部16は、サーバ1の動作を制御する。そして本実施の形態としては、例えばソフトウェアプログラムにより実現される機能ブロックとして、判別器17と比較器18を備える。これら判別器17と比較器18としての動作については後述する。
【0041】合成器14は、メインデータサーバ14から出力されるメインデータとしての楽曲データと、サブデータサーバ12から切り換え器15を介して出力されるサブデータとを合成して、1つのコンテンツデータとしての形式に纏める処理を行うものとされる。ここから出力されるコンテンツデータは送受信部19に対して転送される。切り換え器15は、サブデータサーバ12から合成器14へのサブデータの出力の供給/停止を行うために設けられ、この場合には、図示するようにサブデータサーバ12と合成器14との間に挿入されるスイッチとしての形態とされている。そして、この切り換え器15のオープン/クローズは、制御部16の制御により行われるものとしている。
【0042】送受信部19は、当該サーバ1とのインターネット4を介しての通信のために設けられ、インターネット4を介して当該サーバ1に送信されてきた情報を受信して取り込み、また、コンテンツ情報等をはじめとする当該サーバ1から送信すべき情報をインターネット4を介して送信する。
【0043】なお、サーバ1としては、例えば実際には、前述したコンテンツガイド情報も送信可能な構成を採るのであるが、ここでは、これらの機能に関する部位の図示は省略して、コンテンツデータの送信に関する部位のみについて示している。
【0044】1−3.サーバの処理動作(第1例)
続いて、上記構成によるサーバ1が、先に図2により説明したコンテンツデータの配信を行うための処理動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、この図においては、説明の便宜上、ユーザレベルの判定と、判定されたユーザレベルに応じたコンテンツの送信のための処理を示すにとどめ、例えば認証処理等の他の処理については省略している。ユーザが所有するユーザ端末装置5の何れかからインターネット4を介してオーダ情報が送信されてくると、これが送受信部19にて受信され、例えばユーザリクエストデータとして制御部16に転送される。このとき、制御部19はステップS101の処理により、ユーザリクエストを受信して取得することになる。
【0045】受信したユーザリクエストデータには、前述もしたように認証等のために必要となるユーザIDが格納されているが、次のステップS102においては、このユーザリクエストデータ内に格納されるユーザIDを参照する。そして続くステップS103においては、顧客データサーバ13に格納される顧客データ13Aから、上記ステップS102にて参照したユーザIDと一致する個人データを検索することが行われる。このために、制御部16では、顧客データサーバ13の顧客データ13Aの一覧を比較器18に取り込み、この顧客データ一覧にリストアップされるユーザIDと、ユーザリクエストデータから抽出したユーザIDとについての比較を行う。この比較処理の結果、顧客データ一覧のユーザIDのうちから、ユーザリクエストデータのユーザIDと一致するものが得られ、これによって、顧客データ13Aから目的の個人データが検索されることになる。
【0046】そして、次のステップS104においては、ユーザレベルを判別する。このためには、判別器17の処理として、検索された個人データの内容を顧客データサーバ13から取得し、ここに格納されるユーザレベルの値を参照するようにされる。そして、識別されたのがユーザレベル1であればステップS105に進み、ユーザレベル2であればステップS107に進み、ユーザレベル3でればステップS109に進む。
【0047】ユーザレベル1である場合のステップS105においては、切り換え器15をクローズの状態となるように制御することで、合成器14によってメインの楽曲データとサブデータとによってコンテンツデータが作成可能な状態を得る。そしてステップS106に進む。
【0048】ステップS106においては、リクエストされたメインデータである楽曲データを選択し、更に、この選択した楽曲データに付加すべきサブデータとして、ユーザレベル1に対応するものを選択する。そして選択されたメインデータである楽曲データに対して選択されたサブデータを付加してコンテンツデータを作成する。そして、この作成されたコンテンツデータを送信出力させる。
【0049】このために、先ずは、ユーザリクエストデータに格納されていたコンテンツデータ識別情報により指定される楽曲データを、メインデータサーバ11の楽曲データベース11Aから検索して合成器14に対して出力させる。ここでは、このための処理は、判別器17が行うものとしている。そして、判別器17からは、サブデータ選択情報が出力される。これは、判別器17にて判別されたユーザレベルに応じた種類のサブデータが選択されるように指示をするための情報とされる。サブデータ選択情報に基づいて、サブデータサーバ12では、付加すべきサブデータを検索する。この場合、検索条件としては、コンテンツデータ識別情報により指定される楽曲データに関連づけられているサブデータとなるが、ユーザレベル1の場合には、図2にて説明したように、付加されるサブデータは、ジャケットデータと歌詞データの両者であることから、この検索は、先ずジャケットデータベース12Aに対して行い、指定された楽曲データと対応付けられたジャケットデータの検索を実行する。また、同様にして指定された楽曲データと対応付けられた歌詞データの検索を歌詞データベース12Bに対して実行する。そして、このようにして検索されたジャケットデータと歌詞データとを、クローズ状態にある切り換え器15を介して合成器14に対して転送する。
