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感情喚起処理装置 - シャープ株式会社
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発明の名称 感情喚起処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−296879(P2001−296879A)
公開日 平成13年10月26日(2001.10.26)
出願番号 特願2000−110669(P2000−110669)
出願日 平成12年4月12日(2000.4.12)
代理人 【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
【テーマコード(参考)】
5D015
5D045
5E501
9A001
【Fターム(参考)】
5D015 GG04 HH11 KK02 
5D045 AA07 AB01
5E501 AA30 AC15 CA06 DA01 FA14 FA32 FB28
9A001 BB06 DD11 HH32 KK05
発明者 野村 竜也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 使用者との直接の対話を仲介する入出力手段と、使用者の要求するタスクを管理実行するタスク管理実行手段と、前記入出力手段を介して入力される使用者の持つ感情を喚起させる感情喚起状況とそれに対応する喚起感情との対応規則を保持し、当該対応規則と矛盾する規則を生成すると共に、前記対応規則及び前記矛盾する規則に基づき、前記入出力手段及びタスク管理実行手段を介してそれぞれ取得される現在の入力状況及びタスク状況により擬似的感情と喚起状態を決定し、当該擬似的感情と喚起状態に応じて次の出力を決定して前記入出力手段に出力する感情喚起処理手段を具備することを特徴とする感情喚起処理装置。
【請求項2】 前記感情喚起処理手段が、使用者の持つ感情を喚起させる状況と当該状況に対応する喚起感情との対応規則を事前入力として受け取り、これを保持する感情規則部と、該感情規則部が保持する各規則に使用者の規則に対する同調度を割り当て、各規則に矛盾する規則を自動生成し、元の規則と逆の同調度を割り当てる規則生成手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の感情喚起処理装置。
【請求項3】 前記規則生成手段が、矛盾する2つの規則を統合する高次規則の生成と同調度の割り当てを自動的に行うことを特徴とする請求項3に記載の感情喚起処理装置。
【請求項4】 前記感情喚起処理手段が、疑似的喚起感情と喚起状態の2つの内部状態を具備する擬人モデル部と、前記感情規則部が保持する前記規則と入出力状況に応じて擬人モデル部の疑似的喚起感情と喚起状態を決定し、その決定された疑似的喚起感情と喚起状態に応じて次の出力を決定する行動決定手段を具備することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一に記載の感情喚起処理装置。
【請求項5】 前記感情喚起処理手段が、特定の現実場面の状況を入力として、感情喚起処理手段が保持する前記規則の感情喚起状況と入力された現実場面の状況とを結び付け、該規則に基づいて現実場面での模擬的対話状況を生成する対話生成手段を具備することを特徴とする請求項4に記載の感情喚起処理装置。
【請求項6】 前記管理実行手段が、使用者から感情喚起処理手段を介して指示された特定のタスクを管理するタスク管理部と、実際にタスクを実行するタスク処理部からなる請求項1〜6のいずれか一に記載の感情喚起処理装置。
【請求項7】 前記感情喚起処理手段が、入出力手段を介して入力された使用者の持つ感情を喚起させる感情喚起状況とそれに対応する喚起感情との対応規則を取得保持する感情規則部と、前記感情規則部に保持された対応規則から矛盾する規則を自動的に設定し感情規則部に出力する規則生成手段と、前記入出力部とタスク管理実行手段から取得した状況と感情規則部の保持する対応規則から疑似的感情を決定する感情決定手段と、前記入出力部とタスク管理実行手段からの入力状況並びに前記疑似的感情に基づいて次の行動を決定する行動決定手段と、当該行動決定手段により決定された次の行動に対応する出力を入出力部に出力する擬人モデル部とからなることを特徴とする請求項1に記載の感情喚起処理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者と計算機との対話において使用者に親しみやすい計算機の入出力形態を提供する感情喚起処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータと人間との間の対話を円滑に進めるための手法として、コンピュータ内の人工エージェントに感情を持たせる手法が、特開平6−12401号公報、特開平7−104778号公報、特開平8−55104号公報及び特開平10−143351号公報にて提案されている。これらの装置は、その内部に人間のモデルを具備し、入出力状況に応じて人間のモデルの内部感情を決定し、決定された感情を元に出力を制御する一定の規則群を保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記装置における感情決定手段及び感情に基づく出力決定手段は、使用者に対して固定的に与えられており、使用者が持つ感情に対する素朴な常識を反映させる機能はない。特開平7−104778号公報に記載の感情表出装置では、感情の表出スタイルを利用者が設定、変更できるようになっているが、入力としての刺激に対する感情喚起の手法、つまり状況に対する感情の感じ方は固定されている。
