米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 机上付属具 -> ぺんてる株式会社

発明の名称 シャープペンシルのチャック体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−67576(P2002−67576A)
公開日 平成14年3月8日(2002.3.8)
出願番号 特願2000−258590(P2000−258590)
出願日 平成12年8月29日(2000.8.29)
代理人
発明者 丸山 茂樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 芯を把持するチャック体の前端面に膨出部を形成したことを特徴とするシャープペンシルのチャック体。
【請求項2】 前記請求項1記載のチャック体であって、そのチャック体の前方外周面に突部を形成してなるシャープペンシルのチャック体。
【請求項3】 芯挿通孔が形成されたスライド部材を軸筒の前方部に有し、また、その軸筒の内部に芯を繰り出すチャック体が前後動自在に配置されたシャープペンシルであって、前記スライド部材とチャック体の後退動作を連動させると共に、その動作をチャック体の後退動作によってなしたことを特徴とする前記請求項1記載のシャープペンシルのチャック体。
【請求項4】 芯挿通孔が形成されたスライド部材を軸筒の前方部に有し、また、その軸筒の内部に芯を繰り出すチャック体が前後動自在に配置されたシャープペンシルであって、前記スライド部材とチャック体の後退動作を連動させると共に、その動作をチャック体の後退動作によってなしたことを特徴とする前記請求項2記載のシャープペンシルのチャック体。
【請求項5】 前記スライド部材の後方に、前記チャック体の突部が係合する係合孔を形成したことを特徴とする前記請求項4記載のシャープペンシル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯を把持するシャープペンシルのチャック体に関する。
【0002】
【従来の技術】1例として、実開昭56−44191号公報を挙げ説明する。詳述すると、軸本体の内部には、芯タンクが前後動自在に配置されており、その芯タンクの前端には、継ぎ手部材を介して、芯の把持・解放を行うチャック体が固定されている。そして、そのチャック体は、一般的には、チャック体の前端部を押圧することによって、芯タンクに押し込まれるように圧入され、固定されている。また、チャック体の前方部分には、チャックリングが囲繞されており、前記チャック体の開閉を行っている。さらに、前記軸本体の前端には、先部材が固定されており、その先部材には、芯挿通孔が形成され、また、芯戻り止め部材が圧入されたスライド部材が前記先部材の先端部に対して出没可能に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、チャック体から外れてしまった短い芯(以下、残芯という。)の後端と、後続する新しい芯(以下、後続芯という。)の前端との間に隙間が発生してしまっていた。これは、チャック体の後退動作が終了する直前にチャックリングによって前記チャック体が閉鎖され、芯を把持した状態で後退するためである。そして、前記隙間が発生してしまうと、筆記の際にその筆圧で残芯が後退し、書き損じを発生させてしまうと共に、違和感を募らせてしまうものであった。また、上記の現象を嫌い、残芯をガイド部材から引き抜いてしまい、次いで後続する新しい芯を繰り出すユーザーもいて、残芯を有効に使用することができない場合もあった。
【0004】ここで、前記チャック体の前方部の外径と、チャックリングの内径は、非常に緊密な関係にある。即ち、前記チャック体やチャックリングの精度にバラツキが発生すると、芯の把持力が弱くなってしまったり、また、前記芯の後退量が多くなってしまい、前記の違和感が増大してしまうものであった。その原因の一つとして、前述したチャック体の継ぎ手部材への圧入・固定方法が挙げられる。即ち、チャック体を継ぎ手部材に圧入する際には、一般的に、チャック体の前端部分を押圧して継ぎ手部材に圧入する。このチャック体の前端部への押圧作用が、チャック体の前方部の外径を拡径してしまうのである。これは、チャック体を樹脂で成形した場合に、特に、顕著となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯を把持するチャック体の前端面に膨出部を形成したことを要旨とする。
【0006】
