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発明の名称 歌唱伴奏システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−75579(P2001−75579A)
公開日 平成13年3月23日(2001.3.23)
出願番号 特願平11−250903
出願日 平成11年9月3日(1999.9.3)
代理人 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2C001
2C028
5D108
5D378
9A001
【Fターム(参考)】
2C001 AA00 AA16 AA17 BA00 BA06 BA07 BB04 BB08 CA00 CA09 CB01 CC02 
2C028 AA09 BA01 BB05 BC04 BD03 CA12
5D108 BA33 BA36 BA40 BB06 BC13 BE10 BG08
5D378 LA51 LA53 LB10 LB20 LB23 MM24 MM35 MM38 MM52 MM56 MM58 MM71 MM92 MM93 MM97 NN04 NN05 NN13 NN17 NN23 NN25 QQ38 TT23 TT24 TT34 TT35 WW13 XX32
9A001 HH15 JJ76 KK43 KK45 KK62
発明者 遠山 素樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の楽器で演奏される伴奏曲が第1のサウンド出力手段から出力されると共に、マイクから入力された音声を混合して前記第1のサウンド出力手段からの出力を可能にする歌唱援助装置と、タイミング指示操作部材を備える模擬楽器を有し、前記伴奏曲のうちの1つの楽器が演奏する単位伴奏曲を取り込むと共に演奏タイミングを第1のモニタ上でガイドし、ガイドに沿って前記操作部材が操作されたことを検出することで前記単位伴奏曲を第2のサウンド出力手段から出力させて演奏を行わせる演奏補助装置とから構成され、前記歌唱援助装置は、前記単位伴奏曲及び該単位伴奏曲を除いた伴奏曲を備えると共に、前記単位伴奏曲を除いた伴奏曲を前記第1のサウンド出力手段に出力するものである歌唱伴奏システム。
【請求項2】 前記演奏補助装置は、選択的に操作可能な複数の選択操作部材と、前記単位伴奏曲を取り込んで該単位伴奏曲の各音を前記複数の選択操作部材に対応付けるように割り当てる割当手段と、割り当てられた各音を選択操作部材との対応が識別可能な指示マークとして伴奏曲の演奏の進行方向に沿って前記第1のモニタ画面上に表示させるとともに、タイミング指示操作部材への操作タイミングを指示するタイミングマークに対して相対的にスクロールさせる第1の表示制御手段と、前記両マークが一致したときに、対応する選択操作部材が操作されかつタイミング指示操作部材が操作されたことを条件に、前記一致状態にある指示マークの対応する音を前記第2のサウンド出力手段から出力させるサウンド制御手段とを備えたことを特徴とする歌唱伴奏システム。
【請求項3】 前記歌唱援助装置は、第2のモニタを有し、演奏される曲の歌詞を演奏の進行に対応して前記第2のモニタに表示する第2の表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の歌唱伴奏システム。
【請求項4】 前記歌唱援助装置は、データ記憶部と、前記伴奏曲及び単位伴奏曲を曲名及び歌詞と共に、通信回線を介して元データ記憶部から受信し、前記伴奏曲、単位伴奏曲、曲名及び歌詞を前記データ記憶部に読出可能に取り込む記憶制御手段とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の歌唱伴奏システム。
【請求項5】 前記歌唱援助装置は、伴奏曲を第1のサウンド出力手段に導くカラオケモードと前記単位伴奏曲を除いた伴奏曲を第1のサウンド出力手段に導く模擬楽器伴奏モードとが選択的に実行可能になされており、前記演奏補助装置が作動されるときに出力されるモード信号を受けることにより、前記模擬楽器伴奏モードを実行するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の歌唱伴奏システム。
【請求項6】 前記演奏補助装置は、演奏される曲の歌詞を取り込んで前記第1のモニタ画面内に表示するものであることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の歌唱伴奏システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歌唱援助装置いわゆるカラオケ装置と模擬楽器を用いた演奏補助装置とから構成される歌唱伴奏システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽ゲーム装置として種々のものが提案され、あるいは既に使用されている。例えばモニタ画面上で指示マークをタイミングラインに向けてスクロールさせ、指示マークがタイミングラインに一致した時に、模擬楽器の操作部材を操作することで、一致した指示マークに対応した楽音が出力されるようにしたものや、モニタの直ぐ下部に鍵盤を模した複数のボタンを配置し、モニタ画面上で各鍵盤に対応して指示マークをスクロール表示することでタイミング指示を行って楽音を出力させるようにしたものが知られている。
