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発明の名称 筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−356087(P2002−356087A)
公開日 平成14年12月10日(2002.12.10)
出願番号 特願2001−161850(P2001−161850)
出願日 平成13年5月30日(2001.5.30)
代理人
発明者 永木 武 / 古市 明典
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 インキが収容されたインキ収容部を有する筆記具であって、前記インキ収容部を大径部と小径部とから構成し、その大径部と小径部との連接部分の内面に流通路を形成すると共に、前記インキ収容部に軟質材質と硬質材質からなるインキ逆流防止体を介在させたことを特徴とする筆記具。
【請求項2】 前記硬質部材からなる逆流防止体を大径部と小径部とから構成したことを特徴とする請求項1記載の筆記具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキが収容されたインキ収容部を有する筆記具に関するものであり、特に、インキ収容部が大径部と小径部とから構成された筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、油性インキを内蔵したインキ収納部(多くは、リフィル或いは、カートリッジと称されるインキ筒)を有する筆記具は、インキ筒の後端開口部から、前記油性インキが逆流しないように、前記油性インキの末端部に、該油性インキの表面張力より大きく、かつ油性インキと混和せず、しかも乾燥又は変質しない粘性液(いわゆるグリース)をインキ逆流防止剤として配置している。また、最近では前記油性インキの場合と同様に、低粘度の水性インキや、油性インキと水性インキの中間の粘度を有する、いわいるゲル状のインキを収容した筆記具や水性インキを収容した筆記具にも、そのインキの末端部にグリースをインキ逆流防止剤として配置している。
【0003】また、ゲル状インキや油性インキなどを使用した筆記具においては、そのインキが蒸発し易い性質があり、しかも、筆記濃度を上げるためインキの消費量も速く、その結果、筆記距離が短いものとなってしまっていた。そこで、筆記距離を長くするするために、リフィルの内容積を大きくすることによって、インキの充填量を多くすることが多々実施されている。しかし、インキを、そのインキの末端部に配置したインキ逆流防止剤で封止しているため、リフィルの内容積を大きくすると、つまり、リフィルの内径を大きくすると、逆流防止剤の封止能力が低下し、例えば筆記具を机の上から落下させてしまった時には、インキが後端方向に移動して筆記が不能になってしまうばかりでなく、ややもすると、リフィルの後端からインキが流出してしまう場合もあった。この問題を改善するために、リフィルの内径を大きくした場合には、逆流防止剤に樹脂成形品などからなる柱状のフロートを浸漬する方法が採られるようになった。これにより、リフィルの内径が大きく、インキの充填量が多くても、リフィルの内面とフロートの外面との隙間は狭く、また、この隙間に逆流防止剤が入り込み、その粘性力(や濡れ)によってインキを封止するので、例え、筆記具に衝撃が加わったとしても、インキが後端方向に移動することを極力防止することができる。
【0004】ところで、近年、筆記具の把持部には、図3に示す様に、例えば熱可塑性エラストマーで形成したグリップを装着するすることが必須となってきている。そして、そのグリップ101は、軸102の前方に形成された縮径部103に装着されている。ここで、その縮径部103の内面には、肉厚が均一になるよう小径部104が形成される。軸102をほぼ全域に渡って均一な肉厚で成形することによって、軸102の表面に発生する凹み(一般的には、「引け」と称されている。)などを防止している。尚、前記縮径部103を形成せずにグリップ101を装着しても良いが、グリップ101が軸102に対して突出してしまい、著しくデザイン品質を落としてしまう。また、インキは、前記縮径部103の内径よりも若干小径に形成されたストレート状パイプ105に収容され、そのパイプ105には逆流防止剤106とフロート107が介在している。勿論、インキの末端部にである。そして、前記パイプ105の先端には、先部材108が圧入・固定されており、その先部材108の先端には、先端にボールを回転自在に有するボールペンチップ109が固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあっては、パイプ105の先端の内面に先部材108を圧入しているため、その先部材108の厚さ分の段部110が発生する。この段部110の厚さは、先部材108の外径とインキ通路111の直径との差によって形成される。そして、この段部110は、インキの使用に連れ前進するフート107の前進規制部となる。ここで、問題が発生する。逆流防止剤106と共にインキ通路111を封鎖してしまうのである。即ち、インキ筒路111の後端が封鎖されることによって、インキが落下しなくなり、筆記不能になってしまうのである。ここで、段部110にフロート107が当接する時点で、逆流防止剤106によってインキ通路111を満たしてしまうことも可能であるが、逆流防止剤106を多くする反面、インキの充填量が少なくなってしまい、現実的ではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、段部に流通路を形成し、フロートが段部に当接しても、逆流防止剤がインキの減少に追従するようなしたものであり、インキが収容されたインキ収容部を有する筆記具であって、前記インキ収容部を大径部と小径部とから構成し、その大径部と小径部との連接部分の内面に流通路を形成すると共に、前記インキ収容部に軟質材質と硬質材質からなるインキ逆流防止体を介在させたことを要旨とする。