【0050】合成器14では、メインの楽曲データに対して、上記のようにして転送されたジャケットデータと歌詞データとを所定フォーマットに従って合成することで、インターネット4を介して転送可能な形式の1つのコンテンツデータを作成する。そしてこの作成されたコンテンツデータを送受信部19に対して転送することで、インターネット4を介してリクエストのあったユーザ端末装置5に対して送信するようにされる。このようにしてステップS106の処理が実行されることになる。
【0051】また、ユーザレベル2である場合には、先ず、ステップS107において切り換え器15をクローズとするように制御する。そして、次のステップS108においては、リクエストされたメインデータとしての楽曲データと、ユーザレベル2に対応するサブデータを付加したコンテンツデータを作成して送信するための処理を実行する。この場合にも、ステップS108の処理としては、ユーザリクエストデータのコンテンツデータ識別情報により指定される楽曲データを、楽曲データベース11Aから検索して合成器14に対して出力させる。また、この場合にはユーザレベル2であることから、サブデータサーバ12から付加すべきサブデータとしては、ジャケットデータのみとなる。そこで、ここでは、ジャケットデータベース12Aから、指定された楽曲データと対応付けられたジャケットデータの検索を行って、合成器14に対して転送する。合成器14では、メインの楽曲データに対してジャケットデータを合成することでコンテンツデータを作成し、送信を行う。
【0052】また、ユーザレベル3である場合には、送信すべきコンテンツデータとしてはメインデータである楽曲データのみとなる。そこでこの場合には、ステップS109において切り換え器15をオープンとするように制御する。そして、ステップS110においては、ユーザリクエストデータのコンテンツデータ識別情報により指定される楽曲データを、楽曲データベース11Aから検索する。そして合成器14を介して送受信部19に転送することで送信を行うようにされる。
【0053】上記ステップS106,S108,S110としての処理を終了した後はステップS111に進む。ステップS111においては、今回のコンテンツデータのリクエストに応じて、顧客データ13Aの書き換えを実行する。これは、主としては、今回のコンテンツデータのリクエストを行ったユーザについての個人データを、今回の利用状況に応じて書き換える処理となる。つまり、今回コンテンツデータのリクエストを行ったとされるユーザの個人情報について、ダウンロード回数の情報を1つインクリメントし、接続回数も1つインクリメントするようにして更新する。また、制御部16としては、今回のコンテンツデータのリクエストのためのユーザ端末装置5の接続時間と、ダウンロード時のダウンロード時間とを計測しており、例えばユーザ端末装置5がログアウトした時点で、これらの計測していた接続時間とダウンロード時間とに基づいて、個人データの接続時間及びダウンロード時間を加算するようにして更新する。そして、この際、ダウンロード回数、接続時間、接続回数、及びダウンロード時間のうちで、ユーザレベルの設定に利用されるものについて更新が行われた結果、設定すべきユーザレベルについて変更する必要が生じた場合には、ユーザレベルの更新も行われることになる。なお、例えば顧客データ13Aとして、ユーザ全体の利用総回数等を示す情報を格納しているなどしている場合、つまり、個人データ以外のデータであって、更新の必要があるものが存在する場合には、このようなデータについても当然更新が行われる。
【0054】1−4.サーバの構成(第2例)
ところで、上記第1例では、顧客管理データ13Aにおけるユーザレベルに基づいてコンテンツデータの内容的価値を変更していた。ユーザレベルは、顧客管理データ13Aにおけるダウンロード回数、接続時間、接続回数、及びダウンロード時間の少なくとも何れか1つを利用して設定されるものである。従って、ユーザレベルは、実際の利用形態に応じた最も適切とされる利用度を求めて、ユーザの差別化を図ることができるという点で有利である。
【0055】しかし、実際の場合としては、より簡易な処理によってユーザの差別化を図るようにすることも考えられる。つまり、例えば顧客管理データ13Aとして示したダウンロード回数、接続時間、接続回数、及びダウンロード時間等の内容のうち、ユーザの差別化に適当とされる1つの情報を、ユーザの利用度としての情報として選択し、この情報に基づいてユーザの差別化を図るものである。