【0003】あるいは模擬ギターを用いてモニタ画面に心電図にようなパルス波形を静止表示する一方、タイミングラインを時間軸方向に一定速度で移動(スクロール)表示させることで、模擬ギターへの操作タイミングを指示するようにした仮想楽器が提案されている(特表平8−510849号公報参照)。この模擬ギターはMIDI形式の演奏情報により演奏が再生し得ることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の音楽ゲーム装置は、準備されている演奏曲の演奏タイミングをモニタでガイド表示し、これに合わせて模擬楽器が好適なタイミングで操作されると、実際の楽音が出力されるものであり、従って、ユーザにとっては模擬楽器を楽しむという程度にしか過ぎなかった。したがって、多面的に音楽を楽しむ装置としての性格は薄く、興趣にも限界があった。また、従来の音楽ゲームでは、該ゲームのために多数の演奏曲を作成し、準備する必要があり、この作業も時間を要するなど決して容易な作業ではなという問題があった。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、いわゆるカラオケに対する伴奏の一部を模擬楽器が受け持つようにして多面的に音楽演奏を楽しみ得る歌唱伴奏システムをを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の歌唱伴奏システムは、複数の楽器で演奏される伴奏曲が第1のサウンド出力手段から出力されると共に、マイクから入力された音声を混合して前記第1のサウンド出力手段からの出力を可能にする歌唱援助装置と、タイミング指示操作部材を備える模擬楽器を有し、前記伴奏曲のうちの1つの楽器が演奏する単位伴奏曲を取り込むと共に演奏タイミングを第1のモニタ上でガイドし、ガイドに沿って前記操作部材が操作されたことを検出することで前記単位伴奏曲を第2のサウンド出力手段から出力させて演奏を行わせる演奏補助装置とから構成され、前記歌唱援助装置は、前記単位伴奏曲及び該単位伴奏曲を除いた伴奏曲を備えると共に、前記単位伴奏曲を除いた伴奏曲を前記第1のサウンド出力手段に出力するようにしたものである。
【0007】この構成によれば、歌唱援助装置は、第1のサウンド出力手段から伴奏曲が出力され、この伴奏曲を聴きながらユーザはマイクを通して歌を歌うことが可能となる。この場合、請求項3記載のように第2のモニタ画面に、歌唱部分の歌詞が伴奏曲に対応して表示されるので、演奏される曲の歌詞を知らなくても歌を歌うことが可能となる。
【0008】一方、演奏補助装置は、歌唱援助装置から伴奏曲のうちの1つの楽器が演奏する単位伴奏曲を取り込み、この単位伴奏曲の演奏タイミングが第1のモニタ上でガイド表示される。ユーザがガイド表示に沿って模擬楽器のタイミング指示操作部材を操作すると、操作信号が検出され、単位伴奏曲のうちの対応する音が第2のサウンド出力手段から出力される。タイミング指示操作部材の操作タイミングをミスすると、例えば出力されるべき音は出力されない。そして、ガイド表示に従って上述の操作をこなしていくことで、単位伴奏曲が好適に、あるいは逆に、例えば途中での部分的な音抜けの状態で演奏されることになる。あるいは、操作タイミングをミスすると、出力されるべき音が不自然なタイミングで出力されるようにしていもよい。適正な操作が行われれば、第1、第2のサウンド出力手段から全体としての伴奏曲が出力されることになる。この場合、第1、第2のサウンド出力手段は、例えば第1、第2の一方で兼用するようにしたものでもよい。また、演奏補助装置に模擬楽器が複数台、あるいは複数種類準備されている場合、各模擬楽器に対応する単位伴奏曲の指示マークを第1のモニタにガイド表示させて(例えば模擬楽器が2個の場合、第1のモニタ画面の左右側にそれぞれをガイドするなど)、それらの音をそれぞれ第2のサウンド出力手段に出力するようにしてもよい。
【0009】請求項2記載の発明は、前記演奏補助装置が、選択的に操作可能な複数の選択操作部材と、前記単位伴奏曲を取り込んで該単位伴奏曲の各音を前記複数の選択操作部材に対応付けるように割り当てる割当手段と、割り当てられた各音を選択操作部材との対応が識別可能な指示マークとして伴奏曲の演奏の進行方向に沿って前記第1のモニタ画面上に表示させるとともに、タイミング指示操作部材への操作タイミングを指示するタイミングマークに対して相対的にスクロールさせる第1の表示制御手段と、前記両マークが一致したときに、対応する選択操作部材が操作されかつタイミング指示操作部材が操作されたことを条件に、前記一致状態にある指示マークの対応する音を前記第2のサウンド出力手段から出力させるサウンド制御手段とを備えてなるものである。
【0010】この構成によれば、選曲後、単位伴奏曲が例えば演奏開始に先立って演奏補助装置側に取り込まれると、割当手段により、単位伴奏曲の各音が複数の選択操作部材に対応付けるように割り当てられる。この割当処理は、ある割り当てパターンを利用することが考えられる。又複数の割り当てパターンを準備しておき、これらを所定のルールに従って選出して割り当てを順次行うようにしてもよい。また、割り当て(振り分け)パターンとして伴奏操作に対する難易性を反映させておき、曲の進行に従って、あるいは曲の山場とかサビ部分等に難度の高い割り当てパターンを採用する等して種々の変化性を与えるようにしても良い。このようにすることで、同一の曲に対しては単位伴奏曲に対するユーザの操作は同一となり、回数と経験により上達するという利点がある。なお、準備された複数の割り当てパターンが無作為に選定されるようにしてもよい。