【0004】また、この種の装置においては、各規則は矛盾しないように定められるのが一般的であり、状況によって相反する規則が共存することはないが、実際の人間においては矛盾する規則が内在しているため、より人間に近いエージェントもしくは模擬対話システムを構築するためには、規則の矛盾を取扱う必要がある。
【0005】一方、社会学において、感情を個人内部のダイナミクスのみではなく、文化によって異なる社会が定めた状況に対する感情の喚起・抑制のガイドラインによるものであるとする考えが文献1(A.R. Hochschild, "Emotion Work, Feeling Rules and Social Structure", American Journal of Sociology, Vol. 85, pp.551-575, 1979)及び文献2(岡原、山田、安川、石川、"感情の社会学−エモーション・コンシャスな時代"、世界思想社、1997)に記載されている。この概念においては、ガイドラインとしての感情喚起・抑制規則における矛盾がむしろ陽に扱われている。
【0006】しかし、これらの文献の記載はあくまで社会学的な概念であり、計算機上では未だ人工エージェントとして実現されていないのが現状である。
【0007】従って、本発明は、使用者と計算機との対話において矛盾する規則をも含めて感情喚起及び処理を行い、より使用者に親しみやすい計算機の入出力形態を提供する感情喚起処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解決するために、感情喚起処理装置を使用者との直接の対話を仲介する入出力手段と、使用者の要求するタスクを管理実行するタスク管理実行手段と、前記入出力手段を介して入力される使用者の持つ感情を喚起させる感情喚起状況とそれに対応する喚起感情との対応規則を保持し、該対応規則と矛盾する規則を生成すると共に、前記対応規則及び前記矛盾する規則に基づき、前記入出力手段及びタスク管理実行手段を介してそれぞれ取得される現在の入力状況及びタスク状況により擬似的感情と喚起状態を決定し、当該擬似的感情と喚起状態に応じて次の出力を決定して前記入出力手段に出力する感情喚起処理手段とで構成するようにしたものである。
【0009】前記構成により、使用者が感じている社会的ガイドライン(規範)としての感情喚起状況と喚起感情との対応規則を直接反映することができる。例えば、「エージェントもしくは使用者のタスク処理の負荷が高い状況においては、感情としては不快な状態にある」という一般的な対応規則を装置内に具備すると同時に、「人間として仕事が与えられる状況では喜びを感じなければならない」という、ある意味では矛盾した規則を具備し、人間における矛盾を考慮した出力処理を行うことが可能となる。
【0010】また、本発明の感情喚起処理装置は、前記感情喚起処理手段が、使用者の持つ感情を喚起させる状況と当該状況に対応する喚起感情との対応規則を事前入力として受け取り、これを保持する感情規則部と、該感情規則部が保持する各規則に使用者の規則に対する同調度を割り当て、各規則に矛盾する規則を自動生成し、元の規則と逆の同調度を割り当てる規則生成手段を具備することを特徴とするものである。
【0011】このように構成することにより、使用者が感じている社会的ガイドラインとしての感情喚起状況と喚起感情との対応規則を、使用者が直接入力することで反映させることができる。また、各規則に同調度を割り当てることで、人間が実際に該規則に従って感情を喚起させることに対する抵抗を表現することができる。また、矛盾する規則と元の規則に対する同調度と逆の同調度とを割り当てることにより、人間の矛盾に対する反応をより細かく表現することができる。例えば、「仕事が与えられれば喜びを感じなければならない」という規則が同調度の低い状態で存在する場合、その矛盾としての「仕事が与えられれば苦しい」という規則を同調度の高い状態で自動生成し、実際の人間を考慮した感情状態とそれに基づく出力を決定することができる。
【0012】本発明の感情喚起処理装置は、前記規則生成手段が、矛盾する2つの規則を統合する高次規則の生成と同調度の割り当てを自動的に行うことを特徴とするものである。
