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発明の名称 メモリカード再生機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−62898(P2002−62898A)
公開日 平成14年2月28日(2002.2.28)
出願番号 特願2000−250505(P2000−250505)
出願日 平成12年8月22日(2000.8.22)
代理人 【識別番号】100091546
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 正美
【テーマコード(参考)】
5B058
5D045
【Fターム(参考)】
5B058 CA01 KA08 YA16 
5D045 DB10
発明者 村山 静得
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】不揮発性の半導体メモリから、これにデータ圧縮されて記録されているデジタルオーディオデータを読み出す読み出し回路と、上記半導体メモリから読み出された上記デジタルオーディオデータに対して、データ伸長を行うデコーダ回路と、上記データ伸長の行われたデジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号にD/A変換するD/Aコンバータ回路と、再生時、上記データ伸長の方式を、上記半導体メモリから読み出されたデジタルオーディオデータのデータ圧縮の方式に対応した方式に変更する制御回路とを有するメモリカード再生機。
【請求項2】請求項1に記載のメモリカード再生機において、上記半導体メモリは、所定のパッケージに収納されてメモリカードに構成され、このメモリカードが着脱自在であるようにしたメモリカード再生機。
【請求項3】請求項1あるいは請求項2に記載のメモリカード再生機において、上記制御回路は、再生を開始するまでに、上記半導体メモリにおけるデジタルオーディオデータと、そのデータ圧縮の方式との対応を示すリストを形成し、再生時、上記リストを参照することにより、上記データ伸長の方式を、上記半導体メモリから読み出されたデジタルオーディオデータのデータ圧縮の方式に対応した方式に変更するようにしたメモリカード再生機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリカード再生機に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルオーディオデータの記録を行う場合、その記録メディアが磁気テープやCDのときには、デジタルオーディオデータは非圧縮の状態で記録される。また、記録メディアがMDのときには、デジタルオーディオデータはATRAC(登録商標)方式によりデータ圧縮された状態で記録される。このように、デジタルオーディオデータを記録する場合、そのデータは、記録メディアに対応した形式となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録メディアとして、近年、メモリカードが実用化されている。このメモリカードは、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリを、小型で薄型のパッケージに収納したものであり、そのメモリカードを使用する機器に対して着脱自在の構成とされている。なお、メモリカードには、製品として、メモリスティック(登録商標)やマルチメディアカード(登録商標)などがある。
【0004】そして、このメモリカードは、いわゆるデジタルカメラなどに使用されているが、メモリカードに信号を記録・再生するのであれば、機械的な可動部分が不要であり、耐震性が高いので、メモリカードは、ポータブルタイプのオーディオ再生機においても、デジタルオーディオデータの記録メディアとして使用されている。
【0005】そして、メモリカードにデジタルオーディオデータを記録する場合には、そのデジタルオーディオデータはデータ圧縮(エンコード)して記録するが、そのデータ圧縮の形式は、まちまちであり、例えば、MP3、ATRAC3(登録商標)、AACなどが使用されている。
【0006】このため、音楽をレーベル会社からインターネットなどを通じてダウンロードした場合、Aレーベル会社からダウンロードした曲はMP3形式、Bレーベル会社からダウンロードした曲はATRAC3形式、Cレーベル会社からダウンロードした曲はAAC形式、・・・のように、曲によってデータ圧縮の形式が異なってしまい、そのような曲が1枚のメモリカードに記録されてしまうことがある。つまり、1枚のメモリカードであっても曲によってデータ圧縮の形式が異なってしまうことがある。
【0007】この発明は、そのように1枚のメモリカードにデータ圧縮形式の異なる曲が混在して記録されていても、それらの曲を正常に再生できる再生機を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例えば、不揮発性の半導体メモリから、これにデータ圧縮されて記録されているデジタルオーディオデータを読み出す読み出し回路と、上記半導体メモリから読み出された上記デジタルオーディオデータに対して、データ伸長を行うデコーダ回路と、上記データ伸長の行われたデジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号にD/A変換するD/Aコンバータ回路と、再生時、上記データ伸長の方式を、上記半導体メモリから読み出されたデジタルオーディオデータのデータ圧縮の方式に対応した方式に変更する制御回路とを有するメモリカード再生機とするものである。したがって、半導体メモリから読み出されたデジタルオーディオデータをデコードするとき、そのデータ圧縮の方式に対応してデータ伸長の方式が変更されてデコードされる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、符号10はメモリカードを示し、符号20は、この発明を適用したポータブルタイプのメモリカード再生機の一例を示す。
