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発明の名称 内視鏡の湾曲装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2002−10971(P2002−10971A)
公開日 平成14年1月15日(2002.1.15)
出願番号 特願2000−194218(P2000−194218)
出願日 平成12年6月28日(2000.6.28)
代理人 【識別番号】100091317
【弁理士】
【氏名又は名称】三井 和彦
【テーマコード(参考)】
4C061
【Fターム(参考)】
4C061 DD03 FF32 FF41 JJ01 JJ06 
発明者 大内 輝雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】可撓性を有するように構成された湾曲管の周面近傍に軸線と平行方向に上記湾曲管の縮みを阻止する一本のステーワイヤが取り付けられ、遠隔的に牽引操作される操作ワイヤの先端が上記ステーワイヤとほぼ180°対称位置に配置されてその先端が上記湾曲管の先端部分に連結された内視鏡の湾曲装置において、上記ステーワイヤを超弾性合金線によって形成したことを特徴とする内視鏡の湾曲装置。
【請求項2】上記湾曲管が、軟質プラスチック棒材の軸線方向に複数の貫通穴が形成されたマルチルーメンチューブの側面に、ほぼ180°異なる方向から交互にV字状の切り込み溝を入れて構成されている請求項1記載の内視鏡の湾曲装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内視鏡の湾曲装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は一般に、体内において先端を所望の方向に向けることができるように、手元側からの遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部が挿入部の先端近傍に設けられており、そのような湾曲部は360°任意の方向に屈曲することが望ましい。
【0003】しかし、挿入部の直径が例えば2mmを下回るようないわゆる極細内視鏡の場合は、内部スペースの制約が極めて大きいので、一方向にだけでも屈曲させることができればよしとしなればならない。
【0004】そのような一方向の湾曲装置は、一般に、可撓性を有するように構成された湾曲管の周面近傍に軸線と平行方向に湾曲管の縮みを阻止する一本のステーワイヤが取り付けられると共に、遠隔的に牽引操作される操作ワイヤがステーワイヤとほぼ180°対称位置に配置されてその先端が湾曲管の先端部分に連結された構成をとっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】極細内視鏡の湾曲部は10mm程度の小さな曲率半径で曲がることが望まれる。しかし、上述のような従来の湾曲装置では、ステーワイヤとしてステンレス鋼線が用いられていることから、30〜40mmより小さな曲率半径で曲げるとステーワイヤに曲がり癖がついて湾曲部が真っ直ぐの状態に戻らなくなってしまい、内視鏡の誘導、観察に支障が出る結果になっていた。
【0006】そこで本発明は、小さな曲率半径で繰り返し屈曲させてもステーワイヤに曲がり癖が付かず、湾曲部が真っ直ぐの状態に戻って良好な誘導、観察を行うことができる内視鏡の湾曲装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の湾曲装置は、可撓性を有するように構成された湾曲管の周面近傍に軸線と平行方向に湾曲管の縮みを阻止する一本のステーワイヤが取り付けられ、遠隔的に牽引操作される操作ワイヤの先端がステーワイヤとほぼ180°対称位置に配置されてその先端が湾曲管の先端部分に連結された内視鏡の湾曲装置において、ステーワイヤを超弾性合金線によって形成したものである。
【0008】なお、湾曲管が、軟質プラスチック棒材の軸線方向に複数の貫通穴が形成されたマルチルーメンチューブの側面に、ほぼ180°異なる方向から交互にV字状の切り込み溝を入れて構成されていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を説明する。図3は、直径が1.5〜2mm程度の極細内視鏡の挿入部1の先端面を示しており、観察窓11と照明窓12が直径上に並んで配置されている。
