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発明の名称 キャップ式筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−11990(P2002−11990A)
公開日 平成14年1月15日(2002.1.15)
出願番号 特願2000−194150(P2000−194150)
出願日 平成12年6月28日(2000.6.28)
代理人
発明者 高椋 俊浩
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 軸筒内にインキ貯蔵部を有する筆記体を配置させ、また、前記軸筒の先端に、前記筆記体の先端を覆うキャップを着脱自在に取り付けたキャップ式筆記具であって、前記キャップの内側に筆記体の先端に当接する弾性体を配置すると共に、前記筆記体を弾撥部材によって前方に付勢したことを特徴とするキャップ式筆記具。
【請求項2】 前記キャップの内側に配置された弾性体をシリコーンゴムより形成したことを特徴とする請求項1記載のキャップ式筆記具。
【請求項3】 前記筆記体を前方に付勢する弾撥部材をコイル状スプリングとしたことを特徴とする請求項1記載のキャップ式筆記具。
【請求項4】 前記筆記体のインキ貯留部に収容するインキの粘度を50〜2000cpsにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のキャップ式筆記具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒内にインキ貯蔵部を有する筆記体を配置させ、また、前記軸筒の先端に、前記筆記体の先端を覆うキャップを着脱自在に取り付けたキャップ式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】1例として、特開平7−329483を挙げ説明する。軸筒3の内側には、インキを収容したインキ収容筒7が配置されており、また、前記軸筒3の先端には、インキ収容筒7に固定されているペン先1を覆うキャップ4が着脱自在に取り付けられている。そして、そのキャップ4の内側には、ペン先1の先端に当接し、ペン先1の乾燥を防止したり、インキの蒸発を防止する弾性シール体41が配置されている。また、前記インキ収容筒7の前端には、鍔部21が形成されており、その鍔部21が、前記軸筒3の前端と口金6の内壁に挟み込まれることによって、前記インキ収容筒7が軸筒3に対して固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術にあっては、キャップをした状態で、万が一、机やポケットなどから落下させてしまった場合には、ペン先やインキ収容筒からなる筆記体に落下の衝撃が直接かかり、筆記体の先端や後端からインキが漏れてしまう場合があった。そして、漏れたインキは、前記キャップ内を汚してしまうばかりでなく、そのキャップからも漏れてしまい、その結果、衣服や手、紙面などを汚してしまっていた。特に、金属製の軸筒やキャップなどを使用した高級筆記具においては、製品の重量が重くなってしまい、その結果、前記の衝撃力も大きくなり、よりインキが漏れ易くなってしまうものであった。そこで、本発明は、万が一、筆記具を落下させてしまった場合でも、インキの漏れを極力防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸筒内にインキ貯蔵部を有する筆記体を配置させ、また、前記軸筒の先端に、前記筆記体の先端を覆うキャップを着脱自在に取り付けたキャップ式筆記具であって、前記キャップの内側に筆記体の先端に当接する弾性体を配置すると共に、前記筆記体を弾撥部材によって前方に付勢したことを要旨とする。
【0005】
【実施例】本発明の実施の形態を図示した実施例に基づいて詳細に説明する。図1〜図5に第1実施例を示す。参照符号1は頭冠である。該頭冠1は外観部2と固定部3とから形成されている。該頭冠1の固定部3と頭冠止め4とが圧入や接着、螺合などの手段によって固定されている。また、頭冠1の段部5と頭冠止め4の天面6の間には、クリップ7の固定部8とキャップ9の内方鍔部9aが挟持固定されている。また、キャップ9の内側には、中キャップ10が配置されているが、その中キャップ10は、前記頭冠止め4に圧入や接着、螺合などの手段によって固定されている。その中キャップ10の内側には、シリコーンゴムやNBR、天然ゴムなどからなる円盤状の弾性体11が圧入固定されている。また、中キャップ10の内面には該弾性体11が下に移動しないように段部12が設けられている。
