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発明の名称 シート状部材及び電子機器の組み立て方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−7569(P2001−7569A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−174586
出願日 平成11年6月21日(1999.6.21)
代理人 【識別番号】100075281
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 和憲
【テーマコード(参考)】
4E353
5C022
【Fターム(参考)】
4E353 AA16 AA25 BB20 CC13 CC32 DD08 GG04 GG15 GG27 
5C022 AA00 AA13 AC70 AC75
発明者 三宅 路裕 / 中尾 宗一郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 絶縁性と柔軟性とを有し、電子部品とプリント基板との間を接続する電線を覆って配置がずれないように押さえるとともに、該電線と鋭角な部品との接触を阻止することを特徴とするシート状部材。
【請求項2】 透明または半透明の材質で形成され、覆った電線を識別できるようにしたことを特徴とする請求項1記載のシート状部材。
【請求項3】 電子機器の組み立て時及び分解修理,リサイクル時に利用される文字や記号,指標,警告表示等を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のシート状部材。
【請求項4】 電子機器に組み込む際に屈曲される部位に、ミシン目加工を施したことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のシート状部材。
【請求項5】 ケースに内蔵した電子部品とプリント基板との間を電線で接続する電子機器の組み立て方法において、前記電線を絶縁性と柔軟性とを有するシート状部材で覆い、該電線の配置がずれないように押さえてケースに電線が挟まれるのを防止するとともに、電線と鋭角な部品との接触による電線の断線をも阻止することを特徴とする電子機器の組み立て方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の組み立て方法と、これに用いるシート状部材とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器は、本体ケースとこの本体ケースを塞ぐ蓋部材等のように、複数のケース部材の組み合わせで外観が形成されているものが多い。これは、電子回路が多用されているカメラや、電子スチルカメラ等にもあてはまる。これらのカメラでは、各種撮影機能部品が組み込まれたカメラ本体の前面と背面とを覆う前面カバーと背面カバーとが、ケース部材として用いられている。
【0003】例えば電子スチルカメラでは、フレーミングや各種設定、撮像画像の鑑賞に使用される液晶ディスプレイ(LCD)を背面側に設けたものが多い。しかし、実際には、前面カバーの内壁面に各種撮影機能部品や電子部品,プリント基板,LCDを取り付け、最後にLCDを外部に露呈させる開口が形成された背面カバーを前面カバーの背後に組み合わせている。また、電子スチルカメラは、内蔵される各部をユニット化し、これらを前面カバー内に組み込んだ後で、電線やフレキシブルプリント基板等を使用して相互に接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子機器は、ケースや、内部で液晶ディスプレイを保持する保持板等に金属を使用することが多く、この金属製のケースや保持板のエッジと電線やフレキシブルプリント基板とが擦れて断線させてしまうことがあった。
【0005】また、電子スチルカメラ等の小型の電子機器では、複数の電線やフレキシブルプリント基板が入り組んで配線されてしまい、前面カバーと背面カバーとを組み合わせる際に、電線やプリント基板を挟み込んで断線させてしまうこともあった。
【0006】更に、ケースが金属である場合、収容している電線の被覆されていない部分やコネクタと接触してショートしまうこともある。
【0007】特開平9−167895号公報には、実装された電子部品を覆って保護する保護カバーを備えたプリント基板が発明されている。しかしながら、この保護カバーは、プリント基板上の電子部品を保護することはできるが、複数の電子部品とプリント基板との間を接続する電線やフレキシブルプリント基板を保護できるような構造とはなっておらず、やはり電線やフレキシブルプリント基板の断線防止には効果がない。