【0010】図2は、そのII−II断面を示しており、観察窓11の内側には対物光学系13とイメージガイドファイババンドル14の入射端部が配置され、照明窓12の内側にはライトガイドファイババンドル15の射出端部が配置されている。
【0011】図1は、観察窓11と照明窓12が配置された方向と直交する方向の断面(図3におけるI−I断面)を示している。極細内視鏡の挿入部1は全長にわたって、軟質プラスチック棒材の軸線方向に複数の貫通穴が形成された一本の継ぎ目のないマルチルーメンチューブ20により形成されており、あらゆる方向に可撓性を有する。
【0012】この実施例では、貫通穴は、前述のイメージガイドファイババンドル14とライトガイドファイババンドル15とを通す二つの穴と、後述の操作ワイヤ24とステーワイヤ26とを通す二つの穴の合計四個であり、図2と図3に示される観察窓11と照明窓12もマルチルーメンチューブ20の先端面に直接形成されている。
【0013】図1に示されるように、湾曲部2は挿入部1の先端近傍部分に形成されており、湾曲管20′は、マルチルーメンチューブ20の側面に180°異なる方向から交互にV字状の切り込み溝21を入れて形成されており、切り込み溝21が形成されている方向に他の方向より屈曲し易い特性を有する。
【0014】操作ワイヤ24が通る穴23とステーワイヤ26が通る穴25は、各々マルチルーメンチューブ20の周面に近接してほぼ180°対称の位置に真っ直ぐに形成されており、操作ワイヤ24は軸線方向に進退自在に全長にわたって挿通配置され、ステーワイヤ26は前後両端を固定された状態で湾曲部2部分にのみ挿通配置されている。
【0015】操作ワイヤ24はステンレス鋼の撚り線によって形成されており、その先端部分24aは内方に折り曲げられてマルチルーメンチューブ20の先端面に形成された溝内に埋め込まれ、マルチルーメンチューブ20と同系統の接着剤Aによりそこに固定されている。
【0016】ステーワイヤ26の先端部分26aも同様に内方に折り曲げられてマルチルーメンチューブ20の先端面に形成された溝内に埋め込まれ、マルチルーメンチューブ20と同系統の接着剤Aによりそこに固定されている。
【0017】また、湾曲部2の後端部にはマルチルーメンチューブ20の外周面に金属環30が固着されており、外方に向かって折り曲げられたステーワイヤ26の後端部分26bが、金属環30に形成された穴に差し込まれてそこに固定されている。
【0018】ステーワイヤ26は、その部分において湾曲管20′が軸線方向に縮むのを阻止するための「突っ張り」であり、例えばNi−Ti(ニッケル−チタン)系の超弾性合金によって形成されている。
【0019】超弾性合金は金属としては弾性限界が非常に大きく、例えば図4に実線で示されるように、ステーワイヤ26を素線径の6倍の半径程度まで曲げても曲がり癖が付かずに真っ直ぐな状態に戻り、二点鎖線で示される従来のステンレス鋼線の曲げ限界と比べると格段の相違がある。
【0020】ステーワイヤ26として例えば直径が0.3〜0.35mmの超弾性合金製ワイヤを用いれば、2〜3mm程度の曲率半径で曲げられる状態が繰り返されても曲がり癖が付かない。
【0021】このように構成された内視鏡の湾曲装置においては、図示されていない操作部側から操作ワイヤ24を牽引操作すると、湾曲部2において操作ワイヤ24と180°対称の位置にはステーワイヤ26が固定的に配置されているので縮むことができない。
【0022】したがって、操作ワイヤ24が配置されている方向にだけ湾曲部2が縮んで屈曲し、湾曲部2を繰り返して屈曲させてもステーワイヤ26に曲がり癖が付かないので、操作ワイヤ24を押し込み操作すれば湾曲部2は元の真っ直ぐな状態に戻る。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図5に示されるように、湾曲部2の湾曲管20′が、マルチルーメンチューブ20ではなく、ステンレス鋼帯材等を螺旋状に一定の径で隙間をあけて巻いた螺旋管等で形成したものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ステーワイヤを超弾性合金線によって形成したことにより、湾曲部を小さな曲率半径で繰り返し屈曲させてもステーワイヤに曲がり癖が付かず、湾曲部を当初と同様の真っ直ぐの状態に戻すことができて、良好な誘導、観察を行うことができる。




 

 


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