【0013】これにより、人間が行う矛盾状況解消の心理過程を表現することができる。例えば、「仕事が与えられれば喜びを感じなければならない」という規則が同調度の低い状態で、それに矛盾する「仕事が与えれれば苦しい」という規則が同調度の高い状態で存在し、使用者からのエージェントに対するタスク要求もしくは使用者自身の状況が「仕事が与えられる」に相当する場合、「『仕事が与えられれば喜びを感じなければならない』と『仕事が与えれれば苦しい』の同時存在は腹立たしい」という高次規則を同調度の高い状態で新たに設定することで、より人間に近いエージェントの感情処理もしくは使用者の感情状態の予測・誘導を行うことができる。
【0014】更に,本発明の感情喚起処理装置は、前記感情喚起処理手段が、疑似的喚起感情と喚起状態の2つの内部状態を具備する擬人モデル部と、感情喚起処理手段が保持する前記規則と入出力状況に応じて擬人モデル部の疑似的喚起感情と喚起状態を決定し、さらに決定された疑似的喚起感情と喚起状態に応じて次の出力を決定する疑似感情及び行動決定手段を具備することを特徴とし、これにより人工エージェントを構成することができる。
【0015】前記構成により、擬人モデル部を具備するエージェントに入出力状況が与えられれば、感情喚起処理手段を通じてエージェントの疑似的感情を変化させ、感情に応じて行動決定手段を通じて次の出力を決定することで、人間の心理過程を模擬し、より人間に近いエージェントの動作を実現することが可能となる。特に、感情喚起処理手段を通じて喚起された感情と喚起状態の2種類の感情状態を組み入れることで、「今感じている感情」と「感じている感情そのものの自然さ」を表現することができる。例えば、人間は日常の社会場面において、他人が不幸にある状況では悲しまなければならなので、無理に悲しい場面を思い出して悲しみを喚起させるが、実際に感じている悲しみの感情には不自然さがつきまとう。このような人間の日常の社会的感情過程を人工的に実現することが可能となる。
【0016】また、本発明の感情喚起処理装置は、前記感情喚起処理手段が、特定の現実場面の状況を入力として、感情喚起処理手段が保持する前記規則の感情喚起状況と入力された現実場面の状況とを結び付け、該規則に基づいて現実場面での模擬的対話状況を生成する対話生成手段を具備することを特徴としている。
【0017】これにより、感情喚起手段を通じて取得する使用者の持つ状況と感情の規則と、対話生成手段を通じて取得する前記状況と現実場面との関係により、矛盾する規則が表わす状況に対応する現実場面を自動的に生成、使用者に提示し、さらに感情喚起手段を通じて使用者が行う矛盾解消の過程を予測し、対応する現実場面を対話生成手段を通じて生成し、使用者に提示することで、より現実の日常場面に近い模擬対話システムを構築することができる。
【0018】好ましい実施態様においては、感情喚起処理装置は、使用者との直接対話を仲介する入出力手段と、使用者から指示されたタスクを実行を管理するタスク管理手段と、前記入出力手段及びタスク管理手段から状況を取得し、前記入出力手段を介して入力される使用者の持つ感情を喚起させる状況と当該状況に対応する喚起感情の対応規則を保持し、前記状況及び感情の対応規則に基づいて諸規則の矛盾関係を抽出し、当該矛盾関係及び現在の入出力状況に応じて次の出力を決定して出力をする感情喚起処理手段からなり、前記感情喚起処理手段が、使用者から入出力部を通して入力される状況とその状況において喚起されるべき感情により対応規則を取得、保持する感情規則部と、感情規則部において保持された状況と感情の対応規則と同調度とから矛盾する規則、矛盾する規則の高次規則、及びその同調度を自動的に設定し感情規則部に出力する規則生成手段と、入出力部とタスク管理部からの状況により、感情規則部が保持する状況と感情規則から喚起感情と喚起状態(疑似的感情)を決定し、疑似的感情から決定された行動に対応する出力を入出力部3に出力する擬人モデル部と、入出力部2とタスク管理部3から取得した状況と感情規則部5から擬人モデル部7における疑似的感情を決定する感情決定手段8、擬人モデル部7における疑似的感情から擬人モデル部7の行動を決定する行動決定手段とで構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る感情喚起処理装置について、その実施の形態の一例を示す図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態中の演算式等は説明のためのものであり、適用するシステムにおいて適宜変更可能である。
【0020】本実施の形態に係る感情喚起処理装置は、機器において行われる特定の処理と使用者の間の仲介を行うインターフェースエージェントに擬人モデル部を具備し、入出力状況及び処理実行状況に応じて疑似的感情を決定し、決定された疑似的感情に基づいて使用者への出力を決定することで、使用者に親しみやすい計算機の入出力形態を提供するものである。
【0021】図1は本実施の形態における感情喚起処理装置の機能構成を表わす機能ブロックを示し、この感情喚起処理装置は、感情喚起処理手段1と、当該感情喚起処理手段1に接続され使用者との直接の対話を仲介する入出力部2と、使用者の要求するタスクを管理実行するタスク管理実行手段とからなり、タスク管理実行手段は、使用者が感情喚起処理手段1のインターフェースエージェントを介して実行を要求する特定のタスクを管理するタスク管理部3と、実際にタスクを実行するタスク処理部4とで構成されている。