【0056】そこで第1の実施の形態における第2例として、上記のようにして顧客管理データ13Aのうちで、ユーザの利用度を示し得る情報のうちの1つの情報に基づいて、ユーザの差別化を図り、これに応じてコンテンツデータの内容的価値を変更する場合の構成について説明する。
【0057】図6は、第2例に対応するサーバ1の構成を示すブロック図である。なお、図3と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。図3に示すサーバ1の構成では、ユーザレベルに応じてサブデータを選択するために、制御部16内の判別器17からサブデータサーバ12に出力されるサブデータ選択情報のラインが設けられていたのであるが、図6においては、このサブデータ選択情報のラインが省略される。
【0058】1−5.サーバの処理動作(第2例)
上記図6に示す第2例としての構成によるサーバ1が、コンテンツデータの配信を行うための処理動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。なお、この図においても、説明の便宜上、ユーザレベルの判定と、判定されたユーザレベルに応じたコンテンツの送信のための処理を示すにとどめ、例えば認証処理等の他の処理については省略している。
【0059】ここでステップS201〜203までの処理は、先に図4に示したステップS101〜103の処理と同様となることから、ここでの説明は省略する。そしてこの場合には、ステップS204において、検索された個人データの内容を顧客データサーバ13から取得し、ここに格納されるダウンロード回数の値を参照する。そして、ダウンロード回数の値をaとし、予め設定してある閾値aとについて、a≧bが成立しているか否かについて判別する。つまり、ダウンロード回数が閾値以上であるか否かについて判別する。
【0060】ここで肯定結果が得られた場合には、利用度の高いユーザであるとして判定されることになる。そしてこの場合には、ステップS205に進んで切り換え器205をクローズの状態となるように制御する。
【0061】そして、次のステップS206においては、リクエストされた楽曲データに対応付けられたサブデータを付加してコンテンツデータを作成し、これを送信することが行われる。このステップS206の処理に対応する図6に示した回路の動作は次のようになる。
【0062】先ずは判別器17により、ユーザリクエストデータに格納されていたコンテンツデータ識別情報により指定される楽曲データを、メインデータサーバ11の楽曲データベース11Aから検索して合成器14に対して出力させる。また、この場合のサブデータサーバ12では、指定された楽曲データに対応するサブデータの検索を行って、クローズ状態にある切り換え器15を介して合成器14に対して転送する。この場合、ユーザの利用度に応じた差別化のランクとしては、ユーザレベルの場合のように、3段階以上に段階分けされておらず2段階としている。従って、ここでは、例えばサブデータとして付加すべきデータ種別は、予め一律に決められているものとする。これについては、例えばメインデータが楽曲データであるとして、一律にジャケットデータのみとしてもよいし、一律にジャケットデータ及び歌詞データとしてもよいものである。
【0063】合成器14においては、メインの楽曲データに対して、上記のようにして転送されたサブデータ(ジャケットデータと歌詞データの少なくともいずれかつとなる)を所定フォーマットに従って合成することで、コンテンツデータを作成する。そして、送受信部19に対して転送することで、インターネット4を介してリクエストのあったユーザ端末装置5に対して送信するようにされる。これがステップS206の処理となる。
【0064】また、ステップS204にて否定結果が得られた場合には、そのユーザは、利用度が低いユーザであると判定され、ステップS207の処理に進む。この場合には、ステップS207において切り換え器15をオープンとするように制御する。そして、ステップS208においては、ユーザリクエストデータのコンテンツデータ識別情報により指定される楽曲データを、楽曲データベース11Aから検索する。そして合成器14を介して送受信部19に転送することで送信を行うようにされる。この場合、切り換え器15はオープンとされていることで、合成器14を介して送受信部19に転送されるのは、メインデータである楽曲データのみとなる。つまり、この場合には楽曲データのみがコンテンツデータとして送信される。
【0065】そして、この場合にも上記ステップS206及びS208の処理を終了した後はステップS209に進んで、顧客データ13Aの書き換えを実行する。このステップS209の処理は、図4におけるステップS111とほぼ同様となることから、ここでの詳しい説明は省略する。但し、この第2例にあっては、ダウンロード回数の情報のみをユーザ利用度の判定に利用しているので、例えば他の接続時間、接続回数、ダウンロード時間などの情報は、顧客データ13Aから省略することも考えられる。また、上記第2例についての説明では、ダウンロード回数をユーザ利用度の判定に用いているが、他の接続時間、接続回数、ダウンロード時間などの情報の何れか1つを用いるようにしても構わないものである。
【0066】2.CODシステム(第2の実施の形態)
