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発明の名称 車両用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−324412(P2002−324412A)
公開日 平成14年11月8日(2002.11.8)
出願番号 特願2001−125806(P2001−125806)
出願日 平成13年4月24日(2001.4.24)
代理人 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3K080
【Fターム(参考)】
3K080 AA01 BA01 BB12 BB20 
発明者 廻谷 直子
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】無色透明又は有色透明の色領域を複数有するアウターレンズと、該アウターレンズに覆われた光源とを備え、該光源の発光が少なくとも二つの色領域を透過するとともに各色領域を透過した光が同一の機能色を呈することを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】前記アウターレンズが有色透明の色領域を有し、該有色透明の色領域を透過した光が前記光源の発光の色とその有色透明の色領域の色との加色により機能色を呈することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】前記アウターレンズが無色透明の色領域と有色透明の色領域とを有するとともに前記光源の発光がある機能色を呈し、前記有色透明の色領域を透過した光が前記発光の色とその有色透明の色領域の色との加色により前記発光の機能色と同一の機能色であって前記発光の色とは異なる色を呈することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルランプ又はバックランプ等の機能に応じた色の光を発する車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には一般に種々の灯具が設けられており、例えばヘッドランプが前方を照射するために白色等の光を発し、テールランプが自車の視認性を高めるために赤色の光を発するように、各灯具はその機能に応じた色の光を発するように構成されている。すなわち、各灯具は一つの光源又はコンビネーションランプのように複数の光源を有するとともに、その光源を覆う無色又は有色の透明部材をアウターレンズとして又はアウターレンズの内側に有し、光源の発光がその透明部材を透過した後に所定の色を呈することによって、照明、合図等の当該灯具が司るべき機能を果たすようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そのような従来の車両用灯具では一つの光源に着目すると外観上は一色に見え、このことは点灯時においても消灯時においても変わるところがなく(透明部材をアウターレンズの内側に設けることによって点灯時と消灯時とで見える色が異なることはあるが)、その点灯時に観察される一つの色(又はこの色の光)により所定の機能が果たされている。
【0004】しかしながら、観察される色により所定の機能が果たされるとはいっても、その機能を果たすための色は厳密なものではなくある範囲内の色度を有すればよいので、この範囲を満たすのであれば若干異なる複数の色の光を出すことによって灯具の見栄えの向上を図ることができる(本願においては、そのある範囲内の色度を有して所定の機能を果たす色を「機能色」といい、そのある範囲内にあればたとえ互いに色度の異なる色であっても「同一の機能色」という。)。また、このように灯具が複数の色の光を発すれば他車の運転手等の周囲の注意を一層引くことができるので、安全性のさらなる向上にも結び付くものと考えられる。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、見栄えに優れるとともに周囲の注意をより一層引くことができ、ひいては安全性のさらなる向上にも資することのできる車両用灯具を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1の発明は、無色透明又は有色透明の色領域を複数有するアウターレンズと、該アウターレンズに覆われた光源とを備え、該光源の発光が少なくとも二つの色領域を透過するとともに各色領域を透過した光が同一の機能色を呈する車両用灯具を特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、光源の発光が少なくとも二つの色領域を透過するとともに各色領域を透過した光が同一の機能色を呈するので、所定の機能を果たす光源が点灯した際に少なくとも二つの色からなる光(互いに異なる色度を有する複数の色からなる光)が観察され、灯具が見栄えに優れ、かつ、周囲の注意を一層引き付けて安全性のさらなる向上も図られる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用灯具において、前記アウターレンズが有色透明の色領域を有し、該有色透明の色領域を透過した光が前記光源の発光の色とその有色透明の色領域の色との加色により機能色を呈することを特徴とする。