【0011】割り当てられた各音は選択操作部材との対応が識別可能な指示マークとして伴奏曲の演奏の進行方向に沿って第1のモニタ画面上に表示されるとともに、ピッキング指示操作部材への操作タイミングを指示するタイミングマークに対して相対的にスクロールされる。この場合、指示マークがスクロールされるのがタイミング予測の途切れが生じないのでむしろ好ましい。そして、両マークが一致したときに、対応する選択操作部材が操作され、あるいは、操作されており、かつタイミング指示操作部材が操作されたことが検出されると、前記一致状態にある指示マークに対応する音が第2のサウンド出力手段から出力される。
【0012】請求項4記載の発明は、前記歌唱援助装置が、データ記憶部と、前記伴奏曲及び単位伴奏曲を曲名及び歌詞と共に、通信回線を介して元データ記憶部から受信し、前記伴奏曲、単位伴奏曲、曲名及び歌詞を前記データ記憶部に出力可能に取り込む録再制御手段とを有することを特徴とするものである。この構成によれば、元データ記憶部の設置された1箇所で、(サーバとして)音楽データ(伴奏曲、単位伴奏曲(以上MIDIデータ)、曲名(曲番号)、歌詞の各データ)を作成しておくだけで、端末装置として、複数箇所に設置された本システムのデータ記憶部に必要時に配信を受けることで多数の音楽データを取り込むことが可能となり、各歌唱援助装置の設置場所に出向いてデータ格納を行う作業が不要となる。また、1箇所で音楽データを作成するので、その曲数及び最新の曲への対応も迅速化される。
【0013】請求項5記載の発明は、前記歌唱援助装置が、伴奏曲を第1のサウンド出力手段に導くカラオケモードと前記単位伴奏曲を除いた伴奏曲を第1のサウンド出力手段に導く模擬楽器伴奏モードとが選択的に実行可能になされており、前記演奏補助装置が作動されるときに出力されるモード信号を受けることにより、前記模擬楽器伴奏モードを実行するものであることを特徴とする。この構成によれば、カラオケモードと模擬楽器伴奏モードとが必要に応じて選択して採用し得るので、汎用性が向上するものとなる。
【0014】請求項6記載の発明は、前記演奏補助装置が、演奏される曲の歌詞を取り込んで前記第1のモニタ画面内に表示するものである。この構成によれば、第1のモニタに演奏タイミングに加えて歌詞も表示されるので、模擬楽器を演奏するユーザは歌唱も可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る歌唱伴奏システムの一実施形態を示す外観斜視図である。図1において、本システムは歌唱援助装置(カラオケ装置)1と演奏補助装置(本実施形態では、模擬ギター装置)2とから構成されている。歌唱援助装置1は、コンソール10の上部に画像を表示するテレビジョンモニタ(以下、モニタという)11、その直ぐ下部には操作パネル部が設けられ、ここに選曲(テンキーなど)や演奏開始指示(スタートボタン)、その他、キャンセル等の各種指示のための操作部12が配設されている。コンソール10の上部であって、ユーザの背丈よりも高い位置にはスピーカ13が配設されている。また、コンソール10の前部分には例えばリモートコントロール方式で音声データを送信する2本のマイク14(デュエット用のため)が係止具に係止されている。なお、コンソール10の適所にはマイク14から送信された音声データを受信する受信アンテナ(図略)が設けられている。マイクは有線式でもよい。
【0016】コンソール10の内部には、カラオケ装置1を稼働させるための各種処理、制御を行うカラオケ端末部15、音楽データが格納されているサーバ(元データ記憶部)から通信回線L1を介して音楽データの配信を受けるための通信モデム部16が配設されている。本実施形態では音楽データとしてMIDIデータを採用することから、通信モデム部16は、これに対応し得るようにMIDIインターフェースを内蔵している。また、信号線L2は模擬ギター楽器2との間でデータ授受を行うためのケーブルである。また、中央にはコイン投入口17が設けられている。
【0017】模擬ギター楽器2は、コンソール20の正面上部に多少の角度が付けられており、その傾斜面中央位置に、画像表示用のモニタ21が配設されている。モニタ2の下部手前側の操作パネルには、スタートボタンや選曲等のための各操作ボタンを有する操作部22が配設され、その下方に左右2つのコイン投入口24が配設されている。また、コンソール20にはギターの形状を模した模擬ギター25が取り付けられている。模擬楽器としての模擬ギター25は盗難防止を兼ねた信号線250を介して左右位置に各接続された状態で立て掛け具200に立て掛け可能にされている。コンソール20の適所、例えば上部左右位置には、演奏音を出力するスピーカ26及びその上部に電飾による演出効果を醸し出すためのランプ26が取り付けられている。
【0018】模擬ギター25を2個設けることで、1人による演奏モードと2人による演奏モードとが選択的に行えるようになされている。コイン投入口24を2個設けたのは2人による演奏モードを実行可能にするためである。
【0019】図2は、図1に示す模擬ギター25の外観図である。図2において、模擬ギター25は、ノーズ部分の長手方向に沿って所定間隔で、所要数、本実施形態では3個のネックボタン251,252,253が設けられると共に、ボディ部分の略中央にピッキング指示操作部材254が設けられている。ネックボタン251,252,253は図略のバネ等により自由状態では表面側に付勢されており、押圧すると所定寸法だけ沈み込むように構成されている。また、ノーズ部分の内部であって、各ネックボタン251〜253に対面する位置には、例えばマイクロスイッチ等の機械的な押圧スイッチS1〜S3が設けられている。各押圧スイッチS1〜S3は対応するネックボタン251〜253が押圧されて沈み込んだ状態で検出信号を出力するようになっている。