2−1.高音質オーディオデータのフォーマット続いて本発明の第2の実施の形態について説明する。上記第1の実施の形態としては、楽曲データとしてのメインデータに対して、ジャケットデータ及び歌詞データ等を付加することで、コンテンツデータの内容的価値を変更していた。これに対して第2の実施の形態では、サブデータとして、メインデータとしての楽曲データ、即ちオーディオデータについて、これが再生される際の音質を向上させるためのサブデータが付加されるものである。
【0067】そこで先ず、このようなメインデータに対してサブデータが付加されることによりオーディオデータを高音質化することのできるデータフォーマットについて、図9を参照して説明する。本実施の形態が対応するオーディオデータフォーマットの基本としては、図9(a)において波形により示されるアナログオーディオ信号を、サンプリング周波数fs=88.2KHz、量子化16ビットによりデジタルオーディオデータに変換するようにされる。これは、例えば既存のCDフォーマットが、サンプリング周波数fs=44.1KHz、量子化16ビットであることから分かるように、CDフォーマットの2倍のサンプリング周波数を有している。ここで図9(a)においては、サンプリング周波数fs=88.2KHzによるサンプリング位置を、時間軸に沿って順次、N→N+1→N+2→N+3→N+4→N+5・・・として示している。なお、以降の説明の便宜上、ここでは、Nについては偶数であるものとする。ここで、図9(b)に示すようにして、N→N+1→N+2→N+3→N+4→N+5・・・として示されるサンプリング位置のうちで、偶数で表されるサンプリング位置のみを抜き出して、N→N+2→N+4・・・という1つの時系列データを形成したとする。すると、この時系列データは、サンプリング周波数fs=44.1(=88.2/2)KHz、量子化16ビットということになるが、これは即ちCDフォーマットと同一の品質を有するデジタルオーディオデータとなる。
【0068】また、残る奇数で表されるサンプリング位置のデータによっては、N+1→N+3→N+5・・・という1つの時系列データを形成することができ、これもサンプリング周波数fs=44.1KHz、量子化16ビットのCDフォーマットと同一の品質を有するデジタルオーディオデータとなる。
【0069】そして、本実施の形態にあっては、図9(b)に示されるデジタルオーディオデータをメインデータとして、図9(c)に示されるデジタルオーディオデータをサブデータとする。なお、当然のこととして図9(c)のデータをメインデータとし、図9(b)のデータをサブデータとしてもよいものである。
【0070】本実施の形態では、このようなメインデータ及びサブデータとしたうえで、例えば利用度の低いユーザには図9(b)のメインデータのみをコンテンツデータとして送信し、利用度の高いユーザには、図9(b)のメインデータと共に図9(c)に示すサブデータを付加してコンテンツデータとして送信するようにされる。これによって、コンテンツデータとしてメインデータとサブデータを受信したユーザは、後述するような信号処理によってコンテンツデータとメインデータの両者のデジタルオーディオデータを再生することで、図9(a)により説明したサンプリング周波数fs=88.2KHz、量子化16ビットとしてのフォーマットのデジタルオーディオデータを再生することができる。つまり、サンプリング周波数fs=44.1KHz、量子化16ビットによるデジタルオーディオデータを再生する場合よりも高音質で楽曲を再生することができるものである。
【0071】2−2.システム構成続いて上記したオーディオデータのフォーマットを前提として、第2の実施の形態としてのCODシステムのシステム構成について、図8を参照して概要的に説明する。なおこの図に示す各ブロックは、図2に示したCODシステムと同様であることから、各ブロックについては同一符号を付してその説明は省略することとして、ここでは、主として、ユーザレベルに応じたコンテンツデータの内容の相違についてのみ言及する。
【0072】ここでもユーザBはライトユーザ(ユーザレベル3)とされる。そして、このライトユーザであるユーザBには、2チャンネルステレオ、fs=44.1KHz、量子化16ビットのオーディオデータをコンテンツデータとして送信する。これは即ち、ユーザBがリクエストした楽曲について、図9(b)に示したメインデータとしてのデジタルオーディオデータのみをコンテンツデータとして送信しているものである。
【0073】また、ノーマルユーザ(ユーザレベル2)のユーザAから楽曲のリクエストがあった場合には、コンテンツデータとして、2チャンネルステレオ、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータを送信する。これは、ユーザAがリクエストした楽曲について、図9(b)に示したデジタルオーディオデータと共に、図9(c)に示したデジタルオーディオデータを送信したものである。