【0009】請求項2の発明によれば、光源の発光の色とアウターレンズの有色透明の色領域の色との加色により機能色が合成されるので、この機能色を合成するために光源やアウターレンズとは別途にフィルター等を設ける必要がなく、上記請求項1の発明の効果が簡易かつ低コストに奏される。
【0010】請求項3の発明は、請求項1に記載の車両用灯具において、前記アウターレンズが無色透明の色領域と有色透明の色領域とを有するとともに前記光源の発光がある機能色を呈し、前記有色透明の色領域を透過した光が前記発光の色とその有色透明の色領域の色との加色により前記発光の機能色と同一の機能色であって前記発光の色とは異なる色を呈することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明によれば、光源の発光自体がある機能色を呈して無色透明の色領域をそのまま透過するとともに、有色透明の色領域を透過する際に加色により原機能色と同一の機能色であってもとの色とは異なる色に変化するので、観察される光の複数の色のうち一色は光源の発光色がそのまま用いられ、上記請求項1の発明の効果が簡易かつ低コストに奏される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明に係る車両用灯具1,1’を示す。この車両用灯具1,1’は車両2の右後方、左後方に設けられたリアコンビネーションランプであって、その構造は互いに左右対称な点を除いて略同様であるので、以下では車両用灯具1について説明することとし、車両用灯具1’についての説明は省略する。
【0014】車両用灯具1は、テール/ストップランプ3、ターンシグナルランプ4及びバックランプ5を一体的に備え、図中の二点鎖線はその各ランプ3,4,5の境界を観念的に表している。この車両用灯具1は、図2に示すように、アウターレンズ6と、ハウジング7と、ハーネスアセンブリ8とから概略構成されている。
【0015】アウターレンズ6は無色透明の色領域としての無色(クリア)の色領域6cと、有色透明の色領域としての桃色(ピンク)の色領域6pとを有する。この二つの色領域6c,6pは、アウターレンズ6の中央部を縦断する境界線9により区分されている。
【0016】ハウジング7には、テール/ストップランプ3、ターンシグナルランプ4、バックランプ5に対応する三つの灯室10,11,12が形成されている。ハウジング7の前面には後述のようにアウターレンズ6が取り付けられるが、この取付後にアウターレンズ6の境界線9と対応するように灯室10,11,12の中央部にはリブ13,14,15が設けられている。灯室10,11,12の各背面及び各側面、並びにリブ13,14,15の各側面は、それぞれ表面がアルミ蒸着又は銀色塗装されてリフレクタとして機能する。また、灯室10,11,12の各背面及びリブ13,14,15には、後述の光源16,17,18の形状に合わせて挿通穴19,20,21及び切欠部22,23,24がそれぞれ形成されている。
【0017】ハーネスアセンブリ8は三つの電球25,26,27を有し、電球25,26,27はテール/ストップランプ3、ターンシグナルランプ4、バックランプ5にそれぞれ用いられる。したがって、電球25にはテールランプとして用いられる場合とストップランプとして用いられる場合とで異なる明るさで点灯するようにリード線28が三本接続され、電球26にはリード線29が二本接続され、電球27にはリード線30が二本接続されている。その電球25は赤色のインナーキャップ31が被せられて光源16を構成し、電球26は橙色(アンバー)と緑色とに色分けされたインナーキャップ32が被せられて光源17を構成し、電球27は無色(クリア)と青色とに色分けされたインナーキャップ33が被せられて光源18を構成する。
【0018】この車両用灯具1は、アウターレンズ6をハウジング7の前面に超音波熱溶着により取り付けるとともに、ハーネスアセンブリ8の光源16,17,18をハウジング7の後方から挿通穴19,20,21に挿通させることによって図3に示すように製造される。その挿通により、インナーキャップ31,32,33はリブ13,14,15の切欠部22,23,24を埋めるように灯室10,11,12内に位置するが、詳細にはインナーキャップ32については図3において橙色の部分32uがリブ14の左側に位置して緑色の部分32gがリブ14の右側に位置するように、インナーキャップ33については無色の部分33cがリブ15の左側に位置して青色の部分33bがリブ15の右側に位置するようになっている。