【0020】ピッキング指示操作部材254はボディ部分の本体表面から所定寸法だけ突出した状態で、本体表面に平行で、かつノーズ部分の長手方向に平行な軸に軸支された揺動部材を有するとともに、揺動部材に対してユーザが(ピックあるいは指で)弾く操作(ピッキング)をする部分が立直方向に向くようにバネまたは可撓片部材等により付勢されている。ピッキング指示操作部材254はユーザが揺動部材の操作部分を本体表面に平行な方向に所定角度だけ傾ける(ピッキングする)ことができるように揺動範囲が付与されて構成されている。ピッキング指示操作部材254には揺動スイッチS4(例えば対向する発光素子及び受光素子からなるフォトインターラプタからなり、これらの素子間に、揺動部材と一体に揺動して出退する遮光片を検出する)が設けられている。この揺動スイッチS4は揺動部材がピッキングによりある角度以上倒された状態で検出信号を出力するようになっている。
【0021】図3は本歌唱伴奏システムのブロック構成図を示している。図3において、本歌唱伴奏システムは、カラオケ曲の元データ記憶部3、カラオケ端末部15に内蔵されたカラオケ制御手段100、模擬ギター装置2に内蔵された模擬ギター制御手段200から構成されている。
【0022】元データ記憶部3は多数のカラオケ音楽を記憶するサーバとして機能するもので、新たに作成されるカラオケ音楽が順次取り込まれるものである。カラオケ音楽は、曲名(曲番号で対応付けられている)、タイミングデータの他は、本実施形態ではMIDIデータとしての演奏情報(以下、曲データという)であり、各タイミング(データ)毎の音の周波数、強弱、長さ及び音色(すなわち楽器(楽器番号で特定される)の種類)に関するデータから構成されている。さらに必要に応じて曲の前奏、間奏、サビ部分(また、山部分)等に関するデータも必要に応じて含まれている。元データ記憶部3には図略の通信機能部が設けられており、カラオケ2からのダウンロード(配信)要求に応じて所望の曲番号の曲データが伝送路やネットワーク(通信線L1)及び通信モデム部16を介してカラオケ端末部15に送信し得るようになっている。なお、後述するように、カラオケ端末部15内のカラオケ制御手段100には、曲毎に対応して曲データを記憶するMIDIデータ記憶部103及び歌詞その他データを格納する歌詞データ記憶部104などが備えられている。
【0023】カラオケ制御手段100は、カラオケ装置1の動作を統括的に制御するCPU101、MIDI音源を記憶するMIDI音源記憶部102を有する。MIDI音源記憶部102は、例えば数百乃至はそれ以上の種類の楽器の基本的な音色波形を楽器番号と対応付けて格納しているものである。さらに、カラオケ制御手段100は、MIDIデータ記憶部103、歌詞データ記憶部104及び単一楽器用MIDIデータ記憶部105を備える。単一楽器用MIDIデータ記憶部105内には、本実施形態ではギターの音色に関する曲データが曲名と対応付けて取り込まれている。これら各記憶部103、104、105は、一般的に数万曲分が記憶可能な記憶容量を持っているものが採用されている。
【0024】背景画像記憶部106はモニタ11に背景として表示されるビデオ画像やアニメ画像を記憶するものであり、各画像は曲のイメージに合う1曲あるいは所要数の曲に対応付けられている。画像処理部107は、背景画像記憶部106から曲に対応した背景画像を読み出してモニタ11に表示させると共に、歌詞データ記憶部104から、選曲された曲の歌詞をスーパーインポーズで表示するものである。歌詞は、公知のように演奏個所と対応(同期)するように、演奏の進行に沿って例えば小節毎に更新的に移っていくように表示制御されるようになっている。
【0025】サウンド処理部(シンセサイザ)107は、楽器番号で指定された音色波形を曲データ(音の周波数、強弱、長さなどのデータ)を用いて周波数方向、レベル方向及び時間方向にそれぞれ変調した音響信号を生成するもので、生成された音響信号はミキサ108を介してスピーカ13から出力される。ミキサ108は、また、ユーザの声(歌声)をマイク14を介して音声としてスピーカ13から、伴奏としての上記音響信号と混合して出力するものである。なお、図には示していないが、マイク14から入力された声は所要のエコー処理を施されて(音信号の波形を時間方向に鈍らせて)、ミキサ108に導かれるようになっている。
【0026】一方、模擬ギター制御手段200は、模擬ギター装置2の動作を統括的に制御するCPU201を有する。ギター用MIDI音源記憶部202は模擬ギター25を想定した音色波形を記憶しているものである。模擬ギター25が2台ある本実施形態では、同一種類のギターの場合には、1つのMIDI音源でよく、異なる種類のギターを想定している場合には、前記カラオケ制御手段100で説明した単一楽器用MIDIデータ記憶部105として2つの楽器番号を設けて記憶することで対応できる。