【0006】前記キャップ9の後方には、リング13が圧入や接着、螺合など手段によって固定されており、それらキャップ9とリング13の内面にそってバネカツラ14が、内接している。また、そのバネカツラ14の後端部は、前記リング13の内方段部15に当接しており、前記キャップからの脱落を防止している。
【0007】符号16は、先部材であるが、その先部材16は、前軸17に対して圧入や接着、螺合などの手段によって固定もしくは、脱着自在に取り付けられている。その先部材16の前端部には、筆記体18の筆記部が露出する先端孔20が形成されており、該先端孔20の内周面と前記筆記体18の外周面との間には、約0.01〜0.3mm程度のクリアランスが形成されているが、これに限定されるものではない。また、前記先部材16は、先端孔20を頂点として後方に向かって円錐状に拡径(円錐部16a)しており、その円錐部16a後方には、前記中キャップ10に設けられた内方リブ21と嵌着できるよう円周上の凹部22が形成されているが、その嵌着力は、5N〜20Nに設定されている。不用意には外れないが、使用する際には容易に外すことができる、最も好適な嵌着力となっている。
【0008】前記前軸17の後方には、後軸23が螺合などの手段によって取り外し自在に固定されている。即ち、前軸17と後軸23、並びに、先部材16、後述する尾栓を一体化させることで、本例の筆記具軸筒Aを構成している。尚、本例においては、後軸23の螺合を螺合部材24として構成し、後軸23に圧入や接着などの手段によって固定しているが、後軸17自体に形成しても良い。一方、前記後軸23の後端には、尾栓25が圧入や接着、螺合などの手段によって固定されているが、該尾栓25は、後軸23と一体成形などしても良い。そして、該尾栓23の内側には、コイルスプリングなどの弾撥部材26が配置されているが、コイルスプリングに代え、スポンジや発砲ウレタンなどの多孔質体であっても良い。この弾撥部材の弾撥力は筆記時の圧力に耐え、かつ、落下時の衝撃で適度に圧縮される様に約5N〜2.5Nにすることが望ましい。
【0009】次に、筆記体18について説明する。前記筆記体18は、前端に筆記用のボール27を有し、該ボール27は、チップ28の前方内側に配置されたコイルスプリングなどの弾撥部材29によってボール受け部30に付勢されている。該弾撥部材29は、その前端を前記したようにボール27で受け、後端を継手31に形成された弾撥部材受け部32で受けている。即ち、弾撥部材29は、ボール27と弾撥部材受け部32との間に張設されている。また、前記チップ28と継手31は、圧入部33で圧入・固定されている。その継手31の中間部には、鍔部31aが形成されており、その鍔部31aには前方から側面に抜ける空気溝31bが対向する2箇所に形成されている。
【0010】また、継手31の後部外周には、パイプ状のインキ貯蔵部材34の内面が圧入・固定されている。そのインキ貯蔵部材34の内側には、粘度を50〜2000cps(600cp未満は(株)トキメック製ELD型粘度計標準コーンローター1rpmにて測定、600cp以上は(株)トキメック製ELD型粘度計ST型ローター20rpmにて測定、温度25℃)にした水性ボールペンインキ35が充填されている。更に、該水性ボールペンインキ35の後方には、ワセリンやシリコーングリス、シリコーンオイル、ポリブデン、α−オレフィンオリゴマー、エチレン−α−オレフィンオリゴマーなどの難揮発性有機液体をゲル化した高粘度流体36が充填されており、該高粘度流体36の後方には浮き子37が埋没している。また、前記インキ貯蔵部材34の後端には、尾栓38が圧入用リブ39を形成して、圧入・固定されているが、該尾栓38の後端には、前記弾撥部材26の前端部が当接している。即ち、インキ貯留部材34(筆記体18)は、弾撥部材26によって、常に、前方に付勢されているのである。また、該尾栓38の中央部には、小径孔40が形成されており、該小径孔40の回りには溝41が放射状に形成されている。上記のように構成された筆記体18は、先部材16や前軸17、後軸23、尾栓38によって構成された筆記具軸筒A内に配置されている。