【0007】
【実施例】本発明の1例を図1〜図2に示し説明する。参照符号1は、キャップ2に圧入される頭冠である。本実施例では、頭冠1とキャップ2は別体で例示しているが、一体であっても良い。頭冠1の前方内側には、ボールペンチップ3の先端吐出部の乾燥を防止すると共に、ボールペンチップ3からのインキの蒸発を防止するゴム状弾性体からなるパッキン4が固定されている。また、キャップ2には、ポケット等への収納時のための弾性変形可能なクリップ5が取り付けられているが、そのクリップ5を前記キャップ2と射出成形などによって一体に形成しても良い。前記ボールペンチップ3内には、荷重が例えば20g程度の小さなコイルスプリングなどからなる弾撥部材6が配置されており、このスプリング6が、ボールペンチップ3の先端に配置されているボールBを付勢している。この付勢によって、ボールペンチップ3の内方の先端縁に圧接させられ、弁機構を構成している。要するに、筆記時は筆圧でボールBが後退してインキがボールペンチップ3の先端吐出部から流出し、筆記時以外は、ボールBが前進してインキの流出を防止している。
【0008】軸7は、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により成形されており、内部にはインキ収容部が形成されている。また、軸7の先端開口部には、前記ボールペンチップ3を連結・固定する先部材8が圧入・固定されている。その先部材8には、未使用時に前記キャップ2と嵌合する嵌合突起8aが形成されている。さらに、軸7の前方外周には、ゴム状弾性体からなるグリップ9が配置されている。このグリップ9が配置された軸7の部分は、グリップ9の外周径を軸7のグリップ9が配置されていない後方の外周径とほぼ同一にするため、グリップ9の肉厚の相当する分、段差を設けている。即ち、縮径部を形成しているのである。この縮径部の形成によって、その軸7の内面にも段差ができ、小径部10が形成される。これは、軸7がポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により成形されており、肉厚をおおよそ均一に成形することで成形性が良好なものとなり、生産性も向上するためである。一方、軸7の後端開口部には、尾栓11が圧入固定されている。本実施例においては、圧入固定を例示したが、ネジ螺合による固定でも良い。その尾栓11の後端には、空気孔12が形成されている。この空気孔12は、インキが空気交換するための外気導入孔である。本例においては、空気孔12を後端の1箇所に形成したが、その数は適宜である。
【0009】参照符号13は、前記軸7の後端側のインキの末端に注入され、内在されたグリスなどの逆流防止剤である。この逆流防止剤13は、不揮発性の有機溶剤をゲル化させたものが用いられている。具体的な材質としては、ワセリン、シリコーングリス、シリコーンオイル、ポリブテン、α−オレフィンオリゴマー、エチレン−α−オレフィンオリゴマーなどの難揮発性有機液体をゲル化したものが挙げられる。尚、逆流防止剤13は、インキの後端方向への移動(いわゆる、インキ収容部からのインキの流出)を防止している。前記逆流防止剤13には、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂から成形されたフロート14が浸漬されている。このフロート14が、本発明の硬質材質の逆流防止体に相当する。このフロート14の配置は、インキ収納部(本発明では軸7)の内径が大きくなった場合、特に有効であり、前記グリスと共に、逆流防止機能を強化するために配置されている。そのフロート14は、図示の通り、大径部14aと小径部14bから形成されている。これは、前記軸7の小径部10に合わせているからであり、フロート14がインキ減少に追従して前進し、軸7の大径部7aと小径部10の連結段部15付近に到達したときに、フロート14の小径部14bが前記軸7の小径部10に侵入し得るようになっている。尚、フロート14に小径部14bを形成することによって、以下の効果も奏せられる。即ち、組立ての際に、インキと逆流防止剤を充填後、フロートを挿入し、次いで空気を脱泡するため遠心分離などの工程を経るが、フロートの先端に小径部が形成されていると、逆流防止剤内に真っ直ぐに進入・浸漬し易くなるのである。特に、逆流防止剤が高粘度である場合、この効果は顕著となる。
【0010】尚、前記逆流防止剤13を透明な材質としても良いが、着色した半透明や不透明な材質としても良い。また、前記フロート14も透明な材質で形成しても良いが、着色することによって、組み立て時におけるフロート14の有無を容易に判別することができ、また、例えば、機械によって組み立てる場合には、フロート14の有無をセンサーで容易に判別することができるようになる。
【0011】ここで、前記軸7の連結段部15には、インキや逆流防止剤13が通過し得る溝状の流通路16が形成されている。この流通路16は、実質的には、リブ17を形成することによって形成されている。本例では、4つのリブ17を放射状に、等間隔に形成しているが、これに限定されるものではない。しかし、等間隔に形成するのが好ましい。フロート14が当接した際の傾き防止するためである。この流通路16により、逆流防止剤13に浸漬されたフロート14が連結段部15に当接し、それ以上前進しなくなったとしても、筆記によるインキの減少に連れ、逆流防止剤13や空気が前記流通路16を通過し、もって、逆流防止剤が13が減少するインキに追従する。
【0012】
【発明の効果】本発明は、インキが収容されたインキ収容部を有する筆記具であって、前記インキ収容部を大径部と小径部とから構成し、その大径部と小径部との連接部分の内面に流通路を形成すると共に、前記インキ収容部に軟質材質と硬質材質からなるインキ逆流防止体を介在させたので、インキが少量になった時点においても良好に筆記を行うことができる。




 

 


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