【0008】また、特開平8−316659号公報には、電線を保持する部品が発明されているが、電線を部分的にしか保護することができない。また、配線の入り組んでいる部分では、電線保持部材の設置スペースが必要となり、電子機器の大型化を招くという問題もある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためのもので、電子部品とプリント基板との間を接続する電線やフレキシブルプリント基板の断線を防止し、電子機器の製造効率や組み立て適性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、本発明のシート状部材は、絶縁性と柔軟性とを有し、電子部品とプリント基板との間を接続する電線を覆って配置がずれないように押さえるとともに、電線と鋭角な部品との接触を阻止するようにしたものである。
【0011】更に、シート状部材を透明または半透明の材質で形成し、覆っている電線を識別できるようにしたものである。また、組み立て時及び分解修理,リサイクル時に利用される文字や記号,指標,警告表示等をシート状部材に設けた物である。更に、電子機器に組み込む際に屈曲される部位に、ミシン目加工を施したものである。
【0012】また、本発明の電子機器の組み立て方法は、電線を絶縁性と柔軟性とを有するシート状部材で覆い、該電線の配置がずれないように押さえてケースに電線が挟まれるのを防止するとともに、電線と鋭角な部品との接触による電線の断線をも阻止するようにしたものである。
〔発明の詳細な説明〕
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施した電子スチルカメラ2(以下、カメラと省略する)の不撮影時の状態を表す外観斜視図である。このカメラ2は、前面側外観を構成する前面カバー3と、背面側外観を構成する背面カバー4とを有し、これら前面カバー3と背面カバー4との間に各種撮影機能部品が組み込まれている。なお、前面カバー3と背面カバー4とは、アルミニウムやマグネシウム等の軽量で強度の高い金属材料で形成されている。
【0014】カメラ2の前面には、ズーム光学系を構成する撮影レンズ6が配置されている。この撮影レンズ6は、カメラ2が撮影状態にある際に前方に向けて突出され、不撮影状態にある際に沈胴されるレンズ鏡筒7に組み込まれている。撮影レンズ6の周囲には、対物側ファインダ窓8と、測光用受光窓9と、ストロボ受光窓10とが配置されている。測光用受光窓9の奥には、被写体の輝度を測定する測光センサが組み込まれている。ストロボ受光窓10の奥には、被写体にて反射したストロボ光を受光する受光センサが組み込まれている。被写体までの距離は、CCDに撮像された被写体のコントラストによって測定される。
【0015】カメラ2の前面側方には、カメラ2の保持に使用されるグリップ部12が設けられている。グリップ部12の内部には、カメラ2の電源電池が収納される電池室が設けられており、グリップ部12の底面には、電池室を開閉する電池蓋13が設けられている。また、グリップ部12の上面には、測距,測光時に半押しされ、シャッタレリーズ時に深く押し込まれるシャッタボタン14が設けられている。
【0016】カメラ2の上面で、シャッタボタン14の近傍には、モード設定ダイヤル16と、情報表示用液晶パネル17とが設けられている。モード設定ダイヤル16は回動自在とされており、特定の位置で回動を停止することで、カメラ2を撮影モード,撮影画像鑑賞モード,データ転送モード,設定モード等に切り換える。情報表示用液晶パネル17は、撮影枚数や電源電池の状態等のカメラ2の各種情報を表示する。
【0017】カメラ2の上面中央部には、ストロボ発光部21が設けられている。このストロボ発光部21は、ストロボ不使用時にはカメラ2の上部に設けられた収納室内に収納され、ストロボ撮影時には上方にポップアップして、発光面を被写体に向けて露呈する。ストロボ発光部21の側方には、収納状態にあるストロボ発光部21をポップアップさせるポップアップボタン22が設けられている。ストロボ発光部21の後方には、アクセサリシュー23が設けられている。
【0018】図2に分解して示すように、前面カバー3内部には、レンズ鏡筒7,ファインダユニット25,メモリカードリーダー26が取り付けられたプリント基板27,ストロボ発光部21を含むストロボユニット28,液晶ディスプレイ29が組み込まれる。レンズ鏡筒7の背後には、撮影レンズ6に対面してCCDを保持する保持板30が配置されている。
【0019】液晶ディスプレイ29には、プリント基板27に取り付けられたコネクタ32を介して、プリント基板27上に形成されたビデオ回路に接続されるフレキシブルプリント基板33と、同様にプリント基板27に取り付けられたコネクタ34を介して電源が供給される電線35a,35bとが取り付けられている。電線35a,35bの先端には、コネクタ34に係合嵌入するコネクタ36が取り付けられている。液晶ディスプレイ29は、前述の保持板30上に取り付けられる。液晶ディスプレイ29のフレーム部37の両側面には、爪部材37aが形成されており、保持板30には、爪部材37aに係合して液晶ディスプレイ29を保持する被係合片38aが形成されている。
【0020】保持板30は、金属薄板を打ち抜き加工した後に、プレス加工して屈曲させたもので、製造コストの低減のためにエッジは打ち抜き後のまま加工されていない。そのため、保持板30のエッジとフレキシブルプリント基板33や電線35a,35bが擦れると、フレキシブルプリント基板33や電線35a,35bが断線してしまう可能性がある。これを解決するために、保持板30と液晶ディスプレイ29との間には、シート状部材であるガードシート40が挟み込まれる。
