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発明の名称 インキ補充用容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−36779(P2002−36779A)
公開日 平成14年2月6日(2002.2.6)
出願番号 特願2000−230194(P2000−230194)
出願日 平成12年7月31日(2000.7.31)
代理人
発明者 山田 矩生 / 大田 隆介
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 軸先端部にペン先の保持と共に軸外空気の吸入口を兼ねる軸先端開口部を有し、軸容器内部にインキを直接貯留するインキタンク部を形成した、所謂、生インキ式筆記具に対してインキ補充を行うためのインキ補充用容器であって、このインキ補充用容器は、前記生インキ式筆記具と液密に接続可能であり、インキを前記生インキ式筆記具のインキタンク部に補充時、押圧加圧可能で解除弛緩時は復元により吸引可能な可撓性部を有しており、インキ補充用容器を生インキ式筆記具に液密接続した後、前記可撓性部に対し、押圧・弛緩を繰り返すことによりインキ補充がなせるようにしたものであることを特徴とするインキ補充用容器。
【請求項2】 インキ補充用容器と生インキ式筆記具との液密接続が、インキ補充用容器のインキ補充口と、生インキ式筆記具の軸先端開口部とによるものである請求項1記載のインキ補充用容器。
【請求項3】 インキ補充用容器が、インキ補充口を使用前に密栓する蓋栓を備え、該蓋栓の一部又は全部が、インキ補充口と、生インキ式筆記具の軸先端開口部とを確実に接続嵌合可能とする嵌合継ぎ手となるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のインキ補充用容器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生インキ式筆記具に充填されたインキが使用により消耗した場合に、簡単且つ経済的に補充を行うためのインキ補充用容器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軸容器内(インキタンク内)に直接収納したインキをペン先部に供給して筆記する生インキ式タイプの筆記具類において、使用で消耗したインキを補充し、使い捨てにしないで再使用できるタイプの製品がある。このタイプの構造については、多くの発明がなされてきた。近年、ゴミの過剰発生や地球環境汚染など環境破壊問題への対策上、この種の筆記具の必要性が更に高まって来ている。この様なタイプの従来の生インキ式筆記具を分類すると、主に次の型式の製品などが挙げられる。
(1)カートリッジ式(2)リフィル式(マガジン式を含む)
(3)インキ吸入式(4)インキ再充填式これら、インキ補充式生インキ筆記具のそれぞれの特徴と問題点についてみると、(1)カートリッジ式及び(2)リフィル式は、インキ消耗時にカートリッジやリフィルなどのユニットを交換するものである。これらの方式の筆記具は、使用操作は簡便であるが、交換するユニット容器の販売価格と収納インキ量との比率である単位交換費用[1本の価格(円)/インキ量(ml)]が比較的高価になる欠点がある。(3)インキ吸入式は、軸構造の一部にスポイト状の伸縮部やポンプ機構を組み込み、その吸入作用により補充用インキ容器内のインキを吸い込んで補給するタイプである。この方式の筆記具は、容量の多い補充用インキ容器からインキを吸入することが可能であるので、上述の単位交換費用は比較的安価にできるが、スポイトやポンプ機構の吸い込み口や開閉用の密栓部品を設けなければならないので、軸容器本体部の部品コストが高くなったり、吸入時は補充用インキの中に軸の吸い込み口を差し込まなければならないので軸のインキ汚れが発生しやすいなどの操作上の問題がある。(4)インキ再充填式は、例えば、スポイトや注射器のような吸入・充填用具を用いて軸容器内のインキ収納部(生インキタンク)にインキを補充するものである。この型式の従来品の多くの場合は、充填用インキを収納する補充用インキ容器と上述のスポイトや注射器などの充填用具を別体で準備することが必要であるために購入費用も高く、又、充填用具が使用で汚れた後の洗浄などの手入れも必要で操作が煩わしく、更にインキ充填のための開閉部も筆記具の軸容器本体に設けておかなければならないので、部品数も増え、製品の製造コストが高くなるなどの問題がある。この様に従来のインキ補充型式の生インキ式筆記具構造においては、廃棄する製品の資材量は比較的少ないが、操作の簡便性や製造コストにおいて問題点も多く存在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従来公知のインキ補充型式の生インキ筆記具の問題点を解消することを目的とし、1.既に市販中の既存の生インキ式筆記具であっても、その製品に直接インキ補充が可能なインキ補充用容器とする(既製筆記具の設計状態の変更を必要とせず、インキ補充ができるので、製造上コストが高くならない)。
2.補充の操作性がよく汚れにくいものとする。
