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発明の名称 塗布液容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−120485(P2002−120485A)
公開日 平成14年4月23日(2002.4.23)
出願番号 特願2000−313666(P2000−313666)
出願日 平成12年10月13日(2000.10.13)
代理人
発明者 町田 俊一郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】透明または半透明の筒状部材と軸筒部材を嵌着して接合部となし、前記筒状部材と軸筒部材の内部に塗布液を貯蔵できるようにした塗布液容器において、前記接合部を構成する筒状部材の前方部が不透明な軸筒部材で覆われるようにしたことを特徴とする塗布液容器。
【請求項2】前記軸筒部材が塗布液を貯蔵可能な不透明部材であることを特徴とする請求項1に記載の塗布液容器。
【請求項3】前記軸筒部材が、着色材で着色されているか、シールや印刷や塗装や熱収縮フィルムのいずれかにより被覆されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の塗布液容器。
【請求項4】前記接合部が、シールや印刷や塗装や熱収縮フィルムのいずれかにより被覆されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の塗布液容器。
【請求項5】透明または半透明の筒状部材の硬度と軸筒部材の硬度に硬度差を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布液容器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性インキ、中性インキ、油性インキ、修正液、糊、化粧品塗布液などを用いる塗布液容器における軸筒部材の接合機構に関するものであり、塗布液容器の使いきり時に発生する軸筒内部のインキや塗布液の付着残留物を、インキ残量として誤認しないようにする手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】筆記具や塗布具などの塗布液容器において、インキや塗布液の残量が視認可能であって、筆記終了まで筆記具や塗布具を確実に使い切ることが可能であることは、使用者にとって非常に大事な要素である。例えば従来の技術では、インキの消耗とともに追従するグリース状のフォロアとこのフォロアと同等の比重を有する樹脂製のフォロアが充填されている、筒状で、透明乃至半透明の低硬度樹脂にて形成されたインキ収容管の先端部分を、不透明の高硬度樹脂にて成型されたペン先ホルダ後端孔内に圧入嵌合させ、更にこのペン先ホルダ先端孔内に、ペン先を圧入嵌合させた構造を有する中性ボールペンなどの塗布液容器においては、使い切りの際に、インキ収容管とペン先ホルダ間の嵌合段部にインキが付着し、まだインキが充填されて残っているように見える、所謂、残量誤認現象が生じていた。添付図3にこの残量誤認現象を例示する。インキを使い切った状態の図であるが、図中の付着残留物Aを残量インキと誤認してしまうのである。尚、符号Bはグリース状のフォロアであり、符号Cは樹脂製のフォロアである。
【0003】また、インキ収容管を使用せず、後軸内に直接インキを充填し、この後軸先端部内に前軸後部を嵌合する構成の塗布液容器においても、インキや塗布液の残量誤認現象が発生し、仮に、極めて低粘度を有するインキや塗布液を使用したとしてもこの残量誤認現象が生じてしまい、問題であった。
【0004】筆記具や塗布具などの塗布液容器の筒状体の接合機構に関しては、例えば実開昭59−122286号公報に記載の接合機構が知られている。この公報には、「夫々一端に嵌着雄部及び嵌着雌部を形成した一対の筒状体等に於いて、その嵌着接合面をテーパ状に成すと共に当該テーパ状の接合面に互いに嵌合する係止用の凸部及び凹部を設けることを特徴とする筒状体等の接合機構」が記載されている。また、実開昭61−69508号公報には、外面の所要位置に凹部又は凸部が設けられその前後部にストレート部又はテーパー部が設けられ、その全部のストレート部又はテーパー部の前方にテーパー部が設けられ更にその前方にストレート部又はテーパー部を設けた接合軸部を一端に有する先軸と、当該先軸の接合軸部が嵌合する孔部を有しその孔部内面に前記先軸の凹部と圧入嵌合する凸部又は凹部が設けられた後軸とからなる接合軸が開示されている。更に、特開平7−323691号公報には、インキ収容筒が嵌着したチップホルダ部材の後端面がインキの流動を阻害しないように障壁となる肉厚を小さくして、すなわち、チップホルダ部材の内部穴をチップ嵌合部の内径より後端面の穴径を大径にして円錐台形の穴形状にした構造が開示されている。