【0074】そして、ヘビーユーザ(ユーザレベル1)であるユーザZからリクエストがあった場合には、コンテンツデータとして、4チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータを送信するようにされる。これは、図9(b)に示したデジタルオーディオデータに対して図9(c)に示したデジタルオーディオデータをサブデータとして付加するだけでなく、更に、2チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータもサブデータとして付加するものである。4チャンネルであれば、再生音声としては、例えばより臨場感のある豊かなものとなり、2チャンネルステレオ、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータよりも更に良好な音質を得ることができるものである。
【0075】このようなCODシステムに対応するサーバ1の構成及び動作としては、例えば図3及び図4に示した第1例と同様となるが、サブデータとしては、サブデータサーバ12の高音質情報データベース12Cに格納されるデジタルオーディオデータを利用することになる。つまり、メインデータサーバ11の楽曲データベース11Aには、図9(b)に示したデジタルオーディオデータによる楽曲データを格納する。一方、サブデータサーバ12の高音質情報データベース12Cには、図9(b)に示したデジタルオーディオデータによる楽曲データを格納し、更に、ヘビーユーザ向けの4チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータに対応して、2チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータを格納するものである。
【0076】なお、この第2の実施の形態としても、図6及び図7に示した第2例としての構成を適用することで、より簡易化されたシステムとすることが可能である。
【0077】3.ユーザ端末装置の構成続いて、上記各実施の形態としてのCODシステムにおいて、ユーザが所有するとされるユーザ端末装置5の構成例について、図10を参照して説明しておく。この図に示すユーザ端末装置5としては、インターネット4との接続機能を有するパーソナルコンピュータとしての構成を採っている。
【0078】この図において、CPU101は、例えばROM102に保持されているプログラムに従って各種の処理を実行する。また、RAM103にはCPU101が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラム等が適宜保持される。
【0079】入出力インターフェイス104は、キーボード105とマウス106が接続されており、これらから供給された操作信号をCPU101に出力するようにされている。また、入出力インターフェイス104には、記憶媒体としてハードディスクを備えたハードディスクドライブ(HDD)108が接続されている。CPU101は、入出力インターフェイス104を介して、HDD108のハードディスクに対してデータやプログラム等の記録又は読み出しを行うことができるようにされている。この場合、入出力インタフェース104には、さらに、画像表示のためのディスプレイモニタ107が接続されている。
【0080】メディアドライバ109は、特定種別のメディアに対応するドライバとされ、対応するメディアに対してのデータの読み出し/書き込みを実行する。本実施の形態としてのコンテンツデータである、メインデータとサブデータは、後述するフォーマットのディスク20,20Aに対して記録することが可能とされているが、本実施の形態における上記メディアドライバ109は、例えばこのディスク20,20Aに対応しての記録再生が可能に構成される。
【0081】通信インターフェイス110は、インターネットを介して通信を行うためのインターフェイスであり、例えば、インターネットとの接続が電話回線を利用したものであれば、ハードウェアとしてはモデムなどが備えられ、また、ネットワークなどを介したものであればEthernetなどのインターフェイスとなる。
【0082】データインターフェイス111は、例えばSCSI、USB、IEEE1394などに代表される、外部周辺機器との通信のためのインターフェイスとされる。なお、上記したような、ディスク20,20Aに対応した記録再生が可能なディスクドライバを外部周辺機器として、これを上記データインターフェイス111を介して接続するようにしても構わないものである。
【0083】内部バス112は、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)又はローカルバス等により構成され、内部における各機能回路部間を相互に接続している。
【0084】4.コンテンツデータの記録再生ここで、本実施の形態のコンテンツデータが記録されるべき記録媒体及びそのフォーマットとしては特に限定されるものではないが、次に述べるようなディスク状記録媒体であれば、メインデータとサブデータとに分かれる本実施の形態のコンテンツデータをより有効に活用できるようにして記録再生することが可能になる。