【0027】割当処理手段203は単一楽器用MIDIデータ記憶部105内に格納されたMIDIデータであって、選曲されて演奏される曲の単一楽器用MIDIデータを取り込んで、本実施形態では、ネックボタンの種類に等しい割り振り数である、3本の時間軸ラインに割り振る処理を実行するものである。すなわち、選曲された曲の単一楽器用MIDIデータに含まれる、各タイミングデータに基づく伴奏音のそれぞれを3本の時間軸ラインに適当に振り分けるものである。振り分け方法としては所定の振り分けパターンが所要数だけ予め準備されており、この振り分けパターンを利用して伴奏音を順番に振り分ける。例えば振り分けパターンの一例を示すと、3本の時間軸ラインをA,B,Cとし、一連の5個の演奏音を一束として3つのラインに振り分けるとした場合、1番目と2番目の音をラインAに、3番目の音をラインCに、4番目と5番目の音をラインBに割り振るというようなパターンで振り分けてもよい。また、複数の振り分けパターンを用いる場合には用いるパターンの順番を設定しておけばよい。この振り分けパターンは曲に応じて、例えば元データ記憶部3から曲のジャンルに関するデータも併せて配信されてくる態様では、曲のジャンルに対応して用いる振り分けパターンの順番を設定しておけばよい。極端にいえば、各曲番号に対応して振り分けパターンを設定するようにしてもよい。このようにすれば、同じ曲は常に同じ振り分けパターンとなるので、伴奏技術の上達には好ましい。なお、ランダム性を持たせたい場合には、採用すべき振り分けパターンの順番を無作為に選定するようにしてもよい。この場合、同じ曲であっても選曲される毎に、振り分けパターンが異なることになり、飽きがこない。また、曲の演奏個所、例えば前奏、間奏、サビ部分などに応じて適宜、所定の振り分けパターンが設定されるようにしてもよい。さらに、難易度のある振り分けパターンを準備しておいて、例えば複数曲分乃至は所定時間内であれば選曲が自由な使用態様では、2曲目、3曲目と進むに従ってより難度の高い振り分けパターンが選ばれて設定されるようにしてもよい。難度は、例えば振り分けが頻繁に発生するようにするほど高くなるように設定してもよい。
【0028】割当データ記憶部204は、割当処理部203で振り分けられた、単一楽器用MIDIデータ内の各伴奏音を振り分け情報と関連させて記憶するものである。画像記憶部205はモニタ21に表示する背景画像や選曲のためのガイド画像の他、図4に示す伴奏ガイドのためのノーツ画像を構成する各表示要素を記憶するものである。画像処理部206は画像記憶部205から必要な画像要素を読み出して、図略のビデオRAM等に表示画像データを生成し、これを繰り返し読み出すことでモニタ21の画面に表示させると共に、ノーツ画像については、図4の説明において述べるように、スクロール表示を実行させるための画像処理を行うものである。
【0029】図4はモニタ21の画面の一例を示すものである。図4において、画面の中央には適当な背景画面が静止画としてまたは動画として表示され(図では省略している)、その左右に伴奏ガイドのためのノーツ画像が表示されている。また、画面の上側にはユーザの演奏ガイドに対する操作状況が反映される適性度が横向きのゲージを用いてバー表示されるようになっている。図4中、黒塗りのバー部分の長さが適正度を示している。
【0030】ノーツ画像は、本実施形態ではネックボタンの個数、すなわち3個に対応するように3本の縦方向に延びたスクロールライン211、212,213(左右に設けられているのは2人用のためであり、1人で演奏する場合には、選択された模擬ギター25に対応する側の3つのスクロールラインのみが表示される)と、スクロールラインの上端となるスクロール終端に表示された基準(ピッキングタイミング)ラインを示す基準マーク221,222,223と、各スクロールラインにおいて下端から上方に向かって所定速度で上昇するようにスクロール表示される各ノーツバー231,232,233と、ノーツ画像を区分けする枠とで構成されている。ノーツバー231,232,233はそれぞれ単一楽器用MIDIデータの中で演奏すべき伴奏音が存するタイミングを示すもので、これは、前述したように単一楽器用MIDIデータに対応したタイミングデータにより得られる。そして、得られた伴奏タイミングを示すノーツバーが前記割当処理部203によって3つのスクロールライン211,212,213に割り当てられた状態で表示されている。ノーツバーのスクロール表示は、割当データ記憶部204のデータをタイミングデータに基づいて所定周期で順番に画像処理部206に読み出すと共に画像処理部206により、順次入力されるマーク画像を割り振り内容に応じて内部のビデオRAMにフレーム単位毎に更新書き込みすることで実行される。
【0031】サウンド処理部(シンセサイザ)207は割当データ記憶部204から順次読み出される単一楽器用MIDIデータと、ギター用MIDI音源202を介して出力される音色波形とから所定波形の音響信号を生成してスピーカ26に導くものである。
【0032】CPU201にはネックボタン251,252,253の押圧スイッチS1,S2,S3及びピッキング指示操作部材254の揺動スイッチS4が接続され、押圧スイッチS1〜S3、揺動スイッチS4を操作したことを示す検出信号がCPU201に入力されるようになっている。
【0033】また、CPU201には、前記ノーツバー231〜233が基準マーク211〜213に一致する時間と、このガイドを見ながら実際にユーザにより行われたタイミング操作部材254への操作時点とのずれ時間(ずれ量)をタイマ208を用いて計測するずれ量計測手段2011、ずれ量から演奏全体に関しての評価を行う評価手段2012、ずれ量その他の要素から逐次的に適性度をゲージ画像内にバー表示するための適性度表示手段2013、及びモード切換手段2014を有する。