【0022】前記感情喚起処理手段1は、使用者から入出力部2を通して入力される状況、その状況において喚起されるべき感情及びその同調度(感情規則)を保持する感情規則部5と、感情規則部5において保持された感情規則に矛盾する規則、矛盾する規則の高次規則及びその同調度を自動的に生成する規則生成手段6と、入出力部2とタスク管理部3から状況を取得した状況と感情規則部5の感情規則を用いて擬人モデル部7における疑似的感情(喚起感情と喚起状態)を決定する感情決定手段8と、擬人モデル部7における疑似的感情、タスク状況と入力状況により擬人モデル部7の行動を決定する行動決定手段9と、インターフェースエージェントとして入出力部2とタスク管理部3から状況を取得してこれらを保持すると共に、感情決定手段8により決定された疑似的感情及び行動決定手段9により決定された行動に対応する出力を入出力部3を介して使用者に出力する擬人モデル部7とで構成されている。
【0023】前記感情規則部5は、以下に表わされるように、記号Siによって表わされる状況と、記号Eiによって表わされ、かつ、Siによって表わされる状況において喚起されるべき感情と、この状況と喚起感情の対応に対して感じる自然さを表わす数値である同調度(riで表される)の組から成る感情規則FRiをn個保持している。
【0024】
【数1】FRi:(Si,Ei)ri(i=1,..,n)
【0025】前記感情規則は、感情喚起処理装置の処理の初期段階で使用者から入力により与えられる他、規則生成手段6により適宜追加される。前記感情の記号Eiは、以下に表わされる感情を表わす語のいずれかを採るものとする。本実施の形態では、n=4となる。
【0026】
【数2】Ei={e1=E[1][1]="喜び",e2=E[2][1]="怒り",e3=E[1][2]="悲しみ",e4=E[2][2]="恐れ"}【0027】なお、"喜び"と"悲しみ"の組み合わせ、及び"怒り"と"恐れ"の組み合わせは、相反する矛盾感情として登録されている。より一般的には、E[i][1]とE[i][2]は相反する矛盾感情として設定される。
【0028】規則生成手段6は、入出力部2を通して使用者から得られたn個の状況と感情の組み合わせに対し、所定の同調度を付加し、その感情規則に矛盾する規則を見出し、その矛盾する規則に同調度を付加し、生成した矛盾規則を前記て感情規則部5に付加して保持させる。
【0029】また、前記感情決定手段8は、タスク管理部3を通じて取得されるタスク状況と、入出力部2を通じて取得される入力状況により、感情規則部5の感情規則を用いて擬人モデル部7における喚起感情と喚起状態を決定し、前記行動決定手段9は、前記感情決定手段8により決定された喚起感情と喚起状態、前記入出力部2及びタスク管理部3を介して取得される入力状況及びタスク状況により、擬人モデル部7の行動としての出力を決定する。
【0030】前記タスク処理部4は、使用者から入出力部2を通じてのタスク実行命令により、インターフェースエージェントとしての擬人モデル部7が仲介を行う特定のタスクを、タスク管理部3を通じて命令される特定のタスクを実行する。
【0031】前記擬人モデル部7は、本実施の形態における擬人モデル部7の機能構成を表わす図3に示すように、現在の時刻tにおいて感情規則部5によって喚起された感情状態を表わす数値ベクトルe(t)=(E1(t),..,E2(t),..,Em(t))、現在の時刻tにおいて感情規則部5によって喚起された感情状態の自然さを表わす数値EN(t)、現在の時刻tにおいてタスク管理部3から取得されるタスク状況TS(t)、現在の時刻tにおいて入出力部2から取得される入力状況IS(t)を保持している。
【0032】本実施の形態におけるタスク状況TS(t)は、以下に表わされる語のいずれかを採るものとする。
【数3】TS={TS[1]="仕事なし",TS[2]="仕事が忙しい"}【0033】また、本実施の形態における入力状況IS(t)は、以下に表わされる語のいずれかを採るものとする。
【数4】IS={IS[1]="新たな仕事の命令",IS[2]="現在の仕事の督促",IS[3]="仕事の中断命令"}【0034】前記状況を表す記号Siは、前記TSに属する記号TS[i]及びISに属する記号IS[j]、TSの記号とISの記号の組み合わせ[TS[i]&IS[j](i=1,2,j=1,2,3)、及び再帰的な感情規則の組み合わせ[(Si,Ei)&(Sj,Ej)]のいずれかを採るものとする。
【0035】また、本実施の形態における感情規則の矛盾は、(S',E')の構造を持つ規則に対して、(S',¬E')(E'=E[i][1]ならば¬E'=E[i][2]E=E[i][2]ならば¬E=E[i][1])の構造を持つ規則を指すものとする。つまり、同じ状況に対して相反する感情の喚起を指示することを指す。また、矛盾する規則の同調度は、一方が正ならばもう一方は負とする。