【0085】図11(a)には、本実施の形態のコンテンツデータ対応のディスク20が示されている。このディスク20は、記録再生が可能なディスクとされている。なお、その記録方式としては、特に限定されるものではなく、現状であれば、書き換え形としては光磁気方式、相変化方式などが考えられる。また、追記形であればCD−Rなどに採用される有機色素膜を用いた方式などが考えられる。
【0086】そして、このディスク20は、半径方向において記録エリアが複数に分割され、ここでは、内周側が第1エリア21とされ、外周側が第2エリア22とされる。そして、本実施の形態のメインデータとサブデータから成るコンテンツデータをこのディスク20に対して記録する際には、第1エリア21に対してメインデータを記録し、第2エリア22に対してサブデータを記録するようにされる。なお、第1エリア21にサブデータを記録し、第2エリア22にメインデータを記録する仕様としても構わない。また、ここでの詳しい説明は省略するが、第1エリア21に記録されるメインデータと、第2エリア22に記録されるサブデータとは、このディスクの所定領域に記録される管理情報における所定内容の記述によって対応付けがされる。
【0087】つまり、本実施の形態においては、1枚のディスクに対して、それぞれ異なる種類のデータが記録される複数の記録領域を設け、これらの領域の各々に対してメインデータとサブデータを記録するものである。
【0088】そして本実施の形態のコンテンツデータを記録再生するディスクとしては、図11(b)に示す形態も考えることができる。図11(b)のディスク20Aでは、同一面上に複数の記録領域を形成するのではなく信号面を積層した状態としており、ここでは、第1層31と第2層32とを設けている。そして、例えば第1層31に対してメインデータを記録し、第2層32に対してサブデータを記録するようにしている。なお、この場合にも、第1層と第2層に記録されるデータが、上記と逆になっても構わないものである。
【0089】上記図11により説明したディスクを前提として、ユーザ端末装置5におけるコンテンツデータの記録再生動作について説明する。なお、以降の説明は、便宜上、図11(a)に示したディスク20を例に挙げることとする。また、ここでは、第2の実施の形態において、コンテンツデータとして、2チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータが送信されてきた場合について説明することとする。つまり、コンテンツデータのメインデータが2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビットで、サブデータもまた、2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビットのデータである場合について説明する。
【0090】サーバ1からユーザ端末装置5に対して送信されたコンテンツデータは、ユーザ端末装置5のCPU101の制御によって、通信インターフェイス110を介して受信取得される。このコンテンツデータは、メインデータ[2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビット]、サブデータ[2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビットのデータ]の2種類のデータより成るのであるが、CPU101は、受信取得したコンテンツデータを例えばRAM103に一時保持しながら、メディアドライバ109に装填されているディスク20に対して記録が行われるようにメディアドライバ109に対する制御を実行する。つまり、ディスク20の第1エリア21にはメインデータ[2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビット]を記録し、第2エリア22にはサブデータ[2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビット]を記録していくものである。なお、この際において、メインデータとサブデータとをどのように記録していくのかについては、送信時のデータフォーマット等によって異なってくる。例えば、メインデータを記録した後にサブデータを記録するようにすることも考えられるし、また、メインデータをサブデータとを交互に、所定のデータ単位によって間欠的に記録していくようにすることも考えられる。
【0091】そして、このようにして記録されたコンテンツデータを再生するのにあたっては、例えば図12に示すようにされる。上記した記録動作によっては、図12(a)に示したようにして、メインデータ[2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビット]が記録され、第2エリア22にはサブデータ[2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビット]が記録される。そして、所定のタイミングで、第1エリア21と第2エリア22のそれぞれからデータの読み出しを行って、例えば、図12(b)に概念的に示すようにしてメモリに対して読み出しデータの蓄積を行う。つまり、メインデータとしては、図9(b)に示したように、N→N+2→N+4・・・という1つの時系列データからなるが、これをその時系列に従ってメモリ上のメインデータ領域のアドレスに対して順次格納する。また、同様にして、サブデータは図9(c)に示したように、N+1→N+3→N+5・・・という1つの時系列データとなっているので、この時系列に従ってメモリ上のメインデータ領域のアドレスに順次格納する。