3.補充の単位交換価格がより安価になるものとする。
という上記1〜3の課題を同時に解決可能なインキ補充容器を得ることを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸先端部にペン先の保持と共に軸外空気の吸入口を兼ねる軸先端開口部を有し、軸容器内部にインキを直接貯留するインキタンク部を形成した、所謂、生インキ式筆記具に対してインキ補充を行うためのインキ補充用容器であって、このインキ補充用容器は、前記生インキ式筆記具と液密に接続可能であり、インキを前記生インキ式筆記具のインキタンク部に補充時、押圧加圧可能で解除弛緩時は復元により吸引可能な可撓性部を有しており、インキ補充用容器を生インキ式筆記具に液密接続した後、前記可撓性部に対し、押圧・弛緩を繰り返すことによりインキ補充がなせるようにしたものであることを特徴とするインキ補充用容器を要旨とするものである。
【0005】
【作用】本発明に係るインキ補充用容器は、前述第1の課題である「既に市販中の既存の生インキ式筆記具であっても、その製品に直接インキ補充が可能なインキ補充用容器とする(既製筆記具の設計状態の変更を必要とせず、インキ補充ができるので製造コストが高くならない)」が達成できる。この理由は、以下の通りである。従来一般の生インキ式筆記具は、軸容器内の生インキタンク(生インキ収納部)とペン先先端に至るインキ導通経路にインキがペン先からぼた落ちするのを防ぐなどの目的で、インキ吸収体や開閉可能な弁機構を設けるなど各種の流出制御用部品を軸容器内に組み込んだ構造になっている。本発明に係るインキ補充用容器は、上述の従来一般の生インキ筆記具内の空気吸入経路とインキ吐出経路を利用し、インキを生インキタンクに圧送するものである。具体的には、本発明に係るインキ補充用容器は、手圧による押圧変形で加圧でき、押圧解除で復元し吸引効果をもたらす可撓性を有する伸縮性容器にインキを充填したものであり、このインキ補充用容器とインキ補給が必要な筆記具とを液密に接続した状態で、容器の伸縮部を押圧してインキ補充用容器内の圧力を高め、インキを筆記具内のインキや空気の導通経路を通じて生インキタンクに圧送することで、インキの補充を行うものである。ところが、単にインキを圧送するだけでは、生インキタンクに送り込まれたインキの増量で生インキタンク内の空気が加圧され、生インキタンク内の圧力が、押圧中のインキ補充用容器内の圧力に近づいてくるとインキが送り込めなくなるので、十分な量のインキ補充が出来ない。そこで、本発明は生インキ筆記具の生インキタンクの空気圧が高まった場合、インキ補充用容器の押圧を解除することでインキ補充用容器の変形が元の姿に復元する作用を活用し、生インキタンクの空気をインキ補充用容器内に速やかに吸引する様に押圧解除で復元し吸引効果をもたらす可撓性の伸縮部を設けている。即ち、本発明に係るインキ補充用容器は、この様なインキ補充用容器の押圧と解除弛緩を繰り返すことにより、押圧時はインキを送り、解除弛緩時は筆記具内の空気を吸い込む作用になるため、繰り返しの操作によって生インキ筆記具内にインキを補充することができるのである。従って、インキ補充を受ける生インキ筆記具に於いては、従来通りの形態のままであってもインキの補充が可能になるのである。尚、生インキタンクとペン先との間の流通経路に弁機構などの流出制御用弁部を有する筆記具の場合、この弁部を開いた状態で上述の操作を行うことにより、インキ補充を行うことができる。
【0006】次に、第2の課題である「補充の操作性がよく汚れにくいものとする」及び第3の課題である「補充の単位交換価格が安価にできるものとする」を達成できる理由について説明する。その理由は、インキ補充用容器を、補充を受ける筆記具に液密に接続可能となしたためである。このため、従来インキ補充用に使用していたスポイトなどのインキ充填用の道具が、他の部分に付着して汚したり、汚れた充填道具自身を使用後に洗浄しなければならない操作も必要としないので極めて楽な操作でインキ補充を行うことができるのである。尚、液密に接続するにあたっては、インキ補充用容器のインキ補充口と、補充を受ける筆記具の軸先端開口とを接続するようになすことが好ましい。更に、接続を簡便且つ確実に行うために、インキ補充用容器の蓋栓の一部または全部を接続用嵌合継ぎ手(アダプター)として用い、該アダプターがインキ補充を受ける筆記具の軸先端開口部外周の定位置(軸の長軸方向の特定位置)にインキ補充用容器の補充口を液密にセットするガイドの役割を果たす様にすること並びに該アダプターがインキ補充用容器の補充口及び筆記具の開口部外周に液密に嵌合することがより好ましく、単にインキ補充用容器の補充口を筆記具の軸先端開口部外周に直接接続する場合よりも信頼性の高い確実なドッキングが可能である。補充に要する単位交換価格についても、インキ補充用容器に必要な部品数が少なく、容器の容量を任意に容量アップすることも可能であるので、単位交換費用を安価にすることができ、極めて操作性と経済性の良好なインキ補充用容器を提供することができる。
【0007】
【実施例】実施例1以下、図1〜3にて本発明の第一実施例を説明する。図1は、本発明のインキ補充用容器の図であり、図2は、従来公知の生インキ式筆記具に本発明のインキ補充用容器の嵌合継ぎ手を接続した図で、第3図はインキを補充中の図である。
