米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 照明 -> 市光工業株式会社

発明の名称 車両用灯具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−25308(P2002−25308A)
公開日 平成14年1月25日(2002.1.25)
出願番号 特願2000−205498(P2000−205498)
出願日 平成12年7月6日(2000.7.6)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【テーマコード(参考)】
3K042
【Fターム(参考)】
3K042 AA08 AC05 BB01 BE01 CB05 
発明者 奥田 晴雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 すれ違い配光と走行配光の切り替えを、一つの光源のリフレクタに対する変位により行うようにした車両用灯具において、前記切り替えを行う調整機構が、前記リフレクタの焦点を通る中心軸に直交する水平線に対して適宜の角度で斜行する水平斜行線と平行な軸心を有して前記リフレクタの外側に回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に一端を固着すると共に、中央部に前記光源を保持するバルブホルダを設け、かつ他端を自由端とした作動板と、前記光源がすれ違い配光になる位置に前記作動板を付勢する付勢手段と、通電により前記付勢手段の付勢力に抗して前記光源が走行配光になる位置に前記作動板を回動させる回動手段とから構成されていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】 請求項1に記載の車両用灯具であって、前記回動手段が、前記作動板の他端に連結する可動シャフトを備えたソレノイドで構成されていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用灯具であって、前記付勢手段による前記作動板の付勢方向の回動を規制するストッパ手段を設けたことを特徴とする車両用灯具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のヘッドランプとして適用される車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用灯具には、すれ違い配光と走行配光の切り替えを、一つの光源のリフレクタに対する変位により行うようにしたものがある。
【0003】図6は、特開平10−261304号公報に開示された、この種の車両用灯具100を示す。この車両用灯具100は、光源2を保持する作動板3と、駆動装置4とを備えて大略構成されており、駆動装置4によって作動板3は旋回軸5を中心に旋回可能であり、その際に光源2はロービーム(すれ違い配光)に対する位置とハイビーム(走行配光)に対する位置との間を移動する。
【0004】すなわち、作動板3は、リフレクタ6の焦点を通る中心軸7に対して水平および垂直に延在する旋回軸5を中心にして旋回可能にリフレクタ6に支承されている。
【0005】そして、図6では、光源2は実線によってロービーム位置にあるものが示されており、このロービームの位置から出発して光源2はハイビームに対する位置へ、リフレクタ6の中心軸7を基準にして下方に移動する。なお、図6中、符号40は、調整要素で、作動板3の下端縁に中間要素41を介して連結されており、引っ込み、あるいは繰り出されて作動板3をハイビーム位置あるいはロービーム位置になるように作動するものであり、符号42は、ばね素材からなるリセット要素である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の車両用灯具100においては、ロービーム位置とハイビーム位置の各位置におけるホットゾーンは同一の垂直線上にあって、このため前記両位置の切り替えは、作動板3を移動させて、ホットゾーンを垂直に上下移動することによって行われる。
【0007】このため、従来の車両用灯具100においては、ハイビーム位置におけるホットゾーンを走行配光パターンのセンターに位置するように設計したときは、ロービーム位置におけるすれ違い配光パターンの一部が対向車に眩惑感を付与する恐れがあり、また対向車に眩惑感を付与しないことを重点に、ハイビーム位置におけるホットゾーンを走行配光パターンのセンターからずらした位置になるように設計したときは、ハイビーム位置における良好な遠方照明が得られない恐れがあり、両配光パターンを満足させる設計が難しいと言う課題を有している。