【作用】膨出部が、緩衝部となり、その膨出部が外径、或いは、内径方向に変形する。
【0007】
【実施例】第1例を図1〜図4に示し説明する。軸本体1の内部には、芯タンク2が前後動自在に配置されており、その芯タンク2の前端には開閉可能なチャック体3が固定されている。そのチャック体3の前方部には、チャック体3の開閉を行うチャックリング4が囲繞している。また、軸本体1の後部には、クリップ5が形成された基部5aが圧入・固定されており、さらに、前記芯タンク2の後部には、消しゴム6が着脱自在に取り付けられている。符号7は、その消しゴム6を覆うノックキャップであり、前記芯タンク2の後部に着脱自在に取り付けられている。一方、前記軸本体1の先端には、先部材8が螺着などの手段によって着脱自在に固定されているが、前記軸本体1とその先部材8とに跨るように被覆された、ゴム材質よりなるグリップ9によって容易には外れないように取り付けられている。また、先部材8の内部には、スライダ部材10が前後動可能に配置されており、そのスライダ部材10の内部には、芯を軽く保持しゴム状弾性体や樹脂成形品からなる芯戻り止め部材11が圧入されている。符号12は、芯保護管部であり、前記スライダ部材10の先端に一体成形されているが、金属パイプなどで形成し、圧入・固定などしても良い。尚、符号Sは、前記チャック体3や芯タンク2などを後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。
【0008】次に、前記チャック体3並びに、スライド部材10について詳述する。前記チャック体3の前端外面には、突部13が対向した位置に形成されている。また、チャック体3の前端面には、そのチャック体3の形に沿った扇状の膨出部14が形成されている(特に、図3、図4参照)。そして、この扇状の膨出部14が、チャック体3を芯タンク2に圧入する際の押圧部となっている。その具体的な圧入方法については、後に詳述する。尚、本実施例においては、前記膨出部を扇状の突部としているが、図5に示すように、チャック体3の前端面の円周上の中央部分を山形状に隆起させても良く、また、図6に示すように、突部13から前方に向かってチャック体3の前端面を長手方向に延設形成しても良い。前記スライド部材10の後方には、筒状部15が延設形成されており、その筒状部15の中間部には、前記チャック体3の突部13が遊挿する貫通した係合孔16が形成されている。前記スライド部材10の後端と軸本体1の間には、コイルスプリングなどの弾撥部材17が張設されており、前記スライド部材10を前方に向けて付勢している。そして、そのスライド部材10を前方に向けて付勢する前記弾撥部材17の付勢力は、前記チャック体3が拡開し、前記突部13以外の縁部18がスライド部材10の筒状部15内面に摺接しているときの摺接力よりも大きいものとなっている。つまり、スライド部材10は、チャック体3の縁部18の筒状部15内面への摺接、非摺接に関わらず、常に、前方に付勢され移動するようになっている。
【0009】尚、チャック体3の縁部18が、スライド部材10の筒状部15内面に接触しないようなチャック体を使用しても良いが、特に、樹脂製のチャック体においては、その弾性力の経時的劣化を考慮して、拡開量を多くするのが一般的であり、それ故に、前記スライド部材の筒状部内面に接触してしまうのである。ここで、チャック体の縁部が筒状部内面に接触しないように、その筒状部の内径を大きくすることも考えられるが、筒状部の外面も大きくしなければならず、その結果、先部材なども大きくなってしまうばかりでなく、拡開量が大きいため、芯が多少でも曲がっていたり、短い芯であったりすると、チャック体の芯把持部から離れた位置で芯が把持されてしまい、芯の繰り出し動作に支障を来してしまう場合があった。そこで、本実施例では、前記スライド部材の筒状部を小さくすると共に、チャック体の縁部を前記筒状部の内面に接触させることによって、その拡開量を規制し、芯を正規の把持部で把持させるようにしている。
【0010】ここで、前記チャック体3は、2つ割或いは、3つ割りされたチャック片から構成された、いわゆる、コレット式チャックである。さらに、先部材8の内面前方には、スライド部材10の中間段部19が当接し、そのスライド部材10の前進量を規制する内面段部20が形成されている。次に、チャック体3の芯タンク2への組み付け方法について、図7を基に説明する。最初に芯タンク2を立て、その上方(前方)から弾撥部材Sを前記芯タンク2に挿着する。次いで、軸本体1を前記芯タンク3の上方から被せるように装着する。次いで、その軸本体1の上方にチャックリング4を載置し、本発明のチャック体3を挿入する。次いで、押圧部材21をチャック体3の膨出部14に当接させ、その押圧部材21に力を作用させる。勿論下向きの力である。これによってチャック体3は、膨出部14を介して前記押圧部材21からの力を受ける。この力によって、チャック体3の下部が芯タンク2に圧入される。この時、前記押圧部材21からチャック体3に過大な力が作用すると、チャック体3の前端部に形成されている膨出部14が、外方、或いは内方に変形し、チャック体前方部の変形が阻止される。