【0034】各ノーツバーは、ピッキング指示操作部材254が操作された時に自己のノーツバーか他のノーツバーかを判断するための領域としての時間幅が設定されており、例えば隣接する(すなわちスクロール方向の前後(他のスクロールラインも含む)に表われる)他のノーツバーまでの時間幅の1/2とすることができる。そして、時間幅内にピッキング指示操作部材254が操作された時は、基準マークに最も近いノーツバーに対して操作がなされたと判断するようにしている。このときCPU201はピッキング指示操作部材254が操作された時点(揺動スイッチS4オン)で、最も基準マーク221〜223に近い位置にあるノーツバー231〜233に対して操作されたと判断し、この最も近いノーツバーがライン211〜213の内のいずれであるかを認識する。一方、CPU201は揺動スイッチS4オンの時に、ネックボタン251〜253のいずれが選択されているかを押圧スイッチS1〜S3のオン状態から判断する。そして、ネックボタンの選択がスクロールラインと一致しておれば、サウンド処理部207は対象となる音響信号を出力し、選択が誤っているときは対象となる音は無いとして扱って、本来あるべき音響信号の出力を行わないようにしている。なお、音響信号を出力させるか否かの許容時間幅はより厳しく、例えば固定化された微小の時間幅として設定してもよい。また、操作タイミングが前述の時間幅内であって、ネックボタンの選択のみを誤ったときには、予め準備しておいた適当な音響信号を出力させるようにしてもよく、このようにすれば音抜けという状況は可及的に回避される。
【0035】評価手段2012は各伴奏音毎に、前述したずれ時間の大小(ずれ時間が小さいほど評価、すなわちスコアが大きくなる)に応じたスコア付けを行い、これらを伴奏音の全てに対して積算することで、評価を行うようにしている。適性度表示手段2013は操作の連続的な適正(この適性の判断には、さらに厳しい時間幅を設定して判断するようにしてもよい)をみており、連続して適正であれば適性度を示すバーが伸長し、逆の場合には、短縮するようになっている。そして適正度を示すバーが極小、例えば0になると、伴奏の資格なしと見なして、伴奏途中でも強制的な終了を行わせるようにしている。CPU201は強制終了信号をCPU101に出力するようになっており、CPU101がこの信号を受信すると、カラオケ装置1側の伴奏動作も途中で終了するようにしている。
【0036】モード切換手段2014は、伴奏曲をスピーカ13に導くカラオケモードと伴奏曲から単一楽器用MIDIデータを除いた伴奏曲をスピーカ13に導く模擬ギター伴奏モードとを選択的に切り換えるもので、模擬ギター25が使用されるときには、模擬ギター伴奏モード信号をCPU201からCPU101に出力するようにしている。CPU101はこの模擬ギター伴奏モード信号を受信するかしないかによって、前記したようにモードに応じた伴奏曲をスピーカ13に導くようにしている。
【0037】また、本システムがいずれのモードで作動するかは、例えば選曲操作をカラオケ装置1側で行った場合にはカラオケモードが選択されたとし、一方、模擬ギター楽器2で選曲操作が行われた場合に模擬ギター伴奏モードが選択された(この場合、上記模擬ギター伴奏モード信号が出力される)として処理すればよい。
【0038】上記装置において、以下動作を説明する。◇図5は「カラオケモード」における処理手順を説明するフローチャートである。このモードでは模擬ギター装置1は作動しないので、カラオケ装置1のCPU101が所定の動作手順を実行する。すなわち、操作部12の選曲操作部121から曲番号を入力すると(ステップST1)、MIDIデータ記憶部103、歌詞データ記憶部104から対応する曲番号のデータが指定され、次いで演奏スタート指示部(例えばスタートボタン)122が操作されると(ステップST3)、前記MIDIデータが時間の進行に沿って読み出され、MIDI音源記憶部102、サウンド処理部107を介してスピーカ13から出力され、かつ、演奏の進行に伴って、歌詞データが画像処理部106を介してモニタ11の画面上に小節毎に更新的に表示される(ステップST5)。1曲分の演奏が終了すると(ステップST7)、画像処理部106はモニタ11の表示画像をデモンストレーション画像乃至は選曲待ち画像等の初期画面に切り換える(ステップST9)。
【0039】図6は、「模擬ギター伴奏モード」における処理手順を説明するフローチャートである。この場合には、CPU101,201共に、それぞれの処理手順を実行する。
【0040】CPU201、すなわち模擬ギター25の操作部22を用いて選曲が行われると(ステップST31)、選曲データがCPU101に伝送される(ステップS11)。CPU101は選曲データを受信すると、選択曲の単一楽器用MIDIデータを模擬ギター制御手段200に送信する(ステップST13)。模擬ギター制御手段200側は単一楽器用MIDIデータを受信すると割当処理部203で所定の振り分けパターンに従って3つのスクロールラインに割り当て(ステップST33)、その内容を記憶する。この割当処理が終了するのを待って、演奏スタートが指示されると(ステップST35)、このスタート指示を示す信号がカラオケ制御手段100側に送信される。
【0041】CPU100は演奏スタート指示があると、選択曲のMIDIデータから単一楽器用MIDIデータを除いたデータがMIDI音源記憶部102を介してサウンド処理部107に入力され、所定の音響信号に変調されてスピーカ13から出力され、また、これと同期して、選択曲の歌詞データが画像処理部106を経て演奏の進行に沿ってモニタ11の画面に文字表示され、さらに、この表示中の歌詞データは必要に応じて模擬ギター制御手段200側に送信される(ステップST17)。
