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発明の名称 筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−356085(P2002−356085A)
公開日 平成14年12月10日(2002.12.10)
出願番号 特願2001−164253(P2001−164253)
出願日 平成13年5月31日(2001.5.31)
代理人
発明者 江沼 浩一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 筆記部材としてのボールと、このボールの直径よりも小径の先端開口部より一部突出させてインキ通孔に配置するボールホルダーとからなるボールペンチップを備える筆記具において、前記インキ通孔内に、軟質の連通多孔質体とこれを前方附勢する弾撥体とを配置し、前記ボールが除去された際に前記軟質の連通多孔質体が前記インキ通孔と周状当接すると共に前記弾撥体の付勢力によってインキ通孔の内壁に押し付けられて圧縮され、インキ通孔を実質的にインキが通過しないよう閉塞することを特徴とする筆記具。
【請求項2】 前記連通多孔質体のアスカーF型硬度計による硬度が80未満であり、前記弾撥体の弾撥荷重が40mN以上300mN以下であることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】 前記連通多孔質体がエーテル系ポリウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の筆記具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキ組成物や修正液組成物、化粧料組成物などを使用して、筆記部材としてのボールと、このボールの直径よりも小径の先端開口部より一部突出させてインキ通孔に配置するボールホルダーとからなるボールペンチップを備える筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】筆記部材としてのボールを、ボールホルダーのインキ通孔の先端開口部より一部突出させて抱持してなる、所謂ボールペンチップを備える筆記具は、パイプなどの中空のインキタンクに直接自由状態のインキを収容したものや、繊維集束体などのインキ吸蔵体にインキを含浸して貯蔵するものなど、また、繊維集束体のインキ中継芯にてインキタンク内のインキをボールペンチップのインキ通孔に供給するものやインキ中継部材を使用せずに直接的な孔の連通にてインキを導出するもの等が知られている。いずれにしても、筆記のためのインキ吐出に際しては、ボールホルダーのインキ通孔の先端開口部とボールとの微細な隙間からインキを吐出するものであるが、非筆記時においては、インキの粘度・流動特性やボールが自重により先端開口部近傍に周状当接することによってインキの漏出を抑制しているものであり、コイルスプリングなどの弾撥体を使用して積極的にボールを先端開口部近傍に押し付けて非筆記時のインキ漏出を防止するものも知られている。いずれにしても、筆記部材のボールを非筆記時のインキ漏出防止の弁として使用していることに変りがない。よって、筆記具を落下させるなど衝撃が付与されたときや回転するボールと擦れ合うことによる摩耗によって、前記ボールが抜け落ちてしまうことがあり、そうすると規制されなくなったインキが漏れ出てしまうという問題があった。このような事故を防止するために、ボールが抜け落ちたときに、インキ通孔を閉塞する蓋を配置することが、例えば、特開平11−34572号公報に記載の発明には、ボールを前方付勢するコイルスプリングにゴムや金属、樹脂製の蓋部材を接続し、ボール脱落持にインキ通孔の内段部に設けた弁座部分と当接するようになしたものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような蓋部材を使用したものは、ボールホルダーのインキ通孔に存在するため、実質的にインキ流通量を制限することになる。ボールペンの有するみずみずしい筆跡と滑らかな書き味を得るために、筆記時にインキの吐出するボールとボールホルダーとの隙間を広くして多めのインキを導出する場合など、少ないボールの移動量でも広い隙間を形成するようにするために、ボールの抱持作用は弱く、衝撃等でボールが抜け落ちやすいものであるが、大量のインキを供給する障害ともなっていた。本発明はボール抜け落ち時のインキ漏出を防止しながらも、筆記のためのインキ導出を妨げない筆記具と提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、筆記部材としてのボールと、このボールの直径よりも小径の先端開口部より一部突出させてインキ通孔に配置するボールホルダーとからなるボールペンチップを備える筆記具において、前記インキ通孔内に、軟質の連通多孔質体とこれを前方附勢する弾撥体とを配置し、前記ボールが除去された際に前記軟質の連通多孔質体が前記インキ通孔と周状当接すると共に前記弾撥体の付勢力によってインキ通孔の内壁に押し付けられて圧縮され、インキ通孔を実質的にインキが通過しないよう閉塞することを特徴とする筆記具を要旨とする。