【0008】そこで、この発明は、ハイビーム位置における良好な遠方照明が可能であると共に、ロービーム位置において対向車に眩惑感を付与しないすれ違い配光パターンを得ることができる車両用灯具を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、請求項1の発明は、すれ違い配光と走行配光の切り替えを、一つの光源のリフレクタに対する変位により行うようにした車両用灯具において、前記切り替えを行う調整機構が、前記リフレクタの焦点を通る中心軸に直交する水平線に対して適宜の角度で斜行する水平斜行線と平行な軸心を有して前記リフレクタの外側に回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に一端を固着すると共に、中央部に前記光源を保持するバルブホルダを設け、かつ他端を自由端とした作動板と、前記光源がすれ違い配光になる位置に前記作動板を付勢する付勢手段と、通電により前記付勢手段の付勢力に抗して前記光源が走行配光になる位置に前記作動板を回動させる回動手段とから構成されていることを特徴とする。
【0010】このため、請求項1の発明では、作動板は、回転軸を回動中心として、光源がすれ違い配光になる位置(ロービーム位置)と走行配光になる位置(ハイビーム位置)との間を往復回動する。ロービーム位置は、回動手段の非通電時に付勢手段による作動板の回動で達することができ、かつハイビーム位置は、通電時の回動手段による作動板の回動で達することができる。
【0011】このとき回転軸は、リフレクタの焦点を通る中心軸に直交する水平線に対して適宜の角度で斜行する水平斜行線と平行な軸心を有して構成されているので、作動板の回動は、ホットゾーンの斜方向移動を伴う。すなわち、ロービーム位置からハイビーム位置への切り替えは、ホットゾーンの斜上方への移動を伴い、ハイビーム位置からロービーム位置への切り替えは、ホットゾーンの斜下方への移動を伴う。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用灯具であって、前記回動手段が、前記作動板の他端に連結する可動シャフトを備えたソレノイドで構成されていることを特徴とする。
【0013】このため、請求項2の発明では、ハイビーム位置における作動板は、ソレノイドの可動シャフトにより、精度良く位置決めされて固定される。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の車両用灯具であって、前記付勢手段による前記作動板の付勢方向の回動を規制するストッパ手段を設けたことを特徴とする。
【0015】このため、請求項3の発明では、ロービーム位置における作動板は、ストッパ手段により、精度良く位置決めされて固定される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図6のものと同一の構成要素は、同一符号を付して説明する。
【0017】図1乃至図3は、この発明の第1実施の形態としての車両用灯具1を示す。この車両用灯具1は、すれ違い配光と走行配光の切り替えを、一つの光源2のリフレクタ6に対する変位により行うように構成されている。
【0018】このとき、前記切り替えを行う調整機構が、リフレクタ6の焦点を通る中心軸aに直交する水平線bに対して適宜の角度θ°で斜行する水平斜行線cと平行な軸心dを有してリフレクタ6の外側に回転自在に設けられた回転軸5と、この回転軸5に一端3bを固着すると共に、中央部に光源2を保持するバルブホルダ8を設け、かつ他端3dを自由端とした作動板3と、光源2がすれ違い配光になる位置に作動板3を付勢する付勢手段9と、通電により付勢手段9の付勢力に抗して光源2が走行配光になる位置に作動板3を回動させる回動手段10とから構成されている。
【0019】具体的には、回転軸5は、Dカットされた中央部分5aを有して構成されており、リフレクタ6の外側に取り付けられる固定プレート11に取り付けられている。この固定プレート11は、垂直板部11aの略中央部に形成された大径孔11cをリフレクタ6の中央の突部分に後方から填め込むようにして、垂直板部11aをリフレクタ6の外側部分にビス12止めすることによって取り付けられている。固定プレート11の上部には、垂直板部11aと水平平面内で前記した角度θ°と同一の角度傾けて、両端に立壁を有するコ字形の支持ブラケット部11bが一体的に形成されており、回転軸5は、その両端を立壁に回転自在に支承させて支持ブラケット部11bに取り付けられている。また、固定プレート11の下部には、その下端部を略水平に折曲して下部ブラケット部11dが形成されている。
【0020】また、作動板3は、バルブホルダ8を略中央部のU字状隙間3cに臨ませてビス13止めして設けた垂直板部3aと、この垂直板部3aの上部にL字形状に延設された上部ブラケット部3bとを備えて構成されており、バルブホルダ8に取り付けられた光源2を後方からリフレクタ6内に突入させると共に、上部ブラケット部3bを回転軸5の中央部分5aにビス14止めして取り付けられている。なお、図2中の符号25は、シェードである。
【0021】また、付勢手段9は、引張りコイルばね16で構成されており、一端16aを作動板3の自由端としての他端3dに係合させると共に、他端16bを下部ブラケット部11dに基端部を一体的に設けた固定ブラッケット15の先端部に係合させて取り付けられている。本実施形態では、付勢手段9は、2個の引張りコイルばね16,16で構成されている(図1参照)。
