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発明の名称 車両用前照灯
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−260415(P2002−260415A)
公開日 平成14年9月13日(2002.9.13)
出願番号 特願2001−55303(P2001−55303)
出願日 平成13年2月28日(2001.2.28)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【テーマコード(参考)】
3K039
3K042
【Fターム(参考)】
3K039 AA01 CC01 FB04 FD12 GA02 JA03 
3K042 AA08 AC06 BB11 BD05 BE09 CB13
発明者 古谷 隆之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 光源が取付けられた固定リフレクタの光軸よりも上側に、上下方向に沿う回転軸を中心にして中立位置から少なくとも左右いずれかの方向へ回転自在な可動リフレクタが配設され、駆動手段を可動リフレクタの一部に係合させて、該駆動手段の駆動力により可動リフレクタを回転させる車両用前照灯であって、前記駆動手段には、前記可動リフレクタを中立位置に復帰させる付勢手段を設けると共に、前記駆動手段の故障時に、前記可動リフレクタとの係合を解除する方向へ該駆動手段を移動させることを特徴とする車両用前照灯。
【請求項2】 請求項1記載の車両用前照灯であって、前記付勢手段が、前記回転軸に回転不能な状態で固定されたバネよりなり、その左右両側の自由端が可動リフレクタの回転軸を軸支するブラケットに形成された開口の側端に対して、それぞれ内側から係合した状態になっていることを特徴とする車両用前照灯。
【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両用前照灯であって、可動リフレクタの回転軸に、ハス歯ギアを配設してなり、該ハス歯ギアに対して左右方向へ移動自在に支持された前記駆動手段のウォームギアを係合させ、駆動手段の故障時にはソレノイドにより駆動手段をハス歯ギアから離反する方向へ移動させ得ることを特徴とする車両用前照灯。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用前照灯、特にコーナリング時の視認性を高めることができる車両用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体の左右両側に設けられた前照灯にあっては、その前照灯にそれぞれ可動リフレクタを設け、その可動リフレクタを車両の旋回方向へ回転させて、前照灯の配光パターンを曲がる方向へ変化させることにより、曲がる先を遠くまで照らして、コーナリング時の視認性を高めるようにしたものが知られている(類似技術として、特開2000−294016号公報参照)。
【0003】この種の可動リフレクタの一部(例えば、回転軸)には、ハス歯ギアが配設され、このハス歯ギアにステッピングモータ等の駆動手段のウォームギアを係合させ、車両旋回時において、駆動手段の駆動力により可動リフレクタを旋回する方向へ回転させる構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の技術にあっては、可動リフレクタの一部と駆動手段との機械的係合関係により、駆動手段の駆動力を可動リフレクタに伝達して、可動リフレクタを旋回する方向へ回転させる構造になっているため、万一、可動リフレクタを回転させた状態において、駆動手段に断線等の故障が生じると、可動リフレクタが機械的係合状態の抵抗力により元に戻らず、回転した状態のまま保持されることとなり、旋回後において他車への眩惑となるおそれがある。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、駆動手段の故障時に可動リフレクタを元の中立位置に復帰させる、いわゆるフェイルセーフ機構を具備した車両用前照灯を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、光源が取付けられた固定リフレクタの光軸よりも上側に、上下方向に沿う回転軸を中心にして中立位置から少なくとも左右いずれかの方向へ回転自在な可動リフレクタが配設され、駆動手段を可動リフレクタの一部に係合させて、該駆動手段の駆動力により可動リフレクタを回転させる車両用前照灯であって、前記駆動手段には、前記可動リフレクタを中立位置に復帰させる付勢手段を設けると共に、前記駆動手段の故障時に、前記可動リフレクタとの係合を解除する方向へ該駆動手段を移動させる。
【0007】請求項1記載の発明によれば、駆動手段の故障時に、駆動手段が可動リフレクタとの係合を解除する方向へ移動するため、可動リフレクタは、フリー回動状態となり、付勢手段により自動的に中立位置に復帰する。
【0008】請求項2記載の発明は、前記付勢手段が、前記回転軸に回転不能な状態で固定されたバネよりなり、その左右両側の自由端が可動リフレクタの回転軸を軸支するブラケットに形成された開口の側端に対して、それぞれ内側から係合した状態になっている。