【0036】以下、本実施の形態における感情喚起処理装置の処理の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS1において、時間カウンタtを0に設定する。次に、ステップS2において、使用者から入出力部2を通して、感情規則を取得し、感情規則部5に保持する。この段階では、使用者は前記TSに属する記号TS[i]及びISに属する記号IS[j]、TSの記号とISの記号の組み合わせ[TS[i]&IS[j]](i=1,2,j=1,2,3)を任意に選択し、この記号が示す状況において喚起されるべき感情をEから1つ選択し感情規則部5に保持する。この過程を、使用者が終了を指定するまで繰り返す。
【0037】次に、ステップS3において、前記規則生成手段6により、ステップS2において保持された感情規則に同調度を付加し、さらに、これら規則に矛盾する感情規則を自動生成し同調度を付加する。この過程については、後で改めて詳述する。
【0038】次に、ステップS4において、使用者から入出力部2を通じてのタスク実行命令により、インターフェースエージェントとしての擬人モデル部7が仲介を行う特定のタスクを、タスク管理部3を通じてタスク処理部に実行させる。
【0039】次に、ステップS5において、感情決定手段8が、タスク管理部3を通じて取得されるタスク状況と、入出力部2を通じて取得される入力状況により、感情規則部5の感情規則を用いて擬人モデル部7における喚起感情と喚起状態を決定する。この過程については、後で改めて詳述する。
【0040】次に、ステップS6において、行動決定手段9が、ステップS5で決定された喚起感情と喚起状態、及びステップS5において取得されたタスク状況と入力状況により、擬人モデル部7の行動としての出力を決定する。この過程については、後で改めて詳述する。
【0041】次に、ステップS7において、使用者がステップS4及びステップS5で指定したタスクを実行する。次に、ステップS8において、規則生成手段6により、ステップS5において決定された喚起感情と喚起状態を元に、矛盾する規則の高次規則を感情規則部5に追加する。この過程は、後で改めて詳述する。最後に、ステップS9において、時間カウンタtを1つインクリメントし、ステップS5に戻り、前記の過程を繰り返す。
【0042】本実施の形態における規則生成手段6の矛盾規則生成処理の動作について図5のフローチャートを参照して説明すると、ステップS11において、前記のステップS2において入出力部2を通して使用者から得られたn個の状況と感情の組み合わせに対し、同調度ri=1.0(i=1,..,n)を付加する。これは、使用者が直接指定した感情規則は正の同調度を持つとするものである。次に、ステップS12において、各規則に対するチェック用フラグ列C[1],..,C[n]を0に設定し、ステップS13において追加すべき矛盾規則の総数をカウントするためのカウンタjを0に設定する。
【0043】次に、ステップS14において、チェック用カウンタiを0に設定し、ステップS15において、i番目の感情規則がチェック済であるかどうかを、チェック用フラグC[i]が0であるかどうかにより判定する。チェック用フラグC[i]が0であれば、未チェックであるとして、ステップS16に進む。0でなければ、チェック済であるとして、ステップS26に進む。
【0044】ステップS16において、別のチェック用カウンタkをi+1に設定し、ステップS17において、k番目の感情規則がチェック済であるかどうかを、チェック用フラグC[k]が0であるかどうかにより判定する。チェック用フラグC[k]が0であれば、未チェックであるとして、ステップS18に進む。0でなければ、チェック済であるとして、ステップS21に進む。ステップS18において、k番目の感情規則がi番目の感情規則の矛盾規則であるかどうか、つまり、Sk=SiかつEk=¬Eiであるかどうかを判定する。Sk=SiかつEk=¬Eiであるならば、ステップS19に進む。そうでなければ、ステップS21に進む。ステップS19において、k番目の感情規則はi番目の感情規則の矛盾規則であるとして、同調度をrk=−1.0に変更する。これは、先に与えられたi番目の感情規則のほうが同調度が高いとするものである。
【0045】次に、ステップS20において、k番目の感情規則はチェック済として、チェック用フラグC[k]を1に設定する。その後、ステップS25に進む。ステップS21において、カウンタkを1つインクリメントする。次に、ステップS22において、カウンタkの値が感情規則の総数nを上回るかどうかを判定する。上回る場合、ステップS23に進み、そうでなければ、ステップS17に戻り、前記の処理を繰り返す。ステップS23において、前記の処理によりi番目の感情規則に矛盾する規則は現在保持されていないことが明らかであるので、新たに追加する矛盾規則の総数カウンタjを1つインクリメントする。
【0046】次に、ステップS24において、j+n番目の感情規則として、FRk:(Sk,Ek)rk(k=j+n,Sk=Si,Ek=¬Ei,rk=−1.0)を生成する。ここで、rk=−1.0とするのは、先に与えられたi番目の感情規則のほうが同調度が高いとするものである。