【0022】さらに、回動手段10は、作動板3の自由端としての他端3dに連結する可動シャフト17を備えたソレノイド18で構成されている。このソレノイド18は、可動シャフト17の先端部を作動板3の他端3dにビス19止めして連結されると共に、取付ブラケット20を介して下部ブラケット部11dに固着されている。
【0023】さらに好ましくは、本実施形態で示すように、付勢手段9による作動板3の付勢方向の回動を規制するストッパ手段21を設ける。このストッパ手段21は、図2に示すように、固定プレート11の垂直板部11aの背面側に固設したブロック体で構成されている。
【0024】次に、図2、図4、および図5を参照して、このように構成された車両用灯具1の作動について説明する。
【0025】すなわち、作動板3は、回転軸5を回動中心として、光源2がすれ違い配光L(図4(b)参照)になる位置(ロービーム位置)と走行配光H(図5(b)参照)になる位置(ハイビーム位置)との間α(図2参照)を往復回動する。図4(b)中の符号L0は、すれ違い配光Lにおけるホットゾーンを示し、図5(b)中の符号H0は、走行配光Hにおけるホットゾーンを示す。
【0026】ロービーム位置は、ソレノイド18(回動手段10)の非通電時に引張りコイルばね16(付勢手段9)による作動板3の回動で達することができ、図2の実線、および図4(a)に示すように、引張りコイルばね16のばね力により、作動板3の垂直板部3aをストッパ手段21に当接させて、光源2がリフレクタ6の焦点を通る中心軸aにほぼ沿う位置に位置付けされる。
【0027】また、ハイビーム位置は、通電時のソレノイド18(回動手段10)による作動板3の回動で達することができ、図2および図5(a)の破線で示すように、通電による可動シャフト17の吸引により、作動板3が、引張りコイルばね16のばね力に抗して回転軸5を回動中心として同方向に回動し、これにより光源2は、そのバルブ中心2aを、ロービーム位置からX、Y、Z分だけ後方に移動する。なお、ソレノイド18の電源をOFFにすると作動板3は、引張りコイルばね16によりロービーム位置に復帰する。
【0028】このとき回転軸5は、リフレクタ6の焦点を通る中心軸aに直交する水平線bに対して適宜の角度θ°で斜行する水平斜行線cと平行な軸心を有して構成されているので、作動板3の回動は、ホットゾーンL0,H0の単なる垂直移動ではなく、斜方向移動を伴う。すなわち、図5(b)に示すように、ロービーム位置からハイビーム位置への切り替えは、ホットゾーンの斜上方(L0→H0)への移動を伴い、ハイビーム位置からロービーム位置への切り替えは、ホットゾーンの斜下方(H0→L0)への移動を伴う。
【0029】これにより車両用灯具1は、ホットゾーンH0が走行配光Hのセンタに位置して、道路のセンターラインに一致することにより、ハイビーム位置における良好な遠方照明が可能であると共に、前記センタよりも斜下方にホットゾーンL0が位置して、自己走行車線側に移動することによりロービーム位置において対向車に眩惑感を付与しないすれ違い配光パターンLを得ることができる。
【0030】また、回転軸5を、中心軸aに対して角度θ°で斜行する対応関係にて設けたので、回転軸5の一端側には、リフレクタ6との干渉を避けて、付勢手段9および回動手段10を設置するスペースを容易に確保することができる。
【0031】また、ハイビーム位置における作動板3は、ソレノイド18の可動シャフト17により、精度良く位置決めされて固定されるので、良好な遠方照明を確実に確保することができる。
【0032】また、ロービーム位置における作動板3は、ストッパ手段21により、精度良く位置決めされて固定されるので、良好なすれ違い配光パターンLを確実に確保することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、作動板の回動は、ホットゾーンの単なる垂直移動ではなく、斜方向移動を伴って行われるので、ホットゾーンが走行配光のセンタに位置してハイビーム位置における良好な遠方照明が可能であると共に、前記センタよりも斜下方にホットゾーンが位置することによりロービーム位置において対向車に眩惑感を付与しないすれ違い配光パターンを得ることができる。
【0034】その上、作動板の回転軸を、リフレクタの焦点を通る中心軸に対して適宜の角度で斜行する対応関係にて設けたので、回転軸の一端側には、リフレクタの設計変更を何等伴うことなく、リフレクタとの干渉を避けて、付勢手段および回動手段を設置するスペースを容易に確保することができる。
【0035】また、請求項2の発明によれば、ハイビーム位置における作動板は、ソレノイドの可動シャフトにより、精度良く位置決めされて固定されるので、請求項1の発明の効果に加えて、良好な遠方照明を確実に確保することができる。
【0036】また、請求項3の発明によれば、ロービーム位置における作動板は、ストッパ手段により、精度良く位置決めされて固定されるので、請求項1または2の発明の効果に加えて、対向車に眩惑感を付与しない良好なすれ違い配光パターンを確実に確保することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013