【0009】請求項2記載の発明によれば、付勢手段をバネで形成したしたため、簡単な構造で、可動リフレクタを中立位置に復帰させることができ、内部スペースが限られた前照灯への使用に好適である。
【0010】請求項3記載の発明は、可動リフレクタの回転軸に、ハス歯ギアを配設してなり、該ハス歯ギアに対して左右方向へ移動自在に支持された前記駆動手段のウォームギアを係合させ、駆動手段の故障時にはソレノイドにより駆動手段をハス歯ギアから離反する方向へ移動させ得る。
【0011】請求項3記載の発明によれば、ウォームギアをハス歯ギアから離反させるだけで係合を解除できるため、ウォームギアを移動させるストロークが短く、使用するソレノイドも小型で且つ小出力のもので済み、内部スペースが限られた前照灯への使用に好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態に係る前照灯1を図1〜図7に基づいて説明する。図1に示された前照灯1は、車体前部の左右両側に設けられたうちの右側部分に相当するもので、図2における矢示A方向が車幅方向外側で、矢示B方向が車幅方向内側(中央側)である。
【0013】この前照灯1の内部には、固定リフレクタ2が設けられ、その中心に光源2が取付けられている。この光源2は、グレア光となる前方への直進光を遮るため、上部以外がシェード4にて覆われている。固定リフレクタ2の光軸Sよりも上側部分は、鉛直方向に沿う回転軸5を中心に左右へ回転自在な可動リフレクタ6として、固定リフレクタ2から分割されている。
【0014】可動リフレクタ6の回転軸5は、「付勢手段」としての概略V形をしたバネ7が回転不能な状態で固定され、その左右両側の自由端は、固定リフレクタ2の後方で回転軸5を軸支しているブラケット8に形成された開口9の側端に内側から係合した状態になっている。このバネ7は、可動リフレクタ6が中立位置にあるときは、弾性変形ゼロである。このバネ7は、小さくて簡単な構造でありながら、可動リフレクタ6に対して中立位置に復元する付勢力を発生させることができるため、内部スペースが限られた前照灯1への使用に好適である。
【0015】また、可動リフレクタ6の回転軸7には、ハス歯ギア10が配設され、このハス歯ギア10に、「駆動手段」としてのステッピングモータ11のウォームギア12が車幅方向内側Bから係合している。従って、ステッピングモータ11の駆動力がウォームギア12を介してハス歯ギア10に伝達され、該ハス歯ギア10を回転させることにより、可動リフレクタ6が固定リフレクタ2と同じ向きの中立位置から左右へ回転するようになっている。
【0016】ステッピングモータ11は、ブラケット8の上端に形成されたガイド13に沿って左右方向へ移動自在に支持され、ステッピングモータ11の車幅方向外側Aに配されたソレノイド14により左右へ移動するようになっている。このソレノイド14は、通常時はステッピングモータ11を車幅方向外側Aへ移動させて、ウォームギア12をハス歯ギア10に係合させた状態を維持する。
【0017】従って、車両の直進時は、可動リフレクタ6は固定リフレクタ2と一緒に中立位置を保持し、図6及び図7に示されるように、主に光源5の光を直進方向へ照射する集中配光パターンLPを示すが、車両の旋回時は、ハス歯ギア10に係合させたウォームギア12を回転させることにより、可動リフレクタ6だけを旋回する方向へ回転させ、曲がる方向まで広角度で照らす拡散配光パターンWPを示すことができる。
【0018】可動リフレクタ6は、図示しないステアリングハンドルによる操舵方向への操舵角度に相応して回転させることもできるし、車両の周囲環境、地図情報、車速などの情報から、ステアリングハンドルを操舵する方向を検出して、ステアリングハンドル操作の直前に可動リフレクタ6を必要な角度だけ回転させることもできる。可動リフレクタ6を、予め車両の旋回方向へ回転させておけば、配光パターンを早めに曲がる方向へ変化させて、コーナリング時の視認性を更に高めることができる。
【0019】そして、可動リフレクタ6を回転させた状態において、ステッピングモータ11の断線等の故障が生じた時には、その故障状態を図示せぬセンサーで検知して、ステッピングモータ11を車幅方向内側Bへ移動させて、ウォームギア12とハス歯ギア10との係合を解除させる。可動リフレクタ6を回転させた状態においては、バネ7における回転させた方の自由端が開口9の側端との当接により弾性変形した状態になっているため、ウォームギア12とハス歯ギア10と係合を解除して、可動リフレクタ6をフリー回動状態にすると、バネ7の弾性復元力により、可動リフレクタ6が元の中立位置に戻る。従って、旋回後においても、可動リフレクタ6の回転状態が元に戻らずに、他車へ眩惑光を与えてしまうようなことはない。
【0020】ウォームギア12は、ハス歯ギア10から僅かに離すだけで、係合状態を解除できるため、使用するソレノイド14も小型で且つ小出力のもので済み、内部スペースが限られた前照灯1への使用に好適である。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、駆動手段の故障時に、駆動手段が可動リフレクタとの係合を解除する方向へ移動するため、可動リフレクタはフリー回動状態となり、付勢手段により自動的に中立位置に復帰する。




 

 


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