【0008】参照符号1はインキ補充用容器本体である。インキ補充用容器1は、側壁に可撓性伸縮部1cを有し、側壁が手による押圧で容易に変形して加圧でき、押圧を解除弛緩すると復元し吸引可能な構造となしている。また、内部のインキ容量が判別可能な半透明の合成樹脂材質などで形成している。インキ補充用容器本体1は、内部に適量の補充用インキを注入し、前方に1カ所の補充のためのインキ補充口1aを有し、該インキ補充口1aは、インキ補充を受ける従来公知の生インキ式筆記具(以下筆記具と記す)の軸先端開口部41の外周に液密に着脱嵌合可能な内径を有している。
【0009】該インキ補充用容器本体1には、合成樹脂などよりなる蓋栓2を取り付ける螺合ネジ部1bが形成され、螺合したこの蓋栓2の密栓部2aによって、インキ補充用容器本体1のインキ補充口1aが密栓されている。使用前の蓋栓2の後方部には、インキ補充を受ける筆記具の先端開口部41の外周に挿入嵌合可能な嵌合継ぎ手(アダプター)3が蓋栓2の突起部2bに着脱自在に嵌合セットされている。
【0010】参照符号4は、従来公知の筆記具で、前軸内のインキ室42に配置した固定管4bに固定された繊維芯などのペン先4aが前軸の軸先端開口41から突出しており、前記インキ室42に後方よりインキを補給する為の生インキタンク(生インキ収納部)45を備え、該生インキタンク45とペン先4aとの間に弁機構を設け、ペン先からのインキ吐出が少なくなるたびに軸後部ノックによって開弁し、インキを吐出し筆記するものである。この生インキ式筆記具4は、軸先端開口部41のみが外気に連通しており、他の側周部は軸壁により全て閉じている。弁体4cに取り付けられたペン先固定管4bにはペン先4aが固定され、固定管の側周及びペン先の側周部は、軸壁との間に空気(又はインキ)の流通経路43,44が設けられ、軸外空気が軸内と連通可能な状態にある。
【0011】インキ補給に際しては、先ず最初に蓋栓2にセットした嵌合継ぎ手3を取って、補充を受ける筆記具の軸先端開口41の外周部に取り付ける(図2参照)。次に、インキ補充用容器本体1に螺合した蓋栓2を外し、インキ補充開口1aを補充を受ける筆記具の軸先端開口(41)の外周部に液密に圧入嵌合することにより、両者の開口部をドッキングする(図3参照)。嵌合継ぎ手3が予め軸先端開口41の外周部定位置にセットしてあるので、嵌合継ぎ手3は、インキ補充用容器本体1の筆記具4への圧入嵌合可能なガイドになっており、確実なドッキングができる。次に補充を受ける筆記具4を下方位置、インキ補充用容器本体1を上方位置に置き、該筆記具の弁機構を後部ノックにより開弁した状態となしインキ補充用容器本体1の可撓性伸縮部1cを手で加圧と弛緩を繰り返す(図3参照)。加圧中、補充を受ける筆記具4の内部間隙に存在する空気は圧縮されるので、インキ補充容器本体1から筆記具内の空気流通経路43,44を通じてインキが圧送注入され生インキタンク45に入っていく。加圧を弛緩すると今度は、筆記具4内にある空気がインキ補充用容器本体1内に吸入されてくるので、加圧と弛緩を繰り返すことにより、筆記具4内はインキで満たされる。
【0012】インキ補充用容器本体1のインキ量が多い場合、筆記具4内は必要以上の過充填状態になる場合があるので、インキ補充用容器1のインキ量は適宜に設定しておくのが好ましい。しかし、過充填の場合、筆記具4を上方にし、インキ補充用容器本体1を下方に置いて、弁を閉じた状態で容器の加圧と弛緩を繰り返すことにより、今度は、筆記具内の空気流通経路43、44などに溜まった余剰インキを吸い出すことができる。補充を終えた段階で、嵌合させた両者の開口部を外し、蓋栓2を元通りに戻すことによりインキ補充の操作が完了する。筆記具4の開口部以外はインキで汚れず、極めて簡単な操作で、インキの補充を行うことが出来る。
【0013】実施例2図4に実施例2を示す。実施例2は、インキ充填時、インキ補充用容器11に設けたネジ部11bと嵌合継ぎ手13の内側に設けたネジ部13bを螺合し、嵌合セットしたものを筆記具に取り付けるようにした以外は実施例1と同様である。実施例2において、嵌合継ぎ手13とインキ補充用容器11は、螺合により嵌合面11dが液密に圧着嵌合セットされ、嵌合継ぎ手13の小内径部13aはインキ補充を受ける生インキ式筆記具(不図示)の軸先端開口部外周部にも液密に圧入嵌合が可能になっている。従って、インキ補充用容器11のインキ補充口11aと該嵌合継ぎ手13の小内径部13aの両者とも筆記具の軸先端開口部に液密嵌合をするので、嵌合セット状態のまま筆記具の軸先端開口部に圧入をすれば簡単にドッキングし、実施例1より更に簡便な操作で良好にインキ補充を行うことが出来る。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係るインキ補充用容器は、従来公知の筆記具に対してもインキ補充が容易に行え、補充操作が簡単で、補充操作による汚れ部位も少なく、単位交換費用を低く押さえることができる優れた特長を有するものである。




 

 


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