【0011】次に、動作について説明する。図1〜図2の状態は、チャック体3から離れた残芯Aが芯戻り止め部材11に保持され、また、後続芯Bがチャック体3に把持されている状態である。また、スライド部材10は、弾撥部材17によって前方に向け付勢されているが、筒状部15の係合孔15の後端部がチャック体3の突部13に当接・係合しているため、その(スライド部材10の)前進移動が規制されている。この状態から芯タンク2を前方に押圧すると、チャックリング4と共にチャック体3が筒状部15内を無接触状態で前進するが、弾撥部材17によってスライド部材10が付勢されているため、そのスライド部材10も前記係合孔16と突部13の係合状態を保ちながら前進する。これによってチャック体3に把持されている後続芯Bや、芯保持部材11に保持されている残芯Aがスライド部材10と共に前進する。やがて、スライド部材10の中間段部19が先部材8の内面段部20に当接し、その前進移動が阻止される。しかし、前記チャック体3の突部13は、係合孔16に遊挿されているため、そのチャック体3やチャックリング4、並びに、後続芯Bや残芯Aは、なおも前進するが、そのチャックリング4は、前記スライド部材10の筒状部15の後端部に当接した時点で、その移動が阻止される。そして、この時、チャック体3が拡開し、後続芯Bが解放されると共に、チャック体3の縁部18がスライド部材10の筒状部15の内面に接触する。
【0012】ここで、芯タンク2の前進移動を解除すると、前記チャック体3が拡開した状態でその縁部18を筒状部15の内面に擦らせながらも後退するが、筒状部15が形成されているスライド部材10は、弾撥部材17によって前方付勢されているため、スライド部材10は後退しない。やがてチャック体3の突部13が、前記スライド部材10の係合孔16の後端に当接すると、スライド部材10の後退動作が開始される。勿論、弾撥部材17の弾撥力に抗してである。やがて、チャック体3は、チャックリング4によって閉鎖せしめられ、後続芯Bを再び把持する。このとき、後続芯Bを把持した状態で、従来技術と同様にチャック体3は多少後退するが、スライド部材10をも後退させるため、後続芯Bと残芯Aとの間に隙間を形成してしまうようなことがない。尚、前記の動作によって、後続芯Bや残芯Aが後退してしまうが、スライド部材10と共に先部材8に対して後退するため、芯保護管12(スライド部材10)に対しては後退せず、もって、芯保護管部12からの突出長さが減少するようなことがない。また、スライド部材10は、チャック体3の突部13に係合しているため、押圧操作解除後においてもその後退位置を維持し続けるので、自重で落下するなどして、後続芯Bと残芯Aとの間に隙間を形成してしまうようなことがない。
【0013】ここで、上記の実施例においては、チャック体3の前方外周部に突起13を形成し、その突起13をスライド部材10に係合させることによって、そのスライド部材10を後退させ残芯と後続芯との隙間を解消している。つまり、突起13の形状が非常に大切な構成要件となっている。従って、その突起13を変形させてしまうと、スライド部材10の後退位置などがばらついてしまい、その結果、芯出長さ(スライド部材の出長さ)もばらついてしまうことになる。ややもすると、突起13が破損してしまう場合があり、スライド部材10を後退させられなくなってしまう危険性が発生する。このようなことを防止するためにも、本願発明の膨出部14が必須の構成要件となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、芯を把持するチャック体の前端面に膨出部を形成したので、チャック体を継ぎ手部材などに組み付ける際、チャック体の前方部の外形が拡径することなく、もって芯の後退を極力防止することができると共に、請求項3においては、残芯筆記時においても違和感がなく筆記することができ、そのため、残芯も有効に使用することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013