【0042】一方、模擬ギター制御手段200は、伴奏と模擬ギター25へのガイド表示との同期を取るべく、タイミングデータを用いてモニタ21の画面にノーツ画像の表示を行い、かつ背景画像及び適性度を示すバーの各表示を行う(ステップST37)。このノーツ画像の表示によって、ユーザに対して模擬ギター25に対するネック選択と操作タイミングとが予測可能にガイドされる。
【0043】ガイド表示中は、適性度を示すバーの値が0になったか否かが判断され(ステップST39)、値0でなければ、演奏が全て行われて終了したか否かの判断が行われ(ステップST41)、一方、演奏途中に、値0になれば、模擬ギター25の伴奏に適正さがないとして、伴奏途中において強制終了を指示すると共に、カラオケ制御手段100に該強制終了信号を出力する(ステップST43)。
【0044】次いで、伴奏の終了あるいは強制終了を受けて、模擬ギターによる伴奏の評価処理が実行され(ステップST45)、モニタ21の画面に表示され(ステップST47)た後、初期画面に切り換えられる(ステップST49)。
【0045】一方、カラオケ制御手段100側では、強制終了信号が受信されたか否かが判断され(ステップST19)、強制終了信号が受信されると、直ちに伴奏及びモニタ11への表示を中止して(ステップST21)、初期画面に切り換える(ステップST25)。伴奏中に強制終了信号が受信されることなく伴奏が全て行われたときは(ステップST23)、その終了を待って、初期画面に切り換えられる(ステップST25)。
【0046】なお、本発明は以下の変形態様も実施可能である。
(1)カラオケ装置1と模擬ギター装置2とは別体である必要はなく、共通のコンソール内に装備する構成としてもよい。この場合、個別に設けていたスピーカ13,26やモニタ11,21を兼用するようにしてもよく、これにより構成の小型、簡素化及びコストダウンが図れる。また、制御手段としてのCPU(中央演算処理装置)をまとめて1個で実現することも可能となる。
(2)本実施形態では、カラオケ装置内にMIDIデータと単一楽器用MIDIデータとを別々に格納する構成で説明したが、伴奏曲としてのMIDIデータを格納し、再生時においてカラオケモードでは、その全てを再生するようにし、一方、模擬ギター伴奏モードでは、そのうちからギターの単一楽器用MIDIデータを除いて再生し、かつ単一楽器用MIDIデータも個別に出力し得るように回路構成乃至はソフトウエアにより分離読み出し可能にしておけば、格納時には伴奏曲としてのMIDIデータを記憶する記憶部があるだけで足りる。あるいは、元データ記憶部3からのデータ伝送方式によっては、単一楽器用MIDIデータと単一楽器用MIDIデータを除いた伴奏のMIDIデータとを予め別個に記憶できるように構成することも可能である。
(3)本実施形態では、伴奏曲をMIDIデータを用いたもので説明したが、これに限定されず、本発明を採用する形態に応じて、CD―ROM等に格納されたデジタル方式での音響波形データを利用したものでもよい。
(4)単一楽器用MIDIデータの割当処理を伴奏開始前において模擬ギター制御手段200側で行ったが、元データ記憶部3から予め振り分けられた形で配信されるように構成することもできる。このようにすれば、模擬ギター制御手段200の構成の簡素化が図れる。この場合、「カラオケモード」が採用されたときには、曲データに含まれる振り分けに関する情報を用いないようにすれば済む。
(5)歌詞の表示は模擬ギター装置2側のモニタ21に表示しなくてもよい。これは選択ボタン等を少なくとも一方側に設けておけばよい。ただ、模擬ギター装置2側に歌詞を表示することによって、1人による、いわゆる弾き語りが可能となるという利点がある。
(6)ノーツ画像の表示形態は縦方向ラインに限定されず、左右方向でもよい。また、ノーツバーがスクロールする態様に代えて、ノーツバーを静止表示させ、基準マーク(この場合、タイミングバー)をスクロールさせる態様、すなわち両者が相対的にスクロール移動するものであればよく、いずれの場合にも可及的にタイミング予測が可能となる。
(7)また、スクロールラインの数は模擬ギターのネックボタン251〜253の個数に一致させる必要はない。例えば、3個のネックボタンの場合においても、スクロールラインは1本とし、この1本のライン中に3種類のノーツバーをユーザに識別可能に、例えば色違で、またマーク形状を代えて、あるいはネック番号を併記させる等すれば実現可能である。また、ネックの個数とスクロールラインとの関係は、例えばネック部が6個で、スクロールラインが1本の場合の他、2本のスクロールライン(3個のネック部をそれぞれ担当)でも実現可能である。このようにスクロールラインの本数を少なくすることで、狭い表示領域でありながらガイド表示が可能となり、かつ他の効果的、演出的な画像の追加表示ができる。
(8)本実施形態では、単一楽器用MIDIデータ及び単一楽器用MIDIデータを除いた伴奏曲を用いて説明したが、この単一楽器用MIDIデータ及び単一楽器用MIDIデータを除いた伴奏曲とは、相対的な意味において、伴奏曲がまずあって、これに単一楽器用MIDIデータを別途追加した態様も含まれるようにしても、実質的意味は同じである。
(9)本実施形態では、単一楽器用MIDIデータ記憶部105を設けている一方、図1に示すように模擬ギター装置1には2台の模擬ギター25が備えられているが、これは2人で同一の伴奏内容に対してギター操作してもよいことを可能としている。また、2台のギターが種類の異なるギターである場合においては、単一楽器用MIDIデータ記憶部に2つの楽器番号を設け、各模擬ギターに対応して、伴奏を模擬ギター装置2側でそれぞれ伴奏ガイドするようにすればよい。