【0010】そして、メモリカード10には、例えば、曲(音楽)のデジタルオーディオデータが記録あるいは保存されている。このデジタルオーディオデータは、例えば、レーベル会社からパーソナルコンピュータにダウンロードされ、さらに、メモリカード10にコピーされたものである。あるいは、CDなどからメモリカード10にコピーされたものである。
【0011】この場合、メモリカード10におけるデジタルオーディオデータは、1曲分ごとに1つのファイルとされ、そのファイルを単位として管理するようにされている。また、そのデジタルオーディオデータは、曲ごとに(ファイルごとに)、所定の形式でデータ圧縮されている。さらに、そのデジタルオーディオデータには、曲ごとに、その曲に関する情報、例えば、曲名、アーティスト名、演奏時間、データ圧縮形式などのデータが付加されている。
【0012】そして、このメモリカード10は、コネクタ21に差し込まれたとき、このコネクタ 21を通じて読み出し回路22に接続される。この読み出し回路22は、後述するマイクロコンピュータ31の指示にしたがって、メモリカード10におけるファイルを選択するとともに、その選択したファイルにおけるデジタルオーディオデータを順に読み出すものである。
【0013】そして、この読み出し回路22は、デコーダ回路、図1の場合には、DSP23に接続される。このDSP23は、マイクロコンピュータ31により指定されると、読み出し回路22から出力されるデジタルオーディオデータに対して、マイクロコンピュータ31により指定された方式のデータ伸長(デコード)を実行するようにプログラムされている。そして、DSP23は、D/Aコンバータ回路24に接続され、このD/Aコンバータ回路24は、出力アンプ25およびコネクタ26を通じてヘッドホン27に接続される。
【0014】また、マイクロコンピュータ31は、この再生機20の動作を制御する制御回路であるが、そのCPU(図示せず)が実行するプログラムの一部として、例えば図2に示すような再生ルーチン100が用意される。このルーチン100は、DSP23を制御してメモリカード10に記録されている曲の再生を実現するためのものであり、その詳細については後述する。なお、図2においては、ルーチン100は、この発明に関係する部分だけを抜粋して示している。
【0015】さらに、マイクロコンピュータ31は、インターフェイス回路22およびDSP23に接続されるとともに、各種の操作キー(操作スイッチ)32と、表示素子、例えばLCD33とが接続される。また、マイクロコンピュータ31のRAM(図示せず)には、例えば図3に示すような再生リスト200が用意される。
【0016】すなわち、この再生リスト200は、メモリカード10に記録されているファイル(曲)について、そのファイルごとに、曲番号、ファイル名、データ圧縮の形式、再生終了フラグのデータを有する。なお、再生終了フラグは、シャッフル再生モードのときに使用されるフラグで、対応する曲の再生が実行されていないときには、“0”であり、再生が実行されて終了したときには、“1”にセットされるものである。
【0017】例えば、図3の場合には、曲番号「1」の曲(ファイル)は、ファイル名が「track10」であり、ATRAC3形式でデータ圧縮されている。また、シャッフル再生モードのとき、再生済みである。なお、この再生リスト200は、後述するように、メモリカード10をコネクタ21に差し込んで所定のキー操作を行ったときに新しく作成され、メモリカード10をコネクタ21から抜き取ったとき、消去ないし削除される。
【0018】このような構成において、メモリカード10をコネクタ21に差し込み、操作キー32のうちの再生キーを操作すると、マイクロコンピュータ31におけるCPUの処理がルーチン100のステップ101からスタートし、次にステップ102において、再生リスト200がマイクロコンピュータ31のRAMにあるかどうかがチェックされ、ないときには、処理はステップ102からステップ103に進む。そして、このステップ103において、メモリカード10の記録内容を検索することにより例えば図3に示すような再生リスト200が形成される。ただし、このとき、すべての再生終了フラグは“0”とされる。そして、その後、処理はステップ104に進む。
【0019】また、ステップ102において、すでに再生リスト200があるときには、処理はステップ102からステップ104に進む。
【0020】そして、ステップ104においては、再生モードがチェックされ、通常の再生モードに設定されている場合には、処理はステップ104からステップ111に進み、このステップ111において、再生リスト200における曲番号を示す変数nが「1」に設定され、その後、処理はステップ112に進む。すると、ステップ112においては、マイクロコンピュータ31により読み出し回路22およびDSP23が制御され、メモリカード10に記録されている曲のうち、曲番号nの曲の再生が開始される。
【0021】すなわち、メモリカード10のデジタルオーディオデータ(ファイル)のうち、曲番号nのデジタルオーディオデータが、読み出し回路22により順に読み出されるとともに、DSP23に供給されていく。また、再生リスト200が参照され、曲番号nの曲について、そのデータ圧縮形式が読み出され、このデータ圧縮形式に対応するデータ伸長のプログラムを実行するように、DSP23が制御される。
【0022】したがって、DSP23において、曲番号nの曲のデジタルオーディオデータが、そのデータ圧縮形式に対応したデータ伸長処理により、もとのデジタルオーディオデータにデコードされる。そして、このデコードされたデジタルオーディオデータがD/Aコンバータ回路24に供給されて左および右チャンネルのアナログオーディオ信号L、RにD/A変換され、この信号L、Rが、出力アンプ25およびコネクタ26を通じてヘッドホン27に供給される。こうして、曲番号nの曲が再生される。