【0019】このような構成により、光源16が点灯すると、リブ13の左側からは赤色の光が色領域6cを透過してそのまま視認され、リブ13の右側からは赤色の光が色領域6pを透過してより濃い赤色の光が視認され、テール/ストップランプ3全体としては微妙に異なる二つの赤色の光を発することになる。
【0020】また、光源17が点灯すると、リブ14の左側からは橙色の光が色領域6cを透過してそのまま視認され、リブ14の右側からは緑色の光が色領域6pを透過して緑色と桃色との加色(補色:ここで「補色」とは所望の機能色を得るために互いに異なる複数の色同士を混ぜ合わせることをいうものとし、その混ぜ合わせる色同士は互いに補色の関係にあるというものとする。)により合成された橙色の光が視認され、ターンシグナルランプ4全体としては微妙に異なる二つの橙色の光を発することになる。このとき、インナーキャップ32の部分32uから出射される橙色の光はリブ14に遮光されて色領域6pを透過せず、インナーキャップ32の部分32gから出射される緑色の光はリブ14に遮光されて色領域6cを透過しないので、法規等で予定されている色(ここでは橙色)以外の色の光は視認されない。
【0021】一方、光源18が点灯すると、リブ15の左側からは白色の光が色領域6cを透過してそのまま視認され、リブ15の右側からは青色の光が色領域6pを透過して青色と桃色との加色(補色)により合成された白色の光が視認され、バックランプ5全体としては微妙に異なる二つの白色の光を発することになる。このとき、インナーキャップ33の部分33cから出射される白色の光はリブ15に遮光されて色領域6pを透過せず、インナーキャップ33の部分33bから出射される青色の光はリブ15に遮光されて色領域6cを透過しないので、法規等で予定されている色(ここでは白色)以外の色の光は視認されない。
【0022】この実施の形態に係る車両用灯具1では、光源16,17,18の発光が二つの色領域6c,6pを透過するとともに各色領域6c,6pを透過した光が同一の機能色を呈するので、一又は複数の所定機能を果たす光源が点灯した際に微妙に相違する二つの色からなる光が観察され、灯具が見栄えに優れ、かつ、周囲の注意を一層引き付けて安全性のさらなる向上が図られる。
【0023】また、その機能色が光源16,17,18の発光の色とアウターレンズ6の色領域6pの桃色との加色(補色)により合成されるので、機能色を合成するために光源16,17,18やアウターレンズ6とは別途にフィルター等を設ける必要がない。さらに、光源16,17,18の発光(全体的な発光と部分的な発光とを含む。)自体が赤色、橙色、白色という機能色を呈して色領域6cをそのまま透過するとともに、色領域6pを透過する際に原機能色と同一の機能色であってもとの色とは異なる色に変化するので、観察される光の複数の色のうち一色は光源16,17,18の発光色がそのまま用いられ、上記効果が簡易かつ低コストに奏される。
【0024】なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えばアウターレンズ6が必ずしも無色透明の色領域を有していなくても、あるいは、三つ以上の色領域を有していてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明によれば、光源の発光が少なくとも二つの色領域を透過するとともに各色領域を透過した光が同一の機能色を呈するので、所定の機能を果たす光源が点灯した際に少なくとも二つの色からなる光(互いに異なる色度を有する複数の色からなる光)が観察され、灯具が見栄えに優れ、かつ、周囲の注意を一層引き付けて安全性のさらなる向上も図られる。
【0026】請求項2の発明によれば、光源の発光の色とアウターレンズの有色透明の色領域の色との加色により機能色が合成されるので、この機能色を合成するために光源やアウターレンズとは別途にフィルター等を設ける必要がなく、上記請求項1の発明の効果が簡易かつ低コストに奏される。
【0027】請求項3の発明によれば、光源の発光自体がある機能色を呈して無色透明の色領域をそのまま透過するとともに、有色透明の色領域を透過する際に加色により原機能色と同一の機能色であってもとの色とは異なる色に変化するので、観察される光の複数の色のうち一色は光源の発光色がそのまま用いられ、上記請求項1の発明の効果が簡易かつ低コストに奏される。




 

 


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