【0011】次に作用について説明する。筆記するときは、前軸23からキャップ9を外すが、実際には、中キャップ10内に形成された内方リブ21が、先部材16に形成された円周上の凹部22から外れ、筆記体18の先端部(チップ28やボール27)が露出する。尚、筆記体18の先端部を収納するときは、前記筆記する時の逆の動作をおこなうことは言うまでもない。筆記体18の水性ボールペンインキ35は、筆記することによってインキが減少し、そのインキ35の減少に伴い高粘度流体36と浮き子37がチップ28の方向に移動する。つまり、前方に移動する。また、インキ35の移動に伴い、筆記体18のインキ貯蔵部材34が減圧状態にならないように、前記先部材16の先端孔20と筆記体18の間に形成れたクリアランスから外部の空気が入り込み、さらにこの空気は継手31に形成された空気溝31bを通って、前記尾栓38の小径孔40よりインキ貯蔵部材34内に外部の空気が入り込む。また、気温の変化などによって、筆記体18内の空気が膨張し、加圧状態になってしまうようなときには、その加圧された空気は、前記小径孔40や空気溝31bを通って外部に排出され、常圧を維持し続けることができるようになっている。
【0012】次に、前記前軸17にキャップ9を嵌着している場合について説明する。勿論、筆記体18によって筆記することができない状態である。キャップ9をしている状態においては、前記中キャップ10内に形成された内方リブ21と先部材16に形成された円周上の凹部22とが、嵌着している。そして、この時、前記筆記体18の先端部に位置するボール27とチップ28の前端は、それらが密閉されるように前記弾性体11が弾性変形しながらも当接している。一方、前述したように、筆記体18は、その筆記体18の尾栓38と後軸23の尾栓25の間に張設された弾撥部材26によって前方に付勢されている。したがって、不慮に筆記具本体を落としても、弾撥部材26によりその衝撃を吸収し、その衝撃力を低減することでき、仮に、過大な衝撃力がかかったとしても、筆記体18の先端側は、弾性体11が弾性変形することよって密閉状態が維持され、もって、インキが漏れることなく、衣服などの汚損を防止することができる。
【0013】図6に第2実施例を示す。本例は、インキ貯蔵部材42の後部内側に段部43を形成し、該段部43に弾撥部材44の一端部を当接させている。即ち、弾撥部材44は、尾栓25と段部43との間に張設されている。その他の構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。本例においては、前記第1実施例で使用していた筆記体(インキ貯留部材24)の尾栓が必要なくなり、生産性が向上すると共に、前記弾撥部材44の前方部がインキ貯留部材42の内面にガイドされるため、筆記体と弾撥部材との組み立てが容易なものとなる。
【0014】図7に第3実施例を示す。本例は、インキ貯蔵部材45の後端部に段部46を形成し、該段部46に弾撥部材47の前方部を嵌着させている。前記第2実施例の変形例である。即ち、前記第2例では、弾撥部材の前方部をインキ貯蔵部材の内側でガイドしているのに対し、第3例ではインキ貯蔵部の外側でガイドしているのである。図8に第4実施例を示す。本例の軸筒48の内面には、段部49が形成されている。また、筆記体50の前方部には、鍔部51が形成されており、その鍔部51と前記軸筒48の段部49の間には、弾撥部材52が張設されている。さらに、前記軸筒48の前端には、先部材53が螺合などの手段によって着脱自在に取り付けられており、その先部材53の後端部は、前記鍔部51の前端面に当接している。つまり、前記筆記体50は、弾撥部材52によって前方に付勢されているが、先部材53によって軸筒48からの脱落が防止されている。このように、弾撥部材を筆記体の中間部に配置することによって、筆記体の後部や軸筒の後部に制限が無くなり、有効に活用することができ、また、筆記具自体を短くすることもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明の効果は、軸筒内にインキ貯蔵部を有する筆記体を配置させ、また、前記軸筒の先端に、前記筆記体の先端を覆うキャップを着脱自在に取り付けたキャップ式筆記具であって、前記キャップの内側に筆記体の先端に当接する弾性体を配置すると共に、前記筆記体を弾撥部材によって前方に付勢したので、キャップをした状態で、万が一、筆記具を落下させてしまっても、前記弾撥部材によって和らげられた衝撃が筆記体にかかるため、その衝撃による筆記体の先端や後端からのインキの漏れを極力防止することができ、もって、キャップ内の汚れを防止することができる。そして、その結果、前記筆記具の落下による、衣服や手、紙面などの汚れを防止することができる。




 

 


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