【0023】そして、曲番号nの曲の再生を終了すると、処理はステップ113に進み、メモリカード10に記録されているすべての曲を再生したかどうかが判別され、すべての曲を再生していないときには、処理はステップ113からステップ114に進み、このステップ114において、曲番号nが「1」だけインクリメントされ、その後、処理はステップ112に戻る。
【0024】したがって、以後、ステップ112〜114が繰り返されるとともに、この繰り返しにより、メモリカード10に記録されているデジタルオーディオデータが、順番に、かつ、そのデータ圧縮形式に対応したデータ伸長処理によりデコードされて再生されていくことになる。
【0025】そして、メモリカード10に記録されているすべての曲が再生されると、これがステップ113により判別され、処理はステップ113からステップ129に進み、このルーチン100を終了する。
【0026】一方、ステップ104において、再生モードがシャッフルモードに設定されている場合には、処理はステップ104からステップ121に進み、このステップ121において、曲番号nが乱数により設定され、次にステップ122において、再生リスト200の再生終了フラグのうち、曲番号nの再生終了フラグがチェックされ、“1”(再生済み)のときには、処理はステップ121に戻り、曲番号nが乱数により再設定される。
【0027】こうして、再生終了フラグが“0”(未再生)の曲番号nとなるまで、ステップ121、122が繰り返され、再生終了フラグが“0”(未再生)の曲番号nが見つかると、処理はステップ122からステップ123に進み、このステップ123において、ステップ112と同様にして、メモリカード10に記録されている曲のうち、曲番号nの曲の再生が開始される。
【0028】すなわち、メモリカード10のデジタルオーディオデータ(ファイル)のうち、曲番号nのデジタルオーディオデータが、読み出し回路22により順に読み出されるとともに、DSP23に供給されていく。また、再生リスト200が参照され、曲番号nの曲について、そのデータ圧縮形式が読み出され、このデータ圧縮形式に対応するデータ伸長のプログラムを実行するように、DSP23が制御される。したがって、DSP23において、曲番号nの曲のデジタルオーディオデータが、そのデータ圧縮形式に対応したデータ伸長処理により、もとのデジタルオーディオデータにデコードされ、その結果、曲番号nの曲のアナログオーディオ信号L、Rがヘッドホン27に供給される。
【0029】そして、曲番号nの曲の再生を終了すると、処理はステップ124に進み、再生リスト200の再生終了フラグのうち、曲番号nの曲の再生終了フラグが“1”(再生済み)にセットされる。そして、その後、処理はステップ125に進み、メモリカード10に記録されているすべての曲を再生したかどうかが判別され、すべての曲を再生していないときには、処理はステップ125からステップ121に戻る。
【0030】したがって、以後、ステップ121〜125が繰り返されるとともに、この繰り返しにより、メモリカード10に記録されている曲がランダムに、かつ、重複することなく再生されていく。
【0031】そして、メモリカード10に記録されている曲がすべて再生されると、処理はステップ125からステップ126に進み、再生リスト200の再生終了フラグがすべて“0”(未再生)にセットされ、その後、ステップ129によりこのルーチン100を終了する。
【0032】こうして、上述のメモリカード再生機20によれば、メモリカード10に記録された曲を再生するとき、DSP23は、マイクロコンピュータ31の指示にしたがって、再生する曲のデータ圧縮の形式に対応するデータ伸長を実行するので、再生する曲のデータ圧縮形式にかかわらず、その曲を適切に再生することができる。
【0033】また、曲を再生するとき、1曲ごとに再生リスト200をチェックすることにより、曲のデータ圧縮形式に対応するデータ伸長を実行するようにしているので、メモリカード10にデータ圧縮形式の異なる曲が混在して記録されていても、それらの曲を正常に再生することができる。
【0034】なお、上述において、メモリカード10にディレクトリを用意し、曲(ファイル)を、データ圧縮形式ごとに別個のディレクトリに分類して保存する場合には、例えば図4に示すように、再生リスト200に、曲ごとに、その曲の保存先のディレクトリ名を保持すればよい。
【0035】また、上述において、読み出し回路22やD/Aコンバータ回路24は、DSP23に含まれていてもよい。さらに、記録機能を付加することもできる。
【0036】
〔この明細書で使用している略語の一覧〕
AAC :MPEG-2 Advanced Audio Coding ATRAC :Adaptive TRansform Acoustic Coding (Trade Mark) ATRAC3:Adaptive TRansform Acoustic Coding 3 (Trade Mark) CD :Compact Disc CPU :Central Processing Unit D/A :Digital to Analog DSP :Digital Signal Processor LCD :Liquid Crystal Display MD :Mini Disc MP3 :MPEG-1 Audio Layer 3 MPEG :Motion Picture Image Coding Experts Group RAM :Random Access Memory【0037】
【発明の効果】この発明によれば、メモリカードに記録された曲を再生するとき、その曲のデータ圧縮形式にかかわらず、曲を適切に再生することができる。また、メモリカードにデータ圧縮形式の異なる曲が混在して記録されていても、それらの曲を正常に再生することができる。




 

 


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