【0021】ガードシート40は、半透明なプラスチック製のシート、例えばポリ塩化ビニール(PVC)で形成されており、複数個所で屈曲されている。図3に示すように、ガードシート40は屈曲されている部分で保持板30のエッジを覆い、液晶ディスプレイ29から突き出されているフレキシブルプリント基板33や電線35a,35bが保持板30のエッジと擦れるのを防止している。
【0022】図4は、ガードシート40の展開図であり、原反シートから略L字形状に打ち抜き加工される。図中破線部分40a〜40dは、カメラ2に組み込む際に屈曲される部位であり、外形の打ち抜き加工時にミシン目加工され、屈曲しやすく、また屈曲位置にバラツキが生じにくくなっている。これにより、実際にカメラ2に組み込む直前にガードシート40を屈曲することができるため、打ち抜き後のガードシート40は複数枚を重ねた状態で輸送することができ、輸送コストを低減することができる。
【0023】また、ガードシート40の表面には、ガードシート40の材質を表す「PVC」という文字40eが、打ち抜き加工時にミシン目によって形成されている。これにより、ガードシート40をリサイクルする際に容易に材質を識別することができる。また、この文字40eの刻印は、外形の打ち抜き加工と同時に行うことができるので、ガードシート40のコストを低減することができる。
【0024】更に、ガードシート40の二股形状の切片43は、図5に示すように、前面カバー3の上面とプリント基板27との間に挿入される。この部分は、シャッタボタン14や測光センサ,受光センサ等の様々な電子部品や、下層に組み込まれているプリント基板44との間で複数本の電線を用いて配線がなされている。ガードシート40の切片43は、これら配線の入り組んだ電線を覆い、前面カバー3の外に飛び出さないように保持する。これにより、前面カバー3に背面カバー4を組み付ける際に、電線が前面カバー3と背面カバー4との間で挟み込まれて断線するようなことはない。
【0025】また、カメラ2を落下させた場合等に、その衝撃で電線を含む収容部品が前面カバー3と背面カバー4との間で移動してしまうことがある。その際に、電気部品やプリント基板、電線の被覆されていない部分等が金属製の前面カバー3と背面カバー4とに接触してショートさせてしまうことがある。しかしながら、カメラ2の内部を絶縁性を有するガードシート40で仕切ることで、このような問題を防止することができる。
【0026】なお、ガードシート40は半透明とされている。そのため、ガードシート40越しに配線の色や太さ、接続先等を識別することができる。これによれば、配線をチェックする際に、ガードシート40を外さなくてもチェックを行うことができる。
【0027】また、ガードシート40には材質以外のマークも記載することができる。例えば、図6に示すように、分解時に外すべきネジ46を指し示す矢印47や、図7に示すように、ストロボ装置のような感電の恐れがある高電圧部があることを示す警告マーク49等である。
【0028】更に、文字やマークをミシン目で形成したが、打ち抜き時にプレス加工を同時に行い、凹凸形状のマークを形成することもできる。
【0029】なお、上記実施形態は、電子スチルカメラを例に説明したが、本発明は、写真フイルムを使用するカメラや、その他の電子機器にも応用することができる。また、ガードシートに用いる材質としては、薄く嵩張らず、透明または半透明であれば使用することができ、PVC以外のプラスチックシートや、紙等も使用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート状部材は、電線の配置のずれや、鋭角な部品との接触を防止することができるので、電線の断線や、ショート等を効果的に防止することができる。
【0031】また、シート状部材を透明または半透明の材質で形成したので、シート状部材越しに電線を識別することができ、配線のチェック等を効率よく行うことができる。
【0032】更に、シート状部材に電子機器の組み立て時や分解修理,リサイクル時に利用される文字や記号,指標,警告表示等を設けたので、電子機器の分解、組み立て効率の向上と、リサイクル適性の向上とを図ることができる。
【0033】更に、電子機器に組み込む際に屈曲される部位にミシン目加工を施したので、積み重ねた状態で輸送することができ、輸送コストを削減することができる。
【0034】また、本発明の電子機器の組み立て方法によれば、電線の配置がずれることがないので、ケースに電線が挟み込まれることはなく、電線と鋭角な部品と接触も阻止したので、電線が擦れて断線することもない。更に、電線と金属製のケースとの接触によるショートも効果的に防止することができる。これにより、ケースを閉じる際に電線をケース内に押し込む作業や、断線した電線を交換する作業が発生しないため、組み立て適性を向上させ、製造効率を向上させることができる。




 

 


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