【0047】次に、ステップS25において、i番目の感情規則はチェック済として、チェック用フラグC[i]を1に設定した後、ステップS26において、チェック用カウンタiを1つインクリメントする。次に、ステップS27において、カウンタiが感情規則の総数nを上回るかどうかを判定する。上回る場合、ステップS28に進み、そうでなければ、ステップS15に戻り、前記の処理を繰り返す。
【0048】ステップS28において、すべての感情規則のチェックを終えたものとして、感情規則の総数nに、これまでの処理において生成されたj個の感情規則の総数jを加え、処理を終了する。
【0049】次に、図6のフローチャートを参照して、本実施の形態における感情決定手段8の処理の動作を説明する。ステップS31において、タスク管理部3より、現在の時間tにおけるタスク状況TS(t)を取得する。次に、ステップS32において、入出力部2より、現在の時間tにおける入力状況IS(t)を取得する。
【0050】次に、ステップ33において、喚起感情状態ei(t)(i=1,..,m)を0.0に初期化し、どの規則が状況に適合したかをチェックするためのフラグ列C[i](i=1,..,n)を0に初期化する。このフラグ列C[i]は、後述する規則生成手段6における高次規則追加処理の段階で利用する。また、現在の状況での喚起状態を計算する変数Dを0に初期化する。
【0051】次に、ステップ34において、カウンタiを1に初期化する。次に、タスク状況TS(t)、入力状況IS(t)、及びその組み合わせ[TS(t)&IS(t)]のいずれかがi番目の感情規則の状況部Siに一致しているかどうかを判定する。一致していれば、ステップS37に進み、そうでなければ、ステップS36に進む。ステップS36において、i番目の感情規則の状況部Siが矛盾する規則の組み合わせ構造[(S',E')&(S',¬E')]であると同時に、タスク状況TS(t)、入力状況IS(t)、及びその組み合わせ[TS(t)&IS(t)]のいずれかがこの状況S'に一致しているかどうかを判定する。一致していれば、ステップS37に進み、そうでなければ、ステップS43に進む。
【0052】ステップS37において、カウンタjを1に初期化する。次に、ステップS38において、i番目の感情規則の喚起感情部Eiがj番目の感情ejであるかどうかを判定する。そうであれば、ステップS39に進み、そうでなければ、ステップS39に進んでカウンタjを1つインクリメントし、ステップ38の判定処理を繰り返す。
【0053】次に、ステップS40において、ステップS38で判明したi番目の感情規則の喚起感情に対応する感情状態ej(t)を1.0だけインクリメントする。次に、ステップS41において、変数Dにi番目の感情規則の同調度hを加算する。次に、ステップS42において、i番目の感情規則が状況に適合したものとして、チェック用フラグC[i]を1に設定する。次に、ステップS43において、カウンタiを1つインクリメントする。次に、ステップS44において、カウンタiの値が感情規則の総数nを上回るかどうかを判定する。上回れば、ステップS45に進み、そうでなければ、ステップS35に戻り、前記の処理を繰り返す。
【0054】最後に、ステップS45において、時間tにおける感情喚起状態EN(t)を、前記の処理で得られた現在の状況での喚起状態値Dと、前の時刻の喚起状態EN(t−1)に減衰係数a(<1.0)を乗算した値の和として設定する。これは、感情の喚起状態の自然さは、過去の状態をある程度引き継ぐとするものである。
【0055】次に、図7のフローチャートを参照して、本実施の形態における行動決定手段9の処理の動作を説明する。ステップS51において、現在の時刻tにおける喚起感情の度合e1(t),e2(t),e3(t),e4(t)に関して、e1="喜び"とe3="悲しみ"の組み合わせの度合e1(t)+e3(t)がe2="怒り"=e4"恐れ"の組み合わせの度合e2(t)+e4(t)を上回るかどうかを判定する。上回る場合は、ステップS52に進み、そうでなければ、ステップS53に進む。
【0056】ステップS52において、e1="喜び"の度合e1(t)がe3="悲しみ"の度合e3(t)を上回るかどうかを判定する。上回る場合、ステップS54に進み、そうでなければ、ステップS55に進む。次に、ステップS53において、e2="怒り"の度合e2(t)がe4="恐れ"の度合e4(t)を上回るかどうかを判定する。上回る場合、ステップS56に進み、そうでなければ、ステップS57に進む。
【0057】ステップS54において、表示感情をe1="喜び"に設定する。ステップS55において、表示感情をe3="悲しみ"に設定する。ステップS56において、表示感情をe2="怒り"に設定する。ステップS57において、表示感情をe4="恐れ"に設定する。ステップS58において、現在の時刻tにおける感情喚起状態EN(t)が0を上回るかどうかを判定する。上回る場合、ステップS59に進み、そうでなければ、ステップS60に進む。
【0058】ステップS59において、ステップS54からステップS57のいずれかにおいて決定された表示感情に対応する顔画像を、入出力部2を通じて、濃い色調で表示する。これは、エージェントの現在の喚起感情が自然なものであることを使用者に示すものである。