【0092】そして、図12(b)に示すようにしてメモリに蓄積したデータを読み出す際には、図12(b)の右側に示す○印内の数値で表される順でアドレスを指定するようにされる。つまり、メインデータとサブデータとについて、サンプリング位置ごとのデータ単位で交互に読み出していくようにされる。これによって、読み出されるデータとしては、図12(c)に示すようにして、そのサンプリング位置がN→N+1→N+2→N+3→N+4→N+5・・・のようにして順次配列されることになる。これは、図9(a)に示したフォーマットによる2チャンネル、サンプリング周波数fs=88.2KHz、量子化16ビットの高音質なデジタルオーディオデータとなるものである。
【0093】そして、このようにして図12(c)に示すようにして得られた時系列データをサンプリング周波数fs=88.2KHzに対応するデータレートで再生処理を行い、また、量子化16ビットに対応したD/A変換を行うことで、例えばCDフォーマットよりも高音質な再生音を出力させることが可能になる。
【0094】このような再生処理を図10に示したユーザ端末装置5により行うとすれば、メディアドライバ109に装填されたディスク20を装填した上で、CPU101の制御によって、上述したようにしてメインデータとサブデータとの読み出しを行って、例えば図12(b)に示すような状態でRAM103に格納するようにされる。そして、CPU101による読み出しアドレスの制御によって、図12(b)により説明したアドレスの指定順に読み出しを行い、図12(c)に示すフォーマットとされたデジタルオーディオデータを、例えばディスプレイモニタ107に付随するとされるスピーカにて音声として出力されるように、信号処理を行って、入出力インターフェイス104を介して、ディスプレイモニタ107に転送する。また、例えばフラッシュメモリなどを備えた携帯用のオーディオ再生装置に対し、図12(c)に示すフォーマットとして得られたオーディオデータを、データインターフェイスを111を介して転送するようにすることも考えられる。
【0095】ところで、確認のために述べておくと、ディスク20に対応しておらず、例えばCDフォーマットのディスクにのみ対応したディスクドライバによりディスク20を再生した場合には、第2エリアを認識せず、第1エリア21のみが信号記録面として認識されることで、通常のCD方式のディスクとしての記録再生が行われる。つまり本実施の形態のディスク20は、例えば既存のCDフォーマットとの互換性を有することを配慮したフォーマットを有するものである。そしてこれについては、図11(b)に示したディスク20Aについても同様とされる。つまり、CDフォーマットのディスクにのみ対応したディスクドライバでは、第2層32を認識せず、第1層31のみがあるものとして通常のCD方式に従った記録再生を行うようにされる。
【0096】なお、上記説明では、コンテンツデータとして、図8の第2の実施の形態において、ノーマルユーザに提供すべき2チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットの高音質オーディオデータとしていた。つまり、メインデータが2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビット、サブデータが2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビットのデータであるものとして説明している。しかし、上記したディスクに対する記録再生は、例えば図8の第2の実施の形態において、ヘビーユーザ用のコンテンツデータである、4チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータの場合にも利用できる。即ち、第1エリアには、メインデータである2チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータを記録し、また、第2エリア22にはサブデータである2チャンネル、fs=88.2KHz、量子化16ビットのオーディオデータを記録するものである。
【0097】また、ディスク20に対するデータの記録は、図8に示した第2の実施の形態だけではなく、図2に示した第1の実施の形態の場合にも適用できる。つまり、楽曲データとしてのメインデータを第1エリア21に記録する一方で、ジャケットデータや歌詞データなどのサブデータを第2エリアに記録するようにされるものである。
【0098】また、上記した記録再生動作は、図11(a)に示したディスク20Aに対しても同様に行うことが可能である。つまり、ディスク20の第1エリア21,第2エリア22のそれぞれに対して行った記録再生を、ディスク20Aの第1層31,第2層32に対して行うようにすればよいものである。