(10)また、ネックボタンについては、3個に限定されず、所要の個数が採用可能である。逆に、より操作容易な模擬ギターを実現する場合には、ネックボタンを取り除き、ピッキング指示操作部材のみとする態様も可能である。この場合には、スクロールラインに表示されるノーツバーの種類も1種類で済むことになる。
(11)本実施形態では、ギターを模した模擬楽器で説明したが、伴奏する模擬楽器としてはギターを模したものの他、種々の模擬楽器が適用可能である。例えばその他の弦楽器や鍵盤楽器、吹奏楽器、打楽器、手で振る等するタンバリンやマラカス、カスタネット等のアクセサリー(手持ち)楽器を模したものにも適用でき、また、これらを組み合わせたものでもよい。また、楽器毎に(あるいは複数の楽器について)MIDIデータが選択的に出力可能な態様であれば、複数種類の楽器が準備されたものとしてもよい。
(12)又、「カラオケモード」と「模擬楽器伴奏モード」の判別はいずれの装置側で選曲が行われたかによる方法による他、種々の方法が採用可能である。例えば、単純にモード選択ボタンを設けて、選択的に切り換えできるようにしてもよい。
(13)歌唱援助装置内の曲とは別に、模擬楽器補助装置1に専用の演奏曲としての曲を所要数作成し記憶しておいてもよい。この場合、選択手段を設けて、伴奏曲の一部を担当するか、専用の演奏曲を演奏するのかを適宜選択し得るようにしておけばよい。
(14)本システムは、アミューズメント場に設置されて、コイン投入により稼働する態様の他、いわゆるカラオケ室に設置され、曲数や時間で稼働が設定される、コイン投入とは直接関連しない態様でもよい。
(15)又、本実施例では、模擬ギター装置2側に適性度をゲージ上にバー表示したが、カラオケ装置1側にもモニタ11の画面の適所に同様な、「歌唱力」をゲージ上にバー表示する態様を採用可能である。この場合、カラオケ装置における歌唱力は、公知のように、伴奏に対する発音の同期性とその時の声の周波数(高さ)及び声の強弱を参照して値付けされる。そして、この値が歌唱の進行に従って積算的に算出され、得られた積算値を歌唱力としてバー表示すればよい。また、本実施形態では、模擬ギター装置1の適性度の値が0になると強制終了するようにしたが、本変形例を採用するときは、一方側の装置の値が残っておれば、他方の装置はその残り値を利用して(つまり、模擬ギター装置2側にのみ値が残っている場合において、カラオケ装置1側で歌唱をミスしてマイナス点が積算される場合、前記模擬ギター装置2側の残り値から前記マイナス点が減算されるようになる。)、少なくとも強制終了しないようにするシステムとしてもよい。
【0047】この場合において、模擬ギター25の内部に該模擬ギター25が立てられたことを検出する傾斜センサS5を設けておき、一方、図4に示すように、ノーツ画像内のスクロールライン214にギターマーク224(模擬ギター25を立てることを指示する)をスクロールするようにしておいて、ピッキングタイミングで同時模擬ギター25を立てれば適性度を示す値がよりアップする用にしておけば、さらに強制終了との対応において興味高いシステムが提供できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の楽器で演奏される伴奏曲が第1のサウンド出力手段から出力されると共に、マイクから入力された音声を混合して前記第1のサウンド出力手段からの出力を可能にする歌唱援助装置と、タイミング指示操作部材を備える模擬楽器を有し、前記伴奏曲のうちの1つの楽器が演奏する単位伴奏曲を取り込むと共に演奏タイミングを第1のモニタ上でガイドし、ガイドに沿って前記操作部材が操作されたことを検出することで前記単位伴奏曲を第2のサウンド出力手段から出力させて演奏を行わせる演奏補助装置とから構成され、前記歌唱援助装置は、前記単位伴奏曲及び該単位伴奏曲を除いた伴奏曲を備えると共に、前記単位伴奏曲を除いた伴奏曲を前記第1のサウンド出力手段に出力する構成としたので、歌唱援助装置と演奏補助装置とを有機的に結び付けることができ、歌唱の伴奏曲の一部の楽器を演奏補助装置に分担させることで多面的な音楽演奏を実現することができる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、単位伴奏曲の各伴奏音を複数の選択操作部材に対応付けるように自動的に割り当てることができる。これにより、マニュアルによる複雑な割り当て作業を省略できる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、歌唱援助装置の第2のモニタで歌詞を見ながら歌唱することができる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、元データ記憶部の設置された1箇所で音楽データを作成しておくだけで、複数箇所に設置された本システムのデータ記憶部に必要時に配信を受けることで多数の音楽データを取り込むことが可能となり、各歌唱援助装置の設置場所に出向いてデータ格納を行う作業が不要となる。また、1箇所で音楽データを作成するので、その数及び最新の音楽への対応も迅速化される。
【0052】請求項5記載の発明によれば、カラオケモードと模擬楽器伴奏モードとが選択して採用し得るので、汎用性の高いシステムが提供できる。
【0053】請求項6記載の発明によれば、第1のモニタに演奏タイミングのガイドに加えて歌詞も表示されるので、模擬楽器を演奏するユーザは歌唱も可能となる。




 

 


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