【0059】ステップS60において、ステップS54からステップS57のいずれかにおいて決定された表示感情に対応する顔画像を、入出力部2を通じて、濃い色調で表示する。これは、エージェントの現在の喚起感情が不自然なものであることを使用者に示すものである。
【0060】次に、ステップS61において、現在の時刻tにおける入力状況IS(t)がIS[1]="新たな仕事の命令"あるかどうかを判定する。そうであれば、ステップS63に進み、そうでなければ、ステップS62に進む。
【0061】ステップS62において、現在の時刻tにおける入力状況IS(t)がIS[2]="現在の仕事の督促"あるかどうかを判定する。そうであれば、ステップS64に進み、そうでなければ、ステップS65に進む。
【0062】ステップS63において、使用者の要求がIS(t)がIS[1]="新たな仕事の命令"であるとして、新たなタスクの受け付けのメッセージを表示し、タスク管理部3を通じてタスク処理部4に新たなタスクを実行させ、処理を終了する。ステップS64において、使用者の要求がIS[2]="現在の仕事の督促"であるとして、タスク管理部3を通じて現在のタスクの処理状況を取得し、タスク処理状況の報告メッセージを表示し、処理を終了する。
【0063】ステップS65において、使用者の要求がIS[3]="仕事の中断命令"あるとして、現在のタスクの中断の受け付けのメッセージを表示し、タスク管理部3を通じて、タスク処理部4に現在のタスクを中断させ、処理を終了する。
【0064】最後に、図8のフローチャートを参照して、本実施の形態における規則生成手段6における高次規則追加の処理の動作を説明する。ステップS71において、現在の時刻tから過去T時間まで遡って、感情喚起状態ENが0以下であるかどうかを判定する。それであれば、ステップS72に進み、そうでなければ、処理を終了する。次に、ステップS72において、追加する高次規則の総数をカウントするカウンタkを0に初期化する。
【0065】次に、ステップS73において、チェック用カウンタiを1に初期化し、ステップS74において、i番目の感情規則が、上述の感情決定手数8の処理動作において、状況に適合したかどうかを、その際に用いたチェック用フラグC[i]が1かどうかにより判定する。そうであれば、ステップS75に進み、そうでなければ、ステップS83に進む。
【0066】ステップS75において、チェック用カウンタjをi+1に初期化する。
【0067】次に、ステップS76において、j番目の感情規則が、上述の感情決定手段8の処理動作において、状況に適合したかどうかを、その際に用いたチェック用フラグC[j]が1かどうかにより判定する。そうであれば、ステップS77に進み、そうでなければ、ステップS79に進む。
【0068】ステップS77において、j番目の感情規則が、i番目の感情規則の矛盾規則であるかどうかを、Sj=SiかつEj=¬Eiかどうかにより判定する。そうであれば、ステップS80に進み、そうでなければ、ステップS78に進む。ステップS78において、カウンタjを1つインクリメントする。
【0069】次に、ステップS79において、カウンタjの値が感情規則の総数nを上回るかどうかを判定する。上回る場合、ステップS83に進み、そうでなければ、ステップS76に戻って、前記の処理を繰り返す。ステップS80において、追加する高次感情規則の総数カウンタkを1つインクリメントする。
【0070】次に、ステップS81において、n+k番目の感情規則として、FR1:(S1,E1)rk(1=n+k,S1=[(Si,Ei)&(Si,¬Ei)],E1=E',r1=1.0)を生成する。ここで、E'は、Eiがe1="喜び"もしくはe3="悲しみ"の場合はe2="怒り"、Eiがe2="怒り"もしくはe4="恐れ"場合はe2="喜び"とする。つまり、最も最近に感情喚起状態の低下に影響した矛盾する感情規則FRiとFRjに対して、別の感情を喚起させることでその矛盾を解消する高次規則をFR1として生成する。rk=1.0とするのは、この規則が矛盾解消のために心理過程が自動的に作り上げたもので、同調度が高いとするためである。
【0071】次に、ステップS82において、j番目の感情規則はチェック済として、チェック用フラグC[j]を0に設定する。次に、ステップS83において、i番目の感情規則はチェック済として、チェック用フラグC[i]を0に設定する。次に、ステップS84において、カウンタiを1つインクリメントする。
【0072】次に、ステップS85において、カウンタiの値が感情規則の総数nを上回るかどうかを判定する。上回る場合、ステップS86に進み、そうでなければ、ステップS74に戻り、前記の処理を繰り返す。ステップS86において、感情規則の総数nに、前記の処理において生成された高次感情規則の総数kを加算して、処理を終了する。