【0005】前記連通多孔質体としては、圧縮されていない状態では、インキ流通を妨げない連通多項を有するものであればよく、使用するインキに応じて各種の材質、気孔率、気孔径、硬度の物が選択できる。
【0006】弾撥体は、ボールが除去されたときに、前記連通多孔質体を圧縮して連通多孔を閉塞すると共に、ボールホルダーの内壁に周状当接して、実質的にインキ通孔のインキ流通を遮断するものであり、例えば、ボールペンチップとしての組み立て容易性、弾撥力の制御容易性、インキとの反応性、インキ流通への影響等を考慮してコイルスプリングが好適に使用できる。この弾撥体は、非筆記時のボールとボールホルダーの周状等接を積極的になすために、ボールと当接して前方付勢するようにしてもよい。その際には、筆記時の筆圧でボールが後方移動してインキ導出することを阻害せず、ボールとボールホルダーとの間にインキの吐出する隙間を形成するものである。この弾撥体の弾撥荷重(弾撥力)は、前記連通多孔質体の圧縮がなされる程度に連通多孔質体の硬度との関係で適切に選択する必要がある。
【0007】
【作用】連通多孔を有する弾撥体内部はインキを通過させることができるため、インキ誘導孔内のインキ吐出を阻害することはない。ボール脱落時にはスプリングが押圧状態、すなわち押し縮められた状態からペン先先端方向に伸びることで連通多孔を有する弾撥体を押し潰すことにより連通状態から閉塞状態となしインキ流通を止めることでインキ漏出を防ぐ。
【0008】
【実施例】以下図面に基づき一例について説明する。図1に示したものは、外装体(図示せず)としてノック機構を有するものに収容されて使用される、所謂ノック式ボールペンのリフィルと称される部材としての一例である。ポリプロピレン樹脂の押出し成形品であるパイプ体をインキ筒1とし、内部に剪断減粘性を有する水性インキ2と逆流防止栓としてのゲル化ポリブテンからなる高粘度流体3とこれに浸漬された浮体4を収容している。ペン先としてのボールペンチップ5は継ぎ手部材6を介してインキ筒1と接続され、ボールペンチップ5の内孔にインキ接続される。ボールペンチップ5は、非筆記時のインキ漏出抑制のためにボール8を前方附勢するコイルスプリング7を継ぎ手部材の内段部6aと筆記部材としてのボール8との間に圧縮配置している。
【0009】図1のI部拡大図である図2に示す通り、ボールペンチップ5は、基本的には筆記部材としてのボール8とこれを抱持するボールホルダー9とからなっており、ボールホルダー9の内孔であるインキ通孔10の先端部分に、先端開口部10aより前記ボール8を一部突出している。ボールホルダー9の先端開口部10a近傍部分は、先端開口部10aがボール8の直径より小径となるように縮径されており、ボール8の抜け出しを防止している。コイルスプリング7の先端部分は、ボール8を前方(図示では下方)付勢するためにボール8に当接する直線部7aとなっている。ボール8の後退規制をなすボール受け座9a部分のインキ通孔小径部10bを通過させるためであり、極力ボールの中心位置を押すことにより、ボール8と先端開口部10a近傍部との周状当接に偏りがないようにするためである。
【0010】このコイルスプリング7の直線部7aに連通多孔質のエーテル系ポリウレタン樹脂製の栓部材11が串刺し状に配置されている。栓部材11がコイルスプリングの弾撥力を受けていないが、多少受けているが少ない通常の状態(本図の状態)では、連通多孔をインキが比較的自由に通過可能であり、筆記に必要なインキ流通を極力阻害しないようになされている。このような連通多孔は、孔の大きさ、孔の数等を制御してポリウレタン樹脂を製造することによって、インキとの関係で適正なものを選択すれば良い。また、コイルスプリング7に串刺し状に配置することで、コイルスプリング7と一体的に取り扱うことができ、ボールペンチップおよび筆記具の組み立て上有利である。
【0011】衝撃等によってボール8が除去されてしまった状態を図3に示す。コイルスプリング7がボールホルダー9より飛び出した状態となり、栓部材11をボールホルダー9の内段部との間で圧縮変形させることになる。この状態ではコイルスプリングの押圧力(弾撥力)によって連通多孔が押しつぶされ、各孔を閉鎖することによってインキの流通を遮断している。よって、ボール8が抜け落ちてもインキの漏出の懸念はないものである。
【0012】以上により本発明によれば、ボール脱落時にはインキ誘導孔内のスプリングに接続された連通多孔を有する弾撥体がインキ流通を止めるのでインキ洩れを防止し、通常時にはインキ流通を阻害しない筆記具を得ることができる。




 

 


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