【0099】また、例えば第1の実施の形態として、サブデータはジャケットデータ及び歌詞データとしているが、例えばアーテイストのURL(uniform resource locator)やライナーノーツなど、ほかにも楽曲としてのメインデータに付加することでコンテンツデータの内容的価値を高められる情報の種類はほかにも考えられるものである。更には、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせたコンテンツデータの内容としても構わないものである。一例としては、例えばメインデータが2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビットのデータであるとして、サブデータは、2チャンネル、fs=44.1KHz、量子化16ビットのデータとすることで、高音質化を図った上で、更に、ジャケットデータや歌詞データ等のコンテンツを付加することが考えられる。
【0100】また、コンテンツデータとして音の品質を変更するのにあたっては、上述したようなサブデータを付加するほかに、デジタルオーディオデータを所定方式により圧縮した上で、この圧縮率を変更することも考えられる。
【0101】また、所定の利用度を越えた時点に対応するダウンロード時のみサブデータを付加して伝送してもよいし、所定の利用度を越えた時点で過去にダウンロード済のメインデータに対応するサブデータを送信するようにしてもよい。
【0102】また、本発明としては、メインデータは楽曲データのみに限定されるものではない。1つには、メインデータをビデオソースなどの動画像データ、若しくは何らかの静止画像データとするものである。そしてこの場合のサブデータとしては、例えばメインデータとしての画像データを補間するようにして解像度を高めるためのサブ画像データとすることが考えられる。あるいは、利用度に応じて、圧縮率の異なる画像データを送信したり、また、いわゆるワイド画面化された画像データなど、画像のアスペクト比を変更した画像とすることも考えられる。つまり、この場合には、利用度に応じて、より高画質であったり、品位の高い画像を供給するものである。
【0103】また、メインデータをゲームのプログラムデータとすることも考えられる。そして、この場合のサブデータとしては、例えば、ゲームのストーリーの分岐を増加させるプログラムを付加したり、また、ゲームに現れるキャラクターなどを増やすことのできるデータなどを付加することが考えられる。つまりは、ゲームのストーリーを多様化して面白みを増すことのできるようなデータが付加されるものである。
【0104】更に、本発明のCODシステムとしては、これまでに説明した第1及び第2の実施の形態の構成のみに限定されるものではなく、適宜変更されて構わない。例えば、上記各実施の形態では、ユーザはパーソナルコンピュータとしてのユーザ端末装置5を所有してこれを操作するものとしているが、上記サーバに専用線等によって接続され、店舗等に設置される公衆端末装置としての形態とされてもよいものである。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユーザ側からのコンテンツデータのリクエストがあった場合には、サーバ装置若しくは情報センター側では、ユーザ固有の情報と、受信したユーザ識別情報とに基づいて、コンテンツデータとしてメインデータのみ送信する、或いはメインデータと共にサブデータを付加して送信するようにされる。これは、例えば、ユーザ固有の情報に基づいて得られるそのユーザの利用度等に応じてコンテンツデータの内容的価値を変更できることを意味している。このようなシステムの形態であれば、ユーザの利用度に応じたサービスの差別化、つまり、利用度の高いユーザに対してはより手厚いサービスを提供するという、一般市場においては広く行われていることを、例えばインターネットショッピングにおいても行うことが可能となるものであり、これにより、市場の活性化を図ることが可能になるものである。
【0106】また、本発明の端末装置としては、コンテンツデータ(メインデータ)と付加データとを情報センタからダウンロードし、これを記録媒体に記録するのにあたっては、その記録媒体上のそれぞれ異なる所要のデータ記録領域に対して割り振るようにして記録を行うようにされる。このようにして記録媒体にデータを記録した場合、例えば従来の再生装置では、メインデータが記録された領域のみを再生することでメインデータのみを再生出力し、この記録媒体のフォーマットに対応した再生システムでは、メインデータと共にサブデータを再生するというような使い分けを行うことが可能になる。つまり、従来の再生装置との互換性があるとされたうえで、本発明に対応するコンテンツデータを記録再生できることになるものであり、本発明の配信用のデータであるコンテンツデータ及び付加データを、効率的に記録再生することが可能になる。また、ユーザにとっては既存の再生装置等も利用できるなど、広い汎用性が与えられるものである。




 

 


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