【0073】なお、本実施の形態における感情喚起処理装置は、機器において行われる特定のタスクと使用者との仲介を、擬人モデル部、感情規則部、感情決定手段、行動決定手段を用いて行うものであるが、これらの処理動作を使用者の心理過程の予測処理に転用することで、使用者の感情を喚起させる対話シナリオを生成する処理装置を構成することも可能である。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る感情喚起処理装置は、使用者との直接の対話を仲介する入出力手段と、使用者の要求するタスクを管理実行するタスク管理実行手段と、前記入出力手段を介して入力される使用者の持つ感情を喚起させる感情喚起状況とそれに対応する喚起感情との対応規則を保持し、当該対応規則と矛盾する規則を生成すると共に、前記対応規則及び前記矛盾する規則に基づき、前記入出力手段及びタスク管理実行手段を介してそれぞれ取得される現在の入力状況及びタスク状況により擬似的感情と喚起状態を決定し、当該擬似的感情と喚起状態に応じて次の出力を決定して前記入出力手段に出力する感情喚起処理手段を具備する構成を有している。
【0075】従って、使用者の持つ感情を喚起させる感情喚起状況と対応する喚起感情との対応規則を保持し、該規則の矛盾関係を抽出し、該規則に基づいて、現在の入出力状況に応じて次の出力を決定することができ、使用者が感じている社会的ガイドラインとしての感情喚起状況と喚起感情との対応規則を、直接反映することが可能となる。
【0076】また、本発明に係る感情喚起処理装置は、前記感情喚起処理手段が、使用者の持つ感情を喚起させる状況と当該状況に対応する喚起感情との対応規則を事前入力として受け取り、これを保持する感情規則部と、該感情規則部が保持する各規則に使用者の規則に対する同調度を割り当て、各規則に矛盾する規則を自動生成し、元の規則と逆の同調度を割り当てる規則生成手段を具備している。
【0077】従って、本発明に係る感情喚起処理手段は、使用者の持つ感情を喚起させる状況と対応する喚起感情との対応規則を事前入力として受け取り、各規則に使用者の規則に対する同調度を割り当て、各規則に矛盾する規則を自動生成し、元の規則と逆の同調度を割り当てることができ、使用者が感じている社会的ガイドラインとしての感情喚起状況と喚起感情との対応規則を、使用者が直接入力することで反映させることができる。また、各規則に同調度を割り当てることで、人間が実際に該規則に従って感情を喚起させることに対する抵抗を表現することができる。また、矛盾する規則と元の規則の逆の同調度の割り当てにより、人間の矛盾に対する反応をより細かく表現することができる。
【0078】また、本発明に係る感情喚起処理装置は、前記感情喚起処理手段が、矛盾する2つの規則を統合する高次規則の生成と同調度の割り当てを自動的に行う規則生成手段を備えている。
【0079】従って、本発明に係る感情喚起処理装置は、矛盾する2つの規則を統合する高次規則の生成と同調度の割り当てを自動的に行うことができ、人間が行う矛盾状況解消の心理過程を表現し、より人間に近いエージェントの感情処理もしくは使用者の感情状態の予測・誘導を行うことができる。
【0080】更に、本発明に係る感情喚起処理装置は、前記感情喚起処理手段が、疑似的喚起感情との2つの内部状態を具備する擬人モデル部と、感情喚起処理手段が保持する前記規則と入出力状況に応じて擬人モデル部の疑似的喚起感情と喚起状態を決定し、さらに決定された疑似的喚起感情と喚起状態に応じて次の出力を決定する疑似感情及び行動決定手段を具備する構成である。
【0081】従って、感情喚起処理装置は、疑似的喚起感情と喚起状態の2つの内部状態を具備する擬人モデル部を有し、感情規則部が保持する前記規則と入出力状況に応じて擬人モデル部の疑似的喚起感情と喚起状態を決定し、その疑似的喚起感情と喚起状態に応じて次の出力を決定する人工エージェントを構成することができ、擬人モデル部を具備するエージェントに入出力状況が与えられれば、感情喚起処理手段を通じてエージェントの疑似的感情を変化させ、感情に応じて行動決定手段を通じて次の出力を決定することで、人間の心理過程を模擬し、より人間に近いエージェントの動作を実現することが可能となる。特に、感情喚起処理手段を通じて喚起された感情と喚起状態の2種類の感情状態を組み入れることで、「今感じている感情」と「感じている感情そのものの自然さ」を表現し、人間の日常の社会的な感情過程を、人工的に実現することが可能となる。
【0082】さらに、本発明の感情喚起処理装置は、前記感情喚起処理手段と、特定の現実場面の状況を入力として、感情喚起処理手段が保持する前記規則の感情喚起状況と入力された現実場面の状況とを結び付け、該規則に基づいて現実場面での模擬的対話状況を生成する対話生成手段を具備することを特徴としている。
【0083】従って、特定の現実場面の状況を入力として、感情喚起処理手段が保持する前記規則の感情喚起状況と入力された現実場面の状況とを結び付け、該規則に基づいて現実場面での模擬的対話状況を生成する対話生成手段を具備する対話システムを構成することができ、本発明の感情喚起処理装置は接客業の教育訓練機器にも適応可能である。




 

 


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