【0005】上記実開昭59−122286号公報、実開昭61−69508号公報には、単に、ペン先ホルダをインキ収容管内部に圧入嵌合するという、市場に多く流通している一般的な接合機構が記載されているが、これら一般的な接合機構においては、前軸と後軸間に嵌合段部が必然的に発生するものである。
【0006】また、特開平7−323691号公報には、インキ収容筒が嵌着したチップホルダー部材の後端面がインキの流動を阻害しないように、障壁となるチップホルダの後端面の肉厚を小さくして、すなわち、チップホルダ部材の後端部の穴を円錐台形の穴形状に形成することが開示されているものの、結局は、当該前軸と後軸間に嵌合段部が発生し、この段部にインキや塗布液が付着残留してしまうため、残量誤認の問題の解決策にはなりえなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水性インキ、中性インキ、油性インキ、修正液、糊、化粧品塗布液などを用いる筆記具や塗布具などの塗布液容器における軸筒部材の接合機構に関し、筆記具や塗布具の使いきり時に発生する軸筒内部のインキや塗布液の付着残留物を、インキや塗布液残量として誤認しないようにする手段を獲得しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明または半透明の筒状部材と軸筒部材を嵌着して接合部となし、前記筒状部材と軸筒部材の内部に塗布液を貯蔵できるようにした塗布液容器において、前記接合部を構成する筒状部材が不透明な軸筒部材で覆われるようにしたことを特徴とする塗布液容器を要旨とする。
【0009】
【実施例】添付図面に基づき実施例を説明する。図1の塗布液容器において、透明や半透明の、成形加工された後軸1の内部には、インキまたは塗布液の使い切りの後、インキまたは塗布液の消耗とともに追従するグリース状のフォロア2と、このフォロアと同等の比重を有する樹脂製のフォロア3とが充填されている。そして、この後軸1の前方部1aは、不透明な前軸4の内孔段部4aに嵌合取り付けされている。また、前記前軸4の前孔部4bには、ペン先5が嵌合取り付けされて接合部をなしている。
【0010】前記後軸1は、筒状で、内部の様子が明確に視認できる、樹脂、ガラスなどの透明や半透明の材料で形成されている。そして、この後軸1は、材料硬度が前軸4の材料硬度よりも大きい値の材料で形成されている。また、後軸前方部1aにおける外径寸法が、前記前軸4の内径よりも大きい値にて形成されている。
【0011】前記前軸4は、筒状で、樹脂、金属、陶器、ゴム等の不透明材料で形成されている。または、前記前軸4は、着色材で着色されているか、シールや印刷や塗装や熱収縮フィルムのいずれかにより被覆されて、内部の様子が視認不可能になっている。これによって、塗布液容器の使いきり時に後軸1の前方部1aの内部にインキまたは塗布液の付着残留物が発生しても、インキまたは塗布液残量として誤認することがない。また、後軸1が、前軸4より大きい材料硬度値を有しているので、圧入力が緩和されて嵌合し易くなる。また、後軸1と前軸4の嵌合時の割れなどが防止されるとともに嵌合力の向上をも図ることができる。
【0012】図2に変形例を示し説明する。前述の実施例と同様の部分については説明を省略する。後軸1の前方には、テーパ状、半円状、多角錐状、円錐状などに成形加工された絞り部1bが形成され、更にその前方は小径部1cになっている。そして、この後軸1の小径部1cは、不透明な前軸4の内孔段部4aに嵌合取り付けされている。
【0013】ここで、前述の嵌合取り付けの強度の向上等の機械的長所を得るために、前記後軸1の前方小径部1cの外周面に、または、前記前軸4の内孔段部4aの内周面に、数カ所または環状に、凸状のリブもしくは凹状の溝等を形成してもよいし、嵌合取り付け部を接着剤にて結合させたり、かしめたりしてもよい。また、前述の実施例では、後軸1が前軸4より大きい材料硬度値を有している例を述べたが、反対に、前軸4が後軸1よりも大きい値の材料硬度を有していてもよい。尚、後軸1の絞り部1bおよび小径部1cの内壁面に、前方に進むにつれ幅が狭くなるリブ溝を設けることで、毛細管現象を誘発させ、インキや塗布液の流動を促進させることも可能である。
【0014】この変形例によれば、後軸1と前軸4の嵌合取り付け後の接合部外径寸法を同径寸法にして、塗布液容器を違和感のない外観にすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の塗布液容器は、透明または半透明の筒状部材と軸筒部材を嵌着して接合部となし、前記筒状部材と軸筒部材の内部に塗布液を貯蔵できるようにした塗布液容器において、前記接合部を構成する筒状部材が不透明な軸筒部材で覆われるようにしたので、塗布液容器の使いきり時に後軸1の前方部1aの内部にインキまたは塗布液の付着残留物が発生しても、インキや塗布液残量として誤認することがない。




 

 


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